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はじめの一歩 (Hajime no Ippo. THE FIGHTING!), Hajime no Ippo (Fighting Spirit) Episode 45

Hajime no Ippo (Fighting Spirit ) Episode 45

「 間もなく フェザー 級 第 2 試合 を 開始 いたし ます 」

間に合った ! ≪ 一 歩 こっち だ !

おめでとう ござい ます ! すごかった です !

ありがとう ! ≪ いい の か よ 動き回 っち まっ て よ

だ … 伊達 さん ! 見 て て くれ た ん です か ?

全く とんで も ねえ 試合 やり や がって

ああ いや …

まだ 当面 の 敵 じゃ ねえ し 「 おめでとう 」 を 言って お く ぜ

あ … ありがとう ございます

ほれ ! 始まる ぜ

テメエ の 当面 の 敵 の 試合 が よ

「 さあ A 級 トーナメント 次 の 試合 が 始まり ます 」

「 注目 は 元 アマチュア 世界 王者 の 登場 」

「 プロ の リング に 戦場 を 移し ど の よう な 戦い を 見せる の か ? 」

「 ヴォルグ ・ ザンギエフ ! 」

相手 の 鈴木 は えらく 気合い 入って る な

年齢 的 に も ラスト チャンス だ ろ う から な

あちら さん は アマ で 200 戦 以上 だ 技術 じゃ 勝負 に なら ねえ

どこ まで 気合い が 通用 する か

ヴォルグ は アマ の 頃 「 ホワイトファング 」 と 呼ば れ て 恐れ られ て い た そう だ

「 ホワイト ファング 」 ?

オオカミ と か 白い 牙 と か いう 意味 らしい が

見せ て もら お う じゃ ねえ か オオカミ の ボクシング と やら を

( ゴング ) ボックス !

《 実に 基本 的 な 構え だ ぜ 》

《 さすが アマ 王者 教科 書 どおり って わけ か 》

落ち着 い て いけ よ !

《 分かって る って ! 》

オーソドックス の アップ ライト スタイル

後ろ足 に 体重 を 残し て いる ところ を 見る と

カウンター 狙い か

「 鈴木 ワンツー ! ヴォルグ バック ステップ で 華麗 に よける 」

いい ステップ だ 何気なく リング を 丸く 使って や がる

スピード も すごい です

「 強烈 ! 鈴木 の 前進 を 止め た ! 」

い … 今 の が ジャブ !

スピード パワー バランス 言う こと ねえ な

《 これ じゃ めった な こと じゃ 崩れ そう に ない 崩す と し たら … 》

《 重い ジャブ だ さすが 世界 王者 これ くらい は 覚悟 の 上 よ 》

《 だが こう いう ボクシング は … 》

《 教科 書 に 載って ねえ だ ろ う ! 》

「 鈴木 トリッキー な 動き から 右 ! そのまま 体 を 預け た 」

《 そう だ ! あそこ まで 肉薄 すれ ば テクニック は 殺 せる 》

お っ ! 肩 で カチ 上げ や がった ! やれやれ !

《 はるばる 日本 まで 来 て もらって 悪い が よ 》

《 俺 に とっちゃ 今回 が ラスト チャンス だ 》

《 勝た せ て もらう ぜ ! 》

「 おっと ! ヴォルグ 打た れ た ! 」

「 肉 弾 戦 で ペース を つか ん だ か 鈴木 」

すごい プレッシャー の かけ 方 だ

なりふり 構わ ない の が 功 を 奏し た しかし 気 に 入ら ねえ な

この 局面 で セコンド が 微動 だに し ねえ

《 本当 だ 明らか に ピンチ な の に 》

《 重心 が 前足 に イン ファイト する 気 か ? 》

《 願ったり よ 接近 戦 は 俺 の 土俵 だ ぜ ! 》

「 相 打ち ! ヴォルグ が イン ファイト で 応戦 ! 」

「 激しい 打ち合い に なった ! どちら が 打ち勝つ の か ! 」

《 これ だけ 肉薄 し て なぜ スムーズ に 手 が 出る ? 》

《 まさか コイツ これ が 本来 の 姿 か ! 》

アイツ イン ファイター か

《 なんて 表情 だ まるで 別人 じゃ ねえ か 》

《 鈴木 さん が 下がった 》

《 ま … まずい ガード 》

ひるむ な ! 前 に 出る ん だ !

《 ガ … ガード の 隙間 から 的確 に パンチ が 飛び込 ん で き や がる ! 》

「 クリーン ヒット ! 」

「 これ は 効 い た ! 」

「 ヴォルグ 一気に 行く ! 鈴木 グロッキー だ ! 」

おい

「 レフェリー が 入った ! スタンディング ダウン か ! 」

ヴォルグ !

や … やめろ !

やめ て くれ !

ヴォルグ ! タオル だ !

ヤメロー !

ストップ だ !

鈴木 ! しっかり しろ ! 担架 を 早く !

「 し … 試合 終了 ! 何 と も 形容 し 難い 幕切れ 」

「 ヴォルグ ・ ザンギエフ 強し ! 」

き … 貴 様 ! ウチ の 大事 な 選手 を …

伊達 さん が 鈴木 さん を 倒し た 時 より 早い なんて …

先輩 伊達 さん 帰っちゃ い ます よ

《 テクニック うんぬん じゃ ない ヴォルグ さん は 》

《 力 で 世界 を 制し た ん だ 》

ヴォルグ 君 の 勝ち だ 引き揚げよ う

《 勝った の に ニコリ と も し ない 》

《 それどころか なに か 悲し そう な 》

切れ味 と いい 凶暴 さ と いい まさに 牙 を むい た オオカミ だ な

ええ

《 今度 は あの 人 と 戦う の か 》

( 歓声 )

入った ! カウンター !

行け ! 木村 さん ! 畳みかけろ !

( ゴング )

「 勝者 ! 青 コーナー 木村 ! 」

文句なし フル マーク の 判定 勝ち です ね !

うん ! 渋い よ ね

ケッ 倒せ って ん だ よ

ああ ! 青木 さん 頑張って !

やら れろ ! 《 この 人 は … 》

《 駄目 だ このまま じゃ やら れる 》

《 だが 一 歩 も 木村 も 勝って 俺 だけ 負ける わけ に は いか ねえ 》

《 決勝 まで 温存 する はず だった が 》

( ゴング ) よっ しゃ !

