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HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター), Hunter x Hunter (2011) Episode 104

Hunter x Hunter (2011) Episode 104

( ブロヴーダ ) 何 体 くらい ある んだろう な ? これ 。

( ウェルフィン ) 約 5000 だ と よ 。

それ でも 予定 の 5 分 の 1 くらい しか 集まって ない らしい 。

( ブロヴーダ ) じゃあ 王様 相当 おかんむり だ ろ 。

( ウェルフィン ) いや ず ~ っと 部屋 で 遊んで る みたいだ ぜ 。

メシ も 食わ ないで 軍 儀 に 夢中に なって る って 。

( ブロヴーダ ) じゃあ この 食料 どう する 気 だ よ 。

俺 達 で 奪って 食 っち ま うか ?

( ウェルフィン ) あの 王 と 護衛 軍 を 倒して か ?

冗談 に すら なって ねえ 。

( ブロヴーダ ) いや ~ 自分 が 強く なって →

初めて 分かる 強 さ って ある よ 本当に 。

あの 連中 は 怪物 です 服従 です わ 。

( ウェルフィン ) 多分 こう なるこ と 分かって て →

シャウ 殿 は 俺 達 に 能力 を くれた んだろう な 。

読めて ねえ の は ハギャ くらい か ハハハ …。

こう 呼ぶ と 最近 あいつ 怒る けど 。

♪♪~

♪♪~

♪♪~

( 機銃 音 )

テレパシー ( フラッタ ) 黒 メガネ は 周囲 を 警戒 し つつ →

テレパシー 宮殿 の ほう へ 向かって い ます 。

テレパシー 人形 兵 で は 歯 が 立ち ませ ん ね かなり の 手 だれ です 。

テレパシー ( レオル ) そい つ の 力 は ?

テレパシー ( フラッタ ) 今 の ところ 他の 連中 と 同じく →

テレパシー 殴打 で の 応戦 のみ です ね 。

テレパシー ( レオル ) よし 何 か 能力 を 使ったら すぐに 知らせろ 。

《 ウェルフィン と ブロヴーダ が 来たら →

白 装束 を 追 っ 払わ せて …》

《 ヘッ … ついでに 2 人 の 能力 も チェック し とく か 》

( フラッタ )《 クソ ! 見失った !》

テレパシー レオル 様 どうやら 黒 メガネ は →

テレパシー 自在に 場所 を 瞬間 移動 できる ようです 。

< ノヴ の 能力 名 は 「 ハイドアンドシーク 」>

< 瞬間 移動 能力 である >

< 壁 や 地面 に 手 を かざす と →

そこ に 念 空間 へ 通じる 穴 を 開ける こと が でき →

その 穴 から 人 や 物 を 転送 さ せる こと が できる のだ >

<「 ハイドアンドシーク 」 は 4 階建て 全 21 室 の →

念 空間 である >

< それぞれ の 部屋 は 完全に 独立 して いて →

入り口 は 部屋 に 入った と 同時に 閉じる ため →

現実 世界 へ 戻る ため に は もう 一 つ の 扉 から 出る しか ない >

< 入り口 は 複数 つくる こと が でき →

部屋 の 大き さ に よって 上限 が 違う >

< 出口 は 入って 来た 穴 と つながって いる >

< つまり ある 部屋 へ の 出入り は →

原則として 同じ 場所 の 穴 から しか でき ない >

< ただし ノヴ の 持つ マスター キー ならば →

部屋 の 出口 を どの 場所 の 穴 と も つなげる こと が できる >

( 機銃 音 )

( ノヴ )《 異常 なし 平和な 戦闘 の まま だ な 》

< モラウ の 「 ディープパープル 」 は 基本 的に 専守 防衛 >

< 味方 以外 の もの と 遭遇 すれば 一定 の 距離 を とり →

相手 が 攻撃 して くれば 反撃 し ながら 引く >

< 反撃 方法 は そば に ある もの を 使って →

投げたり 殴ったり する こと >

< 敵 と 直接の 接触 を 避ける こと で 「 ディープパープル 」 が →

念 人形 である こと を 悟ら せ ない ため である >

( ノヴ )《 あれ は … キメラ ?》

( ノヴ )《 何 を して いる ?》

《 ここ は 戦闘 地域 から は だいぶ 離れて いる のに …》

《 偵察 ?》

《 街 中 を 飛来 して いた 見慣れ ぬ トンボ 》

《 この 国 の 特有 種 か と 思って いた が →

もしや あいつ の 「 念 」?》

《 可能 性 は 高い 》

《 情報 収集 専門 の キメラ なら →

早 めに 叩いて おいた ほう が いい 》

《 やる か !》

♪♪~

( ヂートゥ ) お ~ い お ~ い !

