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盾の勇者の成り上がり (The Rising of the Shield Hero ), 盾の勇者の成り上がり 01 Chapter 11

盾 の 勇者 の 成り 上がり 01 Chapter 11

十一 話 奴隷 の 成果

食事 を 終えた 俺 達 は 店 の 外 に 出て 、 草原 に 出る 。

道中 、 ラフタリア は 機嫌 が 良い ようで 鼻歌 を 歌って いた 。

が 、 草原 に 出る や 、 怯えた 目 を して 震え だす 。 先程 と 同じく 、 魔物 が 怖い んだろう 。

「 怯える な 、 絶対 に 魔物 から は 守って やる から 」

俺 の 言葉 に やはり ラフタリア は 首 を 傾げる 。

「 ほら 、 俺 は 雑魚 に 噛ま れて いる 位 じゃ 痛く も 痒 く も 無い んだ 」

マント の 下 に 隠して いた バルーン を 数 匹 見せる と ラフタリア は ビク っと 驚く 。

「 痛く ない 、 の ?

「 全然 」

「 そう ……」

「 行く ぞ 」

「 うん …… コホ ……」

咳 が 気 に なる が 、 まあ 大丈夫だろう 。

草原 で 薬草 を 摘み ながら 、 森 の 方 へ 向 う 。

お 、 出て きた 出て きた 。

レッドバルーン が 三 匹 、 森 の 茂み から 飛んで きた 。 俺 は ラフタリア が 噛ま れ ない 様 注意 し ながら レッドバルーン を 食いつか せる 。

「 ほら 、 さっき やった ように ナイフ で 刺す んだ 」

「…… うん !

幾 分 か やる 気 を 出した ラフタリア は 勢い 良く 、 レッドバルーン を 後ろ から 突き刺した 。

バアン !

バアン !

バアン !

この 時 の 戦闘 で ラフタリア の Lv が 2 に 上昇 した 。

レッドスモールシールド の 条件 が 解放 さ れ ました 。

レッドスモールシールド

能力 未 解放 …… 装備 ボーナス 、 防御 力 4

即座に 盾 を 変化 さ せる 。

すると ラフタリア は 目 を 丸く して 盾 を 見て いた 。

「 ご 主人 様 は …… 何 者 な のです か ?

俺 が 盾 の 勇者 だ と 知ら ない の か 。

まあ 、 亜人 で 奴隷 だ し な 。

「 勇者 だ よ 。

盾 の な 」

「 勇者 って あの 四 聖 の ?

「 知って いる の か ?

ラフタリア は コクリ と 頷く 。

「 そう だ 、 俺 は 召喚 さ れた 勇者 。

他 に 三 人 居る 中 で …… 一 番 弱い けど な ! 俺 は 自分 の 手 を 爪 が 食い込む 程 握り 、 半ば 八つ当たり の 様 な 態度 を 取った 。

あいつ 等 の 顔 が 頭 に 浮かんで きて 殺意 しか 湧か ない 。

ラフタリア が 怯えた 目 を 見せる ので 、 これ 以上 は 話さ なかった 。

「 とりあえず 、 今日 は この 森 で 魔物 を 退治 する の が 仕事 だ 。

俺 が 押さえる から お前 は 刺せ 」

「 うん ……」

多少 馴 れて きた の か 、 ラフタリア は 素直に 頷いた 。

そうして 、 森 の 中 を 探索 し ながら 出会う 敵 出会う 敵 を 俺 が 矢面 に 立ち 、 ラフタリア に 倒さ せる 戦闘 スタイル で 進んで いった 。

途中 、 バルーン 以外 の 敵 と 初めて 遭遇 。

ルーマッシュ 。

白い 、 動く キノコ だった 。

何 か 目つき が 鋭くて 、 大き さ は 人 の 頭 くらい 。

試しに 殴って みた けど 、 レッドバルーン と 同じ 手ごたえ 。

これ も ラフタリア に 倒さ せた 。

他 に 色 違い の ブルーマッシュ 、 グリーンマッシュ なる 敵 が 居た 。

マッシュシールド の 条件 が 解放 さ れ ました 。

ブルーマッシュシールド の 条件 が 解放 さ れ ました 。

グリーンマッシュシールド の 条件 が 解放 さ れ ました 。

マッシュシールド

能力 未 解放 …… 装備 ボーナス 、 植物 鑑定 1

ブルーマッシュシールド

能力 未 解放 …… 装備 ボーナス 、 簡易 調合 レシピ 1

グリーンマッシュシールド

能力 未 解放 …… 装備 ボーナス 、 見習い 調合

ステータスボーナス で は 無く 、 どれ も 技能 系 の ボーナス の ようだ 。

調合 か …… 薬 を 卸す 時 に 役立ち そうな スキル だ な 。

この 日 の 内 に ラフタリア の Lv が 3、 俺 は 5 に 上がった 。

夕方 、 草原 を 歩き つつ 、 野宿 する 川辺 に 歩いて いった 。

「 コホ ……」

ラフタリア は 文句 を 言わ ず に 俺 に 付いて 来る 。

まあ 、 しばらく は また 金 稼ぎ に 精 を 出さ ない と ダメだろう 。

川辺 に 到着 した 俺 は 、 袋 から タオル を 取り出して ラフタリア に 渡し 、 薪 を 組み 火 を 点ける 。

「 とりあえず 行水 して こい 。

凍えたら 火 で 体 を 温めろ よ 」

「…… うん 」

ラフタリア は 服 を 脱ぎ 、 川 に 入って 行水 を 始めた 。

俺 は その 間 に 釣り を 始めて 、 晩 飯 の 準備 を する 。 その 間 に も ラフタリア に は ちゃんと 目 を 向けて おく 。 何だか んだ で この 辺り は バルーン が 湧く 、 注意 して おく に 越した こと は 無い 。

俺 は 今日 の 収穫 物 に 目 を 向ける 。

草 原産 の 薬草 、 結構な 量 。

草原 で は 生えて い なかった 薬草 、 結構な 量 。

バルーン 風船 、 それなり 。

各種 マッシュ 、 それなり 。

解放 した 盾 、 四 種 。

うん 。

明らかに 効率 が 違う 。 奴隷 を 購入 して 正解 だった な 。

そうだ 。

調合 と やら に 挑戦 して みる か 。

簡易 レシピ を 呼び 出す 。

其処 に は 俺 の 持って いる 薬草 で 作れる 範囲 の 組み合わせ が 載って いた 。

機材 は …… 川辺 に ある 板 みたいな 岩 と 小 石 で 擦り 合わ せれば どうにか なる だろう 。

乳 鉢 で 作れる レシピ に 挑戦 しよう 。

コツ が ある のだろう けど 、 簡易 レシピ に は 載って ない 。

薬草 を 売って いる 店 で 店主 が 調合 して いた 組み合わせ を 選び 、 見よう見真似 で ゴリゴリ と やって みる 。

ヒール 丸薬 が 出来 ました !

