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フルメタル・パニック? ふもっふ, フルメタル・パニック? ふもっふ#5

優し さ は 時々 残酷だ から

求める 程 こたえ を 見失う

雨上がり の 街 虹 が 見える なら

今 歩き 出そう 何 か が 始まる

君 が いる から 明日 が ある から

一 人きり じゃ 生きて ゆけ ない から

こんなに 近く に 感じる それ が 愛 でしょう

涙 の 数 の 痛 み を 君 は 知って る から

透き通る その 目 の 中 に 確かな 意味 を 探して

笑顔 見つけ たい

走りだす 瞬間

坂道 で 風 に なる

焼きつけた 陽射 しが

胸 の 奥 熱く した

Ah ー 君 に 近づいて

行く たび 早く なる

時 を 駈 ける

始まり の 予感 さ せる 眼差し が 好き

小さな 愛で いい

いつも 側 で あたり 前 の 時間

また 一 つ 増える 笑い声

空 に 響いて いく

待ち や がれ

しつこい わ ね

それ は カナ ちゃん が あの 人 たち に 真空 飛び 膝 蹴り を 決めた から だ よ

いや てっきり 悪徳 キャッチ か なんか と 思っちゃ った んで

もう ダメ

恭子

手 こ ず らせん じゃ ねえ よ

逃げ 切れる と でも 思って ん の か

み … みなさん 落ち着いて 話し合い で 解決 し ましょう

今更 遅い んだ よ ー

大の 男 が 女 を 殴る な

なに スカ して んだ て め え

った たた た 痛い 痛い 痛い 痛い

痛い やめて やめて ください

お 願い し ます

ざ けん な オラー

て … て め え よくも …

あの う

ありがとう 助けて くれて

勘違い する な

バイト して る 店 の 裏 で 騒が れる と 迷惑だ から だ

でなければ お前 ら の ような チャラチャラ した 女 な ん ぞ 誰 が 助ける か

そう です か

分かったら さっさと 失 せろ 女

コイツ 偉 そうに

この 人 は 恩人 よ 我慢 我慢 我慢

我慢 成功

でも ちょっと その 前 に

これ で よし 一応 感謝 の 印 って こと で

でも ここ まで です

もう 少し 愛想 よく して くれたら 熱 ー い キス も あげた のに

残念でした ね

キ … キス ?

冗談 よ とにかく あり が と ね

じゃ 行こう 恭子

あの どうも

それ じゃ

や だ なぁ 立ち退き 勧告 なんて

仕方 ある まい 会長 閣下 の ご 命令 だ

でも 空手 同好 会って 結構 曰く付き らしい の よ

直接 出向いて も 素直に 聞いて くれる か どう か

だからこそ 我々 が 選ば れた のだ ろ

なんか 余計 ややこしく なり そうな

着いた ぞ

うわ ぁ ポロポロ

伏せろ

なに

そこ の 二 人

貴 様 ら も 道場 破り か

あれ が 空手 同好 会 か

して 用向き は ?

