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ナルト, Naruto Episode 143

Naruto Episode 143

♬~

♬ 少年 よ 聞いて くれ

♬ 人間 なんて たいした もん じゃ ない さ

♬ 明日 なんて もう いら ない から

♬ 握った 拳 を 隠す な よ

♬ 不安に 夢 を 売りとばす ほど

♬ まだ 老 いぼ れちゃ いない だ ろ

♬ 少年 よ 心 の 銃 の

♬ 引き金 を 引ける の は 君 だけ さ

♬~

♬ すべて の 若者 は 言った

♬ どうし よ も なく くだらない

♬ この 素晴らしい 世界 に

♬ たった今 生きて いる から

♬ すべて の 若者 は 言った

♬ すべて の 本当 と 嘘 を

♬ 決して 忘れて しまわ ない ように

♬ すべて の 若者 は 言った

♬ 死ぬ に は 若 すぎる だろう

♬ しらけた 面 が 並んで る

♬ からっぽの この 街 で

♬ すべて の 若者 は 行った

♬ 風 の 無い この 夜 に

♬ 何 か を 変えよう と して る から

♬~

♬~

( ナルト ) 紅 先生 … アスマ 先生 …。

ど … どうした ん だって ば よ ?

( 紅 ) う … う ぅ …。

( アスマ ) ナ … ナルト 。

♬~

( 忍 1) いた ぞ !( 忍 2) 急げ !

《 医療 班 …》

( 忍 3) グズグズ して る 暇 は ない 。

応急 処置 を 施したら すぐに 搬送 しろ 。

《 一体 何 が 起こって る ん だって ば よ ?》

( トントン ) ブ ~ ブ ~。

( シズネ ) ほか の 囚人 たち に は 構う な 。

われわれ は ミズキ のみ に 専念 する こと いい な ?

( 忍 たち ) はっ !

( シズネ ) トントン 近い の ね ?( トントン ) ブ ~。

( シズネ )《 来る !》

( 雷神 ・ 風神 ) いった だっ きま ~ す !

まさか こい つら は !?

風神 雷神 !

( 忍 ) こいつ ら が 風神 雷神 。

( シズネ ) 気 を 抜いたら やられる ぞ 。

( 雷神 ) あん ちゃん トンカツ と しょう が 焼き どっち が いい ?

( 風神 ) 両方 な んだ な 。

ブ ~!

お前 ら ミズキ は どこ だ ?

≪( ミズキ ) どうも 俺 は 人気者 らしい な 。

( シズネ )《 いつの間に … マズ い !》

( ミズキ ) フッ 。

( 綱 手 )《 チッ は ぁ ~ やっと 一 段 落ついた と 思ったら これ だ 。

全く 手 を 焼か せて くれる よ 大 蛇 丸 …》

( ノック )

( 忍 ) 申し上げ ます 紅 様 アスマ 様 無事 保護 いたし ました 。

( 綱 手 ) そう か ご 苦労 。

( 綱 手 ) 少し 甘く 見て いた ようだ すまない 。

( アスマ ) いえ … った く 情け ねえ 油断 しち まった 。

まさか 囚人 全員 が 脱獄 して いよう と は …。

( 紅 ) その 上 看守 たち が 人質 に 取ら れて い まして …。

その後 の 動き は どう です か ?

今回 の 脱走 事件 やっぱり 突発 的な もの で は な さ そうです ね 。

大量に ほか の 囚人 たち も 脱走 さ せ

自分 は その 隙 に トンズラ 。

ミズキ の 野郎 !

( 忍 ) こら ! 綱 手 の ばあちゃん !

( 綱 手 ) あ ?( 忍 ) や … やめろ !

大 蛇 丸 が どうこう って 言って た じゃ ねえ かよ !

だから 先生 たち行か せた んだ ろ !?

< 分から ない ただ …

大 蛇 丸 が 人体 実験 を 行って いた 施設 から 押収 さ れた 資料 と

筆跡 が 酷似 して いる >

< 大 蛇 丸 …>

( 綱 手 )《 こいつ 聞いて いた の か 》

もう いい って ば よ 。( 綱 手 ) 放して やれ 。

( 忍 ) はい 。

《 とにかく 何 か 手がかり を …》

( 綱 手 )1 人 で どこ へ 行く つもりだ ?

決まって んじゃ ねえ か サスケ を 連れ戻し に 行く んだ よ 。

全く 戦力 不足 の 中

みんな が 自分 の やる べき こと を 必死で やって いる って いう 時 に

お前 は !

分かった 。

今回 の 件 に 大 蛇 丸 が 少なからず 絡んで いる こと は

ほぼ 間違い ない 。

しかし …。

大 蛇 丸 や サスケ に 絡む こと は すでに 個人 レベル の 問題 じゃ ない 。

下 忍 の お前 が 1 人 で どうこう できる 話 じゃ ない んだ 。

分かったら 自分 の 就く べき 任務 に 戻れ 。

( トントン ) ブ ~ ブ ~ ブ ~!

ブ ~ ブ ~ ブ ~! ブ ~ ブ ~!

何 ? シズネ が …。

な っ … おい トントン

シズネ の 姉ちゃん に 何 か あった んだ な ?

ブ ~! ブ ~ ブ ~! ブ ~ ブ ~ ブ ~!

何 言って んだ か 全然 分か ん ねえ けど

とにかく 姉ちゃん が ピンチ な んだ な ?

( トントン ) ブ ~! 分かった って ば よ 。

俺 の 今 やる べき こと 。

シズネ の 姉ちゃん を 助け出し

絶対 大 蛇 丸 の 所 に たどりついて やる !

そんで もって 大 蛇 丸 を ぶ っ 飛ばして サスケ を 連れ戻す !

は ぁ ~ お前 …。

さ ぁ 案内 する って ば よ トントン !

( トントン ) ブ ~!( 綱 手 ) ナルト !

チッ 早急に 手 を 打た ねば 。

≪( カカシ ) どうした ん です ?( 綱 手 ) あっ 。

カカシ 。( カカシ ) いや

任務 から 帰って くる 途中 に こいつ ら 拾っちゃ って 。

何だか 里 も 騒がしく なって ます が …。

ああ …。

( カカシ ) で ナルト が また 何 か しでかし ました か ?

《 たとえ かすかな 手がかり でも

やっと 大 蛇 丸 と の 糸 が つながった 》

待って ろ よ シズネ の 姉ちゃん !

