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Fate/stay night [Unlimited Blade Works], Fate/stay night: Unlimited Blade Works Episode 0 (2)

Fate /stay night : Unlimited Blade Works Episode 0 (2)

えっ と それ って

前言 を 撤回 しよう マスター

年齢 は 若い が 君 は 卓越 した 魔術 師 だ

子ども と 侮り 戦い から 遠ざけよう と した の は 私 の 過ち だった

無礼 共々 謝ろう

じゃあ 令 呪 抜きで 私 が マスター だって 認める の ね

無論 だ

先ほど は 召喚 さ れた ばかりで 馴染んで い なかった が

今では 完全に 繋がった

魔術 師 である の なら 契約 に よる 繋がり を 感じ られる だろう

契約 …

そう か サーヴァント は 聖 杯 に 呼ば れる けど

呼ば れた サーヴァント を この世 に 留める の は

そう マスター の 力 だ

サーヴァント は マスター から の 魔力 提供 に よって この世 に 留まる

君 から の 魔力 提供 量 は 十分だ

君 は 間違い なく 一流 だ

今更 褒めた って 何も 出 ないで す けど

あなた セイバー じゃ ない の ?

残念 ながら 剣 は 持って い ない

って こと は アーチャー ね

ドジ った わ

あれ だけ 宝石 を 使って おいて セイバー じゃ ない なんて

悪かった な セイバー で なくて

そりゃ 痛恨 の ミス で 残念だ けど 悪い の は 私 な んだ から

今 の 暴言 を 悔やま せて やる

その 時 に なって 謝って も 聞か ない から な

それ じゃ 必ず 私 を 後悔 さ せて アーチャー

そう なったら 素直に 謝ら せて もらう から

ああ 忘れる な よ マスター

そう そう まだ 聞いて なかった けど

あんた どこ の 英霊 な の よ

アーチャー ?

私 が どのような 者 だった か は 答え られ ない

なぜ か と いう と 自分 でも 分から ない

は あ ? 何 よ それ あんた 私 の こと バカに して る わけ ?

マスター を 侮辱 する つもり は ない

君 の 不完全な 召喚 の 付け だ ぞ

記憶 に 混乱 が 見 られる

名前 や 素性 が どうも 曖昧だ

まあ さして 重要な 欠落 で は ない から

気 に する こと で は ない のだ が

気 に する わ よ そんな の

あんた が どんな 英霊 か 知ら なきゃ

どの くらい 強い か 分から ない じゃ ない

瑣末 な 問題 だ よ それ は

瑣末 って あんた ね

相棒 の 強 さ が 分から ない んじゃ 作戦 の 立てよう が ない でしょ

何 を 言う

私 は 君 が 呼び出した サーヴァント だ

それ が 最強で ない はず が ない

まあ いい か

誰 に も 正体 が 分から ない って ことに は 変わり は ない んだ し

しばらく あなた の 正体 に 関して は 不問 に し ましょう

それ じゃあ アーチャー 最初 の 仕事 だ けど

さっそく か 好 戦 的だ な 君 は

それ で 敵 は …

居間 の 掃除

あんた が 散らかした んだ から 責任 持って きれいに し と いて ね

待て 君 は サーヴァント を 何 だ と 思って いる ?

