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進撃の巨人 4 The Final Season, Shingeki no Kyojin Season 4 (Attack on Titan Season 4) Episode 02

Shingeki no Kyojin Season 4 (Attack on Titan Season 4) Episode 02

( カルヴィ ) 半島 の 自治 権 を 巡る 戦争 に 4 年 も 費やした あげく

敵 艦隊 と こちら の 主力 の 巨人 2 体 が

あわや 刺し 違える 失態 を 演じた

“ 人類 の 英知 は ついに マーレ の 鎧 ( よろい ) を 粉々に 砕く に 至った ”

どの 国 も そう 報じ 中東 連合 国 を たたえて いる

これ が か の 大国 マーレ の 勝利 だ と いえる の か ?

マガト これ は どういう こと だ ?

( マガト ) 元帥 殿 いよいよ その とき が 来た のです

人類 が 巨人 の 力 を 超える その とき が

我々 が 巨人 の 力 を 過信 し 植民 地 政策 を 進める 中

諸 外国 は それ に 抗 ( あら が ) う べく 兵器 の 開発 に 力 を 入れた

その 純 然 たる 結果 を 今 突きつけ られて いる のです

それ でも 我が 巨人 兵器 は

当分 の 間 陸上 戦 に おいて は 無敵 を 誇る でしょう

しかし このまま 航空 機 が 発展 して いけば

爆弾 が 雨 の ように 降り注ぐ

その とき に は 大地 の 悪魔 たる 巨人 は

ただ 空 を 見上げ 続ける ほか なくなる でしょう

羽 の 生えた 巨人 は い なかった か

元帥 殿

つまり 我々 は もう 巨人 の 力 に …

( カルヴィ ) 分かって おる

近い 将来 我々 は 戦争 の 主導 権 を 失う

いや 既に 後れ を 取って いる

かつて は 悪魔 エルディア を 討ち取り し 英雄 の 国 マーレ が

今や なんたる こと だ

( ジーク ) 恐れ ながら 元帥 殿

進言 の ご 許可 賜り たく 存じます

“ 驚異 の 子 ” ジーク よ 言って みろ

今 こそ パラディ 島 作戦 を 再開 し “ 始祖 の 巨人 ” 奪還 を 急ぐ べきです

( ざわめき )

マガト 隊長 の おっしゃる とおり

マーレ は 今後 通常 兵器 の 開発 に 力 を 注ぐ べきです

しかし それ まで 諸 外国 が 黙って いる でしょう か ?

今 我々 に 必要な の は 軍備 再編 まで の 時間

それ に は 一刻 も 早く

“ マーレ が パラディ 島 を 占拠 し 全て の 巨人 の 力 を 収めた ” と いう

新聞 の 見出し が 必要な のです

う 〜 ん

お前 の 任期 は あと 1 年 足らず だった な

ええ

コルト が 私 の “ 獣 ” の 能力 を 全て 引き継げ る の か

とても 不安でして

( コルト ) あ …

そう だ な

残り の 1 年 の 命 を もって

4 年 前 の 雪辱 を 果たし たい と いう わけ か

その とおり で ございます

あの 忌まわしき 脅威

グリシャ ・ イェーガー の 行い に 終止符 を 打つ の は

かつて の 息子 である 私 で なくて は なり ませ ん

♪〜

〜♪

( 火 を つける 音 )

( ジーク ) 悪かった な コルト お前 を ダシ に しち まって

( コルト ) いえ すばらしかった です

エルディア 人 が マーレ 軍 元帥 に 意見 を 通す なんて

ジーク さん の 獣 の 能力 は 歴代 と は 全く 違う

まるで 話 に 聞く 始祖 の 巨人 だ

どうして 特別な んでしょう ?

王家 の 血 を 引いて いる わけで も ない のに

フウ 〜 さ あな

結局 俺 が 死ぬ まで 分から ず じまい だろう

あっ

記憶 を 継承 する お前 に は 知ら れ ち まう かも な

俺 の 秘密 を

( コルト ) 秘密です か ?

( ジーク ) ケツ の 拭き 方 が 独特な んだ

誰 に も 言わ ないで くれ

( マガト ) ダメだ 全て 話せ

(2 人 ) 隊長 殿 !

( マガト ) ケツ 毛 の 数 まで 申告 して もらう

エルディア 人 に プライバシー は 必要 か ?

( ジーク ) 必要 あり ませ ん

( マガト ) うん

フウ 〜

1 年 で パラディ 島 を 陥 ( お ) と せる らしい な

( ジーク ) 私 に は 1 年 しか 残さ れて い ない と いう 話 です よ

( マガト ) この 3 年間

パラディ 島 に 向かった 調査 船 は 1 隻 も 帰って きて い ない

ジーク お前 は これ を どう 見る ?

軍 の 船 が 32 隻 も 沈め られた の なら

それ は 巨人 1 体 の 仕業 と は 考え にくい

少なくとも

エレン ・ イェーガー を 含む 巨人 が 2 体 以上

調査 船 に 立ち塞がった ので は ない でしょう か

同じ 意見 だ

島 を 攻める に は 戦艦 の 支援 が 必要に なる だろう

( ジーク ) ええ

そして 何より 敵 の 脅威 は 巨人 だけ じゃ ない

( ライナー ) 待 っ …

( ポルコ ) 楽しい 夢 でも 見て る みたいだった から

起こさ ないで おいて やった よ

あの とき の 礼 を まだ 言って なかった な

ガリアード

助かった よ

( ポルコ ) 礼 に は 及ば ん

そもそも 9 年 前 に 俺 が “ 鎧 ” を 継承 して いれば

こんな こと に は なら なかった

兄貴 が お前 を かばって

その辺 の 巨人 に 食わ れる こと も なかった

( ライナー ) マルセル の 記憶 を 見た の か ?

( ポルコ ) いい や

だが 前身 の ユミル って 女 の こと は 少し 分かった

大層な 名前 を 付け られた 哀れな 女 だ

兄貴 の “ 顎 ( あ ぎ と )” を 返して くれた の も あの 女 の 意思 だ ろ ?

( ライナー ) ああ そう だ

( ポルコ ) じゃあ お前 は あの 島 で 何 を した んだ ?

誰 か に 助け られて ばかり じゃ ねえ かよ

( ライナー ) ああ

( ポルコ ) 女 の 記憶 を 通して お前 を 見た が ありゃ なんだ ?

随分 と 頼れる 男 を 気取って いた ようだった が

まるで 兄貴 の 真似 事 ( ま ねごと ) じゃ ねえ か

( ピーク ) ポッコ

艦砲 射撃 を 食らった 人 を いじめちゃ ダメだ よ

その 名 で 呼ぶ な ピーク

( ライナー ) 大丈夫 か ?

( ピーク ) 人間 に 戻る の は 2 か月 ぶり だ から ね

その 度 に 二 足 歩行 を 忘れて しまう よ

それ より ライナー ガビ たち に 顔 を 見せて あげ な よ

すごく 心配 して たよ

( ライナー ) そうしよう

( ドア が 閉まる 音 )

ハア 〜 疲れた

久しぶりに 会った 気 が する な

( ピーク ) え 〜?

