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世界の昔話, シンデレラ

シンデレラ

むかし むかし 、 とても 美しくて やさしい 娘 が い ました 。 でも 悲しい 事 に 、 娘 の お 母さん は 早く に なくなって しまい ました 。 そこ で お 父さん が 二 度 目 の 結婚 を した ので 、 娘 に は 新しい お 母さん と 二 人 の お 姉さん が 出来 ました 。 ところが この 人 たち は 、 そろい も そろって 大変な 意地悪だった のです 。 新しい お 母さん は 、 自分 の 二 人 の 娘 より も きれいな 娘 が 気 に 入り ませ ん 。 「 まあ 、 あんた は 何て 、 にくらしい 娘 でしょう 」 お 母さん と 二 人 の お 姉さん は 、 つらい 仕事 を みんな 娘 に 押しつけ ました 。 それ に 娘 の 寝る ふとん は 、 そまつな わら ぶ とんで 、 娘 の 着る 服 は ボロボロ の つぎ 当て だらけ です 。 お 風呂 に 入る 事 も 許して もらえ ず 、 娘 の 頭 に は いつも かまど の 灰 が 付いて い ました 。 そこ で 三 人 は 娘 の 事 を 、『 灰 を かぶって いる 』 と 言う 意味 の シンデレラ と 呼んだ のです 。 可愛 そうな シンデレラ でした が 、 それ でも シンデレラ の 美し さ は 、 お 姉さん たち の 何 倍 も 何 倍 も 上 でした 。

ある 日 の 事 、 お 城 の 王子 さま が お 嫁 さん 選び の 舞踏 会 ( ぶとう かい ) を 開く 事 に なり 、 シンデレラ の お 姉さん たち に も 招待 状 が 届き ました 。 「 もしかすると 、 王子 さま の お 嫁 さん に なれる かも 」 「 いいえ 、 もしかすると じゃ なくて 、 必ず お 嫁 さん に なる の よ 」 二 人 の お 姉さん たち と お 母さん は 、 大 はしゃぎ です 。 そんな お 姉さん たち の 仕度 を 手伝った シンデレラ は 、 お 姉さん たち を ニッコリ 笑って 送り出し ました 。 それ から シンデレラ は 悲しく なって 、 シクシク と 泣き 出し ました 。 「 ああ 、 わたし も 舞踏 会 に 行き たい わ 。 王子 さま に 、 お 会い し たい わ 」 でも 、 シンデレラ の ボロボロ の 服 で は 、 舞踏 会 どころ か お 城 に 入る 事 も 許さ れ ませ ん 。 その 時 、 どこ から か 声 が し ました 。 「 泣く の は お よし 、 シンデレラ 」 「・・・? だれ ? 」 する と シンデレラ の 目の前 に 、 妖精 ( ようせい ) の おばあ さん が 現れ ました 。 「 シンデレラ 、 お前 は いつも 仕事 を がんばる 、 とても 良い 子 です ね 。 そのご ほうび に 、 わたし が 舞踏 会 へ 行か せて あげ ましょう 」 「 本当に ? 」 「 ええ 、 本当です よ 。 では まず 、 シンデレラ 、 畑 で カボチャ を 取って おい で 」 シンデレラ が 畑 から カボチャ を 取って くる と 、 妖精 は その カボチャ を 魔法 の つえ で 叩き ました 。 する と その カボチャ が どんどん 大きく なり 、 何と 黄金 の 馬車 ( ばしゃ ) に なった で は あり ませ ん か 。 「 まあ 、 立派な 馬車 。 すてき 」 「 まだまだ 、 魔法 は これ から よ 。 さて っと 、 馬車 を 引く に は 、 馬 が 必要 ね 。 その 馬 は 、 どこ に いる の かしら ? ・・・ ああ 、 ネズミ 捕り に は 、 ハツカネズミ が 六 匹 ね 」 妖精 は ネズミ 捕り から ハツカネズミ を 取り出す と 、 魔法 の つえ で ハツカネズミ に さわり ました 。 すると ハツカネズミ は みるみる うち に 、 立派な 白馬 に なり ました 。 別の ネズミ 捕り に は 、 大きな 灰色 ネズミ が 一 匹 い ました 。 「 この ネズミ は ・・・」 妖精 が 魔法 の つえ で 灰色 の ネズミ を さわる と 、 今度 は 立派な お ひげ を した 太っ ちょ 御者 ( ぎょしゃ → 馬車 を 操る 人 ) に 早変わり です 。 「 シンデレラ 、 次 は トカゲ を 六 匹 集めて おくれ 」 「 はい 」 シンデレラ が 集めた トカゲ は 、 魔法 の つえ で お供 の 人 に なり ました 。 「 ほら ね 。 馬車 に 、 白馬 に 、 御者 に 、 お供 。 さあ シンデレラ 、 これ で 舞踏 会 に 行く 仕度 が 出来た わ よ 」 「 うれしい 。 ありがとう 。 ・・・ でも 、 こんな ドレス じゃ 」 「 うん ? あら あら 、 忘れて いた わ 」 妖精 が 魔法 の つえ を 一 振り する と 、 みすぼらしい 服 は 、 たちまち 輝く 様 な 純白の 美しい ドレス に 変わり ました 。 そして 妖精 は 、 小さくて 素敵な ガラス の クツ も くれ ました 。 「 さあ 、 楽しんで おい で シンデレラ 。 でも 、 わたし の 魔法 は 十二 時 まで しか 続か ない から 、 それ を 忘れ ないで ね 」 「 はい 、 行って き ます 」

