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この素晴らしい世界に祝福を! あぁ、駄女神さま (KonoSuba), この素晴らしい世界に祝福を! あぁ、駄女神さま (13)

この素晴らしい世界に祝福を! あぁ、駄女神さま (13)

1.

「 知って る か ? なんでも 魔 王 軍 の 幹部 の 一 人 が 、 この 街 から ちょっと 登った 丘 に ある 、 古い 城 を 乗っ取った らしい ぜ 」

ギルド に 併設 さ れた 酒場 の 一角 。

俺 は 昼間 から 酒 を 飲んで 駄弁って いる 、 相 席 して いる 男 の 話 を 聞いて いた 。 俺 は と 言えば 酒 で は なく 、 男 と 向かい合い ながら ネロイド の シャワシャワ を 飲んで いる 。

ネロイド と は 何 か 。

シャワシャワ と は 何 な の か 。

酒 を あまり 飲ま ない 人 達 が よく コレ を 飲んで いる ので 、 俺 も 興味本位で 飲んで みた のだ が ……。

美味 い の か と 言わ れたら こう 答える しか ない 。

…… うん 、 分から ん 。

だが 、 シャワシャワ の 意味 は 分かった 。

飲んだ 後 シャワシャワ する 。

だが 炭酸 で は ない 。 自分 でも 、 シャワシャワ する の 意味 が 分から ない のだ が 、 これ は シャワシャワ と しか 表現 でき ない 。

俺 は ネロイド を 飲み干し テーブル に 置き ……。

「 魔 王 の 幹部 ねぇ 。 物騒な 話 だ けど 、 俺 達 に は 縁 の 無い 話 だ よ な 」

「 違え ねえ 」

目の前 の 男 が 、 俺 の やる 気 無い 無責任な 言葉 に 笑い ながら 同意 した 。

冒険 者 ギルド で 駄弁って いる 連中 は 意外に 多く 、 面白い 話 が 色々 聞ける 。 どこ そこ で 危険な モンスター を 見かけた から 、 暫く は あの 辺り で の クエスト は 受け ない 方 が いい と か 。

あの モンスター は 、 柑橘 系 の 果物 の 汁 を 身体 に 付けて おく と 匂い を 嫌って 寄って こない だ と か 。

と 言う か 、 この 世界 に 来て から は 生きて いく の に 精一杯 で 、 こういった 情報 収集 は した 事 が 無かった 。

情報 収集 は ゲーム に おいて 最も 大事な フラグ 回収 作業 だ 。

酒場 で の 、 こういった 会議 は いかにも 冒険 者っぽくて 心地よい 。 向かい の 冒険 者 の 男 が 言った 。

「 ま 、 何 に せよ 。 街 の 北 の 外れ に ある 廃 城 に は 近づか ない 方 が いい 。 王国 の 首都 で も ない こんな 所 に 、 何で 魔 王 の 大 幹部 様 が やって 来た の か は 知ら ない が ね 。 幹部って からに は 、 オーガロード や ヴァンパイア 。 はたまた 、 アークデーモン か ドラゴン か 。 いずれ に して も 、 俺 達 が 会ったら 瞬 殺さ れる 様 な 化け物 が 住んで る の は 間違い ない 。 廃 城 近く で の クエスト は 、 しばらく 避けた 方 が 無難だ な 」

男 に 礼 を 言って 席 を 立ち 、 俺 は 自分 達 の パーティー の テーブル へ と 向かう と ……。

「…… どうした ? 俺 を 、 そんな 変な 目 で 見て 」

アクア と ダクネス とめぐ みん が 、 テーブル の 真ん中 に 置いた 、 コップ に さした 野菜 スティック を ぽり ぽり かじり 、 俺 を 見て いた 。

「 別に ー ? カズマ が 、 他の パーティー に 入ったり し ない か 心配 なんて して ないし 」

アクア が 、 言い ながら 、 ちょっと だけ 不安 そうな 目 で チラチラ 見て くる 。

「……? いや 、 情報 収集 は 冒険 の 基本 だろう が 」

俺 は 三 人 の いる テーブル 席 に 座り 、 俺 も 一 本 貰おう と 、 野菜 スティック に 手 を 伸ばす 。

クイッ 。

野菜 スティック が 俺 の 伸ばした 手 から 逃れる ように 、 ひょいと 身 を かわした 。

…… おい 。

「 何 やって ん の よ カズマ 」

アクア が テーブル を バン と 叩く と 、 野菜 スティック が ビクリ と 跳ねる 。

一瞬 動か なく なった 野菜 スティック を 、 アクア が 一 本 つまんで 口 に 運ぶ 。

「…… む う 。 楽し そうです ね 。 楽し そうでした ね カズマ 。 他の パーティー の メンバー と 、 随分 親し げ でした ね ? めぐみ ん が 、 拳 を 握って テーブル を ドンと 叩き 、 怯 ませた 野菜 スティック を つまみ 、 口 に 運んだ 。

「…… 何 だ この 新 感覚 は ? カズマ が 他 所 の パーティー で 仲良く やって いる 姿 を 見る と 、 胸 が もやもや する 反面 、 何 か 、 新たな 快感 が ……。 もしや 、 これ が 噂 の 寝 取ら れ ……? おかしな 事 を 口走る どう しよう も ない 変態 が 、 コップ の フチ を ピンと 指 で 弾き 、 そのまま 野菜 スティック を 指 で 摘まむ 。

「 なんだ 、 どうした お前 ら 。 こういった 場所 で の 情報 収集 は 基本 だろう が ……? 言い ながら 俺 は バン と テーブル を 叩く と 、 野菜 スティック に 手 を ……。

ヒョイッ 。

「…………………… だ ああ ああ らっしゃ ああ ああ ああ ああ ! 「 や 、 やめて ええ ! 私 の 野菜 スティック に 何 す ん の ! た 、 食べ物 を 粗末に する の は いく ない ! 俺 は 野菜 スティック を 摑 み 損ねた 手 で 、 今度 は スティック が 入った コップ ごと 摑 む と 、 それ を 壁 に 叩きつけよう と 振りかぶる が 、 半 泣き の アクア に 手 を 摑 ま れる 。

「 野菜 スティック ごとき に 舐め られて たまる か ! て ゆ ー か 今更 突っ込む の も なんだ が 、 何で 野菜 が 逃げる んだ よ 。 ちゃんと 仕留めた やつ を 出せよ 」

「 な に 言って ん の 。 お 魚 も 野菜 も 、 何 だって 新鮮な 方 が 美味しい でしょ ? 活 き 作りって 知ら ない の ? こんな 活 き 作り が あって たまる か 。

俺 は 野菜 スティック を 食う の は 諦め 。

「 は あ ……。 まあ 、 野菜 は 今 は どう で も いい 。 それ より お前 ら に 聞きたい 事 が ある んだ よ 。 レベル が 上がったら 、 次 は どんな スキル を 覚えよう か と 思って な 。 ハッキリ 言って バランス が 悪 すぎる から な この パーティー は 。 自由 の 利く 俺 が 穴 を 埋める 感じ で 行きたい んだ が ……。 そう いや 、 お前 ら の スキルって どんな 感じ なんだ ? そう 、 効率 よく クエスト を こなして いく なら 、 パーティー メンバー と の 相性 を 考えた スキル を 覚えて いく 方 が いい 。

