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盾の勇者の成り上がり (The Rising of the Shield Hero ), 盾の勇者の成り上がり 01 Chapter 15

盾 の 勇者 の 成り 上がり 01 Chapter 15

十五 話 亜人 の 特徴

仮眠 を 交代 で 行い 、 朝 に なった 。

そして その 日 の 昼 頃 、 問題 は 起こった 。

遭遇 した ウサピル を 狩って いる と 。

「 あ ……」

ポキン と ラフタリア に 渡して いた ナイフ が 折れて しまった 。

「 受け取れ 」

しょうがない ので 作業 用 の ナイフ を 渡し 、 俺 に 噛み付いて いた 最後 の ウサピル に トドメ を 刺さ せる 。

「 ごめんなさい 」

「 どんな 物 に も 寿命 は ある 。

壊れて しまった なら しょうがない 」

安物 の ナイフ だった し 、 碌 に 研磨 も して い なかった から な 。

「 とりあえず 、 これ くらい に して 城下町 に 戻る ぞ 」

「 はい 」

結構な 大 荷物 に なった 袋 を ラフタリア と 分けて 持って いく 。

ちなみに 俺 の Lv は 11 に 上がり 、 ラフタリア も 11 に なった 。

その 道中 、 何 度 か 魔物 に 遭遇 した が 、 渡した ナイフ は どうにか 持ちこたえて くれた 。

さて 、 色々 と 薬 と か 物 を 売って いく と 合計 銀貨 七十 枚 に まで 貯まった 。

「 どうした もの か な 」

「 ナイフ ?

屋台 で ラフタリア に 昼 飯 を 食べ させ ながら 呟く 。

生活 費 は 野宿 すれば どうにか なる 。

食費 も ウサピル と か を 解体 して 肉 に すれば 問題 は な さ そうだ 。 しばらく の 間 は 篭 れる だろう 。

何 処 へ 行けば いい の か 検討 も 付か ない が 、 いい加減 買える 限界 の 装備 で 経験 値 稼ぎ も し たい 。

「 まあ 、 武器 屋 に 行く か 」

「 うん 」

ぐう ……

後ろ から 腹 の 音 が 響く 。

「 お腹 すいた 」

「 さっき 食べた ばかりだろう !?」

成長 期 か !? 一 日 に 何 回 食べる 気 だ !

「 は ぁ ……」

エンゲル 係数 が 跳ね上がり そうだ 。

早く 狩り に 行か ない と 、 このまま で は 食費 に 追わ れる 。

「 と いう 訳 だ 親父 、 銀貨 六五 枚 の 範囲 で 良い 武器 と 防 具 を 寄越せ 、 作業 用 ナイフ も 込み で 」

何やら 親父 が 額 に 手 を 当てて 唸って いる 。

「 まあ …… 安物 を 渡した 俺 も 俺 だ が 、 ちゃんと 手入れ しろ よ 」

「 すま ん な 。

ブラッドクリーンコーティング と やら が 掛かって いる つもりで 使わ せて いた 」

そう 、 バルーン 、 マッシュ 、 エッググ は どれ も 無機 物 に 見える 生き物 。

エッググ は 割れば 体液 が こぼれる が 拭えば 問題 ない 。 けれど ウサピルクラス と なる と 血 が 付着 する 。 しかも 手入れ を して い なかった のだ から なおさら 劣化 も 早かった だろう 。

「 しかし 、 三 日 しか 経って ない が 血色 が 良く なった な ぁ 。

少し ふっくら して きた んじゃ ない か ? 「 そう な の ?

ラフタリア が 営業 スマイル で 頷く 。

何 を 言って いる んだ か 。

「 お ?

表情 も 良い な 」

「 うん !

よし 、 そのまま 値切れ 。

「 親父 、 出来る 限り 武器 を 重点 に して 売って くれ 」

「 アンタ は ?

「 俺 はいらん 」

「 いら ない の ?

ラフタリア が 俺 を 見上げて 尋ねる 。

「 お前 に は 必要に 見えた の か ?

今 まで 俺 は 魔物 の 攻撃 で 傷 一 つ 付いて い ない 。

だが 、 あの クソ 勇者 達 も 言って いた じゃ ない か 、 盾 職 は 序盤 は 楽だ が 後半 は 厳しく なる と 。

だ から 俺 は ダメージ を 受ける 場所 に 着く まで 装備 は 必要 無い 。

「 うーん 」

納得 し かねる 表情 で ラフタリア は 唸る 。

その 手 に は ボール を 大事 そうに 抱えて いた 。

「 まあ 、 これ も 何 か の 縁 だ 。

少し だけ オマケ して やる 」

「 高い なら 値切る まで だ 」

「 アンタ に は 原価 ギリギリ に して る よ 。

下手に 吊り上げ たら バルーン を 押し付け られる んだ ろ ? やっぱり 噂 に なって いる か 、 まあ 意図 的に 流さ せた 訳 だ けど 。

「 理不尽に は 理不尽で 返して いる だけ だ 」

「…… 俺 は 困ら ん が 、 対策 を 取って も 別の 手段 に 訴え そうだ よ な 。

アンタ は 」

「 良く 分かって る じゃ ない か 」

「 見て れ ば 分かる 。

勇者 の 中 で 一 番 商魂 たくましい から な 、 アンタ 」

「 褒め 言葉 と して 受け取って おく 」

「 さて と ……」

親父 は ラフタリア を 見 ながら 自分 の 顎 を 揉む 。

「 そろそろ 嬢ちゃん に は ナイフ じゃ なくて 剣 に 挑戦 さ せて みる か 」

「 大丈夫な の か ?

「 やる 気 が ある ようだ し な 。

短 めの 剣 だ から 入門 に 良い だろう 」

親父 は ガチャガチャ と 武器 屋 の 隅 に ある コーナー を 弄る 。

「 そう か 」

「 剣 を 使う の ?

「 らしい な 」

「 ついでに 使い 方 を レクチャー して やる 」

それ から 店 の 奥 の ほう から 皮 で なめさ れた 胸 当て を 持って きた 。

「 鉄 の ショートソード と 皮 の 胸 当て だ 。

ちょっと 古い が 我慢 して くれ よ 。 サイズ も 合わせて やる 」

親父 は ラフタリア に 剣 を 持た せ 、 皮 の 胸 当て を 布 の 服 の 上 から 着 さ せる 。

同時に ラフタリア の お腹 から 大きな 音 が 鳴った 。

「 また か !

