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進撃の巨人 3 Part 2, Shingeki no Kyojin Season 3 Part 2 (Attack on Titan Season 3 Part 2) Episode 10

Shingeki no Kyojin Season 3 Part 2 (Attack on Titan Season 3 Part 2) Episode 10

「 九 つ の 巨人 」 に は それぞれ 名前 が ある

これ から お前 へ 継承 さ れる 巨人 に も だ

その 巨人 は いつ いかなる 時代 に おいて も

自由 を 求めて 進み 続けた

自由 の ため に 戦った

名 は

進撃 の 巨人

過去 に エレン は 「 無垢の 巨人 」 を 操り

窮地 を 逃れた こと が あり ます

王家 の 血 を 引く 者 を 巨人 に して オレ が 接触 すれば

「 始祖 の 巨人 」 の 力 を 扱える … かも しれ ない …

だが … その 可能 性 が ある と 言えば 兵 団 は ヒストリア を どう する ?

家庭 を 持て

は ?

妻 でも 子供 でも 街 の 人 で も いい

壁 の 中 で 人 を 愛せ

それ が でき なければ 繰り返す だけ だ

同じ 歴史 を 同じ 過ち を 何度 も

ミカサ や アルミン みんな を 救い たい なら 使命 を 全うしろ

ミカサ ? アルミン ? 誰 の こと だ ?

… さ ぁ ? わから ない

誰 の 記憶 だろう ?

敵 は 世界 …

しかし この こと を 公表 すれば 壁 は 大 混乱 に 陥り ます ぞ !

そう だ 我々 で さえ 事 の 大き さ を 計り かねて いる 状態 に ある のだ

ならば また 民 を 騙す か ?

レイス 王 が やった ように

何も 知ら ない 民 を この 壁 の 中 で 飼おう と いう の か ?

ならば … 我々 に は 何の 大義 が あって レイス 王 から 王冠 を 奪った のだ ?

公表 し ましょう

100 年 前 レイス 王 が 民 から 奪った 記憶 を 100 年 後 の 民 に お返し する だけ です

我々 は 皆 運命 を 共に する 壁 の 民

これ から は 一致 団結 して 力 を 合わせ なくて は なり ませ ん

人類 を 脅かす 人食い 巨人 の 正体 は 人間 であり

我々 と 同じ 祖先 を 持つ 民族 「 ユミル の 民 」 だった

我々 の 王 は 100 年 前 に この 壁 を 築き 巨人 の 力 で 民衆 の 記憶 を 改竄 し

壁 の 外 の 人類 は 滅亡 した と 思い込ま せた

だが 人類 は 滅んで など おら ず

我々 「 ユミル の 民 」 を こう 呼んで いる 悪魔 の 民族 と

近い 将来 敵 は この 土地 の 資源 獲得 を 口実 に 侵攻 を 開始 する

それ が 5 年 前 から 始まった 「 超 大型 巨人 」 ら の 襲撃 である と …

もう 記事 は 出た 後 です が … 一連の 話 の 信憑性 は ?

少なくとも 我々 が ずっと 抱いて いた 疑問 と は 辻 褄 が 合って る

そりゃ 信じ たく ないで すよ … そんな 話

どうも

それ で … 街 の 反応 は ?

さまざまです

そのまま 受け取る 者 笑い飛ばす 者

いまだ 兵 政権 に 異 を 唱え 陰謀 論 を 結びつけ 吹聴 する 者

あなた 方 が 危惧 した とおり の 混乱 状態 です

でも しかたない よ 調査 報告 が 我々 の 飯 代 だ

情報 は 納税 者 に 委ね られる

そこ が 前 の 王様 より イケ てる 所 さ

あなた 方 を 誇り に 思い ます

え ?

同じ 壁 に 生きる 者 と して

または … 働く 者 と して

どうも

今度 は 調査 兵 団 を 担いで 記事 を 書く と いい

私 たち は これ から どう なり ます ?

