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亜人ちゃんは語りたい, Demi-chan wa Kataritai (Interviews With Monster Girls) Episode 9

Demi -chan wa Kataritai (Interviews With Monster Girls ) Episode 9

♪~

~♪

( 早紀 絵 ) いい じゃ ない です か ! 明日 も 休み な ん です し

( ゴク ゴク ゴク )

( 早紀 絵 ) ぷ は ~ っ ハハッ

高橋 ( たか は し ) 先生

ほ ~ ら 高橋 先生 も もっと 飲 ん で 大いに 語り合い ま しょ う

教育 の ある べき 姿 に つい て

“ 困った 人 です ね ”

“ そんな 困った ちゃん に は 指導 が 必要 か な ? ”

指導 です か ?

指導 って どんな ?

( バタン ! ) ( 早紀 絵 ) あっ そんな …

高橋 先生 居間 で なんて そんな … あっ !

あっ ダメ 三角 定規 が …

あ ~ っ 三角 の 部分 が …

あっ 分度器 も … N 分度器 も なん です か ?

あっ チョーク … チョーク も お 願い

教育 さ れ ちゃ う ~ !

あん

( バイブ 音 )

( 早紀 絵 ) もしもし

( 宇垣 ( う が き ) ) 悪い 寝 て た か ?

宇垣 さん ?

いえ ちょっと その 教育 指導 の 勉強 を …

( 宇垣 ) ほほ う 休日 だって の に 熱心 だ な

それ より 宇垣 さん こそ どう し た ん です ?

( 宇垣 ) いや な に ふと この 間 の こと を 思い出し て な

( 早紀 絵 ) この 間 ?

クルツ 君 と 学校 に 来 た とき です か ?

( 宇垣 ) お前 の 気 に なる 人 って 高橋 先生 の こと だ ろ ?

ど … どうして それ を ?

( 宇垣 ) やはり か ( 早紀 絵 ) あっ

だが お前 の こと だ

何 か 行動 を 起こす でも なく 手 を こまね い て いる ん だ ろ ?

( 早紀 絵 ) う っ

別に それ を 責める つもり は ない

だが このまま で いい と も 思わ ん

時 が 来 た の だ !

早紀 絵 お前 が サキュバス と して ひと 皮 むける とき が な !

は あ …

( 宇垣 ) ズバリ 言う が お前 の 腰 が 重い の は

恋愛 を する うえ で 催 淫 する こと は 避け られ ない が

ジレンマ だ な

はい

確かに 今 まで の お前 は みだりに 他者 を 催 淫 す まい と

それ だけ を 考え 努め て き た

だから そう 悩む の も 分かる

だが ! これ から は お前 に 好き な ヤツ が でき た 以上

意中 の 相手 を 催 淫 する こと に も

慣れ て いか なく て は なら ない ん じゃ ない か ?

違う か ?

呼び起こせ

夜な夜な 男 を 食らう サキュバス の 本能 を !

それ は 伝承 の 話 です あと うるさい です

でも 宇垣 さん の おっしゃる とおり です

あ … ?

( 早紀 絵 ) 変わら なきゃ いけない って 思い ます

恋愛 を する ため に も

好意 と は どういう もの か 折り合い を つける ため に も

催 淫 する こと から 逃げ て ばかり で は ダメ な ん だ と 思い ます

そう だ な

いい 機会 だ し いろいろ やって い こ う ぜ

じゃあ 明日 から どんどん 高橋 先生 を 誘惑 し て い こ う な

そう なり ます か ?

そりゃ そう だ ろ

だって 偶然 に 起こる 催 淫 の 数 って たかが 知れ てる だ ろ ?

お前 が 催 淫 する の に 慣れる 前 に 高橋 先生 に 女 が でき ち まう ぞ

う う っ

( 宇垣 ) あと 半端 な 催 淫 じゃ

高橋 先生 は 表情 すら 崩さ ない から な

リアクション なきゃ ちゃん と 経験 に なら ねえ !

と なる と お前 に 催 淫 する 主体 性 が 必要 と なる

理屈 は 分かり ます が …

まっ 強制 は し ない が な

でも さ ちょっと 見 て み たい と は 思わ ん か ?

高橋 先生 の 本気 で てれ た 姿

はっ

あの ~

( 高橋 ) 佐藤 先生

( 高橋 ) すみません てっきり ひかり か 誰 かかと

( 早紀 絵 ) こちら こそ 急に お邪魔 し て しまい まし て …

ああ これ お 茶 菓子 に どうぞ

それ で

一 度 ちゃん と サキュバス の こと を お 話し し たい と 思い まし て

先生 の ご 参考 に なれ ば と …

高橋 先生 み たい な ヤツ は

書物 の 知識 以上 の 情報 を 求める タイプ だ

お前 から 話 を 振れ ば 必ず 食いつく

えっ ホント です か ? それ は 興味 あり ます

( 早紀 絵 ) 食いつ い た

なかなか サキュバス 本人 から お 話 を 伺え る 機会 は あり ませ ん から

文献 だけ で は どうも しっくり こ ない ん です よ ね

そして お前 が 話 を 切り出す タイミング が 勝負 だ !

速攻 !

( 早紀 絵 ) ええ い !

あっ

( 早紀 絵 ) まま よ !

じゃあ 少し 体験 し て み ます か ? サキュバス の 催 淫

へ ?

( 早紀 絵 ) じゃあ ちょっと 失礼 し て …

( 高橋 ) えっ ちょっと 何 を ?

( 早紀 絵 ) あっ 少し 薄着 に なる だけ なんで 大丈夫 で ~ す

ああ そう です か

そう です か ?

( 早紀 絵 ) はい じゃ じゃ ~ ん

ど … どう です か ね ?

( 早紀 絵 ) 死に たい

ええ その … N すごく ステキ だ と 思い ます

随分 雰囲気 変わる もの です ね

ありがとう ござい ます

( 早紀 絵 ) リアクション が 薄い

確かに これ じゃ 催 淫 し た 気 に なら ない

と いう より も 不安 に なって しまう

本当 に 催 淫 の 効果 ある の かしら ?

( 高橋 ) エッロ ~

色気 が 可 視 化 さ れ て 見える よう だ

学生 の ころ の 性欲 が 戻った 気 さえ する

いつも の よう に 全体 を 見 ない よう に しよ う

目 の 少し 上 の 辺り だけ を こう …

髪 ツヤツヤ だ な ~

あっ 違う

しかし 着こなし だけ で こう も 変わる と は …

いかに ふだん が 徹底 さ れ て いる か が 分かる な

あの 姿 なら 触れ られ でも し ない かぎり は

何も 感じ ない

あっ

( 高橋 ) ふと 思った の です が ( 早紀 絵 ) はい

ふだん から もう 少し ラフ な 格好 を さ れ て も いい ん じゃ ない です か ?

( 早紀 絵 ) えっ ?

( 高橋 ) 毎日 それ だけ 気 を 遣う と 窮屈 でしょ う

多少 隙 が ある くらい なら

何 か 問題 に なるほど 催 淫 する こと も ない の で は ?

え … え ~ っと です ね

あの 高橋 先生 は

サキュバス に 向け られる 好意 は 本物 だ と 思い ます か ?

本物 ?