「 おい 、 この 子 亜人 だ ろ ?

子供 で 、 Lv 上げたら 当たり前じゃ ない か 」

なんだ ?

常識 な の か ? 良く 分から ない が この 世界 は どんな 基準 で 動いて いる のだろう 。

「 そう な の か …… しょうがない 。

レクチャー して もらって いる 間 に 買って 来る から 大人 しく して いろ よ 」

「 は ー い !

その 様子 を 見て 何やら 武器 屋 の 親父 が ガハハ と 笑 いや がる 。

「 行って 来い 、 それ まで に は 基本 を 教え といて やる 」

武器 屋 を 出て 、 市場 の 方 へ 急いで 行く 。

まったく 、 Lv を 上げる 代償 が 空腹 と は 亜人 と は 変な 種族 だ 。

ステータス も 順調に 伸びて いる ようだ し 、 少しずつ 強く なって いる 自覚 は ある 。

だ から って 、 食費 が 馬鹿に なら ない 。

それ から 屋台 で 飯 を 買って 戻る と 、 親父 が ラフタリア に 剣 の 振り 方 や 使い 方 を レクチャー して いる 最中 だった 。

「 ホラ よ 」

「 ありがとう !

もぐもぐ と 食べる ラフタリア に 、 振る 動 きや 回避 を 親父 は 熱心に 教える 。

なんか 様 に なって きて る 気 が し なく も 無い 。

「 アンタ は どう な んだ ?

「 回避 は 見て 覚えて おく 」

「 まあ 、 アンタ は 耐える タイプ みたいだ し な 。

下手に バランス を 崩す と 危ない か 」

と 、 親父 の 武器 講座 が 終わり 、 会計 を 済ます 。

すると 親父 は 俺 に 白い 石 の 塊 を 渡した 。

「 何 だ これ 」

「 砥石 だ 。

今回 の 武器 も コーティング が 掛かって い ない 。 定期 的に メンテナンス し ない と あっという間 に 壊れる ぞ 」

「 ふうん ……」

徐に 掴む と 盾 が 反応 した 。

だから 吸わ せる 。

「 お 、 おい !?」

砥石 の 盾 の 条件 が 解放 さ れ ました 。

お ?

シールド って 付か ない 始めて の 装備 だ 。

まあ 盾 だ けど 。

鉱石 系 から 派生 する 物 が 多い な …… あ 、 本来 の 派生 で は なく 、 辛うじて 近い スカイエッグシールド と ウサミートシールド から の 複合 で 繋がって いる 。

料理 に は 包丁 が 欠かせ ない から か ?

防御 力 は エッグシールド に 毛 が 生えた 程度 だ な 。

ウサピル の 死体 を 解体 せ ず に 吸わ せた ウサピルシールド の 方 が 高い 。

砥石 の 盾

能力 未 解放 …… 装備 ボーナス 、 鉱石 鑑定 1

専用 効果 自動 研磨 ( 八 時間 ) 消費 大

専用 効果 ?

ヘルプ を 確認 する 。

『 専用 効果 』

専用 効果 と は その 武器 である 時 のみ 発揮 する 効果 です 。

この 効果 は 解放 に よる 能力 付与 の ように 覚える こと の 出来 ない もの な ので 、 必要な 場合 は その 武器 に 変化 さ せ ましょう 。

あれ か ?

ゲーム と か で ○○ 系 に 効果 大 みたいな タイプ だろう か 。

例えば ドラゴン 系 に 絶大な 効果 が 期待 できる と か そう 言う モノ 。

こういった 武器 に しか 無い 効果 を 専用 効果 と 呼ぶ と か そんな 感じ 。

急いで 盾 を 変化 さ せる 。

「 おう !? なんだ 、 それ は 」

砥石 の 盾 、 形状 は スモールシールド より も やや 大きい 。

白い 大きな 石 の 盾 だ 。

ただ 、 盾 の 上 に 何 個 か 溝 が ある 。

細い 溝 だったり 太い 溝 だったり 、 紙 が 通り そうな 溝 だったり と 色々だ 。

「 おい アンタ !

聞け よ 」

ふむ …… 自動 研磨 ( 八 時間 ) 消費 大 と は 何 な のだろう 。

名称 通り の 効果 なら 多少 期待 は 持てる が ……。

「 おい !

「 あ ?

なんだ 親父 」

「 一体 な んだ その 盾 は !

「 前 に も 見た だろう 。

伝説 の 盾 だ 」

「 聞いて ねえ し 見て ねえ よ 」

「 見た じゃ ない か 、 スモールシールド の 時 」

「 は ぁ !? どうして 砥石 に なって る んだ ?

「 砥石 を 吸わ せた から だ ろ ?

「……」

武器 屋 の 親父 が 、 ダメだ 、 会話 が 成立 して い ない と いう 顔 を して いる 。

「 伝説 の 武器 に は 不思議な 力 が ある と は 聞いた が 、 これ が それ か 」

「 他の 勇者 から 聞か なかった の か ?

「 最近 は 見 ねえ よ 。

それ に 目の前 で 実践 した の は アン ちゃん が 初めて だ 」

強大な 敵 の 到来 が 残り 一 週間 少し と 迫って いる 現状 、 本来 であれば 情報 は 少し でも 共有 する べきだろう に 。

結局 奴 等 は 仲間 同士 に すら 教えて い ない 自分 本位 の 秘密 主義 者 と いう 事 か 。

少なくとも 俺 なら そんな 奴 は 信用 し ない 。

…… まあ 態 々 見せる 必要 も 無い の も 事実 だ が 。

無駄 の 無い 奴 等 だ こと 。

「 で 、 何 を 悩んで いる んだ ?