戦場 じゃ いつも 一緒だった ろ

まあ しばらく は 休める だろう

( ピーク ) だ と いいね

( 女 ) こっち よ ( マーレ 兵 ) ああ

( ウド ) なあ

巨人 が 戦争 で 役 に 立た なく なったら 俺 たち 戦士 隊 は …

エルディア 人 は どう なる んだろう な ?

( ゾフィア ) 近所 の おじさん が 言って た んだ けど …

( ファルコ ) ブラウン さん なら 大丈夫だ

( ガビ ) 分かって る

( ファルコ ) ん ? あれ は …

( ウド ) 恐らく

無垢 ( むく ) の 巨人 の 襲撃 を 食らって 生き延びた 敵 兵 だ

本国 に 戻ったら

巨人 兵器 の 非 人道 性 を 訴える マスコット に さ れる

そ したら エルディア 人 の 立場 は ますます ひどく なる 一方 だ

“ 世界 の 皆さん ユミル の 民 は 殺し ましょう ”

クソ ! クソ ! クソ !

( ライナー ) こら ウド

街 の 物 に 当たる な

あ 〜! ライナー !

もう 歩いて いい の ?

( ライナー ) ああ みんな も 無事だった か ?

( ライナー ) ガビ ( ガビ ) うん

( ライナー ) ウド ( ウド ) まあ ね

( ライナー ) ゾフィア ( ゾフィア ) 普通です

ファルコ

( ファルコ ) どうも ( ガビ ) ねえ

( ガビ ) 私 たち レベリオ の 本部 に 帰れる んだ って

それ まで に この 街 を 回ろう

( ライナー ) おい

( ガビ ) こんな 機会 めったに ない よ

( ファルコ ) ブラウン さん は 寝て たほう が いい んじゃ ない です か ?

( ライナー ) 大丈夫だ 心配 ない

ファルコ が 帰って 寝て な

俺 も 行く よ

( ウド ) 待て ガビ

そっち は 子供 が 行っちゃ ダメ だって マガト 隊長 が …

( ゾフィア ) でも 私 隊長 が 行って る の 見た よ

( ガビ ) 心配 性

あっ

( 少年 ライナー ) 待って …

( ガビ ) え ?

( ライナー ) そっち の 店 は まだ お前 ら に は 早い

( ガビ ) ええ 〜

( コルト ) お前 ら は 見た か ?

エルディア の 女神 ガビ の 雄姿 を !

ガビ は 800 の 同志 に 代わり 果敢に も 装甲 列車 に 挑んだ んだ ぞ !

ちょっと コルト 酒 臭い

なぜ そんな こと を した ? バカタレ 〜!

同志 諸君 よ 君 ら に は 分かる か ?

この バカタレ が 誰 の ため に 命 を 張った か

俺 に は 分かる ぞ ! それ は …

君 たち エルディア 人 部隊 の ため に ほかなら ない !

( エルディア 兵 たち ) う お おお 〜!

( 士官 ) ヤツ ら を 黙ら せて き ます

( マガト ) 今 宵 ( こ よい ) だけ だ

目 を つぶろう

( 兵士 たち の 騒ぎ 声 )

( エルディア 兵 たち ) ガービ ! ガービ ! ガービ !

また 見事に 担が れた な

兄 に 酒 を 飲ま せる の が 悪い んです

ガビ の ヤツ も すぐ 調子 に 乗る から

しかし 実際 に 鎧 の 継承 権 を 獲得 する の は

ガビ に なり そうだ

ええ

あなた を 慕う 少女 が このまま 鎧 を 継承 すれば

ガビ の 寿命 は 27 歳

艦砲 射撃 の 的に なら なければ です が

あなた は それ で いい んです か ?

今 お前 なんて 言った ?

九 つ の 巨人 を 継承 する 名誉 を 冒涜 ( ぼうとく ) した の か ?

はっ …

もし これ を 報告 したら

お前 は コルト や 親族 と 共に 巨人 兵器 に 加え られる

ま … 待って ください 発言 を 訂正 さ せて ください

戦士 候補 生 ファルコ ・ グライス は

己 の 一族 を 悪 ( あ ) しき ユミル の 血 から 解放 する べく

この 血 を 生涯 マーレ に 捧 ( さ さ ) げ ます

では 九 つ の 巨人 を 継承 する 名誉 を なんと 心得る

名誉 マーレ 人 と して 栄誉 と 誇り を 授かり

祖国 マーレ へ の 忠誠 を

存分に 示す 権利 が 得 られる こと と 存じ ます

鎧 の 巨人 を 継承 し たい の か ?

( エルディア 兵 たち ) う お おお 〜!

ありがとう 〜!

鎧 の 巨人 を 継承 する の は 俺 です !

( ライナー ) そうだ ( ファルコ ) え ?

お前 が ガビ を 救い出す んだ

この 真っ暗な 俺 たち の 未来 から

( 汽笛 )

( ガビ ) 着いた 〜!

生きて 帰って きた ぞ 〜!

我ら の 愛 ( いと ) し の 故郷 レベリオ

ただいま 〜!

( コルト ) ガビ … 大きい 声 出す なって

イテテテ …

( ポルコ ) 飲め ねえ くせ に 調子 に 乗る から だろう が

( ファルコ ) 誰 が 兄 に 酒 なんか 飲ま せた んです か ?

( ピーク ) コルト が 欲し そうな 顔 して たから

( ジーク ) まったく

ピーク ちゃん の 思いやり を 車両 中 に 吐き 散らす なんて

( マガト ) 昨晩 は 黙ら せる べきだった

昨日 は まんまと 担が れた ん だって な

( ガビ ) だって コルト が …

( ピーク ) いい じゃ ない

担が れる うち が 花 だ よ 実際 大 活躍 だった んだ もん

ピーク さん

( ファルコ ) ブラウン 副 長

もし 副 長 が 俺 と 同じ 考え で

エルディア 人 を 戦争 から 解放 し たい んだ と したら …

信じて いい の か ?

じゃあ な

しばらく ゆっくり 休めよ

いえ 明日 から また 訓練 な ので

あんた 何 張り切って ん の ?

点数 稼ぎ ?

そんな ん じゃ ねえ よ

( ピーク )2 人 と も

あん ま 無理 しちゃ ダメだ よ

( ピーク ) 父さん ( せきこみ )

( 祖父 ) ジーク

じいちゃん ばあちゃん

ただいま

立派に 務め を 果たした な

いい や まだ だ よ

( コルト の 母 ) コルト ファルコ !

( コルト の 父 ) コルト !

( ガビ ) あっ 父さん 母さん !

( ガビ の 両親 ) ガビ !

( カリナ ) ライナー

疲れた でしょう 帰って ゆっくり なさい

母さん … そう さ せて もらう よ

ん ? 先 帰って て

( コスロ ) ほら 座る な った く … さっさと 立てよ

( ファルコ ) コスロ さん 負傷 兵 です か ?

( コスロ ) ああ ? 邪魔 す んな よ デコガキ

心 的 外傷 を 負 っち まった エルディア 人 だ

( ファルコ ) こっち の 国 でも ?

( コスロ ) 長い こと 前線 で 塹壕 ( ざんごう ) 掘って る と

こう な っち まう らしい

弾 と か 爆弾 が 降って くる から な

( コスロ ) ひ ゅう 〜

( コスロ ) ドカーン ! ( 負傷 兵 たち ) うわ 〜!

