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幼女戦記, Youjo Senki (The Saga of Tanya the Evil) Episode 5

( ターニャ ) な っ …

( ヴィー シャ ) ヴィクトーリヤ ・ N セレブリャコーフ 少尉

参謀 本部 の 指名 に より 副 官 と して 着任 いたし まし た

フフッ

( ターニャ ) 貴 官 が … 副 官 ?

はい 大尉 殿 と 面識 が ある 上 ―

同性 と いう こと で 配置 さ れ た よう です

ハッ 上 も 随分 と 気 を 遣って くれ る

ああ 遅まき ながら 昇進 おめでとう 少尉

ありがとう ござい ます で は 早速 ―

仕事 に 取りかから せ て いただき ます

やめ て おけ 2 人 で どうにか なる 量 で は ない

( ヴィー シャ ) ご 安心 を 衛兵 司令 に 相談 済み です

手すき の 憲兵 など を ダース 単位 で 手配 でき ます

何 ?

( ヴィー シャ ) 速やか な 編成 完了 に ―

尽力 し たい と 思い まし て

( ターニャ ) 優秀 すぎる 副 官 も 問題 だ な

こんな こと なら ライン 戦線 に ―

残し て おけ ば よかった

エヘ …

( シュル ベルツ ) アイ シャ ・ シュル ベルツ 中尉

ただいま 着任 いたし まし た

( バル ハルム ) クレイン ・ バル ハルム 中尉

同じく 着任 いたし ます

( ターナー ) ご 苦労 魔 導 大隊 編成 委員 長 の

グレゴリオ ・ フォン ・ N ターナー 大佐 だ

諸君 ら は 直ちに

第 6 航空 戦 隊 司令 部 へ と 向かい たまえ

( シュル ベルツ ) は …

あっ しかし

本日 の 14 : 00 まで に 本 駐屯 地 に 集合 せよ と の 通達 を …

急きょ 変更 に なった

そ … そう です か

なお 選抜 過程 に おける 機密 保持 資格 に 疑義 が 出 た 場合

即刻 原 隊 へ 処分 付き で 送り 返す 留意 せよ

( シュル ベルツ ・ バル ハルム ) はっ

本当 に いい ん です か ?

( ターニャ ) フンッ 知ら ん な

目の前 の こと も 見え ぬ 無能 など 原 隊 送り が 当然 だ ろ う

( ヴィー シャ ) でも … もう これ で 14 組 目 です よ

まったく … 4 組 くらい は 受かる と 思って い た が

( ヴィー シャ ) 実は 先ほど 参謀 本部 から ―

“ 選抜 を 急げ ” と の 要請 が

( 少尉 ) つまり 魔 導 大隊 の 設立 は 宣伝 目的 の プロパガンダ

黙って きび す を 返せ と ? ( ターナー ) すま ん な

貴 官 の 意欲 は うれしく 思う 次 の 機会 が あれ ば 志願 し て くれ

( 少尉 ) あ … 分かり まし た

失礼 し ます

( ドア の 開閉 音 )

( ターニャ ) 一般 的 な 光学 系 術 式 に よる 幻影

音声 も 術 式 に よる 合成 です

( ゼートゥーア ) 貴 官 が さんざん 不 合格 を 突きつける の も 納得 だ な

この 程度 は 魔 導 師 なら 見破れ て 当然

ですが これ まで 39 組中 33 組 が ―

だまさ れ て 原 隊 復帰 と なり まし た

合格 者 は わずか 12 人 中隊 分 しか あり ませ ん

要求 水準 を 引き下げる しか ある まい

( ターニャ ) で は 妥当 性 の ある 基準 設定 の 見直し と ―

再 教育 の 時間 が 必要 です

具体 的 に は ?

( ターニャ ) 1 か月 ほど ( ヴィー シャ ) え ! ?

( 将校 ) たった 1 か月 だ と ?

( 将校 ) 新 兵 教育 でも 2 年 は かかる が …

かまわ ん この際 多少 手荒 でも 再 教育 して やれ

了解 し まし た

フフ …

( ヴィー シャ ) う う っ まさか …

( 訓練 生 たち の どよめき )

( 訓練 生 ) 敵 襲 ! ? ( 訓練 生 ) 何 が 起こった ! ?

( グランツ ) う っ … さ み ぃ …

やっぱり こう なる か …

( ターニャ ) 目覚まし 代わり だ ! 礼 に は 及ば ん !

フフ フッ

実は 同地 で 演習 中 の 砲兵 隊 が ―

古い 砲弾 を 持て余し て いる と の 連絡 が あって な

せっかく だ 砲兵 隊 と 仲よく 遊 ぼ う で は ない か

なお 誠に 残念 だ が 訓練 用 弾薬 の 備蓄 は 少ない らしい

せいぜい 36 時間 も 撃て ば 砲弾 も 尽きる そう だ

( ヴァイス ) さ … 36 時間

では 始めよ う 防衛 訓練 の 開始 だ !

( 砲撃 音 )

( ヴァイス ) あ あっ ! ( 訓練 生 たち ) う う …

( ヴィー シャ ) う っ …

( ヴァイス ) た … 退避 !

急げ ! さっさと 手 を 動かせ !

( ヴィー シャ ) ひ っ …

訓練 弾 なら 防 殻 術 式 で どうにか … N ぐ わ あっ !

( ターニャ ) ん ? おかしい なあ

向こう の 手違い か 実弾 も 含ま れ て いる よう だ

そ … そこ まで やる か あ ~ ! ?

( 訓練 生 ) 来る ぞ ー ! ( 訓練 生 ) 集中 しろ !

( 訓練 生 ) 伏せろ !

( 訓練 生 ) よけろ …

( 訓練 生 ) う っ … う う …

う う っ あ …

( ヴァイス ) ハァ … ハァ … ハァ …

お … 終わった …

( ヴィー シャ ) だ と いい けど … ん ん っ

( ターニャ ) あっという間 の 36 時間 だった な

優秀 な 諸君 の こと だ まだまだ 遊び 足り ない だ ろ う ?