( ヂートゥ ) 触ら なくて いい の か ~ い ?

( ヂートゥ ) ほら こ ~ んな 近く に いる ぜ ?

どうせ 起きて んだ ろ ?

( ヂートゥ ) おっと !

や っぱ たぬき寝入り だ ! その て は 食わ ない よ ~!

( モラウ ) お前 が うるさくて 寝 られ ねえ んだ ろ が !

休憩 の 邪魔 す んじゃ ねえ よ !

ヒャハ ! や な こった ! 絶対 寝 させる もんか よ !

お前 が 追っかけて 来る まで ここ で 騒いで やる !

《 バ ~ カ そう さ せ たかったら →

初め から 追っかけ ざる を 得 ない ような →

ルール を 組み込んで おく んだ よ 》

《 新しい 能力 も まだ 発展 途 上って こと だ な 》

勝手に しろ よ 。

とにかく あと 5 時間 は 起き ねえ から な 。

あ ~…。

( モラウ )《 足 で の 勝負 に かなり の こだわり が ある ようだ な 》

《 他人 に 構って もらい たい 性格 と 合わせて 考えて みて も →

他の 勝負 に 変えて 来る 可能 性 は 低い 》

う ~! 絶対 に 寝 させ ない よ ~ だ !

オイ ! こっち 見ろ ! ほら ほら 触れる ぞ ! 起きろ ~!

う っわ こんな 近く まで 来ちゃ った よ 。

《 根比べ 奴 が もし 途中 で 諦めて →

俺 の そば から 離れたら …→

俺 の 勝ち だ 》

( 雷鳴 )

( 雷鳴 )

( 王 ) 9-9-1 「 帥 」。

( コムギ ) 1-5-1 「 帥 」。

( 王 ) 7-9-1 「 兵 」。

( コムギ ) 2-3-1 「 兵 」。

( 王 ) 8-1-1 「 忍 」。

( コムギ ) 2-3-1 「 砲 」。

( 王 ) 9-1-1 「 砦 」。

( コムギ ) 2-7-2 「 筒 」。

「 帥 」 を 孤立 。

「 離 隠 」 と でも 名付けて おく か 。

7-1-2 「 砦 」。

1-6-2 「 大将 」。

( 王 ) 9-1-3 「 弓 」。

( コムギ ) 3-2-2 「 少将 」。

済み だ 。

《 奴 の 初期 配置 は 予想 通り 》

《 こちら の 帥 に やや 寄せ ながら も 鶴羽 の 陣 は 崩さ ない 》

へば お 願い いた すます 。

《1 手 目 で 右翼 に 「 弓 」 を 据え →

「 槍 」3 本 の 速攻 を 決める 腹 だろう が →

右 に 寄せて できた 左翼 の 空白に →

余 の 持ち 駒 が 死角 を つくる 》

《 乱して やる 其方 の 呼吸 》

( コムギ ) 1-9-3 「 弓 新 」。

《 来た な !》

( 王 ) 9-7-1 「 忍 新 」。

( コムギ ) 2-9-1 「 騎馬 」。

《「 槍 」3 本 と 左辺 の 攻防 で →

余 の ほう が 駒 2 枚 失う 》

《 その 代償 で できた 其方 の 左翼 の 死角 》

《 玉砕 覚悟 で ここ から 攻め 寄る と 思って いる だろう 》

《 違う な !》

《 ここ だ !!》

( 王 ) 5-5-1 「 中将 」。

♪♪~

( シャウアプフ )《 よどみ なく 一定 の リズム で 打って いた 彼女 の 手 が →

初めて 止まった 》

( 王 )《 この 配置 盤 中央 から の 攻防 は 無限 !》

《 正 着 は ない 》

《 こちら の 対応 次第 で いくら でも 長引く 1 局 》

《 さ ぁ 聞か せて みよ →

其方 の あえぎ !》

( キルア = ゾルディック ) 今度 の 敵 は かなり ヤバ い 。

マジ で 行く ぞ !

♪♪~

( コムギ ) 9-2-1 「 中将 新 」。

♪♪~

( 王 ) 詰み だ 。

( 王 ) 貴 様 これ が 「 死 路 」 である こと を →

知っていた な ?

はい 。

なぜ 手 を 止めて 考える 必要 が あった ?