「 ああ 、 自動 研磨 ( 八 時間 ) 消費 大 と いう 効果 が ある らしく な 。

字 面 から 勝手に 研磨 して くれ そうな んだ が 」

何 を 消費 する の か 分から ん 。

「 ふう む ……」

武器 屋 の 親父 が 錆びた 剣 を カウンター から 出して 俺 の 盾 の 溝 に 差し 込んだ 。

「 処分 品 の 武器 を オマケ して やる 。

それ で 試せば 良い だ ろ 」

「 ああ 、 感謝 する 」

視界 の 隅 の アイコン に 『 研磨 中 』 と 出て る 。

微妙に 重い な 。

あと 、 何 か 肩 が 重く 感じる 。

ふと アイコン を 見る と 俺 の ステータス に ある SP と いう 今 まで 変動 した 事 の 無い 項目 が 徐々に 減って いく 。

大方 、 スキル と か その 辺り に 使う 値 だろう と 考えて いた が 、 こういった もの で も 減る んだ な 。

「 さて 、 そろそろ 行く か 」

「 行く の ?

「 ああ 」

ある 程度 様 に なった カッコ の ラフタリア の 頭 を 撫でて 俺 は 武器 屋 を 後 に する 。

今 は 、 Lv を 上げる の と 、 成長 期 で 飢えて いる ラフタリア の 飯 の 調達 の ため に 旅 に 出る と しよう 。

「 あ 、 そう だ 親父 」

「…… まだ 用 が ある の か ?

いい加減 、 ウンザリ して いる と いう 口調 で 親父 は 俺 を 睨む 。

「 城下町 の 草原 を 越え 、 森 を 抜けた 村 の 先 に ある ダンジョン と 同等の 魔物 が いる 場所 を 知ら ない か 」

安物 の 地図 を 広げ 、 あの クソ 女 が 勧めた ダンジョン の ある 方角 を 指差して 尋ねる 。

一応 、 参考 程度 に は 良い だろう 。

信じる か は 別だ 。

「 森 と は 違う 、 街道 の 先 に ある 村 の 方 も 似た 様 な 魔物 が 居る ぜ 」

「 そう か 、 じゃあ そっち に 行って みる か 」

今 は 期日 まで に どれ だけ 盾 を 成長 さ せ られる か 、 それ と 金 を 稼げる か に 掛かって いる 。


盾 の 勇者 の 成り 上がり 01 Chapter 15 たて||ゆうしゃ||なり|あがり|chapter Der Aufstieg der Schildhelden 01 Kapitel 15 The Rise of the Shield Hero 01 Chapter 15 El ascenso de los héroes de Shield 01 Capítulo 15 Powstanie bohaterów tarczy 01 Rozdział 15 A Ascensão dos Heróis do Escudo 01 Capítulo 15 盾之勇者成名錄 01 第 15 章

十五 話   亜人 の 特徴 じゅうご|はなし|あにん||とくちょう Chapter 15 Demi-Human Characteristics Episodio 15 Características infrahumanas

仮眠 を 交代 で 行い 、 朝 に なった 。 かみん||こうたい||おこない|あさ|| After taking turns taking naps, it was morning. Se turnaban para dormir la siesta y ya era de día.

そして その 日 の 昼 頃 、 問題 は 起こった 。 ||ひ||ひる|ころ|もんだい||おこった And around noon that day, the problem arose. Hacia el mediodía de ese día, surgió el problema.

遭遇 した ウサピル を 狩って いる と 。 そうぐう||||かって|| He said he was hunting the Usapiru he encountered. Dijo que estaba cazando al Usapil que encontró.

「 あ ……」 " a ……"

ポキン と ラフタリア に 渡して いた ナイフ が 折れて しまった 。 ||||わたして||ないふ||おれて| The knife I gave Pokin and Raphtalia broke. El cuchillo que había dado a Pokin y Raftalia está roto.

「 受け取れ 」 うけとれ "Accept" Cógelo".

しょうがない ので 作業 用 の ナイフ を 渡し 、 俺 に 噛み付いて いた 最後 の ウサピル に トドメ を 刺さ せる 。 ||さぎょう|よう||ないふ||わたし|おれ||かみついて||さいご||||||ささ| Give me a working knife because I can not use it, and let the last Usaspir bit me bitter. Le doy mi cuchillo de trabajo y dejo que el último Usapil que me estaba mordiendo le dé los últimos retoques.

「 ごめんなさい 」

「 どんな 物 に も 寿命 は ある 。 |ぶつ|||じゅみょう|| "Everything has a lifespan. Todo tiene una vida útil.

壊れて しまった なら しょうがない 」 こぼれて||| It can't be helped if it's broken." Si está roto, que así sea.

安物 の ナイフ だった し 、 碌 に 研磨 も して い なかった から な 。 やすもの||ないふ|||ろく||けんま|||||| It was a cheap knife, and it hadn't been sharpened well. Era un cuchillo barato y no lo habían afilado bien.

「 とりあえず 、 これ くらい に して 城下町 に 戻る ぞ 」 |||||じょうかまち||もどる| "For now, let's leave it at this and go back to the castle town." Es suficiente por ahora, volvamos a la ciudad del castillo.

「 はい 」

結構な 大 荷物 に なった 袋 を ラフタリア と 分けて 持って いく 。 けっこうな|だい|にもつ|||ふくろ||||わけて|もって| I take the bag that has become quite a large luggage separately from Raphtalia. Dividimos la bolsa, que era una carga bastante grande, entre nosotros y Raftalia.

ちなみに 俺 の Lv は 11 に 上がり 、 ラフタリア も 11 に なった 。 |おれ||lv|||あがり||||

その 道中 、 何 度 か 魔物 に 遭遇 した が 、 渡した ナイフ は どうにか 持ちこたえて くれた 。 |どうちゅう|なん|たび||まもの||そうぐう|||わたした|ないふ|||もちこたえて| Along the way, I encountered monsters several times, but the knife I gave you managed to hold out.

さて 、 色々 と 薬 と か 物 を 売って いく と 合計 銀貨 七十 枚 に まで 貯まった 。 |いろいろ||くすり|||ぶつ||うって|||ごうけい|ぎんか|しちじゅう|まい|||たまった Well, after selling various medicines and other things, I accumulated a total of 70 silver coins. Después de vender varias medicinas y otros bienes, he acumulado un total de 70 monedas de plata.

「 どうした もの か な 」 "What's wrong?" "No sé qué hacer".

「 ナイフ ? ないふ

屋台 で ラフタリア に 昼 飯 を 食べ させ ながら 呟く 。 やたい||||ひる|めし||たべ|さ せ||つぶやく I murmured while feeding Raphtalia at the food stall. Murmura para sí mientras da de comer a Raftalia en un puesto de comida.