( コスロ ) ハハハ !

( 同僚 ) おい また 転 ん じ まった じゃ ねえ か

( ファルコ ) 大丈夫です か ? 落ち着いて ください

あなた は 腕章 が 逆だ

大丈夫です よ きっと よく なり ます よ

もう あなた は 戦わ なくて いい んです から

( ガビ ) ドッカーン !

( 一同 ) おお 〜

( ガビ ) 狙った とおり

装甲 列車 は 脱線 して ひっくり返った

作戦 大 成功 !

でも 敵 は 逃げ 去る 私 に 機関 銃 を 撃って きた

鉛 玉 を 食らう 寸前 の ところ で

ガリアード さん が 顎 の 巨人 で 私 を 守って くれた の

( ガビ の 母 ) すごい わ ガビ

( ガビ の 父 ) お前 の 勇気 が 多く の 同胞 の 命 を 救った んだ

お前 は エルディア の 救世 主だ

( ガビ ) ヘヘヘ ( ガビ の 母 ) あなた は 自慢 の 娘 よ

( ガビ の 父 ) うん うん

( カリナ ) ライナー

ガビ は 戦士 に なれ そうな の かい ?

ああ

ガビ が 鎧 の 巨人 の 継承 権 を 得る の は 決定 的だ と 思う

それ は よかった

一族 から 2 人 も 戦士 を 授かる なんて 誇り に 思う よ

あと は あの 島 に 住む 悪魔 ども さえ 消えて くれれば

エルディア 人 は みんな 幸せに なれる のに ね

( ガビ の 父 ) でも ライナー

お前 で さえ

島 の 悪魔 から 逃げる の が やっと だった んだ ろ ?

ダメだ よ お 父さん

凶悪で 残虐な 悪魔 たち の 住む 島 に 5 年 も 潜入 して た んだ よ

どんなに つらい 目 に 遭った か

機密 情報 じゃ なく たって 言え ない よ

そう だ な

我が 甥 ( おい ) よ 悪かった

( ライナー ) いい や

話せる こと も ある

俺 は あの 島 で 軍隊 に 潜入 した んだ

連中 は まさしく 悪魔 で 残虐 非道な ヤツ ら だった よ

入隊 式 の 最中 突然 芋 を 食い だした ヤツ が いた

教官 が とがめる と 悪びれる 様子 も なく 答えた

“ うま そうだ から 盗んだ ” と

そんな 悪党 だ が

さすが に マズ い と 思った の か 芋 を 半分 譲る と 言った

しかし 差し出した 芋 は 半分 に は 到底 満たない もの だった

ヤツ ら に 譲り 合う 精神 など ない から な

本当に どう しよう も ない ヤツ ら だった

便所 に 入る なり

どっち を 出し に 来た の か 忘れる バカだったり

自分 の こと しか 考えて ねえ 不 真面目な ヤツ に

人 の こと ばっかり 考える クソ 真面目な ヤツ

突っ走る しか 頭 に ねえ ヤツ に

何 が あって も ついていく ヤツ ら だったり

それ に いろんな ヤツ ら が いて

そこ に 俺 たち も いた

そこ に いた 日々 は まさに 地獄 だった

( バタン !)

あ …

少し 話し 過ぎた 忘れて くれ

いろんな ヤツ ら って 何 ? 悪い ヤツ ら でしょ ?

( カリナ ) そうだ よ ガビ

島 に いる の は 世界 を 地獄 に した 悪魔 だ

いつ また 強大な 巨人 で 世界 を 踏み潰し

進撃 して くる か 分から ない

それ を 阻止 する の は

私 たち 善良な エルディア 人 で なくて は なら ない

うん

私 たち を 置き去り に して 島 に 逃げた ヤツ ら に

制裁 を 与え なくて は なら ない

私 たち を 見捨てた ヤツ ら に

( 雷鳴 )

( ライナー ) どうした ? ガビ 元気 が ない な

( ガビ ) おばさん すごく 心配 して たよ

島 から 1 人 だけ 帰って きて 別人 みたいに なった って

( ライナー ) フッ

12 歳 だった 息子 が お っ さん に なって 帰って くれば

さぞかし 心配 さ せる だろう

( ガビ ) なんか … ウソ ついて る

( ライナー ) ウソ ? なん の こと だ

( ガビ ) 私 に は 分から ない けど

カリナ おばさん に は 分かる みたいだった よ

( 男 ) 身 ぃ 投げた ん だって よ

( 女 ) 兵隊 さん だって ( 女 ) かわいそうに

( コルト ) おはよう ございます

( ジーク ) 全員 そろった な

( ポルコ ) 珍しい で すね 戦士 長 の 部屋 に 集合 なんて

マーレ 軍 の 人 は ?

この 部屋 に は い ない

お茶 ぐらい たまに は いい だろう

( ポルコ ) は あ …

さて

先 の 戦い で

通常 兵器 が 巨人 兵器 を 上回る 未来 が より 明確に 知れ渡った

マーレ が 弱れば エルディア 人 は より 生存 権 を 脅かさ れる 立場 に なる

これ は 民族 滅亡 の 危機 だ

唯一 の 解決 策 は 早急に 始祖 の 巨人 と パラディ 島 の 資源 を

マーレ に 納める こと

まずは 改めて

あの 島 の 脅威 を 強く 世界 に 知ら しめ なければ なら ない

物語 に は 語り手 が 必要だ

それ を タイ バー 家 が 引き受けて くれる そうだ

“ 戦 鎚 ( せ ん つい ) の 巨人 ” を 管理 する タイ バー 家 ?

確かに タイ バー 家 は

一 度 も 巨人 の 力 を 敵国 に 向けた こと が ない

何より 巨人 大戦 で フリッツ 王 を 退けた 一族 と して

諸 外国 に 顔 が 利く

世界 は 耳 を 傾け ざる を え ない でしょう

さすが ピーク ちゃん だ その とおり だ よ

( ポルコ ) しかし

広い 土地 で 優雅に 暮らして きた タイバー 家 が

今更 出て きて 英雄 を 気取る なんて

虫 が よ すぎ ませ ん か ?

( ジーク ) 気持ち は 分かる が

タイバー 家 も 祖国 マーレ を 憂い て いる んだ

しかし 俺 たち は …

( ライナー ) これ で 祖国 マーレ が 救わ れる なら ありがたい こと です

俺 たち 戦士 隊 も タイバー 家 と 協力 して

英雄 国 マーレ 復活 の 礎 と なり ましょう

そう だ

近く この レベリオ で 祭事 が 行わ れる

( ライナー ) 祭事 ?

( ジーク ) 諸 外国 の 要人 や 記者 を 招いて タイバー 家 は 宣言 を 行う

1 年 以内 に パラディ 島 を 制圧 する と

エルディア 人 と マーレ の 運命 は この 作戦 に かかって いる

もう 失敗 は 許さ れ ない

祖国 マーレ の 未来 の ため に 今一 度 皆 の 心 を ひと つ に しよう

( 士官 ) ガリアード は 多少 不満 が ある ようだ が

まあ 任務 と なれば 徹底 する ヤツ だ

( 士官 ) 密室 で この 内容 なら 問題 ない だろう

( マガト ) ジーク の ひと言 が なければ な

( 士官 ) ん ?