私 たち が 巨人 を 恐れ 憎み

どうか この世 から 消えて なく なれ と 願った の と 同じ ように

世界中 の 人々 が 我々 を 人 で は なく 有害な 化け物 と 見なした

その 結果 あの 地獄 が 繰り返さ れる のだ と したら …

我々 が 死滅 する まで 地獄 は … 終わら ない

や ぁ 壁 の 英雄 たち よ

ヒッチ 来て た の か

あんた たち が 勲章 もらう の 見 に 来た んだ よ

そう か …

マルロ は

最期 まで 勇敢だった よ

… うん

そう だ ろ フロック ? 話して やれ

マルロ ・ フロイデンベルク は 俺 と 同じ 急 募 入団 の 新 兵 で …

その 中 でも 俺 たち を よく まとめて くれた

現場 は 絶望 的で 調査 兵 団 は 全滅 寸前 まで 追い詰め られた

みんな 怖じ気づいて どうにも なら なかった 時 も

あいつ だけ は 仲間 を 鼓舞 し 続けた

あいつ は すごい 奴 だった よ

知って る … だ から …

私 の 言う こと なんて 聞か ない んだろう ね

でも 最期 は … あそこ に 行った こと を 後悔 した だろう

ありがとう 式 で ヘマ したら 笑って やる から

オイ ! 何で そんな こと を …

でも … 誰 か が 本当の こと を 言う べきだ ろ

君 が … エルヴィン 団長 を 生き返ら せよう と 必死だった こと は 知って る

そう だ … お前 じゃ なく 団長 が ふさわしい と 思った

でも それ は 俺 だけ じゃ ない …

みんな だ 報告 書 を 読んだ 誰 も が そう 思った

何で エルヴィン じゃ ない んだ って …

お前 が アルミン の 何 を 知って る って 言う んだ ? 言って みろ よ

知ら ない な 俺 は 幼なじみ じゃ ないし 仲良し で も ない から …

でも 何で アルミン が 選ば れた か は わかる

お前 ら 二 人 と リヴァイ 兵 長 が 私情 に 流さ れ

注射 薬 を 私物 化 し 合理 性 に 欠ける 判断 を 下した から だ

要は 大事な もの を 捨てる こと が でき なかった から だ ろ ?

なぁ … もう お前 そろそろ 黙れ よ …

エレン … お前 って 腹 の 底 じゃ

何 だって 自分 が 一 番 正しい って 思って んだ ろ ?

だから 最後 まで 諦め なかった

聞き分け の ねぇ ガキ みて ぇに …

エレン もう いい から 離れて

その 点 ミカサ は まだ 大人 だった

最終 的に は 諦めた んだ から

オイ ! 急に 何 だって んだ よ !

フロック …! これ から 死んだ 仲間 を 弔おう って 式 の 場 な んだ ぜ ?

何で もう 終わった 話 を 蒸し返す んだ よ !?

お前 ら は … 上官 に 歯 向かう わけで も なく

エレン と ミカサ を 止める わけで も なく

ただ 見て た だけ だった よ な

何の 勲章 だ ? 誰 を 弔う ?

これ から 補充 する 調査 兵 団 に は 本当の こと を 言えよ !?

俺 みて ぇな 腰抜け が 間違って 入って こ ねぇ ように な !!

エルヴィン 団長 無し で これ から どう する つもりな んだ よ !?

そりゃ 俺 みて ぇな 雑魚 …

使い捨てる ぐらい しか 使い道 も ねぇ だろう が …

そんな 雑魚 に だって なぁ … 値 踏み する 権利 くらい は ある だろう !?

フロック が 正しい

エルヴィン 団長 が 生き延びる べきだった …

この 状況 を 変える こと が できる の は … 僕 じゃ ない

何で そんな こと が わかる んだ よ ?