生活 費 は 野宿 すれば どうにか なる 。 せいかつ|ひ||のじゅく||| Cost of living will be managed if it is in the hostel. Los gastos de manutención pueden sufragarse alojándose en un hogar.

食費 も ウサピル と か を 解体 して 肉 に すれば 問題 は な さ そうだ 。 しょくひ||||||かいたい||にく|||もんだい||||そう だ Food costs don't seem to be a problem if you dismantle the Usapiru or something and turn it into meat. La comida no sería un problema si desmantelaran el usapyr y lo convirtieran en carne. しばらく の 間 は 篭 れる だろう 。 ||あいだ||かご|| I will probably be shut up for a while. Estarán escondidos por un tiempo.

何 処 へ 行けば いい の か 検討 も 付か ない が 、 いい加減 買える 限界 の 装備 で 経験 値 稼ぎ も し たい 。 なん|しょ||いけば||||けんとう||つか|||いいかげん|かえる|げんかい||そうび||けいけん|あたい|かせぎ||| I don't even know where to go, but I want to earn experience points with the limit equipment I can buy. Ni siquiera sé adónde ir, pero quiero ganar experiencia con la máxima cantidad de equipo que pueda comprar.

「 まあ 、 武器 屋 に 行く か 」 |ぶき|や||いく| "Well, let's go to the weapon shop."

「 うん 」

ぐう ……

後ろ から 腹 の 音 が 響く 。 うしろ||はら||おと||ひびく A belly sound echoes from behind. Un eructo resuena por detrás.

「 お腹 すいた 」 おなか| " I'm hungry "

「 さっき 食べた ばかりだろう !?」 |たべた| "Didn't you just eat it!?" "¡Acabas de comer!"

成長 期 か !?  一 日 に 何 回 食べる 気 だ ! せいちょう|き||ひと|ひ||なん|かい|たべる|き| Growth period!? How many times a day do you plan to eat? ¡Estás creciendo! ¿Cuántas veces al día comes?

「 は ぁ ……」 "ha ......"

エンゲル 係数 が 跳ね上がり そうだ 。 |けいすう||はねあがり|そう だ The Engel coefficient is about to jump. Es probable que el coeficiente de Engel se dispare.

早く 狩り に 行か ない と 、 このまま で は 食費 に 追わ れる 。 はやく|かり||いか||||||しょくひ||おわ| If we don't go hunting soon, we'll be forced to pay for food. Si no salimos a cazar pronto, nos veremos obligados a pagar por la comida.

「 と いう 訳 だ 親父 、 銀貨 六五 枚 の 範囲 で 良い 武器 と 防 具 を 寄越せ 、 作業 用 ナイフ も 込み で 」 ||やく||おやじ|ぎんか|ろくご|まい||はんい||よい|ぶき||ふせ|つぶさ||よこせ|さぎょう|よう|ないふ||こみ| "That's why, father, send me good weapons and armor in the range of 65 silver coins, including a working knife." "Entonces, Padre, dame buenas armas y armaduras por valor de sesenta y cinco piezas de plata, incluyendo un cuchillo de trabajo".

何やら 親父 が 額 に 手 を 当てて 唸って いる 。 なにやら|おやじ||がく||て||あてて|うなって| For some reason, my father is groaning with his hand on his forehead. Papá se pone la mano en la frente y gruñe.

「 まあ …… 安物 を 渡した 俺 も 俺 だ が 、 ちゃんと 手入れ しろ よ 」 |やすもの||わたした|おれ||おれ||||ていれ|| "Well... I'm the one who gave you the cheap stuff, but you should take good care of it." "Bueno, ...... soy yo quien te ha dado lo barato, pero tienes que cuidarlo".

「 すま ん な 。 "I'm sorry.

ブラッドクリーンコーティング と やら が 掛かって いる つもりで 使わ せて いた 」 ||||かかって|||つかわ|| I was using Brad Clean Coating and I thought that they were hanging around. " Le dejé usarlo con el pretexto de que tenía un revestimiento BloodClean y demás".

そう 、 バルーン 、 マッシュ 、 エッググ は どれ も 無機 物 に 見える 生き物 。 |||||||むき|ぶつ||みえる|いきもの Yes, balloons, mashes, and eggs are all creatures that look inorganic. Sí, los globos, los purés y las tripas de huevo son criaturas de aspecto inorgánico.

エッググ は 割れば 体液 が こぼれる が 拭えば 問題 ない 。 ||われば|たいえき||||ぬぐえば|もんだい| If you break Egggu, body fluids will spill out, but if you wipe it off, there's no problem. Los huevos pueden derramar líquidos al romperse, pero sólo si se limpian con un paño. けれど ウサピルクラス と なる と 血 が 付着 する 。 |||||ち||ふちゃく| However, when it comes to the Usapiru class, blood sticks to it. Sin embargo, en la clase Usapil, la sangre está unida al cuerpo. しかも 手入れ を して い なかった のだ から なおさら 劣化 も 早かった だろう 。 |ていれ||||||||れっか||はやかった| Moreover, since it had not been care for, it seemed that deterioration was even sooner. Además, la falta de cuidados habría provocado un deterioro aún más rápido.

「 しかし 、 三 日 しか 経って ない が 血色 が 良く なった な ぁ 。 |みっ|ひ||たって|||けっしょく||よく||| "However, it's only been three days, but my complexion has improved. Pero sólo han pasado tres días y tu cutis ha mejorado.

少し ふっくら して きた んじゃ ない か ? すこし|||||| You have been plump a bit? Estás un poco más rellenita, ¿verdad? 「 そう な の ? " Is that so ?

ラフタリア が 営業 スマイル で 頷く 。 ||えいぎょう|すまいる||うなずく Raphtalia nodded with a sales smile. Raftalia asiente con una sonrisa empresarial.

何 を 言って いる んだ か 。 なん||いって||| What are you talking about? ¿De qué estás hablando?

「 お ?

表情 も 良い な 」 ひょうじょう||よい| You look good too." Tienes una bonita expresión en la cara".

「 うん !

よし 、 そのまま 値切れ 。 ||ねぎれ Good, sold out as is. Muy bien, mantenlo firme.

「 親父 、 出来る 限り 武器 を 重点 に して 売って くれ 」 おやじ|できる|かぎり|ぶき||じゅうてん|||うって| "Father, sell as many weapons as possible." Papá, quiero que te centres en vender tantas armas como puedas.

