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世界の昔話, 三匹の子ヒツジとオオカミ

三匹の子ヒツジとオオカミ

三 匹 の 子 ヒツジ と オオカミ

むかし むかし 、 オオカミ が 歩いて いる と 、 向こう から 黒い 子 ヒツジ と 赤い 子 ヒツジ と 白い 子 ヒツジ が 歩いて き ました 。 ( しめ しめ 、 うま そうな 子 ヒツジ だ ) オオカミ は 、 急いで 道ばた の しげみ に 隠れ ました 。 そんな 事 と は 知ら ない 三 匹 は 、 オオカミ の 隠れて いる しげみ に 近づいて き ました 。 そして オオカミ は 、 三 匹 の 前 に 飛び出した のです 。 「 ジャジャーン ! さあ 、 今 から お前 たち を 食べて やる ぞ 。 覚悟 しろ ! 」 子 ヒツジ たち は びっくり です 。 「 助けて ー ! ぼく を 食べ ないで 。 食べる なら 、 白い 子 ヒツジ を 食べて よ 」 と 、 黒い 子 ヒツジ が 、 言い ました 。 「 よし 、 わかった 。 白い 子 ヒツジ 、 お前 から 食べて やる ぞ 」 「 助けて ー ! ぼく を 食べ ないで 。 食べる なら 、 赤い 子 ヒツジ を 食べて よ 」 と 、 白い 子 ヒツジ が 、 言い ました 。 「 よし 、 わかった 。 赤い 子 ヒツジ 、 お前 から 食べて やる ぞ 」 する と 赤い 子 ヒツジ が 、 言い ました 。 「 助けて ー ! ぼく たち は 、 これ から 町 の 市場 へ 行く の 。 おいしい おかし を 、 オオカミ さん に も 買って くる から 、 ぼく たち を 食べ ないで 」 それ を 聞いて 、 オオカミ は 考え ました 。 「 うーん 。 おいしい おか しか 。 なるほど 、 それ じゃ 急いで 行って き な 。 だが 、 おれ の おかし を 忘れたら 、 三 匹 と も 食べて しまう から な 」 命拾い した 三 匹 の 子 ヒツジ たち は 、 ほっと して 町 の 市場 へ 行き ました 。 市場 で 三 匹 は 、 お 金 が なくなる まで おかし を 買って 食べ ました 。 そして オオカミ の ため に 残して おいた おかし も 、 帰り道 に みんな 食べて しまった のです 。 「 おう 、 やっと 帰って きた か 」 三 匹 の 子 ヒツジ を 見て 、 オオカミ が かけて き ました 。 でも 、 三 匹 と も おかし を 持って い ませ ん 。 「 おい 、 おれ の おかし は どうした ? 」 オオカミ が 、 怖い 顔 で 言い ました 。 「 ごめん ね 。 ちゃんと 買って きた けど 、 帰り道 、 みんな で 食べちゃ った んだ 」 赤い 子 ヒツジ が 言い ました 。 「 そう か 。 よし 、 それ なら 、 お前 たち を 食べて やる から な 」 オオカミ が 大きな 口 を 開ける と 、 黒い 子 ヒツジ が 言い ました 。 「 ぼく たち 、 オオカミ さん に 食べ られて も 仕方ない けど 、 食べる 前 に 、 は しば みの 実 を とって くる と いい よ 」 「 そう だ よ 。 は しば みの 実 と 一緒に 食べる と 、 ぼく たち 、 とっても おいしい よ 」 白い 子 ヒツジ が 言い ました 。 「 そう か 。 それ も そう だ な 」 オオカミ は 、 急いで は しば みの 実 を 取り に 行き ました 。 その 間 に 三 匹 は 家 に 逃げ 込んで 、 家 の まわり を とげ の いっぱ いついた 木 で 取り囲み ました 。 そして 暖炉 火 を つけて 、 どんどん まき を くべ ました 。 しばらく する と 、 オオカミ が やってき ました 。 「 おい 、 早く 戸 を 開けて くれ 。 は しば みの 実 を 、 どっさり 取って きた ぞ 」 「 わかった 。 でも 、 戸 の カギ が 壊れて しまった んだ 。 悪い けど 、 煙突 から 入って くれ ない 」 「 そう か 、 煙突 から だ な 」 オオカミ は 屋根 に 登る と 、 煙突 に 飛び 込み ました 。 その とたん 、 暖炉 の 火 が 、 どっと 燃え 上がり ました 。 「 あっ 、 あつ 、 あつ 、 助けて くれ ー ! 」 こうして オオカミ は 大 やけど を して 、 どこ か へ 逃げて いき ました 。 「 よかった ね 」 三 匹 は 顔 を 見合わせて 、 にっこり 笑い ました 。