そう 思って 相談 を 持ちかけた 訳 だ が 。

「 私 は 《 物理 耐性 》 と 《 魔法 耐性 》、 各種 《 状態 異常 耐性 》 で 占めて る な 。 後 は デコイ と いう 、 囮 に なる スキル ぐらい だ 」

「……《 両手 剣 》 と か 覚えて 、 武器 の 命中 率 を 上げる 気 は ない の か ? 「 無い 。 私 は 言って は 何 だ が 、 体力 と 筋力 は ある 。 攻撃 が 簡単に 当たる 様 に なって しまって は 、 無傷で モンスター を 倒 せる 様 に なって しまう 。 かといって 、 手加減 して わざと 攻撃 を 受ける の は 違う のだ 。 こう ……、 必死に 剣 を 振るう が 当たら ず 、 力 及ば ず 圧倒 されて しまう と いう の が 気持ち いい 」 「 もう いい 、 お前 は 黙って ろ 」 「…… ん ん ……っ! 自分 から 聞いて おいて この 仕打ち ……」

頰 を 赤らめ 、 ハアハア 言って いる ダクネス は 放置 する 。

めぐみ ん を 見る と 、 小 首 を 傾げて 口 を 開いた 。

「 私 は もちろん 爆裂 系 スキル です 。 爆裂 魔法 に 爆発 系 魔法 威力 上昇 、 高速 詠 唱 など 。 最高の 爆裂 魔法 を 放つ ため の スキル 振り です 。 これ まで も 。 もちろん 、 これ から も 」

「…… どう 間違っても 、 中級 魔法 スキル と か は 取る 気 は ない の か ? 「 無い です 」

こいつ も 駄目だ ……。

「 えっと 、 私 は ……」 「 お前 は いい 」 「 え えっ!?」 自分 の スキル を 言おう と した アクア を 黙ら せる 。 宴会 芸 と か 宴会 芸 と か 宴会 芸 と か そんな ん だろう 。

しかし …………。

「 何で こう 、 まとまり が 無い んだ よ この パーティー は ……。 本当に 移籍 を ……」

「「「!?」」」

俺 の 小さな 呟き に 、 三 人 が ビクリ と した 。

2.

例 の 、 緊急の キャベツ 狩り クエスト から 数 日 が 経過 した 。

あの 時 収穫 した キャベツ が 軒並み 売り に 出さ れ 。

そして 、 冒険 者 達 に は その 報酬 が 支払わ れた のだ が 。

「 カズマ 、 見てくれ 。 報酬 が 良かった から 、 修理 を 頼んで いた 鎧 を 少し 強化 して みた 。 …… どう 思う ? 報酬 を 受け取ろう と する 冒険 者 達 に よって 酷 い 混雑 の ギルド 内 で 、 ダクネス が 嬉々 と して 修理 から 返って きた 鎧 を 見せつけて きた 。

それ は 一言 で 言う と …………、

「 なんか 、 成金 趣味 の 貴族 の ボンボン が 着けて る 鎧 みたい 」

「…… カズマ は どんな 時 でも 容赦 ない な 。 私 だって 素直に 褒めて 貰いたい 時 も ある のだ が 」 ダクネス が 、 珍しく ちょっと へこんだ 顔 で 言って くる 。 知ら ん よ そんな もん 。

そんな 事 より 。

「 今 は お前 より 酷 い の が いる から 、 構って やれる 余裕 は ない ぞ 。 お前 を 超え そうな 勢い の そこ の 変態 を 何とか しろ よ 」

「 ハア …… ハア ……。 た 、 たまらない 、 たまらない です ! 魔力 溢れる マナタイト 製 の 杖 の この 色艶 ……。 ハア …… ハア …… ッ ! めぐみ ん が 、 新調 した 杖 を 抱きかかえ 頰 ず りして いた 。

マナタイト と か いう 希少 金属 は 、 杖 に 混ぜる と 魔法 の 威力 が 向上 する 性質 を 持って いる らしい 。

高額な 報酬 で 杖 を 強化 し 、 めぐみ ん は 朝 から ずっと この 調子 だ 。

何でも 、 爆裂 魔法 の 威力 が これ で 何 割 か 増す らしい 。

ただ で さえ オーバーキル 気味な 爆裂 魔法 を これ 以上 強化 して どう する の か 、 そんな 事 より もっと 他 に 習得 す べき 便利な 魔法 が ある んじゃ ない の か ? と か 、 言いたい 事 は 色々 ある が 、 今 の め ぐみん に は あまり 関わり たく ない ので 放っておく 。 俺 も すでに 換金 が 終わって ホクホク だ 。

キャベツ を 追う モンスター を 引きつけた ダクネス 。

それ を まとめて 粉砕 した めぐみ ん 。

そんな 、 皆 の 活躍 を 他 所 に 、 一 人 マイ ペース に キャベツ を 追いかけて いた アクア 。

キャベツ 狩り で 得た 報酬 は 、 均等に 分ける ので は なく 、 それぞれ 自分 で 捕まえた 分 を そのまま 報酬 に しよう と いう 事 に なった 。

それ は 、 俺 に 次ぐ 収穫 量 だった アクア が 言い出した 事 だ 。

そして 今 。 その 言い出しっぺ の 換金 を 待って いる のだ が ……。 「 なんで すって え ええ ええ !? ちょっと あんた どういう 事 よっ! ギルド に 響き渡る アクア の 声 。

ああ ……。 嫌だ なあ ……。

ギルド の 受付 カウンター で は 、 案の定 アクア が 揉めて いた 。

ギルド の 受付 の お 姉さん の 胸ぐら を 摑 み 、 何やら いちゃ もん つけて いる 。

「 何で 五万 ぽっち な の よ ! どれ だけ キャベツ 捕まえた と 思って ん の !? 十 や 二十 じゃ ない はず よ ! 「 そそ 、 それ が 、 申し上げ 難い のです が ……」

「 何 よ ! 「…… アクア さん の 捕まえて きた の は 、 殆ど が レタス で ……」

「………… なんで レタス が 交じって る の よ ー ! 「 わ 、 私 に 言わ れ まして もっ! 会話 の やり取り を 聞く に 、 どうも 報酬 額 が 納得 いく もの で は なかった らしい 。

これ 以上 受付 に 言って も 無駄だ と 踏んだ の か 、 アクア が 後ろ に 手 を 組み 、 にこやかな 笑顔 で 俺 に 近づいて きた 。

「 カーズマ さん ! 今回 の クエスト の 、 報酬 は お いくら 万 円 ? 「 百万 ちょ い 」

「「「 ひ ゃっ!?」」」 アクア と ダクネス 、 めぐみ ん が 絶句 する 。 そう 、 俺 は 降って湧いた 突発 クエスト で 、 いきなり 小 金持ち に なり ました 。