「 アンタ は ? "What about you? ¿Quién es usted?

「 俺 はいらん 」 おれ| "I don't need it" No lo quiero.

「 いら ない の ? "Don't you want it? ¿No lo quieres?

ラフタリア が 俺 を 見上げて 尋ねる 。 ||おれ||みあげて|たずねる Raphtalia looks up at me and asks. Raftalia me mira y pregunta.

「 お前 に は 必要に 見えた の か ? おまえ|||ひつように|みえた|| "Did you see it necessary?" "¿Te pareció necesario?

今 まで 俺 は 魔物 の 攻撃 で 傷 一 つ 付いて い ない 。 いま||おれ||まもの||こうげき||きず|ひと||ついて|| Until now, I haven't received a single scratch from monster attacks. Hasta ahora no he tenido ni una sola herida por el ataque de un demonio.

だが 、 あの クソ 勇者 達 も 言って いた じゃ ない か 、 盾 職 は 序盤 は 楽だ が 後半 は 厳しく なる と 。 ||くそ|ゆうしゃ|さとる||いって|||||たて|しょく||じょばん||らくだ||こうはん||きびしく|| But, didn't those damned heroes also say that shield-wielding is easy in the early stages but tough in the latter half? Pero, ¿no decían también esos malditos héroes que el trabajo con escudos es fácil al principio, pero se vuelve más difícil en la segunda mitad del juego?

だ から 俺 は ダメージ を 受ける 場所 に 着く まで 装備 は 必要 無い 。 ||おれ||だめーじ||うける|ばしょ||つく||そうび||ひつよう|ない So I don't need equipment until I get to where I take damage. Así que no necesito equipo hasta que llegue a donde está el daño.

「 うーん 」

納得 し かねる 表情 で ラフタリア は 唸る 。 なっとく|||ひょうじょう||||うなる Raphtalia groaned with a dissatisfied expression. Raftalia gruñe con expresión poco convincente.

その 手 に は ボール を 大事 そうに 抱えて いた 。 |て|||ぼーる||だいじ|そう に|かかえて| He was holding a ball in his hand with great care. En su mano sostenía el balón como si fuera precioso.

「 まあ 、 これ も 何 か の 縁 だ 。 |||なん|||えん| "Well, this is also some kind of fate. Bueno, esta es otra oportunidad para nosotros.

少し だけ オマケ して やる 」 すこし|||| I'll give you a little extra." Te daré algo extra".

「 高い なら 値切る まで だ 」 たかい||ねぎる|| "If it's expensive, just haggle." "Si es demasiado caro, hay que regatear".

「 アンタ に は 原価 ギリギリ に して る よ 。 |||げんか|ぎりぎり|||| "I'm keeping the cost to the very limit for you.

下手に 吊り上げ たら バルーン を 押し付け られる んだ ろ ? へたに|つりあげ||||おしつけ||| Can you press the balloon when lifting it poorly? Si los levantas demasiado, te empujarán un globo, ¿no? やっぱり 噂 に なって いる か 、 まあ 意図 的に 流さ せた 訳 だ けど 。 |うわさ||||||いと|てきに|ながさ||やく|| As I thought it was rumored, it was a deliberate translation. Supongo que, después de todo, es un rumor o, bueno, lo dejamos circular a propósito.

「 理不尽に は 理不尽で 返して いる だけ だ 」 りふじんに||りふじんで|かえして||| "I'm just responding to unreasonable things with unreasonable things." "Sólo estoy siendo poco razonable a cambio de ser poco razonable".

「…… 俺 は 困ら ん が 、 対策 を 取って も 別の 手段 に 訴え そうだ よ な 。 おれ||こまら|||たいさく||とって||べつの|しゅだん||うったえ|そう だ|| "... I don't mind, but even if I take measures, it seems like I'll resort to other means. ...... no me molesta, pero incluso si tomo medidas, es probable que recurra a otros medios.

アンタ は 」 you

「 良く 分かって る じゃ ない か 」 よく|わかって|||| "You know all too well, don't you?"

「 見て れ ば 分かる 。 みて|||わかる "If you look at it, you'll understand. Lo sabrás cuando lo veas.

勇者 の 中 で 一 番 商魂 たくましい から な 、 アンタ 」 ゆうしゃ||なか||ひと|ばん|しょうこん|||| You're the most business-minded of all the heroes, you know." De todos los valientes, tú eres el que tiene el espíritu más comercial.

「 褒め 言葉 と して 受け取って おく 」 ほめ|ことば|||うけとって| "Take it as a compliment" "Toma esto como un cumplido y quédatelo".

「 さて と ……」 "Well then..."

親父 は ラフタリア を 見 ながら 自分 の 顎 を 揉む 。 おやじ||||み||じぶん||あご||もむ Father rubs his chin while looking at Raphtalia.

「 そろそろ 嬢ちゃん に は ナイフ じゃ なくて 剣 に 挑戦 さ せて みる か 」 |じょうちゃん|||ないふ|||けん||ちょうせん|||| "It's time for you to try a sword instead of a knife."

「 大丈夫な の か ? だいじょうぶな|| " Are you OK ?

「 やる 気 が ある ようだ し な 。 |き||||| "You seem to be motivated.

短 めの 剣 だ から 入門 に 良い だろう 」 みじか||けん|||にゅうもん||よい| It's a short sword, so it's good for beginners."

親父 は ガチャガチャ と 武器 屋 の 隅 に ある コーナー を 弄る 。 おやじ||||ぶき|や||すみ|||こーなー||いじる My father fumbled around in the corner of the weapon shop.

「 そう か 」 " Really "

「 剣 を 使う の ? けん||つかう| "Are you using a sword?

「 らしい な 」 "It seems,"

「 ついでに 使い 方 を レクチャー して やる 」 |つかい|かた|||| "In the meantime, I'll give you a lecture on how to use it."

それ から 店 の 奥 の ほう から 皮 で なめさ れた 胸 当て を 持って きた 。 ||てん||おく||||かわ||なめ さ||むね|あて||もって| Then I brought a leather-tanned breastplate from the back of the store.

「 鉄 の ショートソード と 皮 の 胸 当て だ 。 くろがね||||かわ||むね|あて| "An iron shortsword and a leather breastplate.

