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オーバーロードⅡ, Overlord II (Overlord Season 2) Episode 6

Overlord II (Overlord Season 2) Episode 6

( 青年 ) 当 魔術 師 組合 へ ようこそ いらっしゃい まし た

( セバス ) いつも の リスト を 見せ て いただけ ます か ?

( 青年 ) かしこまり まし た セバス 様

この “ フローティング ・ ボード ” と いう 魔法 の

詳しい 説明 を 聞か せ て もらえ ます か ?

( 青年 ) はい フローティング ・ ボード は ―

浮遊 する 半透明 の 板 を 作り出す 第 一 位 階 魔法 です

基本 的 に は 運搬 用 の 魔法 で 土木 工事 など で 使わ れ ます

( セバス ) なるほど

では この 魔法 の スクロール を 1 本 売って もらい ま しょ う

( 青年 ) ありがとう ござい ます

それでは 金貨 1 枚 と 銀貨 10 枚 を 頂 戴 し ます

シャドウ ・ デーモン ソリュシャン に 伝え て ください

街 の 様子 を 見 て 回る ので 少し 遅く なる と

さて …

今日 は あちら に 行き ます か

( 男 ) よっ !

( セバス ) シャドウ ・ デーモン 行け !

うん ?

手 を 離し て は くださ い ませ ん か ?

♪~

~♪

( セバス ) あなた は 困って いる の です か ?

もし そう で ある の なら …

( 男 ) おい じじ い どこ から 湧 い て 出 や がった ?

あ ?

う お っ ! な っ …

う っ 放せ ! この じ じい !

( 男 ) う う っ … N ( セバス ) 彼女 は “ 何 ” です か ?

う … うち の 従業 員 だ

彼女 を 人間 と 認識 し た 上 で の 行動 と いう こと です ね

あっ う う っ …

では 彼女 を これ から どう さ れる の です か ?

病気 だ から 神殿 に …

( セバス ) ふむ ( 男 ) あ … あ あっ う う っ …

ならば わたくし が 連れ て いって も 問題 は ない でしょ う

そ … それ は 法律 上 俺 たち の もん だ

そい つ を 連れ て いったら 誘拐 に なる ぞ

ご 立派 な 執事 さん が 主人 に ないしょ で

やっかい 事 を 抱え込 ん で いい の か よ

( セバス ) なるほど …

助け て ほしい です か ?

助け て ほしい です か ?

( 男 ) へ へ へ へ …

( ツアレ ) う っ …

( ツアレ ) たす …

け … て …

( セバス ) 天 から 降り注ぐ 雨 を 浴びる 植物 の よう に

己 の もと に 救い が 来る こと を 祈る だけ の 者 を 助ける 気 は し ませ ん

ですが 己 で 生きよ う と あがく 者 で あれ ば …

恐怖 を 忘れ て お 休み なさい

あなた は この わたくし の 庇護 ( ひご ) 下 に 入り ます

ウソ だ 何も 言って ねえ じゃ ねえ か !

( セバス ) ウソ … です か ?

あなた は この わたくし が あなた ごとき に ―

ウソ を つい た と 言い たい の です か ?

あっ いや …

では 彼女 は 連れ て いき ます

( 男 ) ま … 待て !

( セバス ) まだ 何 か ?

( 男 ) ち げ え よ

そい つ を 連れ て いか れる と やっかい な ことに な ん だ

な … なあ あんた なら 知って ん だ ろ ?

“ 八 本 指 ” を

ヘッ ヘヘ へ … N この 王国 を 裏 で 牛耳って る …

だから なあ ? 頼む から 何も 見 なかった こと に し て くれ

( セバス ) 彼女 は 連れ て いき ます

( 男 ) 勘弁 し て くれ 俺 が 殺さ れ ち まう !

( た っち ・ み ー ) 誰 か が 困って い たら ―

助ける の は 当たり前 !

( セバス ) ん ん っ …

白 金貨 ! ? こ … こいつ は …

( セバス ) その 金 で 冒険 者 でも 雇い なさい

それ だけ あれ ば 十分 国 外 まで 逃げ られる でしょ う

あなた が 全力 で 逃げ れ ば 多少 の 時間 稼ぎ に は なる はず

( ソリュシャン ) お かえり なさい ませ セバ …

( ソリュシャン ) セバス 様 それ は 一体 …

( セバス ) 拾い まし た

( ソリュシャン ) そうです か

わたくし へ の お土産 と も 思い ませ ん が ―

それ を どう さ れる の です か ?

そう です ね まずは 彼女 の 傷 を 癒 やし て いただけ ます か ?

( ソリュシャン ) 傷 … です か

ならば 神殿 に 置 い て くれ ば よかった の で は ?

( セバス ) で し た ね

わたくし と した こと が それ に 気づか ない と は

今 から 捨て て き ます か ?

( セバス ) いえ ここ まで 連れ てき て しまった の です

わたくし たち で 有効 活用 する 手段 を 考える べき でしょ う

あっ …

( セバス ) まずは 肉体 の 健康 状態 を 調べ て いただけ ます か ?

( ソリュシャン ) かしこまり まし た で は 早速 …

( セバス ) あと は 任せ ます ( ソリュシャン ) かしこまり まし た

( セバス ) 愚か な 行為 です

“ 誰 か が 困って い たら 助ける の は 当たり前 ”

わたくし を 生み出さ れ た 至高 の 御方 た っち ・ み ー 様 は ―

いつも そう 言って おら れ た

だからこそ わたくし も 同じ ように し て しまう の でしょ う か

これ は 呪い な ん でしょう か ね …

( ノック ) ( ドア の 開く 音 )

( セバス ) どう で し た か ?