オレ に は わから ない な

正しい 選択 なんて 未来 は 誰 に も わから ない はずだ

だいたい … お前 は 見た の か よ ? 壁 の 外 を

壁 の 外 に は 何 が ある んだ ?

… 海

そう だ … 海 が ある

でも まだ 見て ないだ ろ ?

オレ たち は まだ 何も 知ら ない んだ よ !

炎 の 水 も 氷 の 大地 も 砂 の 雪原 も

可能 性 は いくら でも 広がって いる !

きっと 壁 の 外 に は 自由 が

オイ ガキ 共 時間 だ 並べ

地下 室 に あった もの は 何 だ ?

希望 … だった の か ?

それとも 絶望 か ?

敵 は 果てしなく 強大だった

このまま 何も 変わら なければ また あの 惨状 が 繰り返さ れる

何 か を 変える こと が できる なら

自分 の 命 ぐらい いくら でも 捧げて やる のに

オレ に は … ヒストリア を 犠牲 に する 覚悟 が ない …

どう すれば いい こんな こと … 誰 に も …

私 は 壁 の 外 から 来た エルディア 人

あなた 方 と 同じ ユミル の 民 です !

壁 の 王 よ !!

今 すぐ 壁 に 攻めて 来た 巨人 を 殺して 下さい !!

妻 や … 子供 たち が !!

壁 の 民 が 食わ れて しまう 前 に !!

エレン ?

トロスト 区 の 巨大な 槌 から 巨人 を 潰す 音 が 聞こえ なく なった の は

雪 の 降り積もる 頃 だった

積もった 雪 が 溶け 出す 頃 兵 団 は

ウォール ・ マリア 内 の 巨人 は 掃討 さ れた と 発表 した

トロスト 区 から 昇降 機 が 解放 さ れ 街道 の 舗装 事業 が 開始 さ れる 頃 に は

草花 が 芽吹き 蝶 が 舞って いた

避難 住民 が 故郷 へ 帰る こと を 許さ れた の は

トロスト 区 襲撃 から 1 年 が 経過 する 頃 であった

そして 最初の 「 超 大型 巨人 」 襲来 から 6 年

調査 兵 団 は ウォール ・ マリア 外 へ の 壁 外 調査 を 開始 した

お前 の 読み どおり だ ハンジ

ウォール ・ マリア 内 に 入って いた 巨人 が ほとんど だった

俺 たち は 奴 ら を 1 年 で ほぼ 淘汰 しち まった らしい

そんじゃ 予定 どおり 目的 の 場所 を 目指す ぞ !

巨人 だ

やっと 現れた か !

気 を 付けろ !

あそこ に

動け ない … の か ?

あの 体 で 少しずつ 這って 壁 まで 進もう と した んでしょう

「 楽園 送り 」 に さ れた … オレ たち の 同胞 だ …

行こう 近い ぞ

おい …! こいつ を このまま 置いて く の か !

殺さ なくて いい の か よ !?

くそ っ !

間違い ない

ここ の 場所 で エルディア 人 は 巨人 に さ れた

そして あの 先 に …

目 が ぁぁ ぁ あぁ !!

しょ っぺ え ぇ !!

これ 本当に 全部 塩 水 な の !?

あっ !? 何 か いる !

オイ ハンジ 毒 かも しれ ねぇ から 触る んじゃ ねぇ

ほら … 言った だ ろ エレン

商人 が 一生 かけて も 取り 尽くせ ない ほど の 巨大な 塩 の 湖 が ある って …

僕 が 言った こと … 間違って なかった だ ろ ?

あぁ … す っげ ぇ 広い な …

エレン これ 見て よ 壁 の 向こう に は …

海 が あって …

海 の 向こう に は 自由 が ある

ずっと そう 信じて た …

でも 違った

海 の 向こう に いる の は 敵 だ

何もかも 親父 の 記憶 で 見た もの と 同じな んだ …

なぁ ?

向こう に いる 敵 … 全部 殺せば

オレ たち 自由に なれる の か ?