使い 魔 でしょ

ちょっと 生意気で 扱い に 困る けど

了解 した

地獄 に 落ちろ マスター

お 父 様 十 年間 待ち 続けた 私 の 戦い が あと 少し で 始まろう と して い ます

私 の 聖 杯 戦争 が …

遅刻 どころ の 話 じゃ ない

今日 は サボろう

私 セイバー じゃ なくて アーチャー を 呼び出した の よ ね

しかも 自分 が 何者 か 分から ない なんて いう おまけ 付き と か

何 か いきなり 頭 痛く なって きた

だるい

召喚 で 魔力 を 持っていか れた か

うわ 見直した かも これ

日 は とっくに 昇って いる ぞ

また 随分 と だ らし が ない んだ な 君 は

美味しい …

何 笑って る の よ

それ より あんた 自分 の 正体 は 思い出した の

いや

分かった

あなた の 記憶 に 関して は 追 々 対策 を 考え とく

出掛ける 支度 を して アーチャー

街 を 案内 して あげる から

その 前 に マスター

君 大切な 事 を 忘れて い ない か

え 大切な 事 って 何

全く 君 契約 に おいて 最も 重要な 交換 を 私 達 は まだ して い ない

契約 に おいて 最も 重要な 交換

君 な 朝 は 弱い んだ な 本当に

何 よ 君 君 って 私 は

しまった 名前 …

思い当たった か

それ で マスター これ から は 何と 呼べば いい

私 遠 坂 凛 よ

あなた の 好きな ように 呼んで い いわ

それでは 凛と

ああ この 響き は 実に 君 に 合って いる

どう ここ なら 見通し が いい でしょ

初め から ここ に 来れば 歩きまわる 必要 も なかった のだ が

何 言って る の よ

ここ から 分かる の は 街 の 全景 だけ じゃ ない

実際 に その 場 に 行か ない と 街 の 作り は 分から ない わ

そう で も ない ぞ

アーチャー の クラス は 伊達で は ない

弓 兵 は 目 が 良く なければ 務 ま らん

そう さ な

あの 橋 の タイル の 数 ぐらい は 見て取れる

びっくり アーチャー って 本当に アーチャー な んだ

凛 まさか と は 思う が 私 を 馬鹿に して いる んじゃ ない だろう な

そんな わけない でしょ

あいつ だ きっと

凛 敵 を 見つけた の か

別に ただ の 知り合い

私 達 に は 関係 の ない 一般 人 よ

一 つ 聞き 忘れて いた

何 凛 君 は 幼い 頃 から マスター に なるべく 育て られ それ に 従って きた のだろう

そう よ

遠 坂 の 人間 に とって 聖 杯 は 何 代 も 前 から の 悲願 な んだ から

ならば 目的 が とうに ある はずだ

主 の 望み を 知ら なければ 私 も 剣 を 預け られ ない

凛 君 の 願い は 何 だ

願い

そんな の 別に ない けど

何 そんな はず は ある まい 聖 杯 と は 願い を 叶える 万能 の 杯 だ

現実 の 世界 を 手 に できる 力 だ ぞ

だって 世界 征服 も 面倒くさい し

そんな 無駄な 事 を 願って も 仕方 が ない でしょう

理解 に 苦しむ な

それでは 何の 為 に 戦う

そこ に 戦い が ある から よ アーチャー

つまり 君 は

ええ ただ 勝つ 為 に 戦う の

まいった

確かに 君 は 私 の マスター に 相応しい

君 は 間違い なく 最強の マスター だ

仕える 相手 と して これ 以上 の 者 は ない

ちょ っ …

凛 何 を 隠れて いる

知り合い な の

今日 は 学校 を 休んだ し あんまり 顔 を 合わせ たく ない の

綺礼 私 だ けど

昨日 アーチャー と 契約 した から

正式に マスター 登録 を お 願い

いい だろう

では どう する

一 度 こちら に 顔 を 出さ ない か

君 の ご 両親 から 預かって いる 物 も ある

それ って 父さん の 遺言 の 事

それ なら もう 解読 して 手 に 入れた から いい わ

それ じゃ 気 が 向いたら お邪魔 する から よろしく

待て …

学校 に 行く の か

ええ 何 か 問題 ある かしら

問題 は 無い が

学校 と いう 場 は 不意 の 襲撃 に 備え にくい 場所 だ ろ

マスター 同士 の 戦い は 人目 を 避ける 物 でしょう

それ なら 人目 に 付く 学校 に 居れば 不意打ち さ れる 事 は まず ない と 思う けど

もしも の 話し だ が その 安全な 場所 に 敵 が 居た と したら どう する

それ は ない わ

この 街 に は 魔術 師 の 家系 は 遠 坂 と あと 一 つ しか ない の

その 一 つ って いう 家系 は 落ちぶれて る し マスター に も なって い ない

凛 の 通う 学校 に は もう 一 人 魔術 師 が 居る のだ な

だが マスター に なれる ほど の 魔力 を 持ち合わせて い ない と

そういう 事

だが 凛 何事 に も 例外 は 存在 する

もし 学校 に 君 が 知ら ない 魔術 師 が 居る と したら

空気 が 淀んで る どころ の 話 じゃ ない

これ もう 結 界 が 張ら れて ない

完全に で は ない が 既に 準備 は 始まって いる ようだ な

ここ まで 派手に やって いる と いう 事 は よほど の 大物 か

とんでもない 素人 ね

他人 に 異常 を 感じ させる 結 界 なんて 三流 だ も の

やる なら 仕掛ける 時 まで 隠し 通して おく の が 一流 よ

で どう する 凛

一流 だろう が 三流 だろう が 知った 事 じゃ ない わ

私 の テリトリー で こんな 下 衆 な 物 を 仕掛けた 奴 なんて

問答 無用 で ぶ っ 倒す だけ よ

いい アーチャー

放課後 は まず 結 界 の 下調べ

どんな 結 界 か を 調べて から

消す か 残す か 決め ましょう

アーチャー また あと で

手伝う わ 桜

あ 遠 坂 先輩

ありがとう ございます 先輩

い いって い いって

それ じゃあ これ 桜 の クラス まで

葛 木 先生 の 所 です

誤字 が あった から 回収 する って 言って ました

葛 木 は 融通 利か ない から ね

これ で 七 つ 目 か

とりあえず ここ が 起点 みたい ね

こんな 文字 見た こと も 聞いた こと も ない

まいった な これ 私 の 手 に は 負えない

アーチャー 結 界 の 正体 に 気付いて る んでしょ