何て いう か サキュバス に 向け られる 好意 って

催 淫 に よって ゲタ を 履か せ た 状態 だ と 思う ん です

ふだん 極端 に 催 淫 を 避ける の も

そういう 好意 を 向け られる の が 嫌 で …

( 高橋 ) う ~ ん

これ は あくまで 私 の 考え です が

( 早紀 絵 ) あっ はい

( 高橋 ) そもそも 普通 の 女性 と サキュバス の 違い です が

私 の 理屈 で は 夢魔 の 特性 以外 は ほとんど 変わり あり ませ ん

普通 の 女性 だって 先ほど の 佐藤 先生 の よう に

服装 の いかん に よって 魅力 は 大きく 左右 し ます

では 何 が 異なる の か と いう と

この 差 です

つまり サキュバス の 催 淫 と は 程度 の 差 な の です

と いう 認識 で 進め て も いい です か ?

はい 続け て ください

( 高橋 ) だ と すれば あと は この 差 を どう 捉える か です

佐藤 先生 は 先ほど この 差 を

ゲタ を 履か せ て いる と 表現 し まし た が

私 は そう 思い ませ ん

コンディション や シチュエーション 時 と 場合 に よって 変わる 魅力

全て ひっくるめ て その 人 の 魅力 で ある よう に

佐藤 先生 の 魅力 も また

催 淫 込み で あなた の 魅力 な ん だ と 思い ます

つまり 好意 に ニセ モノ は ない と いう の が 私 なり の 答え です

( 早紀 絵 ) 私 の 考え は です ね

サキュバス 本人 と して は …

はい 教え て ください

( 早紀 絵 ) ああ 楽しい な こういう の

お互い の 考え を 語り合って 尊重 し 合って

落とし どころ を 探し たり し て

そして 楽しい の は

サキュバス の 話題 だ から って わけ じゃ ない

やっぱり … 好き な ん だ ろ う な

背中 を 押し て くれ た 宇垣 さん に は 悪い けど

やっぱり 自分 から 催 淫 する の は よそう

高橋 先生 は 真摯 ( しんし ) に 答え て くれる 人

なら 私 も 真摯 に 臨む べき だ と 思う

高橋 先生 は ああ 言って くれ た けど

やっぱり 催 淫 は 私 の 手 に 余る

そういう 自覚 が ある うち は 使う べき じゃ ない

でも いつか

“ ここ まで は 使って いい ”

催 淫 に も そういう 落とし どころ が 見つかる と いい な

あっ

ん ?

う う っ う う っ …

( 早紀 絵 ) すみません で し た ( 高橋 ) いいえ

( 早紀 絵 ) ここ まで だったら 使って も いい かな

( 早紀 絵 ) そんな 感じ で 高橋 先生 の てれ 顔 を 拝み まし た

( 宇垣 ) よかった じゃ ない か

それ に サキュバス の 性質 に つい て も お互い の 意見 を 言い合ったり し て

なん だ 考え 方 が 違う の か ?

大丈夫 か ? そんな ん で

( 早紀 絵 ) 違い ます よ ! 考え 方 が 違う から いい ん です よ !

分かって ない です ね 宇垣 さん は

( 宇垣 ) そう す か

( 早紀 絵 ) だ から お互い の 立場 も 考え つつ と か

いろいろ 議論 が 白 熱し ちゃ い まし た が

それ で 結局 落とし どころ と して は です ね …

( 宇垣 ) 報告 ご 苦労 さん じゃあ また な

フウ

娘 が 巣立って いく 寂し さ って …

こんな の かな ~

また 高橋 先生 と 議論 を 深め たい

でも それ って “ また 会い たい ” って いう 言い訳 な の か な

催 淫 を コントロール でき れ ば 苦労 は し ない ん だ ろ う けど

( 雪 ( ゆき ) ) 催 淫 を コントロール し て 何 を ?

ど わ ~ っ 雪 ちゃん !

何 か いかがわしい 臭い が し ます が …

( 早紀 絵 ) ち … 違う の よ !

ほら こういう 性質 って いろいろ と 生活 に 不便 が ある でしょ

だから …

ああ それ は 確かに そうです ね

( 早紀 絵 ) ハア

で 私 に 何 か 用 ?

( 雪 ) これ 例の 物 です

( 早紀 絵 ) わ あ !

間違い ない よう ね

これ 読み 終え た 分

( 雪 ) 確かに 受け取り まし た

ホント に ありがとう ね 雪 ちゃん

同好 の 士 … です から !

( 雪 ) 失礼 し まし た

コントロール か …

雪 女 の 性質 を コントロール し たい ?

はい 自分 の 意思 で ある 程度

冷気 を 出 せる よう に なったら いい なって

冷気 を 出 せる 体質 が ある のに

暑 さ に 悩む の は 変 だ なって 前 から 思って い て …

うん 一理 ある

( 雪 ) フウ

夏 も 近い し やって みる か !

あっ

フフッ

懐かしい です ね この 感じ

ハハ 初心 に 帰って と いう ところ だ な

おさらい だ が

雪 女 の 性質 は ネガティブ な 感情 に 起因 し て いる

緊張 や ストレス に よって かく 冷や汗 や

悲しい こと に よって 流す 涙 は 凍る

そして ひどく 落ち込 ん だ り する と 冷気 が 出る

だ な ?

はい !

細かい コントロール は 後々 に し て

当面 は なんとか 身 ひと つ で 冷気 を 出す こと を 目指 そ う

( 雪 ) はい !

その 間 に 冷や汗 を かく かも しれ ない から

タライ で 受け取って と …

それ で 具体 的 に は どう し たら い い ん です か ?

う ~ ん 悲しい 気持ち に なれ ば 冷気 は 出る が

最終 的 に は それ に よら ず 冷気 を 出し たい

ふり を し て みる か ?

( 雪 ) ふり ? ( 高橋 ) つまり 演技 だ な

( 高橋 ) 擬 似 的 に 作った ネガティブ な 感情 で 冷気 が 出る か どう か

演技 ? ネガティブ な 悲しい 演技 を ?

そう だ こう …

“ あ ~ ひかり や 町 ( まち ) に 何 か あった ~ ” と か

何 か 設定 を 考え て

う っ ああ … えっ えっ と ~

ク …

クッソ ~ よくも 2 人 を ~ N 悲しい よ ~

( 高橋 ) フフッ 何 だ そりゃ ?

( 高橋 ) あっ いか ん いか ん 笑ったら 失礼 だ な

雪 は 真面目 に やって る のに

おのれ ~ !

( 高橋 ) 迫真 ! 別 の 能力 に 覚醒 し そう な 勢い だ

( 雪 ) 悲しい よ ~

( 高橋 ) 能力 か …

雪 女 の 体 が 冷たい から と いって

体液 が 氷点 に 近い と いう の は 生物 と して あり え ない

雪 女 が ネガティブ な 感情 に ある とき

何 か が 体 外 に 出る 瞬間 の 冷や汗 に 働きかけ て 凍ら せる の だ

冷気 を 出す と いう 性質 も

つまり は 何 か が 周り の 空気 を

冷やし て いる と いう こと だ ろ う

何かと は 何 か ?