Shingeki no Kyojin Season 3 Part 2 (Attack on Titan Season 3 Part 2) Episode 10 shingeki||kyojin|season|part|attack||titan|season|part|episode Shingeki no Kyojin Season 3 Part 2 (Attack on Titan Season 3 Part 2) Episode 10

「 九 つ の 巨人 」 に は それぞれ 名前 が ある ここの|||きょじん||||なまえ||

これ から お前 へ 継承 さ れる 巨人 に も だ ||おまえ||けいしょう|||きょじん|||

その 巨人 は いつ いかなる 時代 に おいて も |きょじん||||じだい|||

自由 を 求めて 進み 続けた じゆう||もとめて|すすみ|つづけた

自由 の ため に 戦った じゆう||||たたかった

名 は な|

進撃 の 巨人 しんげき||きょじん

過去 に エレン は 「 無垢の 巨人 」 を 操り かこ||||むくの|きょじん||あやつり

窮地 を 逃れた こと が あり ます きゅうち||のがれた||||

王家 の 血 を 引く 者 を 巨人 に して オレ が 接触 すれば おうけ||ち||ひく|もの||きょじん|||おれ||せっしょく|

「 始祖 の 巨人 」 の 力 を 扱える … かも しれ ない … しそ||きょじん||ちから||あつかえる|||

だが … その 可能 性 が ある と 言えば 兵 団 は ヒストリア を どう する ? ||かのう|せい||||いえば|つわもの|だん|||||

家庭 を 持て かてい||もて

は ?

妻 でも 子供 でも 街 の 人 で も いい つま||こども||がい||じん|||

壁 の 中 で 人 を 愛せ かべ||なか||じん||あいせ

それ が でき なければ 繰り返す だけ だ ||||くりかえす||

同じ 歴史 を 同じ 過ち を 何度 も おなじ|れきし||おなじ|あやまち||なんど|

ミカサ や アルミン みんな を 救い たい なら 使命 を 全うしろ |||||すくい|||しめい||まっとうしろ

ミカサ ? アルミン ? 誰 の こと だ ? ||だれ|||

… さ ぁ ? わから ない

誰 の 記憶 だろう ? だれ||きおく|

敵 は 世界 … てき||せかい

しかし この こと を 公表 すれば 壁 は 大 混乱 に 陥り ます ぞ ! ||||こうひょう||かべ||だい|こんらん||おちいり||

そう だ 我々 で さえ 事 の 大き さ を 計り かねて いる 状態 に ある のだ ||われわれ|||こと||おおき|||はかり|||じょうたい|||

ならば また 民 を 騙す か ? ||たみ||だます|

レイス 王 が やった ように |おう|||

何も 知ら ない 民 を この 壁 の 中 で 飼おう と いう の か ? なにも|しら||たみ|||かべ||なか||かおう||||

ならば … 我々 に は 何の 大義 が あって レイス 王 から 王冠 を 奪った のだ ? |われわれ|||なんの|たいぎ||||おう||おうかん||うばった|

公表 し ましょう こうひょう||

100 年 前 レイス 王 が 民 から 奪った 記憶 を 100 年 後 の 民 に お返し する だけ です とし|ぜん||おう||たみ||うばった|きおく||とし|あと||たみ||おかえし|||

我々 は 皆 運命 を 共に する 壁 の 民 われわれ||みな|うんめい||ともに||かべ||たみ

これ から は 一致 団結 して 力 を 合わせ なくて は なり ませ ん |||いっち|だんけつ||ちから||あわせ|||||

人類 を 脅かす 人食い 巨人 の 正体 は 人間 であり じんるい||おびやかす|ひとくい|きょじん||しょうたい||にんげん|

我々 と 同じ 祖先 を 持つ 民族 「 ユミル の 民 」 だった われわれ||おなじ|そせん||もつ|みんぞく|||たみ|

我々 の 王 は 100 年 前 に この 壁 を 築き 巨人 の 力 で 民衆 の 記憶 を 改竄 し われわれ||おう||とし|ぜん|||かべ||きずき|きょじん||ちから||みんしゅう||きおく||かいざん|