この 結 界 は 一 度 発動 すれば 結 界 内 の 人間 を 文字通り 溶解 さ せる 物 よ

これ は 魂 喰 い

結 界 内 の 人間 の 体 を 溶かして

滲み出る 魂 を 強引に 集める 血 の 要塞

そして 誰 が 魂 を 欲して いる か って 言えば それ は サーヴァント よ

アーチャー あなた 達 って そういう 物

ご 推察 の 通り だ

我々 は 基本 的に 霊 体 だ

君 達 が 肉 を 栄養 と する ように

サーヴァント は 精神 と 魂 を 栄養 と する

つまり 取り入れれば 取り入れる ほど 魔力 の 貯蔵 量 が 上がって いく と いう わけだ

マスター から 提供 さ れる 魔力 だけ じゃ 足りない って 事

足りなく は ない が 多い に 越した 事 は ない

周囲 の 人間 から エネルギー を 奪う の は マスター と して 基本 的な 戦略 だ

そういった 意味 で 言えば この 結 界 は 効率 が いい

それ 癪 に 障る わ

二度と 口 に し ないで アーチャー

同感 だ

私 も 真似 を する つもり は ない

それ じゃあ 消そう か

無駄だろう けど

とりあえず 邪魔 を する くらい に は

何 だ よ 消し ち まう の か もったい ねえ

これ あなた の 仕業

いい や 小細工 を 弄する の は 魔術 師 の 役割 だ

俺 達 は ただ 命じ られた まま 戦う のみ

だろう そこ の 兄さん よ

アーチャー が 見えて いる の ね

やっぱり サーヴァント

それ が 分かる お 嬢ちゃん は 俺 の 敵 って 事 で いい の か な

四方 を 囲ま れた この 場所 で 戦う の は 不利

ほう 大した もん だ 何も 分から ねえ ようで 要点 は 押さえて や がる

あー あ 失敗 した な こりゃ あ

面白がって …

声 掛ける んじゃ なかった ぜ

Es ist gross . Es ist klein

vox Gott Es Atlas

アーチャー 着地 任せた

アーチャー

いい ねえ そう こ なくちゃ

話 が 早い 奴 は 嫌いじゃ ない

ランサー の サーヴァント

いかにも

そういう あんた の サーヴァント は セイバー って 感じ じゃ ねえ な

何者 だ て め え

真っ 当 な 一騎打ち を する タイプ じゃ ねえ な

てこ と は アーチャー か

そら 弓 を 出せよ アーチャー

それ ぐらい は 待って やる

アーチャー …

あいつ …

アーチャー 手助け は し ない わ

あなた の 力 ここ で 見せて

馬鹿 が

これ が … サーヴァント の 戦い

間抜け

アーチャー

二 刀 使い か

弓 兵 風情 が 剣士 の 真似 事 と は な

二十七 …

それ だけ 弾き 飛ばして も まだ ある と は な

どうした 様子 見と は らしく ない な

先ほど の 勢い は どこ に いった

狸 が 減らず口 を 叩き や がる

いい ぜ 聞いて やる よ

て め え どこ の 英雄 だ

二 刀 使い の 弓 兵 な ん ぞ 聞いた 事 が ねえ

そういう 君 は 分かり やすい な

槍 兵 に は 最 速 の 英雄 が 選ば れる と いう が

君 は その 中 で も 選りすぐり だ

これほど の 槍 手 は 世界 に 三 人 と 居 まい

加えて 獣 の 如き 敏捷 さ と いえば おそらく 一 人

ほう よく 言った アーチャー

ならば 食らう か 我が 必殺 の 一撃 を

止め は し ない いずれ は 超え ねば なら ぬ 敵 だ

まずい …

あの 尋常じゃ ない 魔力

明らかに 宝 具 を 使おう と して いる

このまま じゃ …

誰 だ

生徒 まだ 学校 に 残って た の

その ようだ な

おかげ で 命拾い した が

ちょっと ランサー は どうした の よ

さっき の 人影 を 追った よ

目撃 者 だ から な

おそらく 消し に 行った のだろう

追って アーチャー

私 も すぐに 追いつく から

くそ なんて 間抜け

目撃 者 は 消す の が 魔術 師 の ルール

それ が 嫌だった から ずっと 気 を 付けて きた のに …

アーチャー ランサー を 追いかけて

せめて マスター の 顔 ぐらい 把握 し ない と 割 が 合わ ない

凛 これ は あなた の 責任 よ

ランサー の 槍 で 一 突き か

心臓 を やられて ちゃ 助から ない

ごめん ね 看取る ぐらい は して あげる から

やめて よ ね

何 だって あんた が より に よって こんな 日 に こんな 時間 に

明日 から どんな 顔 で あの 子 に 会えば いい の よ

まだ 手 は ある

すまない 失敗 した

よほど 用心深い マスター だった のだろう

そう

まあ そう 簡単に は いか ない わ よ ね

ああ 拾い に 行って くれた んだ

もう 忘れる な それ は 凛 に しか 似合わ ない

そう じゃあ ありがとう

やっぱり どう 見て も 魔力 は 残って ない か

って 待った

どうした 凛

ランサー の マスター が 殺した はずの 目撃 者 が 死に 損なった って 知ったら

再び 止め を 刺さ せる だろう な ランサー に

まったく 余計な 苦労 を 背負おう と して いる ぞ 君 は

あれ だけ の 事 を して 助けた んだ から 死な せる わけに いか ない じゃ ない

居る ランサー の サーヴァント

待て 凛

サーヴァント の 気配 が 一 つ で は ない

セイ バー の サーヴァント

トレース オン

朝 早い んだ な 遠 坂

まだ 手 は ある

俺 は 生きて 義務 を 果たさ なければ いけない のに

早く 呼び出さ ない と 死んじゃ うよ

七 人 目 の サーヴァント だ と

あなた が 私 の マスター か

心 を 全部 焼き 尽くす ような 絶望 の 隣 で

いつ だって 君 は すべて 溶かす ように 笑い かけて くれて た

かき消さ れた 声 届け ない 言葉

また つまずき そうに なる 度 に 何度 も しがみついた

白く 白く 真っ白な 未来 が たった 一 つ 僕たち の 希望

今 の 僕 に は やみくもな この 気持ち しか ない けど

正解 なんて 一 つ じゃ ない

僕 だけ の 明日 を 探して る ずっと


Fate /stay night : Unlimited Blade Works Episode 0 (2) Fate/stay night: Trabalhos com Lâminas Ilimitadas Episódio 0 (2)