( ライナー ) “ この 部屋 に は い ない ” か

( ファルコ ) ぐう 〜!

うわ !

( ライナー ) 俺 は また 行く の か

あの 島 へ

♪〜

〜♪

( ナレーション ) 名誉 マーレ 人 立派な 戦士

なり たかった 自分 なれ なかった 自分

歩んで きた 道のり は 本当に 正しかった の か ?

次回 「 希望 の 扉 」


Shingeki no Kyojin Season 4 (Attack on Titan Season 4) Episode 02 shingeki||kyojin|season|attack||titan|season|episode Shingeki no Kyojin Season 4 (Attack on Titan Season 4) Episode 02

( カルヴィ ) 半島 の 自治 権 を 巡る 戦争 に 4 年 も 費やした あげく |はんとう||じち|けん||めぐる|せんそう||とし||ついやした|

敵 艦隊 と こちら の 主力 の 巨人 2 体 が てき|かんたい||||しゅりょく||きょじん|からだ|

あわや 刺し 違える 失態 を 演じた |さし|ちがえる|しったい||えんじた

“ 人類 の 英知 は ついに マーレ の 鎧 ( よろい ) を 粉々に 砕く に 至った ” じんるい||えいち|||||よろい|||こなごなに|くだく||いたった

どの 国 も そう 報じ 中東 連合 国 を たたえて いる |くに|||ほうじ|ちゅうとう|れんごう|くに|||

これ が か の 大国 マーレ の 勝利 だ と いえる の か ? ||||たいこく|||しょうり|||||

マガト これ は どういう こと だ ?

( マガト ) 元帥 殿 いよいよ その とき が 来た のです |げんすい|しんがり|||||きた|

人類 が 巨人 の 力 を 超える その とき が じんるい||きょじん||ちから||こえる|||

我々 が 巨人 の 力 を 過信 し 植民 地 政策 を 進める 中 われわれ||きょじん||ちから||かしん||しょくみん|ち|せいさく||すすめる|なか

諸 外国 は それ に 抗 ( あら が ) う べく 兵器 の 開発 に 力 を 入れた しょ|がいこく||||こう|||||へいき||かいはつ||ちから||いれた

その 純 然 たる 結果 を 今 突きつけ られて いる のです |じゅん|ぜん||けっか||いま|つきつけ|||

それ でも 我が 巨人 兵器 は ||わが|きょじん|へいき|

当分 の 間 陸上 戦 に おいて は 無敵 を 誇る でしょう とうぶん||あいだ|りくじょう|いくさ||||むてき||ほこる|

しかし このまま 航空 機 が 発展 して いけば ||こうくう|き||はってん||

爆弾 が 雨 の ように 降り注ぐ ばくだん||あめ|||ふりそそぐ

その とき に は 大地 の 悪魔 たる 巨人 は ||||だいち||あくま||きょじん|

ただ 空 を 見上げ 続ける ほか なくなる でしょう |から||みあげ|つづける|||

羽 の 生えた 巨人 は い なかった か はね||はえた|きょじん||||

元帥 殿 げんすい|しんがり

つまり 我々 は もう 巨人 の 力 に … |われわれ|||きょじん||ちから|

( カルヴィ ) 分かって おる |わかって|

近い 将来 我々 は 戦争 の 主導 権 を 失う ちかい|しょうらい|われわれ||せんそう||しゅどう|けん||うしなう

いや 既に 後れ を 取って いる |すでに|おくれ||とって|

かつて は 悪魔 エルディア を 討ち取り し 英雄 の 国 マーレ が ||あくま|||うちとり||えいゆう||くに||

今や なんたる こと だ いまや|||

( ジーク ) 恐れ ながら 元帥 殿 |おそれ||げんすい|しんがり

進言 の ご 許可 賜り たく 存じます しんげん|||きょか|たまわり||ぞんじ ます

“ 驚異 の 子 ” ジーク よ 言って みろ きょうい||こ|||いって|

今 こそ パラディ 島 作戦 を 再開 し “ 始祖 の 巨人 ” 奪還 を 急ぐ べきです いま|||しま|さくせん||さいかい||しそ||きょじん|だっかん||いそぐ|

( ざわめき )

マガト 隊長 の おっしゃる とおり |たいちょう|||

マーレ は 今後 通常 兵器 の 開発 に 力 を 注ぐ べきです ||こんご|つうじょう|へいき||かいはつ||ちから||そそぐ|

しかし それ まで 諸 外国 が 黙って いる でしょう か ? |||しょ|がいこく||だまって|||

今 我々 に 必要な の は 軍備 再編 まで の 時間 いま|われわれ||ひつような|||ぐんび|さいへん|||じかん

それ に は 一刻 も 早く |||いっこく||はやく

“ マーレ が パラディ 島 を 占拠 し 全て の 巨人 の 力 を 収めた ” と いう |||しま||せんきょ||すべて||きょじん||ちから||おさめた||