壁 の 外 の 人類 は 滅亡 した と 思い込ま せた かべ||がい||じんるい||めつぼう|||おもいこま|

だが 人類 は 滅んで など おら ず |じんるい||ほろんで|||

我々 「 ユミル の 民 」 を こう 呼んで いる 悪魔 の 民族 と われわれ|||たみ|||よんで||あくま||みんぞく|

近い 将来 敵 は この 土地 の 資源 獲得 を 口実 に 侵攻 を 開始 する ちかい|しょうらい|てき|||とち||しげん|かくとく||こうじつ||しんこう||かいし|

それ が 5 年 前 から 始まった 「 超 大型 巨人 」 ら の 襲撃 である と … ||とし|ぜん||はじまった|ちょう|おおがた|きょじん|||しゅうげき||

もう 記事 は 出た 後 です が … 一連の 話 の 信憑性 は ? |きじ||でた|あと|||いちれんの|はなし||しんぴょうせい|

少なくとも 我々 が ずっと 抱いて いた 疑問 と は 辻 褄 が 合って る すくなくとも|われわれ|||いだいて||ぎもん|||つじ|つま||あって|

そりゃ 信じ たく ないで すよ … そんな 話 |しんじ|||||はなし

どうも

それ で … 街 の 反応 は ? ||がい||はんのう|

さまざまです

そのまま 受け取る 者 笑い飛ばす 者 |うけとる|もの|わらいとばす|もの

いまだ 兵 政権 に 異 を 唱え 陰謀 論 を 結びつけ 吹聴 する 者 |つわもの|せいけん||い||となえ|いんぼう|ろん||むすびつけ|ふいちょう||もの

あなた 方 が 危惧 した とおり の 混乱 状態 です |かた||きぐ||||こんらん|じょうたい|

でも しかたない よ 調査 報告 が 我々 の 飯 代 だ |||ちょうさ|ほうこく||われわれ||めし|だい|

情報 は 納税 者 に 委ね られる じょうほう||のうぜい|もの||ゆだね|

そこ が 前 の 王様 より イケ てる 所 さ ||ぜん||おうさま||||しょ|

あなた 方 を 誇り に 思い ます |かた||ほこり||おもい|

え ?

同じ 壁 に 生きる 者 と して おなじ|かべ||いきる|もの||

または … 働く 者 と して |はたらく|もの||

どうも

今度 は 調査 兵 団 を 担いで 記事 を 書く と いい こんど||ちょうさ|つわもの|だん||かついで|きじ||かく||

私 たち は これ から どう なり ます ? わたくし|||||||

私 たち が 巨人 を 恐れ 憎み わたくし|||きょじん||おそれ|にくみ

どうか この世 から 消えて なく なれ と 願った の と 同じ ように |このよ||きえて||||ねがった|||おなじ|

世界中 の 人々 が 我々 を 人 で は なく 有害な 化け物 と 見なした せかいじゅう||ひとびと||われわれ||じん||||ゆうがいな|ばけもの||みなした

その 結果 あの 地獄 が 繰り返さ れる のだ と したら … |けっか||じごく||くりかえさ||||

我々 が 死滅 する まで 地獄 は … 終わら ない われわれ||しめつ|||じごく||おわら|

や ぁ 壁 の 英雄 たち よ ||かべ||えいゆう||

ヒッチ 来て た の か |きて|||

あんた たち が 勲章 もらう の 見 に 来た んだ よ |||くんしょう|||み||きた||

そう か …

マルロ は

最期 まで 勇敢だった よ さいご||ゆうかんだった|

… うん

そう だ ろ フロック ? 話して やれ ||||はなして|

マルロ ・ フロイデンベルク は 俺 と 同じ 急 募 入団 の 新 兵 で … |||おれ||おなじ|きゅう|つの|にゅうだん||しん|つわもの|

その 中 でも 俺 たち を よく まとめて くれた |なか||おれ|||||

現場 は 絶望 的で 調査 兵 団 は 全滅 寸前 まで 追い詰め られた げんば||ぜつぼう|てきで|ちょうさ|つわもの|だん||ぜんめつ|すんぜん||おいつめ|

