進撃 の 巨人 第1期 第2話
しんげき||きょじん|だい|き|だい|はなし
Attack on Titan First Season Second Episode
タイトル: その日 ― シガンシナ 陥落 ②―
たいとる|その ひ||かんらく
Title: That Day - The fall of Shiganshina -
タイトル: その日 ― シガンシナ 陥落 ②―
アルミン (叙事): 今から 100 年 以上 前 、 人類 に ある 天敵 が 現れた 。
|じょじ|いま から|とし|いじょう|ぜん|じんるい|||てんてき||あらわれた
Armin (Narration): More than 100 years ago, a new natural enemy to humanity showed up.
彼ら と 人類 の 間 に は 、 圧倒的 な 力 の 差 が 存在 し 、 たちまち 人類 は 絶滅 の 危機 を 迎えた 。
かれら||じんるい||あいだ|||あっとう てき||ちから||さ||そんざい|||じんるい||ぜつめつ||きき||むかえた
In an instant the overwhelming difference in power between them and humanity had humanity enter a crisis of extinction.
生き残った 人類 は マリア 、 ローゼ 、 シーナ の 3つ の 壁 を 築き 、 そこ で 100 年 の 平和 を 実現させた 。
いきのこった|じんるい||まりあ||||||かべ||きずき|||とし||へいわ||じつげん さ せた
The survivors erected the walls Maria, Rose and Sina within were they lieved 100 years in peace.
しかし …。
However...
教師: かの 時 に いたる まで 、 我 は 幸なき 全く 欲深き 魂なりき 。
きょうし|か の|じ||||われ||こう なき|まったく|よく ふかき|たましい なりき
Teacher: Until that time, I was a happy and utterly greedy soul.
今 は 汝 の 見る ごとく 、 我 この ために ここ に 罰せらる 。
いま||なんじ||みる||われ||ため に|||ばち せら る
Now, as you can see, I am punished here for this.
貪り の なす ところ の こと は 、 我ら 悔い し 魂 の 罪 を … 清むる 様 に あらわる 。
むさぼり|||||||われら|くい||たましい||ざい||きよし む る|さま||あらわ る
What covetousness does is cleanse our regret and the sins of our soul.
そもそも この 山 に 、 これ より … 苦き 罰 は なし !
||やま||||にがき|ばち||
In the first place, there is no punishment more bitter than this on this mountain!
女性 : キャーッ !
じょせい|
Women: Ahhhh!
やめろ ー !
|-
Stop it!
離せ ー !
はなせ|-
Let me go!
教師 : ああ 、 貪り よ !
きょうし||むさぼり|
Teacher: Ahh, covetousness!
汝 わが 血筋 を 汝 の 許 に ひきて 、 これ に 己 が 肉 を さ へ 顧み ざら しめし ほど なれば このうえ 、 何 を すべき や !
なんじ||ちすじ||なんじ||ゆる|||||おのれ||にく||||かえりみ||||||なん||す べき|
Need an expert to translate this.
ああっ、 貪り よ !
|むさぼり|
Ah, greed!
我が 血筋 を ―!
わが|ちすじ|
My own lineage-!
汝 の 許 に …。
なんじ||ゆる|
Need an expert.
ハンネス : エレン 、 何 を ?!
||なん|
Hannes: Eren, what ...?!
エレン : もう 少し で 母さん を 助けられた のに !
||すこし||かあさん||たすけられた|
Eren: With a little more we could have saved mother!
余計な こと すんじゃねえ よ !
よけいな||すんじゃ ねえ|
Don't do unnecessary things!
もう 少し で … 母さん を …!
|すこし||かあさん|
With a little more... mother would have...!
ハンネス : いいかげんにしろ !
|いいかげんに しろ
Hannes: Cut it out already!
ミカサ : エレン !
Mikasa: Eren!
ハンネス: エレン … お前 が 母さん を 助けられなかった のは … お前 に 力 が 無かった から だ …。
||おまえ||かあさん||たすけられ なかった|の は|おまえ||ちから||なかった||
Hannes: Eren... that you couldn't save your mother was... because you didn't have the strength...
俺 が … 俺 が 巨人 に 立ち向かわなかった のは … 俺 に 勇気 が 無かった から だ !
おれ||おれ||きょじん||たちむかわ なかった|の は|おれ||ゆうき||なかった||
I... that I wasn't able to face the titan was... because I wasn't brave enough!
すまない …。
Forgive me...
ミカサ (考え): ああ … また だ 。
|かんがえ|||
Mikasa (thinking): Ah... again.