新聞 の 見出し が 必要な のです しんぶん||みだし||ひつような|

う 〜 ん

お前 の 任期 は あと 1 年 足らず だった な おまえ||にんき|||とし|たら ず||

ええ

コルト が 私 の “ 獣 ” の 能力 を 全て 引き継げ る の か ||わたくし||けだもの||のうりょく||すべて|ひきつげ|||

とても 不安でして |ふあんでして

( コルト ) あ …

そう だ な

残り の 1 年 の 命 を もって のこり||とし||いのち||

4 年 前 の 雪辱 を 果たし たい と いう わけ か とし|ぜん||せつじょく||はたし|||||

その とおり で ございます

あの 忌まわしき 脅威 |いまわしき|きょうい

グリシャ ・ イェーガー の 行い に 終止符 を 打つ の は |||おこない||しゅうしふ||うつ||

かつて の 息子 である 私 で なくて は なり ませ ん ||むすこ||わたくし||||||

♪〜

〜♪

( 火 を つける 音 ) ひ|||おと

( ジーク ) 悪かった な コルト お前 を ダシ に しち まって |わるかった|||おまえ||だし|||

( コルト ) いえ すばらしかった です

エルディア 人 が マーレ 軍 元帥 に 意見 を 通す なんて |じん|||ぐん|げんすい||いけん||とおす|

ジーク さん の 獣 の 能力 は 歴代 と は 全く 違う |||けだもの||のうりょく||れきだい|||まったく|ちがう

まるで 話 に 聞く 始祖 の 巨人 だ |はなし||きく|しそ||きょじん|

どうして 特別な んでしょう ? |とくべつな|

王家 の 血 を 引いて いる わけで も ない のに おうけ||ち||ひいて|||||

フウ 〜 さ あな

結局 俺 が 死ぬ まで 分から ず じまい だろう けっきょく|おれ||しぬ||わから|||

あっ

記憶 を 継承 する お前 に は 知ら れ ち まう かも な きおく||けいしょう||おまえ|||しら|||||

俺 の 秘密 を おれ||ひみつ|

( コルト ) 秘密です か ? |ひみつです|

( ジーク ) ケツ の 拭き 方 が 独特な んだ |||ふき|かた||どくとくな|

誰 に も 言わ ないで くれ だれ|||いわ||

( マガト ) ダメだ 全て 話せ |だめだ|すべて|はなせ

(2 人 ) 隊長 殿 ! じん|たいちょう|しんがり

( マガト ) ケツ 毛 の 数 まで 申告 して もらう ||け||すう||しんこく||

エルディア 人 に プライバシー は 必要 か ? |じん||ぷらいばしー||ひつよう|

( ジーク ) 必要 あり ませ ん |ひつよう|||

( マガト ) うん

フウ 〜

1 年 で パラディ 島 を 陥 ( お ) と せる らしい な とし|||しま||おちい|||||

( ジーク ) 私 に は 1 年 しか 残さ れて い ない と いう 話 です よ |わたくし|||とし||のこさ||||||はなし||

( マガト ) この 3 年間 ||ねんかん

パラディ 島 に 向かった 調査 船 は 1 隻 も 帰って きて い ない |しま||むかった|ちょうさ|せん||せき||かえって|||

ジーク お前 は これ を どう 見る ? |おまえ|||||みる

軍 の 船 が 32 隻 も 沈め られた の なら ぐん||せん||せき||しずめ|||

それ は 巨人 1 体 の 仕業 と は 考え にくい ||きょじん|からだ||しわざ|||かんがえ|

少なくとも すくなくとも

エレン ・ イェーガー を 含む 巨人 が 2 体 以上 |||ふくむ|きょじん||からだ|いじょう

調査 船 に 立ち塞がった ので は ない でしょう か ちょうさ|せん||たちふさがった|||||

同じ 意見 だ おなじ|いけん|

島 を 攻める に は 戦艦 の 支援 が 必要に なる だろう しま||せめる|||せんかん||しえん||ひつように||

( ジーク ) ええ

そして 何より 敵 の 脅威 は 巨人 だけ じゃ ない |なにより|てき||きょうい||きょじん|||

( ライナー ) 待 っ … らいなー|ま|

( ポルコ ) 楽しい 夢 でも 見て る みたいだった から |たのしい|ゆめ||みて|||

起こさ ないで おいて やった よ おこさ||||

あの とき の 礼 を まだ 言って なかった な |||れい|||いって||

ガリアード

助かった よ たすかった|

( ポルコ ) 礼 に は 及ば ん |れい|||およば|

そもそも 9 年 前 に 俺 が “ 鎧 ” を 継承 して いれば |とし|ぜん||おれ||よろい||けいしょう||

こんな こと に は なら なかった

兄貴 が お前 を かばって あにき||おまえ||

その辺 の 巨人 に 食わ れる こと も なかった そのへん||きょじん||くわ||||

( ライナー ) マルセル の 記憶 を 見た の か ? らいなー|||きおく||みた||

( ポルコ ) いい や

だが 前身 の ユミル って 女 の こと は 少し 分かった |ぜんしん||||おんな||||すこし|わかった

大層な 名前 を 付け られた 哀れな 女 だ たいそうな|なまえ||つけ||あわれな|おんな|

兄貴 の “ 顎 ( あ ぎ と )” を 返して くれた の も あの 女 の 意思 だ ろ ? あにき||あご|||||かえして|||||おんな||いし||

( ライナー ) ああ そう だ らいなー|||

( ポルコ ) じゃあ お前 は あの 島 で 何 を した んだ ? ||おまえ|||しま||なん|||

誰 か に 助け られて ばかり じゃ ねえ かよ だれ|||たすけ|||||

( ライナー ) ああ らいなー|

( ポルコ ) 女 の 記憶 を 通して お前 を 見た が ありゃ なんだ ? |おんな||きおく||とおして|おまえ||みた|||

随分 と 頼れる 男 を 気取って いた ようだった が ずいぶん||たよれる|おとこ||きどって|||

まるで 兄貴 の 真似 事 ( ま ねごと ) じゃ ねえ か |あにき||まね|こと|||||

( ピーク ) ポッコ ぴーく|

艦砲 射撃 を 食らった 人 を いじめちゃ ダメだ よ かんぽう|しゃげき||くらった|じん|||だめだ|

その 名 で 呼ぶ な ピーク |な||よぶ||ぴーく

( ライナー ) 大丈夫 か ? らいなー|だいじょうぶ|

( ピーク ) 人間 に 戻る の は 2 か月 ぶり だ から ね ぴーく|にんげん||もどる|||かげつ||||

その 度 に 二 足 歩行 を 忘れて しまう よ |たび||ふた|あし|ほこう||わすれて||

それ より ライナー ガビ たち に 顔 を 見せて あげ な よ ||らいなー||||かお||みせて|||

すごく 心配 して たよ |しんぱい||

( ライナー ) そうしよう らいなー|そう しよう

( ドア が 閉まる 音 ) どあ||しまる|おと

ハア 〜 疲れた |つかれた

久しぶりに 会った 気 が する な ひさしぶりに|あった|き|||

( ピーク ) え 〜? ぴーく|

戦場 じゃ いつも 一緒だった ろ せんじょう|||いっしょだった|

まあ しばらく は 休める だろう |||やすめる|

( ピーク ) だ と いいね ぴーく|||

( 女 ) こっち よ ( マーレ 兵 ) ああ おんな||||つわもの|

( ウド ) なあ うど|

巨人 が 戦争 で 役 に 立た なく なったら 俺 たち 戦士 隊 は … きょじん||せんそう||やく||たた|||おれ||せんし|たい|

エルディア 人 は どう なる んだろう な ? |じん|||||

( ゾフィア ) 近所 の おじさん が 言って た んだ けど … |きんじょ||||いって|||

( ファルコ ) ブラウン さん なら 大丈夫だ ||||だいじょうぶだ

( ガビ ) 分かって る |わかって|

( ファルコ ) ん ?  あれ は …

( ウド ) 恐らく うど|おそらく

無垢 ( むく ) の 巨人 の 襲撃 を 食らって 生き延びた 敵 兵 だ むく|||きょじん||しゅうげき||くらって|いきのびた|てき|つわもの|

本国 に 戻ったら ほんごく||もどったら

巨人 兵器 の 非 人道 性 を 訴える マスコット に さ れる きょじん|へいき||ひ|じんどう|せい||うったえる|ますこっと|||

そ したら エルディア 人 の 立場 は ますます ひどく なる 一方 だ |||じん||たちば|||||いっぽう|

“ 世界 の 皆さん ユミル の 民 は 殺し ましょう ” せかい||みなさん|||たみ||ころし|

クソ !  クソ !  クソ ! くそ|くそ|くそ

( ライナー ) こら ウド らいなー||うど

街 の 物 に 当たる な がい||ぶつ||あたる|

あ 〜!  ライナー ! |らいなー

もう 歩いて いい の ? |あるいて||

( ライナー ) ああ みんな も 無事だった か ? らいなー||||ぶじだった|

( ライナー ) ガビ ( ガビ ) うん らいなー|||

( ライナー ) ウド ( ウド ) まあ ね らいなー|うど|うど||

( ライナー ) ゾフィア ( ゾフィア ) 普通です らいなー|||ふつうです

ファルコ

( ファルコ ) どうも ( ガビ ) ねえ

( ガビ ) 私 たち レベリオ の 本部 に 帰れる んだ って |わたくし||||ほんぶ||かえれる||

それ まで に この 街 を 回ろう ||||がい||かいろう

( ライナー ) おい らいなー|

( ガビ ) こんな 機会 めったに ない よ ||きかい|||

( ファルコ ) ブラウン さん は 寝て たほう が いい んじゃ ない です か ? ||||ねて|||||||

( ライナー ) 大丈夫だ   心配 ない らいなー|だいじょうぶだ|しんぱい|

ファルコ が 帰って 寝て な ||かえって|ねて|

俺 も 行く よ おれ||いく|

( ウド ) 待て ガビ うど|まて|

そっち は 子供 が 行っちゃ ダメ だって マガト 隊長 が … ||こども||おこなっちゃ|だめ|||たいちょう|

( ゾフィア ) でも 私 隊長 が 行って る の 見た よ ||わたくし|たいちょう||おこなって|||みた|

( ガビ ) 心配 性 |しんぱい|せい

あっ

( 少年 ライナー ) 待って … しょうねん|らいなー|まって

( ガビ ) え ?