梅 毒 に あと 2 種類 の 性 病

ろっ骨 の 数 本 および 指 に ヒビ

右腕 と 左 足 の 腱 ( けん ) は 切断 さ れ て い ます

前歯 の 上下 は 抜か れ て い ます 裂 肛 も あり まし た

何らか の 薬物 中毒 に なって いる 可能 性 が あり ます

他 に も 打ち身 や 裂傷 など 多数 …

( セバス ) 治り ます か ? ( ソリュシャン ) たやすく

( セバス ) で は お 願い し ます

ペス トーニャ 様 を お呼び し て 治癒 の 魔法 を ―

行使 し て い ただい た ほう が よろしい の で は ?

( セバス ) ソリュシャン

あなた は 治癒 系 の スクロール を 所持 し て い ます ね ?

( ソリュシャン ) ん っ …

( セバス ) で は それ を 使用 し て ください

セバス 様 スクロール は

至高 の 御 方々 が わたくし たち に 与え て くださった もの

それ を 人間 ごとき に 使う べき で は ない と 愚 考 し ます

( セバス ) やり なさい ( ソリュシャン ) かしこまり まし た

あれ を 無傷 の 状態 … そう

あの よう な 行為 が 行わ れる 前 まで の 肉体 の 状態 に 戻す …

と いう こと で よろしい です か ?

( セバス ) で は 治療 が 終わったら お 湯 を 沸かし て ―

彼女 の 体 を 拭い て もらえ ます か ?

ん っ …

( セバス ) わたくし は 食事 を 買って き ます

セバス 様 精神 の 傷 も 癒 やす の で あれ ば

アインズ 様 を お呼び する の が 一 番 だ と 思わ れ ます が …

アインズ 様 に 来 て いただく ほど の こと は

あり ませ ん

( ソリュシャン ) 回復 さ せ て から ―

わたくし の 玩具 に し て よい と いう こと で あれ ば ―

セバス 様 の 対応 も 理解 でき た の です が …

セバス 様 が 戻って くる 前 に …

まずは 食べ て しまう と し ます か

( ノック )

( セバス ) うん ?

完全 に 癒え た と は 思い ます が 体 の 状態 は どう です か ?

おなか が 減って い ませ ん か ? 食事 を 持って き まし た よ

どうぞ

( ツアレ ) あ あっ …

( 食べる 音 )

( ツアレ ) ハァ …

ここ に いれ ば 何も 危ない こと は あり ませ ん

この わたくし が 保証 し ます

目 を 覚まし て も この ベッド の 上 に い ます よ

あ … あ …

あり が … ござ … い ます

( セバス ) お 気 に さ れ ず に

わたくし が 拾い上げ た からに は ―

あなた の 身 の 安全 は できる かぎり 保証 し ま しょ う

( ツアレ の 泣き声 )

( ツアレ ) ど … し て … 誰 も … 助け …

( ツアレ の 泣き声 )

( ツアレ ) もっと 早く … 何で …

う う っ …

もう 大丈夫 です

( 泣き声 )

( セバス ) もう 大丈夫 です

( ツアレ の 泣き声 )

( ツアレ ) ごめん … なさい

( セバス ) 気 に し ない で ください

女性 に 胸 を 貸し た と いう の は 男 に とって 名誉 な こと です よ

( ツアレ ) です けど … こんな きれい な …

お 借り する の は …

あっ …

( セバス ) さあ どうぞ

使わ れ ない ハンカチ は かわいそう な もの です

特に 涙 を 拭う こと すら でき ない ハンカチ は ね

さあ ゆっくり 休 ん で ください

起き たら 今後 に つい て いろいろ 相談 し ま しょ う

今後 … です か ?

このまま 王 都 に いる の も 不安 でしょ う

どこ か 頼れ る ところ は ?

そう です か …

では そう です ね

お 名前 を 聞か せ て もらえ ます か ?

あ … 私 は …

ツ … ツアレ … です

ツアレ です か

あっ そう そう わたくし の 名前 を 言って ませ ん でし た ね

わたくし の 名前 は セバス ・ チャン と いい ます

セバス と 呼 ん で くださって 結構 です

( ツアレ ) はい …

( セバス ) うん ? どう し まし た か ?

セバス 様 結局 あれ を どう なさる の です か ?

ツアレ の こと です ね

あっ 名前 を …

セバス 様

どの よう な 理由 で あれ を 拾って き た の か は 存じ ませ ん が ―

あの よう な 傷 を 負う からに は そうした 環境 に あった と いう こと

そして それ を 行った 者 たち は ―

あれ が 生き て いる こと に つい て 快く 思わ ない の で は ?

もし 問題 が 生じる よう で あれ ば 何らか の 手段 を 取り ます

しばらく 様子 を 見 て もらい たい です ね

よろしい です ね ソリュシャン

ん っ …

( ブレイン ) 知覚 不能 な 神 速 の 一 刀 “ 神 閃 ( しん せ ん ) ” と ―

すべて を 認識 し 知覚 する “ 領域 ”

この 2 つ の 武 技 を 合わせ し は …

秘 剣 “ 虎 落 笛 ( も がり ぶ え ) ” !

( ブレイン ) あっ … ば … 化け物 …

ええ いっ ! ( シャルティア の あくび )

( シャルティア ) おや ? 疲れ ちゃ い ん し た かえ ?

それにしても この 爪 切り は 切れ味 が 悪い で あり ん す ねえ

あっ …

う っ あ あっ う う っ …

う わ ああ あっ !