前 から 通知 して た 通り

この 道場 は 老朽 化 が ひどい ので 取り壊しちゃ う んです よ

ですから とっとと 出て って ください 今日 に でも

それ は でき ん 相談 だ

我ら は 他 に 行く 所 が ない

どこ か 別の 部室 を 明け渡せ ならば 考え

それ は あたし の 一存 で は ちょっと …

では ダメだ

どうしても ここ が ほしければ

力ずく で 奪い に 来い

千鳥

彼ら は 力ずく なら いい と 言って いる

なら 実力 で 排除 する の は どう だ

面白い こと を 言う

貴 様 の ような 男 が

我ら を 倒 せる と 思う の か

事実 だ 君 たち で は 俺 に 勝て ない

ちょ っ … ちょっと 宗 介

よかろう ちょうど 退屈 して おった ところ だ

我ら の うち 一 人 を 選べ

もし 貴 様 が 勝てば 道場 を 明け渡そう

ただし

貴 様 が 負けた 時 は それなり の 代償 を いただく

そう さ な

その 女 を もらおう か

ちょうど マネージャー が ほしかった のじゃ

なかなか 清 げ で めんこ いし の ぅ

よい 子 を 産み そう っち

よし いい だ ろ

ちょっと 宗 介

心配 する な 勝てば 済む こと だ

では あんた と やろう

後悔 する な よ

まず 最初に 言って おこう

我ら が 目指す は 真 の バーリトゥード

超 実戦 向き の 総合 格闘技 なれば

骨 の 1 本 や 2 本 は 覚悟 して もらう ぞ

実戦 向き か 結構な こと だ

勝った

なんだ それ は 卑怯 者 が

飛び道具 な ん ぞ 使い おって

銃 は 卑怯 ? なぜ だ

黙れ とにかく 銃 は 禁止 じゃ

より よい 装備 を 持って 臨む の は 実戦 の 常で は ない か

実戦 でも 銃 は ダメだ っち

もう 一 度 勝負 じゃ

まあ 彼ら の 言う こと も もっとも よ ね

分かった 銃 は 使わ ん

次 は ワシ じゃ 覚悟 せい

頼む

やめて くれ やめて くれ

勝った

ガス も ダメ っち

基準 が 分から ん

あの ね 宗 介

この 人 たち は 素手 同士 で しか 戦え ない の よ

素手 のみ ? そんな 実戦 聞いた こと が ない ぞ

とにかく そう な の

しかし 千鳥 …

ゴチャゴチャ 言わ ない

分かった 武器 を 使わ ず 素手 で ダメージ を 与えれば よい のだ な

そう そう そういう こと

次 は ワシ じゃ 覚悟 せい

受け取れ

そこ ダメ やめて

勝った

った く あんた は なん だって そう 卑怯 で 姑息な の

素手 で 倒した ぞ

手榴弾 を 使った でしょう が

あれ は オトリ だ ピン は 抜いて い ない

まったく よくも ああ 汚い 手 を 思いつく もん だ

とにかく これ で 制圧 完了 だ

まだ 俺 が いる ぜ

君 は ?

8 組 の 椿 一成 ここ の 部長 だ

えっ 部長 ?

いつ から 見て いた

つい さっき だ

大方 こい つら を 倒せば どう の と なに か 約束 でも した んだ ろ

その 通り 道場 の 立ち退き だ

なら そい つ は 俺 を 倒して から …

ねぇ ちょっと

なんだ 女

あたし よ あたし 覚えて …

黙って ろ お前 など 知ら ん

そっくり さん ?

じゃ ない わ よ ね

つまり 君 を 倒せば いい わけ か

ああ どんな 手 を 使って も いい ぜ

大 導 脈 流 奥義 血栓 掌

宗 介

下がって いろ っ

神聖な 道場 に 女 が 入る な 失 せろ

なに よ 女 女 って

あたし に は 千鳥 かなめ って 名前 が ある の

お前 など 女 で 十分だ

ひどい 昨日 は いい 人 だ と 思った のに

昨日 ?

いや まさか な

とにかく 俺 の 勝ち だ

道場 の こと は 諦めて …

まだ 終わって ない

宗 介

大丈夫だ 少々 効いた が な

あれ を 食らって まだ 動ける 奴 が いる と は な

素手 で 戦い た がる 人間 の 気持ち が 少し 分かった

確かに こういう 場合 銃 は 無粋だ な

本気で やら せて もらおう か

ならば こちら も

あまり 使い たく は ない んだ が

さっき は 少し 急所 から ずれた

これ で もう 外さ ん

さあ 宗 介 と やら どこ から でも 来い

あの ちょっと いい ?

マネージャー の 件 な んだ けど

後 に して くれ 千鳥

女 失 せろ と 言った はず … だ … ぞ

お … 同じ 学校 … だった の か

い … いや その

ど … 怒鳴り付けたり して すま ん

わ … 悪気 は なかった んだ

絆創膏 に は 感謝 して る ホントだ

もし かして 気付いて なかった の 目 が 悪くて

い … いや そんな こと は …

その 声色 が 違う 感じ だった し

そう か そう か

千鳥 かなめ って いう の か いい 名前 だ な

椿 行く ぞ

行く ? どこ へ

よく 分から ん が 俺 の 勝ち だ な

おかしい わ ね こう も あっさり

もっと 強い 人 の はずな んだ けど

やはり この 手 の 連中 の 考え は 謎 だ

不覚 を 取った と は いえ 負け は 負け だ

道場 は 明け渡そう

しかし このまま で は 引き下がら ん

千鳥 かなめ を 賭けて もう 一 度 勝負 だ 相良

おす

いい だ ろ いつでも 来い

勝手に 決める な ー

この 爆弾 男

一体 何 回 こんな こと 繰り返せば 気 が 済む の

だが 俺 の 靴 箱 に 不審 物 が

また それ ?