ヒール 丸薬 品質 悪い → やや 悪い 傷 の 治療 を 早める 丸薬 、 傷口 に 塗る こと で 効果 を 発揮 する 。

俺 の 目の前 に そんな アイコン が 浮かぶ 。

よし 、 成功 だ 。

盾 が 反応 して いる けど 、 今 は まだ 吸わ せ ない 。

一応 、 知ら ない 組み合わせ に も 挑戦 する 。

時々 失敗 して 真っ黒な ゴミ に なる が 、 意外 と 面白い な 。 ネット ゲーム を 思い出す が 、 同時に アイツ 等 の 顔 が 浮かんで イライラ して きた 。

パチパチ と 火 が 弾ける 音 が 聞こえる 。

見る と 行水 を 終えた ラフタリア が 焚き火 で 温まって いた 。

「 温まった か ?

「 うん 。

コホ ……」

どうも 風邪 っぽい 。

奴隷 商 も 病 持ち と か 言って いた 。 そう いえば …… 作った 薬 の 中 に 風邪 薬 が あった な 。 元 を 取る まで に 死な れる と 困る 。 今 の 俺 と して は 結構な 出費 だ が 、 使って おく か 。

常備 薬 品質 やや 良い 軽度の 風邪 に なら 効果 が ある 薬 。

「 ほら 、 これ を 飲め 」

軽度 って 所 が 気 に なる が 、 無い より マシ だ 。

「…… 苦い から 、 嫌 …… ぐ ……」

愚かに も ワガママ を 言おう と して ラフタリア は 胸 に 手 を 当てて 苦しむ 。

「 ほら 」

「 は 、 はい 」

震え ながら ラフタリア は 俺 が 渡した 薬 を 思いっきり 飲み 込んだ 。

「 は ぁ …… は ぁ ……」

「 よし よし 、 良く 飲んだ な 」

頭 を 撫でて やる と ラフタリア は 特に 俺 を 拒ま なかった 。

あ 、 タヌキ の 耳 は ふか ふか だ 。

尻尾 の 方 に 目 を 移す と 何 を する の か 察した の か 、 頬 を 染め 、 触ら せ ない と ばかり に 尻尾 を 抱き締めて 拒絶 さ れた 。

「 ほら 、 晩 御飯 だ 」

俺 は 魚 を 釣り 上げ 、 雑に 串 で 刺して 、 火 で 焼いて ラフタリア に 渡した 。

試食 した けど やはり 味 は し ない な 。 ぼそぼそ と した 味 の し ない 豆腐 の ような 食 感 に 近い か ?

魚 の 身 って 味 が し ない だけ で こんなに も 気持ち 悪い 物 な んだ な 。

まあ 良い 。 こんな 不 味 い 物 でも ラフタリア は 貪る ように 食って いる し 。

調合 作業 に 戻る 。

こういう 、 微妙な 作業 は 昔 から 好きな んだ 。

日 が 完全に 落ち 、 焚き火 の 明かり で 調合 を 続ける 。

ふむ …… 色々 と 作れる ようで 面白い な 。

魚 を 食べ 終えた ラフタリア は うつらうつら と 眠 そうに 火 を 見つめて いる 。

「 寝て も いい ぞ 」

俺 の 指示 に ラフタリア は 首 を 何度 も 振る 。

あれ か ?

寝 たく ない と 駄々 を 捏ねる 子供 みたいな …… て 、 子供 か 。 放っておいて も 勝手に 寝る だろう 。 そう いえば 、 常備 薬 が 少し は 効果 が あった の か ? 先ほど から 咳 が 出て い ない 。

一 頻り 調合 に 挑戦 し 、 あら かた 出来る 薬 を 調べた 。

内 、 粗悪 品 に なって しまった 物 は 盾 に 吸わ せて 変化 さ せる 。

プチメディシンシールド の 条件 が 解放 さ れ ました 。

プチポイズンシールド の 条件 が 解放 さ れ ました 。

プチメディシンシールド

未 解放 …… 装備 ボーナス 、 薬効 果 上昇

プチポイズンシールド

未 解放 …… 装備 ボーナス 、 毒 耐性 ( 小 )

どっち も リーフシールド と マッシュシールド から 繋がる 盾 だ 。

薬効 果 上昇 は 良く 分から ない 効果 だ な 。 俺 自身 が 薬 を 使って 効果 が ある の か 、 俺 が 作った 薬 の 効果 が 上昇 する の か 。

まあ 、 良い 。

今日 は 収穫 が 多くて 助かった の は 間違い ない のだ から 。

その 時 、 眠って いた ラフタリア が 変な 声 を 上げた 。

「 いや …… 助けて ……」

見る と 眠って いる ラフタリア が うなされて いる 。

「 いや ぁあ ああ ああ ああ ああ ああ ああ ああ ああ ああ ああ !

キーン と 耳 が 遠く なる の を 感じた 。

や ばい 、 声 に 釣ら れて バルーン が 来る かも しれ ない 。

急いで ラフタリア の 元 へ 行き 、 口 を 塞ぐ 。

「 ん ─────────────────────────!

それ でも 漏れる 声 が 大きくて 、 奴隷 商 が 問題 あり と 言って いた 意味 を 悟る 。

確かに これ は 大変だ 。

「 落ち着け 、 落ち着く んだ 」

俺 は 夜泣き する ラフタリア を 抱え 上げて 、 あやす 。

「 いや ぁ ………… お 父さん 。

…… お 母さん 」

親 を 呼んで いる のだろう か 、 ラフタリア は ずっと 涙 を 流し ながら 手 を 前 に 出して 助け を 求めて いる 。

どういう 生まれ か は 知ら ない が 、 親 から 引き離さ れた の が トラウマ に でも なって いる んだろう 。

「 大丈夫 …… 大丈夫だ から 」

頭 を 撫で 、 どうにか あやし 続ける 。

「 泣く な 。

強く なる んだ 」

「 う う ……」

泣き 続ける ラフタリア を 抱き締める 。

「 ガア !