え ?

そこ で だ … N 諸君 は 次 の ポイント へ 移動 し たまえ

制限 時間 は 48 時間 防 殻 も 飛行 術 式 も なし

魔力 反応 を 感知 しだい 私 が 魔 導 砲撃 を 行う

1 つ だけ 忠告 し て おく が くれ ぐれ も 注意 し て 行軍 する よう に

ハァ … はっ 爆撃 機 だ !

( 訓練 生 たち ) う わ あ !

( ヴァイス ) ああ …

あ …

( ケーニッヒ ) あれ を

( ヴァイス ) ぐ … 軍用 犬 ! ?

( ヴィー シャ ) 迂回 ( うかい ) し た ほう が よ さ そう です ね

と … 特に 何も 起き ない が …

まさか ただ の 脅し ?

あり える あの 大尉 殿 なら 十分 あり える

( ターニャ ) フハハハハ …

クッソ ! 性根 が 腐って や がる !

ぐ っ … ふざけ ん な あ ~ !

( 雪崩 の 音 )

( グランツ ) う あっ ( ヴァイス ) あ あっ

あ … あ … あ あっ う わ あっ !

( ヴァイス ) 退避 ! 退避 ー !

( ヴィー シャ の 荒い 息 )

プハッ ! ハァッ ハァッ …

( 訓練 生 ) た … 助け て 足 が …

( ヴィー シャ ) あ …

( 訓練 生 たち の うめき声 )

( 訓練 生 たち の うめき声 )

( 訓練 生 ) ハァ … ハァ …

( 訓練 生 ) ハァッ … ハァッ …

ぐ っ う う … ハァ …

( ターニャ ) 訓練 中 に 昼寝 と は いい 度胸 だ な !

あ …

( ターニャ ) 職務 怠慢 で 銃殺 さ れ たい の か ?

( ヴァイス ) しっかり しろ おい ! ( ターニャ ) ん ?

( ヴァイス ) 大丈夫 か ! ? 息 を しろ ! おい !

そ … そんな …

フンッ 雪崩 も かわ せ ない 無能 め

た … 大尉 殿 ! いくら 何でも それ は …

( せき込み )

あっ

う っ … ハァッ ハァッ …

い … 生き返った

信じ られ ん

あれ は … 人間 じゃ ない

( ノイマン ) 下手 に 脱落 など し たら ―

命 どころ じゃ …

( 訓練 生 の せき込み )

( ターニャ ) これ で 全員 か

( 訓練 生 の せき込み )

( ターニャ ) これ で 全員 か

さて 不測 の 事態 と は いえ 訓練 は 訓練

この 分 で は 制限 時間 内 の 行軍 は 不可能 だ ろ う

リタイア する なら さっさと …

小 官 は 訓練 を 継続 し ます !

は ?

( 訓練 生 ) お … 俺 も です ! ( 訓練 生 ) 小 官 も !

( 訓練 生 ) まだ やれ ます ! ( 訓練 生 ) やら せ て ください !

( ヴァイス ) 急げ ! 行軍 を 完遂 する ぞ !

( 訓練 生 たち ) お ー !

( ヴィー シャ ) ええ … N ひ っ ! わ … 私 も !

う っ う う …

本日 を もって 貴 様 ら は 無 価値 な うじ 虫 を 卒業 する

これ より 貴 様 ら は 帝国 軍 魔 導 師 で ある !

戦友 の 絆 に 結ばれる 貴 様 ら の くたばる その 日 まで !

軍 は 貴 様 ら の 兄弟 で あり 戦友 だ !

これ より 諸君 は 戦地 に 向かう !

ある 者 は 二 度 と 戻ら ない だ が 肝 に 銘じ て おけ !

そもそも 帝国 軍人 は 死ぬ 死ぬ ため に 我々 は 存在 する !

だが 帝国 は 永遠 で ある !

つまり ! 貴 様 ら も 永遠 で ある !

故に 帝国 は 貴 様 ら に 永遠 の 奮戦 を 期待 する !

( 訓練 生 たち ) は っ !

( ターニャ ) どうして こう なった …

私 は なぜ あんな こと を …

記憶 が 曖昧 だ

訓練 中 に 九五 式 を 起動 し すぎ た せい か

精神 汚染 検査 が 必要 だ な …

( ヴィー シャ ) デグレチャフ 少佐 参謀 本部 より 軍用 通信 です

( ターニャ ) ご 苦労 ハァ … 返信 は 急ぎ と ?

はい 既に 公用 使 の 方 が … N ( ターニャ ) ん ?

( レル ゲン ) 昇進 おめでとう デグレチャフ 少佐

参謀 本部 の レル ゲン 中佐 だ

ありがとう ござい ます 中佐 殿 の お 名前 は かねて より

確か 方面 軍 の 視察 中 だった はず で は ?

ああ 先日 戻った

ん …

( ターニャ ) 何 か ? ( レル ゲン ) いや 何も

では 私 から お伺い いたし ます

“ 直ちに 南東 管区 の 駐屯 地 へ 展開 せよ ”

“ 優先 度 は 最 優先 ” と あり ます が …

貴 官 の 第 二 〇三 航空 魔 導 大隊 は 編成 を 完了 し た はず だ

ですが まだ 訓練 大隊 も 同然

練 成 に は 最低 でも 半年 は 頂き たい と

査閲 官 の 話 で は

即時 投入 できる 戦力 だ と 聞い て いる

各 員 が 先行 量産 型 の エレニ ウム 九七 式 を 試験 的 に 運用

高度 8,000 に おける 順応 訓練 を も 完遂 し た そう で は ない か

戦力 均一 化 の ため それなり の 装備 を 用意 し た まで です

か の シュー ゲル 技師 に は 貸し が あり まし て ね

とにかく 我が 軍 に は 余裕 が ない

西方 の ライン 戦線 は きっ抗 状態 北方 も ケリ が つい て おら ん

だからこそ 分かり ませ ん ね

なぜ 展開 先 は 南東 の 駐屯 地 な の です か ?