( ブレイン ) う わ あっ !

( ブレイン の 荒い 息 )

ここ は …

( ガゼフ ) ひどい 顔 だ な

( ブレイン ) ん っ ?

ガゼフ ・ ストロノーフ …

( ガゼフ ) フッ

( ガゼフ ) 御前 試合 の 決勝 戦 だった な お前 に 会った の は

俺 が かろうじて 勝ち は し た が

剣 を 取って から 今日 まで あれほど の 接戦 は ない

( 雷鳴 )

( ガゼフ ) あっ …

アングラウス …

( ブレイン ) うん ?

ブレイン ・ アングラウス か

ガゼフ ・ ストロノーフ …

アングラウス 一体 何 が あった ?

なあ 俺 たち は 強い の か ?

ストロノーフ 俺 たち は 弱い … 弱い ん だ

俺 たち の 剣 の 腕 など ゴミ 程度 で しか ない

劣等 人種 で ある 人間 で しか ない

分から ない な

戦士 なら ば 誰 でも 知って いる こと で は ない か

オーガ や ジャイアント と 比べ て 何 に なる ?

高み は ある

だからこそ 努力 する の で は ない か ?

違う ! そういう レベル じゃ ない ストロノーフ

本当 の 高み に は 努力 など し て も 手 が 届か ない ん だ

人間 と いう 種族 で は 決して 届か ない

それ が 高み の 正体 だ

それほど の もの を 見 た か …

( ブレイン ) 見 た … 知った …

人間 で は 決して たどり着け ない 頂 を

いや 俺 が 見 た の は 高み で すら ない

あまり に も 実力 が 足り て い なかった

お 遊び だった …

滑稽 な 話 だ

ストロノーフ

剣 で 得 られる 武力 など くだらない ぞ

本当 の 強 さ の 前 で は ゴミ だ

最後 に お前 と 会え て よかった

これ で 死ね る …

ブレイン ・ アングラウス !

座れ ! そして 飯 を 食え

すべて は それ から だ

( 男 ) う お っ う う っ …

( 男 ) おお っ う う っ !

( 男 ) ぐう っ …

( ティナ ) こちら の 準備 は 完了 ( ティア ) 完璧

( イビル アイ ) ああ 見て い た から 知って いる

私 は 次 の 場所 へ 移動 する

できる かぎり 偉 そう な ヤツ を 捕らえ ない と いけない から な

( ティナ ) こっち も これ から 襲撃 に 移る

他の 2 人 は ?

( ティア ) 出番 が ない から って 遊 ん で たり し て ない ?

( イビル アイ ) な わけな い だ ろ う

村 の 近く で 非 常時 に 備え て 潜伏 中 だ

では 私 は 行く そっち も 予定 どおり 進め て くれ

こんな こと を 続け て も 時間 稼ぎ に しか なら ない

どこ か で 逆転 する 一撃 を 打て ない なら これ も 徒労 …

( ガガーラン ) おう 盛大 に 燃え て や がる な

( ラキュース ) 村 の 人 たち が 無事 逃げ られ れ ば いい の だ けど …

( ガガーラン ) 凶悪 な 麻薬 で ある 黒 粉 ( くろ こ な ) の もと に なる 草 を 燃やし て ん だ

火 だけ じゃ なく 煙 に 巻か れ て も ヤバ い だ ろ う し な

うん で ここ 以外 も 焼き に 行く ん だ ろ ?

ええ もちろん 打て る 手 は 打って おか ない と

黒 粉 が このまま 王 国 中 に 広まる の だけ は

絶対 に 食い止め ない と いけない わ

麻薬 栽培 を 行って いる 拠点 が これ 以外 に も 多数 ある ん だ から

本当 に 八 本 指 は デカ い 組織 だ な

そう ね ガガーラン

裏 組織 と し て は 最大 規模 国 を むしばむ レベル だ から

( ティナ ) 予定 どおり 終了 し た 鬼 リーダー

証拠 も 残し て い ない 鬼 ボス

( ラキュース ) ティア ティナ 2 人 と も 何 か 見つかった ?

( ティナ ) こっち は なし ( ティア ) めぼしい 情報 は ない

ああ … N あと は イビル アイ に 期待 か

( ティナ ・ ティア ) ん っ ?

( イビル アイ ) 帰った ぞ

( ラキュース ) お かえり なさい イビル アイ

( イビル アイ ) ああ … N おい ラキュース 受け取れ

( ラキュース ) 何かしら ? ( ガガーラン ) 暗号 か ?

( イビル アイ ) おそらく な

八 本 指 の 手がかり に なる かも しれ ない わ ね

( リーダー ) で は 定例 会 を 始めよ う

いく つ か の 議題 が ある が

最初 に 片づける べき もの は … N ヒルマ

( ヒルマ ) あい よ

( あくび )

お前 の 麻薬 栽培 施設 が

何者 か の 手 に よって 襲わ れ た と いう 話 だ が ?

( ヒルマ ) そうだ ね 襲わ れ た ね

生産 施設 に し て い た 村 が

とんだ 出費 だ よ

今後 黒 粉 の 流通 を 絞る こと に なる かも ね

( リーダー ) 相手 の 情報 は 何も ない の か ?

ない ね フッ 完璧 だ よ

だからこそ 想像 でき なく も ない けど ね

( リーダー ) ふむ … N ( ゼロ ) おい

( ゼロ ) 俺 たち を 雇わ ない か ? ( ヒルマ ) うん ?