で 今回 は なに

どうやら また 書状 の ようだ

貸し なさい

った く また 読め なく なっちゃ って る じゃ ない の

とりあえず 復元 は して みる

そう ? じゃ ちゃん と 後片付け し とき なさい よ

あたし は 帰る から

相良

相良 相良 相良 相良 相良

とりあえず メガネ を かけろ 椿

黙れ なぜ 決闘 に 来 なかった

なんの こと だ

とぼける な 昨日 靴 箱 に 果たし 状 を 入れ といただ ろ が

果たし 状 だった の あれ

俺 も 今 知った

読ま なかった の か

読め なかった のだ 爆破 した から な

爆破 ? 貴 様 よくも …

殺す

待て 相良

そこ か

食らえ 大 導 脈 流 究極 奥義

臨 死 堆拳

どう だ 思い知った か 相良

全治 1 週間 だ そうです

それ って 実は 大した ケガ じゃ な いって こと です か

ケガ の 程度 は どう で も いい

生徒 が 大貫 善治 氏 を 傷つけた

これ が 問題 な のだ よ 千鳥 君

は あ

さて 椿 一成 君 と いった な

君 は なぜ そこ まで 相良 君 に 固執 する のだ

聞けば 立ち退き の 際 に なにやら 賭け を した そうだ が

宗 介 に 勝ったら あたし が マネージャー に なる って いう 話 です

そう だった な

だが 椿 君

残念 ながら その 賭け は 無効だ

相良 君 に 彼女 の 身柄 を 左右する 権利 は ない

まして 君 ら の 同好 会 が 彼女 を 所有 する など もってのほかだ

生徒 会 副 会長 である 彼女 を 支配 できる の は

会長 である この 私 林 水 敦 信 だけ な のだ

そう そう

って おい

俺 は …

俺 は 賭け の こと より も 不覚 を 取って 相良 に 負けた

それ が 我慢 なら ない んだ

こんな 奴 に …

こんな 卑怯 で 陰湿で

非常識で 生意気で 不愉快で

破廉恥で 臆病 者 で 不誠実で 無粋で

人 を 小 バカに した 奴 に …

偉い 言わ れよう ね

概ね 事情 は 理解 した

ならば 一 度 真っ向 から 勝負 した まえ

椿 君 が 勝てば 新しい 部室 を

負ければ 今後 一切 相良 君 に は 手出し 無用

これ で どう だ

先輩

感謝 する ぜ 会長 さん

ご 命令 と あら ば

まあ 待ち たまえ

なにも 腕力 に もの を 言わ せる こと だけ が 勝負 で は ある まい

昔 は いかった

生徒 たち は 皆 純朴で 夢 や 希望 に 溢れて いた

物 は なく と も 心 は 豊かだった

それ が 今 は どう だ

今日 の あの 一撃

物 が 豊かに なった 代わり に 人 の 心 は 荒んで しまった

まったく 嘆かわしい こと だ

失礼 する ぜ

失礼 いたし ます

お … お前たち …

まだ お 体 は 痛み ます か

痛い の か 痛く ねえ の か

痛い こと は 痛い が …

よし

なな なに を

内出血 して る な

いやいや いや

湿布 だ 湿布

冷やす など もってのほかだ

痛い 痛い 痛い

やめ やめ やめろ

くすぐったい って の

頭 を 下 に して 適切な 保温 それ から 検尿 だ

や … やめ やめ ん か

一体 なん の 真似 だ

まさか … ワシ の 熟れた 肉体 を 力ずく で ?

枝 から 落ちる 直前 の 果実 を 思う さま 味わおう と ?