えっ と それ って

前言 を 撤回 しよう マスター ぜんげん||てっかい||ますたー

年齢 は 若い が 君 は 卓越 した 魔術 師 だ ねんれい||わかい||きみ||たくえつ||まじゅつ|し|

子ども と 侮り 戦い から 遠ざけよう と した の は 私 の 過ち だった こども||あなどり|たたかい||とおざけよう|||||わたくし||あやまち|

無礼 共々 謝ろう ぶれい|ともども|あやまろう

じゃあ 令 呪 抜きで 私 が マスター だって 認める の ね |れい|まじない|ぬきで|わたくし||ますたー||みとめる||

無論 だ むろん|

先ほど は 召喚 さ れた ばかりで 馴染んで い なかった が さきほど||しょうかん||||なじんで|||

今では 完全に 繋がった いまでは|かんぜんに|つながった

魔術 師 である の なら 契約 に よる 繋がり を 感じ られる だろう まじゅつ|し||||けいやく|||つながり||かんじ||

契約 … けいやく

そう か サーヴァント は 聖 杯 に 呼ば れる けど ||||せい|さかずき||よば||

呼ば れた サーヴァント を この世 に 留める の は よば||||このよ||とどめる||

そう マスター の 力 だ |ますたー||ちから|

サーヴァント は マスター から の 魔力 提供 に よって この世 に 留まる ||ますたー|||まりょく|ていきょう|||このよ||とどまる

君 から の 魔力 提供 量 は 十分だ きみ|||まりょく|ていきょう|りょう||じゅうぶんだ

君 は 間違い なく 一流 だ きみ||まちがい||いちりゅう|

今更 褒めた って 何も 出 ないで す けど いまさら|ほめた||なにも|だ|||

あなた セイバー じゃ ない の ?

残念 ながら 剣 は 持って い ない ざんねん||けん||もって||

って こと は アーチャー ね

ドジ った わ

あれ だけ 宝石 を 使って おいて セイバー じゃ ない なんて ||ほうせき||つかって|||||

悪かった な セイバー で なくて わるかった||||

そりゃ 痛恨 の ミス で 残念だ けど 悪い の は 私 な んだ から |つうこん||みす||ざんねんだ||わるい|||わたくし|||

今 の 暴言 を 悔やま せて やる いま||ぼうげん||くやま||

その 時 に なって 謝って も 聞か ない から な |じ|||あやまって||きか|||

それ じゃ 必ず 私 を 後悔 さ せて アーチャー ||かならず|わたくし||こうかい|||

そう なったら 素直に 謝ら せて もらう から ||すなおに|あやまら|||

ああ 忘れる な よ マスター |わすれる|||ますたー

そう そう まだ 聞いて なかった けど |||きいて||

あんた どこ の 英霊 な の よ |||えいれい|||

アーチャー ?

私 が どのような 者 だった か は 答え られ ない わたくし|||もの||||こたえ||

なぜ か と いう と 自分 でも 分から ない |||||じぶん||わから|

は あ ? 何 よ それ あんた 私 の こと バカに して る わけ ? ||なん||||わたくし|||ばかに|||

マスター を 侮辱 する つもり は ない ますたー||ぶじょく||||

君 の 不完全な 召喚 の 付け だ ぞ きみ||ふかんぜんな|しょうかん||つけ||

記憶 に 混乱 が 見 られる きおく||こんらん||み|

名前 や 素性 が どうも 曖昧だ なまえ||すじょう|||あいまいだ

まあ さして 重要な 欠落 で は ない から ||じゅうような|けつらく||||

気 に する こと で は ない のだ が き||||||||

気 に する わ よ そんな の き||||||

あんた が どんな 英霊 か 知ら なきゃ |||えいれい||しら|

どの くらい 強い か 分から ない じゃ ない ||つよい||わから|||

瑣末 な 問題 だ よ それ は さまつ||もんだい||||

瑣末 って あんた ね さまつ|||

相棒 の 強 さ が 分から ない んじゃ 作戦 の 立てよう が ない でしょ あいぼう||つよ|||わから|||さくせん||たてよう|||

何 を 言う なん||いう

私 は 君 が 呼び出した サーヴァント だ わたくし||きみ||よびだした||

それ が 最強で ない はず が ない ||さいきょうで||||

まあ いい か

誰 に も 正体 が 分から ない って ことに は 変わり は ない んだ し だれ|||しょうたい||わから|||||かわり||||

しばらく あなた の 正体 に 関して は 不問 に し ましょう |||しょうたい||かんして||ふもん|||

それ じゃあ アーチャー 最初 の 仕事 だ けど |||さいしょ||しごと||

さっそく か 好 戦 的だ な 君 は ||よしみ|いくさ|てきだ||きみ|

それ で 敵 は … ||てき|

居間 の 掃除 いま||そうじ

あんた が 散らかした んだ から 責任 持って きれいに し と いて ね ||ちらかした|||せきにん|もって|||||

待て 君 は サーヴァント を 何 だ と 思って いる ? まて|きみ||||なん|||おもって|

使い 魔 でしょ つかい|ま|

ちょっと 生意気で 扱い に 困る けど |なまいきで|あつかい||こまる|

了解 した りょうかい|

地獄 に 落ちろ マスター じごく||おちろ|ますたー

お 父 様 十 年間 待ち 続けた 私 の 戦い が あと 少し で 始まろう と して い ます |ちち|さま|じゅう|ねんかん|まち|つづけた|わたくし||たたかい|||すこし||はじまろう||||