( ライナー ) そっち の 店 は まだ お前 ら に は 早い らいなー|||てん|||おまえ||||はやい

( ガビ ) ええ 〜

( コルト ) お前 ら は 見た か ? |おまえ|||みた|

エルディア の 女神 ガビ の 雄姿 を ! ||めがみ|||ゆうし|

ガビ は 800 の 同志 に 代わり 果敢に も 装甲 列車 に 挑んだ んだ ぞ ! |||どうし||かわり|かかんに||そうこう|れっしゃ||いどんだ||

ちょっと コルト 酒 臭い ||さけ|くさい

なぜ そんな こと を した ? バカタレ 〜!

同志 諸君 よ 君 ら に は 分かる か ? どうし|しょくん||きみ||||わかる|

この バカタレ が 誰 の ため に 命 を 張った か |||だれ||||いのち||はった|

俺 に は 分かる ぞ !  それ は … おれ|||わかる|||

君 たち エルディア 人 部隊 の ため に ほかなら ない ! きみ|||じん|ぶたい|||||

( エルディア 兵 たち ) う お おお 〜! |つわもの||||

( 士官 ) ヤツ ら を 黙ら せて き ます しかん|やつ|||だまら|||

( マガト ) 今 宵 ( こ よい ) だけ だ |いま|よい||||

目 を つぶろう め||

( 兵士 たち の 騒ぎ 声 ) へいし|||さわぎ|こえ

( エルディア 兵 たち ) ガービ !  ガービ !  ガービ ! |つわもの||||

また 見事に 担が れた な |みごとに|かつが||

兄 に 酒 を 飲ま せる の が 悪い んです あに||さけ||のま||||わるい|

ガビ の ヤツ も すぐ 調子 に 乗る から ||やつ|||ちょうし||のる|

しかし 実際 に 鎧 の 継承 権 を 獲得 する の は |じっさい||よろい||けいしょう|けん||かくとく|||

ガビ に なり そうだ |||そう だ

ええ

あなた を 慕う 少女 が このまま 鎧 を 継承 すれば ||したう|しょうじょ|||よろい||けいしょう|

ガビ の 寿命 は 27 歳 ||じゅみょう||さい

艦砲 射撃 の 的に なら なければ です が かんぽう|しゃげき||てきに||||

あなた は それ で いい んです か ?

今 お前 なんて 言った ? いま|おまえ||いった

九 つ の 巨人 を 継承 する 名誉 を 冒涜 ( ぼうとく ) した の か ? ここの|||きょじん||けいしょう||めいよ||ぼうとく||||

はっ …

もし これ を 報告 したら |||ほうこく|

お前 は コルト や 親族 と 共に 巨人 兵器 に 加え られる おまえ||||しんぞく||ともに|きょじん|へいき||くわえ|

ま … 待って ください 発言 を 訂正 さ せて ください |まって||はつげん||ていせい|||

戦士 候補 生 ファルコ ・ グライス は せんし|こうほ|せい|||

己 の 一族 を 悪 ( あ ) しき ユミル の 血 から 解放 する べく おのれ||いちぞく||あく|||||ち||かいほう||

この 血 を 生涯 マーレ に 捧 ( さ さ ) げ ます |ち||しょうがい|||ささげ||||

では 九 つ の 巨人 を 継承 する 名誉 を なんと 心得る |ここの|||きょじん||けいしょう||めいよ|||こころえる

名誉 マーレ 人 と して 栄誉 と 誇り を 授かり めいよ||じん|||えいよ||ほこり||さずかり

祖国 マーレ へ の 忠誠 を そこく||||ちゅうせい|

存分に 示す 権利 が 得 られる こと と 存じ ます ぞんぶんに|しめす|けんり||とく||||ぞんじ|

鎧 の 巨人 を 継承 し たい の か ? よろい||きょじん||けいしょう||||

( エルディア 兵 たち ) う お おお 〜! |つわもの||||

ありがとう 〜!

鎧 の 巨人 を 継承 する の は 俺 です ! よろい||きょじん||けいしょう||||おれ|

( ライナー ) そうだ ( ファルコ ) え ? らいなー|そう だ||

お前 が ガビ を 救い出す んだ おまえ||||すくいだす|

この 真っ暗な 俺 たち の 未来 から |まっくらな|おれ|||みらい|

( 汽笛 ) きてき

( ガビ ) 着いた 〜! |ついた

生きて 帰って きた ぞ 〜! いきて|かえって||

我ら の 愛 ( いと ) し の 故郷 レベリオ われら||あい||||こきょう|

ただいま 〜!