≪ いい ぞ ! カエル 跳び ヤロー !

カエル 跳び です か …

アイツ だんだん 何でも あり に なって き や がった な

( 車 の クラクション )

3 人 と も ご 苦労 じゃ った 3 ~ 4 日 は 休養 する が いい

しかし 気 を 抜く な よ ト ー ナメント は 始まった ばかり じゃ から な

ウッス ! お 疲れ さま で し た !

フウ … いや ~ よかった な 初戦 突破 だ ! うん ?

どう し た ? 2 人 と も あっ い … いや

ヴォルグ さん の 試合 見 ちゃ ったら その …

心配 に なって き た の か ?

気持ち は 分かる ぜ 俺 も さっき 間 柴 の 試合 見 て よ

決勝 まで 行く と あれ が 待って ん の か と 思う と …

( 一 歩 と 木村 の ため 息 ) なん だ なん だ シケ て や がん な

しょうが ねえ な ここ は 大 先輩 の 俺 様 が ひと 肌 脱 い で やる か

ブワー っと やる ぞ ! つい て こい !

ええ ! 祝勝 会 です か !

やり ~ !

まず は 下っ端 から だ な

ええ ! ぼ … 僕 は こう いう 所 初めて で … あっ

( せき払い )

い … 一 番 下っ端 は 自分 で す

この ヤロー 先輩 風 吹か せ や がって

だ … だ から 初めて な ん です よ ! カラオケ なんて

広がる 世界 ラララ …

へえ 意外 と うまい じゃ ねえ か いい ぞ ! ゲロ 道

ど … どうも です

やる じゃ ねえ か ゲロ 道

ここ まで 聴か さ れ ちゃ 俺 様 も 黙って い られ ねえ ぜ !

青木 9 A - 5 だ !

へ … へい

本 も 見 ない で 曲 の 番 号 が 分かる ん です か ?

あの 人 の オハコ な ん だ よ

《 わ あ ! チャンピオン が 「 チャンピオン 」 を 歌う ん だ 》

( 音程 が ズレ た 歌 )

もし かして うまい と 思った の か 1 曲 終わる まで の 辛抱 だ

あ ~ あ

は … 速水 さん !

さ … 最近 見 ない と 思ったら こんな バイト し て た の か !

す … すごい おいし すぎる ぜ …

( 音程 が ズレ た 歌 )

いや ~ ! お粗末 うん ?

《 な … 何 だ ? この リアクション は 》

《 歌う の は 嫌い じゃ ねえ が 総立ち なんて 初めて だ ぜ 》

OK ! アンコール な ん だ な !

エーッ !

( 音程 が ズレ た 歌 )

ご … 5 回 目 です ね

誰 か 止め て くれ ~ … で ない と ひと 晩 中 続く ぞ

だんだん 腹 が 立って き た ぜ

大体 なんで 一 歩 に 負け た ヤツ が チャンピオン の 役 やって や がる ん だ

でも よ 役 の 上 で も いい から 1 回 巻 い て み たい もん だ よ な

あれ を

《 そう だ あと 少し で 3 人 と も チャンピオンベルト に 手 が 届く ん だ 》

クソ !

( 音程 が ズレ た 歌 )

ウシ ! 俺 も 歌う ぜ !

( 音程 が ズレ た 歌 )

《 先輩 まで これ から 続く 戦い の こと を 思う と 》

《 息 も でき ない くらい の プレッシャー が ある ん だ ろ う な 》

( 犬 の 遠吠え )

( 音程 が ズレ た 歌 )

20 回 目 だ よ ~ 誰 か 止め て よ ~

よっ しゃ ! これ から 俺 様 の 部屋 で 二 次 会 だ !

おお ! まだ 騒ぐ ん です か !

二 次 会 兼 反省 会 さ 左 の カウンタ ー の パワ ー アップ の ため に な

俺 も カエル 跳び に 磨き を かけ なく て は

すごい よ ね みんな ちゃんと 必殺 技 持って る もの

先輩 だって どれ も 必殺 技 です よ 左 の リバー ブロー なんて 芸術 です

何 か 違い ます ね

もっと 強く 踏み込 ん で その 足 を 軸 に 体 を 回転 さ せる ん だ

見 て て ね

《 す … すごい ! 左 足 を 軸 に し て 》

《 腰 から 肩 まで 全部 巻き込 ん でる ! 》

バ … バカヤロー ! すみません !

( 荒い 息遣い )

二 度 と あの 店 に は 行け ねえ ぞ 調子 に 乗り 過ぎ まし た

あ … あの 自分 そろそろ この へん で

ああ オメエ まだ 高校 生 だった な

本当 ごめん ね なんか ドタバタ し ちゃ って

そんな ! 楽しかった です

仲間 と 大騒ぎ する なんて 今 まで なかった こと です から

うん ? 誰 が 仲間 だ ? また そんな

あっ お やすみ なさい

お 世話 に なり まし た

「 お 世話 に なった 」 ?

変 な ヤツ だ な

うん ? う ~ ん 口止め さ れ て た ん だ が

もう しゃべって も いい か

本当 に いい の ? 鴨川 ジム 辞め たく ない ん じゃ ない ?

えっ ? 気 に し ない で よ

転校 先 で こんなに 楽し そう な 直 ちゃん 初めて 見 た わ

ここ は 特別 な 町 な ん でしょ ?

うん 特別 だ よ

豪快 で 愉快 で 厳しく て 優しく て 本当 に すごい 人 たち と 過ご せ た

この 町 の 思い出 は 自分 の 宝物 だ よ

ご … ごめん ね 直 ちゃん ばかり つらい 思い させ て

違う よ 母 さん あの 人 たち と 過ごし て 何 か 変わった って いう か

もう どこ へ 行って も 大丈夫 自分 の 中 の 何 か が 変わった ん だ

それ が 僕 の 宝 な ん だ よ

引っ越し !

なんで 黙って た ん です か ! 秘密 なんて

守った ため し ない くせ に ! なん だ と !

まあ まあ 俺 ら に 気 を 使わ せ たく な い っつ う

ゲロ 道 の 気持ち も 察し て や れよ

みんな 薄情 です よ

鷹 村 さん 一 番 使い走り さ せ て た のに

フウ … どう です ? あれ やって み ちゃ

うん ? あれ か …

何 か ある ん です か ?