今 助け に 行く って ば よ !

( イルカ )《 ナルト … あんなに 慌てて 一体 どこ に ?》

( 雷神 ) これ いい な グフフ …。

風神 雷神 そろそろ 行く ぞ 。( 風神 ・ 雷神 ) は ~ い 。

( 忍 ) う っ …。

( シズネ ) あ … ミズキ …。

ブ ~ ブ ~。

《 絶対 見つけ出して やる 。

サスケ !》

久しぶりだ な 椿 。

あの 女 隊長 しぶとかった な 。

おかげ で 腹 ぺこ ぺこ だ ぜ あん ちゃん 。

( 風神 ・ 雷神 ) アハハハ …!( 風神 ) 笑い が 止ま ん ねえ 。

あ 止まった 。

( ミズキ ) 木 ノ 葉 の 里 か 。

久しぶりの 眺め だ な 。

( 椿 ) え … ええ 。

あん ちゃん この 米 硬い な 。

バ ~ カ 腹 に 入れば 一緒だ 。

( 雷神 ) そう か さすが あん ちゃん 。

何 だ もう ボロボロ じゃ ない か 。

新しい の を 買わ ない と な 。( 椿 ) ええ 。

どうした ん だ ? 椿 。

さっき 山 の ほう で 暗部 を 見かけた の 。

こんな 人里 離れた 山奥 で よ 。

そう …。

( 椿 ) 私 に は 何も 言って くれ ない んだ ね 。

ミズキ に は 木 ノ 葉 の 里 が 昔 と 同じに 見える でしょ 。

でも ね …

ミズキ が い ない 間 に

たくさんの 人 たち が 亡くなった の よ 。

うめ ぇな あん ちゃん この 雑炊 。

ああ 施設 の と は 大 違いだな 。

( 椿 ) また 行く の ?( ミズキ ) ああ 。

( 椿 ) やめて !

お 願い ミズキ もう 大 蛇 丸 に 関わる の だけ は やめて …。

( 椿 の 泣き声 )

( 椿 ) 大 蛇 丸 の せい で たくさんの 人 たち が 死んだ の 。

大 蛇 丸 の せい で 木 ノ 葉 の 里 は めちゃくちゃに さ れた の 。

三 代 目 も …。

ミズキ も 大 蛇 丸 に さえ 関わって なかったら

きっと 今頃 は 私 と …。

( ミズキ ) 大丈夫だ よ 椿 。

今度 は もう 九 尾 の ガキ に 邪魔 さ れる ような ヘマ は し ない から 。

そし たら …。( 椿 ) あの 子 は

大 蛇 丸 が 攻めて きた とき 木 ノ 葉 の ため に 戦って いた わ !

あっ …。

九 尾 の ガキ が …。

( ミズキ )《 あの ガキ が …》

( 椿 ) そう あの 子 は あなた の 言った ような

恐ろしい 子 じゃ ない わ 。

だから もう バカな 考え は やめて !

もう 終わった の 全部 終わった のだ から …。

いや まだ 終わっちゃ い ねえ 。

九 尾 の ガキ が 英雄 気取り か 笑わ せる ぜ 。

相変わらず めでて ぇ ヤツ ら だ 。

木 ノ 葉 の 連中 は !

ミズキ …。( ミズキ ) 来る んだ !

大 蛇 丸 様 の 最強の 力 を 手 に 入れて

この 里 の ヤツ ら に 思い知ら せて やろう 。

力 だ 大 蛇 丸 様 の 最強の 力 だ !

アッハハハハ 。

そう すれば 俺 も お前 も 何もかも 思いどおりだ !

ハハハハ … ア ~ ッハハハ …!( 椿 ) ミズキ …。

( ミズキ ) アッハハハ …。( 椿 ) ミズキ !

お 願い … 昔 の 優しかった ミズキ に 戻って 。

あたし の こと を ホントに 思って くれて る なら

バカな まね は やめて !

( ミズキ ) 椿 …。

( カカシ ) 分かり ました じゃ 後 は 任せる と して 。

まだまだ 。

ほら 次の S ランク 任務 だ 。

( カカシ )《 ホントに 人使い が 荒い んだ から …》

( イルカ ) イルカ 班 囚人 回収 任務 完了 し ました 。

あっ カカシ 先生 失礼 し ました 。

気 に する な ご 苦労だった 。

( カカシ ) お互い 休んで い られ ない みたいです よ 。

イルカ 先生 。

( カカシ ) 口 寄せ の 術 !

( パックン ) よう 若 造 。

( カカシ ) じゃ イルカ 先生 後 は よろしく 。

あ … え … え …。

イルカ 任務 だ 至急 を 要する 。

は … は あ 。

( ミズキ ) 急ぐ ぞ 時間 を 食 っち まった 。

ミズキ …。

( トントン ) ブ ~ ブ ~。 どう だ ? トントン 。

( トントン ) ブッ !? 来る !

ま … 待て ナルト ! イルカ 先生 !?

( パックン ) トントン 。( トントン ) ブッブ ~。

( パックン ) 何 じゃ これ の におい か 。

ブ ~ ブ ~。( パックン ) ご 苦労じゃ った な トントン 。

こっか ら こいつ ら の 面倒 は わし が 見る から

お前 は 里 に 戻って おれ 。( トントン ) ブ ~。

( 風神 ) ミズキ の 兄貴 急が なくて いい の か ?

お … 大 蛇 丸 ん とこ に は ?

( ミズキ ) クッハハハハ …。

九 尾 の ガキ 。

< イルカ 先生 に 手 出す な 。

殺す ぞ !>

< そ ~ れ じゃ …>< こっち から 行く ぜ !>

< あっ … あ ~!>( 殴る 音 )

< エッヘヘヘ … ち っと やり 過ぎちゃ った >

( ミズキ ) まさか なぁ 。

あの 落ちこぼれ の 九 尾 の ガキ が …。

あん ちゃん 九 尾 って うまい ん か ?

ああ だって キュウリ だ ろ ?

なぁ イルカ 先生 俺 を 連れ戻し に 来た んじゃ ねえ の ?

戻れ と 言って 素直に 戻る ヤツ じゃ ないだ ろ ? お前 は 。

ヘッ さすが イルカ 先生 !

俺 の こと よ ~ く 分かって る って ば よ !