俺 の 収穫 した 物 は 、 質 の 良い 、 たくさんの 経験 値 が 詰まった キャベツ が 多かった そうだ 。

これ も 幸運 度 の 差 と いう やつ か 。

「 カズマ 様 ー ! 前 から 思って た んだ けれど 、 あなたって その 、 そこはかとなく 良い 感じよ ね ! 「 特に 褒める 所 が 思い浮かば ない なら 無理 す んな 。 言っと く が 、 この 金 は もう 使い道 決めて る から な 、 分けん ぞ 」 先手 を 打った 俺 の 言葉 に アクア の 笑顔 が 凍りついた 。 「 カズマ さ ああ ああ ああ あん ! 私 、 クエスト 報酬 が 相当な 額 に なるって 踏んで 、 この 数 日 で 、 持って た お 金 、 全部 使っちゃった んです けど ! てい うか 、 大金 入って くるって 見込んで 、 ここ の 酒場 に 十万 近い ツケ まで ある んです けど !! 今回 の 報酬 じゃ 、 足りない んです けど ! 半 泣き で すがりついて くる アクア を 引き 剝 が し 、 何で こいつ は 後先 考え ない んだろう と 、 痛む こめかみ を 指 で 押さえた 。

「 知る か 、 そもそも 今回 の 報酬 は 『 それぞれ が 手 に 入れた 報酬 を そのまま に 』って 言い出した の は お前 だ ろ 。 と 言う か 、 いい加減 拠点 を 手 に 入れたい んだ よ 。 いつまでも 馬 小屋 暮らし じゃ 落ち着か ないだ ろ ? 通常 、 冒険 者 は 家 を 持た ない 。

冒険 者 は 安定 を 求め ず 、 あちこち を 飛び回る 事 が 多い から だ 。

まあ 成功 する 冒険 者 など 一握り で 、 ほとんど の 冒険 者 は 、 その日暮らし が 多く 金 が 無い と いう の も 理由 の 一 つ だ が 。

ぶっちゃ け 、 俺 は この メンツ で の 魔 王 討伐 なんて 無理だ と 諦め かけて る 。

魔 王 軍 と 戦う 仕事 は 、 先 に ここ に 送り込ま れた 、 強力な 能力 だ の 装備 だの を 貰った 連中 が やれば いい 。

なん せ 、 俺 は 誰 に でも なれる 初期 職業 、 最 弱 職 の 冒険 者 だ 。

しかも 、 子供 の 頃 から 冒険 者 を 目指し 鍛えて いた 様 な 連中 に 比べれば ステータス だって 劣る 、 本当に どこ に でも いる 一般 人 だ 。

適度に 安全に 、 好奇心 を 満足 さ せられる 程度 に 冒険 が できて 、 後 は のんびり と 暮らして いければ それ で いい 。 な ので 、 ここ ら で 一 つ 賃貸 、 もしくは 安ければ 、 小さな 小屋 みたいな 物件 でも 手 に 入ら ない か な と 思った 次第 だ 。

アクア が いよいよ 泣き そうな 顔 で すがりつく 。

「 そんなあ ああ ああ ! カズマ 、 お 願い よ 、 お 金貸し て ! ツケ 払う 分 だけ で いい から ぁ ! そりゃ あ カズマ も 男の子 だ し 、 馬 小屋 で たまに 夜中 ゴソゴソ して る の 知って る から 、 早く プライベートな 空間 が 欲しい の は 分かる けど ! 五万 ! 五万 で いい の ! お 願い よ お おお おお ! 「 よし 分かった 、 五万 でも 十万 でも お 安い もん だ ! 分かった から 黙ろう か !!」

この素晴らしい世界に祝福を! あぁ、駄女神さま (13) この すばらしい せかい に しゅくふく を||だおんな かみさま Segne diese wunderbare Welt! Oh, Göttin der Verdammten (13) Bless this wonderful world! Oh, Goddess of the Damned (13) Abençoa este mundo maravilhoso! Oh, Deusa dos Malditos (13) 為這個美好的世界送上祝福!啊,無用的女神(13)

1.

「 知って る か ? しって|| " Do you know ? なんでも 魔 王 軍 の 幹部 の 一 人 が 、 この 街 から ちょっと 登った 丘 に ある 、 古い 城 を 乗っ取った らしい ぜ 」 |ま|おう|ぐん||かんぶ||ひと|じん|||がい|||のぼった|おか|||ふるい|しろ||のっとった|| It seems that one of the leaders of the demon king's army has taken over an old castle on a hill a little ways up from the city.

ギルド に 併設 さ れた 酒場 の 一角 。 ぎるど||へいせつ|||さかば||いっかく A corner of the tavern attached to the guild.

俺 は 昼間 から 酒 を 飲んで 駄弁って いる 、 相 席 して いる 男 の 話 を 聞いて いた 。 おれ||ひるま||さけ||のんで|だべん って||そう|せき|||おとこ||はなし||きいて| I was listening to the guy I was sharing a seat with, who was drinking and talking shit in the daytime. 俺 は と 言えば 酒 で は なく 、 男 と 向かい合い ながら ネロイド の シャワシャワ を 飲んで いる 。 おれ|||いえば|さけ||||おとこ||むかいあい||||||のんで| I'm not drinking alcohol, but drinking a Neroid Shower Shower while facing the guy.

ネロイド と は 何 か 。 |||なん| What is a Neroid?

シャワシャワ と は 何 な の か 。 |||なん||| What is shawashawa?

酒 を あまり 飲ま ない 人 達 が よく コレ を 飲んで いる ので 、 俺 も 興味本位で 飲んで みた のだ が ……。 さけ|||のま||じん|さとる|||||のんで|||おれ||きょうみほんいで|のんで||| People who don't drink much often drink this stuff, so I tried it out of curiosity. ...... 喝酒不多的人经常喝kore,所以我试着喝。

美味 い の か と 言わ れたら こう 答える しか ない 。 びみ|||||いわ|||こたえる|| When asked if it is delicious, I have no choice but to answer like this.

…… うん 、 分から ん 。 |わから| ...... Yeah, I don't know.

だが 、 シャワシャワ の 意味 は 分かった 。 |||いみ||わかった However, I now know what "shawshaw" means.

飲んだ 後 シャワシャワ する 。 のんだ|あと|| It is shaky after drinking.

だが 炭酸 で は ない 。 |たんさん||| But it is not carbonated. 自分 でも 、 シャワシャワ する の 意味 が 分から ない のだ が 、 これ は シャワシャワ と しか 表現 でき ない 。 じぶん|||||いみ||わから|||||||||ひょうげん|| I don't even know what it means to be shawashawa, but this can only be described as shawashawa.

俺 は ネロイド を 飲み干し テーブル に 置き ……。 おれ||||のみほし|てーぶる||おき I drank my Neroids and put them on the table. ......

「 魔 王 の 幹部 ねぇ 。 ま|おう||かんぶ| "Hey, the Demon King's executive. 物騒な 話 だ けど 、 俺 達 に は 縁 の 無い 話 だ よ な 」 ぶっそうな|はなし|||おれ|さとる|||えん||ない|はなし||| It's a dangerous story, but it's not one we have any connection to.

「 違え ねえ 」 ちがえ| "Wrong. Hey."

目の前 の 男 が 、 俺 の やる 気 無い 無責任な 言葉 に 笑い ながら 同意 した 。 めのまえ||おとこ||おれ|||き|ない|むせきにんな|ことば||わらい||どうい| The man in front of me laughed and agreed to my unmotivated and irresponsible words.

冒険 者 ギルド で 駄弁って いる 連中 は 意外に 多く 、 面白い 話 が 色々 聞ける 。 ぼうけん|もの|ぎるど||だべん って||れんちゅう||いがいに|おおく|おもしろい|はなし||いろいろ|きける There are a surprisingly large number of people in the Adventurers' Guild, and they have many interesting stories to tell. どこ そこ で 危険な モンスター を 見かけた から 、 暫く は あの 辺り で の クエスト は 受け ない 方 が いい と か 。 |||きけんな|||みかけた||しばらく|||あたり|||||うけ||かた|||| I saw a dangerous monster somewhere, so it's better not to take the quest around there for a while.