( コルト ) ガビ … 大きい 声 出す なって ||おおきい|こえ|だす|

イテテテ …

( ポルコ ) 飲め ねえ くせ に 調子 に 乗る から だろう が |のめ||||ちょうし||のる|||

( ファルコ ) 誰 が 兄 に 酒 なんか 飲ま せた んです か ? |だれ||あに||さけ||のま|||

( ピーク ) コルト が 欲し そうな 顔 して たから ぴーく|||ほし|そう な|かお||

( ジーク ) まったく

ピーク ちゃん の 思いやり を 車両 中 に 吐き 散らす なんて ぴーく|||おもいやり||しゃりょう|なか||はき|ちらす|

( マガト ) 昨晩 は 黙ら せる べきだった |さくばん||だまら||

昨日 は まんまと 担が れた ん だって な きのう|||かつが||||

( ガビ ) だって コルト が …

( ピーク ) いい じゃ ない ぴーく|||

担が れる うち が 花 だ よ 実際 大 活躍 だった んだ もん かつが||||か|||じっさい|だい|かつやく|||

ピーク さん ぴーく|

( ファルコ ) ブラウン 副 長 ||ふく|ちょう

もし 副 長 が 俺 と 同じ 考え で |ふく|ちょう||おれ||おなじ|かんがえ|

エルディア 人 を 戦争 から 解放 し たい んだ と したら … |じん||せんそう||かいほう|||||

信じて いい の か ? しんじて|||

じゃあ な

しばらく ゆっくり 休めよ ||やすめよ

いえ 明日 から また 訓練 な ので |あした|||くんれん||

あんた 何 張り切って ん の ? |なん|はりきって||

点数 稼ぎ ? てんすう|かせぎ

そんな ん じゃ ねえ よ

( ピーク )2 人 と も ぴーく|じん||

あん ま 無理 しちゃ ダメだ よ ||むり||だめだ|

( ピーク ) 父さん ( せきこみ ) ぴーく|とうさん|

( 祖父 ) ジーク そふ|

じいちゃん ばあちゃん

ただいま

立派に 務め を 果たした な りっぱに|つとめ||はたした|

いい や まだ だ よ

( コルト の 母 ) コルト ファルコ ! ||はは||

( コルト の 父 ) コルト ! ||ちち|

( ガビ ) あっ 父さん 母さん ! ||とうさん|かあさん

( ガビ の 両親 ) ガビ ! ||りょうしん|

( カリナ ) ライナー |らいなー

疲れた でしょう 帰って ゆっくり なさい つかれた||かえって||

母さん … そう さ せて もらう よ かあさん|||||

ん ?  先 帰って て |さき|かえって|

( コスロ ) ほら 座る な った く … さっさと 立てよ ||すわる|||||たてよ

( ファルコ ) コスロ さん 負傷 兵 です か ? |||ふしょう|つわもの||

( コスロ ) ああ ? 邪魔 す んな よ デコガキ ||じゃま||||

心 的 外傷 を 負 っち まった エルディア 人 だ こころ|てき|がいしょう||ふ||||じん|

( ファルコ ) こっち の 国 でも ? |||くに|

( コスロ ) 長い こと 前線 で 塹壕 ( ざんごう ) 掘って る と |ながい||ぜんせん||ざんごう||ほって||

こう な っち まう らしい

弾 と か 爆弾 が 降って くる から な たま|||ばくだん||ふって|||

( コスロ ) ひ ゅう 〜

( コスロ ) ドカーン ! ( 負傷 兵 たち ) うわ 〜! ||ふしょう|つわもの||

( コスロ ) ハハハ !

( 同僚 ) おい また 転 ん じ まった じゃ ねえ か どうりょう|||てん||||||

( ファルコ ) 大丈夫です か ? 落ち着いて ください |だいじょうぶです||おちついて|

あなた は 腕章 が 逆だ ||わんしょう||ぎゃくだ

大丈夫です よ きっと よく なり ます よ だいじょうぶです||||||

もう あなた は 戦わ なくて いい んです から |||たたかわ||||

( ガビ ) ドッカーン !

( 一同 ) おお 〜 いちどう|

( ガビ ) 狙った とおり |ねらった|

装甲 列車 は 脱線 して ひっくり返った そうこう|れっしゃ||だっせん||ひっくりかえった

作戦 大 成功 ! さくせん|だい|せいこう

でも 敵 は 逃げ 去る 私 に 機関 銃 を 撃って きた |てき||にげ|さる|わたくし||きかん|じゅう||うって|

鉛 玉 を 食らう 寸前 の ところ で なまり|たま||くらう|すんぜん|||

ガリアード さん が 顎 の 巨人 で 私 を 守って くれた の |||あご||きょじん||わたくし||まもって||

( ガビ の 母 ) すごい わ ガビ ||はは|||

( ガビ の 父 ) お前 の 勇気 が 多く の 同胞 の 命 を 救った んだ ||ちち|おまえ||ゆうき||おおく||どうほう||いのち||すくった|

お前 は エルディア の 救世 主だ おまえ||||きゅうせい|おもだ

( ガビ ) ヘヘヘ ( ガビ の 母 ) あなた は 自慢 の 娘 よ ||||はは|||じまん||むすめ|

( ガビ の 父 ) うん うん ||ちち||

( カリナ ) ライナー |らいなー

ガビ は 戦士 に なれ そうな の かい ? ||せんし|||そう な||

ああ

ガビ が 鎧 の 巨人 の 継承 権 を 得る の は 決定 的だ と 思う ||よろい||きょじん||けいしょう|けん||える|||けってい|てきだ||おもう

それ は よかった

一族 から 2 人 も 戦士 を 授かる なんて 誇り に 思う よ いちぞく||じん||せんし||さずかる||ほこり||おもう|

あと は あの 島 に 住む 悪魔 ども さえ 消えて くれれば |||しま||すむ|あくま|||きえて|

エルディア 人 は みんな 幸せに なれる のに ね |じん|||しあわせに|||

( ガビ の 父 ) でも ライナー ||ちち||らいなー

お前 で さえ おまえ||

島 の 悪魔 から 逃げる の が やっと だった んだ ろ ? しま||あくま||にげる||||||

ダメだ よ お 父さん だめだ|||とうさん

凶悪で 残虐な 悪魔 たち の 住む 島 に 5 年 も 潜入 して た んだ よ きょうあくで|ざんぎゃくな|あくま|||すむ|しま||とし||せんにゅう||||

どんなに つらい 目 に 遭った か ||め||あった|

機密 情報 じゃ なく たって 言え ない よ きみつ|じょうほう||||いえ||

そう だ な

我が 甥 ( おい ) よ 悪かった わが|おい|||わるかった

( ライナー ) いい や らいなー||

話せる こと も ある はなせる|||

俺 は あの 島 で 軍隊 に 潜入 した んだ おれ|||しま||ぐんたい||せんにゅう||

連中 は まさしく 悪魔 で 残虐 非道な ヤツ ら だった よ れんちゅう|||あくま||ざんぎゃく|ひどうな|やつ|||

入隊 式 の 最中 突然 芋 を 食い だした ヤツ が いた にゅうたい|しき||さい なか|とつぜん|いも||くい||やつ||

教官 が とがめる と 悪びれる 様子 も なく 答えた きょうかん||||わるびれる|ようす|||こたえた

“ うま そうだ から 盗んだ ” と |そう だ||ぬすんだ|

そんな 悪党 だ が |あくとう||

さすが に マズ い と 思った の か 芋 を 半分 譲る と 言った |||||おもった|||いも||はんぶん|ゆずる||いった

しかし 差し出した 芋 は 半分 に は 到底 満たない もの だった |さしだした|いも||はんぶん|||とうてい|みたない||

ヤツ ら に 譲り 合う 精神 など ない から な やつ|||ゆずり|あう|せいしん||||

本当に どう しよう も ない ヤツ ら だった ほんとうに|||||やつ||

便所 に 入る なり べんじょ||はいる|

どっち を 出し に 来た の か 忘れる バカだったり ||だし||きた|||わすれる|ばかだったり

自分 の こと しか 考えて ねえ 不 真面目な ヤツ に じぶん||||かんがえて||ふ|まじめな|やつ|

人 の こと ばっかり 考える クソ 真面目な ヤツ じん||||かんがえる|くそ|まじめな|やつ

突っ走る しか 頭 に ねえ ヤツ に つっぱしる||あたま|||やつ|

何 が あって も ついていく ヤツ ら だったり なん|||||やつ||

それ に いろんな ヤツ ら が いて |||やつ|||

そこ に 俺 たち も いた ||おれ|||

そこ に いた 日々 は まさに 地獄 だった |||ひび|||じごく|

( バタン !)