そう やって すぐ 調子 に 乗る 。

油断 して る と 痛い 目 見る ぞ 。 エッヘヘ 。

( パックン ) ん ?( イルカ ) 見つけた か ?

ああ 嫌 ~ な 囚人 の におい じゃ 。

さて これ で 一体 何 が できる か ?

( パックン ) だいぶ 近づいて きた わ い 。

あっ …。

シズネ の 姉ちゃん ?

だ … 大丈夫 か !?( シズネ ) あ … ナルト 君 …。

フン あちこち に 囚人 服 を ばらまいて

わし の 鼻 を 欺き 逃げる 時間 を 稼ぐ つもり の ようじゃ 。

( シズネ ) あと 一 歩 の ところ で ミズキ を 取り逃がして しまって …。

でも 無事で 何より です 。( シズネ ) ええ 。

仲間 が ミズキ を 追って ます 急ぎ ましょう 。

はい 。

におう ぞ 強い 囚人 の に おい が プンプン と 漂って くるわ い 。

ミズキ たち よ 間違い ない わ 。

よっ しゃ よっ しゃ ! もう 一息 だって ば よ !

しかし このまま くぼ地 に 入れば

高台 から 敵 の 攻撃 を 受け やすく なる 。

ここ は う回 して 丘 の 上 に 出た ほう が 安全です 。

何 言って んだ よ ? こん だけ 見晴らし が よけりゃ

絶対 大丈夫だ って ば よ 。( パックン ) うん 。

ヤツ ら は 時間 稼ぎ を して おる 。

う回 すれば 追いつけ なく なる かも しれ ぬ 。

しまった !

わし と した こと が こんな トラップ に …。

気 を 付けろ ナルト !

今度 は ダミー じゃ なく 実体 が 潜んで おる ぞ 。

岩 !? うわ っ !

や っほ ~!( 雷神 ) いった だっ きま ~ す !

ナルト 後ろ ! 姉ちゃん !?

な … 何で シズネ の 姉ちゃん が …。

離れて ろ ナルト ! そい つ は 偽者 だ !

( ミズキ ) 久しぶりに 会えて うれしい ぜ イルカナルト 。

イルカ 先生 あいつ 誰 だって ば よ ?

( ミズキ ) ヘッヘヘヘ …。( イルカ ) ミズキ だ よ ナルト 。

ミズキ !? でも 前 と 感じ が 違う って ば よ ?

( ミズキ ) そう いや アカデミー 時代

変化 の 術 も ろくに でき ない 落ちこぼれ が いた っけ なぁ 。

くそ っ ムカ つく ぜ 。

( ミズキ ) どう だ ? イルカ 見違え ただ ろ ?

( イルカ )《 確かに 以前 と は 比べ物 に なら ない …》

( ミズキ ) あんな 薄 っ 汚 ぇ 退屈な ろう屋 に 押し込ま れた おかげ で

みっちり 修業 が できた 感謝 する ぜ イルカ 。

いつ 俺 だ と 気付いた ?

シズネ 様 と して お前 を 助けた 時

「 仲間 が ミズキ を 追って る 」 と 言った 。

部隊 長 を 残して 部下 が 敵 を 追う とき は

隊長 が 死ぬ か 重傷 の とき のみ 。

だが お前 は 軽傷 だった 。

ヘッ 教科 書 どおり の 答え だ 。

( イルカ ) それ に 俺 が ルート の う回 を 口 に した 時

お前 は 何も 言わ なかった 部下 が 追って る と すれば

高台 から 敵 の 動き を 見た ほう が 安全 策 。

頭 の 切れる お前 の こと だ 。

囚人 服 を おとり に 使った の は 時間 稼ぎ で は なく

俺 たち を ここ へ 導く トラップ だ と 踏んだ 。

( ミズキ ) ほう 相変わらず の 分析 力 だ 昔 を 思い出す ぜ !

( イルカ ) ミズキ もう バカな まね はやめろ !

( ミズキ ) ヘッ ! 俺 が どれ だけ 苦労 した か

お前 ら なんか に 分かる か ~!

風神 雷神 ! やれ ~!

( 雷神 ・ 風神 ) や っほ ~! 来 や がれ !

( イルカ ) よせ ナルト !

お前 の 相手 は この 俺 だ ~!

( イルカ ) くっ ! 逃げろ ナルト !

こっち は 大丈夫だ って ば よ イルカ 先生 !

ど わ っ !

( イルカ ) ナルト !( ミズキ ) よそ見 か 余裕 だ な !

に … 逃げろ ナルト !

アハハハ …。

く っそ ~…。

負け ねえ って ば よ !

多重 影 分身 の 術 !

( 雷神 ・ 風神 ) お … え … あ …。

あぁ …。( 風神 ) こっち も こっち も 同じ 顔 。

( 雷神 ) あれ ? あ …。

123456。

あん ちゃん 俺 の 指 じゃ 数え きれ ねえ ぞ 。

バカだ な 雷神 俺 の 手 も 使え 。

や っぱ あん ちゃん 頭 いい 。

え ~!?

な … 何 だ ? こいつ ら …。

邪魔 す んな ! 俺 は ミズキ に 用 が あん だって ば よ !

あん ちゃん 俺 たち 邪魔 だって よ 。

でも 見ろ よ ミズキ の 兄貴 忙し そうだ ぞ 。

ホントだ 忙し そうだ な 。

それ に このまま 帰ったら ごちそう 食え なく なる ぞ 。

そ っか ! ごちそう 忘れる とこ だった 。

ごちそう だ ~!( 雷神 ) ごちそう だ ~!

何 か 調子 狂う って ば よ …。

気 を 取り 直して … よっ しゃ ~ みんな !

行け ! ヤァ ~!

♬~

( 雷神 ) かい ~ な あん ちゃん 。( 風神 ) ああ かい ~。

えっ ?( 風神 ・ 雷神 ) う あ ~!

♬~

俺 の パンチ が 全然 効か ねえ って ば よ 。

( 風神 ・ 雷神 ) ハッハハハ … アハハハ …!

ヘヘヘ … アッ ! アッハハハ …!

♬~

♬( エンディングテ ー マ )

♬~

♬ く そった れ な ニュ ー ス が 通りすぎて

♬ 君 は 言葉 を 無くす

♬ 僕 の 声 じゃ まるで 小さ すぎて

♬ 君 は 返事 も し ない

♬ 君 が 泣いて る

♬ ひと り で 泣いて る

♬ 僕 は どう する ?