みんな 怖じ気づいて どうにも なら なかった 時 も |おじけづいて||||じ|

あいつ だけ は 仲間 を 鼓舞 し 続けた |||なかま||こぶ||つづけた

あいつ は すごい 奴 だった よ |||やつ||

知って る … だ から … しって|||

私 の 言う こと なんて 聞か ない んだろう ね わたくし||いう|||きか|||

でも 最期 は … あそこ に 行った こと を 後悔 した だろう |さいご||||おこなった|||こうかい||

ありがとう 式 で ヘマ したら 笑って やる から |しき||||わらって||

オイ ! 何で そんな こと を … おい|なんで|||

でも … 誰 か が 本当の こと を 言う べきだ ろ |だれ|||ほんとうの|||いう||

君 が … エルヴィン 団長 を 生き返ら せよう と 必死だった こと は 知って る きみ|||だんちょう||いきかえら|||ひっしだった|||しって|

そう だ … お前 じゃ なく 団長 が ふさわしい と 思った ||おまえ|||だんちょう||||おもった

でも それ は 俺 だけ じゃ ない … |||おれ|||

みんな だ 報告 書 を 読んだ 誰 も が そう 思った ||ほうこく|しょ||よんだ|だれ||||おもった

何で エルヴィン じゃ ない んだ って … なんで|||||

お前 が アルミン の 何 を 知って る って 言う んだ ? 言って みろ よ おまえ||||なん||しって|||いう||いって||

知ら ない な 俺 は 幼なじみ じゃ ないし 仲良し で も ない から … しら|||おれ||おさななじみ|||なかよし||||

でも 何で アルミン が 選ば れた か は わかる |なんで|||えらば||||

お前 ら 二 人 と リヴァイ 兵 長 が 私情 に 流さ れ おまえ||ふた|じん|||つわもの|ちょう||しじょう||ながさ|

注射 薬 を 私物 化 し 合理 性 に 欠ける 判断 を 下した から だ ちゅうしゃ|くすり||しぶつ|か||ごうり|せい||かける|はんだん||くだした||