あ …

少し 話し 過ぎた   忘れて くれ すこし|はなし|すぎた|わすれて|

いろんな ヤツ ら って 何 ? 悪い ヤツ ら でしょ ? |やつ|||なん|わるい|やつ||

( カリナ ) そうだ よ ガビ |そう だ||

島 に いる の は 世界 を 地獄 に した 悪魔 だ しま|||||せかい||じごく|||あくま|

いつ また 強大な 巨人 で 世界 を 踏み潰し ||きょうだいな|きょじん||せかい||ふみつぶし

進撃 して くる か 分から ない しんげき||||わから|

それ を 阻止 する の は ||そし|||

私 たち 善良な エルディア 人 で なくて は なら ない わたくし||ぜんりょうな||じん|||||

うん

私 たち を 置き去り に して 島 に 逃げた ヤツ ら に わたくし|||おきざり|||しま||にげた|やつ||

制裁 を 与え なくて は なら ない せいさい||あたえ||||

私 たち を 見捨てた ヤツ ら に わたくし|||みすてた|やつ||

( 雷鳴 ) らいめい

( ライナー ) どうした ?  ガビ 元気 が ない な らいなー|||げんき|||

( ガビ ) おばさん すごく 心配 して たよ |||しんぱい||

島 から 1 人 だけ 帰って きて 別人 みたいに なった って しま||じん||かえって||べつじん|||

( ライナー ) フッ らいなー|

12 歳 だった 息子 が お っ さん に なって 帰って くれば さい||むすこ|||||||かえって|

さぞかし 心配 さ せる だろう |しんぱい|||

( ガビ ) なんか … ウソ ついて る ||うそ||

( ライナー ) ウソ ?  なん の こと だ らいなー|うそ||||

( ガビ ) 私 に は 分から ない けど |わたくし|||わから||

カリナ おばさん に は 分かる みたいだった よ ||||わかる||

( 男 ) 身 ぃ 投げた ん だって よ おとこ|み||なげた|||

( 女 ) 兵隊 さん だって ( 女 ) かわいそうに おんな|へいたい|||おんな|

( コルト ) おはよう ございます

( ジーク ) 全員 そろった な |ぜんいん||

( ポルコ ) 珍しい で すね 戦士 長 の 部屋 に 集合 なんて |めずらしい|||せんし|ちょう||へや||しゅうごう|

マーレ 軍 の 人 は ? |ぐん||じん|

この 部屋 に は い ない |へや||||

お茶 ぐらい たまに は いい だろう おちゃ|||||

( ポルコ ) は あ …

さて

先 の 戦い で さき||たたかい|

通常 兵器 が 巨人 兵器 を 上回る 未来 が より 明確に 知れ渡った つうじょう|へいき||きょじん|へいき||うわまわる|みらい|||めいかくに|しれわたった

マーレ が 弱れば エルディア 人 は より 生存 権 を 脅かさ れる 立場 に なる ||よわれば||じん|||せいぞん|けん||おびやかさ||たちば||

これ は 民族 滅亡 の 危機 だ ||みんぞく|めつぼう||きき|

唯一 の 解決 策 は 早急に 始祖 の 巨人 と パラディ 島 の 資源 を ゆいいつ||かいけつ|さく||そうきゅうに|しそ||きょじん|||しま||しげん|

マーレ に 納める こと ||おさめる|

まずは 改めて |あらためて

あの 島 の 脅威 を 強く 世界 に 知ら しめ なければ なら ない |しま||きょうい||つよく|せかい||しら||||

物語 に は 語り手 が 必要だ ものがたり|||かたりて||ひつようだ

それ を タイ バー 家 が 引き受けて くれる そうだ ||たい|ばー|いえ||ひきうけて||そう だ

“ 戦 鎚 ( せ ん つい ) の 巨人 ” を 管理 する タイ バー 家 ? いくさ|つち|||||きょじん||かんり||たい|ばー|いえ

確かに タイ バー 家 は たしかに|たい|ばー|いえ|

一 度 も 巨人 の 力 を 敵国 に 向けた こと が ない ひと|たび||きょじん||ちから||てきこく||むけた|||

何より 巨人 大戦 で フリッツ 王 を 退けた 一族 と して なにより|きょじん|たいせん|||おう||しりぞけた|いちぞく||

諸 外国 に 顔 が 利く しょ|がいこく||かお||きく

世界 は 耳 を 傾け ざる を え ない でしょう せかい||みみ||かたむけ|||||

さすが ピーク ちゃん だ その とおり だ よ |ぴーく||||||

( ポルコ ) しかし

広い 土地 で 優雅に 暮らして きた タイバー 家 が ひろい|とち||ゆうがに|くらして||たい ばー|いえ|

今更 出て きて 英雄 を 気取る なんて いまさら|でて||えいゆう||きどる|

虫 が よ すぎ ませ ん か ? ちゅう||||||

( ジーク ) 気持ち は 分かる が |きもち||わかる|

タイバー 家 も 祖国 マーレ を 憂い て いる んだ たい ばー|いえ||そこく|||うれい|||

しかし 俺 たち は … |おれ||

( ライナー ) これ で 祖国 マーレ が 救わ れる なら ありがたい こと です らいなー|||そこく|||すくわ|||||

俺 たち 戦士 隊 も タイバー 家 と 協力 して おれ||せんし|たい||たい ばー|いえ||きょうりょく|

英雄 国 マーレ 復活 の 礎 と なり ましょう えいゆう|くに||ふっかつ||いしずえ|||

そう だ

近く この レベリオ で 祭事 が 行わ れる ちかく||||さいじ||おこなわ|

( ライナー ) 祭事 ? らいなー|さいじ

( ジーク ) 諸 外国 の 要人 や 記者 を 招いて タイバー 家 は 宣言 を 行う |しょ|がいこく||ようじん||きしゃ||まねいて|たい ばー|いえ||せんげん||おこなう

1 年 以内 に パラディ 島 を 制圧 する と とし|いない|||しま||せいあつ||

エルディア 人 と マーレ の 運命 は この 作戦 に かかって いる |じん||||うんめい|||さくせん|||

もう 失敗 は 許さ れ ない |しっぱい||ゆるさ||

祖国 マーレ の 未来 の ため に 今一 度 皆 の 心 を ひと つ に しよう そこく|||みらい||||いまいち|たび|みな||こころ|||||

( 士官 ) ガリアード は 多少 不満 が ある ようだ が しかん|||たしょう|ふまん||||

まあ 任務 と なれば 徹底 する ヤツ だ |にんむ|||てってい||やつ|

( 士官 ) 密室 で この 内容 なら 問題 ない だろう しかん|みっしつ|||ないよう||もんだい||

( マガト ) ジーク の ひと言 が なければ な |||ひとこと|||

( 士官 ) ん ? しかん|

( ライナー ) “ この 部屋 に は い ない ” か らいなー||へや|||||

( ファルコ ) ぐう 〜!

うわ !

( ライナー ) 俺 は また 行く の か らいなー|おれ|||いく||

あの 島 へ |しま|

♪〜

〜♪

( ナレーション ) 名誉 マーレ 人 立派な 戦士 なれーしょん|めいよ||じん|りっぱな|せんし

なり たかった 自分 なれ なかった 自分 ||じぶん|||じぶん

歩んで きた 道のり は 本当に 正しかった の か ? あゆんで||みちのり||ほんとうに|ただしかった||

次回 「 希望 の 扉 」 じかい|きぼう||とびら