あの モンスター は 、 柑橘 系 の 果物 の 汁 を 身体 に 付けて おく と 匂い を 嫌って 寄って こない だ と か 。 |||かんきつ|けい||くだもの||しる||からだ||つけて|||におい||きらって|よって|||| That monster doesn't like the smell when he puts the juice of citrus fruits on his body. 怪物似乎讨厌这种气味,并且在将柑橘类水果的汁液放在身上时并没有靠近它。

と 言う か 、 この 世界 に 来て から は 生きて いく の に 精一杯 で 、 こういった 情報 収集 は した 事 が 無かった 。 |いう|||せかい||きて|||いきて||||せいいっぱい|||じょうほう|しゅうしゅう|||こと||なかった I have been so busy trying to survive in this world that I have never collected this kind of information.

情報 収集 は ゲーム に おいて 最も 大事な フラグ 回収 作業 だ 。 じょうほう|しゅうしゅう||げーむ|||もっとも|だいじな||かいしゅう|さぎょう| Gathering information is the most important flag collection task in the game.

酒場 で の 、 こういった 会議 は いかにも 冒険 者っぽくて 心地よい 。 さかば||||かいぎ|||ぼうけん|もの っぽくて|ここちよい These meetings in a bar are very adventurous and comfortable. 向かい の 冒険 者 の 男 が 言った 。 むかい||ぼうけん|もの||おとこ||いった

「 ま 、 何 に せよ 。 |なん|| Well, what should I do? 街 の 北 の 外れ に ある 廃 城 に は 近づか ない 方 が いい 。 がい||きた||はずれ|||はい|しろ|||ちかづか||かた|| It is better to stay away from the abandoned castle on the northern outskirts of the city. 王国 の 首都 で も ない こんな 所 に 、 何で 魔 王 の 大 幹部 様 が やって 来た の か は 知ら ない が ね 。 おうこく||しゅと|||||しょ||なんで|ま|おう||だい|かんぶ|さま|||きた||||しら||| I don't know why the Demon King's cadre came to such a place, which is not the capital of the kingdom. 幹部って からに は 、 オーガロード や ヴァンパイア 。 かんぶ って||||| The executives are called Ogre Lords and Vampires. はたまた 、 アークデーモン か ドラゴン か 。 Or is it an arc demon or a dragon? いずれ に して も 、 俺 達 が 会ったら 瞬 殺さ れる 様 な 化け物 が 住んで る の は 間違い ない 。 ||||おれ|さとる||あったら|またた|ころさ||さま||ばけもの||すんで||||まちがい| In any case, there is no doubt that there are monsters living there that would instantly kill us if we met them. 廃 城 近く で の クエスト は 、 しばらく 避けた 方 が 無難だ な 」 はい|しろ|ちかく||||||さけた|かた||ぶなんだ| It's safer to avoid quests near the abandoned castle for a while. "

男 に 礼 を 言って 席 を 立ち 、 俺 は 自分 達 の パーティー の テーブル へ と 向かう と ……。 おとこ||れい||いって|せき||たち|おれ||じぶん|さとる||ぱーてぃー||てーぶる|||むかう| I thanked the guy, got up, and headed to my party table. ......

「…… どうした ? 俺 を 、 そんな 変な 目 で 見て 」 おれ|||へんな|め||みて Look at me like I'm crazy.

アクア と ダクネス とめぐ みん が 、 テーブル の 真ん中 に 置いた 、 コップ に さした 野菜 スティック を ぽり ぽり かじり 、 俺 を 見て いた 。 ||||||てーぶる||まんなか||おいた|こっぷ|||やさい||||||おれ||みて| Aqua, Daknes and Megumi were looking at me, bobbing on the vegetable sticks in the cups placed in the middle of the table. Aqua,Dakness和Megumin坐在桌子中间,咬着玻璃棍的蔬菜棒,凝视着我。

「 別に ー ? べつに|- カズマ が 、 他の パーティー に 入ったり し ない か 心配 なんて して ないし 」 ||たの|ぱーてぃー||はいったり||||しんぱい||| I'm not worried that Kazuma might be in another party. "

アクア が 、 言い ながら 、 ちょっと だけ 不安 そうな 目 で チラチラ 見て くる 。 ||いい||||ふあん|そう な|め||ちらちら|みて| Aqua glances at me with a slightly worried look while saying this.

「……? いや 、 情報 収集 は 冒険 の 基本 だろう が 」 |じょうほう|しゅうしゅう||ぼうけん||きほん|| No, gathering information is the basis of adventure.

俺 は 三 人 の いる テーブル 席 に 座り 、 俺 も 一 本 貰おう と 、 野菜 スティック に 手 を 伸ばす 。 おれ||みっ|じん|||てーぶる|せき||すわり|おれ||ひと|ほん|もらおう||やさい|||て||のばす I sit at a table with three people, and I reach for a vegetable stick to get one too.

クイッ 。 Quick .

野菜 スティック が 俺 の 伸ばした 手 から 逃れる ように 、 ひょいと 身 を かわした 。 やさい|||おれ||のばした|て||のがれる|||み|| I evaded myself so that the vegetable stick could escape from my outstretched hand.

…… おい 。

「 何 やって ん の よ カズマ 」 なん||||| "What are you doing, Kazuma?"

アクア が テーブル を バン と 叩く と 、 野菜 スティック が ビクリ と 跳ねる 。 ||てーぶる||ばん||たたく||やさい|||||はねる When Aqua hits the table with a bang, the vegetable stick bounces.

一瞬 動か なく なった 野菜 スティック を 、 アクア が 一 本 つまんで 口 に 運ぶ 。 いっしゅん|うごか|||やさい|||||ひと|ほん||くち||はこぶ Aqua picks up a vegetable stick that has stopped moving for a moment and carries it to the mouth.

「…… む う 。 楽し そうです ね 。 たのし|そう です| It looks like fun. 楽し そうでした ね カズマ 。 たのし|そう でした|| You seemed to be having fun, didn't you, Kazuma? 他の パーティー の メンバー と 、 随分 親し げ でした ね ? たの|ぱーてぃー||めんばー||ずいぶん|したし||| You were very close to the members of the other parties, weren't you? めぐみ ん が 、 拳 を 握って テーブル を ドンと 叩き 、 怯 ませた 野菜 スティック を つまみ 、 口 に 運んだ 。 |||けん||にぎって|てーぶる||どんと|たたき|きょう||やさい||||くち||はこんだ Megumi clenched her fist and thumped the table, picking up a frightened vegetable stick and putting it in her mouth.

「…… 何 だ この 新 感覚 は ? なん|||しん|かんかく| ...... What is this new sensation? カズマ が 他 所 の パーティー で 仲良く やって いる 姿 を 見る と 、 胸 が もやもや する 反面 、 何 か 、 新たな 快感 が ……。 ||た|しょ||ぱーてぃー||なかよく|||すがた||みる||むね||||はんめん|なん||あらたな|かいかん| When I see Kazuma getting along with each other at a party elsewhere, my heart is moyamoya, but on the other hand, I feel a new pleasure ... もしや 、 これ が 噂 の 寝 取ら れ ……? |||うわさ||ね|とら| Could this be the rumored case of being cuckolded...? おかしな 事 を 口走る どう しよう も ない 変態 が 、 コップ の フチ を ピンと 指 で 弾き 、 そのまま 野菜 スティック を 指 で 摘まむ 。 |こと||くちばしる|||||へんたい||こっぷ||||ぴんと|ゆび||はじき||やさい|||ゆび||つまむ The crazy, out-of-control pervert flicks his finger over the rim of the cup and then picks at the vegetable stick with his finger.