兵士 : 急げ!
へいし|いそげ
Soldier: Hurry!
内門 へ 行け!
うち もん||いけ
Go to inside the gate!
停泊している 船 で シガンシナ を 脱出する んだ!
ていはく して いる|せん||||だっしゅつ する|
Escape Shiganshina with the anchoring ships!
早く しろ!
はやく|
Hurry!
食い殺される ぞ !
くい ころさ れる|
You'll get eaten!
アルミン (叙事): 壁 の 要所 に ある、 シガンシナ の よう に 突出した 地区 は、 巨人 を 引きつける 囮 となり、 警備 の コスト と 兵力 を 抑える 役割 を 果たしていた 。
|じょじ|かべ||ようしょ|||||||とっしゅつ した|ちく||きょじん||ひきつける|おとり||けいび||こすと||へいりょく||おさえる|やくわり||はたして いた
Armin (Narrator): At strategic points of the wall, protruding districts like Shiganshina acted as lures for titans to gather, keeping costs for defences and military presence in check.
その 役割 どおり、 巨人たち の 標的 と なった シガンシナ 区 の 住人たち は 、 たった 1つ の 内門 から 脱出する しか なかった 。
|やくわり||きょじん たち||ひょうてき||||く||じゅうにん たち|||||うち もん||だっしゅつ する||
In accordance with this role, the Shiganshina district became the target of the titans and it's inhabitants had only one inner gate to escape from.
兵士 : 全員 荷物 を 捨てろ!
へいし|ぜんいん|にもつ||すてろ
Soldier: Everyone, throw your luggage away!
1人 でも 多く 乗せる んだ!
じん||おおく|のせる|
Give a ride to as many people as possible!
アルミン の 祖父: アルミン、 座ってなさい 。
||そふ||すわって なさい
Armins grandfather: Armin, please sit down.
アルミン: でも、 エレン と ミカサ が まだ …。
Armin: But Eren and Mikasa are still...
あっ!
Ah!
来た!
きた
They came!
エレン?
Eren?
アルミン の 祖父: 今 は やめておきなさい 。
||そふ|いま||やめて おき なさい
Armins grandfather: Please let it be for the moment.
かわいそうに … あの 様子 じゃ よっぽど …。
||ようす||
The poor ones... this state of affairs is quite...
兵士 1: 何 モタモタしてんだ?!
へいし|なん|もたもた して ん だ
Soldier 1: Why are you so slow?
してんだ is a short form of しているのだ
早く しろ!
はやく|
Hurry!
砲弾 は どうした?!
ほうだん||
What? Cannon shots?
い … 急げ!
|いそげ
H... hurry!
もう 目 の 前 だ ぞ !
|め||ぜん||
They are already right in front of our eyes.
男性 1: ウソ だろ … こんな こと って …。
だんせい|うそ|だ ろ|||
Man 1: Can't be... such a thing ...
女性 1: 神様 … 神様 …。
じょせい|かみさま|かみさま
Woman 1: Oh lord ... oh lord ...
男性 2: おい!
だんせい|
Man 2: Hey!
何 すんだ?!
なん|
Waht are you doing?
兵士 1: もう 満員 だ!
へいし||まんいん|
Soldier 1: We're full already!
出航 する!
しゅっこう|
Set sail!
男性 3: そんな!
だんせい|
Man 3: No way!
お願い 乗せて、 子供 だけ でも!
お ねがい|のせて|こども||
Please give a ride, if only for the child!
兵士 2: すまねえ が 無理 だ!
へいし|すま ねえ||むり|
Soldier 2: I am sorry but that is impossible.
出航!
しゅっこう
Set sail!
女性 2: 乗せて!
じょせい|のせて
Women 2: Give me a ride!
男性 4: 乗せろ!
だんせい|のせろ
Man 3: Give me a ride!
兵士 1: バカ野郎!
へいし|バカ やろう
Soldier 1: Stupid bastard!
どこ 狙ってんだ?
|ねらって ん だ
Where are you aiming?
兵士 2: し … しかし!
へいし||
Soldier 2: B... but!
こいつ に 的 を 狙える 精度 なんか ありません よ !
||てき||ねらえる|せいど|||
This thing can't be aimed that precise!
兵士 1: 今、 そんな 御託 は どうでもいい んだ よ !
へいし|いま||ご たく||どうでも いい||
Soldier 1: I currently don't care for your excuses!
早く 次 の 弾 込めろ!