♬ 僕 も 泣いて る の さ 。

♬『 夜 に ひとりぼっち の オレ の さけび に のせて 』

♬ ざわめく 時代 を オレ の スピード で

♬ ぶ っと ば して く Yeah

♬ さんざ めく 夜 も オレ の スピード で

♬ ぶ っと ば して く Yeah

♬ つんざく ギター と オレ の スピード で

♬ ぶ っと ば して く Yeah

♬ 傾く 世界 も わるい や つら も

♬ けちらして く Yeah

♬~

〈 く っそ ~ 何 な んだ ? こいつ ら デカ いだけ じゃ ねえ 。

この パワー この 頑丈 さ 。

技 や 術 で どうにか なる レベル じゃ ねえ って ば よ 。

った く 俺 って ば ミズキ の 野郎 を 追わ なきゃ な ん ねえ のに !

とにかく 今 は こい つら に 構って る 場合 じゃ ねえ 。

何とか 裏 を かいて こいつ ら を 出し抜く っき ゃね えっ てば よ !〉


Naruto Episode 143 Naruto Episode 143

♬~

♬ 少年 よ 聞いて くれ しょうねん||きいて|

♬ 人間 なんて たいした もん じゃ ない さ にんげん||||||

♬ 明日 なんて もう いら ない から あした|||||

♬ 握った 拳 を 隠す な よ にぎった|けん||かくす||

♬ 不安に 夢 を 売りとばす ほど ふあんに|ゆめ||うりとばす|

♬ まだ 老 いぼ れちゃ いない だ ろ |ろう|||||

♬ 少年 よ 心 の 銃 の しょうねん||こころ||じゅう|

♬ 引き金 を 引ける の は 君 だけ さ ひきがね||ひける|||きみ||

♬~

♬ すべて の 若者 は 言った ||わかもの||いった

♬ どうし よ も なく くだらない どう し||||

♬ この 素晴らしい 世界 に |すばらしい|せかい|

♬ たった今 生きて いる から たったいま|いきて||

♬ すべて の 若者 は 言った ||わかもの||いった

♬ すべて の 本当 と 嘘 を ||ほんとう||うそ|

♬ 決して 忘れて しまわ ない ように けっして|わすれて|||よう に

♬ すべて の 若者 は 言った ||わかもの||いった

♬ 死ぬ に は 若 すぎる だろう しぬ|||わか||

♬ しらけた 面 が 並んで る |おもて||ならんで|

♬ からっぽの この 街 で ||がい|

♬ すべて の 若者 は 行った ||わかもの||おこなった

♬ 風 の 無い この 夜 に かぜ||ない||よ|

♬ 何 か を 変えよう と して る から なん|||かえよう||||

♬~

♬~

( ナルト ) 紅 先生 … アスマ 先生 …。 |くれない|せんせい||せんせい

ど … どうした ん だって ば よ ?

( 紅 ) う … う ぅ …。 くれない|||

( アスマ ) ナ … ナルト 。

♬~

( 忍 1) いた ぞ !( 忍 2) 急げ ! おし|||おし|いそげ

《 医療 班 …》 いりょう|はん

( 忍 3) グズグズ して る 暇 は ない 。 おし|ぐずぐず|||いとま||

応急 処置 を 施したら すぐに 搬送 しろ 。 おうきゅう|しょち||ほどこしたら||はんそう|

《 一体 何 が 起こって る ん だって ば よ ?》 いったい|なん||おこって|||||

( トントン ) ブ ~ ブ ~。

( シズネ ) ほか の 囚人 たち に は 構う な 。 |||しゅうじん||||かまう|

われわれ は ミズキ のみ に 専念 する こと いい な ? |||||せんねん||||

( 忍 たち ) はっ ! おし||

( シズネ ) トントン 近い の ね ?( トントン ) ブ ~。 |とんとん|ちかい||||

( シズネ )《 来る !》 |くる

( 雷神 ・ 風神 ) いった だっ きま ~ す ! らいじん|ふうじん||||

まさか こい つら は !?

風神 雷神 ! ふうじん|らいじん

( 忍 ) こいつ ら が 風神 雷神 。 おし||||ふうじん|らいじん

( シズネ ) 気 を 抜いたら やられる ぞ 。 |き||ぬいたら||

( 雷神 ) あん ちゃん トンカツ と しょう が 焼き どっち が いい ? らいじん|||とんかつ||||やき|||

( 風神 ) 両方 な んだ な 。 ふうじん|りょうほう|||

ブ ~!

お前 ら ミズキ は どこ だ ? おまえ|||||

≪( ミズキ ) どうも 俺 は 人気者 らしい な 。 ||おれ||にんきもの||

( シズネ )《 いつの間に … マズ い !》 |いつのまに||

( ミズキ ) フッ 。

( 綱 手 )《 チッ は ぁ ~ やっと 一 段 落ついた と 思ったら これ だ 。 つな|て|||||ひと|だん|おちついた||おもったら||

全く 手 を 焼か せて くれる よ 大 蛇 丸 …》 まったく|て||やか||||だい|へび|まる

( ノック )

( 忍 ) 申し上げ ます 紅 様 アスマ 様 無事 保護 いたし ました 。 おし|もうしあげ||くれない|さま||さま|ぶじ|ほご||

( 綱 手 ) そう か ご 苦労 。 つな|て||||くろう

( 綱 手 ) 少し 甘く 見て いた ようだ すまない 。 つな|て|すこし|あまく|みて|||

( アスマ ) いえ … った く 情け ねえ 油断 しち まった 。 ||||なさけ||ゆだん||

まさか 囚人 全員 が 脱獄 して いよう と は …。 |しゅうじん|ぜんいん||だつごく||||

( 紅 ) その 上 看守 たち が 人質 に 取ら れて い まして …。 くれない||うえ|かんしゅ|||ひとじち||とら|||

その後 の 動き は どう です か ? そのご||うごき||||

今回 の 脱走 事件 やっぱり 突発 的な もの で は な さ そうです ね 。 こんかい||だっそう|じけん||とっぱつ|てきな||||||そう です|

大量に ほか の 囚人 たち も 脱走 さ せ たいりょうに|||しゅうじん|||だっそう||

自分 は その 隙 に トンズラ 。 じぶん|||すき||

ミズキ の 野郎 ! ||やろう

( 忍 ) こら ! 綱 手 の ばあちゃん ! おし||つな|て||

( 綱 手 ) あ ?( 忍 ) や … やめろ ! つな|て||おし||

大 蛇 丸 が どうこう って 言って た じゃ ねえ かよ ! だい|へび|まる||||いって||||

だから 先生 たち行か せた んだ ろ !? |せんせい|たちゆか|||

< 分から ない ただ … わから||

大 蛇 丸 が 人体 実験 を 行って いた 施設 から 押収 さ れた 資料 と だい|へび|まる||じんたい|じっけん||おこなって||しせつ||おうしゅう|||しりょう|