要は 大事な もの を 捨てる こと が でき なかった から だ ろ ? ようは|だいじな|||すてる|||||||

なぁ … もう お前 そろそろ 黙れ よ … ||おまえ||だまれ|

エレン … お前 って 腹 の 底 じゃ |おまえ||はら||そこ|

何 だって 自分 が 一 番 正しい って 思って んだ ろ ? なん||じぶん||ひと|ばん|ただしい||おもって||

だから 最後 まで 諦め なかった |さいご||あきらめ|

聞き分け の ねぇ ガキ みて ぇに … ききわけ|||がき||

エレン もう いい から 離れて ||||はなれて

その 点 ミカサ は まだ 大人 だった |てん||||おとな|

最終 的に は 諦めた んだ から さいしゅう|てきに||あきらめた||

オイ ! 急に 何 だって んだ よ ! おい|きゅうに|なん|||

フロック …! これ から 死んだ 仲間 を 弔おう って 式 の 場 な んだ ぜ ? |||しんだ|なかま||とむらおう||しき||じょう|||

何で もう 終わった 話 を 蒸し返す んだ よ !? なんで||おわった|はなし||むしかえす||

お前 ら は … 上官 に 歯 向かう わけで も なく おまえ|||じょうかん||は|むかう|||

エレン と ミカサ を 止める わけで も なく ||||とどめる|||

ただ 見て た だけ だった よ な |みて|||||

何の 勲章 だ ? 誰 を 弔う ? なんの|くんしょう||だれ||とむらう

これ から 補充 する 調査 兵 団 に は 本当の こと を 言えよ !? ||ほじゅう||ちょうさ|つわもの|だん|||ほんとうの|||いえよ

俺 みて ぇな 腰抜け が 間違って 入って こ ねぇ ように な !! おれ|||こしぬけ||まちがって|はいって||||

エルヴィン 団長 無し で これ から どう する つもりな んだ よ !? |だんちょう|なし||||||||

そりゃ 俺 みて ぇな 雑魚 … |おれ|||ざこ

使い捨てる ぐらい しか 使い道 も ねぇ だろう が … つかいすてる|||つかいみち||||

そんな 雑魚 に だって なぁ … 値 踏み する 権利 くらい は ある だろう !? |ざこ||||あたい|ふみ||けんり||||

フロック が 正しい ||ただしい

エルヴィン 団長 が 生き延びる べきだった … |だんちょう||いきのびる|

この 状況 を 変える こと が できる の は … 僕 じゃ ない |じょうきょう||かえる||||||ぼく||

何で そんな こと が わかる んだ よ ? なんで||||||

オレ に は わから ない な おれ|||||

正しい 選択 なんて 未来 は 誰 に も わから ない はずだ ただしい|せんたく||みらい||だれ|||||

だいたい … お前 は 見た の か よ ? 壁 の 外 を |おまえ||みた||||かべ||がい|

壁 の 外 に は 何 が ある んだ ? かべ||がい|||なん|||

… 海 うみ

そう だ … 海 が ある ||うみ||

でも まだ 見て ないだ ろ ? ||みて||

オレ たち は まだ 何も 知ら ない んだ よ ! おれ||||なにも|しら|||

炎 の 水 も 氷 の 大地 も 砂 の 雪原 も えん||すい||こおり||だいち||すな||せつげん|

可能 性 は いくら でも 広がって いる ! かのう|せい||||ひろがって|

きっと 壁 の 外 に は 自由 が |かべ||がい|||じゆう|

オイ ガキ 共 時間 だ 並べ おい|がき|とも|じかん||ならべ

地下 室 に あった もの は 何 だ ? ちか|しつ|||||なん|

希望 … だった の か ? きぼう|||

それとも 絶望 か ? |ぜつぼう|

敵 は 果てしなく 強大だった てき||はてしなく|きょうだいだった

このまま 何も 変わら なければ また あの 惨状 が 繰り返さ れる |なにも|かわら||||さんじょう||くりかえさ|

何 か を 変える こと が できる なら なん|||かえる||||

自分 の 命 ぐらい いくら でも 捧げて やる のに じぶん||いのち||||ささげて||

オレ に は … ヒストリア を 犠牲 に する 覚悟 が ない … おれ|||||ぎせい|||かくご||

どう すれば いい こんな こと … 誰 に も … |||||だれ||

私 は 壁 の 外 から 来た エルディア 人 わたくし||かべ||がい||きた||じん

あなた 方 と 同じ ユミル の 民 です ! |かた||おなじ|||たみ|

壁 の 王 よ !! かべ||おう|

今 すぐ 壁 に 攻めて 来た 巨人 を 殺して 下さい !! いま||かべ||せめて|きた|きょじん||ころして|ください

妻 や … 子供 たち が !! つま||こども||

壁 の 民 が 食わ れて しまう 前 に !! かべ||たみ||くわ|||ぜん|

エレン ?