そこ に 声 を 聞き つけた バルーン が 現れた 。

「 ふ ……」

まったく 、 こんな 時 に 。

俺 は ラフタリア を 抱き抱え ながら 、 バルーン に 向 って 走る のだった 。

「 う お おお おお おお おお おお おお おお !

チュン …… チュン !

「 朝 か 」

大変な 夜 だった 。

群 で 来た バルーン を 割り 終わった 頃 、 ラフタリア の 夜泣き は 小さく なった のだ けど 。 少し でも 離れる と 、 大声 で 泣く のだ 。

する と また バルーン が 湧く 。

それ で ろくすっぽ 眠る こと も 出来 なかった 。

「 ん ……」

「 起きた か ?

「 ひ ぃ !?」

俺 に 抱き抱え られて いた の に 驚いて ラフタリア は 大きく 目 を 見開く 。

「 は ぁ …… 疲れた 」

城 門 が 開く まで まだ 少し 時間 が ある 。

今 なら 仮眠 くらい 取れる だろう 。

今日 やる 仕事 は 、 昨日 作った 薬 の 買取 額 と 、 摘んだ 薬草 の 代金 の 差 を 計る 事 だ 。

薬 に して 売る より も 薬草 の 代金 の 方 が 高い なら 作る 必要 が 無い 。

「 少し 寝る から 、 朝飯 は …… 魚 の 残り で 良い か ?

コクリ と ラフタリア は 頷く 。

「 じゃ 、 お やすみ 。

魔物 が 来たら 起こせ 」

目 を 開けて いる の も 苦痛 の 俺 は 直ぐに 眠り の 世界 に 誘わ れる のだった 。

ラフタリア が 何 に 怯えて いる の か は 分から ない 。

聞く つもり も 無い 。 大方 、 親 に 身売り に さ れた ショック か 、 連れ 去ら れた んだろう な 。

後者 でも 返す 義理 は 無い 。

こっち だって 高い 金 を 払って 奴隷 を 購入 した のだ から 。

恨ま れた って いい 。

俺 も 生き なくて は なら ない 。

元 の 世界 に 帰る ため の 手段 を 探さ なきゃ いけない んだ 。


盾 の 勇者 の 成り 上がり 01 Chapter 11 たて||ゆうしゃ||なり|あがり|chapter Rise of the Shield Heroes 01 Kapitel 11. The Rise of the Shield Hero 01 Chapter 11 Rise of the Shield Heroes 01 Rozdział 11. Ascensão dos Heróis do Escudo 01 Capítulo 11. 盾之勇者成名錄 01 第 11 章

十一 話   奴隷 の 成果 じゅういち|はなし|どれい||せいか Chapter 11 : Fruits of a Slave

食事 を 終えた 俺 達 は 店 の 外 に 出て 、 草原 に 出る 。 しょくじ||おえた|おれ|さとる||てん||がい||でて|そうげん||でる After finishing our meal, we went outside the store and went out to the meadow.

道中 、 ラフタリア は 機嫌 が 良い ようで 鼻歌 を 歌って いた 。 どうちゅう|||きげん||よい||はなうた||うたって| On the way, Raphtalia seemed to be in a good mood and was humming.

が 、 草原 に 出る や 、 怯えた 目 を して 震え だす 。 |そうげん||でる||おびえた|め|||ふるえ| However, as soon as I step out onto the grassland, my eyes begin to tremble with frightened eyes. 先程 と 同じく 、 魔物 が 怖い んだろう 。 さきほど||おなじく|まもの||こわい| Just like before, he must be afraid of monsters.

「 怯える な 、 絶対 に 魔物 から は 守って やる から 」 おびえる||ぜったい||まもの|||まもって|| "Don't be afraid, I will definitely protect you from monsters."

俺 の 言葉 に やはり ラフタリア は 首 を 傾げる 。 おれ||ことば|||||くび||かしげる Raphtalia still tilts her head at my words.

「 ほら 、 俺 は 雑魚 に 噛ま れて いる 位 じゃ 痛く も 痒 く も 無い んだ 」 |おれ||ざこ||かま|||くらい||いたく||よう|||ない| "Look, I don't feel pain or itching like being bitten by a small fish."

マント の 下 に 隠して いた バルーン を 数 匹 見せる と ラフタリア は ビク っと 驚く 。 まんと||した||かくして||||すう|ひき|みせる||||||おどろく Raphtalia was startled when I showed her several balloons hidden under her cloak.

「 痛く ない 、 の ? いたく|| "It doesn't hurt, does it?

「 全然 」 ぜんぜん " at all "

「 そう ……」 " yes ……"

「 行く ぞ 」 いく| " let's go "

「 うん …… コホ ……」 "Yeah... Koho..."

咳 が 気 に なる が 、 まあ 大丈夫だろう 。 せき||き|||||だいじょうぶだろう I'm worried about coughing, but it should be fine.

草原 で 薬草 を 摘み ながら 、 森 の 方 へ 向 う 。 そうげん||やくそう||つまみ||しげる||かた||むかい| While picking medicinal herbs in the meadow, head towards the forest.

お 、 出て きた 出て きた 。 |でて||でて| Oh, it came out. It came out.

レッドバルーン が 三 匹 、 森 の 茂み から 飛んで きた 。 ||みっ|ひき|しげる||しげみ||とんで| Three red balloons flew from the thickets of the forest. 俺 は ラフタリア が 噛ま れ ない 様 注意 し ながら レッドバルーン を 食いつか せる 。 おれ||||かま|||さま|ちゅうい|||||くいつか| I bite the Red Balloon while being careful not to bite Raphtalia.

「 ほら 、 さっき やった ように ナイフ で 刺す んだ 」 ||||ないふ||さす| "Here, stab him with a knife like you did earlier."

「…… うん !

幾 分 か やる 気 を 出した ラフタリア は 勢い 良く 、 レッドバルーン を 後ろ から 突き刺した 。 いく|ぶん|||き||だした|||いきおい|よく|||うしろ||つきさした With some motivation, Raphtalia vigorously stabbed the Red Balloon from behind.