ちょっと 古い が 我慢 して くれ よ 。 |ふるい||がまん||| It's a little old, but bear with me. サイズ も 合わせて やる 」 さいず||あわせて| I'll do the same size."

親父 は ラフタリア に 剣 を 持た せ 、 皮 の 胸 当て を 布 の 服 の 上 から 着 さ せる 。 おやじ||||けん||もた||かわ||むね|あて||ぬの||ふく||うえ||ちゃく|| Father gives Raphtalia a sword and puts a leather breastplate on top of her cloth clothes.

同時に ラフタリア の お腹 から 大きな 音 が 鳴った 。 どうじに|||おなか||おおきな|おと||なった At the same time, a loud noise rang out from Raphtalia's stomach.

「 また か ! " again !

「 おい 、 この 子 亜人 だ ろ ? ||こ|あにん|| "Hey, is this child a demi-human?

子供 で 、 Lv 上げたら 当たり前じゃ ない か 」 こども||lv|あげたら|あたりまえじゃ|| Isn't it natural for a child to level up?"

なんだ ? what ?

常識 な の か ? じょうしき||| Is it common sense? 良く 分から ない が この 世界 は どんな 基準 で 動いて いる のだろう 。 よく|わから||||せかい|||きじゅん||うごいて|| I don't really understand, but what standard does this world operate on?

「 そう な の か …… しょうがない 。 "Is that so...it can't be helped.

レクチャー して もらって いる 間 に 買って 来る から 大人 しく して いろ よ 」 ||||あいだ||かって|くる||おとな|||| I'll buy it for you while you're giving me a lecture, so please be quiet."

「 は ー い ! |-| " Yes !

その 様子 を 見て 何やら 武器 屋 の 親父 が ガハハ と 笑 いや がる 。 |ようす||みて|なにやら|ぶき|や||おやじ||||わら|| For some reason, the father of the weapon shop laughed at the situation.

「 行って 来い 、 それ まで に は 基本 を 教え といて やる 」 おこなって|こい|||||きほん||おしえ|| "Come on, I'll teach you the basics before then."

武器 屋 を 出て 、 市場 の 方 へ 急いで 行く 。 ぶき|や||でて|いちば||かた||いそいで|いく Leave the weapon shop and hurry to the market.

まったく 、 Lv を 上げる 代償 が 空腹 と は 亜人 と は 変な 種族 だ 。 |lv||あげる|だいしょう||くうふく|||あにん|||へんな|しゅぞく| Hunger is the price to raise the level.

ステータス も 順調に 伸びて いる ようだ し 、 少しずつ 強く なって いる 自覚 は ある 。 ||じゅんちょうに|のびて||||すこしずつ|つよく|||じかく|| My status seems to be growing steadily, and I'm aware that I'm getting stronger little by little.

だ から って 、 食費 が 馬鹿に なら ない 。 |||しょくひ||ばかに|| That's why the food expenses are not ridiculous.

それ から 屋台 で 飯 を 買って 戻る と 、 親父 が ラフタリア に 剣 の 振り 方 や 使い 方 を レクチャー して いる 最中 だった 。 ||やたい||めし||かって|もどる||おやじ||||けん||ふり|かた||つかい|かた|||||さい なか| After that, I bought some food at the stall and came back, and my father was in the middle of giving Raphtalia a lecture on how to swing and use a sword.

「 ホラ よ 」

「 ありがとう !

もぐもぐ と 食べる ラフタリア に 、 振る 動 きや 回避 を 親父 は 熱心に 教える 。 ||たべる|||ふる|どう||かいひ||おやじ||ねっしんに|おしえる To Raphtalia who was eating munching, her father enthusiastically taught her how to swing and dodge.

なんか 様 に なって きて る 気 が し なく も 無い 。 |さま|||||き|||||ない I can't help but feel like things are starting to change.

「 アンタ は どう な んだ ? "How about you?

「 回避 は 見て 覚えて おく 」 かいひ||みて|おぼえて| "Remember to watch and remember"

「 まあ 、 アンタ は 耐える タイプ みたいだ し な 。 |||たえる|たいぷ||| "Well, you seem to be the type to endure.

下手に バランス を 崩す と 危ない か 」 へたに|ばらんす||くずす||あぶない| Would it be dangerous to break the balance poorly? "

と 、 親父 の 武器 講座 が 終わり 、 会計 を 済ます 。 |おやじ||ぶき|こうざ||おわり|かいけい||すます And with that, my father's weapons course is over, and I'm done with the accounting.

すると 親父 は 俺 に 白い 石 の 塊 を 渡した 。 |おやじ||おれ||しろい|いし||かたまり||わたした Then my father handed me a lump of white stone.

「 何 だ これ 」 なん|| " What this "

「 砥石 だ 。 といし| "It's a whetstone.

今回 の 武器 も コーティング が 掛かって い ない 。 こんかい||ぶき||||かかって|| The weapon this time isn't coated either. 定期 的に メンテナンス し ない と あっという間 に 壊れる ぞ 」 ていき|てきに|めんてなんす||||あっというま||こぼれる| If you don't do regular maintenance, it will break in no time."

「 ふうん ……」 "Huh..."

徐に 掴む と 盾 が 反応 した 。 おもむろに|つかむ||たて||はんのう| I grabbed it slowly and the shield reacted.

だから 吸わ せる 。 |すわ| So let me suck it.

「 お 、 おい !?」 "Oh, hey!?"

砥石 の 盾 の 条件 が 解放 さ れ ました 。 といし||たて||じょうけん||かいほう||| Requirement for Whetstone Shield has been unlocked.

お ?

シールド って 付か ない 始めて の 装備 だ 。 ||つか||はじめて||そうび| It's the first equipment that doesn't have a shield.

まあ 盾 だ けど 。 |たて|| Well, it's a shield.

鉱石 系 から 派生 する 物 が 多い な …… あ 、 本来 の 派生 で は なく 、 辛うじて 近い スカイエッグシールド と ウサミートシールド から の 複合 で 繋がって いる 。 こうせき|けい||はせい||ぶつ||おおい|||ほんらい||はせい||||かろうじて|ちかい||||||ふくごう||つながって| There are many things derived from the ore system... ah, it's not the original derivation, it's connected by a composite of the Sky Egg Shield and the Usamito Shield, which are barely close.

