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江戸小話, しりから入る

しり から 入る

しり から 入る

江戸 で は すもう が 大 人気 で 、 両 国 ( りょう ごく ) の すもう 小屋 は 人気 力士 同士 の 取り組み で 大変な こみ ようです 。 そこ へ 、 田舎 から すもう を 見 に 伍作 ( ご さく ) と いう 男 が やって 来た のです が 、 あまり の 人 に 表 から は 入れ ませ ん 。 「 ちくしょう め 、 表 が だめ なら 裏 だ 」 伍作 は 裏 へ 回る と 、 犬 の 様 に 四 つ ん ばい に なって 囲い の 中 に 入ろう と し ました 。 する と たちまち 、 中 に いた 見張り の 男 に 見つかって しまい ました 。 「 こら こら 、 そこ は 入る ところ で は ない ぞ ! 」 伍作 は えり首 を つかまれる と 、 外 に 押し出さ れて しまい ました 。 「 ちえっ 、 何とか 入る 方法 は ない もの か なあ ? ・・・ そうだ 」 ある 名案 を 思いついた 伍作 は 、 今度 は 囲い の 中 へ 、 お 尻 から 入ろう と し ました 。 する と またもや 、 見張り の 男 に 見つかって しまい ました が 、 しかし 今度 は 、 「 こら こら 、 そこ は 出る ところ で は ない ぞ ! 」 と 、 おび を つかまれ 、 中 へ ずるずる と 引きずり込ま れた のです 。 「 しめ しめ 、 うまく いった わ 」 こうして 伍作 は 、 ただ です もう 見物 が 出来た のです 。

♪ ちゃん ちゃん ( おしまい )


しり から 入る ||はいる

しり から 入る ||はいる

江戸 で は すもう が 大 人気 で 、 両 国 ( りょう ごく ) の すもう 小屋 は 人気 力士 同士 の 取り組み で 大変な こみ ようです 。 えど|||||だい|にんき||りょう|くに|||||こや||にんき|りきし|どうし||とりくみ||たいへんな||よう です そこ へ 、 田舎 から すもう を 見 に 伍作 ( ご さく ) と いう 男 が やって 来た のです が 、 あまり の 人 に 表 から は 入れ ませ ん 。 ||いなか||||み||ごさく|||||おとこ|||きた|の です||||じん||ひょう|||いれ|| 「 ちくしょう め 、 表 が だめ なら 裏 だ 」   伍作 は 裏 へ 回る と 、 犬 の 様 に 四 つ ん ばい に なって 囲い の 中 に 入ろう と し ました 。 ||ひょう||||うら||ごさく||うら||まわる||いぬ||さま||よっ||||||かこい||なか||はいろう||| する と たちまち 、 中 に いた 見張り の 男 に 見つかって しまい ました 。 |||なか|||みはり||おとこ||みつかって|| 「 こら こら 、 そこ は 入る ところ で は ない ぞ ! ||||はいる||||| 」   伍作 は えり首 を つかまれる と 、 外 に 押し出さ れて しまい ました 。 ごさく||えりくび||つかま れる||がい||おしださ||| 「 ちえっ 、 何とか 入る 方法 は ない もの か なあ ? |なんとか|はいる|ほうほう||||| ・・・ そうだ 」   ある 名案 を 思いついた 伍作 は 、 今度 は 囲い の 中 へ 、 お 尻 から 入ろう と し ました 。 そう だ||めいあん||おもいついた|ごさく||こんど||かこい||なか|||しり||はいろう||| する と またもや 、 見張り の 男 に 見つかって しまい ました が 、 しかし 今度 は 、 「 こら こら 、 そこ は 出る ところ で は ない ぞ ! |||みはり||おとこ||みつかって|||||こんど||||||でる||||| 」 と 、 おび を つかまれ 、 中 へ ずるずる と 引きずり込ま れた のです 。 |||つかま れ|なか||||ひきずりこま||の です 「 しめ しめ 、 うまく いった わ 」   こうして 伍作 は 、 ただ です もう 見物 が 出来た のです 。 ||||||ごさく|||||けんぶつ||できた|の です

♪ ちゃん ちゃん ( おしまい )