さて 、 お 城 の 大広間 に シンデレラ が 現れる と 、 その あまり の 美し さ に 、 あたり は シーン と 静まり ました 。 それ に 気づいた 王子 さま が 、 シンデレラ の 前 に 進み 出 ました 。 「 ぼく と 、 踊って いただけ ませ ん か ? 」 シンデレラ は 、 ダンス が とても 上手でした 。 王子 は ひととき も 、 シンデレラ の 手 を 離し ませ ん 。 楽しい 時間 は 、 あっという間 に 過ぎて 、 ハッと 気 が つく と 十二 時 十五 分 前 です 。 「 あっ 、 いけない 。 ・・・ お やすみ なさい 、 王子 さま 」 シンデレラ は ていねいに おじぎ を する と 、 急いで 大広間 を 出て 行き ました 。 ですが 、 あわてた ひょうし に ガラス の クツ が 階段 に ひっかかって 、 ガラス の クツ が ぬげて しまい ました 。 十二 時 まで 、 あと 五 分 です 。 カラス の クツ を 、 取り に 戻る 時間 が あり ませ ん 。 シンデレラ は 待って いた 馬車 に 飛び乗る と 、 急いで 家 へ 帰り ました 。 シンデレラ の 後 を 追って きた 王子 さま は 、 落ちて いた ガラス の クツ を 拾う と 王さま に 言い ました 。 「 ぼく は 、 この ガラス の クツ の 持ち主 の 娘 と 結婚 し ます 」

次の 日 から 、 お 城 の 使い が 国 中 を 駆け回り 、 手がかり の ガラス の クツ が 足 に ぴったり 合う 女 の 人 を 探し ました 。 お 城 の 使い は 、 シンデレラ の 家 に も やって 来 ました 。 「 さあ 娘 たち 。 この クツ が 足 に 入れば 、 あなた たち は 王子 さま の お 嫁 さん よ 」 「 はい 。 お 母 さま 」 二 人 の お 姉さん たち は 小さな ガラス の クツ に 足 を ギュウギュウ と 押し 込み ました が 、 どう 頑張って も ガラス の クツ は 入り ませ ん 。 「 残念 ながら 、 この 家 に は 昨日 の 娘 は い ない ようだ な 」 そう 言って 、 お 城 の 使い が 帰ろう と した 時 、 シンデレラ が 現れて 言い ました 。 「 わたし も はいて みて 、 いい でしょう か ? 」 それ を 聞いた 二 人 の お 姉さん たち は 、 大笑い し ました 。 「 何 を バカな 事 を 言って いる の 」 「 そう よ 、 あたし たち に も 入ら ない のに 、 あんた なんか に 、・・・ あっ ! シンデレラ が はいて みる と 、 ガラス の クツ は ピッタリ です 。 みんな は 驚き の あまり 、 口 も きけ ませ ん 。 すると そこ へ 、 あの 妖精 が 現れ ました 。 「 あら あら 、 わたし の 出番 ね 」 妖精 が 魔法 つえ を 一 振り する と 、 シンデレラ は たちまち まぶしい ほど 美しい お姫さま に なって い ました 。 「 あっ 、 あの シンデレラ が ? 」 お 母さん と 二 人 の お 姉さん たち は 、 ヘナヘナ と 腰 を 抜かして しまい ました 。 それ から シンデレラ は 王子 さま と 結婚 して 、 いつまでも 幸せに 暮らし ました 。