料理 に は 包丁 が 欠かせ ない から か ? りょうり|||ほうちょう||かかせ||| Is it because kitchens are indispensable for cooking?

防御 力 は エッグシールド に 毛 が 生えた 程度 だ な 。 ぼうぎょ|ちから||||け||はえた|ていど|| The defensive power is about the same as growing hair on the egg shield.

ウサピル の 死体 を 解体 せ ず に 吸わ せた ウサピルシールド の 方 が 高い 。 ||したい||かいたい||||すわ||||かた||たかい The Usapiru Shield, which sucks the corpse of the Usapiru without dismantling it, is more expensive.

砥石 の 盾 といし||たて whetstone shield

能力 未 解放 …… 装備 ボーナス 、 鉱石 鑑定 1 のうりょく|み|かいほう|そうび|ぼーなす|こうせき|かんてい Ability Unreleased …… Equipment Bonus, Ore Appraisal 1

専用 効果   自動 研磨 ( 八 時間 ) 消費 大 せんよう|こうか|じどう|けんま|やっ|じかん|しょうひ|だい Exclusive effect Automatic polishing (8 hours) Large consumption

専用 効果 ? せんよう|こうか Exclusive effect?

ヘルプ を 確認 する 。 ||かくにん| Check help.

『 専用 効果 』 せんよう|こうか "Exclusive Effect"

専用 効果 と は その 武器 である 時 のみ 発揮 する 効果 です 。 せんよう|こうか||||ぶき||じ||はっき||こうか| A special effect is an effect that only activates when it is that weapon.

この 効果 は 解放 に よる 能力 付与 の ように 覚える こと の 出来 ない もの な ので 、 必要な 場合 は その 武器 に 変化 さ せ ましょう 。 |こうか||かいほう|||のうりょく|ふよ|||おぼえる|||でき|||||ひつような|ばあい|||ぶき||へんか||| Since this effect can not be memorized like a capability award by releasing, let 's change it to that weapon if necessary.

あれ か ? Is that it?

ゲーム と か で ○○ 系 に 効果 大 みたいな タイプ だろう か 。 げーむ||||けい||こうか|だい||たいぷ|| Is it a type that seems to be effective for ○ ○ systems in game or the like?

例えば ドラゴン 系 に 絶大な 効果 が 期待 できる と か そう 言う モノ 。 たとえば||けい||ぜつだいな|こうか||きたい|||||いう|もの For example, something that can be expected to have a tremendous effect on dragons.

こういった 武器 に しか 無い 効果 を 専用 効果 と 呼ぶ と か そんな 感じ 。 |ぶき|||ない|こうか||せんよう|こうか||よぶ||||かんじ Such effects that are unique to weapons are called exclusive effects.

急いで 盾 を 変化 さ せる 。 いそいで|たて||へんか|| Hurry up and change your shield.

「 おう !?  なんだ 、 それ は 」 "Oh!? What is that?"

砥石 の 盾 、 形状 は スモールシールド より も やや 大きい 。 といし||たて|けいじょう||||||おおきい A whetstone shield, slightly larger in shape than the small shield.

白い 大きな 石 の 盾 だ 。 しろい|おおきな|いし||たて| It's a large white stone shield.

ただ 、 盾 の 上 に 何 個 か 溝 が ある 。 |たて||うえ||なん|こ||みぞ|| However, there are some grooves on the shield.

細い 溝 だったり 太い 溝 だったり 、 紙 が 通り そうな 溝 だったり と 色々だ 。 ほそい|みぞ||ふとい|みぞ||かみ||とおり|そう な|みぞ|||いろいろだ There are various grooves, such as thin grooves, thick grooves, and grooves that paper can pass through.

「 おい アンタ ! "Hey you!

聞け よ 」 きけ| Listen."

ふむ …… 自動 研磨 ( 八 時間 ) 消費 大 と は 何 な のだろう 。 |じどう|けんま|やっ|じかん|しょうひ|だい|||なん|| Hmm... I wonder what high consumption automatic polishing (8 hours) is.

名称 通り の 効果 なら 多少 期待 は 持てる が ……。 めいしょう|とおり||こうか||たしょう|きたい||もてる| I have some hopes for the effect as the name suggests, but...

「 おい !

「 あ ?

なんだ 親父 」 |おやじ What is it, father?”

「 一体 な んだ その 盾 は ! いったい||||たて| "What the hell is that shield!

「 前 に も 見た だろう 。 ぜん|||みた| "You've seen it before.

伝説 の 盾 だ 」 でんせつ||たて| It's a legendary shield."

「 聞いて ねえ し 見て ねえ よ 」 きいて|||みて|| "Don't listen and don't look"

「 見た じゃ ない か 、 スモールシールド の 時 」 みた||||||じ "Didn't you see it, when it was Small Shield?"

「 は ぁ !?  どうして 砥石 に なって る んだ ? |||といし|||| "Huh!? Why is it a whetstone?

「 砥石 を 吸わ せた から だ ろ ? といし||すわ|||| "Because I let you suck the whetstone, right?

「……」

武器 屋 の 親父 が 、 ダメだ 、 会話 が 成立 して い ない と いう 顔 を して いる 。 ぶき|や||おやじ||だめだ|かいわ||せいりつ||||||かお||| The father of the weapon shop has a face that says it's no good, that the conversation isn't working out.

「 伝説 の 武器 に は 不思議な 力 が ある と は 聞いた が 、 これ が それ か 」 でんせつ||ぶき|||ふしぎな|ちから|||||きいた||||| "I heard that the legendary weapon has a mysterious power, but is this it?"

「 他の 勇者 から 聞か なかった の か ? たの|ゆうしゃ||きか||| "Didn't you hear from the other heroes?

「 最近 は 見 ねえ よ 。 さいきん||み|| "I haven't seen you lately.

それ に 目の前 で 実践 した の は アン ちゃん が 初めて だ 」 ||めのまえ||じっせん|||||||はじめて| Besides, Ann was the first to put it into practice in front of me.”

強大な 敵 の 到来 が 残り 一 週間 少し と 迫って いる 現状 、 本来 であれば 情報 は 少し でも 共有 する べきだろう に 。 きょうだいな|てき||とうらい||のこり|ひと|しゅうかん|すこし||せまって||げんじょう|ほんらい||じょうほう||すこし||きょうゆう||| With less than a week left before the arrival of a mighty enemy, under normal circumstances we should have shared as much information as possible.