バアン ! Baan!

バアン !

バアン !

この 時 の 戦闘 で ラフタリア の Lv が 2 に 上昇 した 。 |じ||せんとう||||lv|||じょうしょう| During this battle, Raphtalia's Lv rose to 2.

レッドスモールシールド の 条件 が 解放 さ れ ました 。 ||じょうけん||かいほう||| The conditions for Red Small Shield have been released.

レッドスモールシールド red small shield

能力 未 解放 …… 装備 ボーナス 、 防御 力 4 のうりょく|み|かいほう|そうび|ぼーなす|ぼうぎょ|ちから Ability Unreleased ……Equipment Bonus, Defensive Power 4

即座に 盾 を 変化 さ せる 。 そくざに|たて||へんか|| Instantly change the shield.

すると ラフタリア は 目 を 丸く して 盾 を 見て いた 。 |||め||まるく||たて||みて| Raphtalia then rolled her eyes and looked at the shield.

「 ご 主人 様 は …… 何 者 な のです か ? |あるじ|さま||なん|もの||| "Master... who are you?

俺 が 盾 の 勇者 だ と 知ら ない の か 。 おれ||たて||ゆうしゃ|||しら||| Do not you know I am the brave of the shield?

まあ 、 亜人 で 奴隷 だ し な 。 |あにん||どれい||| Well, I'm a demi-human and a slave.

「 勇者 だ よ 。 ゆうしゃ|| "He's a brave man.

盾 の な 」 たて|| Shield Nana

「 勇者 って あの 四 聖 の ? ゆうしゃ|||よっ|せい| "The hero is one of those four saints?

「 知って いる の か ? しって||| "Do you know?

ラフタリア は コクリ と 頷く 。 ||||うなずく Raphtalia nodded her head.

「 そう だ 、 俺 は 召喚 さ れた 勇者 。 ||おれ||しょうかん|||ゆうしゃ "That's right, I'm a summoned hero.

他 に 三 人 居る 中 で …… 一 番 弱い けど な ! た||みっ|じん|いる|なか||ひと|ばん|よわい|| Among the other three, I'm the weakest though! 俺 は 自分 の 手 を 爪 が 食い込む 程 握り 、 半ば 八つ当たり の 様 な 態度 を 取った 。 おれ||じぶん||て||つめ||くいこむ|ほど|にぎり|なかば|やつあたり||さま||たいど||とった I gripped my hand so that my nails bit into it, and took an attitude like a half wild. 我緊緊地握著自己的手,指甲都陷進去了,一副漫不經心的樣子。

あいつ 等 の 顔 が 頭 に 浮かんで きて 殺意 しか 湧か ない 。 |とう||かお||あたま||うかんで||さつい||わか| A father's face comes to the head and only murderous intelligence does not come up.

ラフタリア が 怯えた 目 を 見せる ので 、 これ 以上 は 話さ なかった 。 ||おびえた|め||みせる|||いじょう||はなさ| Raphtalia gave me a frightened look, so I didn't say any more.

「 とりあえず 、 今日 は この 森 で 魔物 を 退治 する の が 仕事 だ 。 |きょう|||しげる||まもの||たいじ||||しごと| "For now, my job today is to exterminate monsters in this forest.

俺 が 押さえる から お前 は 刺せ 」 おれ||おさえる||おまえ||させ I'll hold you down, so you can stab me."

「 うん ……」

多少 馴 れて きた の か 、 ラフタリア は 素直に 頷いた 。 たしょう|じゅん|||||||すなおに|うなずいた Raphtalia nodded obediently as if she had gotten used to it.

そうして 、 森 の 中 を 探索 し ながら 出会う 敵 出会う 敵 を 俺 が 矢面 に 立ち 、 ラフタリア に 倒さ せる 戦闘 スタイル で 進んで いった 。 |しげる||なか||たんさく|||であう|てき|であう|てき||おれ||やおもて||たち|||たおさ||せんとう|すたいる||すすんで| And so, while exploring the forest, I took the brunt of the enemies I encountered, and proceeded with a fighting style that would let Raphtalia defeat them.

途中 、 バルーン 以外 の 敵 と 初めて 遭遇 。 とちゅう||いがい||てき||はじめて|そうぐう On the way, I first encountered enemies other than balloons.

ルーマッシュ 。 Lumash.

白い 、 動く キノコ だった 。 しろい|うごく|きのこ| It was a white, moving mushroom.

何 か 目つき が 鋭くて 、 大き さ は 人 の 頭 くらい 。 なん||めつき||するどくて|おおき|||じん||あたま| Something sharp with eyes, the human head is about the size.

試しに 殴って みた けど 、 レッドバルーン と 同じ 手ごたえ 。 ためしに|なぐって|||||おなじ|てごたえ I tried hitting it, but it had the same effect as the Red Balloon.

これ も ラフタリア に 倒さ せた 。 ||||たおさ| I had Raphtalia defeat this too.

他 に 色 違い の ブルーマッシュ 、 グリーンマッシュ なる 敵 が 居た 。 た||いろ|ちがい|||||てき||いた There were other enemies with different colors, Blue Mash and Green Mash.

マッシュシールド の 条件 が 解放 さ れ ました 。 ||じょうけん||かいほう||| The conditions for Mash Shield have been released.

ブルーマッシュシールド の 条件 が 解放 さ れ ました 。 ||じょうけん||かいほう|||

グリーンマッシュシールド の 条件 が 解放 さ れ ました 。 ||じょうけん||かいほう|||

マッシュシールド mash shield

能力 未 解放 …… 装備 ボーナス 、 植物 鑑定 1 のうりょく|み|かいほう|そうび|ぼーなす|しょくぶつ|かんてい Ability Unreleased ……Equipment Bonus, Plant Appraisal 1

ブルーマッシュシールド

能力 未 解放 …… 装備 ボーナス 、 簡易 調合 レシピ 1 のうりょく|み|かいほう|そうび|ぼーなす|かんい|ちょうごう|れしぴ Ability Unreleased …… Equip Bonus, Simple Synthesis Recipe 1

グリーンマッシュシールド green mash shield

能力 未 解放 …… 装備 ボーナス 、 見習い 調合 のうりょく|み|かいほう|そうび|ぼーなす|みならい|ちょうごう Ability Unreleased …… Equipment Bonus, Apprentice Synthesis

ステータスボーナス で は 無く 、 どれ も 技能 系 の ボーナス の ようだ 。 |||なく|||ぎのう|けい||ぼーなす|| It's not a status bonus, it seems like it's all skill-based bonuses.