ネガティブ な 感情 と は つまり 意思

待て よ ? 意思 に 物理 的 な 定義 が できる の だ と し たら …

催 淫 と いう 他者 の 意思 に 影響 を 及ぼす サキュバス の 性質 も

物理 的 に 説明 が つく

佐藤 先生 に 確認 し たい ところ だ な

( 雪 ) ハア ハア …

( 雪 ) そろそろ …

そろそろ 気付 い て ほしい

この 状態 が とても 恥ずかしい こと に

忘れ て い た デミ の こと を 相談 する と

高橋 先生 は その 1 点 に 夢中 に なって

デリカシー が 活動 を 止め て しまう の だ

高橋 先生 もう そろそろ …

( 高橋 ) ん ? あっ そうだ な

う ~ む 冷気 は 出 て ない みたい だ な

演技 で は ダメ か

お っ 冷や汗 は 結構 出 てる な

そう です ね

( 雪 ) それ は 恥ずかしく て か い た もの です

この 方法 は これ っきり に し ま しょ う

冷気 は 出 ませ ん

そう だ な ( 扉 が 開く 音 )

( ひかり ) や ほ や ほ ~ ! ん ?

( 雪 ) ひかり ? ( 高橋 ) おう

( ひかり ) 何 し てる の ?

いや 雪 女 の 力 で

来 ( き た ) る べく 暑 さ を しのぐ 方法 を 考え て いた ん だ が …

あっ いや ~ N それ が 全然 うまく いか なく て

ん ? そう ?

それ ユッキー の 出し た 氷 でしょ ?

( 雪 ) えっ ?

( ひかり ・ 町 ) ハア ~

( 町 ) 冷たく て 気持ち いい

暑 さ しのげ る ~

まっ 今日 の 成果 は ここ まで と いう こと で

ユッキー 氷 が 溶け ちゃ う 溶け ちゃ う

( 雪 ) おのれ ~ !

( 教師 A ) 2 組 に 分かれ て パス の 練習

( 佐竹 ( さた け ) ) しっか し 今日 は め ちゃ 暑い な

( 太田 ( おお た ) ) 梅雨 明ける の も 早かった し

今年 は 猛暑 に なる そう だ … ぞ !

か ~ マジ か よ

こんな クッソ 暑い 日 に 外 で 体育 なんて やって らん ね ~

( ピッ ) ( 教師 B ) 女子 集合

( 女子 たち ) は ~ い

( 教師 B ) 今日 は 中 距離 1,5 キロ の タイム を 測る よ

いきなり 全力 で 走る と 危ない ので その 前 に 軽く グランド を …

やっぱり 夏 は 体育 に 限る な ~

お前 って ホント そういう の 隠す 気 ない の な

ハア ハア ハア …

( 教師 B ) 見づらかったら 言い な ね

( 町 ) はい

( ひかり ・ 雪 ) ハア ハア …

日ざし め っちゃ きつい ん だ けど …

( 雪 ) こんな の … もう 真夏 だ よ

今日 も 暑い な

( 町 ) こんにちは ( 高橋 ) ん ?

( 高橋 ) おう 町 こんにち は 体育 か ?

はい A 組 と の 合同 で し た

じゃあ 雪 も 一緒 か

いつも の 3 人 組 で やかましかった ろ

フフフ

それ が …

( 2 人 ) ああ …

あっ つ ~

( 3 人 ) 失礼 し ま ~ す

う わ ~ 生き返る ~

極楽

さっき の 地獄 に 比べ れ ば ここ は まさに 極楽 だ よ

( 高橋 ) 外 の 体育 つら そう だった な

はい そりゃ もう

( ひかり ) いつも ながら 冷房 完備 と は いい ご 身分 です な 先生 !

まあ ここ に は 暖め すぎ ちゃ マズ い もん が …

あっ これ 前 も 言った な

あんまり ここ に 居座ら ない よう に しろ よ

暑 さ に 弱い お嬢さん 方 に は 悪い が 程々 に な

え ~ 夏 の バンパイア ホント 大変 な の に

それ を 言ったら 雪 女 だって

( 2 人 ) むっ

バンパイア の ほう が 大変 です ~

腕 日焼け し やすい から 半袖 着 られ ない し ~

太陽 も まぶし すぎる ん です ~

雪 女 だって 大変 です ~

体温 が 低い 分 体感 温度 は 高い ん です

汗 も あんまり かか ない し ~

( 2 人 ) プッ

( ひかり ) ハハハ ( 雪 ) ハハハ 何 な の もう

( 高橋 ) 汗 で 滑ったり し ない か ? ( 町 ) あっ はい

手 汗 は あまり か か ない ので でも …

あっ 先生 もっと 涼しく する ため の 提案 が あり ます

お っ 何 だ ? 言う て みよ

スイカ 食べ たい から 買って !

( 高橋 ) 厚かましい に も 程 が ある ! ( ひかり ) う わ ~ に ゃ ~

ハア

涼み たい なら その テンション を どうにか しろ

まだ 結構 する ん だ スイカ も まったく …

あっ

そう いえ ば 職員 室 に アイス の 余って い た やつ が …

( ひかり ) 甘い ! ( 町 ) 優しい

( 雪 ) と いう か 単に 自腹 を 切り たく ない だけ で は ?

ほか に 何 か 涼しく なる 方法 は ない か な ?

雪 ちゃん の “ おのれ ~ ” は ?

いや あれ は 疲れる から

え ~ っ 私 は 好き だ けど な “ おのれ ”

( 雪 ) その 呼び名 は いつ 決まった の ?

う ~ ん “ おのれ ~ ” み たい に

いつ でも できる こと だ と いい ん だ けど な

( 雪 ) いつ でも できる と か 思わ ない で

教室 に も エアコン ない し

人 が いれ ば できる 涼しく なる こと …

怪談 … と か ?

怪談 ! 渋い

背中 を ゾクッ と 凍ら せる と いう こと です な

( 町 ) うん

じゃあ マッチー 一 席 お 願い

( 雪 ) また そんな ムチャ ぶり を

この 前 ネット で 見 た やつ な ん だ けど

( 雪 ) あっ やる ん だ

( 町 ) それ は 今日 み たい に 蒸し暑い 日 で し た

冒険 心 の 強い 2 人 組 の 女の子 が

洞窟 へ やって き まし た

2 人 は 光 の 差さ ない 真っ暗 な 洞窟 を

手 に し た 明かり だけ を 頼り に 一 歩 一 歩 進んで いき まし た

それ から 一体 どれ だけ 歩 い た こと でしょ う ?

やがて 2 人 は 分かれ 道 に たどり つい た の です

そこ に は まるで 誰 か が 来る の を 知って い た か の よう に

書き置き が あり まし た

生 首 を 見る の は 怖い と 思い

2 人 は 右 の 道 を 進む こと に し まし た

右 の 道 の 奥 に は 書き置き の とおり 首 の ない 死体 が あり まし た

少し ホッ と する 2 人 で し た が

死体 の 傍ら に は またしても 書き置き が …

ひと つ

( 女性 の うめき声 )

( 町 ) あ あ ~ あ あ ~

( 雪 ・ ひかり ) プッ

( 雪 ・ ひかり ) アハ ハハ ( 町 ) あれ ?

( ひかり ) 全然 怖く ない ( 雪 ) ねっ

( ひかり ) ハア …

( 雪 ) 怖い 話 作戦 は 失敗 だ ね

あっ そう いや マッチー ベスト 着 てる ね

( 町 ) えっ ? ( 雪 ) ホント だ 暑く ない の ?

うん まあ … N 着 て ない より か は 暑い かな ?