私 が 各 方面 を 視察 し 参謀 本部 が 下し た 決定 だ

( ターニャ ) 了解 し まし た

( レル ゲン ) で は 失礼 する

( レル ゲン ) ああ そう だ ( ターニャ ) うん ?

あくまで も 個人 的 な 助言 だ が せっかく 南東 方面 に 展開 する の だ

この 機 に ダキア 語 の 勉強 でも し て み て は どう だ

ダキア …

( ターニャ ) なるほど … N 協商 連合 に 共和 国 ―

その 上 ダキア 公 国 も か

( 通信 兵 ) 南方 管区 から 通達 です

“ 緊急 軍団 規模 ダキア 軍 我 が 国境 を 侵犯 中 ”

( 通信 兵 ) はい 敵 歩兵 軍 の 規模 は 4 個 軍 集団 およそ 60 万 と

( ターニャ ) 航空 戦 の 戦況 は ?

( 通信 兵 ) 敵 航空 戦力 の 情報 は あり ませ ん

何 ? 通信 状況 に 問題 は

全て 正常 です

制 空 戦 の 報告 も 入って い ませ ん し ―

暗号 化 さ れ て い ない 敵 の 通信 も 傍受 し まし た

平 文 だ と ? さすが に 偽 電 だ ろ う

敵 航空 戦力 なし など 信じ られ ん

( 通信 兵 ) です が この 空域 で 拾え る の は ―

全て 同様 の 通信 な の で 間違い ない か と

通信 の 暗号 化 も せ ず おまけに 航空 戦力 も なし

まさか ダキア 軍 が それほど まで と は な

( ヴァイス ) 総員 傾注 !

大 隊長 より 訓示 !

( ターニャ ) さて 大隊 諸君 戦争 だ

いや 戦争 の よう な 代物 の 始まり だ

( 隊員 たち の どよめき )

( ターニャ ) 折しも 今日 は 私 の 誕生日 だ

それ を 知って か ダキア 公 国 から ご 芳 情 だ

ご 丁寧 な サプライズ プレゼント で 実弾 演習 の 標的 を 頂 い た

諸君 は これ を 銃撃 し て も よい し ―

術 式 で 爆破 し て も よい

航空 支配 が 約束 さ れ て いる 以上 ある 種 の マン ハント !

ボーイ スカウト を 蹴飛ばす よう な もの だ

最後 に 1 つ 今回 の 標的 は 一応 反撃 し て くる ―

… はず だ ( ヴィー シャ ) は っ !

まあ 落とさ れる マヌケ は い ない だ ろ う が 留意 せよ

では ジェントルマン 諸君 スポーツ の 時間 だ !

( ダキア 兵士 たち の 雄 たけ び )

( ターニャ ) 進軍 し て いる ダキア 軍 の 先鋒 ( せ ん ぽ う ) 集団 ―

約 3 個 師団 を 確認

大隊 各位 行動 を 開始 せよ

連中 に 戦争 と は どういう もの か 文明 の 鉄 槌 ( てっ つい ) を たたき込 ん で やれ !

( 3 人 ) 了解 !

( 隊長 ) 進め ー ! 列 を 乱す な ー !

あ あっ !

( ダキア 兵士 たち の 叫び声 )

実弾 演習 と は よく 言った もの だ な

( ケーニッヒ ) 敵 は カカシ 同然 外 し たら 笑い者 だ な

貫通 術 式 ! て ー っ !

( ダキア 兵士 たち の 叫び声 )

( ノイマン ) やれやれ これ は 負け て られ ない な

続く ぞ ! 砲撃 術 式 用意 !

撃て ー !

( ターニャ ) 困った な やる こと が ない ぞ

( ヴィー シャ ) 私 は てっきり ―

難 戦 する はめ に なる と 覚悟 し て い た の です が

( ターニャ ) フンッ たった 3 個 師団 ごとき に 緊張 と は ―

ライン 帰り と は とても 思え ん

少佐 殿 その … 3 個 師団 です よ

常々 思う の です が 少佐 殿 の 感性 は 少々 …

少々 ?

いえ 何でも あり ませ ん !

( ターニャ ) すま ん セレブリャコーフ 少尉

貴 官 が 正しい よう だ

ええ と … はい ?

厳密 に は 5 万 弱 の 暴徒 ない し 群衆 と 定義 す べき だ な

うっかり 師団 と 呼べ ば なるほど 誤解 の 元 だ

まったく … 私 と した こと が

( ダキア 兵士 たち の 叫び声 )

( ターニャ ) まあ この 世界 に おいて は 初めて の 世界 大戦 だ

航空 戦力 の 脅威 など ―

ほとんど の 軍人 が 肌 で は 理解 し て い ない わけ か

は …

あれ は … 連中 何 を し てる ?

( ヴィー シャ ) 恐らく 統制 射撃 の 方 陣 か と

バカ な ! 時代 錯誤 に も 程 が ある

騎兵 の 時代 で は ない ぞ ! あ …

ヴァイス 中尉 ?

なぜ 距離 を とる ? なぜ 襲撃 隊列 を 解く ?

( ヴィー シャ ) あれ は 敵 歩兵 が 対空 射撃 隊列 を 形成 し た ので ―

教 範 どおり 射程 限界 に 退避 しよ う と して いる の で は …

( ターニャ ) 教 範 だ と ? あの マニュアル バカ が !

教 範 どおり 射程 限界 に 退避 しよ う と して いる の で は …

( ターニャ ) 教 範 だ と ? あの マニュアル バカ が !

空 を 飛ぶ 魔 導 師 に 歩兵 の 弾 が 当たる と でも ―

本気 で 思って いる の か ! ?

は あ …

あれ に 撃墜 さ れる 魔 導 師 が いれ ば 敵 より 先 に 私 が 殺し て やる !