調合 か …… 薬 を 卸す 時 に 役立ち そうな スキル だ な 。 ちょうごう||くすり||おろす|じ||やくだち|そう な||| Synthesis huh... It's a skill that seems to be useful when selling medicine.

この 日 の 内 に ラフタリア の Lv が 3、 俺 は 5 に 上がった 。 |ひ||うち||||lv||おれ|||あがった Raphtalia's Lv went up to 3, and I went up to 5 within the day.

夕方 、 草原 を 歩き つつ 、 野宿 する 川辺 に 歩いて いった 。 ゆうがた|そうげん||あるき||のじゅく||かわなべ||あるいて| In the evening, while walking through the grasslands, I walked to the riverside where I camped out.

「 コホ ……」

ラフタリア は 文句 を 言わ ず に 俺 に 付いて 来る 。 ||もんく||いわ|||おれ||ついて|くる Raphtalia follows me without complaining.

まあ 、 しばらく は また 金 稼ぎ に 精 を 出さ ない と ダメだろう 。 ||||きむ|かせぎ||せい||ださ|||だめだろう Well, for some time it will not be good not to spend money earnestly again. 好吧,我想我得再次專注於賺錢一段時間了。

川辺 に 到着 した 俺 は 、 袋 から タオル を 取り出して ラフタリア に 渡し 、 薪 を 組み 火 を 点ける 。 かわなべ||とうちゃく||おれ||ふくろ||たおる||とりだして|||わたし|まき||くみ|ひ||つける When I arrived at the riverside, I took out a towel from the bag, handed it over to Raphtalia, assembled some firewood, and lit the fire.

「 とりあえず 行水 して こい 。 |ぎょうずい|| "For the time being, go to the water.

凍えたら 火 で 体 を 温めろ よ 」 こごえたら|ひ||からだ||あたためろ| If you're freezing, warm yourself up with fire."

「…… うん 」 "…… yes "

ラフタリア は 服 を 脱ぎ 、 川 に 入って 行水 を 始めた 。 ||ふく||ぬぎ|かわ||はいって|ぎょうずい||はじめた Raphtalia took off her clothes, entered the river, and began to swim.

俺 は その 間 に 釣り を 始めて 、 晩 飯 の 準備 を する 。 おれ|||あいだ||つり||はじめて|ばん|めし||じゅんび|| In the meantime, I'll start fishing and prepare dinner. その 間 に も ラフタリア に は ちゃんと 目 を 向けて おく 。 |あいだ|||||||め||むけて| In the meantime, keep an eye on Raphtalia. 何だか んだ で この 辺り は バルーン が 湧く 、 注意 して おく に 越した こと は 無い 。 なんだか||||あたり||||わく|ちゅうい||||こした|||ない For some reason, balloons spring up around here, so it's best to be careful. 出於某種原因,這裡周圍會出現氣球,所以最好小心。

俺 は 今日 の 収穫 物 に 目 を 向ける 。 おれ||きょう||しゅうかく|ぶつ||め||むける I turn my attention to today's harvest. 我把注意力轉向今天的收穫。

草 原産 の 薬草 、 結構な 量 。 くさ|げんさん||やくそう|けっこうな|りょう Medicinal herbs native to grass, a good amount.

草原 で は 生えて い なかった 薬草 、 結構な 量 。 そうげん|||はえて|||やくそう|けっこうな|りょう A good amount of medicinal herbs that didn't grow in the grasslands.

バルーン 風船 、 それなり 。 |ふうせん| Balloon balloon, that's all.

各種 マッシュ 、 それなり 。 かくしゅ|| Various mashes, that's all.

解放 した 盾 、 四 種 。 かいほう||たて|よっ|しゅ Released shields, four types.

うん 。 yes .

明らかに 効率 が 違う 。 あきらかに|こうりつ||ちがう Efficiency is obviously different. 效率上明顯有差異。 奴隷 を 購入 して 正解 だった な 。 どれい||こうにゅう||せいかい|| You were right to buy slaves.

そうだ 。 そう だ That's it .

調合 と やら に 挑戦 して みる か 。 ちょうごう||||ちょうせん||| Shall we try the synthesis?

簡易 レシピ を 呼び 出す 。 かんい|れしぴ||よび|だす Call up a simple recipe.

其処 に は 俺 の 持って いる 薬草 で 作れる 範囲 の 組み合わせ が 載って いた 。 そこ|||おれ||もって||やくそう||つくれる|はんい||くみあわせ||のって| There was a list of combinations that could be made with the medicinal herbs I had.

機材 は …… 川辺 に ある 板 みたいな 岩 と 小 石 で 擦り 合わ せれば どうにか なる だろう 。 きざい||かわなべ|||いた||いわ||しょう|いし||かすり|あわ|||| As for the equipment... if you rub the board-like rocks and pebbles on the riverside, you should be able to do something about it.

乳 鉢 で 作れる レシピ に 挑戦 しよう 。 ちち|はち||つくれる|れしぴ||ちょうせん| Let's try a recipe that can be made in a mortar.

コツ が ある のだろう けど 、 簡易 レシピ に は 載って ない 。 こつ|||||かんい|れしぴ|||のって| There must be a trick, but it's not listed in the simple recipes. 可能有一個技巧,但它沒有在簡單的食譜中列出。

薬草 を 売って いる 店 で 店主 が 調合 して いた 組み合わせ を 選び 、 見よう見真似 で ゴリゴリ と やって みる 。 やくそう||うって||てん||てんしゅ||ちょうごう|||くみあわせ||えらび|みようみまね||||| At a shop that sells medicinal herbs, choose a combination that the owner has prepared, and try it out by imitating what you see. 在一家賣藥材的商店裡,我選擇店主混合的組合併模仿嘗試。

ヒール 丸薬 が 出来 ました ! |がんやく||でき| Heal pills are ready!