おしまい


三匹の子ヒツジとオオカミ みっ ひき の こ ひつじ と おおかみ Three little sheep and a wolf

三 匹 の 子 ヒツジ と オオカミ みっ|ひき||こ|ひつじ||おおかみ Three lambs and a wolf

むかし むかし 、 オオカミ が 歩いて いる と 、 向こう から 黒い 子 ヒツジ と 赤い 子 ヒツジ と 白い 子 ヒツジ が 歩いて き ました 。 ||おおかみ||あるいて|||むこう||くろい|こ|ひつじ||あかい|こ|ひつじ||しろい|こ|ひつじ||あるいて|| Once upon a time, as the wolf was walking, a black lambs, a red lambs and a white lambs were walking from the other side. ( しめ しめ 、 うま そうな 子 ヒツジ だ )   オオカミ は 、 急いで 道ばた の しげみ に 隠れ ました 。 |||そう な|こ|ひつじ||おおかみ||いそいで|みちばた||||かくれ| (Shime Shime, good-looking lambs) The wolf hurriedly hid in the shadow of the roadside. そんな 事 と は 知ら ない 三 匹 は 、 オオカミ の 隠れて いる しげみ に 近づいて き ました 。 |こと|||しら||みっ|ひき||おおかみ||かくれて||||ちかづいて|| The three, who didn't know that, approached the wolf's hiding shigemi. そして オオカミ は 、 三 匹 の 前 に 飛び出した のです 。 |おおかみ||みっ|ひき||ぜん||とびだした| And the wolf jumped out in front of the three. 「 ジャジャーン ! "Jajan! さあ 、 今 から お前 たち を 食べて やる ぞ 。 |いま||おまえ|||たべて|| Now, I'm gonna eat you guys. 覚悟 しろ ! かくご| Be prepared! 」   子 ヒツジ たち は びっくり です 。 こ|ひつじ|||| The sheep are surprised. 「 助けて ー ! たすけて|- "Help! ぼく を 食べ ないで 。 ||たべ| Don't eat me. 食べる なら 、 白い 子 ヒツジ を 食べて よ 」 と 、 黒い 子 ヒツジ が 、 言い ました 。 たべる||しろい|こ|ひつじ||たべて|||くろい|こ|ひつじ||いい| If you want to eat, eat the white lambs, "said the black lambs. 「 よし 、 わかった 。 "Okay, I see. 白い 子 ヒツジ 、 お前 から 食べて やる ぞ 」 「 助けて ー ! しろい|こ|ひつじ|おまえ||たべて|||たすけて|- White sheep, I'll eat from you. "" Help! ぼく を 食べ ないで 。 ||たべ| Don't eat me. 食べる なら 、 赤い 子 ヒツジ を 食べて よ 」 と 、 白い 子 ヒツジ が 、 言い ました 。 たべる||あかい|こ|ひつじ||たべて|||しろい|こ|ひつじ||いい| If you want to eat, eat the red lambs, "said the white lambs. 「 よし 、 わかった 。 "Okay, I see. 赤い 子 ヒツジ 、 お前 から 食べて やる ぞ 」   する と 赤い 子 ヒツジ が 、 言い ました 。 あかい|こ|ひつじ|おまえ||たべて|||||あかい|こ|ひつじ||いい| The red lambs, I'll eat from you, "said the red lambs. 「 助けて ー ! たすけて|- "Help! ぼく たち は 、 これ から 町 の 市場 へ 行く の 。 |||||まち||いちば||いく| We are going to the market in the town from now on. おいしい おかし を 、 オオカミ さん に も 買って くる から 、 ぼく たち を 食べ ないで 」   それ を 聞いて 、 オオカミ は 考え ました 。 |||おおかみ||||かって||||||たべ||||きいて|おおかみ||かんがえ| Don't eat us because we'll buy delicious candy from the wolf too. ”The wolf thought when he heard that. 「 うーん 。 "Hmm. おいしい おか しか 。 Is it delicious? なるほど 、 それ じゃ 急いで 行って き な 。 |||いそいで|おこなって|| I see, then you should go in a hurry. だが 、 おれ の おかし を 忘れたら 、 三 匹 と も 食べて しまう から な 」   命拾い した 三 匹 の 子 ヒツジ たち は 、 ほっと して 町 の 市場 へ 行き ました 。 |||||わすれたら|みっ|ひき|||たべて||||いのちびろい||みっ|ひき||こ|ひつじ|||||まち||いちば||いき| But if I forget my freak, I'll eat all three. ”The three lambs that took their lives were relieved to go to the town market. 市場 で 三 匹 は 、 お 金 が なくなる まで おかし を 買って 食べ ました 。 いちば||みっ|ひき|||きむ||||||かって|たべ| At the market, three of them bought and ate candy until they ran out of money. そして オオカミ の ため に 残して おいた おかし も 、 帰り道 に みんな 食べて しまった のです 。 |おおかみ||||のこして||||かえりみち|||たべて|| And the funny things I left for the wolves were all eaten on my way home. 