はやく|つぎ||たま|こめろ
Quickly, load the next one!
兵士 2: 無理 だ!
へいし|むり|
Soldier 2: That's impossible!
兵士 3: 門 が … 閉まる ぞ!
へいし|もん||しまる|
Soldier 3: The gate ... is closing!
撤退 だ …。
てったい|
Retreat...
取り残される ぞ!
とりのこさ れる|
They are leaving us behind!
兵士 1: おい!
へいし|
Soldier 1: Hey!
ハンネス : 閉めるな!
|しめる な
Hannes: Don't close it!
もう 少し 待て!
|すこし|まて
Wait a little more!
まだ 中 に 大勢 の 人 が 残ってる んだ ぞ !
|なか||おおぜい||じん||のこってる||
Still, there are lot of people remaining inside!
兵士 4: この 門 を 突破されたら、 街 ひとつ が 巨人 に 占拠された どころ の 話 じゃない !
へいし||もん||とっぱ されたら|がい|ひと つ||きょじん||せんきょ された|||はなし|じゃ ない
Soldier 4: If if this gate is breached, we're not talking about a single city being occupied by Titans!
次 の 壁 まで、人類 の 活動 領域 が 後退 する んだ ぞ !
つぎ||かべ||じんるい||かつどう|りょういき||こうたい|||
The area of human activity will have to retreat until the next wall!
ハンネス : だからって、目の前 の 人間 を 見殺し に する 理由 は 無い!
||めのまえ||にんげん||みごろし|||りゆう||ない
Hannes: Even so, this is no reason to let people die right in front of our eyes.
兵士 2: 早く 閉めろ!
へいし|はやく|しめろ
Soldier 2: Quickly close it!
兵士 3: 巨人 が 来る ぞ!
へいし|きょじん||くる|
Soldier 3: The titans are coming!
兵士 1: 閉門!
へいし|へいもん
Soldier 1: Gate closure!
急げ!
いそげ
Hurry!
ハンネス : よせ!
Hannes: Stop it!
おい!
Hey!
兵士 1: 何 だ … あいつ!
へいし|なん||
Soldier 1: What's ... that one!
撃て ー!
うて|-
Fire!
兵士 4: 効かない!
へいし|きか ない
Soldier 4: It's not effective!
兵士 1: 来る ぞ!
へいし|くる|
Soldier 1: Coming!
退避!
たいひ
Evacuate!
巨人 が 来る ぞ!
きょじん||くる|
The titan is coming!
突っ込んで くる!
つっこんで|
It comes charging!
早く 、門 を!
はやく|もん|
Quickly, the gate!
ハンネス : 門 が …。
|もん|
Hannes: The gate is ...
アルミン (叙事): ウォール ・ マリア 南方、シガンシナ 区 陥落 から 数時間 後 、 その 知らせ は、人類 領域 内 の あらゆる 街 に 瞬く間に 広まった 。
|じょじ||まりあ|なんぽう||く|かんらく||すう じかん|あと||しらせ||じんるい|りょういき|うち|||がい||またたくまに|ひろまった
Armin (Narrator): A few hours after the fall of Shiganshina Ward, south of Wall Maria, the news spread in an instant to every city in the human realm.
委員 1: 本当 なの か?
いいん|ほんとう|な の|
Committee member 1: Is that true?
シガンシナ に 巨人 が 侵入した と いう のは?
||きょじん||しんにゅう した|||の は
I mean, that Shiganshina was invaded by titans?
信じられん …。
しんじられ ん
I can't believe it...
100 年 もった 壁 が なぜ 今 に なって?
とし||かべ|||いま||
Why now, after the wall held for 100 years?
委員 2: 信じる も 信じない も、現に 船 で 脱出してきた 人間 が いる んだ!
いいん|しんじる||しんじ ない||げんに|せん||だっしゅつ して きた|にんげん|||
Committee member 2: Whether we believe it or not, currently there are people that escaped here by ship.
報告 じゃ 500人 は 乗っている らしい 。
ほうこく||じん||のって いる|
According to reports 500 people are aboard.
委員 3: 問題 は シガンシナ だけ で 済んだ の か どう か?
いいん|もんだい|||||すんだ||||
Committee member 3: The problem is, did it end at Shiganshina or not?
委員 4: しかし、まさか ウォール ・ マリア の 内地 に まで 侵入される はず は …?
いいん||||まりあ||ないち|||しんにゅう さ れる||
Committee member 4: But they would certainly never penetrate Wall Maria, would they?