ヒール 丸薬   品質   悪い → やや 悪い   傷 の 治療 を 早める 丸薬 、 傷口 に 塗る こと で 効果 を 発揮 する 。 |がんやく|ひんしつ|わるい||わるい|きず||ちりょう||はやめる|がんやく|きずぐち||ぬる|||こうか||はっき| Heal Pills Poor Quality → Slightly Poor Pills that speed up the healing of wounds, and are effective when applied to wounds. 治癒藥丸品質差 → 相當差 一種加速傷口癒合的藥丸,塗在傷口上很有效。

俺 の 目の前 に そんな アイコン が 浮かぶ 。 おれ||めのまえ|||||うかぶ Such an icon appears before my eyes.

よし 、 成功 だ 。 |せいこう| Good, successful.

盾 が 反応 して いる けど 、 今 は まだ 吸わ せ ない 。 たて||はんのう||||いま|||すわ|| The shield is reacting, but I still can't let it suck.

一応 、 知ら ない 組み合わせ に も 挑戦 する 。 いちおう|しら||くみあわせ|||ちょうせん| Just in case, I'll try out combinations I don't even know about.

時々 失敗 して 真っ黒な ゴミ に なる が 、 意外 と 面白い な 。 ときどき|しっぱい||まっくろな|ごみ||||いがい||おもしろい| Sometimes I fail and end up in black trash, but it's surprisingly fun. ネット ゲーム を 思い出す が 、 同時に アイツ 等 の 顔 が 浮かんで イライラ して きた 。 ねっと|げーむ||おもいだす||どうじに||とう||かお||うかんで|いらいら|| It reminded me of an internet game, but at the same time, I started to get annoyed with that guy's face popping up in my mind.

パチパチ と 火 が 弾ける 音 が 聞こえる 。 ||ひ||はじける|おと||きこえる A crackling sound of fire can be heard.

見る と 行水 を 終えた ラフタリア が 焚き火 で 温まって いた 。 みる||ぎょうずい||おえた|||たきび||あたたまって| When I looked, Raphtalia, who had finished her bath, was warming herself by the bonfire.

「 温まった か ? あたたまった| "Have you warmed up?

「 うん 。

コホ ……」

どうも 風邪 っぽい 。 |かぜ| It looks like I have a cold.

奴隷 商 も 病 持ち と か 言って いた 。 どれい|しょう||びょう|もち|||いって| The slave trader also said he was sick. そう いえば …… 作った 薬 の 中 に 風邪 薬 が あった な 。 ||つくった|くすり||なか||かぜ|くすり||| By the way ... There was a cold medicine in the medicine I made. 元 を 取る まで に 死な れる と 困る 。 もと||とる|||しな|||こまる I am in trouble if I die before I take the original. 如果我在拿回錢之前就死了,我就會有麻煩了。 今 の 俺 と して は 結構な 出費 だ が 、 使って おく か 。 いま||おれ||||けっこうな|しゅっぴ|||つかって|| It's a lot of money for me right now, but should I use it? 現在這對我來說是一筆相當大的開支,但我想我會用它。

常備 薬   品質   やや 良い   軽度の 風邪 に なら 効果 が ある 薬 。 じょうび|くすり|ひんしつ||よい|けいどの|かぜ|||こうか|||くすり Regular medicine Good quality Medicine that is effective for mild colds.

「 ほら 、 これ を 飲め 」 |||のめ "Here, drink this."

軽度 って 所 が 気 に なる が 、 無い より マシ だ 。 けいど||しょ||き||||ない||| I'm a little worried about it being mild, but it's better than nothing. 我擔心這只是輕微的,但總比沒有好。

「…… 苦い から 、 嫌 …… ぐ ……」 にがい||いや| "... it's bitter, so I don't like it..."

愚かに も ワガママ を 言おう と して ラフタリア は 胸 に 手 を 当てて 苦しむ 。 おろかに||||いおう|||||むね||て||あてて|くるしむ Stupidly trying to say a selfish, Raftalaria suffers by putting his hand on his chest.

「 ほら 」 "Look"

「 は 、 はい 」 "Yes"

震え ながら ラフタリア は 俺 が 渡した 薬 を 思いっきり 飲み 込んだ 。 ふるえ||||おれ||わたした|くすり||おもいっきり|のみ|こんだ Shivering, Raphtalia swallowed the medicine I gave her to her heart's content.

「 は ぁ …… は ぁ ……」 "Haa... Haa..."

「 よし よし 、 良く 飲んだ な 」 ||よく|のんだ| "Good, good, you drank well."

頭 を 撫でて やる と ラフタリア は 特に 俺 を 拒ま なかった 。 あたま||なでて|||||とくに|おれ||こばま| When I stroked her head, Raphtalia didn't particularly refuse me. 當我拍拍她的頭時,拉芙塔莉雅並沒有特別拒絕我。

あ 、 タヌキ の 耳 は ふか ふか だ 。 |たぬき||みみ|||| Ah, raccoon dogs have fluffy ears.

尻尾 の 方 に 目 を 移す と 何 を する の か 察した の か 、 頬 を 染め 、 触ら せ ない と ばかり に 尻尾 を 抱き締めて 拒絶 さ れた 。 しっぽ||かた||め||うつす||なん|||||さっした|||ほお||しめ|さわら||||||しっぽ||だきしめて|きょぜつ|| As I looked at the tail, I saw what I was going to do, I dyed my cheeks and I was rejected hugging my tail as soon as I did not touch it. 當我把目光轉向尾巴時,它似乎猜到了我要做什麼,我的臉頰漲紅了,我抱住尾巴,好像不讓它碰我,拒絕它。

「 ほら 、 晩 御飯 だ 」 |ばん|ごはん| "Look, it's dinner."

俺 は 魚 を 釣り 上げ 、 雑に 串 で 刺して 、 火 で 焼いて ラフタリア に 渡した 。 おれ||ぎょ||つり|あげ|ざつに|くし||さして|ひ||やいて|||わたした I caught a fish, roughly pierced it with a skewer, grilled it over a fire, and gave it to Raphtalia.

試食 した けど やはり 味 は し ない な 。 ししょく||||あじ|||| I tried it, but it still doesn't taste good. ぼそぼそ と した 味 の し ない 豆腐 の ような 食 感 に 近い か ? |||あじ||||とうふ|||しょく|かん||ちかい| Is it close to the texture like tofu that does not taste rough?