私 の 聖 杯 戦争 が … わたくし||せい|さかずき|せんそう|

遅刻 どころ の 話 じゃ ない ちこく|||はなし||

今日 は サボろう きょう||さぼろう

私 セイバー じゃ なくて アーチャー を 呼び出した の よ ね わたくし||||||よびだした|||

しかも 自分 が 何者 か 分から ない なんて いう おまけ 付き と か |じぶん||なにもの||わから|||||つき||

何 か いきなり 頭 痛く なって きた なん|||あたま|いたく||

だるい

召喚 で 魔力 を 持っていか れた か しょうかん||まりょく||もっていか||

うわ 見直した かも これ |みなおした||

日 は とっくに 昇って いる ぞ ひ|||のぼって||

また 随分 と だ らし が ない んだ な 君 は |ずいぶん||||||||きみ|

美味しい … おいしい

何 笑って る の よ なん|わらって|||

それ より あんた 自分 の 正体 は 思い出した の |||じぶん||しょうたい||おもいだした|

いや

分かった わかった

あなた の 記憶 に 関して は 追 々 対策 を 考え とく ||きおく||かんして||つい||たいさく||かんがえ|

出掛ける 支度 を して アーチャー でかける|したく|||

街 を 案内 して あげる から がい||あんない|||

その 前 に マスター |ぜん||ますたー

君 大切な 事 を 忘れて い ない か きみ|たいせつな|こと||わすれて|||

え 大切な 事 って 何 |たいせつな|こと||なん

全く 君 契約 に おいて 最も 重要な 交換 を 私 達 は まだ して い ない まったく|きみ|けいやく|||もっとも|じゅうような|こうかん||わたくし|さとる|||||

契約 に おいて 最も 重要な 交換 けいやく|||もっとも|じゅうような|こうかん

君 な 朝 は 弱い んだ な 本当に きみ||あさ||よわい|||ほんとうに

何 よ 君 君 って 私 は なん||きみ|きみ||わたくし|

しまった 名前 … |なまえ

思い当たった か おもいあたった|

それ で マスター これ から は 何と 呼べば いい ||ますたー||||なんと|よべば|

私 遠 坂 凛 よ わたくし|とお|さか|りん|

あなた の 好きな ように 呼んで い いわ ||すきな|よう に|よんで||

それでは 凛と |りんと

ああ この 響き は 実に 君 に 合って いる ||ひびき||じつに|きみ||あって|

どう ここ なら 見通し が いい でしょ |||みとおし|||

初め から ここ に 来れば 歩きまわる 必要 も なかった のだ が はじめ||||くれば|あるきまわる|ひつよう||||

何 言って る の よ なん|いって|||

ここ から 分かる の は 街 の 全景 だけ じゃ ない ||わかる|||がい||ぜんけい|||

実際 に その 場 に 行か ない と 街 の 作り は 分から ない わ じっさい|||じょう||いか|||がい||つくり||わから||

そう で も ない ぞ

アーチャー の クラス は 伊達で は ない ||くらす||だてで||

弓 兵 は 目 が 良く なければ 務 ま らん ゆみ|つわもの||め||よく||つとむ||

そう さ な

あの 橋 の タイル の 数 ぐらい は 見て取れる |きょう||たいる||すう|||みてとれる

びっくり アーチャー って 本当に アーチャー な んだ |||ほんとうに|||

凛 まさか と は 思う が 私 を 馬鹿に して いる んじゃ ない だろう な りん||||おもう||わたくし||ばかに||||||

そんな わけない でしょ

あいつ だ きっと

凛 敵 を 見つけた の か りん|てき||みつけた||

別に ただ の 知り合い べつに|||しりあい

私 達 に は 関係 の ない 一般 人 よ わたくし|さとる|||かんけい|||いっぱん|じん|

一 つ 聞き 忘れて いた ひと||きき|わすれて|

何 凛 君 は 幼い 頃 から マスター に なるべく 育て られ なん|りん|きみ||おさない|ころ||ますたー|||そだて| それ に 従って きた のだろう ||したがって||

そう よ

遠 坂 の 人間 に とって 聖 杯 は 何 代 も 前 から の 悲願 な んだ から とお|さか||にんげん|||せい|さかずき||なん|だい||ぜん|||ひがん|||

ならば 目的 が とうに ある はずだ |もくてき||||

主 の 望み を 知ら なければ 私 も 剣 を 預け られ ない おも||のぞみ||しら||わたくし||けん||あずけ||

凛 君 の 願い は 何 だ りん|きみ||ねがい||なん|

願い ねがい

そんな の 別に ない けど ||べつに||

何 そんな はず は ある まい なん||||| 聖 杯 と は 願い を 叶える 万能 の 杯 だ せい|さかずき|||ねがい||かなえる|ばんのう||さかずき|