おしまい


シンデレラ しんでれら

むかし むかし 、 とても 美しくて やさしい 娘 が い ました 。 |||うつくしくて||むすめ||| Once upon a time there was a very beautiful and kind daughter. でも 悲しい 事 に 、 娘 の お 母さん は 早く に なくなって しまい ました 。 |かなしい|こと||むすめ|||かあさん||はやく|||| But sadly, my daughter's mother died soon. そこ で お 父さん が 二 度 目 の 結婚 を した ので 、 娘 に は 新しい お 母さん と 二 人 の お 姉さん が 出来 ました 。 |||とうさん||ふた|たび|め||けっこん||||むすめ|||あたらしい||かあさん||ふた|じん|||ねえさん||でき| There Dad had a second marriage, so the daughter had a new mother and two older sisters. ところが この 人 たち は 、 そろい も そろって 大変な 意地悪だった のです 。 ||じん||||||たいへんな|いじわるだった| However, these people, together with all of them, were very mean. 新しい お 母さん は 、 自分 の 二 人 の 娘 より も きれいな 娘 が 気 に 入り ませ ん 。 あたらしい||かあさん||じぶん||ふた|じん||むすめ||||むすめ||き||はいり|| My new mom loves to have a prettier daughter than her two daughters. 「 まあ 、 あんた は 何て 、 にくらしい 娘 でしょう 」   お 母さん と 二 人 の お 姉さん は 、 つらい 仕事 を みんな 娘 に 押しつけ ました 。 |||なんて||むすめ|||かあさん||ふた|じん|||ねえさん|||しごと|||むすめ||おしつけ| “Well, you're a niecely daughter!” Mother and her two sisters forced all of her hard work on her daughter. それ に 娘 の 寝る ふとん は 、 そまつな わら ぶ とんで 、 娘 の 着る 服 は ボロボロ の つぎ 当て だらけ です 。 ||むすめ||ねる|||||||むすめ||きる|ふく||ぼろぼろ|||あて|| Besides, my daughter's sleeping futon is a soft cloth, and my daughter's clothes are full of tatters. お 風呂 に 入る 事 も 許して もらえ ず 、 娘 の 頭 に は いつも かまど の 灰 が 付いて い ました 。 |ふろ||はいる|こと||ゆるして|||むすめ||あたま||||||はい||ついて|| I was not allowed to take a bath, and my daughter's head always had the ashes of a furnace. そこ で 三 人 は 娘 の 事 を 、『 灰 を かぶって いる 』 と 言う 意味 の シンデレラ と 呼んだ のです 。 ||みっ|じん||むすめ||こと||はい|||||いう|いみ||しんでれら||よんだ| There, the three called their daughter Cinderella, which means "worn with ashes." 可愛 そうな シンデレラ でした が 、 それ でも シンデレラ の 美し さ は 、 お 姉さん たち の 何 倍 も 何 倍 も 上 でした 。 かわい|そう な|しんでれら|||||しんでれら||うつくし||||ねえさん|||なん|ばい||なん|ばい||うえ| It was a cute Cinderella, but the beauty of Cinderella was still many and many times better than her sisters.