「 なんだ 、 どうした お前 ら 。 ||おまえ| What's the matter, what's wrong with you guys? こういった 場所 で の 情報 収集 は 基本 だろう が ……? |ばしょ|||じょうほう|しゅうしゅう||きほん|| Gathering information in these places is basic, but ...? 言い ながら 俺 は バン と テーブル を 叩く と 、 野菜 スティック に 手 を ……。 いい||おれ||ばん||てーぶる||たたく||やさい|||て| With that, I bang on the table and put my hand on the vegetable stick. ...... 說著,我拍了拍桌子,把手放在了一根菜棍上…

ヒョイッ 。 Hyoi .

「…………………… だ ああ ああ らっしゃ ああ ああ ああ ああ ! 「 や 、 やめて ええ ! 私 の 野菜 スティック に 何 す ん の ! わたくし||やさい|||なん||| What are you doing with my vegetable sticks? た 、 食べ物 を 粗末に する の は いく ない ! |たべもの||そまつに||||| It is not good to waste food! 俺 は 野菜 スティック を 摑 み 損ねた 手 で 、 今度 は スティック が 入った コップ ごと 摑 む と 、 それ を 壁 に 叩きつけよう と 振りかぶる が 、 半 泣き の アクア に 手 を 摑 ま れる 。 おれ||やさい|||||そこねた|て||こんど||||はいった|こっぷ|||||||かべ||たたきつけよう||ふりかぶる||はん|なき||||て|||| I grab the cup with the vegetable stick in it, this time with the hand that failed to grab the stick, and swing it at the wall, only to have a half-crying Aqua grab my hand. 我用失手的那隻手拿起了裝著蔬菜棒的杯子,想要將它甩向牆壁,卻被半哭著的阿克婭抓住了我的手。

「 野菜 スティック ごとき に 舐め られて たまる か ! やさい||||なめ||| "Do you collect licked like a vegetable stick! て ゆ ー か 今更 突っ込む の も なんだ が 、 何で 野菜 が 逃げる んだ よ 。 ||-||いまさら|つっこむ|||||なんで|やさい||にげる|| I'm rushing into it now, but why are the vegetables running away? ちゃんと 仕留めた やつ を 出せよ 」 |しとめた|||だせよ Get the one you've killed properly. "

「 な に 言って ん の 。 ||いって|| What are you talking about? お 魚 も 野菜 も 、 何 だって 新鮮な 方 が 美味しい でしょ ? |ぎょ||やさい||なん||しんせんな|かた||おいしい| Fish and vegetables are better when they are fresh, aren't they? 活 き 作りって 知ら ない の ? かつ||つくり って|しら|| Don't you know what "live cooking" is? こんな 活 き 作り が あって たまる か 。 |かつ||つくり|||| I wonder if there is such a lively creation.

俺 は 野菜 スティック を 食う の は 諦め 。 おれ||やさい|||くう|||あきらめ I gave up eating vegetable sticks.

「 は あ ……。 まあ 、 野菜 は 今 は どう で も いい 。 |やさい||いま||||| Well, I don't care about vegetables right now. それ より お前 ら に 聞きたい 事 が ある んだ よ 。 ||おまえ|||きき たい|こと|||| I have more questions I want to ask you guys. レベル が 上がったら 、 次 は どんな スキル を 覚えよう か と 思って な 。 れべる||あがったら|つぎ|||||おぼえよう|||おもって| I was wondering what skills I should learn next when I reach a higher level. ハッキリ 言って バランス が 悪 すぎる から な この パーティー は 。 はっきり|いって|ばらんす||あく|||||ぱーてぃー| To be clear, this party is too unbalanced. 自由 の 利く 俺 が 穴 を 埋める 感じ で 行きたい んだ が ……。 じゆう||きく|おれ||あな||うずめる|かんじ||いき たい|| I'd like to go as if I'm free to fill in the gaps. ...... 我想去那裡,就好像我是那個可以自由填補空白的人,但是… そう いや 、 お前 ら の スキルって どんな 感じ なんだ ? ||おまえ|||スキル って||かんじ| Well, what kind of skills do you guys have? そう 、 効率 よく クエスト を こなして いく なら 、 パーティー メンバー と の 相性 を 考えた スキル を 覚えて いく 方 が いい 。 |こうりつ|||||||ぱーてぃー|めんばー|||あいしょう||かんがえた|||おぼえて||かた|| Yes, if you want to complete quests efficiently, it is better to learn skills that are compatible with your party members.

そう 思って 相談 を 持ちかけた 訳 だ が 。 |おもって|そうだん||もちかけた|やく|| That's why I approached him for advice.

「 私 は 《 物理 耐性 》 と 《 魔法 耐性 》、 各種 《 状態 異常 耐性 》 で 占めて る な 。 わたくし||ぶつり|たいせい||まほう|たいせい|かくしゅ|じょうたい|いじょう|たいせい||しめて|| I'm in Physics Resistance, Magic Resistance, and various Abnormality Resistance. 後 は デコイ と いう 、 囮 に なる スキル ぐらい だ 」 あと|||||おとり||||| The only other skill we have is the decoy, which is a decoy.

「……《 両手 剣 》 と か 覚えて 、 武器 の 命中 率 を 上げる 気 は ない の か ? りょうて|けん|||おぼえて|ぶき||めいちゅう|りつ||あげる|き|||| "... Remember," Two-handed sword ", aren't you willing to increase the accuracy of your weapons? 「……你不是想學習「雙手劍」之類的東西來提高武器的精確度嗎?」 「 無い 。 ない 私 は 言って は 何 だ が 、 体力 と 筋力 は ある 。 わたくし||いって||なん|||たいりょく||きんりょく|| Whatever I say, I have physical strength and muscular strength. 我不知道該說什麼,但我有體力,有肌肉力量。 攻撃 が 簡単に 当たる 様 に なって しまって は 、 無傷で モンスター を 倒 せる 様 に なって しまう 。 こうげき||かんたんに|あたる|さま|||||むきずで|||たお||さま||| If your attacks become easier to hit, you'll be able to kill monsters without taking a hit. 如果攻击足够容易,您将可以击败怪物而不会造成伤害。 如果攻击足够容易,您将可以击败怪物而不会造成伤害。 かといって 、 手加減 して わざと 攻撃 を 受ける の は 違う のだ 。 |てかげん|||こうげき||うける|||ちがう| On the other hand, it is different to be attacked on purpose. 但是,不小心被故意攻擊就不一樣了。 こう ……、 必死に 剣 を 振るう が 当たら ず 、 力 及ば ず 圧倒 されて しまう と いう の が 気持ち いい 」 「 もう いい 、 お前 は 黙って ろ 」 「…… ん ん ……っ! |ひっしに|けん||ふるう||あたら||ちから|およば||あっとう|さ れて||||||きもち||||おまえ||だまって|||| It feels good to be overwhelmed by the fact that you can't hit the sword desperately, and you're overwhelmed. "" Okay, you should shut up. "" ... Hmm ...! 能夠如此拼命地揮劍的感覺真好,但是它沒有擊中你,你不知所措,夠不到。」「夠了,你閉嘴吧。」「。 ..嗯...! 自分 から 聞いて おいて この 仕打ち ……」 じぶん||きいて|||しうち Listen to yourself and do this ... "

頰 を 赤らめ 、 ハアハア 言って いる ダクネス は 放置 する 。 ||あからめ|はあはあ|いって||||ほうち| Daknes, who is blushing and gasping, is left alone.