( 2 人 ) ん ?

汗 か い ちゃ わ ない ?

京子 ( きょう こ ) 汗 か か ない ほう だ っけ ?

う うん むしろ 汗 っ かき な ほう だ と 思う

( ひかり ) じゃあ なんで ベスト 着 てる の ?

えっ と つまり その …

汗 かく と シャツ が 透け ちゃ って 下着 が 見え ちゃ う から

( 2 人 ) う わ あ おお …

おお !

( 高橋 ) お ~ い

アイス 持って き て やった …

ぞ ?

( ひかり ・ 雪 ) お かえり なさい

( 高橋 ) 冷えきって いる

♪~

~♪

( ひま り ) 次回 「 亜人 ちゃん は 語り たい 」

「 デュラ ハン は 時空 を 超え て 」


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♪~

~♪

( 早紀 絵 ) いい じゃ ない です か ! 明日 も 休み な ん です し さき|え||||||あした||やすみ||||

( ゴク ゴク ゴク )

( 早紀 絵 ) ぷ は ~ っ ハハッ さき|え||||

高橋 ( たか は し ) 先生 たかはし||||せんせい

ほ ~ ら 高橋 先生 も もっと 飲 ん で 大いに 語り合い ま しょ う ||たかはし|せんせい|||いん|||おおいに|かたりあい|||

教育 の ある べき 姿 に つい て きょういく||||すがた|||

“ 困った 人 です ね ” こまった|じん||

“ そんな 困った ちゃん に は 指導 が 必要 か な ? ” |こまった||||しどう||ひつよう||

指導 です か ? しどう||

指導 って どんな ? しどう||

( バタン ! ) ( 早紀 絵 ) あっ そんな … |さき|え||

高橋 先生 居間 で なんて そんな … あっ ! たかはし|せんせい|いま||||

あっ ダメ 三角 定規 が … |だめ|さんかく|じょうぎ|

あ ~ っ 三角 の 部分 が … ||さんかく||ぶぶん|

あっ 分度器 も …\ N 分度器 も なん です か ? |ぶんどき||n|ぶんどき||||

あっ チョーク … チョーク も お 願い |ちょーく|ちょーく|||ねがい

教育 さ れ ちゃ う ~ ! きょういく||||

あん

( バイブ 音 ) |おと

( 早紀 絵 ) もしもし さき|え|

( 宇垣 ( う が き ) ) 悪い 寝 て た か ? うかき||||わるい|ね|||

宇垣 さん ? うかき|

いえ ちょっと その 教育 指導 の 勉強 を … |||きょういく|しどう||べんきょう|

( 宇垣 ) ほほ う 休日 だって の に 熱心 だ な うかき|||きゅうじつ||||ねっしん||

それ より 宇垣 さん こそ どう し た ん です ? ||うかき|||||||

( 宇垣 ) いや な に ふと この 間 の こと を 思い出し て な うかき||||||あいだ||||おもいだし||

( 早紀 絵 ) この 間 ? さき|え||あいだ

クルツ 君 と 学校 に 来 た とき です か ? |きみ||がっこう||らい||||

( 宇垣 ) お前 の 気 に なる 人 って 高橋 先生 の こと だ ろ ? うかき|おまえ||き|||じん||たかはし|せんせい||||

ど … どうして それ を ?

( 宇垣 ) やはり か ( 早紀 絵 ) あっ うかき|||さき|え|

だが お前 の こと だ |おまえ|||

何 か 行動 を 起こす でも なく 手 を こまね い て いる ん だ ろ ? なん||こうどう||おこす|||て||||||||

( 早紀 絵 ) う っ さき|え||

別に それ を 責める つもり は ない べつに|||せめる|||

だが このまま で いい と も 思わ ん ||||||おもわ|

時 が 来 た の だ ! じ||らい|||

早紀 絵 お前 が サキュバス と して ひと 皮 むける とき が な ! さき|え|おまえ||||||かわ||||

は あ …

( 宇垣 ) ズバリ 言う が お前 の 腰 が 重い の は うかき|ずばり|いう||おまえ||こし||おもい||

恋愛 を する うえ で 催 淫 する こと は 避け られ ない が れんあい|||||もよお|いん||||さけ|||

ジレンマ だ な じれんま||

はい

確かに 今 まで の お前 は みだりに 他者 を 催 淫 す まい と たしかに|いま|||おまえ|||たしゃ||もよお|いん|||

それ だけ を 考え 努め て き た |||かんがえ|つとめ|||

だから そう 悩む の も 分かる ||なやむ|||わかる

だが ! これ から は お前 に 好き な ヤツ が でき た 以上 ||||おまえ||すき||やつ||||いじょう

意中 の 相手 を 催 淫 する こと に も いちゅう||あいて||もよお|いん||||

慣れ て いか なく て は なら ない ん じゃ ない か ? なれ|||||||||||

違う か ? ちがう|

呼び起こせ よびおこせ

夜な夜な 男 を 食らう サキュバス の 本能 を ! よなよな|おとこ||くらう|||ほんのう|

それ は 伝承 の 話 です あと うるさい です ||でんしょう||はなし||||

でも 宇垣 さん の おっしゃる とおり です |うかき|||||

あ … ?

( 早紀 絵 ) 変わら なきゃ いけない って 思い ます さき|え|かわら||||おもい|

恋愛 を する ため に も れんあい|||||

好意 と は どういう もの か 折り合い を つける ため に も こうい||||||おりあい|||||

催 淫 する こと から 逃げ て ばかり で は ダメ な ん だ と 思い ます もよお|いん||||にげ|||||だめ|||||おもい|

そう だ な

いい 機会 だ し いろいろ やって い こ う ぜ |きかい||||||||

じゃあ 明日 から どんどん 高橋 先生 を 誘惑 し て い こ う な |あした|||たかはし|せんせい||ゆうわく||||||

そう なり ます か ?

そりゃ そう だ ろ

だって 偶然 に 起こる 催 淫 の 数 って たかが 知れ てる だ ろ ? |ぐうぜん||おこる|もよお|いん||すう|||しれ|||

お前 が 催 淫 する の に 慣れる 前 に 高橋 先生 に 女 が でき ち まう ぞ おまえ||もよお|いん||||なれる|ぜん||たかはし|せんせい||おんな|||||