筆跡 が 酷似 して いる > ひっせき||こくじ||

< 大 蛇 丸 …> だい|へび|まる

( 綱 手 )《 こいつ 聞いて いた の か 》 つな|て||きいて|||

もう いい って ば よ 。( 綱 手 ) 放して やれ 。 |||||つな|て|はなして|

( 忍 ) はい 。 おし|

《 とにかく 何 か 手がかり を …》 |なん||てがかり|

( 綱 手 )1 人 で どこ へ 行く つもりだ ? つな|て|じん||||いく|

決まって んじゃ ねえ か サスケ を 連れ戻し に 行く んだ よ 。 きまって||||さすけ||つれもどし||いく||

全く 戦力 不足 の 中 まったく|せんりょく|ふそく||なか

みんな が 自分 の やる べき こと を 必死で やって いる って いう 時 に ||じぶん||||||ひっしで|||||じ|

お前 は ! おまえ|

分かった 。 わかった

今回 の 件 に 大 蛇 丸 が 少なからず 絡んで いる こと は こんかい||けん||だい|へび|まる||すくなからず|からんで|||

ほぼ 間違い ない 。 |まちがい|

しかし …。

大 蛇 丸 や サスケ に 絡む こと は すでに 個人 レベル の 問題 じゃ ない 。 だい|へび|まる||さすけ||からむ||||こじん|||もんだい||

下 忍 の お前 が 1 人 で どうこう できる 話 じゃ ない んだ 。 した|おし||おまえ||じん||||はなし|||

分かったら 自分 の 就く べき 任務 に 戻れ 。 わかったら|じぶん||つく||にんむ||もどれ

( トントン ) ブ ~ ブ ~ ブ ~!

ブ ~ ブ ~ ブ ~! ブ ~ ブ ~!

何 ? シズネ が …。 なん||

な っ … おい トントン |||とんとん

シズネ の 姉ちゃん に 何 か あった んだ な ? ||ねえちゃん||なん||||

ブ ~! ブ ~ ブ ~! ブ ~ ブ ~ ブ ~!