めぐみ ん を 見る と 、 小 首 を 傾げて 口 を 開いた 。 |||みる||しょう|くび||かしげて|くち||あいた When I looked at Megumi, I tilted my neck and opened my mouth.

「 私 は もちろん 爆裂 系 スキル です 。 わたくし|||ばくれつ|けい|| I have explosive skills, of course. 爆裂 魔法 に 爆発 系 魔法 威力 上昇 、 高速 詠 唱 など 。 ばくれつ|まほう||ばくはつ|けい|まほう|いりょく|じょうしょう|こうそく|よ|しょう| Explosive magic, explosive magic, increased power, faster chanting, etc. 最高の 爆裂 魔法 を 放つ ため の スキル 振り です 。 さいこうの|ばくれつ|まほう||はなつ||||ふり| This is a skill set for unleashing the best explosive magic. これ まで も 。 Until now. もちろん 、 これ から も 」 Of course, from now on "

「…… どう 間違っても 、 中級 魔法 スキル と か は 取る 気 は ない の か ? |まちがっても|ちゅうきゅう|まほう|||||とる|き|||| "... No matter how you make a mistake, are you willing to take intermediate magic skills? 「……無論我做錯了什麼,你都打算接受中級魔法技能什麼的嗎?」 「 無い です 」 ない|

こいつ も 駄目だ ……。 ||だめだ

「 えっと 、 私 は ……」 「 お前 は いい 」 「 え えっ!?」 自分 の スキル を 言おう と した アクア を 黙ら せる 。 えっ と|わたくし||おまえ|||||じぶん||||いおう|||||だまら| "Um, I ..." "You're good" "Eh !?" Silence Aqua who tried to say his skill. 宴会 芸 と か 宴会 芸 と か 宴会 芸 と か そんな ん だろう 。 えんかい|げい|||えんかい|げい|||えんかい|げい||||| Banquet art, banquet art, banquet art, and so on.

しかし …………。

「 何で こう 、 まとまり が 無い んだ よ この パーティー は ……。 なんで||||ない||||ぱーてぃー| Why is there such a lack of coherence at this party?" ....... 本当に 移籍 を ……」 ほんとうに|いせき| Really Transfer to ......"

「「「!?」」」

俺 の 小さな 呟き に 、 三 人 が ビクリ と した 。 おれ||ちいさな|つぶやき||みっ|じん|||| My small murmur startled all three of them.

2.

例 の 、 緊急の キャベツ 狩り クエスト から 数 日 が 経過 した 。 れい||きんきゅうの|きゃべつ|かり|||すう|ひ||けいか| A few days have passed since the last emergency cabbage hunting quest.

あの 時 収穫 した キャベツ が 軒並み 売り に 出さ れ 。 |じ|しゅうかく||きゃべつ||のきなみ|うり||ださ| The cabbage harvested at that time was put up for sale across the board.

そして 、 冒険 者 達 に は その 報酬 が 支払わ れた のだ が 。 |ぼうけん|もの|さとる||||ほうしゅう||しはらわ||| And the adventurers were paid.

「 カズマ 、 見てくれ 。 |みてくれ 報酬 が 良かった から 、 修理 を 頼んで いた 鎧 を 少し 強化 して みた 。 ほうしゅう||よかった||しゅうり||たのんで||よろい||すこし|きょうか|| The reward was good, so I tried to strengthen the armor I was asking for repair. …… どう 思う ? |おもう 報酬 を 受け取ろう と する 冒険 者 達 に よって 酷 い 混雑 の ギルド 内 で 、 ダクネス が 嬉々 と して 修理 から 返って きた 鎧 を 見せつけて きた 。 ほうしゅう||うけとろう|||ぼうけん|もの|さとる|||こく||こんざつ||ぎるど|うち||||きき|||しゅうり||かえって||よろい||みせつけて| In the guild, which was crowded with adventurers eager to receive their rewards, Daknes was happy to show off his armor, which had been returned from repair.

それ は 一言 で 言う と …………、 ||いちげん||いう| In a word, that is …………,

「 なんか 、 成金 趣味 の 貴族 の ボンボン が 着けて る 鎧 みたい 」 |なりきん|しゅみ||きぞく||ぼんぼん||つけて||よろい| "Something like the armor worn by a nouveau riche aristocratic bonbon." “有點像Bonbon這個富有的貴族身上穿的鎧甲。”

「…… カズマ は どんな 時 でも 容赦 ない な 。 |||じ||ようしゃ|| "... Kazuma is unforgiving at any time. 私 だって 素直に 褒めて 貰いたい 時 も ある のだ が 」 ダクネス が 、 珍しく ちょっと へこんだ 顔 で 言って くる 。 わたくし||すなおに|ほめて|もらい たい|じ|||||||めずらしく|||かお||いって| There are times when I would like to be praised for my honesty." Daknes says with an unusually slightly downcast expression on his face. 知ら ん よ そんな もん 。 しら|||| I don't know.

そんな 事 より 。 |こと| Than that.

「 今 は お前 より 酷 い の が いる から 、 構って やれる 余裕 は ない ぞ 。 いま||おまえ||こく||||||かまって||よゆう||| "Now there are things that are worse than you, so I can't afford to do it. “現在,有人比你更糟糕,所以我沒有資格擔心。” お前 を 超え そうな 勢い の そこ の 変態 を 何とか しろ よ 」 おまえ||こえ|そう な|いきおい||||へんたい||なんとか|| Do something about that pervert who's got the strength to surpass you." 對那邊那個看起來要超越你的變態採取行動吧。” 對那邊那個看起來要超越你的變態採取行動吧。”

「 ハア …… ハア ……。 た 、 たまらない 、 たまらない です ! I can't stand it, I can't stand it, I can't stand it! 魔力 溢れる マナタイト 製 の 杖 の この 色艶 ……。 まりょく|あふれる||せい||つえ|||いろつや This luster of a cane made of manatite full of magical power ……. ハア …… ハア …… ッ ! めぐみ ん が 、 新調 した 杖 を 抱きかかえ 頰 ず りして いた 。 |||しんちょう||つえ||だきかかえ|||| Megumi was holding a new cane and nodding.

マナタイト と か いう 希少 金属 は 、 杖 に 混ぜる と 魔法 の 威力 が 向上 する 性質 を 持って いる らしい 。 ||||きしょう|きんぞく||つえ||まぜる||まほう||いりょく||こうじょう||せいしつ||もって|| Manatite, a rare metal, is said to have the property of increasing the power of magic when mixed with a wand.

高額な 報酬 で 杖 を 強化 し 、 めぐみ ん は 朝 から ずっと この 調子 だ 。 こうがくな|ほうしゅう||つえ||きょうか|||||あさ||||ちょうし| He strengthened his cane with a high reward, and Megumi has been in this condition since the morning.