現実 の 世界 を 手 に できる 力 だ ぞ げんじつ||せかい||て|||ちから||

だって 世界 征服 も 面倒くさい し |せかい|せいふく||めんどうくさい|

そんな 無駄な 事 を 願って も 仕方 が ない でしょう |むだな|こと||ねがって||しかた|||

理解 に 苦しむ な りかい||くるしむ|

それでは 何の 為 に 戦う |なんの|ため||たたかう

そこ に 戦い が ある から よ アーチャー ||たたかい|||||

つまり 君 は |きみ|

ええ ただ 勝つ 為 に 戦う の ||かつ|ため||たたかう|

まいった

確かに 君 は 私 の マスター に 相応しい たしかに|きみ||わたくし||ますたー||ふさわしい

君 は 間違い なく 最強の マスター だ きみ||まちがい||さいきょうの|ますたー|

仕える 相手 と して これ 以上 の 者 は ない つかえる|あいて||||いじょう||もの||

ちょ っ …

凛 何 を 隠れて いる りん|なん||かくれて|

知り合い な の しりあい||

今日 は 学校 を 休んだ し あんまり 顔 を 合わせ たく ない の きょう||がっこう||やすんだ|||かお||あわせ|||

綺礼 私 だ けど きれい|わたくし||

昨日 アーチャー と 契約 した から きのう|||けいやく||

正式に マスター 登録 を お 願い せいしきに|ますたー|とうろく|||ねがい

いい だろう

では どう する

一 度 こちら に 顔 を 出さ ない か ひと|たび|||かお||ださ||

君 の ご 両親 から 預かって いる 物 も ある きみ|||りょうしん||あずかって||ぶつ||

それ って 父さん の 遺言 の 事 ||とうさん||ゆいごん||こと

それ なら もう 解読 して 手 に 入れた から いい わ |||かいどく||て||いれた|||

それ じゃ 気 が 向いたら お邪魔 する から よろしく ||き||むいたら|おじゃま|||

待て … まて

学校 に 行く の か がっこう||いく||

ええ 何 か 問題 ある かしら |なん||もんだい||

問題 は 無い が もんだい||ない|

学校 と いう 場 は 不意 の 襲撃 に 備え にくい 場所 だ ろ がっこう|||じょう||ふい||しゅうげき||そなえ||ばしょ||

マスター 同士 の 戦い は 人目 を 避ける 物 でしょう ますたー|どうし||たたかい||ひとめ||さける|ぶつ|

それ なら 人目 に 付く 学校 に 居れば 不意打ち さ れる 事 は まず ない と 思う けど ||ひとめ||つく|がっこう||おれば|ふいうち|||こと|||||おもう|

もしも の 話し だ が その 安全な 場所 に 敵 が 居た と したら どう する ||はなし||||あんぜんな|ばしょ||てき||いた||||

それ は ない わ

この 街 に は 魔術 師 の 家系 は 遠 坂 と あと 一 つ しか ない の |がい|||まじゅつ|し||かけい||とお|さか|||ひと||||

その 一 つ って いう 家系 は 落ちぶれて る し マスター に も なって い ない |ひと||||かけい||おちぶれて|||ますたー|||||

凛 の 通う 学校 に は もう 一 人 魔術 師 が 居る のだ な りん||かよう|がっこう||||ひと|じん|まじゅつ|し||いる||

だが マスター に なれる ほど の 魔力 を 持ち合わせて い ない と |ますたー|||||まりょく||もちあわせて|||

そういう 事 |こと

だが 凛 何事 に も 例外 は 存在 する |りん|なにごと|||れいがい||そんざい|

もし 学校 に 君 が 知ら ない 魔術 師 が 居る と したら |がっこう||きみ||しら||まじゅつ|し||いる||

空気 が 淀んで る どころ の 話 じゃ ない くうき||よどんで||||はなし||

これ もう 結 界 が 張ら れて ない ||けつ|かい||はら||

完全に で は ない が 既に 準備 は 始まって いる ようだ な かんぜんに|||||すでに|じゅんび||はじまって|||

ここ まで 派手に やって いる と いう 事 は よほど の 大物 か ||はでに|||||こと||||おおもの|

とんでもない 素人 ね |しろうと|

他人 に 異常 を 感じ させる 結 界 なんて 三流 だ も の たにん||いじょう||かんじ||けつ|かい||さんりゅう|||

やる なら 仕掛ける 時 まで 隠し 通して おく の が 一流 よ ||しかける|じ||かくし|とおして||||いちりゅう|

で どう する 凛 |||りん

一流 だろう が 三流 だろう が 知った 事 じゃ ない わ いちりゅう|||さんりゅう|||しった|こと|||

私 の テリトリー で こんな 下 衆 な 物 を 仕掛けた 奴 なんて わたくし|||||した|しゅう||ぶつ||しかけた|やつ|

問答 無用 で ぶ っ 倒す だけ よ もんどう|むよう||||たおす||

いい アーチャー

放課後 は まず 結 界 の 下調べ ほうかご|||けつ|かい||したしらべ

どんな 結 界 か を 調べて から |けつ|かい|||しらべて|

消す か 残す か 決め ましょう けす||のこす||きめ|

アーチャー また あと で

手伝う わ 桜 てつだう||さくら

あ 遠 坂 先輩 |とお|さか|せんぱい

ありがとう ございます 先輩 ||せんぱい

い いって い いって

それ じゃあ これ 桜 の クラス まで |||さくら||くらす|

葛 木 先生 の 所 です つづら|き|せんせい||しょ|

誤字 が あった から 回収 する って 言って ました ごじ||||かいしゅう|||いって|

葛 木 は 融通 利か ない から ね つづら|き||ゆうずう|きか|||

これ で 七 つ 目 か ||なな||め|

とりあえず ここ が 起点 みたい ね |||きてん||

こんな 文字 見た こと も 聞いた こと も ない |もじ|みた|||きいた|||

まいった な これ 私 の 手 に は 負えない |||わたくし||て|||おえない

アーチャー 結 界 の 正体 に 気付いて る んでしょ |けつ|かい||しょうたい||きづいて||

この 結 界 は 一 度 発動 すれば 結 界 内 の 人間 を 文字通り 溶解 さ せる 物 よ |けつ|かい||ひと|たび|はつどう||けつ|かい|うち||にんげん||もじどおり|ようかい|||ぶつ|