いい だ ろ う ! だが この 送別 会 は ちと 辛口 だ ぜ

お 世話 に なり まし た 元気 で やれ よ

はい ! 地下 の リング で みんな 待って る よ

えっ ? みんな 休養 日 で 来 ない ん じゃ

君 の 送別 会 だって

《 自分 の ため に 》

お 待た せ し まし た ! 来 た か

俺 ら は もう 体 温まって っ から よ お前 も 早く 準備 しろ

そ … 送別 会 じゃ ?

鴨川 式 の な !

空手 に 「 百 人 組み手 」 って の が あん だ ろ

あれ と 一緒 で 順番 に スパー を や ん の さ

一 歩 は 昨日 の ダメージ が 重い から 見学 だ が よ

あ … ありがとう ござい ます !

きっと 忘れ られ ない 思い出 に なり ます !

まず は 俺 様 から だ !

とりあえず 生き延び て ね ウ … ウッス !

本気 で 行く ぜ !

ありがとう ござい まし た …

次 は 俺 だ !

よし ! 青木 さん なら 少し は アドバイス できる ぞ

変則 に 気 を 付け て

先手 先手 で 攻める ん だ は … はい !

コソコソ 相談 し や がって

( ゴング )

《 さすが ジュニア ウェルター の ジャブ ! 》

そのまま 打ち合って !

ダブル パンチ !

やっぱり 惑わ さ れ ちゃ う か

木村 さん は 正統 派 の アウトボクサ ー だ 距離 を 取ら れ ちゃ 駄目 だ

くっつ い て は い

後ろ で 変 な こと 吹き込 ん でる ヤツ いる から 気 を 付けろ よ

OK ( ゴング )

ナイス ダッシュ !

《 すごい ! 木村 さん に つい てって る 》

《 走り込 ん でる 証拠 だ ! 》

ナイス ボディ !

倒れ ない カウンター が クリーン ヒット し た のに

( ( 先輩 自分 いじめ られ やすい ん です ) )

《 見違える よ 》

惜しい !

《 もう 少し 踏み込め ば 当たる の に もう 少し 》

いい の 打つ もん だ から つい ムキ に な っち まっ た ぜ

あ … ありがとう ござい まし た

基礎 体力 が しっかり し てる し 根性 も つい た

実力 的 に は デビュー 前 の 新人 と は 思え ねえ

もう 「 ゲロ 道 」 なんて 呼 べ ねえ な あれ ? 先輩

お … おい ! 一 歩

1 ラウンド くらい なら なんとか や れ ます !

僕 だって 忘れ て ほしく ない です から

先輩 …

思い切り 行く よ

はい !

よし ! 行け ! アイツ は 冴木 戦 の ダメージ で ヘロヘロ だ

ファイター 同士 は 手数 が 勝負 だ 打ち 負け ん な

殺し て も かまわ ん 事故 で 済 ます

《 先輩 と の 最後 の スパー だ 》

《 今 まで の 成果 を 見 て もらう ん だ ! 》

( ゴング )

《 速い ! 》 ヤロー !

マジ だ ! 打た れる 前 に 打て !

《 これ が ジャブ ! 》

《 こんなに 近く な の に 当たら ない ! 》

アイツ 俺 たち より ムキ に なって る ぜ

ファイター に は アイツ の 戦い 方 が 一 番 参考 に なる から な

《 ボロボロ の 体 の くせ に お前 は 後輩 思い だ な 》

幕 之内 教授 の ご 講義 だ ぜ ! 目 離す ん じゃ ねえ ぞ !

《 そんな 余裕 ない っす よ ! 》

《 下 ! 》

《 駄目 だ ! 間に合わ ない ! 》

《 この 踏み込み は ! 》

《 目 を そらす な ! 》

《 これ が 先輩 の … 》

《 リバーブ ロー だ ! 》

《 なんて … 破壊 力 》

大丈夫 ?

ありがとう ござい … ぶ っ !

「 ぶ っ 」 ?

おい ! リング は よせ !

( ドア が 開く 音 ) シャワー 浴び て き ます …

… った く お前 が リバー なんか たたく から だ !

愛 の ムチ に も ほど が ある ぜ すみません

結局 最後 まで 「 ゲロ 道 」 だった か よ おい …

《 これ が 鷹 村 さん 》

《 ここ が 青木 さん で こっち が 木村 さん 》

《 それ から … 》

( 泣き声 )

《 絶対 … 絶対 忘れる もん か 》

《 山田 君 ボクシング 続け て ね 》

《 そう し たら また 会 える かも しれ ない から ! 》

< コンテンダー タイトル マッチ に おける 挑戦 者 >

< ベルト を 取る ため の ポジション >

< しかし たどりつく 道のり は 険しい >

< たとえ 僅か な 差 で あって も >

< 負け た 者 は 失って しまう 権利 だ から >

< 不安 でも 眠 れ なく て も 頑 張る しか ない >

< それ は 全力 を 尽くし て 試合 を 繰り返し た 末 に >

< ようやく 巡って くる チャンス な ん だ ! >

< 次回 … >


Hajime no Ippo (Fighting Spirit ) Episode 45 hajime||ippo|fighting|spirit|episode Hajime no Ippo (Fighting Spirit) Episode 45 Hajime no Ippo (Fighting Spirit) Episodio 45 Hajime no Ippo (Fighting Spirit) Episode 45 战斗精神 第 45 集

「 間もなく フェザー 級 第 2 試合 を 開始 いたし ます 」 まもなく||きゅう|だい|しあい||かいし|| The second featherweight bout will begin shortly.

間に合った ! ≪ 一 歩 こっち だ ! まにあった|ひと|ふ|| Just in time! ≪ One step this way!

おめでとう ござい ます ! すごかった です !

ありがとう ! ≪ いい の か よ 動き回 っち まっ て よ |||||うごきまわ|||| Thank you! ≪ You don't mind? You're moving around too much.

だ … 伊達 さん ! 見 て て くれ た ん です か ? |だて||み||||||| D-Date-san! Did you watch me?!

全く とんで も ねえ 試合 やり や がって まったく||||しあい||| What a terrible game you've been playing!

ああ いや …

まだ 当面 の 敵 じゃ ねえ し 「 おめでとう 」 を 言って お く ぜ |とうめん||てき||||||いって||| You're still not the opponent at hand...

あ … ありがとう ございます Thank you, sir.

ほれ ! 始まる ぜ |はじまる| Come on, it's about to start.