よろしい 我々 も 参加 だ !

中隊 ! 我 に 続け !

( ダキア 兵士 ) て … 敵 だ ー ! ( 隊長 ) 撃て 撃て え ー !

ひきょう だ ぞ ! 降り て こ ー い !

フンッ 重 機関 銃 の 発砲 音 すら 聞こえ ない と は な

擲 弾 ( て き だ ん ) 投下 !

( ダキア 兵士 たち の 叫び声 )

おかしな 話 だ

我々 が 攻め られ て いる の で は ない の か ね

まったく 困った 連中 だ な

( ヴィー シャ ) 偽装 で は なく 本物 の 侵攻 軍 司令 部 の よう です ね

( ターニャ ) 出力 も 絞ら ず に 通信 を 垂れ流す と は

まさか 帝国 へ の 団体 旅行 客 に 誤射 し た の で は ない だ ろ う な

( 将校 ) き … 貴 様 ら ! ( ターニャ ) 帝国 へ ようこそ !

ご 入国 の 目的 は ? ビザ は お 持ち です か ?

( 将校 ) ふ … ふざける なあ !

あ あっ !

ビザ は お 持ち で は ない

では 捕虜 と して の ご 入国 を 希望 さ れ ます か ?

皆殺し に しろ ー ! 撃て え ー !

時間 の 無駄 です ね ( ターニャ ) ああ

そこ の 将官 以外 は 撃て ( ヴィー シャ ) は っ !

参謀 本部 へ の 土産 だ

死体 以外 は 根こそぎ か っ さらえ

おい そこ その 死体 に は ブービー トラップ を 仕込 ん で おけ

部隊 の 集結 は 完了 し た か

はい 残 敵 掃討 を 行い ます か

( ターニャ ) 友軍 の 航空 艦隊 は ?

もう 間もなく 第 7 航空 艦隊 が

再度 の 爆 装 が 完了 しだい 全力 出撃 と の こと です

( ターニャ ) ならば 残 敵 掃討 は 友軍 に 任せ て ―

我々 は 前進 する

はっ ! 目標 は どちら へ

首都 だ

( ヴァイス ) 首都 … で あり ます か

( ターニャ ) さらに 前 へ もっと 前 へ

物 は 試し だ 行ける 所 まで 行 こ う で は ない か

我々 なら ば 前 に 進める

( ターニャ ) 目標 を 発見

共和 国 が テコ入れ し た 兵器 工 廠 ( こう しょ う ) らしい

さぞ 可燃 物 が 山積み だ ろ う な

( ヴィー シャ ) です が 見 た かぎり ―

対 航空 防護 は さ れ て い ない よう です ね

( ターニャ ) ああ 連中 は 1 世紀 前 の パラダイム

今なお 二 次元 に 生き て いる らしい

私 たち に は 好機 です 襲撃 を !

少尉 我々 は 戦時 国際 法 を 無視 する 野蛮 な 集団 で は ない の だ ぞ

少尉 我々 は 戦時 国際 法 を 無視 する 野蛮 な 集団 で は ない の だ ぞ

( ヴィー シャ ) ぐ っ …

( ヴィー シャ ) ぐ っ …

( ヴィー シャ ) ぐ っ …

人道 主義 者 が 定め た 法律 どおり 敵 の 工 廠 だけ を 破壊 し ―

人道 主義 者 が 定め た 法律 どおり 敵 の 工 廠 だけ を 破壊 し ―

避難 勧告 も 出 さ ね ば なら ん

少佐 殿 それでは 奇襲 の 効果 が 失わ れ て しまう か と

ヴァイス 中尉

貴 様 先ほど と いい ちと 常識 的 すぎる ぞ

( ヴァイス ) あっ … N 申し訳 あり ませ ん !

( ターニャ ) 少尉 ! さっさと 警告 を 発 しろ

規定 どおり 国際 チャンネル で だ

でも あの … N 本当 に 私 で よろしい ん です か ?

は ? え …

( 隊員 たち の どよめき )

( ターニャ ) あー …

確かに 私 が やった ほう が よ さ そう だ な

宣誓 ! 僕たち 私 たち は 国際 法 に のっとり ―

正々堂々 戦争 する こと を 誓い ます

警告 し ます

( 工員 たち の 笑い声 )

帝国 軍 は これ より 軍事 施設 を 攻撃 し ます

帝国 軍 は これ より 軍事 施設 を 攻撃 し ます

帝国 軍 は これ より 軍事 施設 を 攻撃 し ます

( 兵士 たち の 笑い声 )

すばらしい です ね

完全 に 子供 の イタズラ と 思って いる よう です

( ターニャ ) あ ?

少佐 殿 は 演劇 を やら れ て い た の です か !

( ターニャ ) む …

( 隊員 たち の ざわめき )

さて 諸君 国際 法 上 の 義務 は 果たし た

仕事 に かかる と しよ う

総員 ! 長 距離 用 術 式 展開 !

目標 カルベリウス 兵器 工 廠 !

各 中隊 は 少佐 殿 に 合わせ て 斉 射 せよ !

神 の 御 名 ( みな ) に おい て 祖国 を 侵す 輩 ( や から ) に 鉄 槌 を

地上 に 神 の 御 業 ( み わざ ) を 発現 せ ん

総員 て ー っ !

( 隊員 たち の どよめき )

直撃 16 残り は 至近 弾 !

フン 悪く ない

( ヴィー シャ ) は っ !

( ヴァイス ) ああ … 誘 爆 です !

( 隊員 ) おお … N ( 隊員 ) すごい !

( ターニャ ) た ~ ま や ~ !

( ヴァイス ) は ?

( ターニャ ) ただ の 感嘆 符 だ 気 に する な

ダキア に は 足 を 向け て 寝 れ ん な

実弾 演習 に 協力 し て もらった ばかり か ―

訓練 後 の 花火 まで 用意 し て くれる と は

止まれ 目標 は 達成 だ

さて 帰還 する と しよ う か 大隊 諸君


( ターニャ ) な っ …

( ヴィー シャ ) ヴィクトーリヤ ・\ N セレブリャコーフ 少尉

参謀 本部 の 指名 に より 副 官 と して 着任 いたし まし た

フフッ

( ターニャ ) 貴 官 が … 副 官 ?