これ は 魂 喰 い ||たましい|しょく|

結 界 内 の 人間 の 体 を 溶かして けつ|かい|うち||にんげん||からだ||とかして

滲み出る 魂 を 強引に 集める 血 の 要塞 にじみでる|たましい||ごういんに|あつめる|ち||ようさい

そして 誰 が 魂 を 欲して いる か って 言えば それ は サーヴァント よ |だれ||たましい||ほっして||||いえば||||

アーチャー あなた 達 って そういう 物 ||さとる|||ぶつ

ご 推察 の 通り だ |すいさつ||とおり|

我々 は 基本 的に 霊 体 だ われわれ||きほん|てきに|れい|からだ|

君 達 が 肉 を 栄養 と する ように きみ|さとる||にく||えいよう|||よう に

サーヴァント は 精神 と 魂 を 栄養 と する ||せいしん||たましい||えいよう||

つまり 取り入れれば 取り入れる ほど 魔力 の 貯蔵 量 が 上がって いく と いう わけだ |とりいれれば|とりいれる||まりょく||ちょぞう|りょう||あがって||||

マスター から 提供 さ れる 魔力 だけ じゃ 足りない って 事 ますたー||ていきょう|||まりょく|||たりない||こと

足りなく は ない が 多い に 越した 事 は ない たりなく||||おおい||こした|こと||

周囲 の 人間 から エネルギー を 奪う の は マスター と して 基本 的な 戦略 だ しゅうい||にんげん||えねるぎー||うばう|||ますたー|||きほん|てきな|せんりゃく|