テメエ の 当面 の 敵 の 試合 が よ ||とうめん||てき||しあい|| Your immediate opponent's game.

「 さあ A 級 トーナメント 次 の 試合 が 始まり ます 」 |a|きゅう|とーなめんと|つぎ||しあい||はじまり|

「 注目 は 元 アマチュア 世界 王者 の 登場 」 ちゅうもく||もと|あまちゅあ|せかい|おうじゃ||とうじょう Attention is on the entrance of the former amateur world champion.

「 プロ の リング に 戦場 を 移し ど の よう な 戦い を 見せる の か ? 」 ぷろ||りんぐ||せんじょう||うつし|||||たたかい||みせる||

「 ヴォルグ ・ ザンギエフ ! 」

相手 の 鈴木 は えらく 気合い 入って る な あいて||すずき|||きあい|はいって||

年齢 的 に も ラスト チャンス だ ろ う から な ねんれい|てき|||らすと|ちゃんす|||||

あちら さん は アマ で 200 戦 以上 だ 技術 じゃ 勝負 に なら ねえ |||あま||いくさ|いじょう||ぎじゅつ||しょうぶ||| So he has over 200 victories in the amateur circle?

どこ まで 気合い が 通用 する か ||きあい||つうよう||

ヴォルグ は アマ の 頃 「 ホワイトファング 」 と 呼ば れ て 恐れ られ て い た そう だ ||あま||ころ|||よば|||おそれ|||||| When Volg was an amateur...

「 ホワイト ファング 」 ? ほわいと|

オオカミ と か 白い 牙 と か いう 意味 らしい が おおかみ|||しろい|きば||||いみ|| Apparently it has something to do with wolves and their fangs.

見せ て もら お う じゃ ねえ か オオカミ の ボクシング と やら を みせ||||||||おおかみ||ぼくしんぐ||| Let me show you the wolf boxing.

( ゴング ) ボックス ! |ぼっくす

《 実に 基本 的 な 構え だ ぜ 》 じつに|きほん|てき||かまえ||

《 さすが アマ 王者 教科 書 どおり って わけ か 》 |あま|おうじゃ|きょうか|しょ|||| He's an amateur champ, all right. So he does it by the book.

落ち着 い て いけ よ ! おちつ||||

《 分かって る って ! 》 わかって|| I know that.

オーソドックス の アップ ライト スタイル おーそどっくす||あっぷ|らいと|すたいる An orthodox upright style.

後ろ足 に 体重 を 残し て いる ところ を 見る と うしろあし||たいじゅう||のこし|||||みる| Judging from the way he's putting weight on his rear foot...

カウンター 狙い か かうんたー|ねらい| he's going for a counter.

「 鈴木 ワンツー ! ヴォルグ バック ステップ で 華麗 に よける 」 すずき|||ばっく|すてっぷ||かれい|| Suzuki one-twos!

いい ステップ だ 何気なく リング を 丸く 使って や がる |すてっぷ||なにげなく|りんぐ||まるく|つかって|| That's good step work.

スピード も すごい です すぴーど|||

「 強烈 ! 鈴木 の 前進 を 止め た ! 」 きょうれつ|すずき||ぜんしん||とどめ| This is powerful!

い … 今 の が ジャブ ! |いま|||じゃぶ

スピード パワー バランス 言う こと ねえ な すぴーど|ぱわー|ばらんす|いう||| Speed, power, balance. They're all flawless.

《 これ じゃ めった な こと じゃ 崩れ そう に ない 崩す と し たら … 》 ||||||くずれ||||くずす||| If he's this good, it'd take something big to topple him.

《 重い ジャブ だ さすが 世界 王者 これ くらい は 覚悟 の 上 よ 》 おもい|じゃぶ|||せかい|おうじゃ||||かくご||うえ| That's a heavy jab. That's a world champ for ya.

《 だが こう いう ボクシング は … 》 |||ぼくしんぐ| However, I bet this kind of boxing...

《 教科 書 に 載って ねえ だ ろ う ! 》 きょうか|しょ||のって||||

「 鈴木 トリッキー な 動き から 右 ! そのまま 体 を 預け た 」 すずき|とりっきー||うごき||みぎ||からだ||あずけ| Suzuki throws a right after a tricky move!

《 そう だ ! あそこ まで 肉薄 すれ ば テクニック は 殺 せる 》 ||||にくはく|||てくにっく||ころ|

お っ ! 肩 で カチ 上げ や がった ! やれやれ ! ||かた|||あげ||| He used his shoulder to raise his trunk. Get him, get him!

《 はるばる 日本 まで 来 て もらって 悪い が よ 》 |にっぽん||らい|||わるい|| Sorry you had to come all the way to Japan for this...

《 俺 に とっちゃ 今回 が ラスト チャンス だ 》 おれ|||こんかい||らすと|ちゃんす|

《 勝た せ て もらう ぜ ! 》 かた||||

「 おっと ! ヴォルグ 打た れ た ! 」 ||うた||

「 肉 弾 戦 で ペース を つか ん だ か 鈴木 」 にく|たま|いくさ||ぺーす||||||すずき Has Suzuki gained control of the pace with his human cannonball moves?!

すごい プレッシャー の かけ 方 だ |ぷれっしゃー|||かた| That's a terrific way to put on pressure.

なりふり 構わ ない の が 功 を 奏し た しかし 気 に 入ら ねえ な |かまわ||||いさお||そうし|||き||はいら|| It has more effect because he's reckless.

この 局面 で セコンド が 微動 だに し ねえ |きょくめん||||びどう||| His cornerman hasn't budged an inch at this stage in the game.

《 本当 だ 明らか に ピンチ な の に 》 ほんとう||あきらか||ぴんち|||

《 重心 が 前足 に イン ファイト する 気 か ? 》 じゅうしん||まえあし||いん|ふぁいと||き| His center of gravity is on his front leg?

《 願ったり よ 接近 戦 は 俺 の 土俵 だ ぜ ! 》 ねがったり||せっきん|いくさ||おれ||どひょう||

「 相 打ち ! ヴォルグ が イン ファイト で 応戦 ! 」 そう|うち|||いん|ふぁいと||おうせん

「 激しい 打ち合い に なった ! どちら が 打ち勝つ の か ! 」 はげしい|うちあい|||||うちかつ|| It has turned into a ferocious exchange of blows!