う う っ

( 宇垣 ) あと 半端 な 催 淫 じゃ うかき||はんぱ||もよお|いん|

高橋 先生 は 表情 すら 崩さ ない から な たかはし|せんせい||ひょうじょう||くずさ|||

リアクション なきゃ ちゃん と 経験 に なら ねえ ! ||||けいけん|||

と なる と お前 に 催 淫 する 主体 性 が 必要 と なる |||おまえ||もよお|いん||しゅたい|せい||ひつよう||

理屈 は 分かり ます が … りくつ||わかり||

まっ 強制 は し ない が な |きょうせい|||||

でも さ ちょっと 見 て み たい と は 思わ ん か ? |||み||||||おもわ||

高橋 先生 の 本気 で てれ た 姿 たかはし|せんせい||ほんき||||すがた

はっ

あの ~

( 高橋 ) 佐藤 先生 たかはし|さとう|せんせい

( 高橋 ) すみません てっきり ひかり か 誰 かかと たかはし|||||だれ|

( 早紀 絵 ) こちら こそ 急に お邪魔 し て しまい まし て … さき|え|||きゅうに|おじゃま|||||

ああ これ お 茶 菓子 に どうぞ |||ちゃ|かし||

それ で

一 度 ちゃん と サキュバス の こと を お 話し し たい と 思い まし て ひと|たび||||||||はなし||||おもい||

先生 の ご 参考 に なれ ば と … せんせい|||さんこう||||

高橋 先生 み たい な ヤツ は たかはし|せんせい||||やつ|

書物 の 知識 以上 の 情報 を 求める タイプ だ しょもつ||ちしき|いじょう||じょうほう||もとめる|たいぷ|

お前 から 話 を 振れ ば 必ず 食いつく おまえ||はなし||ふれ||かならず|くいつく

えっ ホント です か ? それ は 興味 あり ます |ほんと|||||きょうみ||

( 早紀 絵 ) 食いつ い た さき|え|くいつ||

なかなか サキュバス 本人 から お 話 を 伺え る 機会 は あり ませ ん から ||ほんにん|||はなし||うかがえ||きかい|||||

文献 だけ で は どうも しっくり こ ない ん です よ ね ぶんけん|||||||||||

そして お前 が 話 を 切り出す タイミング が 勝負 だ ! |おまえ||はなし||きりだす|たいみんぐ||しょうぶ|

速攻 ! そっこう

( 早紀 絵 ) ええ い ! さき|え||

あっ

( 早紀 絵 ) まま よ ! さき|え||

じゃあ 少し 体験 し て み ます か ? サキュバス の 催 淫 |すこし|たいけん||||||||もよお|いん

へ ?

( 早紀 絵 ) じゃあ ちょっと 失礼 し て … さき|え|||しつれい||

( 高橋 ) えっ ちょっと 何 を ? たかはし|||なん|

( 早紀 絵 ) あっ 少し 薄着 に なる だけ なんで 大丈夫 で ~ す さき|え||すこし|うすぎ|||||だいじょうぶ||

ああ そう です か

そう です か ?

( 早紀 絵 ) はい じゃ じゃ ~ ん さき|え||||

ど … どう です か ね ?

