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社会, 日本の人口

日本の人口

日本 の 人口

「2005 年 ( 平成 17 年 )10 月 1 日 の 国勢 調査 」 に 基づく 「2055 年 まで の 将来 の 人口 推計 」 が 、2006 年 12 月 に 公表 さ れた が 、 近年 の 出生 率 低下 や 寿命 の 伸び を 反映 して 、 前回 の 2002 年 推計 より も 少子 高齢 化 が 一層 進行 し 、 本格 的な 人口 減少 社会 に なる と の 見通し が 示さ れた 。

新 人口 推計 ( 出生 中位 ・ 死亡 中位 ) に よる 今後 の 人口 構造 は 、 単純に 人口 規模 が 縮小 する ので は なく 、 少子 高齢 化 や 未婚 化 の 進行 等 に より 、 労働 力 ・ 世帯 ・ 地域 等 の 姿 が 大きく 変化 して いく こと に なる 。

団塊 世代 (1947 年 ~1949 年 生まれ ) が 後期 高齢 者 (75 歳 以上 ) と なる 2030 年 頃 まで は 、 高齢 者 数 が 急激に 増加 し 、 特に 後期 高齢 者 数 は 2005 年 の 約 2 倍 に 増加 する 。 しかし 、 団塊 ジュニア 世代 (1971 年 ~1974 年 生まれ ) が 現役 で いる こと から 、 生産 年齢 人口 は 約 60% 弱 と 大幅に 減少 する もの の 高齢 化 率 は 約 30% 強 に 留まる 。

2030 年 以降 は 、 団塊 世代 と ほぼ 同 数 と なる 団塊 ジュニア 世代 が 団塊 世代 と 入れ替わり 、 高齢 者 と なる こと から 、 高齢 者 数 は 、 概ね 横ばい で 推移 する 。 一方 、 団塊 ジュニア 世代 の 子ども 世代 (1995 年 生まれ ~) に は 、 大きな 出生 数 の 山 が ない こと から 、2030 年 頃 を 境 に 現役 世代 の 人口 は さらに 急激に 減少 する 。 その 結果 、 団塊 ジュニア 世代 が 後期 高齢 者 と なる 2055 年 に は 、 生産 年齢 人口 比率 は 約 50% と なり 、 高齢 化 率 も 約 40% を 超える 。

生産 年齢 人口 の 減少 に 伴い 、 労働 力 率 が 現状 の まま で は 、 今後 、 労働 力 人口 も 減少 する 。 労働 力 人口 が 減少 する 中 で は 、 まず 生産 性 を 向上 さ せ 、 成長 力 を 強化 する こと が 必要である 。 技術 革新 や 資本 増加 に より 労働 力 人口 減少 の 影響 は ある 程度 カバー する こと は 可能である が 、2030 年 以降 の 我が国 の 生産 年齢 人口 の 減少 は 相当 大きく その 影響 は 軽視 でき ない 。

2030 年 まで の 人口 構造 を 見る と 、2030 年 に おける 24 歳 以上 の 世代 は 、 現在 、 既に 生まれて おり 、 今後 の この 世代 の 人口 及び その 減少 傾向 は ほぼ 確定 して いる 。 したがって 、 この 間 の 生産 年齢 人口 減少 の 影響 を カバー して いく ため に は 、 今後 、 すべて の 人 の 意欲 と 能力 が 最大 限 発揮 できる ような 環境 整備 に 努める こと に よって 、 若者 、 女性 、 高齢 者 の 就業 を 促進 し 、 労働 力 人口 の 減少 の 緩和 を 図る こと が 必要である 。

2030 年 以降 に 支え 手 と なって いく 世代 は これ から 生まれる 世代 であって 、 今後 の 出生 動向 の 変化 に より その 数 は まだ 変動 する 余地 が ある が 、 生産 年齢 人口 は それ 以前 と 比べ 急激に 減少 する 。 この 急激な 生産 年齢 人口 の 減少 に 伴う 労働 力 人口 の 減少 を カバー する ため に は 、 出生 数 の 減少 を できる 限り 緩和 する こと が 重要であり 、 効果 的な 少子 化 対策 が 必要である 。

人口 構造 の 変化 は 、 世帯 の 状況 や 地域 の 姿 に も 大きな 影響 を 与える こと に なる ため 、 これ に 対応 した 社会 の 在り 方 を 検討 して いく こと が 必要である 。 また 、 大幅な 人口 減少 の トレンド を 変え 、 将来 の 国民 の 暮らし を 守る と いう 観点 から の 少子 化 対策 の 必要 性 が 広く 認識 さ れる 必要 が ある 。