《 これ だけ 肉薄 し て なぜ スムーズ に 手 が 出る ? 》 ||にくはく||||すむーず||て||でる If I'm pushing him this hard, how can he punch so smoothly?!

《 まさか コイツ これ が 本来 の 姿 か ! 》 ||||ほんらい||すがた|

アイツ イン ファイター か |いん|ふぁいたー| Hey, he's...

《 なんて 表情 だ まるで 別人 じゃ ねえ か 》 |ひょうじょう|||べつじん||| I can't believe the look on his face. He looks like another person!

《 鈴木 さん が 下がった 》 すずき|||さがった

《 ま … まずい ガード 》 ||がーど Th-This is bad. I have to guard.

ひるむ な ! 前 に 出る ん だ ! ||ぜん||でる|| Don't let him daunt you! Go forward!

《 ガ … ガード の 隙間 から 的確 に パンチ が 飛び込 ん で き や がる ! 》 |がーど||すきま||てきかく||ぱんち||とびこ||||| He's throwing punches accurately through tiny holes in my guard!

「 クリーン ヒット ! 」 くりーん|ひっと Clean hit!

「 これ は 効 い た ! 」 ||き||

「 ヴォルグ 一気に 行く ! 鈴木 グロッキー だ ! 」 |いっきに|いく|すずき|| Volg checkmates in one attack! Suzuki is groggy!

おい

「 レフェリー が 入った ! スタンディング ダウン か ! 」 れふぇりー||はいった||だうん| The referee steps in! It's a standing knockdown!

ヴォルグ ! Hey, Volg!

や … やめろ !

やめ て くれ ! Please stop it!

ヴォルグ ! タオル だ ! |たおる| Volg, it's the towel!

ヤメロー ! Stop it!

ストップ だ ! すとっぷ|

鈴木 ! しっかり しろ ! 担架 を 早く ! すずき|||たんか||はやく Suzuki! Pull yourself together!

「 し … 試合 終了 ! 何 と も 形容 し 難い 幕切れ 」 |しあい|しゅうりょう|なん|||けいよう||かたい|まくぎれ Th-The match is over!

「 ヴォルグ ・ ザンギエフ 強し ! 」 ||つよし Volg Zangeif is powerful!

き … 貴 様 ! ウチ の 大事 な 選手 を … |とうと|さま|うち||だいじ||せんしゅ| Why, you! How dare you do this to a boxer from my gym?!

伊達 さん が 鈴木 さん を 倒し た 時 より 早い なんて … だて|||すずき|||たおし||じ||はやい| I can't believe he defeated him faster than Date-san did!

先輩 伊達 さん 帰っちゃ い ます よ せんぱい|だて||かえっちゃ||| Uh, Senpai, Date-san is leaving.

《 テクニック うんぬん じゃ ない ヴォルグ さん は 》 てくにっく||||||

《 力 で 世界 を 制し た ん だ 》 ちから||せかい||せいし||| conquered the world by force.

ヴォルグ 君 の 勝ち だ 引き揚げよ う |きみ||かち||ひきあげよ| Volg, you won. Let's go.

《 勝った の に ニコリ と も し ない 》 かった|||||||

《 それどころか なに か 悲し そう な 》 |||かなし|| Far from it. He somehow looks unhappy.

切れ味 と いい 凶暴 さ と いい まさに 牙 を むい た オオカミ だ な きれあじ|||きょうぼう|||||きば||||おおかみ|| His sharp edge and his violence...

ええ Yes.

《 今度 は あの 人 と 戦う の か 》 こんど|||じん||たたかう|| And I have to fight him next?

( 歓声 ) かんせい

入った ! カウンター ! はいった|かうんたー

行け ! 木村 さん ! 畳みかけろ ! いけ|きむら||たたみかけろ Go, Kimura-san!

( ゴング )

「 勝者 ! 青 コーナー 木村 ! 」 しょうしゃ|あお|こーなー|きむら In the Blue Corner, the victor is Kimura!

文句なし フル マーク の 判定 勝ち です ね ! もんくなし|ふる|||はんてい|かち||

うん ! 渋い よ ね |しぶい|| Yeah, he fights with class!

ケッ 倒せ って ん だ よ |たおせ|||| He should have flattened him.

ああ ! 青木 さん 頑張って ! |あおき||がんばって Aoki-san, keep trying!

やら れろ ! 《 この 人 は … 》 |||じん| Get buggered!

《 駄目 だ このまま じゃ やら れる 》 だめ|||||

《 だが 一 歩 も 木村 も 勝って 俺 だけ 負ける わけ に は いか ねえ 》 |ひと|ふ||きむら||かって|おれ||まける||||| But I can't let it end...

《 決勝 まで 温存 する はず だった が 》 けっしょう||おんぞん|||| I was going to keep this under wraps until the final, but...

( ゴング ) よっ しゃ !

≪ いい ぞ ! カエル 跳び ヤロー ! ||かえる|とび| Way to go, frog-jumping guy!

カエル 跳び です か … かえる|とび||

アイツ だんだん 何でも あり に なって き や がった な ||なんでも||||||| That guy has really stooped low enough to use anything.

( 車 の クラクション ) くるま||

3 人 と も ご 苦労 じゃ った 3 ~ 4 日 は 休養 する が いい じん||||くろう|||ひ||きゅうよう|||

しかし 気 を 抜く な よ ト ー ナメント は 始まった ばかり じゃ から な |き||ぬく|||||||はじまった|||| However, don't get careless.

ウッス ! お 疲れ さま で し た ! ||つかれ|||| Right!

フウ … いや ~ よかった な 初戦 突破 だ ! うん ? ||||しょせん|とっぱ||

どう し た ? 2 人 と も あっ い … いや |||じん|||||

ヴォルグ さん の 試合 見 ちゃ ったら その … |||しあい|み|||

心配 に なって き た の か ? しんぱい|||||| You started to worry about it?

気持ち は 分かる ぜ 俺 も さっき 間 柴 の 試合 見 て よ きもち||わかる||おれ|||あいだ|しば||しあい|み|| I know how that feels.

決勝 まで 行く と あれ が 待って ん の か と 思う と … けっしょう||いく||||まって|||||おもう| and when I remember that freak will be waiting for me at the final, I...

( 一 歩 と 木村 の ため 息 ) なん だ なん だ シケ て や がん な ひと|ふ||きむら|||いき|||||しけ||||

しょうが ねえ な ここ は 大 先輩 の 俺 様 が ひと 肌 脱 い で やる か |||||だい|せんぱい||おれ|さま|||はだ|だつ|||| Oh, fine. I guess it's my job as your major role model...