お前 の 集め て いる 雑魚 で は ろくに 守れ まい

要ら ない よ

あんた たち に うち の 重要 拠点 を 知ら れる わけ に は いか ない し ね

( コッコ ドール ) じゃあ その 話 私 が 代わり に 受け たい わ

何 だ コッコ ドール 落ち目 の お前 に 払え る の か ?

( コッコ ドール ) 大丈夫 よ ゼロ

黄金 の 姫 の おかげ で 奴隷 売買 が 法律 で 禁止 に なっちゃ っ た けど

蓄え は ちゃんと ある もの

ほう

それほど の やっかい 事 と いう こと か よか ろ う

( コッコ ドール ) すまない わ ね

処分 する 予定 の 女 に 問題 が 生じ ちゃ った の

過剰 な 戦力 を 準備 する こと に なる と は 思う ん だ けど

あそこ の お 店 を 潰さ れる と 困っちゃ う の よ

( ゼロ ) 大船 に 乗った 気持ち で いる と いい

俺 たち “ 六 腕 ( ろく うで ) ” が お前 の 財産 の 安全 を 保証 しよ う

フッ

♪~

~♪


Overlord II (Overlord Season 2) Episode 6 오버로드 II (오버로드 시즌 2) 에피소드 6

( 青年 ) 当 魔術 師 組合 へ ようこそ いらっしゃい まし た せいねん|とう|まじゅつ|し|くみあい|||||

( セバス ) いつも の リスト を 見せ て いただけ ます か ? |||りすと||みせ||||

( 青年 ) かしこまり まし た セバス 様 せいねん|||||さま

この “ フローティング ・ ボード ” と いう 魔法 の ||ぼーど|||まほう|

詳しい 説明 を 聞か せ て もらえ ます か ? くわしい|せつめい||きか|||||

( 青年 ) はい フローティング ・ ボード は ― せいねん|||ぼーど|

浮遊 する 半透明 の 板 を 作り出す 第 一 位 階 魔法 です ふゆう||はんとうめい||いた||つくりだす|だい|ひと|くらい|かい|まほう|

基本 的 に は 運搬 用 の 魔法 で 土木 工事 など で 使わ れ ます きほん|てき|||うんぱん|よう||まほう||どぼく|こうじ|||つかわ||

( セバス ) なるほど

では この 魔法 の スクロール を 1 本 売って もらい ま しょ う ||まほう||||ほん|うって||||

( 青年 ) ありがとう ござい ます せいねん|||

それでは 金貨 1 枚 と 銀貨 10 枚 を 頂 戴 し ます |きんか|まい||ぎんか|まい||いただ|たい||

シャドウ ・ デーモン ソリュシャン に 伝え て ください ||||つたえ||

街 の 様子 を 見 て 回る ので 少し 遅く なる と がい||ようす||み||まわる||すこし|おそく||

さて …

今日 は あちら に 行き ます か きょう||||いき||

( 男 ) よっ ! おとこ|

( セバス ) シャドウ ・ デーモン 行け ! |||いけ

うん ?

手 を 離し て は くださ い ませ ん か ? て||はなし|||||||

♪~

~♪

( セバス ) あなた は 困って いる の です か ? |||こまって||||

もし そう で ある の なら …

( 男 ) おい じじ い どこ から 湧 い て 出 や がった ? おとこ||||||わ|||だ||

あ ?

う お っ ! な っ …

う っ 放せ ! この じ じい ! ||はなせ|||

( 男 ) う う っ …\ N ( セバス ) 彼女 は “ 何 ” です か ? おとこ||||||かのじょ||なん||

う … うち の 従業 員 だ |||じゅうぎょう|いん|

彼女 を 人間 と 認識 し た 上 で の 行動 と いう こと です ね かのじょ||にんげん||にんしき|||うえ|||こうどう|||||

あっ う う っ …

では 彼女 を これ から どう さ れる の です か ? |かのじょ|||||||||

病気 だ から 神殿 に … びょうき|||しんでん|

( セバス ) ふむ ( 男 ) あ … あ あっ う う っ … ||おとこ||||||

ならば わたくし が 連れ て いって も 問題 は ない でしょ う |||つれ||||もんだい||||

そ … それ は 法律 上 俺 たち の もん だ |||ほうりつ|うえ|おれ||||

そい つ を 連れ て いったら 誘拐 に なる ぞ |||つれ|||ゆうかい|||

ご 立派 な 執事 さん が 主人 に ないしょ で |りっぱ||しつじ|||あるじ|||

やっかい 事 を 抱え込 ん で いい の か よ |こと||かかえこ||||||

( セバス ) なるほど …

助け て ほしい です か ? たすけ||||

助け て ほしい です か ? たすけ||||

( 男 ) へ へ へ へ … おとこ||||

( ツアレ ) う っ …

( ツアレ ) たす …

け … て …

( セバス ) 天 から 降り注ぐ 雨 を 浴びる 植物 の よう に |てん||ふりそそぐ|あめ||あびる|しょくぶつ|||

己 の もと に 救い が 来る こと を 祈る だけ の 者 を 助ける 気 は し ませ ん おのれ||||すくい||くる|||いのる|||もの||たすける|き||||