「 おう 、 やっと 帰って きた か 」   三 匹 の 子 ヒツジ を 見て 、 オオカミ が かけて き ました 。 ||かえって|||みっ|ひき||こ|ひつじ||みて|おおかみ|||| "Oh, have you finally returned?" When I saw the three lambs, a wolf hung up. でも 、 三 匹 と も おかし を 持って い ませ ん 。 |みっ|ひき|||||もって||| But, I don't have any strangeness with all three. 「 おい 、 おれ の おかし は どうした ? "Hey, what's wrong with me? 」   オオカミ が 、 怖い 顔 で 言い ました 。 おおかみ||こわい|かお||いい| The wolf said with a scary face. 「 ごめん ね 。 " sorry . ちゃんと 買って きた けど 、 帰り道 、 みんな で 食べちゃ った んだ 」   赤い 子 ヒツジ が 言い ました 。 |かって|||かえりみち|||たべちゃ|||あかい|こ|ひつじ||いい| I bought it properly, but on the way back, we all ate it, "said the red sheep. 「 そう か 。 " Really . よし 、 それ なら 、 お前 たち を 食べて やる から な 」   オオカミ が 大きな 口 を 開ける と 、 黒い 子 ヒツジ が 言い ました 。 |||おまえ|||たべて||||おおかみ||おおきな|くち||あける||くろい|こ|ひつじ||いい| Alright, then I'll eat you guys. "The wolf opened his big mouth, said the black lambs. 「 ぼく たち 、 オオカミ さん に 食べ られて も 仕方ない けど 、 食べる 前 に 、 は しば みの 実 を とって くる と いい よ 」 「 そう だ よ 。 ||おおかみ|||たべ|||しかたない||たべる|ぜん|||||み||||||||| "We can't help being eaten by wolves, but before we eat it, it's good to get the hazelnuts." "That's right. は しば みの 実 と 一緒に 食べる と 、 ぼく たち 、 とっても おいしい よ 」   白い 子 ヒツジ が 言い ました 。 |||み||いっしょに|たべる|||||||しろい|こ|ひつじ||いい| When we eat it with hazelnuts, we are very delicious, "said the white lambs. 「 そう か 。 " Really . それ も そう だ な 」   オオカミ は 、 急いで は しば みの 実 を 取り に 行き ました 。 |||||おおかみ||いそいで||||み||とり||いき| That's right. ”The wolf hurried to get the hazel fruit. その 間 に 三 匹 は 家 に 逃げ 込んで 、 家 の まわり を とげ の いっぱ いついた 木 で 取り囲み ました 。 |あいだ||みっ|ひき||いえ||にげ|こんで|いえ||||||||き||とりかこみ| In the meantime, the three fled into the house and surrounded it with a thorny tree. そして 暖炉 火 を つけて 、 どんどん まき を くべ ました 。 |だんろ|ひ||||||| Then I turned on the fireplace and put on more and more fireplaces. しばらく する と 、 オオカミ が やってき ました 。 |||おおかみ||| After a while, a wolf arrived. 「 おい 、 早く 戸 を 開けて くれ 。 |はやく|と||あけて| "Hey, open the door early. は しば みの 実 を 、 どっさり 取って きた ぞ 」 「 わかった 。 |||み|||とって||| I've taken a lot of hazelnuts. "" Okay. でも 、 戸 の カギ が 壊れて しまった んだ 。 |と||かぎ||こぼれて|| But the key to the door broke. 悪い けど 、 煙突 から 入って くれ ない 」 「 そう か 、 煙突 から だ な 」   オオカミ は 屋根 に 登る と 、 煙突 に 飛び 込み ました 。 わるい||えんとつ||はいって|||||えんとつ||||おおかみ||やね||のぼる||えんとつ||とび|こみ| It's bad, but it doesn't come in through the chimney. "" Yeah, it's from the chimney. "The wolf climbed the roof and jumped into the chimney. その とたん 、 暖炉 の 火 が 、 どっと 燃え 上がり ました 。 ||だんろ||ひ|||もえ|あがり| At that moment, the fire in the fireplace burst into flames. 「 あっ 、 あつ 、 あつ 、 助けて くれ ー ! |||たすけて||- "Ah, hot, hot, help me!" 」   こうして オオカミ は 大 やけど を して 、 どこ か へ 逃げて いき ました 。 |おおかみ||だい|||||||にげて|| Thus the wolf was seriously burned and ran away somewhere. 「 よかった ね 」   三 匹 は 顔 を 見合わせて 、 にっこり 笑い ました 。 ||みっ|ひき||かお||みあわせて||わらい| "I'm glad," the three looked at each other and smiled.

おしまい The end