なに か 勘違い して いる ようだ が

安心 し な 危害 は 加え ねえ

なに

我々 は あなた の 看病 と 仕事 の 代行 に 来 ました

許可 は 取って ある せいぜい 養生 し な

ほ … 本当 かい

校 務 員 生活 25 年

私 は … 私 は これほど 感激 した こと は ない

人 の 世に まだ 情け は あった のだ

ありがとう ありがとう 君 たち

そう いう わけで 大貫 さん

この 相良 宗 介 の 任務 遂行 能力 に ご 注目 を

いや コイツ の こと は どう で も いい

この 椿 一成 の 働き ぶり を 見て くれ

いや 相良 宗 介 …

いや 椿 一成 を …

腹 が 減って い ませ ん か

自分 が 夕食 を 作り ましょう

き … き … 君 たち …

待て 俺 が 作る

その まな板 を 寄こせ 相良

ほしければ 冷蔵 庫 の 前 から 退去 しろ

ちょ … ちょ … ちょっと

笑わ せる な

気 鍋 も なし に どう やって ガス コンロ を 使う つもりだ

気持ち は … 嬉しい んだ けど ね

やめろ

この ピーマン は 諦める こと だ な

ホントに 大丈夫な んです か

あの 二 人 の どっち が 役 に 立った か で 勝負 を 決める なんて

妙案 だ ろ

教職 員 の 方々 も その 条件 で 納得 した わけです し

でも きっと 二 人 と も 「 俺 を 選べ 」 と か 言って

ずっと 大貫 さん を 脅し 続けて 終わり です

それ は 考え すぎ だ よ 千鳥 君

二 人 と も 根 は 正直な 人間 だ

現に 見た まえ

あら ホント

どれ あの 二 人 の 仕事 ぶり は

こ … これ は

いやいや 怒って は いか ん 怒って は いか ん

やり 方 が いくら 不器用だ と して も

彼ら は 彼ら なり に 一生懸命 やって くれて いる のだ から

忍び 難き を 忍んで きた 人生 だ これ しき の こと で …

邪魔 する な

貴 様 こそ

大貫 さん

二 人 と も そこ に 座り なさい

まず 言って おこう

君 たち の 熱意 と 親切 心 に は 私 は 大変 感謝 し とる

仕事 の 内容 は さておいて も その 努力 は 大いに 認める つもりだ

は あ

だが しかし

どうしても 許せ ん こと が 一 つ だけ ある

それ は 君 たち の その 関係 だ

どうして そこ まで 仲 が 悪い のだ ね

いつも つまら ん こと で いがみ合って まったく 嘆かわしい

争い 事 は なにも 生ま ん よ

仲良く と はいかん まで も もう 少し 協力 し 合う こと は でき ん の か ね

そういう こと でしたら …

実は さっき そう して いた ところ だ

今日 の 夕食 魚 の 味噌 煮 です

相良 が 食 材 を 用意 して 俺 が 調理 した

おお うまい

なんだ やれば できる じゃ ない

ところで この 魚 なに かな 知ら ない 味 だ が

鯉 です

鯉 ?

校舎 裏 の 池 で 捕って き ました

デカ かった な

ああ それ に よく 暴れた

殺す の に 手間取った ぜ

どうした 大貫 さん

君 たち あの 鯉 は ね …

あの 鯉 は ?

あの 鯉 は 私 が 15 年 も の 歳月 を かけて

大切に それ は もう 大切に 育て上げて きた もの な んだ

私 に とって は 孫 同然 そういう 鯉 だった んだ よ

は あ

名前 は カトリーヌ と いう フランス の 有名な 女優 から 取った のだ

それ を 「 捕って きた 」

「 殺す の に 手間取った 」

あま つ さえ それ を 私 に 食べ させた わけだ 君 たち は

そう なり ます

おじさん ようやく 分かって しまった よ

熱意 や 善意 など みじんも ない

君 たち に ある の は 悪意 のみ だ と いう こと が ね

大貫 さん ?