はい 大尉 殿 と 面識 が ある 上 ―

同性 と いう こと で 配置 さ れ た よう です

ハッ 上 も 随分 と 気 を 遣って くれ る

ああ 遅まき ながら 昇進 おめでとう 少尉

ありがとう ござい ます で は 早速 ―

仕事 に 取りかから せ て いただき ます

やめ て おけ 2 人 で どうにか なる 量 で は ない

( ヴィー シャ ) ご 安心 を 衛兵 司令 に 相談 済み です

手すき の 憲兵 など を ダース 単位 で 手配 でき ます

何 ?

( ヴィー シャ ) 速やか な 編成 完了 に ―

尽力 し たい と 思い まし て

( ターニャ ) 優秀 すぎる 副 官 も 問題 だ な

こんな こと なら ライン 戦線 に ―

残し て おけ ば よかった

エヘ …

( シュル ベルツ ) アイ シャ ・ シュル ベルツ 中尉

ただいま 着任 いたし まし た

( バル ハルム ) クレイン ・ バル ハルム 中尉

同じく 着任 いたし ます

( ターナー ) ご 苦労 魔 導 大隊 編成 委員 長 の

グレゴリオ ・ フォン ・\ N ターナー 大佐 だ

諸君 ら は 直ちに

第 6 航空 戦 隊 司令 部 へ と 向かい たまえ

( シュル ベルツ ) は …

あっ しかし

本日 の 14 : 00 まで に 本 駐屯 地 に 集合 せよ と の 通達 を …

急きょ 変更 に なった

そ … そう です か

なお 選抜 過程 に おける 機密 保持 資格 に 疑義 が 出 た 場合

即刻 原 隊 へ 処分 付き で 送り 返す 留意 せよ

( シュル ベルツ ・ バル ハルム ) はっ

本当 に いい ん です か ?

( ターニャ ) フンッ 知ら ん な

目の前 の こと も 見え ぬ 無能 など 原 隊 送り が 当然 だ ろ う

( ヴィー シャ ) でも … もう これ で 14 組 目 です よ

まったく … 4 組 くらい は 受かる と 思って い た が

( ヴィー シャ ) 実は 先ほど 参謀 本部 から ―

“ 選抜 を 急げ ” と の 要請 が

( 少尉 ) つまり 魔 導 大隊 の 設立 は 宣伝 目的 の プロパガンダ

黙って きび す を 返せ と ? ( ターナー ) すま ん な

貴 官 の 意欲 は うれしく 思う 次 の 機会 が あれ ば 志願 し て くれ

( 少尉 ) あ … 分かり まし た

失礼 し ます

( ドア の 開閉 音 )

( ターニャ ) 一般 的 な 光学 系 術 式 に よる 幻影

音声 も 術 式 に よる 合成 です

( ゼートゥーア ) 貴 官 が さんざん 不 合格 を 突きつける の も 納得 だ な

この 程度 は 魔 導 師 なら 見破れ て 当然

ですが これ まで 39 組中 33 組 が ―

だまさ れ て 原 隊 復帰 と なり まし た

合格 者 は わずか 12 人 中隊 分 しか あり ませ ん

要求 水準 を 引き下げる しか ある まい

( ターニャ ) で は 妥当 性 の ある 基準 設定 の 見直し と ―

再 教育 の 時間 が 必要 です

具体 的 に は ?

( ターニャ ) 1 か月 ほど ( ヴィー シャ ) え ! ?

( 将校 ) たった 1 か月 だ と ?

( 将校 ) 新 兵 教育 でも 2 年 は かかる が …

かまわ ん この際 多少 手荒 でも 再 教育 して やれ

了解 し まし た

フフ …

( ヴィー シャ ) う う っ まさか …

( 訓練 生 たち の どよめき )

( 訓練 生 ) 敵 襲 ! ? ( 訓練 生 ) 何 が 起こった ! ?

( グランツ ) う っ … さ み ぃ …

やっぱり こう なる か …

( ターニャ ) 目覚まし 代わり だ ! 礼 に は 及ば ん !

フフ フッ

実は 同地 で 演習 中 の 砲兵 隊 が ―

古い 砲弾 を 持て余し て いる と の 連絡 が あって な

せっかく だ 砲兵 隊 と 仲よく 遊 ぼ う で は ない か

なお 誠に 残念 だ が 訓練 用 弾薬 の 備蓄 は 少ない らしい

せいぜい 36 時間 も 撃て ば 砲弾 も 尽きる そう だ

( ヴァイス ) さ … 36 時間

では 始めよ う 防衛 訓練 の 開始 だ !

( 砲撃 音 )

( ヴァイス ) あ あっ ! ( 訓練 生 たち ) う う …

( ヴィー シャ ) う っ …

( ヴァイス ) た … 退避 !

急げ ! さっさと 手 を 動かせ !

( ヴィー シャ ) ひ っ …

訓練 弾 なら 防 殻 術 式 で どうにか …\ N ぐ わ あっ !

( ターニャ ) ん ? おかしい なあ

向こう の 手違い か 実弾 も 含ま れ て いる よう だ

そ … そこ まで やる か あ ~ ! ?

( 訓練 生 ) 来る ぞ ー ! ( 訓練 生 ) 集中 しろ !

( 訓練 生 ) 伏せろ !

( 訓練 生 ) よけろ …

( 訓練 生 ) う っ … う う …

う う っ あ …

( ヴァイス ) ハァ … ハァ … ハァ …

お … 終わった …

( ヴィー シャ ) だ と いい けど … ん ん っ

( ターニャ ) あっという間 の 36 時間 だった な

優秀 な 諸君 の こと だ まだまだ 遊び 足り ない だ ろ う ?