トロスト 区 の 巨大な 槌 から 巨人 を 潰す 音 が 聞こえ なく なった の は |く||きょだいな|つち||きょじん||つぶす|おと||きこえ||||

雪 の 降り積もる 頃 だった ゆき||ふりつもる|ころ|

積もった 雪 が 溶け 出す 頃 兵 団 は つもった|ゆき||とけ|だす|ころ|つわもの|だん|

ウォール ・ マリア 内 の 巨人 は 掃討 さ れた と 発表 した |まりあ|うち||きょじん||そうとう||||はっぴょう|

トロスト 区 から 昇降 機 が 解放 さ れ 街道 の 舗装 事業 が 開始 さ れる 頃 に は |く||しょうこう|き||かいほう|||かいどう||ほそう|じぎょう||かいし|||ころ||

草花 が 芽吹き 蝶 が 舞って いた くさばな||めぶき|ちょう||まって|

避難 住民 が 故郷 へ 帰る こと を 許さ れた の は ひなん|じゅうみん||こきょう||かえる|||ゆるさ|||

トロスト 区 襲撃 から 1 年 が 経過 する 頃 であった |く|しゅうげき||とし||けいか||ころ|

そして 最初の 「 超 大型 巨人 」 襲来 から 6 年 |さいしょの|ちょう|おおがた|きょじん|しゅうらい||とし

調査 兵 団 は ウォール ・ マリア 外 へ の 壁 外 調査 を 開始 した ちょうさ|つわもの|だん|||まりあ|がい|||かべ|がい|ちょうさ||かいし|

お前 の 読み どおり だ ハンジ おまえ||よみ|||

ウォール ・ マリア 内 に 入って いた 巨人 が ほとんど だった |まりあ|うち||はいって||きょじん|||

俺 たち は 奴 ら を 1 年 で ほぼ 淘汰 しち まった らしい おれ|||やつ|||とし|||とうた|||

そんじゃ 予定 どおり 目的 の 場所 を 目指す ぞ ! |よてい||もくてき||ばしょ||めざす|

巨人 だ きょじん|

やっと 現れた か ! |あらわれた|

気 を 付けろ ! き||つけろ

あそこ に

動け ない … の か ? うごけ|||

あの 体 で 少しずつ 這って 壁 まで 進もう と した んでしょう |からだ||すこしずつ|はって|かべ||すすもう|||

「 楽園 送り 」 に さ れた … オレ たち の 同胞 だ … らくえん|おくり||||おれ|||どうほう|

行こう 近い ぞ いこう|ちかい|

おい …! こいつ を このまま 置いて く の か ! ||||おいて|||

殺さ なくて いい の か よ !? ころさ|||||

くそ っ !

間違い ない まちがい|

ここ の 場所 で エルディア 人 は 巨人 に さ れた ||ばしょ|||じん||きょじん|||

そして あの 先 に … ||さき|

目 が ぁぁ ぁ あぁ !! め||||

しょ っぺ え ぇ !!

これ 本当に 全部 塩 水 な の !? |ほんとうに|ぜんぶ|しお|すい||

あっ !? 何 か いる ! |なん||

オイ ハンジ 毒 かも しれ ねぇ から 触る んじゃ ねぇ おい||どく|||||さわる||

ほら … 言った だ ろ エレン |いった|||

商人 が 一生 かけて も 取り 尽くせ ない ほど の 巨大な 塩 の 湖 が ある って … しょうにん||いっしょう|||とり|つくせ||||きょだいな|しお||こ|||

僕 が 言った こと … 間違って なかった だ ろ ? ぼく||いった||まちがって|||

あぁ … す っげ ぇ 広い な … ||||ひろい|

エレン これ 見て よ 壁 の 向こう に は … ||みて||かべ||むこう||

海 が あって … うみ||

海 の 向こう に は 自由 が ある うみ||むこう|||じゆう||

ずっと そう 信じて た … ||しんじて|

でも 違った |ちがった

海 の 向こう に いる の は 敵 だ うみ||むこう|||||てき|

何もかも 親父 の 記憶 で 見た もの と 同じな んだ … なにもかも|おやじ||きおく||みた|||おなじな|

なぁ ?

向こう に いる 敵 … 全部 殺せば むこう|||てき|ぜんぶ|ころせば

オレ たち 自由に なれる の か ? おれ||じゆうに|||