そういった 意味 で 言えば この 結 界 は 効率 が いい |いみ||いえば||けつ|かい||こうりつ||

それ 癪 に 障る わ |しゃく||さわる|

二度と 口 に し ないで アーチャー にどと|くち||||

同感 だ どうかん|

私 も 真似 を する つもり は ない わたくし||まね|||||

それ じゃあ 消そう か ||けそう|

無駄だろう けど むだだろう|

とりあえず 邪魔 を する くらい に は |じゃま|||||

何 だ よ 消し ち まう の か もったい ねえ なん|||けし||||||

これ あなた の 仕業 |||しわざ

いい や 小細工 を 弄する の は 魔術 師 の 役割 だ ||こざいく||ろうする|||まじゅつ|し||やくわり|

俺 達 は ただ 命じ られた まま 戦う のみ おれ|さとる|||めいじ|||たたかう|

だろう そこ の 兄さん よ |||にいさん|

アーチャー が 見えて いる の ね ||みえて|||

やっぱり サーヴァント

それ が 分かる お 嬢ちゃん は 俺 の 敵 って 事 で いい の か な ||わかる||じょうちゃん||おれ||てき||こと|||||

四方 を 囲ま れた この 場所 で 戦う の は 不利 しほう||かこま|||ばしょ||たたかう|||ふり

ほう 大した もん だ 何も 分から ねえ ようで 要点 は 押さえて や がる |たいした|||なにも|わから|||ようてん||おさえて||

あー あ 失敗 した な こりゃ あ ||しっぱい||||

面白がって … おもしろがって

声 掛ける んじゃ なかった ぜ こえ|かける|||

Es ist gross . Es ist klein

vox Gott Es Atlas

アーチャー 着地 任せた |ちゃくち|まかせた

アーチャー

いい ねえ そう こ なくちゃ

話 が 早い 奴 は 嫌いじゃ ない はなし||はやい|やつ||きらいじゃ|

ランサー の サーヴァント

いかにも

そういう あんた の サーヴァント は セイバー って 感じ じゃ ねえ な |||||||かんじ|||

何者 だ て め え なにもの||||

真っ 当 な 一騎打ち を する タイプ じゃ ねえ な まっ|とう||いっきうち|||たいぷ|||

てこ と は アーチャー か

そら 弓 を 出せよ アーチャー |ゆみ||だせよ|

それ ぐらい は 待って やる |||まって|

アーチャー …

あいつ …

アーチャー 手助け は し ない わ |てだすけ||||

あなた の 力 ここ で 見せて ||ちから|||みせて

馬鹿 が ばか|

これ が … サーヴァント の 戦い ||||たたかい

間抜け まぬけ

アーチャー

二 刀 使い か ふた|かたな|つかい|

弓 兵 風情 が 剣士 の 真似 事 と は な ゆみ|つわもの|ふぜい||けんし||まね|こと|||

二十七 … にじゅうしち

それ だけ 弾き 飛ばして も まだ ある と は な ||はじき|とばして||||||

どうした 様子 見と は らしく ない な |ようす|みと||||

先ほど の 勢い は どこ に いった さきほど||いきおい||||

狸 が 減らず口 を 叩き や がる たぬき||へらずぐち||たたき||

いい ぜ 聞いて やる よ ||きいて||

て め え どこ の 英雄 だ |||||えいゆう|

二 刀 使い の 弓 兵 な ん ぞ 聞いた 事 が ねえ ふた|かたな|つかい||ゆみ|つわもの||||きいた|こと||

そういう 君 は 分かり やすい な |きみ||わかり||

槍 兵 に は 最 速 の 英雄 が 選ば れる と いう が やり|つわもの|||さい|はや||えいゆう||えらば||||

君 は その 中 で も 選りすぐり だ きみ|||なか|||えりすぐり|

これほど の 槍 手 は 世界 に 三 人 と 居 まい ||やり|て||せかい||みっ|じん||い|

加えて 獣 の 如き 敏捷 さ と いえば おそらく 一 人 くわえて|けだもの||ごとき|びんしょう|||||ひと|じん

ほう よく 言った アーチャー ||いった|

ならば 食らう か 我が 必殺 の 一撃 を |くらう||わが|ひっさつ||いちげき|

止め は し ない いずれ は 超え ねば なら ぬ 敵 だ とどめ||||||こえ||||てき|

まずい …

あの 尋常じゃ ない 魔力 |じんじょうじゃ||まりょく

明らかに 宝 具 を 使おう と して いる あきらかに|たから|つぶさ||つかおう|||

このまま じゃ …

誰 だ だれ|

生徒 まだ 学校 に 残って た の せいと||がっこう||のこって||

その ようだ な

おかげ で 命拾い した が ||いのちびろい||

ちょっと ランサー は どうした の よ

さっき の 人影 を 追った よ ||ひとかげ||おった|

目撃 者 だ から な もくげき|もの|||

おそらく 消し に 行った のだろう |けし||おこなった|

追って アーチャー おって|

私 も すぐに 追いつく から わたくし|||おいつく|

くそ なんて 間抜け ||まぬけ

目撃 者 は 消す の が 魔術 師 の ルール もくげき|もの||けす|||まじゅつ|し||るーる

それ が 嫌だった から ずっと 気 を 付けて きた のに … ||いやだった|||き||つけて||

アーチャー ランサー を 追いかけて |||おいかけて

せめて マスター の 顔 ぐらい 把握 し ない と 割 が 合わ ない |ますたー||かお||はあく||||わり||あわ|

凛 これ は あなた の 責任 よ りん|||||せきにん|

ランサー の 槍 で 一 突き か ||やり||ひと|つき|

心臓 を やられて ちゃ 助から ない しんぞう||||たすから|

ごめん ね 看取る ぐらい は して あげる から ||みとる|||||

やめて よ ね

何 だって あんた が より に よって こんな 日 に こんな 時間 に なん||||||||ひ|||じかん|

明日 から どんな 顔 で あの 子 に 会えば いい の よ あした|||かお|||こ||あえば|||

まだ 手 は ある |て||

すまない 失敗 した |しっぱい|

よほど 用心深い マスター だった のだろう |ようじんぶかい|ますたー||

そう

まあ そう 簡単に は いか ない わ よ ね ||かんたんに||||||

ああ 拾い に 行って くれた んだ |ひろい||おこなって||

もう 忘れる な それ は 凛 に しか 似合わ ない |わすれる||||りん|||にあわ|

そう じゃあ ありがとう

やっぱり どう 見て も 魔力 は 残って ない か ||みて||まりょく||のこって||

って 待った |まった

どうした 凛 |りん

ランサー の マスター が 殺した はずの 目撃 者 が 死に 損なった って 知ったら ||ますたー||ころした||もくげき|もの||しに|そこなった||しったら

再び 止め を 刺さ せる だろう な ランサー に ふたたび|とどめ||ささ|||||

まったく 余計な 苦労 を 背負おう と して いる ぞ 君 は |よけいな|くろう||せおおう|||||きみ|

あれ だけ の 事 を して 助けた んだ から 死な せる わけに いか ない じゃ ない |||こと|||たすけた|||しな||||||

居る ランサー の サーヴァント いる|||

待て 凛 まて|りん

サーヴァント の 気配 が 一 つ で は ない ||けはい||ひと||||

セイ バー の サーヴァント せい|ばー||

トレース オン とれーす|おん

朝 早い んだ な 遠 坂 あさ|はやい|||とお|さか

まだ 手 は ある |て||

俺 は 生きて 義務 を 果たさ なければ いけない のに おれ||いきて|ぎむ||はたさ|||

早く 呼び出さ ない と 死んじゃ うよ はやく|よびださ|||しんじゃ|

七 人 目 の サーヴァント だ と なな|じん|め||||

あなた が 私 の マスター か ||わたくし||ますたー|

心 を 全部 焼き 尽くす ような 絶望 の 隣 で こころ||ぜんぶ|やき|つくす||ぜつぼう||となり|

いつ だって 君 は すべて 溶かす ように 笑い かけて くれて た ||きみ|||とかす|よう に|わらい|||

かき消さ れた 声 届け ない 言葉 かきけさ||こえ|とどけ||ことば

また つまずき そうに なる 度 に 何度 も しがみついた ||そう に||たび||なんど||

白く 白く 真っ白な 未来 が たった 一 つ 僕たち の 希望 しろく|しろく|まっしろな|みらい|||ひと||ぼくたち||きぼう

今 の 僕 に は やみくもな この 気持ち しか ない けど いま||ぼく|||||きもち|||

正解 なんて 一 つ じゃ ない せいかい||ひと|||

僕 だけ の 明日 を 探して る ずっと ぼく|||あした||さがして||