ノータイム で 打てる 一 手 であろう が !?

《 王 の 盤 外 から の 一 手 返答 を 誤れば →

死に ます よ 》

総帥 様 の お 考え に なら れた 「 離 隠 」 は →

正 すい 名前 を 「 狐 狐 狸 固 」 と 言い ます て →

ワダ す が 考え ます た 。

10 年 くらい 前 です 。

( コムギ ) 「 槍 」3 本 に 対す て 中心 に 「 中将 」 を 置く の も →

「 中 中将 」 と いう ワダ す の 新手 です 。

これ が 当時 は 話題 に なり ます て 。

「 狐 狐 狸 固 」 から 「 中 中将 」 は 互い の 読み の 力 を 試さ れる →

優秀な 戦法 と して 大 流行 すます た 。

何 か バカな ワダ す から でも →

こんな 利口な コ が 生まれ ん の か って →

結構 うれしかった んだ けども →

この コ を 殺した の も ワダ す です 。

( コムギ ) 「 狐 狐 狸 固 」 を 考えた 1 年 後 →

国 内 の 名人 戦 で 相手 が 「 狐 狐 狸 固 」 を 仕掛けて 来た 時 →

この 手 に 気付いて すまった んです 。

勝負 に は 勝ち ました が それ 以降 この コ は →

公式 戦 や 書物 から は 姿 を 消す ます た 。

総帥 様 が ワダ す と 全く 同じ 戦法 を 考え 出した こと は →

すごく … 光栄で 感動 で →

心 が 震え ました 。

まるで …。

( コムギ ) 一 度 死んだ 我が 子 が 生き返った ような …。

( コムギ ) そんな 気 が すた んです 。

だから もう 一 度 この コ の →

命 を 消す の が 忍びなくて …。

少 す … 迷い ます た 。

( 王 ) フン くだら ぬ 。

興 が そが れた しばし 休め 。

あっ …。

( 王 ) 次に 始めたら →

休憩 は 一切 なし だ 覚悟 して おけ 。

( コムギ ) はっ はい !

《 王様 が あれほど 長い 間 黙って 人 の 話 を 聞いた の は →

初めて です ね … ま ぁ →

それ だけ の こと 》

《4 時間 経った か 》

( ヂートゥ ) ハハハ …!

( モラウ )《 フフ … 結局 飽きて 読書 だ もん な 》

《 分かり やす 過ぎて 張り合い が ねえ ぜ 》

ハハハ …!

あっ 。

お っ 始める ? もう 5 時間 経った の か ?

あれ ? まだ 半分 くらい じゃ ん 。

ハハハ ! や っぱ 少し 焦って 来た ?

ニャハハ … ん っ ?

( モラウ ) 気付いた か ?

始め んじゃ ねえ 終わって んだ 。

自分 の 足首 見て み な 。

( ヂートゥ )《 煙 の ロープ !?》

かなり 気 使った ぜ ?

絶対 見つから ない ように 遠回り さ せた から →

相当 長い ロープ に な っち まった が な 。

何しろ あと は この ロープ を たぐる だけ 。

時間 の 問題 だ な 。

くっ !

フフ っ … 今度 は お前 が いろいろ 試す 番 だ な 。

ムダ だ が ね 。

うわ !

煙 だ と 思って ナメ ちゃ いけ ねえ 。

切断 不可能 の 綱 だ と 思い な 。

せいぜい あがき な よ 。

う ~!

ぐ っ …。

( モラウ )《 やっぱり だ 》

《 直接 俺 を 攻撃 して 来 ない の は →

鬼ごっこ だ から 》

《 奴 の 体 に 直接 俺 が 触れれば →

能力 が 解除 さ れて しまう んだろう 》

《 大して 集中 力 も ない くせ に →

8 時間 なんて 長丁場 の 設定 と いい →

お前 を 追い詰めて ん の は 俺 じゃ ねえ 》

《 お前 自身 だ !》

< ヂートゥ の 能力 は まさに 発展 途上 >

< ギリギリ に 追い込ま れた こと で →

この 困難な 現状 を 何とか 打破 す べく …>

あっ ?

< 新たな 能力 を 生み出した !>

ボーガン と クロウ 。

( モラウ ) 《 相手 が 近づいて も 離れて も 対応 が できる って こと か 》

ヒャ ~ ハハハ っ ! あり が とよ !

お前 の おかげ で す っげ ぇ 能力 手 に 入っちゃ った !

おいおい … これ 何 か 分かって る ?

弓 ! 弓 だ よ ?