魚 の 身 って 味 が し ない だけ で こんなに も 気持ち 悪い 物 な んだ な 。 ぎょ||み||あじ||||||||きもち|わるい|ぶつ||| Fish meat is so disgusting just because it doesn't taste good.

まあ 良い 。 |よい Well good. こんな 不 味 い 物 でも ラフタリア は 貪る ように 食って いる し 。 |ふ|あじ||ぶつ||||むさぼる||くって|| Raphtalia greedily eats even such a disgusting food.

調合 作業 に 戻る 。 ちょうごう|さぎょう||もどる Back to compounding work.

こういう 、 微妙な 作業 は 昔 から 好きな んだ 。 |びみょうな|さぎょう||むかし||すきな| I've always liked this kind of delicate work.

日 が 完全に 落ち 、 焚き火 の 明かり で 調合 を 続ける 。 ひ||かんぜんに|おち|たきび||あかり||ちょうごう||つづける The sun has completely set, and I continue my synthesis by the light of the bonfire.

ふむ …… 色々 と 作れる ようで 面白い な 。 |いろいろ||つくれる||おもしろい| Hmm... It's interesting that you can make various things.

魚 を 食べ 終えた ラフタリア は うつらうつら と 眠 そうに 火 を 見つめて いる 。 ぎょ||たべ|おえた|||||ねむ|そう に|ひ||みつめて| After finishing the fish, Raphtalia sleepily stares at the fire.

「 寝て も いい ぞ 」 ねて||| "You can sleep."

俺 の 指示 に ラフタリア は 首 を 何度 も 振る 。 おれ||しじ||||くび||なんど||ふる At my instruction, Raphtalia shook her head several times.

あれ か ? Is that it?

寝 たく ない と 駄々 を 捏ねる 子供 みたいな …… て 、 子供 か 。 ね||||だだ||こねる|こども|||こども| I do not want to sleep like a child kneading waste ...... Child? 就像一個因為不想睡覺而抱怨的孩子…還是個孩子? 放っておいて も 勝手に 寝る だろう 。 ほうっておいて||かってに|ねる| Even if you leave it alone, you will sleep without permission. そう いえば 、 常備 薬 が 少し は 効果 が あった の か ? ||じょうび|くすり||すこし||こうか|||| Come to think of it, did the regular medicine have any effect? 先ほど から 咳 が 出て い ない 。 さきほど||せき||でて|| I haven't had a cough since a while ago.

一 頻り 調合 に 挑戦 し 、 あら かた 出来る 薬 を 調べた 。 ひと|しきり|ちょうごう||ちょうせん||||できる|くすり||しらべた I tried compounding several times and researched almost all possible medicines.

内 、 粗悪 品 に なって しまった 物 は 盾 に 吸わ せて 変化 さ せる 。 うち|そあく|しな||||ぶつ||たて||すわ||へんか|| Inside, the things that have become bad products will be absorbed by the shield and changed.

プチメディシンシールド の 条件 が 解放 さ れ ました 。 ||じょうけん||かいほう||| Requirement for Petit Medicine Shield has been released.

プチポイズンシールド の 条件 が 解放 さ れ ました 。 ||じょうけん||かいほう||| Petite Poison Shield conditions have been released.

プチメディシンシールド Petit Medicine Shield

未 解放 …… 装備 ボーナス 、 薬効 果 上昇 み|かいほう|そうび|ぼーなす|やっこう|か|じょうしょう Unreleased ……Equipment bonus, medicinal effect increase

プチポイズンシールド Petit Poison Shield

未 解放 …… 装備 ボーナス 、 毒 耐性 ( 小 ) み|かいほう|そうび|ぼーなす|どく|たいせい|しょう Unreleased …… equipment bonus, poison resistance (small)

どっち も リーフシールド と マッシュシールド から 繋がる 盾 だ 。 ||||||つながる|たて| Both are shields connected from Leaf Shield and Mash Shield.

薬効 果 上昇 は 良く 分から ない 効果 だ な 。 やっこう|か|じょうしょう||よく|わから||こうか|| The increase in medicinal effect is an effect I don't quite understand. 俺 自身 が 薬 を 使って 効果 が ある の か 、 俺 が 作った 薬 の 効果 が 上昇 する の か 。 おれ|じしん||くすり||つかって|こうか|||||おれ||つくった|くすり||こうか||じょうしょう||| Is it effective when I use the medicine myself, or does the effect of the medicine I made increase?

まあ 、 良い 。 |よい Well, good.

今日 は 収穫 が 多くて 助かった の は 間違い ない のだ から 。 きょう||しゅうかく||おおくて|たすかった|||まちがい||| There is no doubt that today's harvest was a bountiful one.

その 時 、 眠って いた ラフタリア が 変な 声 を 上げた 。 |じ|ねむって||||へんな|こえ||あげた At that time, the sleeping Raphtalia let out a strange voice.

「 いや …… 助けて ……」 |たすけて "No... help me..."

見る と 眠って いる ラフタリア が うなされて いる 。 みる||ねむって||||| When I looked at it, Raphtalia was sleeping.

「 いや ぁあ ああ ああ ああ ああ ああ ああ ああ ああ ああ ああ ! "No AAA AAA AAA AAA AAA AAA AAA AAA!

キーン と 耳 が 遠く なる の を 感じた 。 きーん||みみ||とおく||||かんじた I felt my ears get distant from Keen.

や ばい 、 声 に 釣ら れて バルーン が 来る かも しれ ない 。 ||こえ||つら||||くる||| Oh my God, the voice might lure the balloons.

急いで ラフタリア の 元 へ 行き 、 口 を 塞ぐ 。 いそいで|||もと||いき|くち||ふさぐ I quickly go to Raphtalia and shut my mouth.

「 ん ─────────────────────────!

それ でも 漏れる 声 が 大きくて 、 奴隷 商 が 問題 あり と 言って いた 意味 を 悟る 。 ||もれる|こえ||おおきくて|どれい|しょう||もんだい|||いって||いみ||さとる Even so, the leaking voice was loud, and I realized the meaning of the slave trader's problem.

確かに これ は 大変だ 。 たしかに|||たいへんだ This is certainly difficult.

「 落ち着け 、 落ち着く んだ 」 おちつけ|おちつく| "Calm down, calm down"

俺 は 夜泣き する ラフタリア を 抱え 上げて 、 あやす 。 おれ||よなき||||かかえ|あげて| I pick up the crying Raphtalia and comfort her.