日本の人口 にっぽん の じんこう Population of Japan Population du Japon 日本人口

日本 の 人口 にっぽん||じんこう Population of Japan 일본의 인구

「2005 年 ( 平成 17 年 )10 月 1 日 の 国勢 調査 」 に 基づく 「2055 年 まで の 将来 の 人口 推計 」 が 、2006 年 12 月 に 公表 さ れた が 、 近年 の 出生 率 低下 や 寿命 の 伸び を 反映 して 、 前回 の 2002 年 推計 より も 少子 高齢 化 が 一層 進行 し 、 本格 的な 人口 減少 社会 に なる と の 見通し が 示さ れた 。 とし|へいせい|とし|つき|ひ||こくせい|ちょうさ||もとづく|とし|||しょうらい||じんこう|すいけい||とし|つき||こうひょう||||きんねん||しゅっしょう|りつ|ていか||じゅみょう||のび||はんえい||ぜんかい||とし|すいけい|||しょうし|こうれい|か||いっそう|しんこう||ほんかく|てきな|じんこう|げんしょう|しゃかい|||||みとおし||しめさ| Based on the "Census on October 1st, 2005," Future Population Estimate to 2055 "was published in December 2006, but the birth rate declines and the life span has increased in recent years. As a reflection of this, it is predicted that the declining birthrate and aging population will progress further than in the previous 2002 estimates, and that a full-fledged population decline society will be realized.

新 人口 推計 ( 出生 中位 ・ 死亡 中位 ) に よる 今後 の 人口 構造 は 、 単純に 人口 規模 が 縮小 する ので は なく 、 少子 高齢 化 や 未婚 化 の 進行 等 に より 、 労働 力 ・ 世帯 ・ 地域 等 の 姿 が 大きく 変化 して いく こと に なる 。 しん|じんこう|すいけい|しゅっしょう|ちゅうい|しぼう|ちゅうい|||こんご||じんこう|こうぞう||たんじゅんに|じんこう|きぼ||しゅくしょう|||||しょうし|こうれい|か||みこん|か||しんこう|とう|||ろうどう|ちから|せたい|ちいき|とう||すがた||おおきく|へんか|||||

団塊 世代 (1947 年 ~1949 年 生まれ ) が 後期 高齢 者 (75 歳 以上 ) と なる 2030 年 頃 まで は 、 高齢 者 数 が 急激に 増加 し 、 特に 後期 高齢 者 数 は 2005 年 の 約 2 倍 に 増加 する 。 だんかい|せだい|とし|とし|うまれ||こうき|こうれい|もの|さい|いじょう|||とし|ころ|||こうれい|もの|すう||きゅうげきに|ぞうか||とくに|こうき|こうれい|もの|すう||とし||やく|ばい||ぞうか| しかし 、 団塊 ジュニア 世代 (1971 年 ~1974 年 生まれ ) が 現役 で いる こと から 、 生産 年齢 人口 は 約 60% 弱 と 大幅に 減少 する もの の 高齢 化 率 は 約 30% 強 に 留まる 。 |だんかい|じゅにあ|せだい|とし|とし|うまれ||げんえき|||||せいさん|ねんれい|じんこう||やく|じゃく||おおはばに|げんしょう||||こうれい|か|りつ||やく|つよ||とどまる However, because the baby-boom junior generation (born between 1971 and 1974) is still active, the aging rate will remain at just over 30%, although the working-age population will drop significantly to less than 60%.

2030 年 以降 は 、 団塊 世代 と ほぼ 同 数 と なる 団塊 ジュニア 世代 が 団塊 世代 と 入れ替わり 、 高齢 者 と なる こと から 、 高齢 者 数 は 、 概ね 横ばい で 推移 する 。 とし|いこう||だんかい|せだい|||どう|すう|||だんかい|じゅにあ|せだい||だんかい|せだい||いれかわり|こうれい|もの|||||こうれい|もの|すう||おおむね|よこばい||すいい| From 2030 onward, the number of elderly people will remain almost unchanged because the baby boomer junior generation, which will be about the same number as the baby boomer generation, will replace the baby boomer generation and become elderly people. 一方 、 団塊 ジュニア 世代 の 子ども 世代 (1995 年 生まれ ~) に は 、 大きな 出生 数 の 山 が ない こと から 、2030 年 頃 を 境 に 現役 世代 の 人口 は さらに 急激に 減少 する 。 いっぽう|だんかい|じゅにあ|せだい||こども|せだい|とし|うまれ|||おおきな|しゅっしょう|すう||やま|||||とし|ころ||さかい||げんえき|せだい||じんこう|||きゅうげきに|げんしょう| その 結果 、 団塊 ジュニア 世代 が 後期 高齢 者 と なる 2055 年 に は 、 生産 年齢 人口 比率 は 約 50% と なり 、 高齢 化 率 も 約 40% を 超える 。 |けっか|だんかい|じゅにあ|せだい||こうき|こうれい|もの|||とし|||せいさん|ねんれい|じんこう|ひりつ||やく|||こうれい|か|りつ||やく||こえる