うかつに 寄って 来て いい の か よ !

おら !

いい んだ よ 。

お前 なぁ →

自分 の 足 より 遅い もん を 能力 に して どう すんだ よ 。

あっ 。

そっち の 爪 も 試して み ねえ か ?

俺 の ほう から 近づく 手間 が 省ける んだ が な 。

敗因 を 教えて やる よ 。

お前 …→

バカだ から 。

ヘッ ヘヘヘ …。

う っせ ぇ ~!

ヒャハハハハ ! 死ねよ !

そう すりゃ 俺 に 触る も クソ も ねえ !

あっ !

《 この 手応え 》

《 まさか →

煙 ? まさか !?》

捕まえた 。

えっ いつの間に …。

お前 が 漫画 読んで ばか 笑い して いる 間 。

( モラウ の 声 ) まず 自分 の すぐ 前 に 煙 で コピー を 制作 。

自分 の 体 を 草 に 模した 煙 で 覆い →

コピー と は 反対 側 から 接近 。

寝て いる 時 も 戦闘 中 だ ぜ 。

俺 から 目 離しちゃ ダメ 。

( モラウ ) 無事 帰還 か さて まだ やる かい ?

いや もう いい や 。

( モラウ ) うん それ が 賢明だ な 。

じゃ もう 教えて くれて も いい んじゃ ねえ か ?

俺 が もしも 時間 内 に お前 を 捕まえ られ なかったら →

どう なって た んだ よ ? ( ヂートゥ ) 聞いて も 意味 ない ぜ 。

一 度 でも 俺 が 捕まっちゃ えば もう あの 能力 は 二度と 使え ない 。

そういう 条件 で つくった 能力 だ から 。

そうかい 悪い こと した か ねぇ 。

ハッ ! どう って こと ない ね 。

また シャウ 様 に 新しい 能力 を もらう さ !

次 は 絶対 に 負け ない から な ! 覚悟 し とけよ ~!!

《 奴 の 上 →

恐らく 直属 護衛 軍 の シャウ って 奴 が →

他人 の 能力 開花 を 助ける 力 が ある って こと だ 》

《 そう なる と 選別 が 終わったら →

いよいよ こっち に 勝ち目 が なくなる な 》

《 ゴン と キルア の 選択 は 大 正解 だった って か 》

[ TEL ]( 着信 音 )

[ TEL ]( ノヴ ) 合流 し たい 中 で 話そう 。

( ノヴ ) 新手 が 来た ザリガニ と オオカミ だ 。

( モラウ ) 強い の か ? ( ノヴ ) それ が 分かれば 苦労 し ない 。

今 は 互いに 間合い を はかって る 感じ だ な 。

( モラウ ) 膠着 状態 か 。

時間 を 稼ぎ たい 俺 達 に とったら 願ったり だ な 。

恐らく 俺 が あいつ を 仕留めた から だ 。

あの トンボ が 監視 カメラ の 役割 を 果たして いた らしい 。

テレパシー ( レオル ) フラッタ ! 応答 しろ !

( ブロヴーダ ) いくら 待って も 来 ねえ な 。

作戦 変更 だ な 。

( ウェルフィン ) フラッタ 抜き じゃ 敵 の 位置 を 把握 でき ない んだ ろ ?

クソ 。

《 肝心な 時 に 使え ねえ 野郎 だ 》

《 中止 か ? いや ダメだ !》

《 ピトー の 評価 を 下げる わけに は 絶対 いか ねえ !》

じゃ 俺 達 戻る ぜ 。

あっ 待って くれ !

分かった 俺 が 何とか する 。

それ が お前 の 能力 か ?