( 早紀 絵 ) 死に たい さき|え|しに|

ええ その …\ N すごく ステキ だ と 思い ます ||n||すてき|||おもい|

随分 雰囲気 変わる もの です ね ずいぶん|ふんいき|かわる|||

ありがとう ござい ます

( 早紀 絵 ) リアクション が 薄い さき|え|||うすい

確かに これ じゃ 催 淫 し た 気 に なら ない たしかに|||もよお|いん|||き|||

と いう より も 不安 に なって しまう ||||ふあん|||

本当 に 催 淫 の 効果 ある の かしら ? ほんとう||もよお|いん||こうか|||

( 高橋 ) エッロ ~ たかはし|

色気 が 可 視 化 さ れ て 見える よう だ いろけ||か|し|か||||みえる||

学生 の ころ の 性欲 が 戻った 気 さえ する がくせい||||せいよく||もどった|き||

いつも の よう に 全体 を 見 ない よう に しよ う ||||ぜんたい||み|||||

目 の 少し 上 の 辺り だけ を こう … め||すこし|うえ||あたり|||

髪 ツヤツヤ だ な ~ かみ|つやつや||

あっ 違う |ちがう

しかし 着こなし だけ で こう も 変わる と は … |きこなし|||||かわる||

いかに ふだん が 徹底 さ れ て いる か が 分かる な |||てってい|||||||わかる|

あの 姿 なら 触れ られ でも し ない かぎり は |すがた||ふれ||||||

何も 感じ ない なにも|かんじ|

あっ

( 高橋 ) ふと 思った の です が ( 早紀 絵 ) はい たかはし||おもった||||さき|え|

ふだん から もう 少し ラフ な 格好 を さ れ て も いい ん じゃ ない です か ? |||すこし|らふ||かっこう|||||||||||

( 早紀 絵 ) えっ ? さき|え|

( 高橋 ) 毎日 それ だけ 気 を 遣う と 窮屈 でしょ う たかはし|まいにち|||き||つかう||きゅうくつ||

多少 隙 が ある くらい なら たしょう|すき||||

何 か 問題 に なるほど 催 淫 する こと も ない の で は ? なん||もんだい|||もよお|いん|||||||

え … え ~ っと です ね

あの 高橋 先生 は |たかはし|せんせい|

サキュバス に 向け られる 好意 は 本物 だ と 思い ます か ? ||むけ||こうい||ほんもの|||おもい||

本物 ? ほんもの

何て いう か サキュバス に 向け られる 好意 って なんて|||||むけ||こうい|

催 淫 に よって ゲタ を 履か せ た 状態 だ と 思う ん です もよお|いん|||げた||はか|||じょうたい|||おもう||

ふだん 極端 に 催 淫 を 避ける の も |きょくたん||もよお|いん||さける||

そういう 好意 を 向け られる の が 嫌 で … |こうい||むけ||||いや|

( 高橋 ) う ~ ん たかはし||

これ は あくまで 私 の 考え です が |||わたくし||かんがえ||

( 早紀 絵 ) あっ はい さき|え||

( 高橋 ) そもそも 普通 の 女性 と サキュバス の 違い です が たかはし||ふつう||じょせい||||ちがい||

私 の 理屈 で は 夢魔 の 特性 以外 は ほとんど 変わり あり ませ ん わたくし||りくつ|||むま||とくせい|いがい|||かわり|||

普通 の 女性 だって 先ほど の 佐藤 先生 の よう に ふつう||じょせい||さきほど||さとう|せんせい|||

服装 の いかん に よって 魅力 は 大きく 左右 し ます ふくそう|||||みりょく||おおきく|さゆう||

では 何 が 異なる の か と いう と |なん||ことなる|||||

この 差 です |さ|

つまり サキュバス の 催 淫 と は 程度 の 差 な の です |||もよお|いん|||ていど||さ|||

と いう 認識 で 進め て も いい です か ? ||にんしき||すすめ|||||

はい 続け て ください |つづけ||

( 高橋 ) だ と すれば あと は この 差 を どう 捉える か です たかはし|||||||さ|||とらえる||

佐藤 先生 は 先ほど この 差 を さとう|せんせい||さきほど||さ|

ゲタ を 履か せ て いる と 表現 し まし た が げた||はか|||||ひょうげん||||

私 は そう 思い ませ ん わたくし|||おもい||

コンディション や シチュエーション 時 と 場合 に よって 変わる 魅力 こんでぃしょん|||じ||ばあい|||かわる|みりょく

全て ひっくるめ て その 人 の 魅力 で ある よう に すべて||||じん||みりょく||||

佐藤 先生 の 魅力 も また さとう|せんせい||みりょく||

催 淫 込み で あなた の 魅力 な ん だ と 思い ます もよお|いん|こみ||||みりょく|||||おもい|

つまり 好意 に ニセ モノ は ない と いう の が 私 なり の 答え です |こうい||にせ|もの|||||||わたくし|||こたえ|

( 早紀 絵 ) 私 の 考え は です ね さき|え|わたくし||かんがえ|||

サキュバス 本人 と して は … |ほんにん|||

はい 教え て ください |おしえ||

( 早紀 絵 ) ああ 楽しい な こういう の さき|え||たのしい|||

お互い の 考え を 語り合って 尊重 し 合って おたがい||かんがえ||かたりあって|そんちょう||あって

落とし どころ を 探し たり し て おとし|||さがし|||

そして 楽しい の は |たのしい||

サキュバス の 話題 だ から って わけ じゃ ない ||わだい||||||

やっぱり … 好き な ん だ ろ う な |すき||||||

背中 を 押し て くれ た 宇垣 さん に は 悪い けど せなか||おし||||うかき||||わるい|

やっぱり 自分 から 催 淫 する の は よそう |じぶん||もよお|いん||||

高橋 先生 は 真摯 ( しんし ) に 答え て くれる 人 たかはし|せんせい||しんし|||こたえ|||じん

なら 私 も 真摯 に 臨む べき だ と 思う |わたくし||しんし||のぞむ||||おもう

高橋 先生 は ああ 言って くれ た けど たかはし|せんせい|||いって|||

やっぱり 催 淫 は 私 の 手 に 余る |もよお|いん||わたくし||て||あまる

そういう 自覚 が ある うち は 使う べき じゃ ない |じかく|||||つかう|||

でも いつか

“ ここ まで は 使って いい ” |||つかって|

催 淫 に も そういう 落とし どころ が 見つかる と いい な もよお|いん||||おとし|||みつかる|||

あっ

ん ?

う う っ う う っ …

( 早紀 絵 ) すみません で し た ( 高橋 ) いいえ さき|え|||||たかはし|

( 早紀 絵 ) ここ まで だったら 使って も いい かな さき|え||||つかって|||

( 早紀 絵 ) そんな 感じ で 高橋 先生 の てれ 顔 を 拝み まし た さき|え||かんじ||たかはし|せんせい|||かお||おがみ||

( 宇垣 ) よかった じゃ ない か うかき||||

それ に サキュバス の 性質 に つい て も お互い の 意見 を 言い合ったり し て ||||せいしつ|||||おたがい||いけん||いいあったり||

なん だ 考え 方 が 違う の か ? ||かんがえ|かた||ちがう||

大丈夫 か ? そんな ん で だいじょうぶ||||

( 早紀 絵 ) 違い ます よ ! 考え 方 が 違う から いい ん です よ ! さき|え|ちがい|||かんがえ|かた||ちがう|||||

分かって ない です ね 宇垣 さん は わかって||||うかき||

( 宇垣 ) そう す か うかき|||

( 早紀 絵 ) だ から お互い の 立場 も 考え つつ と か さき|え|||おたがい||たちば||かんがえ|||

いろいろ 議論 が 白 熱し ちゃ い まし た が |ぎろん||しろ|あつし|||||

それ で 結局 落とし どころ と して は です ね … ||けっきょく|おとし||||||

( 宇垣 ) 報告 ご 苦労 さん じゃあ また な うかき|ほうこく||くろう||||

フウ

娘 が 巣立って いく 寂し さ って … むすめ||すだって||さびし||

こんな の かな ~

また 高橋 先生 と 議論 を 深め たい |たかはし|せんせい||ぎろん||ふかめ|

でも それ って “ また 会い たい ” って いう 言い訳 な の か な ||||あい||||いいわけ||||

催 淫 を コントロール でき れ ば 苦労 は し ない ん だ ろ う けど もよお|いん||こんとろーる||||くろう||||||||

( 雪 ( ゆき ) ) 催 淫 を コントロール し て 何 を ? ゆき||もよお|いん||こんとろーる|||なん|

ど わ ~ っ 雪 ちゃん ! |||ゆき|

何 か いかがわしい 臭い が し ます が … なん|||くさい||||

( 早紀 絵 ) ち … 違う の よ ! さき|え||ちがう||

ほら こういう 性質 って いろいろ と 生活 に 不便 が ある でしょ ||せいしつ||||せいかつ||ふべん|||

だから …

ああ それ は 確かに そうです ね |||たしかに|そう です|

( 早紀 絵 ) ハア さき|え|

で 私 に 何 か 用 ? |わたくし||なん||よう

( 雪 ) これ 例の 物 です ゆき||れいの|ぶつ|

( 早紀 絵 ) わ あ ! さき|え||

間違い ない よう ね まちがい|||

これ 読み 終え た 分 |よみ|おえ||ぶん

( 雪 ) 確かに 受け取り まし た ゆき|たしかに|うけとり||

ホント に ありがとう ね 雪 ちゃん ほんと||||ゆき|

同好 の 士 … です から ! どうこう||し||

( 雪 ) 失礼 し まし た ゆき|しつれい|||

コントロール か … こんとろーる|

雪 女 の 性質 を コントロール し たい ? ゆき|おんな||せいしつ||こんとろーる||

はい 自分 の 意思 で ある 程度 |じぶん||いし|||ていど

冷気 を 出 せる よう に なったら いい なって れいき||だ||||||

冷気 を 出 せる 体質 が ある のに れいき||だ||たいしつ|||

暑 さ に 悩む の は 変 だ なって 前 から 思って い て … あつ|||なやむ|||へん|||ぜん||おもって||

うん 一理 ある |いちり|

( 雪 ) フウ ゆき|

夏 も 近い し やって みる か ! なつ||ちかい||||

あっ

フフッ

懐かしい です ね この 感じ なつかしい||||かんじ

ハハ 初心 に 帰って と いう ところ だ な |しょしん||かえって|||||

おさらい だ が

雪 女 の 性質 は ネガティブ な 感情 に 起因 し て いる ゆき|おんな||せいしつ||ねがてぃぶ||かんじょう||きいん|||

緊張 や ストレス に よって かく 冷や汗 や きんちょう||すとれす||||ひやあせ|

悲しい こと に よって 流す 涙 は 凍る かなしい||||ながす|なみだ||こおる

そして ひどく 落ち込 ん だ り する と 冷気 が 出る ||おちこ||||||れいき||でる

だ な ?

はい !

細かい コントロール は 後々 に し て こまかい|こんとろーる||あとあと|||

当面 は なんとか 身 ひと つ で 冷気 を 出す こと を 目指 そ う とうめん|||み||||れいき||だす|||まなざし||

( 雪 ) はい ! ゆき|

その 間 に 冷や汗 を かく かも しれ ない から |あいだ||ひやあせ||||||

タライ で 受け取って と … たらい||うけとって|

それ で 具体 的 に は どう し たら い い ん です か ? ||ぐたい|てき||||||||||

う ~ ん 悲しい 気持ち に なれ ば 冷気 は 出る が ||かなしい|きもち||||れいき||でる|

最終 的 に は それ に よら ず 冷気 を 出し たい さいしゅう|てき|||||||れいき||だし|

ふり を し て みる か ?

( 雪 ) ふり ? ( 高橋 ) つまり 演技 だ な ゆき||たかはし||えんぎ||

( 高橋 ) 擬 似 的 に 作った ネガティブ な 感情 で 冷気 が 出る か どう か たかはし|ぎ|に|てき||つくった|ねがてぃぶ||かんじょう||れいき||でる|||

演技 ? ネガティブ な 悲しい 演技 を ? えんぎ|ねがてぃぶ||かなしい|えんぎ|

そう だ こう …

“ あ ~ ひかり や 町 ( まち ) に 何 か あった ~ ” と か |||まち|||なん||||

何 か 設定 を 考え て なん||せってい||かんがえ|

う っ ああ … えっ えっ と ~

ク …

クッソ ~ よくも 2 人 を ~\ N 悲しい よ ~ ||じん||n|かなしい|

( 高橋 ) フフッ 何 だ そりゃ ? たかはし||なん||

( 高橋 ) あっ いか ん いか ん 笑ったら 失礼 だ な たかはし||||||わらったら|しつれい||

雪 は 真面目 に やって る のに ゆき||まじめ||||

おのれ ~ !