結局 奴 等 は 仲間 同士 に すら 教えて い ない 自分 本位 の 秘密 主義 者 と いう 事 か 。 けっきょく|やつ|とう||なかま|どうし|||おしえて|||じぶん|ほんい||ひみつ|しゅぎ|もの|||こと| In the end, are they selfish and secretive people who don't even tell their comrades?

少なくとも 俺 なら そんな 奴 は 信用 し ない 。 すくなくとも|おれ|||やつ||しんよう|| At least I wouldn't trust someone like that.

…… まあ 態 々 見せる 必要 も 無い の も 事実 だ が 。 |なり||みせる|ひつよう||ない|||じじつ|| …… Well, it's true that there's no need to show it.

無駄 の 無い 奴 等 だ こと 。 むだ||ない|やつ|とう|| That they are lean people.

「 で 、 何 を 悩んで いる んだ ? |なん||なやんで|| "So what are you worried about?

「 ああ 、 自動 研磨 ( 八 時間 ) 消費 大 と いう 効果 が ある らしく な 。 |じどう|けんま|やっ|じかん|しょうひ|だい|||こうか|||| “Ah, it seems that automatic polishing (eight hours) has the effect of consuming a lot.

字 面 から 勝手に 研磨 して くれ そうな んだ が 」 あざ|おもて||かってに|けんま|||そう な|| It looks like they're going to polish the letters on their own."

何 を 消費 する の か 分から ん 。 なん||しょうひ||||わから| I don't know what to consume.

「 ふう む ……」 "Hmm..."

武器 屋 の 親父 が 錆びた 剣 を カウンター から 出して 俺 の 盾 の 溝 に 差し 込んだ 。 ぶき|や||おやじ||さびた|けん||かうんたー||だして|おれ||たて||みぞ||さし|こんだ The father of the weapon shop took out a rusty sword from the counter and inserted it into the groove of my shield.

「 処分 品 の 武器 を オマケ して やる 。 しょぶん|しな||ぶき|||| "I'll give you a discarded weapon as a bonus.

それ で 試せば 良い だ ろ 」 ||ためせば|よい|| You should try it with that."

「 ああ 、 感謝 する 」 |かんしゃ| "Oh, thank you."

視界 の 隅 の アイコン に 『 研磨 中 』 と 出て る 。 しかい||すみ||||けんま|なか||でて| The icon in the corner of my vision says 'polishing'.

微妙に 重い な 。 びみょうに|おもい| It's slightly heavy.

あと 、 何 か 肩 が 重く 感じる 。 |なん||かた||おもく|かんじる Also, something feels heavy on my shoulders.

ふと アイコン を 見る と 俺 の ステータス に ある SP と いう 今 まで 変動 した 事 の 無い 項目 が 徐々に 減って いく 。 |||みる||おれ|||||sp|||いま||へんどう||こと||ない|こうもく||じょじょに|へって| When I suddenly look at the icon, the SP in my status, which has never changed, is gradually decreasing.

大方 、 スキル と か その 辺り に 使う 値 だろう と 考えて いた が 、 こういった もの で も 減る んだ な 。 おおかた|||||あたり||つかう|あたい|||かんがえて|||||||へる|| Mostly I thought that it would be the value to use for skills and around it, but even those things like this will decrease.

「 さて 、 そろそろ 行く か 」 ||いく| "Now then, shall we go?"

「 行く の ? いく| " Going ?

「 ああ 」

ある 程度 様 に なった カッコ の ラフタリア の 頭 を 撫でて 俺 は 武器 屋 を 後 に する 。 |ていど|さま|||かっこ||||あたま||なでて|おれ||ぶき|や||あと|| I stroked Raphtalia's head, who had improved to some extent, and left the weapon shop.

今 は 、 Lv を 上げる の と 、 成長 期 で 飢えて いる ラフタリア の 飯 の 調達 の ため に 旅 に 出る と しよう 。 いま||lv||あげる|||せいちょう|き||うえて||||めし||ちょうたつ||||たび||でる|| Now, let's go on a journey to raise the level and to procure food for Raphtalia, who is starving in her growing season.

「 あ 、 そう だ 親父 」 |||おやじ "Ah, that's right, father."

「…… まだ 用 が ある の か ? |よう|||| "... do you still have business?

いい加減 、 ウンザリ して いる と いう 口調 で 親父 は 俺 を 睨む 。 いいかげん||||||くちょう||おやじ||おれ||にらむ My father glared at me with a tone of disgust.

「 城下町 の 草原 を 越え 、 森 を 抜けた 村 の 先 に ある ダンジョン と 同等の 魔物 が いる 場所 を 知ら ない か 」 じょうかまち||そうげん||こえ|しげる||ぬけた|むら||さき|||||どうとうの|まもの|||ばしょ||しら|| "Don't you know a place beyond the grasslands of the castle town, past the village through the forest, where there are demons on par with those in the dungeon?"

安物 の 地図 を 広げ 、 あの クソ 女 が 勧めた ダンジョン の ある 方角 を 指差して 尋ねる 。 やすもの||ちず||ひろげ||くそ|おんな||すすめた||||ほうがく||ゆびさして|たずねる I open up a cheap map, point it in the direction of the dungeon the bitch recommended, and ask.

一応 、 参考 程度 に は 良い だろう 。 いちおう|さんこう|ていど|||よい| For the time being, it should be good for reference.

信じる か は 別だ 。 しんじる|||べつだ Believe it or not.

「 森 と は 違う 、 街道 の 先 に ある 村 の 方 も 似た 様 な 魔物 が 居る ぜ 」 しげる|||ちがう|かいどう||さき|||むら||かた||にた|さま||まもの||いる| "Different from the forest, there are similar monsters in the village beyond the highway."

「 そう か 、 じゃあ そっち に 行って みる か 」 |||||おこなって|| "I see, then let's go over there."

今 は 期日 まで に どれ だけ 盾 を 成長 さ せ られる か 、 それ と 金 を 稼げる か に 掛かって いる 。 いま||きじつ|||||たて||せいちょう|||||||きむ||かせげる|||かかって| Now it depends on how many shields I can grow by the deadline and how much money I can earn.