ああ 探索 能力 が ある 他 に は 黙って ろ よ 。

お前 ら だ から 見せた んだ 。

《 バ ~ カ 誰 が 本当の こと 話す か よ 》

< レオル の 「 レンタルポッド 」 は 対象 者 に 恩 を 売り →

その 見返り と して 対象 者 の 特殊 能力 を →

一時的に 借りる こと が できる 能力 であり →

2 段階 の 条件 を クリア し なければ なら ない >

<1 つ 目 は 相手 の 特殊 能力 を 実際 に 見る か →

能力 名 を 知る >

<2 つ 目 は その後 相手 に 恩 を 売り →

「 これ は 貸し だ から な 」 と か 「 タダ じゃ ない ぜ 」 など と 確認 し →

それ に 対して 相手 が 同意 した 場合 に 限り →

能力 の 発動 条件 が 整う >

《 あった !》

< 条件 が 整う と 自動 的に →

レオル の 発行 機 に データ が 記憶 さ れ →

いつでも 確認 できる ように なる >

< ただし 相手 が 死亡 した 場合 →

データ は 削除 さ れる >

( レオル ) フラッタ は 無事だ 。 ( ウェルフィン ) チッ 。

《 連絡 が 来 ない の は 気絶 して いる から か →

相当 遠く に いる から か 》

< レンタル は 1 回 1 時間 >

< レンタル 期間 中 貸した 相手 は その 能力 を 使え ない >

《 とにかく まだ フラッタ は 死んで ねえ 》

何とか 連絡 も 取れ そうだ 。

フラッタ の 「 サテライトンボ 」 が 黒 メガネ の 位置 を 確認 したら →

作戦 スタート だ 。

( ブロヴーダ ) 俺 達 が 周り の ザコ 共 を 遠ざけて お前 が 黒 メガネ と タイマン 。

( ウェルフィン ) 一 人 で 大丈夫 か よ ?

任せ とけよ ヤバ い 役目 は 回さ ねえ さ 。

《… って いう か お前 ら に 能力 見 られ たく ねえ んだ よ 》

《 どんな 手 使って も ミッション は 成功 さ せる ぜ 》

《 OK … と 》

《 こんな とこ で 足踏み は でき ねえ 》

《 王 に 恩 を 売る まで は !》

< 発行 さ れた 券 を 手 に 取り 破る こと で →

能力 が 発動 する !>

( レオル ) 来た ぜ 。

探索 開始 だ 。

( 王 )《 分から ぬ 》

《 不愉快だ 》

《 呼吸 を 乱さ れて いる の は 終始 余 の ほう 》

《 本来 ならば →

心身 湯 立つ ほど 受け入れ がたい 屈辱 !》

《 だが … 苛立ち ながら も →

それ を 楽しんで いる 自分 が 一方 に ある 》

《 その 源泉 が 分から ぬ …》

♪♪~

♪♪~

♪♪~

♪♪~


Hunter x Hunter (2011) Episode 104 hunter||hunter|episode Hunter x Hunter (2011) Episode 104

( ブロヴーダ )  何 体 くらい ある んだろう な ?  これ 。 |なん|からだ|||||

( ウェルフィン )  約 5000 だ と よ 。 |やく|||

それ でも 予定 の 5 分 の 1 くらい しか 集まって ない らしい 。 ||よてい||ぶん||||あつまって||

( ブロヴーダ )  じゃあ   王様 相当 おかんむり だ ろ 。 ||おうさま|そうとう|||

( ウェルフィン )  いや   ず ~ っと 部屋 で 遊んで る みたいだ ぜ 。 ||||へや||あそんで|||

メシ も 食わ ないで 軍 儀 に 夢中に なって る って 。 めし||くわ||ぐん|ぎ||むちゅうに|||

( ブロヴーダ )  じゃあ この 食料   どう する 気 だ よ 。 |||しょくりょう|||き||

俺 達 で 奪って 食 っち ま うか ? おれ|さとる||うばって|しょく|||

( ウェルフィン ) あの 王 と 護衛 軍 を 倒して か ? ||おう||ごえい|ぐん||たおして|

冗談 に すら   なって ねえ 。 じょうだん||||

( ブロヴーダ ) いや ~  自分 が 強く なって → ||じぶん||つよく|

初めて 分かる 強 さ って   ある よ 本当に 。 はじめて|わかる|つよ|||||ほんとうに

あの 連中 は 怪物 です   服従 です わ 。 |れんちゅう||かいぶつ||ふくじゅう||

( ウェルフィン ) 多分   こう なるこ と 分かって て → |たぶん||||わかって|

シャウ 殿 は 俺 達 に 能力 を くれた んだろう な 。 |しんがり||おれ|さとる||のうりょく||||

読めて ねえ の は   ハギャ くらい か ハハハ …。 よめて|||||||

こう 呼ぶ と   最近   あいつ 怒る けど 。 |よぶ||さいきん||いかる|

♪♪~

♪♪~

♪♪~

( 機銃 音 ) きじゅう|おと

テレパシー   ( フラッタ ) 黒 メガネ は 周囲 を 警戒 し つつ → てれぱしー||くろ|めがね||しゅうい||けいかい||

テレパシー   宮殿 の ほう へ 向かって い ます 。 てれぱしー|きゅうでん||||むかって||

テレパシー   人形 兵 で は   歯 が 立ち ませ ん ね かなり の 手 だれ です 。 てれぱしー|にんぎょう|つわもの|||は||たち||||||て||