何 言って んだ か 全然 分か ん ねえ けど なん|いって|||ぜんぜん|わか|||

とにかく 姉ちゃん が ピンチ な んだ な ? |ねえちゃん||ぴんち|||

( トントン ) ブ ~! 分かった って ば よ 。 ||わかった|||

俺 の 今 やる べき こと 。 おれ||いま|||

シズネ の 姉ちゃん を 助け出し ||ねえちゃん||たすけだし

絶対 大 蛇 丸 の 所 に たどりついて やる ! ぜったい|だい|へび|まる||しょ|||

そんで もって 大 蛇 丸 を ぶ っ 飛ばして サスケ を 連れ戻す ! ||だい|へび|まる||||とばして|さすけ||つれもどす

は ぁ ~ お前 …。 ||おまえ

さ ぁ 案内 する って ば よ トントン ! ||あんない|||||とんとん

( トントン ) ブ ~!( 綱 手 ) ナルト ! ||つな|て|

チッ 早急に 手 を 打た ねば 。 |そうきゅうに|て||うた|

≪( カカシ ) どうした ん です ?( 綱 手 ) あっ 。 ||||つな|て|

カカシ 。( カカシ ) いや

任務 から 帰って くる 途中 に こいつ ら 拾っちゃ って 。 にんむ||かえって||とちゅう||||ひろっちゃ|

何だか 里 も 騒がしく なって ます が …。 なんだか|さと||さわがしく|||

ああ …。

( カカシ ) で ナルト が また 何 か しでかし ました か ? |||||なん||||

《 たとえ かすかな 手がかり でも ||てがかり|

やっと 大 蛇 丸 と の 糸 が つながった 》 |だい|へび|まる|||いと||

待って ろ よ シズネ の 姉ちゃん ! まって|||||ねえちゃん

今 助け に 行く って ば よ ! いま|たすけ||いく|||

( イルカ )《 ナルト … あんなに 慌てて 一体 どこ に ?》 |||あわてて|いったい||

( 雷神 ) これ いい な グフフ …。 らいじん||||

風神 雷神 そろそろ 行く ぞ 。( 風神 ・ 雷神 ) は ~ い 。 ふうじん|らいじん||いく||ふうじん|らいじん||

( 忍 ) う っ …。 おし||

( シズネ ) あ … ミズキ …。

ブ ~ ブ ~。

《 絶対 見つけ出して やる 。 ぜったい|みつけだして|

サスケ !》 さすけ

久しぶりだ な 椿 。 ひさしぶりだ||つばき

あの 女 隊長 しぶとかった な 。 |おんな|たいちょう||

おかげ で 腹 ぺこ ぺこ だ ぜ あん ちゃん 。 ||はら||||||

( 風神 ・ 雷神 ) アハハハ …!( 風神 ) 笑い が 止ま ん ねえ 。 ふうじん|らいじん||ふうじん|わらい||やま||

あ 止まった 。 |とまった

( ミズキ ) 木 ノ 葉 の 里 か 。 |き||は||さと|

久しぶりの 眺め だ な 。 ひさしぶりの|ながめ||

( 椿 ) え … ええ 。 つばき||

あん ちゃん この 米 硬い な 。 |||べい|かたい|

バ ~ カ 腹 に 入れば 一緒だ 。 ||はら||はいれば|いっしょだ

( 雷神 ) そう か さすが あん ちゃん 。 らいじん|||||

何 だ もう ボロボロ じゃ ない か 。 なん|||ぼろぼろ|||

新しい の を 買わ ない と な 。( 椿 ) ええ 。 あたらしい|||かわ||||つばき|

どうした ん だ ? 椿 。 |||つばき

さっき 山 の ほう で 暗部 を 見かけた の 。 |やま||||あんぶ||みかけた|

こんな 人里 離れた 山奥 で よ 。 |ひとざと|はなれた|やまおく||

そう …。

( 椿 ) 私 に は 何も 言って くれ ない んだ ね 。 つばき|わたくし|||なにも|いって||||

ミズキ に は 木 ノ 葉 の 里 が 昔 と 同じに 見える でしょ 。 |||き||は||さと||むかし||どうじに|みえる|

でも ね …

ミズキ が い ない 間 に ||||あいだ|

たくさんの 人 たち が 亡くなった の よ 。 |じん|||なくなった||

うめ ぇな あん ちゃん この 雑炊 。 |||||ぞうすい

ああ 施設 の と は 大 違いだな 。 |しせつ||||だい|ちがいだな

( 椿 ) また 行く の ?( ミズキ ) ああ 。 つばき||いく|||

( 椿 ) やめて ! つばき|

お 願い ミズキ もう 大 蛇 丸 に 関わる の だけ は やめて …。 |ねがい|||だい|へび|まる||かかわる||||

( 椿 の 泣き声 ) つばき||なきごえ

( 椿 ) 大 蛇 丸 の せい で たくさんの 人 たち が 死んだ の 。 つばき|だい|へび|まる|||||じん|||しんだ|

大 蛇 丸 の せい で 木 ノ 葉 の 里 は めちゃくちゃに さ れた の 。 だい|へび|まる||||き||は||さと|||||

三 代 目 も …。 みっ|だい|め|

ミズキ も 大 蛇 丸 に さえ 関わって なかったら ||だい|へび|まる|||かかわって|

きっと 今頃 は 私 と …。 |いまごろ||わたくし|

( ミズキ ) 大丈夫だ よ 椿 。 |だいじょうぶだ||つばき

今度 は もう 九 尾 の ガキ に 邪魔 さ れる ような ヘマ は し ない から 。 こんど|||ここの|お||がき||じゃま||||||||

そし たら …。( 椿 ) あの 子 は ||つばき||こ|

大 蛇 丸 が 攻めて きた とき 木 ノ 葉 の ため に 戦って いた わ ! だい|へび|まる||せめて|||き||は||||たたかって||

あっ …。

九 尾 の ガキ が …。 ここの|お||がき|

( ミズキ )《 あの ガキ が …》 ||がき|

( 椿 ) そう あの 子 は あなた の 言った ような つばき|||こ||||いった|

恐ろしい 子 じゃ ない わ 。 おそろしい|こ|||

だから もう バカな 考え は やめて ! ||ばかな|かんがえ||

もう 終わった の 全部 終わった のだ から …。 |おわった||ぜんぶ|おわった||

いや まだ 終わっちゃ い ねえ 。 ||おわっちゃ||

九 尾 の ガキ が 英雄 気取り か 笑わ せる ぜ 。 ここの|お||がき||えいゆう|きどり||わらわ||

相変わらず めでて ぇ ヤツ ら だ 。 あいかわらず|||やつ||

木 ノ 葉 の 連中 は ! き||は||れんちゅう|

ミズキ …。( ミズキ ) 来る んだ ! ||くる|

大 蛇 丸 様 の 最強の 力 を 手 に 入れて だい|へび|まる|さま||さいきょうの|ちから||て||いれて