ですが 己 で 生きよ う と あがく 者 で あれ ば … |おのれ||いきよ||||もの|||

恐怖 を 忘れ て お 休み なさい きょうふ||わすれ|||やすみ|

あなた は この わたくし の 庇護 ( ひご ) 下 に 入り ます |||||ひご||した||はいり|

ウソ だ 何も 言って ねえ じゃ ねえ か ! うそ||なにも|いって||||

( セバス ) ウソ … です か ? |うそ||

あなた は この わたくし が あなた ごとき に ―

ウソ を つい た と 言い たい の です か ? うそ|||||いい||||

あっ いや …

では 彼女 は 連れ て いき ます |かのじょ||つれ|||

( 男 ) ま … 待て ! おとこ||まて

( セバス ) まだ 何 か ? ||なん|

( 男 ) ち げ え よ おとこ||||

そい つ を 連れ て いか れる と やっかい な ことに な ん だ |||つれ||||||||||

な … なあ あんた なら 知って ん だ ろ ? ||||しって|||

“ 八 本 指 ” を やっ|ほん|ゆび|

ヘッ ヘヘ へ …\ N この 王国 を 裏 で 牛耳って る … |||||おうこく||うら||ぎゅうじって|

だから なあ ? 頼む から 何も 見 なかった こと に し て くれ ||たのむ||なにも|み||||||

( セバス ) 彼女 は 連れ て いき ます |かのじょ||つれ|||

( 男 ) 勘弁 し て くれ 俺 が 殺さ れ ち まう ! おとこ|かんべん||||おれ||ころさ|||

( た っち ・ み ー ) 誰 か が 困って い たら ― |||-|だれ|||こまって||

助ける の は 当たり前 ! たすける|||あたりまえ

( セバス ) ん ん っ …

白 金貨 ! ? こ … こいつ は … しろ|きんか|||

( セバス ) その 金 で 冒険 者 でも 雇い なさい ||きむ||ぼうけん|もの||やとい|

それ だけ あれ ば 十分 国 外 まで 逃げ られる でしょ う ||||じゅうぶん|くに|がい||にげ|||

あなた が 全力 で 逃げ れ ば 多少 の 時間 稼ぎ に は なる はず ||ぜんりょく||にげ|||たしょう||じかん|かせぎ||||

( ソリュシャン ) お かえり なさい ませ セバ …

( ソリュシャン ) セバス 様 それ は 一体 … ||さま|||いったい

( セバス ) 拾い まし た |ひろい||

( ソリュシャン ) そうです か |そう です|

わたくし へ の お土産 と も 思い ませ ん が ― |||おみやげ|||おもい|||

それ を どう さ れる の です か ?

そう です ね まずは 彼女 の 傷 を 癒 やし て いただけ ます か ? ||||かのじょ||きず||いや|||||

( ソリュシャン ) 傷 … です か |きず||

ならば 神殿 に 置 い て くれ ば よかった の で は ? |しんでん||お||||||||

( セバス ) で し た ね

わたくし と した こと が それ に 気づか ない と は |||||||きづか|||

今 から 捨て て き ます か ? いま||すて||||

( セバス ) いえ ここ まで 連れ てき て しまった の です ||||つれ|||||

わたくし たち で 有効 活用 する 手段 を 考える べき でしょ う |||ゆうこう|かつよう||しゅだん||かんがえる|||

あっ …

( セバス ) まずは 肉体 の 健康 状態 を 調べ て いただけ ます か ? ||にくたい||けんこう|じょうたい||しらべ||||

( ソリュシャン ) かしこまり まし た で は 早速 … ||||||さっそく

( セバス ) あと は 任せ ます ( ソリュシャン ) かしこまり まし た |||まかせ|||||

( セバス ) 愚か な 行為 です |おろか||こうい|

“ 誰 か が 困って い たら 助ける の は 当たり前 ” だれ|||こまって|||たすける|||あたりまえ

わたくし を 生み出さ れ た 至高 の 御方 た っち ・ み ー 様 は ― ||うみださ|||しこう||おかた||||-|さま|

いつも そう 言って おら れ た ||いって|||

だからこそ わたくし も 同じ ように し て しまう の でしょ う か |||おなじ|よう に|||||||

これ は 呪い な ん でしょう か ね … ||まじない|||||

( ノック ) ( ドア の 開く 音 ) |どあ||あく|おと

( セバス ) どう で し た か ?

梅 毒 に あと 2 種類 の 性 病 うめ|どく|||しゅるい||せい|びょう

ろっ骨 の 数 本 および 指 に ヒビ ろっこつ||すう|ほん||ゆび||ひび

右腕 と 左 足 の 腱 ( けん ) は 切断 さ れ て い ます みぎうで||ひだり|あし||けん|||せつだん|||||

前歯 の 上下 は 抜か れ て い ます 裂 肛 も あり まし た まえば||じょうげ||ぬか|||||さ|こう||||

何らか の 薬物 中毒 に なって いる 可能 性 が あり ます なんらか||やくぶつ|ちゅうどく||||かのう|せい|||

他 に も 打ち身 や 裂傷 など 多数 … た|||うちみ||れっしょう||たすう

( セバス ) 治り ます か ? ( ソリュシャン ) たやすく |なおり||||

( セバス ) で は お 願い し ます ||||ねがい||

ペス トーニャ 様 を お呼び し て 治癒 の 魔法 を ― ||さま||および|||ちゆ||まほう|

行使 し て い ただい た ほう が よろしい の で は ? こうし|||||||||||

( セバス ) ソリュシャン

あなた は 治癒 系 の スクロール を 所持 し て い ます ね ? ||ちゆ|けい||||しょじ|||||

( ソリュシャン ) ん っ …

( セバス ) で は それ を 使用 し て ください |||||しよう|||

セバス 様 スクロール は |さま||

至高 の 御 方々 が わたくし たち に 与え て くださった もの しこう||ご|ほうぼう|||||あたえ|||

それ を 人間 ごとき に 使う べき で は ない と 愚 考 し ます ||にんげん|||つかう||||||ぐ|こう||

( セバス ) やり なさい ( ソリュシャン ) かしこまり まし た

あれ を 無傷 の 状態 … そう ||むきず||じょうたい|

あの よう な 行為 が 行わ れる 前 まで の 肉体 の 状態 に 戻す … |||こうい||おこなわ||ぜん|||にくたい||じょうたい||もどす

と いう こと で よろしい です か ?