テレパシー   ( レオル )  そい つ の 力 は ? てれぱしー|||||ちから|

テレパシー   ( フラッタ ) 今 の ところ   他の 連中 と 同じく → てれぱしー||いま|||たの|れんちゅう||おなじく

テレパシー   殴打 で の 応戦 のみ です ね 。 てれぱしー|おうだ|||おうせん|||

テレパシー   ( レオル )  よし   何 か 能力 を 使ったら すぐに 知らせろ 。 てれぱしー|||なん||のうりょく||つかったら||しらせろ

《 ウェルフィン と ブロヴーダ が 来たら → ||||きたら

白 装束 を 追 っ 払わ せて …》 しろ|しょうぞく||つい||はらわ|

《 ヘッ …  ついでに 2 人 の 能力 も チェック し とく か 》 ||じん||のうりょく||ちぇっく|||

( フラッタ )《 クソ !  見失った !》 |くそ|みうしなった

テレパシー   レオル 様   どうやら   黒 メガネ は → てれぱしー||さま||くろ|めがね|

テレパシー   自在に 場所 を 瞬間 移動 できる ようです 。 てれぱしー|じざいに|ばしょ||しゅんかん|いどう||

< ノヴ の 能力 名 は 「 ハイドアンドシーク 」> ||のうりょく|な||

< 瞬間 移動 能力 である > しゅんかん|いどう|のうりょく|

< 壁 や 地面 に 手 を かざす と → かべ||じめん||て|||

そこ に   念 空間 へ 通じる 穴 を 開ける こと が でき → ||ねん|くうかん||つうじる|あな||あける|||

その 穴 から   人 や 物 を 転送 さ せる こと が   できる のだ > |あな||じん||ぶつ||てんそう||||||

<「 ハイドアンドシーク 」 は 4 階建て   全 21 室 の → ||かいだて|ぜん|しつ|

念 空間 である > ねん|くうかん|

< それぞれ の 部屋 は 完全に 独立 して いて → ||へや||かんぜんに|どくりつ||

入り口 は   部屋 に 入った と 同時に 閉じる ため → いりぐち||へや||はいった||どうじに|とじる|

現実 世界 へ 戻る ため に は もう 一 つ の 扉 から 出る しか ない > げんじつ|せかい||もどる|||||ひと|||とびら||でる||

< 入り口 は 複数 つくる こと が でき → いりぐち||ふくすう||||

部屋 の 大き さ に よって 上限 が 違う > へや||おおき||||じょうげん||ちがう

< 出口 は   入って 来た 穴 と つながって いる > でぐち||はいって|きた|あな|||

< つまり   ある 部屋 へ の 出入り は → ||へや|||でいり|

原則として 同じ 場所 の 穴 から しか でき ない > げんそくとして|おなじ|ばしょ||あな||||

< ただし   ノヴ の 持つ マスター キー ならば → |||もつ|ますたー|きー|

部屋 の 出口 を   どの 場所 の 穴 と も つなげる こと が   できる > へや||でぐち|||ばしょ||あな||||||

( 機銃 音 ) きじゅう|おと

( ノヴ )《 異常 なし 平和な 戦闘 の まま だ な 》 |いじょう||へいわな|せんとう||||

< モラウ の 「 ディープパープル 」 は 基本 的に 専守 防衛 > ||||きほん|てきに|せんしゅ|ぼうえい

< 味方 以外 の もの と 遭遇 すれば 一定 の 距離 を とり → みかた|いがい||||そうぐう||いってい||きょり||

相手 が 攻撃 して くれば 反撃 し ながら 引く > あいて||こうげき|||はんげき|||ひく

< 反撃 方法 は そば に ある もの を 使って → はんげき|ほうほう|||||||つかって

投げたり   殴ったり する こと > なげたり|なぐったり||

< 敵 と 直接の 接触 を 避ける こと で 「 ディープパープル 」 が → てき||ちょくせつの|せっしょく||さける||||

念 人形 である こと を 悟ら せ ない ため である > ねん|にんぎょう||||さとら||||

( ノヴ )《 あれ は …  キメラ ?》

( ノヴ )《 何 を して いる ?》 |なん|||

《 ここ は 戦闘 地域 から は だいぶ 離れて いる のに …》 ||せんとう|ちいき||||はなれて||

《 偵察 ?》 ていさつ

《 街 中 を 飛来 して いた 見慣れ ぬ トンボ 》 がい|なか||ひらい|||みなれ||とんぼ

《 この 国 の 特有 種 か と 思って いた が → |くに||とくゆう|しゅ|||おもって||

もしや   あいつ の 「 念 」?》 |||ねん

《 可能 性 は 高い 》 かのう|せい||たかい

《 情報 収集 専門 の キメラ なら → じょうほう|しゅうしゅう|せんもん|||

早 めに 叩いて おいた ほう が   いい 》 はや||たたいて||||

《 やる か !》

♪♪~

( ヂートゥ )  お ~ い   お ~ い !