ある 日 の 事 、 お 城 の 王子 さま が お 嫁 さん 選び の 舞踏 会 ( ぶとう かい ) を 開く 事 に なり 、 シンデレラ の お 姉さん たち に も 招待 状 が 届き ました 。 |ひ||こと||しろ||おうじ||||よめ||えらび||ぶとう|かい||||あく|こと|||しんでれら|||ねえさん||||しょうたい|じょう||とどき| One day, the prince of the castle held a ballroom for the bride to choose, and an invitation letter was sent to the sisters of Cinderella. 「 もしかすると 、 王子 さま の お 嫁 さん に なれる かも 」 「 いいえ 、 もしかすると じゃ なくて 、 必ず お 嫁 さん に なる の よ 」   二 人 の お 姉さん たち と お 母さん は 、 大 はしゃぎ です 。 |おうじ||||よめ|||||||||かならず||よめ||||||ふた|じん|||ねえさん||||かあさん||だい|| “Maybe I could be the bride of the prince.” “No, maybe I will be the bride.” Two older sisters and their mother are hilarious. そんな お 姉さん たち の 仕度 を 手伝った シンデレラ は 、 お 姉さん たち を ニッコリ 笑って 送り出し ました 。 ||ねえさん|||したく||てつだった|しんでれら|||ねえさん|||にっこり|わらって|おくりだし| Cinderella, who helped such older sisters, smiled at them and sent them out. それ から シンデレラ は 悲しく なって 、 シクシク と 泣き 出し ました 。 ||しんでれら||かなしく||しくしく||なき|だし| Then Cinderella became sad and burst into tears. 「 ああ 、 わたし も 舞踏 会 に 行き たい わ 。 |||ぶとう|かい||いき|| "Oh, I want to go to the ball too. 王子 さま に 、 お 会い し たい わ 」   でも 、 シンデレラ の ボロボロ の 服 で は 、 舞踏 会 どころ か お 城 に 入る 事 も 許さ れ ませ ん 。 おうじ||||あい|||||しんでれら||ぼろぼろ||ふく|||ぶとう|かい||||しろ||はいる|こと||ゆるさ||| "I want to see the prince," however, in Cinderella's tattered clothes, we are not allowed to enter the castle, let alone the ball. その 時 、 どこ から か 声 が し ました 。 |じ||||こえ||| At that time, I heard a voice from somewhere. 「 泣く の は お よし 、 シンデレラ 」 「・・・? なく|||||しんでれら "Good to cry, Cinderella." "...? だれ ? Who ? 」   する と シンデレラ の 目の前 に 、 妖精 ( ようせい ) の おばあ さん が 現れ ました 。 ||しんでれら||めのまえ||ようせい||||||あらわれ| Then, in front of Cinderella, the grandmother of the fairy appeared. 「 シンデレラ 、 お前 は いつも 仕事 を がんばる 、 とても 良い 子 です ね 。 しんでれら|おまえ|||しごと||||よい|こ|| "Cinderella, you always do your best, you are a very good child. そのご ほうび に 、 わたし が 舞踏 会 へ 行か せて あげ ましょう 」 「 本当に ? |||||ぶとう|かい||いか||||ほんとうに In return, let me go to the ball." "Really? 」 「 ええ 、 本当です よ 。 |ほんとうです| "Yes, it's true. では まず 、 シンデレラ 、 畑 で カボチャ を 取って おい で 」   シンデレラ が 畑 から カボチャ を 取って くる と 、 妖精 は その カボチャ を 魔法 の つえ で 叩き ました 。 ||しんでれら|はたけ||かぼちゃ||とって|||しんでれら||はたけ||かぼちゃ||とって|||ようせい|||かぼちゃ||まほう||||たたき| First of all, Cinderella picks up pumpkins in the field.” Cinderella picks up pumpkins from the field, and the fairy strikes the pumpkin with a magic stick. する と その カボチャ が どんどん 大きく なり 、 何と 黄金 の 馬車 ( ばしゃ ) に なった で は あり ませ ん か 。 |||かぼちゃ|||おおきく||なんと|おうごん||ばしゃ||||||||| Then, the pumpkin grew bigger and bigger, and it became a golden carriage! 「 まあ 、 立派な 馬車 。 |りっぱな|ばしゃ "Well, a good carriage. すてき 」 「 まだまだ 、 魔法 は これ から よ 。 ||まほう|||| Nice." "There's still more magic, from now on. さて っと 、 馬車 を 引く に は 、 馬 が 必要 ね 。 ||ばしゃ||ひく|||うま||ひつよう| By the way, I need a horse to pull a carriage. その 馬 は 、 どこ に いる の かしら ? |うま|||||| Where is the horse? ・・・ ああ 、 ネズミ 捕り に は 、 ハツカネズミ が 六 匹 ね 」   妖精 は ネズミ 捕り から ハツカネズミ を 取り出す と 、 魔法 の つえ で ハツカネズミ に さわり ました 。 |ねずみ|とり|||||むっ|ひき||ようせい||ねずみ|とり||||とりだす||まほう||||||| ・・・Ah, there are six mice in the mouse trap.” The fairy took out the mouse from the mousetrap and touched it with a magic stick. すると ハツカネズミ は みるみる うち に 、 立派な 白馬 に なり ました 。 ||||||りっぱな|はくば||| 別の ネズミ 捕り に は 、 大きな 灰色 ネズミ が 一 匹 い ました 。 べつの|ねずみ|とり|||おおきな|はいいろ|ねずみ||ひと|ひき|| 「 この ネズミ は ・・・」   妖精 が 魔法 の つえ で 灰色 の ネズミ を さわる と 、 今度 は 立派な お ひげ を した 太っ ちょ 御者 ( ぎょしゃ → 馬車 を 操る 人 ) に 早変わり です 。 |ねずみ||ようせい||まほう||||はいいろ||ねずみ||||こんど||りっぱな|||||ふとっ||ぎょしゃ||ばしゃ||あやつる|じん||はやがわり| 「 シンデレラ 、 次 は トカゲ を 六 匹 集めて おくれ 」 「 はい 」   シンデレラ が 集めた トカゲ は 、 魔法 の つえ で お供 の 人 に なり ました 。 しんでれら|つぎ||とかげ||むっ|ひき|あつめて|||しんでれら||あつめた|とかげ||まほう||||おとも||じん||| 「 ほら ね 。 馬車 に 、 白馬 に 、 御者 に 、 お供 。 ばしゃ||はくば||ぎょしゃ||おとも さあ シンデレラ 、 これ で 舞踏 会 に 行く 仕度 が 出来た わ よ 」 「 うれしい 。 |しんでれら|||ぶとう|かい||いく|したく||できた||| ありがとう 。 ・・・ でも 、 こんな ドレス じゃ 」 「 うん ? ||どれす|| あら あら 、 忘れて いた わ 」   妖精 が 魔法 の つえ を 一 振り する と 、 みすぼらしい 服 は 、 たちまち 輝く 様 な 純白の 美しい ドレス に 変わり ました 。 ||わすれて|||ようせい||まほう||||ひと|ふり||||ふく|||かがやく|さま||じゅんぱくの|うつくしい|どれす||かわり| Oh, my gosh, I forgot. With a flick of her magic wand, the shabby clothes instantly transformed into a beautiful, sparkling, pure white dress. そして 妖精 は 、 小さくて 素敵な ガラス の クツ も くれ ました 。 |ようせい||ちいさくて|すてきな|がらす||くつ||| 「 さあ 、 楽しんで おい で シンデレラ 。 |たのしんで|||しんでれら でも 、 わたし の 魔法 は 十二 時 まで しか 続か ない から 、 それ を 忘れ ないで ね 」 「 はい 、 行って き ます 」 |||まほう||じゅうに|じ|||つづか|||||わすれ||||おこなって|| But my magic lasts only until twelve o'clock, so don't forget it. "" Yes, I will go. "