ブワー っと やる ぞ ! つい て こい ! We're gonna party! Come with me!

ええ ! 祝勝 会 です か ! |しゅくしょう|かい|| What? Is it a celebration party?!

やり ~ ! Right on!

まず は 下っ端 から だ な ||したっぱ|||

ええ ! ぼ … 僕 は こう いう 所 初めて で … あっ ||ぼく||||しょ|はじめて||

( せき払い ) せきばらい Ahem.

い … 一 番 下っ端 は 自分 で す |ひと|ばん|したっぱ||じぶん||

この ヤロー 先輩 風 吹か せ や がって ||せんぱい|かぜ|ふか|||

だ … だ から 初めて な ん です よ ! カラオケ なんて |||はじめて|||||からおけ|

広がる 世界 ラララ … ひろがる|せかい| Has a 360-degree view...

へえ 意外 と うまい じゃ ねえ か いい ぞ ! ゲロ 道 |いがい|||||||||どう

ど … どうも です Th-Thanks.

やる じゃ ねえ か ゲロ 道 |||||どう

ここ まで 聴か さ れ ちゃ 俺 様 も 黙って い られ ねえ ぜ ! ||きか||||おれ|さま||だまって||||

青木 9 A - 5 だ ! あおき|a|

へ … へい

本 も 見 ない で 曲 の 番 号 が 分かる ん です か ? ほん||み|||きょく||ばん|ごう||わかる|||

あの 人 の オハコ な ん だ よ |じん||||||

《 わ あ ! チャンピオン が 「 チャンピオン 」 を 歌う ん だ 》 ||ちゃんぴおん||ちゃんぴおん||うたう|| Wow! The Champion is going to sing "The Champion."

( 音程 が ズレ た 歌 ) おんてい||ずれ||うた

もし かして うまい と 思った の か 1 曲 終わる まで の 辛抱 だ ||||おもった|||きょく|おわる|||しんぼう|

あ ~ あ

は … 速水 さん ! |はやみ|

さ … 最近 見 ない と 思ったら こんな バイト し て た の か ! |さいきん|み|||おもったら||ばいと|||||

す … すごい おいし すぎる ぜ … A-Amazing.

( 音程 が ズレ た 歌 ) おんてい||ずれ||うた

いや ~ ! お粗末 うん ? |おそまつ| Yeah! Thank you, thank you!

《 な … 何 だ ? この リアクション は 》 |なん||||

《 歌う の は 嫌い じゃ ねえ が 総立ち なんて 初めて だ ぜ 》 うたう|||きらい||||そうだち||はじめて||

OK ! アンコール な ん だ な ! ok|あんこーる||||

エーッ !

( 音程 が ズレ た 歌 ) おんてい||ずれ||うた

ご … 5 回 目 です ね |かい|め||

誰 か 止め て くれ ~ … で ない と ひと 晩 中 続く ぞ だれ||とどめ|||||||ばん|なか|つづく| Somebody stop him... or else he'll keep it up all night.

だんだん 腹 が 立って き た ぜ |はら||たって|||

大体 なんで 一 歩 に 負け た ヤツ が チャンピオン の 役 やって や がる ん だ だいたい||ひと|ふ||まけ||やつ||||やく||||| In the first place...

でも よ 役 の 上 で も いい から 1 回 巻 い て み たい もん だ よ な ||やく||うえ|||||かい|かん||||||||

あれ を

《 そう だ あと 少し で 3 人 と も チャンピオンベルト に 手 が 届く ん だ 》 |||すこし||じん|||||て||とどく||

クソ ! くそ

( 音程 が ズレ た 歌 ) おんてい||ずれ||うた

ウシ ! 俺 も 歌う ぜ ! うし|おれ||うたう|

( 音程 が ズレ た 歌 ) おんてい||ずれ||うた

《 先輩 まで これ から 続く 戦い の こと を 思う と 》 せんぱい||||つづく|たたかい||||おもう| You too, Senpai?

《 息 も でき ない くらい の プレッシャー が ある ん だ ろ う な 》 いき||||||ぷれっしゃー|||||||

( 犬 の 遠吠え ) いぬ||とおぼえ

( 音程 が ズレ た 歌 ) おんてい||ずれ||うた

20 回 目 だ よ ~ 誰 か 止め て よ ~ かい|め|||だれ||とどめ|| This is the 20th time!

よっ しゃ ! これ から 俺 様 の 部屋 で 二 次 会 だ ! ||||おれ|さま||へや||ふた|つぎ|かい|

おお ! まだ 騒ぐ ん です か ! ||さわぐ|||

二 次 会 兼 反省 会 さ 左 の カウンタ ー の パワ ー アップ の ため に な ふた|つぎ|かい|けん|はんせい|かい||ひだり||||||||||| It's part two, plus review meeting.

俺 も カエル 跳び に 磨き を かけ なく て は おれ||かえる|とび||みがき||||| I also need to perfect my frog jump.

すごい よ ね みんな ちゃんと 必殺 技 持って る もの |||||ひっさつ|わざ|もって||

先輩 だって どれ も 必殺 技 です よ 左 の リバー ブロー なんて 芸術 です せんぱい||||ひっさつ|わざ|||ひだり|||||げいじゅつ|

何 か 違い ます ね なん||ちがい|| I don't think I got it right.

もっと 強く 踏み込 ん で その 足 を 軸 に 体 を 回転 さ せる ん だ |つよく|ふみこ||||あし||じく||からだ||かいてん||||

見 て て ね み|||

《 す … すごい ! 左 足 を 軸 に し て 》 ||ひだり|あし||じく||| Amazing!

《 腰 から 肩 まで 全部 巻き込 ん でる ! 》 こし||かた||ぜんぶ|まきこ||

バ … バカヤロー ! すみません ! You idiot!

( 荒い 息遣い ) あらい|いきづかい

二 度 と あの 店 に は 行け ねえ ぞ 調子 に 乗り 過ぎ まし た ふた|たび|||てん|||いけ|||ちょうし||のり|すぎ||

あ … あの 自分 そろそろ この へん で ||じぶん||||

ああ オメエ まだ 高校 生 だった な |||こうこう|せい|| Oh, yeah. I forgot you're still in high school.