( ヂートゥ ) 触ら なくて   いい の か ~ い ? |さわら|||||

( ヂートゥ ) ほら   こ ~ んな 近く に いる ぜ ? ||||ちかく|||

どうせ 起きて んだ ろ ? |おきて||

( ヂートゥ )  おっと !

や っぱ   たぬき寝入り だ ! その て は   食わ ない よ ~! ||たぬきねいり|||||くわ||

( モラウ )  お前 が うるさくて 寝 られ ねえ んだ ろ が ! |おまえ|||ね|||||

休憩 の 邪魔 す んじゃ ねえ よ ! きゅうけい||じゃま||||

ヒャハ !  や な こった ! 絶対   寝 させる もんか よ ! ||||ぜったい|ね|さ せる||

お前 が 追っかけて 来る まで ここ で   騒いで やる ! おまえ||おっかけて|くる||||さわいで|

《 バ ~ カ   そう さ せ たかったら →

初め から 追っかけ ざる を 得 ない ような → はじめ||おっかけ|||とく||

ルール を 組み込んで おく んだ よ 》 るーる||くみこんで|||

《 新しい 能力 も まだ 発展 途 上って こと だ な 》 あたらしい|のうりょく|||はってん|と|のぼって|||

勝手に しろ よ 。 かってに||

とにかく   あと 5 時間 は 起き ねえ から な 。 ||じかん||おき|||

あ ~…。

( モラウ )《 足 で の 勝負 に   かなり の こだわり が ある ようだ な 》 |あし|||しょうぶ||||||||

《 他人 に 構って もらい たい 性格 と 合わせて 考えて みて も → たにん||かまって|||せいかく||あわせて|かんがえて||

他の 勝負 に 変えて 来る 可能 性 は 低い 》 たの|しょうぶ||かえて|くる|かのう|せい||ひくい

う ~!  絶対 に 寝 させ ない よ ~ だ ! |ぜったい||ね|さ せ|||

オイ !  こっち 見ろ ! ほら ほら   触れる ぞ !  起きろ ~! おい||みろ|||ふれる||おきろ

う っわ こんな 近く まで 来ちゃ った よ 。 |||ちかく||きちゃ||

《 根比べ   奴 が もし 途中 で 諦めて → こんくらべ|やつ|||とちゅう||あきらめて

俺 の そば から 離れたら …→ おれ||||はなれたら

俺 の 勝ち だ 》 おれ||かち|

( 雷鳴 ) らいめい

( 雷鳴 ) らいめい

( 王 ) 9-9-1 「 帥 」。 おう|すい

( コムギ ) 1-5-1 「 帥 」。 |すい

( 王 ) 7-9-1 「 兵 」。 おう|つわもの

( コムギ ) 2-3-1 「 兵 」。 |つわもの

( 王 ) 8-1-1 「 忍 」。 おう|おし

( コムギ ) 2-3-1 「 砲 」。 |ほう

( 王 ) 9-1-1 「 砦 」。 おう|とりで

( コムギ ) 2-7-2 「 筒 」。 |つつ

「 帥 」 を 孤立 。 すい||こりつ

「 離 隠 」 と でも   名付けて おく か 。 はな|かく|||なづけて||

7-1-2 「 砦 」。 とりで

1-6-2 「 大将 」。 たいしょう

( 王 ) 9-1-3 「 弓 」。 おう|ゆみ

( コムギ ) 3-2-2 「 少将 」。 |しょうしょう

済み だ 。 すみ|

《 奴 の 初期 配置 は 予想 通り 》 やつ||しょき|はいち||よそう|とおり

《 こちら の 帥 に   やや 寄せ ながら も 鶴羽 の 陣 は 崩さ ない 》 ||すい|||よせ|||つるは||じん||くずさ|

へば   お 願い いた すます 。 ||ねがい||

《1 手 目 で   右翼 に 「 弓 」 を 据え → て|め||うよく||ゆみ||すえ

「 槍 」3 本 の 速攻 を 決める 腹 だろう が → やり|ほん||そっこう||きめる|はら||

右 に 寄せて できた 左翼 の 空白に → みぎ||よせて||さよく||くうはくに

余 の 持ち 駒 が 死角 を つくる 》 よ||もち|こま||しかく||