愛し い カトリーヌ の 無念 を 晴らさ なければ なら ない

気の毒だ けど 死んで もらう よ

相良 君 椿 君

な … な に これ

実弾 が … 実弾 が 効か ん と は

これ 一体 どういう こと

なに が あった の

実弾 が … 実弾 が 効か ん と は

もう 嫌だ … もう 戦い は 嫌だ

実弾 が … 実弾 が 効か ん と は

もう 嫌だ … もう 戦い は 嫌だ

はて なんで 私 が こんな とこ に

なんか あった ん かい の

暴走 パトカー 戦う 着 ぐるみ 無敵の 校 務 員

なんだか どんどん 節操 が なくなって きて る わ ね

真面目な 視聴 者 が 怒り そうだ わ

安心 しろ 次 は シリアスな ホラー 路線 だ

では 次回

「 押し売り の フェティッシュ 」「 暗闇 の ペイシェント 」 に ご 期待 ください

夏 に 合わせて 制作 した のだ が 放映 は 秋 に なって しまった

ある 意味 一 番 怖い 話 ね

本 字幕 由 诸神 字幕 组出 品 , 仅供 学 习 交流 , 禁止 用 于商 业 用途

更多 中日 双 语 字幕 , 尽 在 www . kamigami . org 和 微 博 @ 诸神 字幕 组

日 听 shei

日 校 戚风

翻 译 domi

校 对 mam

时间 轴 Foyzi

压制 紺野 木綿 季

字幕 诸神 字幕 组


優し さ は 時々   残酷だ から

求める 程   こたえ を 見失う

雨上がり の 街   虹 が 見える なら

今   歩き 出そう   何 か が 始まる

君 が いる から   明日 が ある から

一 人きり じゃ 生きて ゆけ ない から

こんなに 近く に 感じる   それ が 愛 でしょう

涙 の 数 の 痛 み を   君 は 知って る から

透き通る その 目 の 中 に   確かな 意味 を 探して

笑顔 見つけ たい

走りだす 瞬間

坂道 で 風 に なる

焼きつけた 陽射 しが

胸 の 奥 熱く した

Ah ー   君 に 近づいて

行く たび 早く なる

時 を 駈 ける

始まり の 予感 さ せる 眼差し が 好き

小さな 愛で いい

いつも 側 で   あたり 前 の 時間

また 一 つ 増える 笑い声

空 に 響いて いく

待ち や がれ

しつこい わ ね

それ は カナ ちゃん が あの 人 たち に 真空 飛び 膝 蹴り を 決めた から だ よ

いや   てっきり 悪徳 キャッチ か なんか と 思っちゃ った んで

もう ダメ

恭子

手 こ ず らせん じゃ ねえ よ

逃げ 切れる と でも 思って ん の か

み … みなさん 落ち着いて   話し合い で 解決 し ましょう

今更 遅い んだ よ ー

大の 男 が 女 を 殴る な

なに スカ して んだ   て め え

った   たた た   痛い 痛い 痛い 痛い

痛い   やめて   やめて ください

お 願い し ます

ざ けん な   オラー

て … て め え   よくも …

あの う

ありがとう   助けて くれて

勘違い する な

バイト して る 店 の 裏 で 騒が れる と   迷惑だ から だ

でなければ お前 ら の ような チャラチャラ した 女 な ん ぞ   誰 が 助ける か

そう です か

分かったら さっさと 失 せろ   女

コイツ   偉 そうに

この 人 は 恩人 よ   我慢 我慢 我慢

我慢 成功

でも   ちょっと その 前 に

これ で よし   一応 感謝 の 印 って こと で

でも ここ まで です

もう 少し 愛想 よく して くれたら   熱 ー い キス も あげた のに

残念でした ね

キ … キス ?

冗談 よ   とにかく あり が と ね

じゃ 行こう   恭子

あの   どうも

それ じゃ

や だ なぁ   立ち退き 勧告 なんて

仕方 ある まい   会長 閣下 の ご 命令 だ

でも 空手 同好 会って 結構 曰く付き らしい の よ

直接 出向いて も 素直に 聞いて くれる か どう か

だからこそ   我々 が 選ば れた のだ ろ

なんか 余計 ややこしく なり そうな

着いた ぞ

うわ ぁ   ポロポロ

伏せろ

なに

そこ の 二 人

貴 様 ら も 道場 破り か

あれ が 空手 同好 会 か

して   用向き は ?