え ?

そこ で だ …\ N 諸君 は 次 の ポイント へ 移動 し たまえ

制限 時間 は 48 時間 防 殻 も 飛行 術 式 も なし

魔力 反応 を 感知 しだい 私 が 魔 導 砲撃 を 行う

1 つ だけ 忠告 し て おく が くれ ぐれ も 注意 し て 行軍 する よう に

ハァ … はっ 爆撃 機 だ !

( 訓練 生 たち ) う わ あ !

( ヴァイス ) ああ …

あ …

( ケーニッヒ ) あれ を

( ヴァイス ) ぐ … 軍用 犬 ! ?

( ヴィー シャ ) 迂回 ( うかい ) し た ほう が よ さ そう です ね

と … 特に 何も 起き ない が …

まさか ただ の 脅し ?

あり える あの 大尉 殿 なら 十分 あり える

( ターニャ ) フハハハハ …

クッソ ! 性根 が 腐って や がる !

ぐ っ … ふざけ ん な あ ~ !

( 雪崩 の 音 )

( グランツ ) う あっ ( ヴァイス ) あ あっ

あ … あ … あ あっ う わ あっ !

( ヴァイス ) 退避 ! 退避 ー !

( ヴィー シャ の 荒い 息 )

プハッ ! ハァッ ハァッ …

( 訓練 生 ) た … 助け て 足 が …

( ヴィー シャ ) あ …

( 訓練 生 たち の うめき声 )

( 訓練 生 たち の うめき声 )

( 訓練 生 ) ハァ … ハァ …

( 訓練 生 ) ハァッ … ハァッ …

ぐ っ う う … ハァ …

( ターニャ ) 訓練 中 に 昼寝 と は いい 度胸 だ な !

あ …

( ターニャ ) 職務 怠慢 で 銃殺 さ れ たい の か ?

( ヴァイス ) しっかり しろ おい ! ( ターニャ ) ん ?

( ヴァイス ) 大丈夫 か ! ? 息 を しろ ! おい !

そ … そんな …

フンッ 雪崩 も かわ せ ない 無能 め

た … 大尉 殿 ! いくら 何でも それ は …

( せき込み )

あっ

う っ … ハァッ ハァッ …

い … 生き返った

信じ られ ん

あれ は … 人間 じゃ ない

( ノイマン ) 下手 に 脱落 など し たら ―

命 どころ じゃ …

( 訓練 生 の せき込み )

( ターニャ ) これ で 全員 か

( 訓練 生 の せき込み )

( ターニャ ) これ で 全員 か

さて 不測 の 事態 と は いえ 訓練 は 訓練

この 分 で は 制限 時間 内 の 行軍 は 不可能 だ ろ う

リタイア する なら さっさと …

小 官 は 訓練 を 継続 し ます !

は ?

( 訓練 生 ) お … 俺 も です ! ( 訓練 生 ) 小 官 も !

( 訓練 生 ) まだ やれ ます ! ( 訓練 生 ) やら せ て ください !

( ヴァイス ) 急げ ! 行軍 を 完遂 する ぞ !

( 訓練 生 たち ) お ー !

( ヴィー シャ ) ええ …\ N ひ っ ! わ … 私 も !

う っ う う …

本日 を もって 貴 様 ら は 無 価値 な うじ 虫 を 卒業 する

これ より 貴 様 ら は 帝国 軍 魔 導 師 で ある !

戦友 の 絆 に 結ばれる 貴 様 ら の くたばる その 日 まで !

軍 は 貴 様 ら の 兄弟 で あり 戦友 だ !

これ より 諸君 は 戦地 に 向かう !

ある 者 は 二 度 と 戻ら ない だ が 肝 に 銘じ て おけ !

そもそも 帝国 軍人 は 死ぬ 死ぬ ため に 我々 は 存在 する !

だが 帝国 は 永遠 で ある !

つまり ! 貴 様 ら も 永遠 で ある !

故に 帝国 は 貴 様 ら に 永遠 の 奮戦 を 期待 する !

( 訓練 生 たち ) は っ !

( ターニャ ) どうして こう なった …

私 は なぜ あんな こと を …

記憶 が 曖昧 だ

訓練 中 に 九五 式 を 起動 し すぎ た せい か

精神 汚染 検査 が 必要 だ な …

( ヴィー シャ ) デグレチャフ 少佐 参謀 本部 より 軍用 通信 です

( ターニャ ) ご 苦労 ハァ … 返信 は 急ぎ と ?

はい 既に 公用 使 の 方 が …\ N ( ターニャ ) ん ?

( レル ゲン ) 昇進 おめでとう デグレチャフ 少佐

参謀 本部 の レル ゲン 中佐 だ

ありがとう ござい ます 中佐 殿 の お 名前 は かねて より

確か 方面 軍 の 視察 中 だった はず で は ?

ああ 先日 戻った

ん …

( ターニャ ) 何 か ? ( レル ゲン ) いや 何も

では 私 から お伺い いたし ます

“ 直ちに 南東 管区 の 駐屯 地 へ 展開 せよ ”

“ 優先 度 は 最 優先 ” と あり ます が …

貴 官 の 第 二 〇三 航空 魔 導 大隊 は 編成 を 完了 し た はず だ

ですが まだ 訓練 大隊 も 同然

練 成 に は 最低 でも 半年 は 頂き たい と

査閲 官 の 話 で は

即時 投入 できる 戦力 だ と 聞い て いる

各 員 が 先行 量産 型 の エレニ ウム 九七 式 を 試験 的 に 運用

高度 8,000 に おける 順応 訓練 を も 完遂 し た そう で は ない か

戦力 均一 化 の ため それなり の 装備 を 用意 し た まで です

か の シュー ゲル 技師 に は 貸し が あり まし て ね

とにかく 我が 軍 に は 余裕 が ない

西方 の ライン 戦線 は きっ抗 状態 北方 も ケリ が つい て おら ん

だからこそ 分かり ませ ん ね

なぜ 展開 先 は 南東 の 駐屯 地 な の です か ?