委員 3: とにかく、中央 に 連絡して 指示 を 仰ぐ。
いいん||ちゅうおう||れんらく して|しじ||あおぐ
Committee member 3: Anyway, contact the center and ask for instructions.
こんな 緊急 事態 は、とても 我々 だけ で は 対処できん!
|きんきゅう|じたい|||われわれ||||たいしょ でき ん
We can't deal alone with an emergency like this!
メッセンジャー: 失礼します!
|しつれい します
Messenger: Please excuse me!
たった今 早馬 が …。
たったいま|はやさ うま|
A moment ago a fast horse has...
ウォール ・ マリア が 破られ 、 内地 に 巨人 が 侵入した とのこと です !
|まりあ||やぶら れ|ないち||きょじん||しんにゅう した|と の こと|
ハンネス : 終わり だ …。
|おわり|
男性 : 終わり だ …。
だんせい|おわり|
また 人類 は 巨人 に 食い尽くされる …!
|じんるい||きょじん||くい つくさ れる
エレン : 終わり …?
|おわり
もう … あの 家 には … 二度と 帰れない 。
||いえ|に は|にどと|かえれ ない
どうして …?
最後 まで ろくでもない 口ゲンカ しか できなかった んだ!
さいご||ろく でも ない|くち げんか||でき なかった|
もう 母さん は いない …。
|かあさん||
どこにも いない …!
どこ に も|
どうして …?
ハンネス: お前 に 力 が 無かった から だ …。
|おまえ||ちから||なかった||
エレン: 俺 が … 人間 が 弱い から …。
|おれ||にんげん||よわい|
弱い 奴 は 泣く しか ない の か?
よわい|やつ||なく||||
あいつら … この 世 から …。
あいつ ら||よ|
ミカサ: エレン?
アルミン: どうしたの?
|どうした の
エレン。
エレン?
エレン: 駆逐して やる!
|くちく して|
この 世 から …1匹 残らず!
|よ||ひき|のこらず
アルミン: エレン …。
アルミン (叙事): この 年、中央 政府 は、人類 の 活動 領域 を ウォール ・ ローゼ まで 後退させる こと を 決定した。
|じょじ||とし|ちゅうおう|せいふ||じんるい||かつどう|りょういき|||||こうたい させる|||けってい した
この 間、巨人 に 食われた 者 は およそ 1万 にも 及んだ 。
|あいだ|きょじん||くわれた|もの|||よろず|に も|およんだ
グリシャ (考え): エレン、カルラ、ミカサ …!
|かんがえ|||
無事 で いて くれ!
ぶじ|||
グリシャ: エレン … エレン … エレン!
エレン: 父さん!
|とうさん
やめて よ、父さん!
||とうさん
何 を しよう と してる の?
なん|||||
グリシャ: いいから、腕 を 出しなさい!
|いい から|うで||だし なさい
エレン: イヤだ!
|いやだ
父さん は、母さん が 死んで おかしく なった んだ!
とうさん||かあさん||しんで|||
放して よ、父さん!
はなして||とうさん
グリシャ: お前 の ため なんだ!
|おまえ|||
エレン: 何 を 言ってる の?
|なん||いってる|
グリシャ: いい か?
鍵 を 忘れる な!
かぎ||わすれる|
お前 は 辿り着かなければならない!
おまえ||たどりつか なければ なら ない
いつか 真実 が 分かる … その とき まで!
|しんじつ||わかる|||
ミカサ: エレン、大丈夫?
||だいじょうぶ
魘されてた 。
うなされて た
エレン: 父さん と … 会ってた 気がする …。
|とうさん||あって た|き が する
ミカサ: まさか … 夢 だ よ。
||ゆめ||
エレン: そう かな …。
ミカサ: 行こう。
|いこう
食料 の 配給 が ある って。
しょくりょう||はいきゅう|||
ここ、食料庫 だった って。
|しょくりょう こ||
船 で 来た 人 は、みんな ここ に 集められてる。
せん||きた|じん|||||あつめられてる
男性 1: おい、 ちゃんと 並べ!
だんせい|||ならべ
男性 2: うるせえ!
だんせい|うる せ え
こっち は ゆうべ から 何も 食ってねえ んだ !
||||なにも|くって ねえ|
ミカサ: 私たち は まだ 生き残った わけじゃない。
|わたくし たち|||いきのこった|わけじゃ ない
アルミン : エレン、ミカサ!