この 里 の ヤツ ら に 思い知ら せて やろう 。 |さと||やつ|||おもいしら||

力 だ 大 蛇 丸 様 の 最強の 力 だ ! ちから||だい|へび|まる|さま||さいきょうの|ちから|

アッハハハハ 。

そう すれば 俺 も お前 も 何もかも 思いどおりだ ! ||おれ||おまえ||なにもかも|おもいどおりだ

ハハハハ … ア ~ ッハハハ …!( 椿 ) ミズキ …。 |||つばき|

( ミズキ ) アッハハハ …。( 椿 ) ミズキ ! ||つばき|

お 願い … 昔 の 優しかった ミズキ に 戻って 。 |ねがい|むかし||やさしかった|||もどって

あたし の こと を ホントに 思って くれて る なら ||||ほんとに|おもって|||

バカな まね は やめて ! ばかな|||

( ミズキ ) 椿 …。 |つばき

( カカシ ) 分かり ました じゃ 後 は 任せる と して 。 |わかり|||あと||まかせる||

まだまだ 。

ほら 次の S ランク 任務 だ 。 |つぎの||らんく|にんむ|

( カカシ )《 ホントに 人使い が 荒い んだ から …》 |ほんとに|ひとづかい||あらい||

( イルカ ) イルカ 班 囚人 回収 任務 完了 し ました 。 |いるか|はん|しゅうじん|かいしゅう|にんむ|かんりょう||

あっ カカシ 先生 失礼 し ました 。 ||せんせい|しつれい||

気 に する な ご 苦労だった 。 き|||||くろうだった

( カカシ ) お互い 休んで い られ ない みたいです よ 。 |おたがい|やすんで||||みたい です|

イルカ 先生 。 いるか|せんせい

( カカシ ) 口 寄せ の 術 ! |くち|よせ||じゅつ

( パックン ) よう 若 造 。 ||わか|つく

( カカシ ) じゃ イルカ 先生 後 は よろしく 。 ||いるか|せんせい|あと||

あ … え … え …。

イルカ 任務 だ 至急 を 要する 。 いるか|にんむ||しきゅう||ようする

は … は あ 。

( ミズキ ) 急ぐ ぞ 時間 を 食 っち まった 。 |いそぐ||じかん||しょく||

ミズキ …。

( トントン ) ブ ~ ブ ~。 どう だ ? トントン 。 |||||とんとん

( トントン ) ブッ !? 来る ! ||くる

ま … 待て ナルト ! イルカ 先生 !? |まて||いるか|せんせい

( パックン ) トントン 。( トントン ) ブッブ ~。 |とんとん||

( パックン ) 何 じゃ これ の におい か 。 |なん|||||

ブ ~ ブ ~。( パックン ) ご 苦労じゃ った な トントン 。 ||||くろうじゃ|||

こっか ら こいつ ら の 面倒 は わし が 見る から |||||めんどう||||みる|

お前 は 里 に 戻って おれ 。( トントン ) ブ ~。 おまえ||さと||もどって|||

( 風神 ) ミズキ の 兄貴 急が なくて いい の か ? ふうじん|||あにき|いそが||||

お … 大 蛇 丸 ん とこ に は ? |だい|へび|まる||||

( ミズキ ) クッハハハハ …。

九 尾 の ガキ 。 ここの|お||がき

< イルカ 先生 に 手 出す な 。 いるか|せんせい||て|だす|

殺す ぞ !> ころす|

< そ ~ れ じゃ …>< こっち から 行く ぜ !> |||||いく|

< あっ … あ ~!>( 殴る 音 ) ||なぐる|おと

< エッヘヘヘ … ち っと やり 過ぎちゃ った > ||||すぎちゃ|

( ミズキ ) まさか なぁ 。

あの 落ちこぼれ の 九 尾 の ガキ が …。 |おちこぼれ||ここの|お||がき|

あん ちゃん 九 尾 って うまい ん か ? ||ここの|お||||

ああ だって キュウリ だ ろ ? ||きゅうり||

なぁ イルカ 先生 俺 を 連れ戻し に 来た んじゃ ねえ の ? |いるか|せんせい|おれ||つれもどし||きた|||

戻れ と 言って 素直に 戻る ヤツ じゃ ないだ ろ ? お前 は 。 もどれ||いって|すなおに|もどる|やつ||||おまえ|

ヘッ さすが イルカ 先生 ! ||いるか|せんせい

俺 の こと よ ~ く 分かって る って ば よ ! おれ|||||わかって||||

そう やって すぐ 調子 に 乗る 。 |||ちょうし||のる

油断 して る と 痛い 目 見る ぞ 。 エッヘヘ 。 ゆだん||||いたい|め|みる||

( パックン ) ん ?( イルカ ) 見つけた か ? |||みつけた|

ああ 嫌 ~ な 囚人 の におい じゃ 。 |いや||しゅうじん|||

さて これ で 一体 何 が できる か ? |||いったい|なん|||

( パックン ) だいぶ 近づいて きた わ い 。 ||ちかづいて|||

あっ …。

シズネ の 姉ちゃん ? ||ねえちゃん

だ … 大丈夫 か !?( シズネ ) あ … ナルト 君 …。 |だいじょうぶ|||||きみ

フン あちこち に 囚人 服 を ばらまいて ふん|||しゅうじん|ふく||

わし の 鼻 を 欺き 逃げる 時間 を 稼ぐ つもり の ようじゃ 。 ||はな||あざむき|にげる|じかん||かせぐ|||

( シズネ ) あと 一 歩 の ところ で ミズキ を 取り逃がして しまって …。 ||ひと|ふ||||||とりにがして|

でも 無事で 何より です 。( シズネ ) ええ 。 |ぶじで|なにより|||

仲間 が ミズキ を 追って ます 急ぎ ましょう 。 なかま||||おって||いそぎ|

はい 。

におう ぞ 強い 囚人 の に おい が プンプン と 漂って くるわ い 。 ||つよい|しゅうじん|||||ぷんぷん||ただよって||

ミズキ たち よ 間違い ない わ 。 |||まちがい||

よっ しゃ よっ しゃ ! もう 一息 だって ば よ ! |||||ひといき|||

しかし このまま くぼ地 に 入れば ||くぼち||はいれば

高台 から 敵 の 攻撃 を 受け やすく なる 。 たかだい||てき||こうげき||うけ||

ここ は う回 して 丘 の 上 に 出た ほう が 安全です 。 ||うかい||おか||うえ||でた|||あんぜん です

何 言って んだ よ ? こん だけ 見晴らし が よけりゃ なん|いって|||||みはらし||

絶対 大丈夫だ って ば よ 。( パックン ) うん 。 ぜったい|だいじょうぶだ|||||

ヤツ ら は 時間 稼ぎ を して おる 。 やつ|||じかん|かせぎ|||

う回 すれば 追いつけ なく なる かも しれ ぬ 。 うかい||おいつけ|||||

しまった !