生産 年齢 人口 の 減少 に 伴い 、 労働 力 率 が 現状 の まま で は 、 今後 、 労働 力 人口 も 減少 する 。 せいさん|ねんれい|じんこう||げんしょう||ともない|ろうどう|ちから|りつ||げんじょう|||||こんご|ろうどう|ちから|じんこう||げんしょう| 労働 力 人口 が 減少 する 中 で は 、 まず 生産 性 を 向上 さ せ 、 成長 力 を 強化 する こと が 必要である 。 ろうどう|ちから|じんこう||げんしょう||なか||||せいさん|せい||こうじょう|||せいちょう|ちから||きょうか||||ひつようである 技術 革新 や 資本 増加 に より 労働 力 人口 減少 の 影響 は ある 程度 カバー する こと は 可能である が 、2030 年 以降 の 我が国 の 生産 年齢 人口 の 減少 は 相当 大きく その 影響 は 軽視 でき ない 。 ぎじゅつ|かくしん||しほん|ぞうか|||ろうどう|ちから|じんこう|げんしょう||えいきょう|||ていど|かばー||||かのうである||とし|いこう||わがくに||せいさん|ねんれい|じんこう||げんしょう||そうとう|おおきく||えいきょう||けいし||

2030 年 まで の 人口 構造 を 見る と 、2030 年 に おける 24 歳 以上 の 世代 は 、 現在 、 既に 生まれて おり 、 今後 の この 世代 の 人口 及び その 減少 傾向 は ほぼ 確定 して いる 。 とし|||じんこう|こうぞう||みる||とし|||さい|いじょう||せだい||げんざい|すでに|うまれて||こんご|||せだい||じんこう|および||げんしょう|けいこう|||かくてい|| したがって 、 この 間 の 生産 年齢 人口 減少 の 影響 を カバー して いく ため に は 、 今後 、 すべて の 人 の 意欲 と 能力 が 最大 限 発揮 できる ような 環境 整備 に 努める こと に よって 、 若者 、 女性 、 高齢 者 の 就業 を 促進 し 、 労働 力 人口 の 減少 の 緩和 を 図る こと が 必要である 。 ||あいだ||せいさん|ねんれい|じんこう|げんしょう||えいきょう||かばー||||||こんご|||じん||いよく||のうりょく||さいだい|げん|はっき|||かんきょう|せいび||つとめる||||わかもの|じょせい|こうれい|もの||しゅうぎょう||そくしん||ろうどう|ちから|じんこう||げんしょう||かんわ||はかる|||ひつようである

2030 年 以降 に 支え 手 と なって いく 世代 は これ から 生まれる 世代 であって 、 今後 の 出生 動向 の 変化 に より その 数 は まだ 変動 する 余地 が ある が 、 生産 年齢 人口 は それ 以前 と 比べ 急激に 減少 する 。 とし|いこう||ささえ|て||||せだい||||うまれる|せだい||こんご||しゅっしょう|どうこう||へんか||||すう|||へんどう||よち||||せいさん|ねんれい|じんこう|||いぜん||くらべ|きゅうげきに|げんしょう| この 急激な 生産 年齢 人口 の 減少 に 伴う 労働 力 人口 の 減少 を カバー する ため に は 、 出生 数 の 減少 を できる 限り 緩和 する こと が 重要であり 、 効果 的な 少子 化 対策 が 必要である 。 |きゅうげきな|せいさん|ねんれい|じんこう||げんしょう||ともなう|ろうどう|ちから|じんこう||げんしょう||かばー|||||しゅっしょう|すう||げんしょう|||かぎり|かんわ||||じゅうようであり|こうか|てきな|しょうし|か|たいさく||ひつようである

人口 構造 の 変化 は 、 世帯 の 状況 や 地域 の 姿 に も 大きな 影響 を 与える こと に なる ため 、 これ に 対応 した 社会 の 在り 方 を 検討 して いく こと が 必要である 。 じんこう|こうぞう||へんか||せたい||じょうきょう||ちいき||すがた|||おおきな|えいきょう||あたえる|||||||たいおう||しゃかい||あり|かた||けんとう|||||ひつようである また 、 大幅な 人口 減少 の トレンド を 変え 、 将来 の 国民 の 暮らし を 守る と いう 観点 から の 少子 化 対策 の 必要 性 が 広く 認識 さ れる 必要 が ある 。 |おおはばな|じんこう|げんしょう||とれんど||かえ|しょうらい||こくみん||くらし||まもる|||かんてん|||しょうし|か|たいさく||ひつよう|せい||ひろく|にんしき|||ひつよう||