エレン: アルミン …。
アルミン: ほら、間に合った よ!
||まにあった|
おじいちゃん が 子供 の 分 だからって、もらっといて くれた んだ!
お じいちゃん||こども||ぶん||もらっと いて||
ミカサ: ありがとう。
エレン: 何だ?
|なん だ
あいつ。
アルミン: 仕方ない よ。
|しかたない|
この 配給、多分 人数分 無い んだ。
|はいきゅう|たぶん|にんずう ぶん|ない|
それ が 1日 分 だ って …。
||ひ|ぶん||
避難民 が 多すぎる んだ。
ひなん たみ||おお すぎる|
もともと 食料不足 だし。
|しょくりょう ふそく|
外側 に 住んでいる 人 ほど、大事 に されない の は 知ってる でしょ?
そとがわ||すんで いる|じん||だいじ||さ れ ない|||しってる|
兵士 1: 何で よそ者 の ために 俺 たち の 食料 を?
へいし|なんで|よそもの||ため に|おれ|||しょくりょう|
どうせ 巨人 が 壁 を 越えた ん なら、もっと 食って 減らして くれ りゃ よかった んだ よ 。
|きょじん||かべ||こえた||||くって|へらして|||||
アルミン: エレン!
兵士 1: これ じゃ、食糧不足 が ひどく なる 一方 だ ぜ 。
へいし|||しょくりょう ふそく||||いっぽう||
イテッ!
何 すんだ、この ガキ!
なん|||がき
エレン: 知らない くせに!
|しら ない|くせ に
お前 なんか 見た こと もない くせに!
おまえ||みた||も ない|くせ に
巨人 が … どうやって 人 を!
きょじん||どう やって|じん|
兵士 2: うるせえ!
へいし|うる せ え
アルミン: ごめんなさい!
おなか が すいて、イライラ してた から!
|||いらいら|して た|
だから、大人 の 人 に こんな 失礼な 事 を … ホント ごめんなさい!
|おとな||じん|||しつれいな|こと||ほんと|
兵士 1: ったく … お前たち が 飢え死に しないで 済む の も … 俺たち の おかげ なんだ ぞ!
へいし|った く|おまえたち||うえじに|し ないで|すむ|||おれ たち||||
子供 だって それ くらい の 感謝 の 気持ち は 持つ もん だ!
こども|||||かんしゃ||きもち||もつ||
アルミン: はい!
エレン: クソッ … 誰 が あんな 奴ら の 世話 に なる か!
||だれ|||やつ ら||せわ|||
戻って やる … ウォール ・ マリア に!
もどって|||まりあ|
巨人 なんか 全部 ぶっ潰して!
きょじん||ぜんぶ|ぶっつぶして
アルミン: エレン、本気 で 言ってる ん じゃない よ ね?
||ほんき||いってる||じゃ ない||
エレン: 本気 だ!
|ほんき|
俺 は 壁 の 中 で 強がってる だけ の あいつら と は 違う!
おれ||かべ||なか||つよ がってる|||あいつ ら|||ちがう
こんな もん いらない!
||いら ない
アルミン: エレン、飢え死に しちゃう よ!
||うえじに|しちゃ う|
エレン: お前 悔しくない のか よ?
|おまえ|くやしく ない|の か|
そんな もん 恵んで、もらってる から 巨人 に 勝てない んだ!
||めぐんで|||きょじん||かて ない|
アルミン: 無理だ よ!
|むりだ|
勝てる わけない!
かてる|
僕たち は 壁 の 中 で 生きる しか ない んだ!
ぼくたち||かべ||なか||いきる|||
ムチャ を すれば 死ぬ、僕 の 父さん 母さん みたい に!
|||しぬ|ぼく||とうさん|かあさん||
エレン: だから あいつら に ペコペコ する の か?!
||あいつ ら|||||
恥ずかしくない のか よ?!
はずかしく ない|の か|
アルミン: 今 は … 今 は しょうがない よ!
|いま||いま||しょうが ない|
エレン: しょうがない なんて 言い訳 だ!
|しょうが ない||いい わけ|
だったら いつまでも そう やって 家畜 みたい に 生きろ!
||||かちく|||いきろ
弱虫!
よわむし
アルミン: ミカサ …?