わし と した こと が こんな トラップ に …。

気 を 付けろ ナルト ! き||つけろ|

今度 は ダミー じゃ なく 実体 が 潜んで おる ぞ 。 こんど||だみー|||じったい||ひそんで||

岩 !? うわ っ ! いわ||

や っほ ~!( 雷神 ) いった だっ きま ~ す ! ||らいじん||||

ナルト 後ろ ! 姉ちゃん !? |うしろ|ねえちゃん

な … 何で シズネ の 姉ちゃん が …。 |なんで|||ねえちゃん|

離れて ろ ナルト ! そい つ は 偽者 だ ! はなれて||||||にせもの|

( ミズキ ) 久しぶりに 会えて うれしい ぜ イルカナルト 。 |ひさしぶりに|あえて|||

イルカ 先生 あいつ 誰 だって ば よ ? いるか|せんせい||だれ|||

( ミズキ ) ヘッヘヘヘ …。( イルカ ) ミズキ だ よ ナルト 。

ミズキ !? でも 前 と 感じ が 違う って ば よ ? ||ぜん||かんじ||ちがう|||

( ミズキ ) そう いや アカデミー 時代 |||あかでみー|じだい

変化 の 術 も ろくに でき ない 落ちこぼれ が いた っけ なぁ 。 へんか||じゅつ|||||おちこぼれ||||

くそ っ ムカ つく ぜ 。

( ミズキ ) どう だ ? イルカ 見違え ただ ろ ? |||いるか|みちがえ||

( イルカ )《 確かに 以前 と は 比べ物 に なら ない …》 |たしかに|いぜん|||くらべもの|||

( ミズキ ) あんな 薄 っ 汚 ぇ 退屈な ろう屋 に 押し込ま れた おかげ で ||うす||きたな||たいくつな|ろうや||おしこま|||

みっちり 修業 が できた 感謝 する ぜ イルカ 。 |しゅぎょう|||かんしゃ|||いるか

いつ 俺 だ と 気付いた ? |おれ|||きづいた

シズネ 様 と して お前 を 助けた 時 |さま|||おまえ||たすけた|じ

「 仲間 が ミズキ を 追って る 」 と 言った 。 なかま||||おって|||いった

部隊 長 を 残して 部下 が 敵 を 追う とき は ぶたい|ちょう||のこして|ぶか||てき||おう||

隊長 が 死ぬ か 重傷 の とき のみ 。 たいちょう||しぬ||じゅうしょう|||

だが お前 は 軽傷 だった 。 |おまえ||けいしょう|

ヘッ 教科 書 どおり の 答え だ 。 |きょうか|しょ|||こたえ|

( イルカ ) それ に 俺 が ルート の う回 を 口 に した 時 |||おれ||るーと||うかい||くち|||じ

お前 は 何も 言わ なかった 部下 が 追って る と すれば おまえ||なにも|いわ||ぶか||おって|||

高台 から 敵 の 動き を 見た ほう が 安全 策 。 たかだい||てき||うごき||みた|||あんぜん|さく

頭 の 切れる お前 の こと だ 。 あたま||きれる|おまえ|||

囚人 服 を おとり に 使った の は 時間 稼ぎ で は なく しゅうじん|ふく||||つかった|||じかん|かせぎ|||

俺 たち を ここ へ 導く トラップ だ と 踏んだ 。 おれ|||||みちびく||||ふんだ

( ミズキ ) ほう 相変わらず の 分析 力 だ 昔 を 思い出す ぜ ! ||あいかわらず||ぶんせき|ちから||むかし||おもいだす|

( イルカ ) ミズキ もう バカな まね はやめろ ! |||ばかな||

( ミズキ ) ヘッ ! 俺 が どれ だけ 苦労 した か ||おれ||||くろう||

お前 ら なんか に 分かる か ~! おまえ||||わかる|

風神 雷神 ! やれ ~! ふうじん|らいじん|

( 雷神 ・ 風神 ) や っほ ~! 来 や がれ ! らいじん|ふうじん|||らい||

( イルカ ) よせ ナルト !

お前 の 相手 は この 俺 だ ~! おまえ||あいて|||おれ|

( イルカ ) くっ ! 逃げろ ナルト ! ||にげろ|

こっち は 大丈夫だ って ば よ イルカ 先生 ! ||だいじょうぶだ||||いるか|せんせい

ど わ っ !

( イルカ ) ナルト !( ミズキ ) よそ見 か 余裕 だ な ! |||よそみ||よゆう||

に … 逃げろ ナルト ! |にげろ|

アハハハ …。

く っそ ~…。

負け ねえ って ば よ ! まけ||||

多重 影 分身 の 術 ! たじゅう|かげ|ぶんしん||じゅつ

( 雷神 ・ 風神 ) お … え … あ …。 らいじん|ふうじん|||

あぁ …。( 風神 ) こっち も こっち も 同じ 顔 。 |ふうじん|||||おなじ|かお

( 雷神 ) あれ ? あ …。 らいじん||

123456。

あん ちゃん 俺 の 指 じゃ 数え きれ ねえ ぞ 。 ||おれ||ゆび||かぞえ|||

バカだ な 雷神 俺 の 手 も 使え 。 ばかだ||らいじん|おれ||て||つかえ

や っぱ あん ちゃん 頭 いい 。 ||||あたま|

え ~!?

な … 何 だ ? こいつ ら …。 |なん|||

邪魔 す んな ! 俺 は ミズキ に 用 が あん だって ば よ ! じゃま|||おれ||||よう|||||

あん ちゃん 俺 たち 邪魔 だって よ 。 ||おれ||じゃま||

でも 見ろ よ ミズキ の 兄貴 忙し そうだ ぞ 。 |みろ||||あにき|いそがし|そう だ|

ホントだ 忙し そうだ な 。 ほんとだ|いそがし|そう だ|

それ に このまま 帰ったら ごちそう 食え なく なる ぞ 。 |||かえったら||くえ|||

そ っか ! ごちそう 忘れる とこ だった 。 |||わすれる||

ごちそう だ ~!( 雷神 ) ごちそう だ ~! ||らいじん||

何 か 調子 狂う って ば よ …。 なん||ちょうし|くるう|||

気 を 取り 直して … よっ しゃ ~ みんな ! き||とり|なおして|||

行け ! ヤァ ~! いけ|

♬~

( 雷神 ) かい ~ な あん ちゃん 。( 風神 ) ああ かい ~。 らいじん|||||ふうじん||

えっ ?( 風神 ・ 雷神 ) う あ ~! |ふうじん|らいじん||

♬~

俺 の パンチ が 全然 効か ねえ って ば よ 。 おれ||ぱんち||ぜんぜん|きか||||

( 風神 ・ 雷神 ) ハッハハハ … アハハハ …! ふうじん|らいじん||

ヘヘヘ … アッ ! アッハハハ …!

♬~

♬( エンディングテ ー マ )

♬~

♬ く そった れ な ニュ ー ス が 通りすぎて ||||||||とおりすぎて

♬ 君 は 言葉 を 無くす きみ||ことば||なくす

♬ 僕 の 声 じゃ まるで 小さ すぎて ぼく||こえ|||ちいさ|

♬ 君 は 返事 も し ない きみ||へんじ|||

♬ 君 が 泣いて る きみ||ないて|

♬ ひと り で 泣いて る |||ないて|

♬ 僕 は どう する ? ぼく|||

♬ 僕 も 泣いて る の さ 。 ぼく||ないて|||

♬『 夜 に ひとりぼっち の オレ の さけび に のせて 』 よ||||おれ||||

♬ ざわめく 時代 を オレ の スピード で |じだい||おれ||すぴーど|

♬ ぶ っと ば して く Yeah

♬ さんざ めく 夜 も オレ の スピード で ||よ||おれ||すぴーど|

♬ ぶ っと ば して く Yeah

♬ つんざく ギター と オレ の スピード で |ぎたー||おれ||すぴーど|

♬ ぶ っと ば して く Yeah

♬ 傾く 世界 も わるい や つら も かたむく|せかい|||||

♬ けちらして く Yeah

♬~

〈 く っそ ~ 何 な んだ ? こいつ ら デカ いだけ じゃ ねえ 。 ||なん||||||||

この パワー この 頑丈 さ 。 |ぱわー||がんじょう|

技 や 術 で どうにか なる レベル じゃ ねえ って ば よ 。 わざ||じゅつ||||れべる|||||

った く 俺 って ば ミズキ の 野郎 を 追わ なきゃ な ん ねえ のに ! ||おれ|||||やろう||おわ|||||

とにかく 今 は こい つら に 構って る 場合 じゃ ねえ 。 |いま|||||かまって||ばあい||

何とか 裏 を かいて こいつ ら を 出し抜く っき ゃね えっ てば よ !〉 なんとか|うら||||||だしぬく|||||