( 高橋 ) 迫真 ! 別 の 能力 に 覚醒 し そう な 勢い だ たかはし|はくしん|べつ||のうりょく||かくせい||||いきおい|

( 雪 ) 悲しい よ ~ ゆき|かなしい|

( 高橋 ) 能力 か … たかはし|のうりょく|

雪 女 の 体 が 冷たい から と いって ゆき|おんな||からだ||つめたい|||

体液 が 氷点 に 近い と いう の は 生物 と して あり え ない たいえき||ひょうてん||ちかい|||||せいぶつ|||||

雪 女 が ネガティブ な 感情 に ある とき ゆき|おんな||ねがてぃぶ||かんじょう|||

何 か が 体 外 に 出る 瞬間 の 冷や汗 に 働きかけ て 凍ら せる の だ なん|||からだ|がい||でる|しゅんかん||ひやあせ||はたらきかけ||こおら|||

冷気 を 出す と いう 性質 も れいき||だす|||せいしつ|

つまり は 何 か が 周り の 空気 を ||なん|||まわり||くうき|

冷やし て いる と いう こと だ ろ う ひやし||||||||

何かと は 何 か ? なにかと||なん|

ネガティブ な 感情 と は つまり 意思 ねがてぃぶ||かんじょう||||いし

待て よ ? 意思 に 物理 的 な 定義 が できる の だ と し たら … まて||いし||ぶつり|てき||ていぎ|||||||

催 淫 と いう 他者 の 意思 に 影響 を 及ぼす サキュバス の 性質 も もよお|いん|||たしゃ||いし||えいきょう||およぼす|||せいしつ|

物理 的 に 説明 が つく ぶつり|てき||せつめい||

佐藤 先生 に 確認 し たい ところ だ な さとう|せんせい||かくにん|||||

( 雪 ) ハア ハア … ゆき||

( 雪 ) そろそろ … ゆき|

そろそろ 気付 い て ほしい |きづ|||

この 状態 が とても 恥ずかしい こと に |じょうたい|||はずかしい||

忘れ て い た デミ の こと を 相談 する と わすれ||||||||そうだん||

高橋 先生 は その 1 点 に 夢中 に なって たかはし|せんせい|||てん||むちゅう||

デリカシー が 活動 を 止め て しまう の だ ||かつどう||とどめ||||

高橋 先生 もう そろそろ … たかはし|せんせい||

( 高橋 ) ん ? あっ そうだ な たかはし|||そう だ|

う ~ む 冷気 は 出 て ない みたい だ な ||れいき||だ|||||

演技 で は ダメ か えんぎ|||だめ|

お っ 冷や汗 は 結構 出 てる な ||ひやあせ||けっこう|だ||

そう です ね

( 雪 ) それ は 恥ずかしく て か い た もの です ゆき|||はずかしく||||||

この 方法 は これ っきり に し ま しょ う |ほうほう||||||||

冷気 は 出 ませ ん れいき||だ||

そう だ な ( 扉 が 開く 音 ) |||とびら||あく|おと

( ひかり ) や ほ や ほ ~ ! ん ?

( 雪 ) ひかり ? ( 高橋 ) おう ゆき||たかはし|

( ひかり ) 何 し てる の ? |なん|||

いや 雪 女 の 力 で |ゆき|おんな||ちから|

来 ( き た ) る べく 暑 さ を しのぐ 方法 を 考え て いた ん だ が … らい|||||あつ||||ほうほう||かんがえ|||||

あっ いや ~\ N それ が 全然 うまく いか なく て ||n|||ぜんぜん||||

ん ? そう ?