私 が 各 方面 を 視察 し 参謀 本部 が 下し た 決定 だ

( ターニャ ) 了解 し まし た

( レル ゲン ) で は 失礼 する

( レル ゲン ) ああ そう だ ( ターニャ ) うん ?

あくまで も 個人 的 な 助言 だ が せっかく 南東 方面 に 展開 する の だ

この 機 に ダキア 語 の 勉強 でも し て み て は どう だ

ダキア …

( ターニャ ) なるほど …\ N 協商 連合 に 共和 国 ―

その 上 ダキア 公 国 も か

( 通信 兵 ) 南方 管区 から 通達 です

“ 緊急 軍団 規模 ダキア 軍 我 が 国境 を 侵犯 中 ”

( 通信 兵 ) はい 敵 歩兵 軍 の 規模 は 4 個 軍 集団 およそ 60 万 と

( ターニャ ) 航空 戦 の 戦況 は ?

( 通信 兵 ) 敵 航空 戦力 の 情報 は あり ませ ん

何 ? 通信 状況 に 問題 は

全て 正常 です

制 空 戦 の 報告 も 入って い ませ ん し ―

暗号 化 さ れ て い ない 敵 の 通信 も 傍受 し まし た

平 文 だ と ? さすが に 偽 電 だ ろ う

敵 航空 戦力 なし など 信じ られ ん

( 通信 兵 ) です が この 空域 で 拾え る の は ―

全て 同様 の 通信 な の で 間違い ない か と

通信 の 暗号 化 も せ ず おまけに 航空 戦力 も なし

まさか ダキア 軍 が それほど まで と は な

( ヴァイス ) 総員 傾注 !

大 隊長 より 訓示 !

( ターニャ ) さて 大隊 諸君 戦争 だ

いや 戦争 の よう な 代物 の 始まり だ

( 隊員 たち の どよめき )

( ターニャ ) 折しも 今日 は 私 の 誕生日 だ

それ を 知って か ダキア 公 国 から ご 芳 情 だ

ご 丁寧 な サプライズ プレゼント で 実弾 演習 の 標的 を 頂 い た

諸君 は これ を 銃撃 し て も よい し ―

術 式 で 爆破 し て も よい

航空 支配 が 約束 さ れ て いる 以上 ある 種 の マン ハント !

ボーイ スカウト を 蹴飛ばす よう な もの だ

最後 に 1 つ 今回 の 標的 は 一応 反撃 し て くる ―

… はず だ ( ヴィー シャ ) は っ !

まあ 落とさ れる マヌケ は い ない だ ろ う が 留意 せよ

では ジェントルマン 諸君 スポーツ の 時間 だ !

( ダキア 兵士 たち の 雄 たけ び )

( ターニャ ) 進軍 し て いる ダキア 軍 の 先鋒 ( せ ん ぽ う ) 集団 ―

約 3 個 師団 を 確認

大隊 各位 行動 を 開始 せよ

連中 に 戦争 と は どういう もの か 文明 の 鉄 槌 ( てっ つい ) を たたき込 ん で やれ !

( 3 人 ) 了解 !

( 隊長 ) 進め ー ! 列 を 乱す な ー !

あ あっ !

( ダキア 兵士 たち の 叫び声 )

実弾 演習 と は よく 言った もの だ な

( ケーニッヒ ) 敵 は カカシ 同然 外 し たら 笑い者 だ な

貫通 術 式 ! て ー っ !

( ダキア 兵士 たち の 叫び声 )

( ノイマン ) やれやれ これ は 負け て られ ない な

続く ぞ ! 砲撃 術 式 用意 !

撃て ー !

( ターニャ ) 困った な やる こと が ない ぞ

( ヴィー シャ ) 私 は てっきり ―

難 戦 する はめ に なる と 覚悟 し て い た の です が

( ターニャ ) フンッ たった 3 個 師団 ごとき に 緊張 と は ―

ライン 帰り と は とても 思え ん

少佐 殿 その … 3 個 師団 です よ

常々 思う の です が 少佐 殿 の 感性 は 少々 …

少々 ?

いえ 何でも あり ませ ん !

( ターニャ ) すま ん セレブリャコーフ 少尉

貴 官 が 正しい よう だ

ええ と … はい ?

厳密 に は 5 万 弱 の 暴徒 ない し 群衆 と 定義 す べき だ な

うっかり 師団 と 呼べ ば なるほど 誤解 の 元 だ

まったく … 私 と した こと が

( ダキア 兵士 たち の 叫び声 )

( ターニャ ) まあ この 世界 に おいて は 初めて の 世界 大戦 だ

航空 戦力 の 脅威 など ―

ほとんど の 軍人 が 肌 で は 理解 し て い ない わけ か

は …

あれ は … 連中 何 を し てる ?

( ヴィー シャ ) 恐らく 統制 射撃 の 方 陣 か と

バカ な ! 時代 錯誤 に も 程 が ある

騎兵 の 時代 で は ない ぞ ! あ …

ヴァイス 中尉 ?

なぜ 距離 を とる ? なぜ 襲撃 隊列 を 解く ?

( ヴィー シャ ) あれ は 敵 歩兵 が 対空 射撃 隊列 を 形成 し た ので ―

教 範 どおり 射程 限界 に 退避 しよ う と して いる の で は …

( ターニャ ) 教 範 だ と ? あの マニュアル バカ が !

教 範 どおり 射程 限界 に 退避 しよ う と して いる の で は …

( ターニャ ) 教 範 だ と ? あの マニュアル バカ が !

空 を 飛ぶ 魔 導 師 に 歩兵 の 弾 が 当たる と でも ―

本気 で 思って いる の か ! ?

は あ …

あれ に 撃墜 さ れる 魔 導 師 が いれ ば 敵 より 先 に 私 が 殺し て やる !

よろしい 我々 も 参加 だ !