さて 、 お 城 の 大広間 に シンデレラ が 現れる と 、 その あまり の 美し さ に 、 あたり は シーン と 静まり ました 。 ||しろ||おおひろま||しんでれら||あらわれる|||||うつくし|||||しーん||しずまり| それ に 気づいた 王子 さま が 、 シンデレラ の 前 に 進み 出 ました 。 ||きづいた|おうじ|||しんでれら||ぜん||すすみ|だ| 「 ぼく と 、 踊って いただけ ませ ん か ? ||おどって|||| 」   シンデレラ は 、 ダンス が とても 上手でした 。 しんでれら||だんす|||じょうずでした 王子 は ひととき も 、 シンデレラ の 手 を 離し ませ ん 。 おうじ||||しんでれら||て||はなし|| The prince never lets go of Cinderella's hand, not even for a moment. 楽しい 時間 は 、 あっという間 に 過ぎて 、 ハッと 気 が つく と 十二 時 十五 分 前 です 。 たのしい|じかん||あっというま||すぎて|はっと|き||||じゅうに|じ|じゅうご|ぶん|ぜん| The good times go by so quickly that I find myself waking up at 15 minutes before 12:00. 「 あっ 、 いけない 。 ・・・ お やすみ なさい 、 王子 さま 」   シンデレラ は ていねいに おじぎ を する と 、 急いで 大広間 を 出て 行き ました 。 |||おうじ||しんでれら|||||||いそいで|おおひろま||でて|いき| ですが 、 あわてた ひょうし に ガラス の クツ が 階段 に ひっかかって 、 ガラス の クツ が ぬげて しまい ました 。 ||||がらす||くつ||かいだん|||がらす||くつ|||| 十二 時 まで 、 あと 五 分 です 。 じゅうに|じ|||いつ|ぶん| カラス の クツ を 、 取り に 戻る 時間 が あり ませ ん 。 からす||くつ||とり||もどる|じかん|||| We don't have time to go back and get the crows' nuts. シンデレラ は 待って いた 馬車 に 飛び乗る と 、 急いで 家 へ 帰り ました 。 しんでれら||まって||ばしゃ||とびのる||いそいで|いえ||かえり| シンデレラ の 後 を 追って きた 王子 さま は 、 落ちて いた ガラス の クツ を 拾う と 王さま に 言い ました 。 しんでれら||あと||おって||おうじ|||おちて||がらす||くつ||ひろう||おうさま||いい| 「 ぼく は 、 この ガラス の クツ の 持ち主 の 娘 と 結婚 し ます 」 |||がらす||くつ||もちぬし||むすめ||けっこん||