それ ユッキー の 出し た 氷 でしょ ? |||だし||こおり|

( 雪 ) えっ ? ゆき|

( ひかり ・ 町 ) ハア ~ |まち|

( 町 ) 冷たく て 気持ち いい まち|つめたく||きもち|

暑 さ しのげ る ~ あつ|||

まっ 今日 の 成果 は ここ まで と いう こと で |きょう||せいか|||||||

ユッキー 氷 が 溶け ちゃ う 溶け ちゃ う |こおり||とけ|||とけ||

( 雪 ) おのれ ~ ! ゆき|

( 教師 A ) 2 組 に 分かれ て パス の 練習 きょうし|a|くみ||わかれ||ぱす||れんしゅう

( 佐竹 ( さた け ) ) しっか し 今日 は め ちゃ 暑い な さたけ|||||きょう||||あつい|

( 太田 ( おお た ) ) 梅雨 明ける の も 早かった し おおた|||つゆ|あける|||はやかった|

今年 は 猛暑 に なる そう だ … ぞ ! ことし||もうしょ|||||

か ~ マジ か よ

こんな クッソ 暑い 日 に 外 で 体育 なんて やって らん ね ~ ||あつい|ひ||がい||たいいく||||

( ピッ ) ( 教師 B ) 女子 集合 |きょうし|b|じょし|しゅうごう

( 女子 たち ) は ~ い じょし|||

( 教師 B ) 今日 は 中 距離 1,5 キロ の タイム を 測る よ きょうし|b|きょう||なか|きょり|きろ||たいむ||はかる|

いきなり 全力 で 走る と 危ない ので その 前 に 軽く グランド を … |ぜんりょく||はしる||あぶない|||ぜん||かるく|ぐらんど|

やっぱり 夏 は 体育 に 限る な ~ |なつ||たいいく||かぎる|

お前 って ホント そういう の 隠す 気 ない の な おまえ||ほんと|||かくす|き|||

ハア ハア ハア …

( 教師 B ) 見づらかったら 言い な ね きょうし|b|みづらかったら|いい||

( 町 ) はい まち|

( ひかり ・ 雪 ) ハア ハア … |ゆき||

日ざし め っちゃ きつい ん だ けど … ひざし||||||

( 雪 ) こんな の … もう 真夏 だ よ ゆき||||まなつ||

今日 も 暑い な きょう||あつい|

( 町 ) こんにちは ( 高橋 ) ん ? まち||たかはし|

( 高橋 ) おう 町 こんにち は 体育 か ? たかはし||まち|||たいいく|

はい A 組 と の 合同 で し た |a|くみ|||ごうどう|||

じゃあ 雪 も 一緒 か |ゆき||いっしょ|

いつも の 3 人 組 で やかましかった ろ ||じん|くみ|||

フフフ

それ が …

( 2 人 ) ああ … じん|

あっ つ ~

( 3 人 ) 失礼 し ま ~ す じん|しつれい|||

う わ ~ 生き返る ~ ||いきかえる

極楽 ごくらく

さっき の 地獄 に 比べ れ ば ここ は まさに 極楽 だ よ ||じごく||くらべ||||||ごくらく||

( 高橋 ) 外 の 体育 つら そう だった な たかはし|がい||たいいく||||

はい そりゃ もう

( ひかり ) いつも ながら 冷房 完備 と は いい ご 身分 です な 先生 ! |||れいぼう|かんび|||||みぶん|||せんせい

まあ ここ に は 暖め すぎ ちゃ マズ い もん が … ||||あたため||||||

あっ これ 前 も 言った な ||ぜん||いった|

あんまり ここ に 居座ら ない よう に しろ よ |||いすわら|||||

暑 さ に 弱い お嬢さん 方 に は 悪い が 程々 に な あつ|||よわい|おじょうさん|かた|||わるい||ほどほど||

え ~ 夏 の バンパイア ホント 大変 な の に |なつ|||ほんと|たいへん|||

それ を 言ったら 雪 女 だって ||いったら|ゆき|おんな|

( 2 人 ) むっ じん|

バンパイア の ほう が 大変 です ~ ||||たいへん|

腕 日焼け し やすい から 半袖 着 られ ない し ~ うで|ひやけ||||はんそで|ちゃく|||

太陽 も まぶし すぎる ん です ~ たいよう|||||

雪 女 だって 大変 です ~ ゆき|おんな||たいへん|

体温 が 低い 分 体感 温度 は 高い ん です たいおん||ひくい|ぶん|たいかん|おんど||たかい||

汗 も あんまり かか ない し ~ あせ|||||

( 2 人 ) プッ じん|ぷっ

( ひかり ) ハハハ ( 雪 ) ハハハ 何 な の もう ||ゆき||なん|||

( 高橋 ) 汗 で 滑ったり し ない か ? ( 町 ) あっ はい たかはし|あせ||すべったり||||まち||

手 汗 は あまり か か ない ので でも … て|あせ|||||||

あっ 先生 もっと 涼しく する ため の 提案 が あり ます |せんせい||すずしく||||ていあん|||

お っ 何 だ ? 言う て みよ ||なん||いう||

スイカ 食べ たい から 買って ! すいか|たべ|||かって

( 高橋 ) 厚かましい に も 程 が ある ! ( ひかり ) う わ ~ に ゃ ~ たかはし|あつかましい|||ほど|||||||

ハア

涼み たい なら その テンション を どうにか しろ すずみ||||てんしょん|||

まだ 結構 する ん だ スイカ も まったく … |けっこう||||すいか||

あっ

そう いえ ば 職員 室 に アイス の 余って い た やつ が … |||しょくいん|しつ||あいす||あまって||||

( ひかり ) 甘い ! ( 町 ) 優しい |あまい|まち|やさしい

( 雪 ) と いう か 単に 自腹 を 切り たく ない だけ で は ? ゆき||||たんに|じばら||きり|||||

ほか に 何 か 涼しく なる 方法 は ない か な ? ||なん||すずしく||ほうほう||||

雪 ちゃん の “ おのれ ~ ” は ? ゆき||||

いや あれ は 疲れる から |||つかれる|

え ~ っ 私 は 好き だ けど な “ おのれ ” ||わたくし||すき||||

( 雪 ) その 呼び名 は いつ 決まった の ? ゆき||よびな|||きまった|

う ~ ん “ おのれ ~ ” み たい に

いつ でも できる こと だ と いい ん だ けど な

( 雪 ) いつ でも できる と か 思わ ない で ゆき||||||おもわ||

教室 に も エアコン ない し きょうしつ|||えあこん||

人 が いれ ば できる 涼しく なる こと … じん|||||すずしく||

怪談 … と か ? かいだん||

怪談 ! 渋い かいだん|しぶい

背中 を ゾクッ と 凍ら せる と いう こと です な せなか||||こおら||||||

( 町 ) うん まち|

じゃあ マッチー 一 席 お 願い ||ひと|せき||ねがい

( 雪 ) また そんな ムチャ ぶり を ゆき|||||

この 前 ネット で 見 た やつ な ん だ けど |ぜん|ねっと||み||||||

( 雪 ) あっ やる ん だ ゆき||||

( 町 ) それ は 今日 み たい に 蒸し暑い 日 で し た まち|||きょう||||むしあつい|ひ|||

冒険 心 の 強い 2 人 組 の 女の子 が ぼうけん|こころ||つよい|じん|くみ||おんなのこ|

洞窟 へ やって き まし た どうくつ|||||

2 人 は 光 の 差さ ない 真っ暗 な 洞窟 を じん||ひかり||ささ||まっくら||どうくつ|

手 に し た 明かり だけ を 頼り に 一 歩 一 歩 進んで いき まし た て||||あかり|||たより||ひと|ふ|ひと|ふ|すすんで|||

それ から 一体 どれ だけ 歩 い た こと でしょ う ? ||いったい|||ふ|||||

やがて 2 人 は 分かれ 道 に たどり つい た の です |じん||わかれ|どう||||||

そこ に は まるで 誰 か が 来る の を 知って い た か の よう に ||||だれ|||くる|||しって||||||

書き置き が あり まし た かきおき||||

生 首 を 見る の は 怖い と 思い せい|くび||みる|||こわい||おもい

2 人 は 右 の 道 を 進む こと に し まし た じん||みぎ||どう||すすむ|||||

右 の 道 の 奥 に は 書き置き の とおり 首 の ない 死体 が あり まし た みぎ||どう||おく|||かきおき|||くび|||したい||||

少し ホッ と する 2 人 で し た が すこし|ほっ|||じん||||

死体 の 傍ら に は またしても 書き置き が … したい||かたわら||||かきおき|

ひと つ

( 女性 の うめき声 ) じょせい||うめきごえ

( 町 ) あ あ ~ あ あ ~ まち||||

( 雪 ・ ひかり ) プッ ゆき||ぷっ

( 雪 ・ ひかり ) アハ ハハ ( 町 ) あれ ? ゆき||||まち|

( ひかり ) 全然 怖く ない ( 雪 ) ねっ |ぜんぜん|こわく||ゆき|

( ひかり ) ハア …

( 雪 ) 怖い 話 作戦 は 失敗 だ ね ゆき|こわい|はなし|さくせん||しっぱい||

あっ そう いや マッチー ベスト 着 てる ね ||||べすと|ちゃく||

( 町 ) えっ ? ( 雪 ) ホント だ 暑く ない の ? まち||ゆき|ほんと||あつく||

うん まあ …\ N 着 て ない より か は 暑い かな ? ||n|ちゃく||||||あつい|

( 2 人 ) ん ? じん|

汗 か い ちゃ わ ない ? あせ|||||

京子 ( きょう こ ) 汗 か か ない ほう だ っけ ? きょうこ|||あせ||||||

う うん むしろ 汗 っ かき な ほう だ と 思う |||あせ|||||||おもう

( ひかり ) じゃあ なんで ベスト 着 てる の ? |||べすと|ちゃく||

えっ と つまり その …

汗 かく と シャツ が 透け ちゃ って 下着 が 見え ちゃ う から あせ|||しゃつ||すけ|||したぎ||みえ|||

( 2 人 ) う わ あ おお … じん||||

おお !

( 高橋 ) お ~ い たかはし||

アイス 持って き て やった … あいす|もって|||

ぞ ?

( ひかり ・ 雪 ) お かえり なさい |ゆき|||

( 高橋 ) 冷えきって いる たかはし|ひえきって|

♪~

~♪

( ひま り ) 次回 「 亜人 ちゃん は 語り たい 」 ||じかい|あにん|||かたり|

「 デュラ ハン は 時空 を 超え て 」 |||じくう||こえ|