ミカサ: アルミン が 弱虫 な、エレン と 私 も 同じ。
|||よわむし||||わたくし||おなじ
私たち は 巨人 から 逃げる の も、 街 から 逃げる の も、何ひとつ 自分 で やっていない 。
わたくし たち||きょじん||にげる|||がい||にげる|||なにひとつ|じぶん||やって いない
今日 食べる もの さえ 助けてもらった。
きょう|たべる|||たすけて もらった
そんな 力 の 無い 人間 が、あの 巨人 を 1匹 だって 倒せる わけない。
|ちから||ない|にんげん|||きょじん||ひき||たお せる|
大切な の は 生き延びる こと … おばさん が 言って た とおり。
たいせつな|||いきのびる||||いって||
アルミン: ミカサ!
ミカサ: 食べて、ちゃんと 生き残る の。
|たべて||いきのこる|
エレン を 飢え死に なんか させない!
||うえじに||さ せ ない
アルミン (叙事): 数日後、大量 の 避難民たち は、食糧確保 の ため、荒れ地 の 開拓 に 回された。
|じょじ|すう にち ご|たいりょう||ひなん たみ たち||しょくりょう かくほ|||あれち||かいたく||まわされた
しかし、食糧難 は 避けられず、 翌年 の 846年、中央 政府 は ウォール ・ マリア 奪還 を 名目 に、大量 の 避難民 を 作戦 に 投入した 。
|しょくりょう なん||さけられ ず|よくねん||とし|ちゅうおう|せいふ|||まりあ|だっかん||めいもく||たいりょう||ひなん たみ||さくせん||とうにゅう した
その 数、25万人 … 人口 の 2割 に 相当した が、生存者 は、わずか 百数十名。
|すう|まん り|じんこう||わり||そうとう した||せいぞん しゃ|||ひゃく すう じゅう めい
その 犠牲 で、残された 人々 の 食糧不足 は、僅かながら に 改善された。
|ぎせい||のこされた|ひとびと||しょくりょう ふそく||わずか ながら||かいぜん された
エレン: 全部 巨人 の せい だ。
|ぜんぶ|きょじん|||
あいつら さえ 叩き潰せば、俺たち の 居場所 だって 取り戻せる。
あいつ ら||たたき つぶせば|おれ たち||いばしょ||とりもどせる
アルミン … 俺 は 来年 訓練 兵 に 志願 する。
|おれ||らいねん|くんれん|つわもの||しがん|
巨人 と 戦う 力 を つける!
きょじん||たたかう|ちから||
アルミン: 僕 も …。
|ぼく|
エレン: アルミン …。
アルミン: 僕 も!
|ぼく|
ミカサ: 私 も 行こう。
|わたくし||いこう
エレン: ミカサ … お前 は いい んだ ぞ。
||おまえ||||
生き延びる こと が 大事 って 言って たろう?
いきのびる|||だいじ||いって|
ミカサ: そう だから あなた を 死なせない ため に 行く。
|||||しな せ ない|||いく
エレン: 分かった …3人 で …。
|わかった|じん|
シャーディス: ただ今 より、第104期 訓練兵団 の 入団式 を 行う!
|ただいま||だい|き|くんれん つわもの だん||にゅうだん しき||おこなう
私 が 運悪く 貴様ら を 監督する こと に なった キース ・ シャーディス だ!
わたくし||うん わるく|たかし さま ら||かんとく する||||||
貴様ら を 歓迎する 気 は 毛頭 無い!
たかし さま ら||かんげい する|き||もうとう|ない
今 の 貴様ら は せいぜい 巨人 の エサ に なる しかない ただ の 家畜!
いま||たかし さま ら|||きょじん||えさ|||しか ない|||かちく
家畜 以下 の 存在 だ!
かちく|いか||そんざい|
そんな クソ の 役にも立たん 貴様ら を、我々 が 3年 かけて 鍛え上げる!
|くそ||やく に も たた ん|たかし さま ら||われわれ||とし||きたえ あげる
巨人 と 戦う 術 を 叩き込んで やる!
きょじん||たたかう|じゅつ||たたきこんで|
3年後、貴様ら が 巨人 の 前 に 立った 時、 ただ の エサ の まま か?!
とし ご|たかし さま ら||きょじん||ぜん||たった|じ|||えさ|||
あるいは 王 を 守る 名誉 ある 壁 と なる か?!
|おう||まもる|めいよ||かべ|||
または 巨人 を 駆逐する 栄光 ある 人類 の 兵士 か?!
|きょじん||くちく する|えいこう||じんるい||へいし|
貴様ら が 決めろ!
たかし さま ら||きめろ
エレン (考え): ああ … 俺 は なる。
|かんがえ||おれ||
巨人 を 1匹 残らず 駆逐して やる!
きょじん||ひき|のこらず|くちく して|