次の 日 から 、 お 城 の 使い が 国 中 を 駆け回り 、 手がかり の ガラス の クツ が 足 に ぴったり 合う 女 の 人 を 探し ました 。 つぎの|ひ|||しろ||つかい||くに|なか||かけまわり|てがかり||がらす||くつ||あし|||あう|おんな||じん||さがし| お 城 の 使い は 、 シンデレラ の 家 に も やって 来 ました 。 |しろ||つかい||しんでれら||いえ||||らい| 「 さあ 娘 たち 。 |むすめ| "Come on, girls. この クツ が 足 に 入れば 、 あなた たち は 王子 さま の お 嫁 さん よ 」 「 はい 。 |くつ||あし||はいれば||||おうじ||||よめ||| お 母 さま 」   二 人 の お 姉さん たち は 小さな ガラス の クツ に 足 を ギュウギュウ と 押し 込み ました が 、 どう 頑張って も ガラス の クツ は 入り ませ ん 。 |はは||ふた|じん|||ねえさん|||ちいさな|がらす||くつ||あし||||おし|こみ||||がんばって||がらす||くつ||はいり|| 「 残念 ながら 、 この 家 に は 昨日 の 娘 は い ない ようだ な 」   そう 言って 、 お 城 の 使い が 帰ろう と した 時 、 シンデレラ が 現れて 言い ました 。 ざんねん|||いえ|||きのう||むすめ|||||||いって||しろ||つかい||かえろう|||じ|しんでれら||あらわれて|いい| "Too bad this house doesn't seem to have the daughter it had yesterday." And just as the castle messenger was about to leave, Cinderella appeared and said, "I'm sorry, I'm sorry, I'm sorry, I'm sorry. 「 わたし も はいて みて 、 いい でしょう か ? 」   それ を 聞いた 二 人 の お 姉さん たち は 、 大笑い し ました 。 ||きいた|ふた|じん|||ねえさん|||おおわらい|| 「 何 を バカな 事 を 言って いる の 」 「 そう よ 、 あたし たち に も 入ら ない のに 、 あんた なんか に 、・・・ あっ ! なん||ばかな|こと||いって|||||||||はいら|||||| "What are you talking nonsense?" Yes, we can't even get into ours, but you can get into yours...oh! シンデレラ が はいて みる と 、 ガラス の クツ は ピッタリ です 。 しんでれら|||||がらす||くつ||ぴったり| みんな は 驚き の あまり 、 口 も きけ ませ ん 。 ||おどろき|||くち|||| すると そこ へ 、 あの 妖精 が 現れ ました 。 ||||ようせい||あらわれ| 「 あら あら 、 わたし の 出番 ね 」   妖精 が 魔法 つえ を 一 振り する と 、 シンデレラ は たちまち まぶしい ほど 美しい お姫さま に なって い ました 。 ||||でばん||ようせい||まほう|||ひと|ふり|||しんでれら|||||うつくしい|おひめさま|||| 「 あっ 、 あの シンデレラ が ? ||しんでれら| 」   お 母さん と 二 人 の お 姉さん たち は 、 ヘナヘナ と 腰 を 抜かして しまい ました 。 |かあさん||ふた|じん|||ねえさん|||へなへな||こし||ぬかして|| " Mother and the two sisters were flabbergasted. それ から シンデレラ は 王子 さま と 結婚 して 、 いつまでも 幸せに 暮らし ました 。 ||しんでれら||おうじ|||けっこん|||しあわせに|くらし|

おしまい