( セバス ) で は 治療 が 終わったら お 湯 を 沸かし て ― |||ちりょう||おわったら||ゆ||わかし|

彼女 の 体 を 拭い て もらえ ます か ? かのじょ||からだ||ぬぐい||||

ん っ …

( セバス ) わたくし は 食事 を 買って き ます |||しょくじ||かって||

セバス 様 精神 の 傷 も 癒 やす の で あれ ば |さま|せいしん||きず||いや|||||

アインズ 様 を お呼び する の が 一 番 だ と 思わ れ ます が … |さま||および||||ひと|ばん|||おもわ|||

アインズ 様 に 来 て いただく ほど の こと は |さま||らい||||||

あり ませ ん

( ソリュシャン ) 回復 さ せ て から ― |かいふく||||

わたくし の 玩具 に し て よい と いう こと で あれ ば ― ||がんぐ||||||||||

セバス 様 の 対応 も 理解 でき た の です が … |さま||たいおう||りかい|||||

セバス 様 が 戻って くる 前 に … |さま||もどって||ぜん|

まずは 食べ て しまう と し ます か |たべ||||||

( ノック )

( セバス ) うん ?

完全 に 癒え た と は 思い ます が 体 の 状態 は どう です か ? かんぜん||いえ||||おもい|||からだ||じょうたい||||

おなか が 減って い ませ ん か ? 食事 を 持って き まし た よ ||へって|||||しょくじ||もって||||

どうぞ

( ツアレ ) あ あっ …

( 食べる 音 ) たべる|おと

( ツアレ ) ハァ …

ここ に いれ ば 何も 危ない こと は あり ませ ん ||||なにも|あぶない|||||

この わたくし が 保証 し ます |||ほしょう||

目 を 覚まし て も この ベッド の 上 に い ます よ め||さまし||||べっど||うえ||||

あ … あ …

あり が … ござ … い ます

( セバス ) お 気 に さ れ ず に ||き|||||

わたくし が 拾い上げ た からに は ― ||ひろいあげ|||

あなた の 身 の 安全 は できる かぎり 保証 し ま しょ う ||み||あんぜん||||ほしょう||||

( ツアレ の 泣き声 ) ||なきごえ

( ツアレ ) ど … し て … 誰 も … 助け … ||||だれ||たすけ

( ツアレ の 泣き声 ) ||なきごえ

( ツアレ ) もっと 早く … 何で … ||はやく|なんで

う う っ …

もう 大丈夫 です |だいじょうぶ|

( 泣き声 ) なきごえ

( セバス ) もう 大丈夫 です ||だいじょうぶ|

( ツアレ の 泣き声 ) ||なきごえ

( ツアレ ) ごめん … なさい

( セバス ) 気 に し ない で ください |き|||||

女性 に 胸 を 貸し た と いう の は 男 に とって 名誉 な こと です よ じょせい||むね||かし||||||おとこ|||めいよ||||

( ツアレ ) です けど … こんな きれい な …

お 借り する の は … |かり|||

あっ …

( セバス ) さあ どうぞ

使わ れ ない ハンカチ は かわいそう な もの です つかわ|||はんかち|||||

特に 涙 を 拭う こと すら でき ない ハンカチ は ね とくに|なみだ||ぬぐう|||||はんかち||

さあ ゆっくり 休 ん で ください ||きゅう|||

起き たら 今後 に つい て いろいろ 相談 し ま しょ う おき||こんご|||||そうだん||||

今後 … です か ? こんご||

このまま 王 都 に いる の も 不安 でしょ う |おう|と|||||ふあん||

どこ か 頼れ る ところ は ? ||たよれ|||

そう です か …

では そう です ね

お 名前 を 聞か せ て もらえ ます か ? |なまえ||きか|||||

あ … 私 は … |わたくし|

ツ … ツアレ … です

ツアレ です か

あっ そう そう わたくし の 名前 を 言って ませ ん でし た ね |||||なまえ||いって|||||

わたくし の 名前 は セバス ・ チャン と いい ます ||なまえ||||||

セバス と 呼 ん で くださって 結構 です ||よ||||けっこう|

( ツアレ ) はい …

( セバス ) うん ? どう し まし た か ?

セバス 様 結局 あれ を どう なさる の です か ? |さま|けっきょく|||||||

ツアレ の こと です ね

あっ 名前 を … |なまえ|

セバス 様 |さま

どの よう な 理由 で あれ を 拾って き た の か は 存じ ませ ん が ― |||りゆう||||ひろって||||||ぞんじ|||

あの よう な 傷 を 負う からに は そうした 環境 に あった と いう こと |||きず||おう||||かんきょう|||||

そして それ を 行った 者 たち は ― |||おこなった|もの||

あれ が 生き て いる こと に つい て 快く 思わ ない の で は ? ||いき|||||||こころよく|おもわ||||

もし 問題 が 生じる よう で あれ ば 何らか の 手段 を 取り ます |もんだい||しょうじる|||||なんらか||しゅだん||とり|

しばらく 様子 を 見 て もらい たい です ね |ようす||み|||||

よろしい です ね ソリュシャン

ん っ …

( ブレイン ) 知覚 不能 な 神 速 の 一 刀 “ 神 閃 ( しん せ ん ) ” と ― |ちかく|ふのう||かみ|はや||ひと|かたな|かみ|せん||||