「 いや ぁ ………… お 父さん 。 |||とうさん "No, no... Dad.

…… お 母さん 」 |かあさん …… Mom "

親 を 呼んで いる のだろう か 、 ラフタリア は ずっと 涙 を 流し ながら 手 を 前 に 出して 助け を 求めて いる 。 おや||よんで|||||||なみだ||ながし||て||ぜん||だして|たすけ||もとめて| Perhaps she was calling her parents, Raphtalia was crying all the time as she held out her hand to ask for help.

どういう 生まれ か は 知ら ない が 、 親 から 引き離さ れた の が トラウマ に でも なって いる んだろう 。 |うまれ|||しら|||おや||ひきはなさ||||||||| I don't know how he was born, but he must have been traumatized by being separated from his parents.

「 大丈夫 …… 大丈夫だ から 」 だいじょうぶ|だいじょうぶだ| "It's okay...it's okay"

頭 を 撫で 、 どうにか あやし 続ける 。 あたま||なで|||つづける I stroked her head and somehow continued to soothe her.

「 泣く な 。 なく| " Do not cry .

強く なる んだ 」 つよく|| I'm getting stronger."

「 う う ……」 " UU ……"

泣き 続ける ラフタリア を 抱き締める 。 なき|つづける|||だきしめる I hugged the crying Raphtalia.

「 ガア ! "Gaah!

そこ に 声 を 聞き つけた バルーン が 現れた 。 ||こえ||きき||||あらわれた A balloon that heard the voice appeared there.

「 ふ ……」 " debt ……"

まったく 、 こんな 時 に 。 ||じ| at a time like this.

俺 は ラフタリア を 抱き抱え ながら 、 バルーン に 向 って 走る のだった 。 おれ||||だきかかえ||||むかい||はしる| I ran toward the balloon while holding Raphtalia in my arms.

「 う お おお おお おお おお おお おお おお ! "Uh oh oh oh oh oh oh oh!

チュン …… チュン ! Chun... Chun!

「 朝 か 」 あさ| "Morning?"

大変な 夜 だった 。 たいへんな|よ| It was a rough night.

群 で 来た バルーン を 割り 終わった 頃 、 ラフタリア の 夜泣き は 小さく なった のだ けど 。 ぐん||きた|||わり|おわった|ころ|||よなき||ちいさく||| Raphtalia's crying at night had diminished by the time we had finished popping the balloons that had come in groups. 少し でも 離れる と 、 大声 で 泣く のだ 。 すこし||はなれる||おおごえ||なく| If you move away even a little, you will cry loudly.

する と また バルーン が 湧く 。 |||||わく Then another balloon pops up.

それ で ろくすっぽ 眠る こと も 出来 なかった 。 |||ねむる|||でき| I couldn't even sleep because of it.

「 ん ……」

「 起きた か ? おきた| "Are you awake?

「 ひ ぃ !?」 "Hi!?"

俺 に 抱き抱え られて いた の に 驚いて ラフタリア は 大きく 目 を 見開く 。 おれ||だきかかえ|||||おどろいて|||おおきく|め||みひらく Raphtalia's eyes widened in surprise that I was holding her in my arms.

「 は ぁ …… 疲れた 」 ||つかれた "Haa... I'm tired."

城 門 が 開く まで まだ 少し 時間 が ある 。 しろ|もん||あく|||すこし|じかん|| There's still a little time before the castle gates open.

今 なら 仮眠 くらい 取れる だろう 。 いま||かみん||とれる| Now I should be able to take a nap. 我現在應該可以小睡一下了。

今日 やる 仕事 は 、 昨日 作った 薬 の 買取 額 と 、 摘んだ 薬草 の 代金 の 差 を 計る 事 だ 。 きょう||しごと||きのう|つくった|くすり||かいとり|がく||つまんだ|やくそう||だいきん||さ||はかる|こと| My job today is to measure the difference between the purchase price of the medicine I made yesterday and the price of the herbs I picked. 我今天的工作就是計算我昨天製作的藥材的進貨價格和我採摘的藥材價格之間的差額。

薬 に して 売る より も 薬草 の 代金 の 方 が 高い なら 作る 必要 が 無い 。 くすり|||うる|||やくそう||だいきん||かた||たかい||つくる|ひつよう||ない If the cost of medicinal herbs is higher than selling them as medicine, there is no need to make them.

「 少し 寝る から 、 朝飯 は …… 魚 の 残り で 良い か ? すこし|ねる||あさはん||ぎょ||のこり||よい| "I'm going to sleep for a while, so for breakfast... can I have leftover fish?

コクリ と ラフタリア は 頷く 。 ||||うなずく Kokuri and Raphtalia nodded.

「 じゃ 、 お やすみ 。 "Well, good night.

魔物 が 来たら 起こせ 」 まもの||きたら|おこせ If monsters come, wake them up."

目 を 開けて いる の も 苦痛 の 俺 は 直ぐに 眠り の 世界 に 誘わ れる のだった 。 め||あけて||||くつう||おれ||すぐに|ねむり||せかい||さそわ|| I was being asked by the sleeping world as soon as I was having open my eyes.

ラフタリア が 何 に 怯えて いる の か は 分から ない 。 ||なん||おびえて|||||わから| I don't know what Raphtalia is afraid of.

聞く つもり も 無い 。 きく|||ない I do not intend to listen. 大方 、 親 に 身売り に さ れた ショック か 、 連れ 去ら れた んだろう な 。 おおかた|おや||みうり||||しょっく||つれ|さら||| Oh, I wonder if it was a shock that was sold to my parents or was taken away. 我想他們中的大多數人都對被賣給父母或被帶走感到震驚。

後者 でも 返す 義理 は 無い 。 こうしゃ||かえす|ぎり||ない I have no obligation to return the latter.

こっち だって 高い 金 を 払って 奴隷 を 購入 した のだ から 。 ||たかい|きむ||はらって|どれい||こうにゅう||| Because I bought slaves with this high paying.

恨ま れた って いい 。 うらま||| It's okay to be hated.

俺 も 生き なくて は なら ない 。 おれ||いき|||| I also have to live.

元 の 世界 に 帰る ため の 手段 を 探さ なきゃ いけない んだ 。 もと||せかい||かえる|||しゅだん||さがさ||| I have to find a way to return to my original world.