本当 ごめん ね なんか ドタバタ し ちゃ って ほんとう||||どたばた||| I'm sorry. We kind of made a mess of it.

そんな ! 楽しかった です |たのしかった| Please! I enjoyed myself.

仲間 と 大騒ぎ する なんて 今 まで なかった こと です から なかま||おおさわぎ|||いま|||||

うん ? 誰 が 仲間 だ ? また そんな |だれ||なかま||| Who're you calling friend?

あっ お やすみ なさい

お 世話 に なり まし た |せわ|||| Thank you for everything.

「 お 世話 に なった 」 ? |せわ||

変 な ヤツ だ な へん||やつ||

うん ? う ~ ん 口止め さ れ て た ん だ が |||くちどめ|||||||

もう しゃべって も いい か but I guess it's all right to tell you now.

本当 に いい の ? 鴨川 ジム 辞め たく ない ん じゃ ない ? ほんとう||||かもかわ|じむ|やめ||||| Are you really sure?

えっ ? 気 に し ない で よ |き|||||

転校 先 で こんなに 楽し そう な 直 ちゃん 初めて 見 た わ てんこう|さき|||たのし|||なお||はじめて|み|| I've never seen you this happy at a new location before, Nao-chan.

ここ は 特別 な 町 な ん でしょ ? ||とくべつ||まち|||

うん 特別 だ よ |とくべつ||

豪快 で 愉快 で 厳しく て 優しく て 本当 に すごい 人 たち と 過ご せ た ごうかい||ゆかい||きびしく||やさしく||ほんとう|||じん|||すご||

この 町 の 思い出 は 自分 の 宝物 だ よ |まち||おもいで||じぶん||たからもの|| The memories from this town are my treasures.

ご … ごめん ね 直 ちゃん ばかり つらい 思い させ て |||なお||||おもい|さ せ|

違う よ 母 さん あの 人 たち と 過ごし て 何 か 変わった って いう か ちがう||はは|||じん|||すごし||なん||かわった|||

もう どこ へ 行って も 大丈夫 自分 の 中 の 何 か が 変わった ん だ |||おこなって||だいじょうぶ|じぶん||なか||なん|||かわった|| I'll be okay anywhere I go now.

それ が 僕 の 宝 な ん だ よ ||ぼく||たから||||

引っ越し ! ひっこし

なんで 黙って た ん です か ! 秘密 なんて |だまって|||||ひみつ|

守った ため し ない くせ に ! なん だ と ! まもった||||||||

まあ まあ 俺 ら に 気 を 使わ せ たく な い っつ う ||おれ|||き||つかわ|||||| Now, now, think of how Barf-michi feels.

ゲロ 道 の 気持ち も 察し て や れよ |どう||きもち||さっし||| He doesn't want a fuss to be made over him.

みんな 薄情 です よ |はくじょう|| You're all shallow.

鷹 村 さん 一 番 使い走り さ せ て た のに たか|むら||ひと|ばん|つかいはしり||||| And you abused him more than anyone, Takamura-san.

フウ … どう です ? あれ やって み ちゃ

うん ? あれ か …

何 か ある ん です か ? なん||||| Do you have a plan?

いい だ ろ う ! だが この 送別 会 は ちと 辛口 だ ぜ ||||||そうべつ|かい|||からくち|| Very well. However, this particular send-off is on the bitter side.

お 世話 に なり まし た 元気 で やれ よ |せわ|||||げんき||| Thank you for everything.

はい ! 地下 の リング で みんな 待って る よ |ちか||りんぐ|||まって|| The guys are waiting for you in the ring downstairs.

えっ ? みんな 休養 日 で 来 ない ん じゃ ||きゅうよう|ひ||らい||| Huh? I thought no one would be here because they're resting.

君 の 送別 会 だって きみ||そうべつ|かい| They say it's your send-off party.

《 自分 の ため に 》 じぶん||| For me?

お 待た せ し まし た ! 来 た か |また|||||らい|| Sorry to keep you waiting!

俺 ら は もう 体 温まって っ から よ お前 も 早く 準備 しろ おれ||||からだ|あたたまって||||おまえ||はやく|じゅんび| We're already warmed up, so hurry up and get ready.

そ … 送別 会 じゃ ? |そうべつ|かい|

鴨川 式 の な ! かもかわ|しき|| Yeah, Kamogawa-style.

空手 に 「 百 人 組み手 」 って の が あん だ ろ からて||ひゃく|じん|くみて|||||| You've heard of the 100 Man Kumite in karate, haven't you?

あれ と 一緒 で 順番 に スパー を や ん の さ ||いっしょ||じゅんばん||||||| We're going to spar you in turn, just like it.

一 歩 は 昨日 の ダメージ が 重い から 見学 だ が よ ひと|ふ||きのう||だめーじ||おもい||けんがく||| Ippo took too much damage yesterday, so he's sitting this out.

あ … ありがとう ござい ます ! Th-Thank you so much!

きっと 忘れ られ ない 思い出 に なり ます ! |わすれ|||おもいで||| I'm sure it will be a memory I'll never forget!

まず は 俺 様 から だ ! ||おれ|さま|| We'll start with me.

とりあえず 生き延び て ね ウ … ウッス ! |いきのび|||| Try to stay alive.

本気 で 行く ぜ ! ほんき||いく| I'm going all-out!

ありがとう ござい まし た … Thank you, sir.

次 は 俺 だ ! つぎ||おれ|

よし ! 青木 さん なら 少し は アドバイス できる ぞ |あおき|||すこし||あどばいす||

変則 に 気 を 付け て へんそく||き||つけ|

先手 先手 で 攻める ん だ は … はい ! せんて|せんて||せめる||||

コソコソ 相談 し や がって こそこそ|そうだん||| Don't whisper about me behind my back.

( ゴング )

《 さすが ジュニア ウェルター の ジャブ ! 》 |じゅにあ|||じゃぶ

そのまま 打ち合って ! |うちあって Now keep exchanging punches!

ダブル パンチ ! だぶる|ぱんち

やっぱり 惑わ さ れ ちゃ う か |まどわ|||||

木村 さん は 正統 派 の アウトボクサ ー だ 距離 を 取ら れ ちゃ 駄目 だ きむら|||せいとう|は|||||きょり||とら|||だめ|

くっつ い て は い

後ろ で 変 な こと 吹き込 ん でる ヤツ いる から 気 を 付けろ よ うしろ||へん|||ふきこ|||やつ|||き||つけろ| Someone's filling his head with nonsense from behind...