前 から 通知 して た 通り

この 道場 は 老朽 化 が ひどい ので   取り壊しちゃ う んです よ

ですから とっとと 出て って ください   今日 に でも

それ は でき ん 相談 だ

我ら は 他 に 行く 所 が ない

どこ か 別の 部室 を 明け渡せ   ならば 考え

それ は あたし の 一存 で は ちょっと …

では ダメだ

どうしても ここ が ほしければ

力ずく で 奪い に 来い

千鳥

彼ら は   力ずく なら いい と 言って いる

なら   実力 で 排除 する の は どう だ

面白い こと を 言う

貴 様 の ような 男 が

我ら を 倒 せる と 思う の か

事実 だ   君 たち で は 俺 に 勝て ない

ちょ っ … ちょっと   宗 介

よかろう   ちょうど 退屈 して おった ところ だ

我ら の うち 一 人 を 選べ

もし 貴 様 が 勝てば 道場 を 明け渡そう

ただし

貴 様 が 負けた 時 は   それなり の 代償 を いただく

そう さ な

その 女 を もらおう か

ちょうど マネージャー が ほしかった のじゃ

なかなか 清 げ で めんこ いし の ぅ

よい 子 を 産み そう っち

よし   いい だ ろ

ちょっと   宗 介

心配 する な   勝てば 済む こと だ

では   あんた と やろう

後悔 する な よ

まず 最初に 言って おこう

我ら が 目指す は 真 の バーリトゥード

超 実戦 向き の 総合 格闘技 なれば

骨 の 1 本 や 2 本 は 覚悟 して もらう ぞ

実戦 向き か   結構な こと だ

勝った

なんだ それ は   卑怯 者 が

飛び道具 な ん ぞ 使い おって

銃 は 卑怯 ?  なぜ だ

黙れ   とにかく 銃 は 禁止 じゃ

より よい 装備 を 持って 臨む の は   実戦 の 常で は ない か

実戦 でも 銃 は ダメだ っち

もう 一 度 勝負 じゃ

まあ   彼ら の 言う こと も もっとも よ ね

分かった   銃 は 使わ ん

次 は ワシ じゃ   覚悟 せい

頼む

やめて くれ   やめて くれ

勝った

ガス も ダメ っち

基準 が 分から ん

あの ね   宗 介

この 人 たち は 素手 同士 で しか 戦え ない の よ

素手 のみ ?  そんな 実戦 聞いた こと が ない ぞ

とにかく そう な の

しかし 千鳥 …

ゴチャゴチャ 言わ ない

分かった   武器 を 使わ ず 素手 で ダメージ を 与えれば よい のだ な

そう そう   そういう こと

次 は ワシ じゃ   覚悟 せい

受け取れ

そこ   ダメ   やめて

勝った

った く   あんた は なん だって そう 卑怯 で 姑息な の

素手 で 倒した ぞ

手榴弾 を 使った でしょう が

あれ は オトリ だ   ピン は 抜いて い ない

まったく   よくも ああ 汚い 手 を 思いつく もん だ

とにかく   これ で 制圧 完了 だ

まだ 俺 が いる ぜ

君 は ?

8 組 の 椿 一成   ここ の 部長 だ

えっ   部長 ?

いつ から 見て いた

つい さっき だ

大方 こい つら を 倒せば どう の と   なに か 約束 でも した んだ ろ

その 通り   道場 の 立ち退き だ

なら そい つ は   俺 を 倒して から …

ねぇ   ちょっと

なんだ   女

あたし よ あたし   覚えて …

黙って ろ   お前 など 知ら ん

そっくり さん ?

じゃ ない わ よ ね

つまり   君 を 倒せば いい わけ か

ああ   どんな 手 を 使って も いい ぜ

大 導 脈 流 奥義   血栓 掌

宗 介

下がって いろ っ

神聖な 道場 に 女 が 入る な   失 せろ

なに よ   女 女 って

あたし に は 千鳥 かなめ って 名前 が ある の

お前 など 女 で 十分だ

ひどい   昨日 は いい 人 だ と 思った のに

昨日 ?

いや   まさか な

とにかく   俺 の 勝ち だ

道場 の こと は 諦めて …

まだ 終わって ない

宗 介

大丈夫だ   少々 効いた が な

あれ を 食らって まだ 動ける 奴 が いる と は な

素手 で 戦い た がる 人間 の 気持ち が 少し 分かった

確かに こういう 場合   銃 は 無粋だ な

本気で やら せて もらおう か

ならば こちら も

あまり 使い たく は ない んだ が

さっき は 少し 急所 から ずれた

これ で もう 外さ ん

さあ   宗 介 と やら   どこ から でも 来い

あの   ちょっと いい ?

マネージャー の 件 な んだ けど

後 に して くれ   千鳥

女   失 せろ と 言った はず … だ … ぞ

お … 同じ 学校 … だった の か

い … いや   その

ど … 怒鳴り付けたり して すま ん

わ … 悪気 は なかった んだ

絆創膏 に は 感謝 して る   ホントだ

もし かして 気付いて なかった の   目 が 悪くて

い … いや   そんな こと は …

その   声色 が 違う 感じ だった し

そう か   そう か

千鳥 かなめ って いう の か   いい 名前 だ な

椿   行く ぞ

行く ?  どこ へ

よく 分から ん が   俺 の 勝ち だ な

おかしい わ ね   こう も あっさり

もっと 強い 人 の はずな んだ けど

やはり この 手 の 連中 の 考え は 謎 だ

不覚 を 取った と は いえ   負け は 負け だ

道場 は 明け渡そう

しかし   このまま で は 引き下がら ん

千鳥 かなめ を 賭けて   もう 一 度 勝負 だ   相良

おす

いい だ ろ   いつでも 来い

勝手に 決める な ー

この 爆弾 男

一体 何 回 こんな こと 繰り返せば 気 が 済む の

だが   俺 の 靴 箱 に 不審 物 が

また それ ?