すべて を 認識 し 知覚 する “ 領域 ” ||にんしき||ちかく||りょういき

この 2 つ の 武 技 を 合わせ し は … |||ぶ|わざ||あわせ||

秘 剣 “ 虎 落 笛 ( も がり ぶ え ) ” ! ひ|けん|とら|おと|ふえ||||

( ブレイン ) あっ … ば … 化け物 … |||ばけもの

ええ いっ ! ( シャルティア の あくび )

( シャルティア ) おや ? 疲れ ちゃ い ん し た かえ ? ||つかれ||||||

それにしても この 爪 切り は 切れ味 が 悪い で あり ん す ねえ ||つめ|きり||きれあじ||わるい|||||

あっ …

う っ あ あっ う う っ …

う わ ああ あっ !

( ブレイン ) う わ あっ !

( ブレイン の 荒い 息 ) ||あらい|いき

ここ は …

( ガゼフ ) ひどい 顔 だ な ||かお||

( ブレイン ) ん っ ?

ガゼフ ・ ストロノーフ …

( ガゼフ ) フッ

( ガゼフ ) 御前 試合 の 決勝 戦 だった な お前 に 会った の は |おまえ|しあい||けっしょう|いくさ|||おまえ||あった||

俺 が かろうじて 勝ち は し た が おれ|||かち||||

剣 を 取って から 今日 まで あれほど の 接戦 は ない けん||とって||きょう||||せっせん||

( 雷鳴 ) らいめい

( ガゼフ ) あっ …

アングラウス …

( ブレイン ) うん ?

ブレイン ・ アングラウス か

ガゼフ ・ ストロノーフ …

アングラウス 一体 何 が あった ? |いったい|なん||

なあ 俺 たち は 強い の か ? |おれ|||つよい||

ストロノーフ 俺 たち は 弱い … 弱い ん だ |おれ|||よわい|よわい||

俺 たち の 剣 の 腕 など ゴミ 程度 で しか ない おれ|||けん||うで||ごみ|ていど|||

劣等 人種 で ある 人間 で しか ない れっとう|じんしゅ|||にんげん|||

分から ない な わから||

戦士 なら ば 誰 でも 知って いる こと で は ない か せんし|||だれ||しって||||||

オーガ や ジャイアント と 比べ て 何 に なる ? ||||くらべ||なん||

高み は ある たかみ||

だからこそ 努力 する の で は ない か ? |どりょく||||||

違う ! そういう レベル じゃ ない ストロノーフ ちがう||れべる|||

本当 の 高み に は 努力 など し て も 手 が 届か ない ん だ ほんとう||たかみ|||どりょく|||||て||とどか|||

人間 と いう 種族 で は 決して 届か ない にんげん|||しゅぞく|||けっして|とどか|

それ が 高み の 正体 だ ||たかみ||しょうたい|

それほど の もの を 見 た か … ||||み||

( ブレイン ) 見 た … 知った … |み||しった

人間 で は 決して たどり着け ない 頂 を にんげん|||けっして|たどりつけ||いただ|

いや 俺 が 見 た の は 高み で すら ない |おれ||み||||たかみ|||

あまり に も 実力 が 足り て い なかった |||じつりょく||たり|||

お 遊び だった … |あそび|

滑稽 な 話 だ こっけい||はなし|

ストロノーフ

剣 で 得 られる 武力 など くだらない ぞ けん||とく||ぶりょく|||

本当 の 強 さ の 前 で は ゴミ だ ほんとう||つよ|||ぜん|||ごみ|

最後 に お前 と 会え て よかった さいご||おまえ||あえ||

これ で 死ね る … ||しね|

ブレイン ・ アングラウス !

座れ ! そして 飯 を 食え すわれ||めし||くえ

すべて は それ から だ

( 男 ) う お っ う う っ … おとこ||||||

( 男 ) おお っ う う っ ! おとこ|||||

( 男 ) ぐう っ … おとこ||

( ティナ ) こちら の 準備 は 完了 ( ティア ) 完璧 |||じゅんび||かんりょう||かんぺき

( イビル アイ ) ああ 見て い た から 知って いる |||みて||||しって|

私 は 次 の 場所 へ 移動 する わたくし||つぎ||ばしょ||いどう|

できる かぎり 偉 そう な ヤツ を 捕らえ ない と いけない から な ||えら|||やつ||とらえ|||||

( ティナ ) こっち も これ から 襲撃 に 移る |||||しゅうげき||うつる

他の 2 人 は ? たの|じん|

( ティア ) 出番 が ない から って 遊 ん で たり し て ない ? |でばん|||||あそ||||||

( イビル アイ ) な わけな い だ ろ う

村 の 近く で 非 常時 に 備え て 潜伏 中 だ むら||ちかく||ひ|じょうじ||そなえ||せんぷく|なか|

では 私 は 行く そっち も 予定 どおり 進め て くれ |わたくし||いく|||よてい||すすめ||

こんな こと を 続け て も 時間 稼ぎ に しか なら ない |||つづけ|||じかん|かせぎ||||

どこ か で 逆転 する 一撃 を 打て ない なら これ も 徒労 … |||ぎゃくてん||いちげき||うて|||||とろう

( ガガーラン ) おう 盛大 に 燃え て や がる な ||せいだい||もえ||||

( ラキュース ) 村 の 人 たち が 無事 逃げ られ れ ば いい の だ けど … |むら||じん|||ぶじ|にげ|||||||

( ガガーラン ) 凶悪 な 麻薬 で ある 黒 粉 ( くろ こ な ) の もと に なる 草 を 燃やし て ん だ |きょうあく||まやく|||くろ|こな||||||||くさ||もやし|||