中隊 ! 我 に 続け !

( ダキア 兵士 ) て … 敵 だ ー ! ( 隊長 ) 撃て 撃て え ー !

ひきょう だ ぞ ! 降り て こ ー い !

フンッ 重 機関 銃 の 発砲 音 すら 聞こえ ない と は な

擲 弾 ( て き だ ん ) 投下 !

( ダキア 兵士 たち の 叫び声 )

おかしな 話 だ

我々 が 攻め られ て いる の で は ない の か ね

まったく 困った 連中 だ な

( ヴィー シャ ) 偽装 で は なく 本物 の 侵攻 軍 司令 部 の よう です ね

( ターニャ ) 出力 も 絞ら ず に 通信 を 垂れ流す と は

まさか 帝国 へ の 団体 旅行 客 に 誤射 し た の で は ない だ ろ う な

( 将校 ) き … 貴 様 ら ! ( ターニャ ) 帝国 へ ようこそ !

ご 入国 の 目的 は ? ビザ は お 持ち です か ?

( 将校 ) ふ … ふざける なあ !

あ あっ !

ビザ は お 持ち で は ない

では 捕虜 と して の ご 入国 を 希望 さ れ ます か ?

皆殺し に しろ ー ! 撃て え ー !

時間 の 無駄 です ね ( ターニャ ) ああ

そこ の 将官 以外 は 撃て ( ヴィー シャ ) は っ !

参謀 本部 へ の 土産 だ

死体 以外 は 根こそぎ か っ さらえ

おい そこ その 死体 に は ブービー トラップ を 仕込 ん で おけ

部隊 の 集結 は 完了 し た か

はい 残 敵 掃討 を 行い ます か

( ターニャ ) 友軍 の 航空 艦隊 は ?

もう 間もなく 第 7 航空 艦隊 が

再度 の 爆 装 が 完了 しだい 全力 出撃 と の こと です

( ターニャ ) ならば 残 敵 掃討 は 友軍 に 任せ て ―

我々 は 前進 する

はっ ! 目標 は どちら へ

首都 だ

( ヴァイス ) 首都 … で あり ます か

( ターニャ ) さらに 前 へ もっと 前 へ

物 は 試し だ 行ける 所 まで 行 こ う で は ない か

我々 なら ば 前 に 進める

( ターニャ ) 目標 を 発見

共和 国 が テコ入れ し た 兵器 工 廠 ( こう しょ う ) らしい

さぞ 可燃 物 が 山積み だ ろ う な

( ヴィー シャ ) です が 見 た かぎり ―

対 航空 防護 は さ れ て い ない よう です ね

( ターニャ ) ああ 連中 は 1 世紀 前 の パラダイム

今なお 二 次元 に 生き て いる らしい

私 たち に は 好機 です 襲撃 を !

少尉 我々 は 戦時 国際 法 を 無視 する 野蛮 な 集団 で は ない の だ ぞ

少尉 我々 は 戦時 国際 法 を 無視 する 野蛮 な 集団 で は ない の だ ぞ

( ヴィー シャ ) ぐ っ …

( ヴィー シャ ) ぐ っ …

( ヴィー シャ ) ぐ っ …

人道 主義 者 が 定め た 法律 どおり 敵 の 工 廠 だけ を 破壊 し ―

人道 主義 者 が 定め た 法律 どおり 敵 の 工 廠 だけ を 破壊 し ―

避難 勧告 も 出 さ ね ば なら ん

少佐 殿 それでは 奇襲 の 効果 が 失わ れ て しまう か と

ヴァイス 中尉

貴 様 先ほど と いい ちと 常識 的 すぎる ぞ

( ヴァイス ) あっ …\ N 申し訳 あり ませ ん !

( ターニャ ) 少尉 ! さっさと 警告 を 発 しろ

規定 どおり 国際 チャンネル で だ

でも あの …\ N 本当 に 私 で よろしい ん です か ?

は ? え …

( 隊員 たち の どよめき )

( ターニャ ) あー …

確かに 私 が やった ほう が よ さ そう だ な

宣誓 ! 僕たち 私 たち は 国際 法 に のっとり ―

正々堂々 戦争 する こと を 誓い ます

警告 し ます

( 工員 たち の 笑い声 )

帝国 軍 は これ より 軍事 施設 を 攻撃 し ます

帝国 軍 は これ より 軍事 施設 を 攻撃 し ます

帝国 軍 は これ より 軍事 施設 を 攻撃 し ます

( 兵士 たち の 笑い声 )

すばらしい です ね

完全 に 子供 の イタズラ と 思って いる よう です

( ターニャ ) あ ?

少佐 殿 は 演劇 を やら れ て い た の です か !

( ターニャ ) む …

( 隊員 たち の ざわめき )

さて 諸君 国際 法 上 の 義務 は 果たし た

仕事 に かかる と しよ う

総員 ! 長 距離 用 術 式 展開 !

目標 カルベリウス 兵器 工 廠 !

各 中隊 は 少佐 殿 に 合わせ て 斉 射 せよ !

神 の 御 名 ( みな ) に おい て 祖国 を 侵す 輩 ( や から ) に 鉄 槌 を

地上 に 神 の 御 業 ( み わざ ) を 発現 せ ん

総員 て ー っ !

( 隊員 たち の どよめき )

直撃 16 残り は 至近 弾 !

フン 悪く ない

( ヴィー シャ ) は っ !

( ヴァイス ) ああ … 誘 爆 です !

( 隊員 ) おお …\ N ( 隊員 ) すごい !

( ターニャ ) た ~ ま や ~ !

( ヴァイス ) は ?

( ターニャ ) ただ の 感嘆 符 だ 気 に する な

ダキア に は 足 を 向け て 寝 れ ん な

実弾 演習 に 協力 し て もらった ばかり か ―

訓練 後 の 花火 まで 用意 し て くれる と は

止まれ 目標 は 達成 だ

さて 帰還 する と しよ う か 大隊 諸君