OK ( ゴング ) ok| OK.

ナイス ダッシュ ! |だっしゅ Nice dash!

《 すごい ! 木村 さん に つい てって る 》 |きむら|||||

《 走り込 ん でる 証拠 だ ! 》 はしりこ|||しょうこ| It's proof of his roadwork training.

ナイス ボディ ! Nice body shot!

倒れ ない カウンター が クリーン ヒット し た のに たおれ||かうんたー||くりーん|ひっと||| He won't fall.

( ( 先輩 自分 いじめ られ やすい ん です ) ) せんぱい|じぶん|||||

《 見違える よ 》 みちがえる|

惜しい ! おしい

《 もう 少し 踏み込め ば 当たる の に もう 少し 》 |すこし|ふみこめ||あたる||||すこし

いい の 打つ もん だ から つい ムキ に な っち まっ た ぜ ||うつ||||||||||| You throw such good punches, I got worked up.

あ … ありがとう ござい まし た Th-Thank you, sir!

基礎 体力 が しっかり し てる し 根性 も つい た きそ|たいりょく||||||こんじょう|||

実力 的 に は デビュー 前 の 新人 と は 思え ねえ じつりょく|てき|||でびゅー|ぜん||しんじん|||おもえ| Ability-wise, you wouldn't think he was a pre-debut rookie.

もう 「 ゲロ 道 」 なんて 呼 べ ねえ な あれ ? 先輩 ||どう||よ|||||せんぱい I guess we can't call him Barf-michi anymore, huh?

お … おい ! 一 歩 ||ひと|ふ Hey, Ippo.

1 ラウンド くらい なら なんとか や れ ます ! らうんど|||||| I can manage one round somehow.

僕 だって 忘れ て ほしく ない です から ぼく||わすれ||||| I don't want him to forget this, either.

先輩 … せんぱい Senpai...

思い切り 行く よ おもいきり|いく| I'm giving it all I got.

はい !

よし ! 行け ! アイツ は 冴木 戦 の ダメージ で ヘロヘロ だ |いけ|||さえき|いくさ||だめーじ||| All right, go!

ファイター 同士 は 手数 が 勝負 だ 打ち 負け ん な ふぁいたー|どうし||てすう||しょうぶ||うち|まけ||

殺し て も かまわ ん 事故 で 済 ます ころし|||||じこ||す|

《 先輩 と の 最後 の スパー だ 》 せんぱい|||さいご|||

《 今 まで の 成果 を 見 て もらう ん だ ! 》 いま|||せいか||み|||| I'll get him to look over everything I've ever learned.

( ゴング )

《 速い ! 》 ヤロー ! はやい| He's fast!

マジ だ ! 打た れる 前 に 打て ! ||うた||ぜん||うて Hit him before he hits you!

《 これ が ジャブ ! 》 ||じゃぶ Is this a jab?!

《 こんなに 近く な の に 当たら ない ! 》 |ちかく||||あたら| I'm so close, but I can't hit him!

アイツ 俺 たち より ムキ に なって る ぜ |おれ||||||| He's getting more worked up than we were!

ファイター に は アイツ の 戦い 方 が 一 番 参考 に なる から な ふぁいたー|||||たたかい|かた||ひと|ばん|さんこう|||| His fighting method is the best reference for a fighter.

《 ボロボロ の 体 の くせ に お前 は 後輩 思い だ な 》 ぼろぼろ||からだ||||おまえ||こうはい|おもい||

幕 之内 教授 の ご 講義 だ ぜ ! 目 離す ん じゃ ねえ ぞ ! まく|ゆきない|きょうじゅ|||こうぎ|||め|はなす|||| This is a lecture from Professor Makunouchi!

《 そんな 余裕 ない っす よ ! 》 |よゆう||| I don't have that leisure!

《 下 ! 》 した Below!

《 駄目 だ ! 間に合わ ない ! 》 だめ||まにあわ| It's no good! I won't make it!

《 この 踏み込み は ! 》 |ふみこみ| This step-in!

《 目 を そらす な ! 》 め||| Don't look away!

《 これ が 先輩 の … 》 ||せんぱい|

《 リバーブ ロー だ ! 》 liver blow!

《 なんて … 破壊 力 》 |はかい|ちから

大丈夫 ? だいじょうぶ

ありがとう ござい … ぶ っ !

「 ぶ っ 」 ? Urp?

おい ! リング は よせ ! |りんぐ||

( ドア が 開く 音 ) シャワー 浴び て き ます … どあ||あく|おと|しゃわー|あび|||

… った く お前 が リバー なんか たたく から だ ! ||おまえ||||||

愛 の ムチ に も ほど が ある ぜ すみません あい||むち|||||||

結局 最後 まで 「 ゲロ 道 」 だった か よ おい … けっきょく|さいご|||どう|||| I guess he stayed Barf-michi to the very end.

《 これ が 鷹 村 さん 》 ||たか|むら|

《 ここ が 青木 さん で こっち が 木村 さん 》 ||あおき|||||きむら| And this one's Aoki-san, and this one's Kimura-san.

《 それ から … 》 And this one...

( 泣き声 ) なきごえ

《 絶対 … 絶対 忘れる もん か 》 ぜったい|ぜったい|わすれる||

《 山田 君 ボクシング 続け て ね 》 やまだ|きみ|ぼくしんぐ|つづけ|| Yamada-kun...

《 そう し たら また 会 える かも しれ ない から ! 》 ||||かい|||||

< コンテンダー タイトル マッチ に おける 挑戦 者 > |たいとる|まっち|||ちょうせん|もの

< ベルト を 取る ため の ポジション > べると||とる|||ぽじしょん

< しかし たどりつく 道のり は 険しい > ||みちのり||けわしい

< たとえ 僅か な 差 で あって も > |わずか||さ|||

< 負け た 者 は 失って しまう 権利 だ から > まけ||もの||うしなって||けんり||

< 不安 でも 眠 れ なく て も 頑 張る しか ない > ふあん||ねむ|||||がん|はる||

< それ は 全力 を 尽くし て 試合 を 繰り返し た 末 に > ||ぜんりょく||つくし||しあい||くりかえし||すえ|

< ようやく 巡って くる チャンス な ん だ ! > |めぐって||ちゃんす|||

< 次回 … > じかい