で   今回 は なに

どうやら また 書状 の ようだ

貸し なさい

った く   また 読め なく なっちゃ って る じゃ ない の

とりあえず   復元 は して みる

そう ?  じゃ ちゃん と 後片付け し とき なさい よ

あたし は 帰る から

相良

相良   相良   相良   相良   相良

とりあえず メガネ を かけろ   椿

黙れ   なぜ 決闘 に 来 なかった

なんの こと だ

とぼける な   昨日 靴 箱 に 果たし 状 を 入れ といただ ろ が

果たし 状 だった の   あれ

俺 も 今 知った

読ま なかった の か

読め なかった のだ   爆破 した から な

爆破 ?  貴 様 よくも …

殺す

待て   相良

そこ か

食らえ   大 導 脈 流 究極 奥義

臨 死 堆拳

どう だ   思い知った か   相良

全治 1 週間 だ そうです

それ って 実は 大した ケガ じゃ な いって こと です か

ケガ の 程度 は どう で も いい

生徒 が 大貫 善治 氏 を 傷つけた

これ が 問題 な のだ よ   千鳥 君

は あ

さて   椿 一成 君 と いった な

君 は なぜ そこ まで 相良 君 に 固執 する のだ

聞けば 立ち退き の 際 に なにやら 賭け を した そうだ が

宗 介 に 勝ったら あたし が マネージャー に なる って いう 話 です

そう だった な

だが   椿 君

残念 ながら   その 賭け は 無効だ

相良 君 に 彼女 の 身柄 を 左右する 権利 は ない

まして 君 ら の 同好 会 が 彼女 を 所有 する など もってのほかだ

生徒 会 副 会長 である 彼女 を 支配 できる の は

会長 である この 私   林 水 敦 信 だけ な のだ

そう そう

って   おい

俺 は …

俺 は 賭け の こと より も   不覚 を 取って 相良 に 負けた

それ が 我慢 なら ない んだ

こんな 奴 に …

こんな 卑怯 で 陰湿で

非常識で 生意気で 不愉快で

破廉恥で 臆病 者 で 不誠実で 無粋で

人 を 小 バカに した 奴 に …

偉い 言わ れよう ね

概ね 事情 は 理解 した

ならば 一 度 真っ向 から 勝負 した まえ

椿 君 が 勝てば 新しい 部室 を

負ければ 今後 一切 相良 君 に は 手出し 無用

これ で どう だ

先輩

感謝 する ぜ   会長 さん

ご 命令 と あら ば

まあ   待ち たまえ

なにも 腕力 に もの を 言わ せる こと だけ が 勝負 で は ある まい

昔 は いかった

生徒 たち は 皆 純朴で   夢 や 希望 に 溢れて いた

物 は なく と も 心 は 豊かだった

それ が 今 は どう だ

今日 の あの 一撃

物 が 豊かに なった 代わり に 人 の 心 は 荒んで しまった

まったく 嘆かわしい こと だ

失礼 する ぜ

失礼 いたし ます

お … お前たち …

まだ お 体 は 痛み ます か

痛い の か   痛く ねえ の か

痛い こと は 痛い が …

よし

なな なに を

内出血 して る な

いやいや いや

湿布 だ   湿布

冷やす など もってのほかだ

痛い 痛い 痛い

やめ   やめ   やめろ

くすぐったい って の

頭 を 下 に して 適切な 保温   それ から 検尿 だ

や … やめ   やめ ん か

一体 なん の 真似 だ

まさか …  ワシ の 熟れた 肉体 を 力ずく で ?

枝 から 落ちる 直前 の 果実 を 思う さま 味わおう と ?