何でも 、 爆裂 魔法 の 威力 が これ で 何 割 か 増す らしい 。 なんでも|ばくれつ|まほう||いりょく||||なん|わり||ます| Whatever it is, it seems that the power of explosive magic will increase by some percentage.

ただ で さえ オーバーキル 気味な 爆裂 魔法 を これ 以上 強化 して どう する の か 、 そんな 事 より もっと 他 に 習得 す べき 便利な 魔法 が ある んじゃ ない の か ? ||||ぎみな|ばくれつ|まほう|||いじょう|きょうか|||||||こと|||た||しゅうとく|||べんりな|まほう|||||| What's the point of further enhancing the already overkillful Explosive Magic? Aren't there more useful spells to learn than that? 但是,你要讓爆炸魔法變得比現在更強大,你要做什麼?不是有其他有用的魔法你應該學習嗎? と か 、 言いたい 事 は 色々 ある が 、 今 の め ぐみん に は あまり 関わり たく ない ので 放っておく 。 ||いい たい|こと||いろいろ|||いま|||||||かかわり||||ほうっておく There are many things I want to say, but I don't want to be involved in the current situation so much, so I'll leave it alone. 雖然有很多話想說,但現在不想跟惠惠扯太多關係,所以就先不說了吧。 俺 も すでに 換金 が 終わって ホクホク だ 。 おれ|||かんきん||おわって|ほくほく| I'm already happy to have cashed in my money. 我也很高兴现金已经被兑换了。

キャベツ を 追う モンスター を 引きつけた ダクネス 。 きゃべつ||おう|||ひきつけた| Daknes attracts the monster chasing the cabbage.

それ を まとめて 粉砕 した めぐみ ん 。 |||ふんさい||| Megumi smashed them all together.

そんな 、 皆 の 活躍 を 他 所 に 、 一 人 マイ ペース に キャベツ を 追いかけて いた アクア 。 |みな||かつやく||た|しょ||ひと|じん|まい|ぺーす||きゃべつ||おいかけて|| Aqua was chasing cabbage at his own pace, with everyone's activities elsewhere.

キャベツ 狩り で 得た 報酬 は 、 均等に 分ける ので は なく 、 それぞれ 自分 で 捕まえた 分 を そのまま 報酬 に しよう と いう 事 に なった 。 きゃべつ|かり||えた|ほうしゅう||きんとうに|わける|||||じぶん||つかまえた|ぶん|||ほうしゅう|||||こと|| The rewards obtained from cabbage hunting were not divided evenly, but rather the rewards that each one caught were used as they were.

それ は 、 俺 に 次ぐ 収穫 量 だった アクア が 言い出した 事 だ 。 ||おれ||つぐ|しゅうかく|りょう||||いいだした|こと| That's what Aqua, who had the second largest harvest after me, told me.

そして 今 。 |いま その 言い出しっぺ の 換金 を 待って いる のだ が ……。 |いいだし っぺ||かんきん||まって||| I'm waiting for the cashing of that statement ... 「 なんで すって え ええ ええ !? ちょっと あんた どういう 事 よっ! ||||||||こと| "Why yeah yeah yeah !? Hey what are you doing! ギルド に 響き渡る アクア の 声 。 ぎるど||ひびきわたる|||こえ Aqua's voice echoes through the guild.

ああ ……。 嫌だ なあ ……。 いやだ| I hate it. .......

ギルド の 受付 カウンター で は 、 案の定 アクア が 揉めて いた 。 ぎるど||うけつけ|かうんたー|||あんのじょう|||もめて| At the guild's reception counter, as expected, Aqua was in trouble.

ギルド の 受付 の お 姉さん の 胸ぐら を 摑 み 、 何やら いちゃ もん つけて いる 。 ぎるど||うけつけ|||ねえさん||むなぐら||||なにやら|||| I'm grabbed the chest of my sister at the reception of the guild, and I'm wearing something.

「 何で 五万 ぽっち な の よ ! なんで|ごまん|ぽっ ち||| Why is it only 50,000? どれ だけ キャベツ 捕まえた と 思って ん の !? 十 や 二十 じゃ ない はず よ ! ||きゃべつ|つかまえた||おもって|||じゅう||にじゅう|||| How many cabbages do you think you've caught? I bet it's not ten or twenty! 「 そそ 、 それ が 、 申し上げ 難い のです が ……」 |||もうしあげ|かたい|| "Tantalizingly, it's hard to say, but ......"

「 何 よ ! なん| 「…… アクア さん の 捕まえて きた の は 、 殆ど が レタス で ……」 |||つかまえて||||ほとんど||れたす| "... Aqua-san has caught most of the lettuce ..."

「………… なんで レタス が 交じって る の よ ー ! |れたす||まじって||||- ............ Why is there lettuce in the mix? 「 わ 、 私 に 言わ れ まして もっ! |わたくし||いわ|||も っ "Wow, I was told! 会話 の やり取り を 聞く に 、 どうも 報酬 額 が 納得 いく もの で は なかった らしい 。 かいわ||やりとり||きく|||ほうしゅう|がく||なっとく|||||| Listening to the exchange of conversation, it seems that the amount of compensation was not satisfactory for some reason.

これ 以上 受付 に 言って も 無駄だ と 踏んだ の か 、 アクア が 後ろ に 手 を 組み 、 にこやかな 笑顔 で 俺 に 近づいて きた 。 |いじょう|うけつけ||いって||むだだ||ふんだ|||||うしろ||て||くみ||えがお||おれ||ちかづいて| Perhaps thinking that there was no point in telling the receptionist any more, Aqua approached me with her hands folded behind her back and a friendly smile on her face.

「 カーズマ さん ! 今回 の クエスト の 、 報酬 は お いくら 万 円 ? こんかい||||ほうしゅう||||よろず|えん How much is the reward for this quest? 「 百万 ちょ い 」 ひゃくまん|| "One million"

「「「 ひ ゃっ!?」」」 アクア と ダクネス 、 めぐみ ん が 絶句 する 。 ||||||||ぜっく| What the hell? " " Aqua, Daknes, and Megumi are all in awe. そう 、 俺 は 降って湧いた 突発 クエスト で 、 いきなり 小 金持ち に なり ました 。 |おれ||ふってわいた|とっぱつ||||しょう|かねもち||| That's right, I suddenly became a little rich in a sudden quest.

俺 の 収穫 した 物 は 、 質 の 良い 、 たくさんの 経験 値 が 詰まった キャベツ が 多かった そうだ 。 おれ||しゅうかく||ぶつ||しち||よい||けいけん|あたい||つまった|きゃべつ||おおかった|そう だ My harvest was a lot of good quality cabbage with a lot of experience, he said.

これ も 幸運 度 の 差 と いう やつ か 。 ||こううん|たび||さ|||| This is also a difference in the degree of luck.