火 だけ じゃ なく 煙 に 巻か れ て も ヤバ い だ ろ う し な ひ||||けむり||まか||||||||||

うん で ここ 以外 も 焼き に 行く ん だ ろ ? |||いがい||やき||いく|||

ええ もちろん 打て る 手 は 打って おか ない と ||うて||て||うって|||

黒 粉 が このまま 王 国 中 に 広まる の だけ は くろ|こな|||おう|くに|なか||ひろまる|||

絶対 に 食い止め ない と いけない わ ぜったい||くいとめ||||

麻薬 栽培 を 行って いる 拠点 が これ 以外 に も 多数 ある ん だ から まやく|さいばい||おこなって||きょてん|||いがい|||たすう||||

本当 に 八 本 指 は デカ い 組織 だ な ほんとう||やっ|ほん|ゆび||||そしき||

そう ね ガガーラン

裏 組織 と し て は 最大 規模 国 を むしばむ レベル だ から うら|そしき|||||さいだい|きぼ|くに|||れべる||

( ティナ ) 予定 どおり 終了 し た 鬼 リーダー |よてい||しゅうりょう|||おに|りーだー

証拠 も 残し て い ない 鬼 ボス しょうこ||のこし||||おに|ぼす

( ラキュース ) ティア ティナ 2 人 と も 何 か 見つかった ? |||じん|||なん||みつかった

( ティナ ) こっち は なし ( ティア ) めぼしい 情報 は ない ||||||じょうほう||

ああ …\ N あと は イビル アイ に 期待 か |||||||きたい|

( ティナ ・ ティア ) ん っ ?

( イビル アイ ) 帰った ぞ ||かえった|

( ラキュース ) お かえり なさい イビル アイ

( イビル アイ ) ああ …\ N おい ラキュース 受け取れ ||||||うけとれ

( ラキュース ) 何かしら ? ( ガガーラン ) 暗号 か ? |なにかしら||あんごう|

( イビル アイ ) おそらく な

八 本 指 の 手がかり に なる かも しれ ない わ ね やっ|ほん|ゆび||てがかり|||||||

( リーダー ) で は 定例 会 を 始めよ う りーだー|||ていれい|かい||はじめよ|

いく つ か の 議題 が ある が ||||ぎだい|||

最初 に 片づける べき もの は …\ N ヒルマ さいしょ||かたづける|||||

( ヒルマ ) あい よ

( あくび )

お前 の 麻薬 栽培 施設 が おまえ||まやく|さいばい|しせつ|

何者 か の 手 に よって 襲わ れ た と いう 話 だ が ? なにもの|||て|||おそわ|||||はなし||

( ヒルマ ) そうだ ね 襲わ れ た ね |そう だ||おそわ|||

生産 施設 に し て い た 村 が せいさん|しせつ||||||むら|

とんだ 出費 だ よ |しゅっぴ||

今後 黒 粉 の 流通 を 絞る こと に なる かも ね こんご|くろ|こな||りゅうつう||しぼる|||||

( リーダー ) 相手 の 情報 は 何も ない の か ? りーだー|あいて||じょうほう||なにも|||

ない ね フッ 完璧 だ よ |||かんぺき||

だからこそ 想像 でき なく も ない けど ね |そうぞう||||||

( リーダー ) ふむ …\ N ( ゼロ ) おい りーだー||||

( ゼロ ) 俺 たち を 雇わ ない か ? ( ヒルマ ) うん ? |おれ|||やとわ||||

お前 の 集め て いる 雑魚 で は ろくに 守れ まい おまえ||あつめ|||ざこ||||まもれ|

要ら ない よ いら||

あんた たち に うち の 重要 拠点 を 知ら れる わけ に は いか ない し ね |||||じゅうよう|きょてん||しら||||||||

( コッコ ドール ) じゃあ その 話 私 が 代わり に 受け たい わ |どーる|||はなし|わたくし||かわり||うけ||

何 だ コッコ ドール 落ち目 の お前 に 払え る の か ? なん|||どーる|おちめ||おまえ||はらえ|||

( コッコ ドール ) 大丈夫 よ ゼロ |どーる|だいじょうぶ||

黄金 の 姫 の おかげ で 奴隷 売買 が 法律 で 禁止 に なっちゃ っ た けど おうごん||ひめ||||どれい|ばいばい||ほうりつ||きんし|||||

蓄え は ちゃんと ある もの たくわえ||||

ほう

それほど の やっかい 事 と いう こと か よか ろ う |||こと|||||||

( コッコ ドール ) すまない わ ね |どーる|||

処分 する 予定 の 女 に 問題 が 生じ ちゃ った の しょぶん||よてい||おんな||もんだい||しょうじ|||

過剰 な 戦力 を 準備 する こと に なる と は 思う ん だ けど かじょう||せんりょく||じゅんび|||||||おもう|||

あそこ の お 店 を 潰さ れる と 困っちゃ う の よ |||てん||つぶさ|||こまっちゃ|||

( ゼロ ) 大船 に 乗った 気持ち で いる と いい |おおふな||のった|きもち||||

俺 たち “ 六 腕 ( ろく うで ) ” が お前 の 財産 の 安全 を 保証 しよ う おれ||むっ|うで||||おまえ||ざいさん||あんぜん||ほしょう||

フッ

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