なに か 勘違い して いる ようだ が

安心 し な   危害 は 加え ねえ

なに

我々 は   あなた の 看病 と 仕事 の 代行 に 来 ました

許可 は 取って ある   せいぜい 養生 し な

ほ … 本当 かい

校 務 員 生活 25 年

私 は … 私 は これほど 感激 した こと は ない

人 の 世に まだ 情け は あった のだ

ありがとう   ありがとう   君 たち

そう いう わけで   大貫 さん

この 相良 宗 介 の 任務 遂行 能力 に ご 注目 を

いや   コイツ の こと は どう で も いい

この 椿 一成 の 働き ぶり を 見て くれ

いや   相良 宗 介 …

いや   椿 一成 を …

腹 が 減って い ませ ん か

自分 が 夕食 を 作り ましょう

き … き … 君 たち …

待て   俺 が 作る

その まな板 を 寄こせ   相良

ほしければ   冷蔵 庫 の 前 から 退去 しろ

ちょ … ちょ … ちょっと

笑わ せる な

気 鍋 も なし に どう やって ガス コンロ を 使う つもりだ

気持ち は … 嬉しい んだ けど ね

やめろ

この ピーマン は 諦める こと だ な

ホントに 大丈夫な んです か

あの 二 人 の どっち が 役 に 立った か で 勝負 を 決める なんて

妙案 だ ろ

教職 員 の 方々 も その 条件 で 納得 した わけです し

でも   きっと 二 人 と も 「 俺 を 選べ 」 と か 言って

ずっと 大貫 さん を 脅し 続けて 終わり です

それ は 考え すぎ だ よ   千鳥 君

二 人 と も 根 は 正直な 人間 だ

現に 見た まえ

あら ホント

どれ   あの 二 人 の 仕事 ぶり は

こ … これ は

いやいや   怒って は いか ん   怒って は いか ん

やり 方 が いくら 不器用だ と して も

彼ら は 彼ら なり に 一生懸命 やって くれて いる のだ から

忍び 難き を 忍んで きた 人生 だ   これ しき の こと で …

邪魔 する な

貴 様 こそ

大貫 さん

二 人 と も そこ に 座り なさい

まず 言って おこう

君 たち の 熱意 と 親切 心 に は 私 は 大変 感謝 し とる

仕事 の 内容 は さておいて も   その 努力 は 大いに 認める つもりだ

は あ

だが しかし

どうしても 許せ ん こと が 一 つ だけ ある

それ は 君 たち の その 関係 だ

どうして そこ まで 仲 が 悪い のだ ね

いつも つまら ん こと で いがみ合って   まったく 嘆かわしい

争い 事 は なにも 生ま ん よ

仲良く と はいかん まで も   もう 少し 協力 し 合う こと は でき ん の か ね

そういう こと でしたら …

実は さっき   そう して いた ところ だ

今日 の 夕食   魚 の 味噌 煮 です

相良 が 食 材 を 用意 して   俺 が 調理 した

おお   うまい

なんだ   やれば できる じゃ ない

ところで この 魚   なに かな   知ら ない 味 だ が

鯉 です

鯉 ?

校舎 裏 の 池 で 捕って き ました

デカ かった な

ああ   それ に よく 暴れた

殺す の に 手間取った ぜ

どうした   大貫 さん

君 たち   あの 鯉 は ね …

あの 鯉 は ?

あの 鯉 は 私 が 15 年 も の 歳月 を かけて

大切に   それ は もう 大切に 育て上げて きた もの な んだ

私 に とって は 孫 同然   そういう 鯉 だった んだ よ

は あ

名前 は カトリーヌ と いう フランス の 有名な 女優 から 取った のだ

それ を 「 捕って きた 」

「 殺す の に 手間取った 」

あま つ さえ   それ を 私 に 食べ させた わけだ   君 たち は

そう なり ます

おじさん ようやく 分かって しまった よ

熱意 や 善意 など みじんも ない

君 たち に ある の は 悪意 のみ だ と いう こと が ね

大貫 さん ?

愛し い カトリーヌ の 無念 を 晴らさ なければ なら ない

気の毒だ けど   死んで もらう よ

相良 君   椿 君

な … な に   これ

実弾 が … 実弾 が 効か ん と は

これ 一体 どういう こと

なに が あった の

実弾 が … 実弾 が 効か ん と は

もう 嫌だ … もう 戦い は 嫌だ

実弾 が … 実弾 が 効か ん と は

もう 嫌だ … もう 戦い は 嫌だ

はて   なんで 私 が こんな とこ に

なんか あった ん かい の

暴走 パトカー   戦う 着 ぐるみ   無敵の 校 務 員

なんだか どんどん 節操 が なくなって きて る わ ね

真面目な 視聴 者 が 怒り そうだ わ

安心 しろ   次 は シリアスな ホラー 路線 だ

では 次回

「 押し売り の フェティッシュ 」「 暗闇 の ペイシェント 」 に ご 期待 ください

夏 に 合わせて 制作 した のだ が   放映 は 秋 に なって しまった

ある 意味 一 番 怖い 話 ね

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