「 カズマ 様 ー ! |さま|- 前 から 思って た んだ けれど 、 あなたって その 、 そこはかとなく 良い 感じよ ね ! ぜん||おもって||||あなた って|||よい|かんじよ| I've been thinking this for some time now, but you're kind of nice, aren't you? 「 特に 褒める 所 が 思い浮かば ない なら 無理 す んな 。 とくに|ほめる|しょ||おもいうかば|||むり|| "If you can't think of anything to praise, it's impossible. 言っと く が 、 この 金 は もう 使い道 決めて る から な 、 分けん ぞ 」 先手 を 打った 俺 の 言葉 に アクア の 笑顔 が 凍りついた 。 げん っと||||きむ|||つかいみち|きめて||||ぶんけん||せんて||うった|おれ||ことば||||えがお||こおりついた I'm warning you, I've already decided how I'm going to use this money, and I won't share it." I made the first move, and Aqua's smile froze at my words. 「 カズマ さ ああ ああ ああ あん ! 私 、 クエスト 報酬 が 相当な 額 に なるって 踏んで 、 この 数 日 で 、 持って た お 金 、 全部 使っちゃった んです けど ! わたくし||ほうしゅう||そうとうな|がく||なる って|ふんで||すう|ひ||もって|||きむ|ぜんぶ|つかっちゃ った|| I spent all the money I had in the past few days because I knew that the quest reward would be substantial! 我在这项任务上花了很多钱,最近几天我花了我所有的钱! てい うか 、 大金 入って くるって 見込んで 、 ここ の 酒場 に 十万 近い ツケ まで ある んです けど !! 今回 の 報酬 じゃ 、 足りない んです けど ! ||たいきん|はいって||みこんで|||さかば||じゅうまん|ちかい|つけ|||||こんかい||ほうしゅう||たりない|| I mean, I'm expecting a lot of money to come in, and there are nearly 100,000 bars in the bar here !! This time's reward isn't enough! 半 泣き で すがりついて くる アクア を 引き 剝 が し 、 何で こいつ は 後先 考え ない んだろう と 、 痛む こめかみ を 指 で 押さえた 。 はん|なき||||||ひき||||なんで|||あとさき|かんがえ||||いたむ|||ゆび||おさえた I tore off Aqua, who was clinging to me half-crying, and pressed my finger against my aching temple, wondering why this guy didn't think about the future. 我半哭著,一把扯開黏在我身上的阿克婭,用手指按著發痛的太陽穴,心想這傢伙怎麼不考慮未來呢。

「 知る か 、 そもそも 今回 の 報酬 は 『 それぞれ が 手 に 入れた 報酬 を そのまま に 』って 言い出した の は お前 だ ろ 。 しる|||こんかい||ほうしゅう||||て||いれた|ほうしゅう|||||いいだした|||おまえ|| "Do you know, in the first place, you are the one who said that the reward this time was,'Keep the rewards that each person got.'" と 言う か 、 いい加減 拠点 を 手 に 入れたい んだ よ 。 |いう||いいかげん|きょてん||て||いれ たい|| I mean, I want to get a good base. 我的意思是,我想获得良好的基础。 いつまでも 馬 小屋 暮らし じゃ 落ち着か ないだ ろ ? |うま|こや|くらし||おちつか|| Isn't it calm to live in a stable forever? 通常 、 冒険 者 は 家 を 持た ない 。 つうじょう|ぼうけん|もの||いえ||もた| Adventurers usually don't have a home.

冒険 者 は 安定 を 求め ず 、 あちこち を 飛び回る 事 が 多い から だ 。 ぼうけん|もの||あんてい||もとめ||||とびまわる|こと||おおい|| This is because adventurers often fly around without seeking stability.

まあ 成功 する 冒険 者 など 一握り で 、 ほとんど の 冒険 者 は 、 その日暮らし が 多く 金 が 無い と いう の も 理由 の 一 つ だ が 。 |せいこう||ぼうけん|もの||ひとにぎり||||ぼうけん|もの||そのひぐらし||おおく|きむ||ない|||||りゆう||ひと||| Only a handful of adventurers succeed, and most of them do not have enough money to live on for the day.

ぶっちゃ け 、 俺 は この メンツ で の 魔 王 討伐 なんて 無理だ と 諦め かけて る 。 ||おれ|||めんつ|||ま|おう|とうばつ||むりだ||あきらめ|| To be frank, I'm about to give up because it's impossible for me to subjugate the Demon King with this face.

魔 王 軍 と 戦う 仕事 は 、 先 に ここ に 送り込ま れた 、 強力な 能力 だ の 装備 だの を 貰った 連中 が やれば いい 。 ま|おう|ぐん||たたかう|しごと||さき||||おくりこま||きょうりょくな|のうりょく|||そうび|||もらった|れんちゅう||| The task of fighting the Demon King's army should be done by those who were sent here earlier and were given the powerful abilities and equipment.

なん せ 、 俺 は 誰 に でも なれる 初期 職業 、 最 弱 職 の 冒険 者 だ 。 ||おれ||だれ||||しょき|しょくぎょう|さい|じゃく|しょく||ぼうけん|もの| After all, I'm an adventurer with a starting job, the weakest job, who can become anyone.

しかも 、 子供 の 頃 から 冒険 者 を 目指し 鍛えて いた 様 な 連中 に 比べれば ステータス だって 劣る 、 本当に どこ に でも いる 一般 人 だ 。 |こども||ころ||ぼうけん|もの||まなざし|きたえて||さま||れんちゅう||くらべれば|||おとる|ほんとうに|||||いっぱん|じん| What's more, his status is inferior to those who have been training to become adventurers since he was a child, and he is a real ordinary person who is everywhere.

適度に 安全に 、 好奇心 を 満足 さ せられる 程度 に 冒険 が できて 、 後 は のんびり と 暮らして いければ それ で いい 。 てきどに|あんぜんに|こうきしん||まんぞく||せら れる|ていど||ぼうけん|||あと||||くらして|||| It's fine if you can have an adventure that satisfies your curiosity in a moderately safe manner, and then live a leisurely life. な ので 、 ここ ら で 一 つ 賃貸 、 もしくは 安ければ 、 小さな 小屋 みたいな 物件 でも 手 に 入ら ない か な と 思った 次第 だ 。 |||||ひと||ちんたい||やすければ|ちいさな|こや||ぶっけん||て||はいら|||||おもった|しだい| That's why I thought I might be able to rent one around here, or if it's cheap, I might be able to get a property like a small hut.

アクア が いよいよ 泣き そうな 顔 で すがりつく 。 |||なき|そう な|かお|| Aqua finally gets a teary-eyed look on her face.

「 そんなあ ああ ああ ! カズマ 、 お 願い よ 、 お 金貸し て ! ||ねがい|||かねかし| Kazuma, please, lend me some money! ツケ 払う 分 だけ で いい から ぁ ! つけ|はらう|ぶん||||| You only have to pay for it! そりゃ あ カズマ も 男の子 だ し 、 馬 小屋 で たまに 夜中 ゴソゴソ して る の 知って る から 、 早く プライベートな 空間 が 欲しい の は 分かる けど ! ||||おとこのこ|||うま|こや|||よなか|||||しって|||はやく|ぷらいべーとな|くうかん||ほしい|||わかる| Of course, Kazuma is a boy, and I know that he sometimes sneaks around at night in the stable, so I understand that he wants his own private space as soon as possible! 五万 ! ごまん 五万 で いい の ! ごまん||| お 願い よ お おお おお ! |ねがい|||| 「 よし 分かった 、 五万 でも 十万 でも お 安い もん だ ! |わかった|ごまん||じゅうまん|||やすい|| "Okay, 50,000 or 100,000 is cheap! 分かった から 黙ろう か !!」 わかった||だまろう| All right, shut the fuck up!