《 乱して やる   其方 の 呼吸 》 みだして||そのほう||こきゅう

( コムギ ) 1-9-3 「 弓 新 」。 |ゆみ|しん

《 来た な !》 きた|

( 王 ) 9-7-1 「 忍 新 」。 おう|おし|しん

( コムギ ) 2-9-1 「 騎馬 」。 |きば

《「 槍 」3 本 と 左辺 の 攻防 で → やり|ほん||さへん||こうぼう|

余 の ほう が 駒 2 枚   失う 》 よ||||こま|まい|うしなう

《 その 代償 で できた 其方 の 左翼 の 死角 》 |だいしょう|||そのほう||さよく||しかく

《 玉砕 覚悟 で   ここ から 攻め 寄る と 思って いる だろう 》 ぎょくさい|かくご||||せめ|よる||おもって||

《 違う な !》 ちがう|

《 ここ だ !!》

( 王 ) 5-5-1 「 中将 」。 おう|ちゅうじょう

♪♪~

( シャウアプフ )《 よどみ なく 一定 の リズム で 打って いた 彼女 の 手 が → |||いってい||りずむ||うって||かのじょ||て|

初めて 止まった 》 はじめて|とまった

( 王 )《 この 配置 盤 中央 から の 攻防 は 無限 !》 おう||はいち|ばん|ちゅうおう|||こうぼう||むげん

《 正 着 は   ない 》 せい|ちゃく||

《 こちら の 対応 次第 で いくら でも 長引く 1 局 》 ||たいおう|しだい||||ながびく|きょく

《 さ ぁ   聞か せて みよ → ||きか||

其方 の   あえぎ !》 そのほう||

( キルア = ゾルディック ) 今度 の 敵 は   かなり ヤバ い 。 ||こんど||てき||||

マジ で 行く ぞ ! ||いく|

♪♪~

( コムギ ) 9-2-1 「 中将 新 」。 |ちゅうじょう|しん

♪♪~

( 王 )  詰み だ 。 おう|つみ|

( 王 )  貴 様   これ が 「 死 路 」 である こと を → おう|とうと|さま|||し|じ|||

知っていた な ? しっていた|

はい 。

なぜ   手 を 止めて 考える 必要 が あった ? |て||とどめて|かんがえる|ひつよう||

ノータイム で 打てる 一 手 であろう が !? ||うてる|ひと|て||

《 王 の 盤 外 から の 一 手 返答 を 誤れば → おう||ばん|がい|||ひと|て|へんとう||あやまれば

死に ます よ 》 しに||

総帥 様 の お 考え に なら れた 「 離 隠 」 は → そうすい|さま|||かんがえ||||はな|かく|

正 すい 名前 を 「 狐 狐 狸 固 」 と 言い ます て → せい||なまえ||きつね|きつね|たぬき|かた||いい||

ワダ す が 考え ます た 。 |||かんがえ||

10 年 くらい 前 です 。 とし||ぜん|

( コムギ ) 「 槍 」3 本 に 対す て 中心 に 「 中将 」 を 置く の も → |やり|ほん||たいす||ちゅうしん||ちゅうじょう||おく||

「 中 中将 」 と いう ワダ す の 新手 です 。 なか|ちゅうじょう||||||あらて|

これ が   当時 は 話題 に なり ます て 。 ||とうじ||わだい||||

「 狐 狐 狸 固 」 から 「 中 中将 」 は 互い の 読み の 力 を 試さ れる → きつね|きつね|たぬき|かた||なか|ちゅうじょう||たがい||よみ||ちから||ためさ|

優秀な 戦法 と して 大 流行 すます た 。 ゆうしゅうな|せんぽう|||だい|りゅうこう||

何 か   バカな ワダ す から でも → なん||ばかな||||

こんな 利口な コ が 生まれ ん の か って → |りこうな|||うまれ||||

結構   うれしかった んだ けども → けっこう|||

この コ を 殺した の も ワダ す です 。 |||ころした|||||

( コムギ ) 「 狐 狐 狸 固 」 を 考えた 1 年 後 → |きつね|きつね|たぬき|かた||かんがえた|とし|あと

国 内 の 名人 戦 で   相手 が 「 狐 狐 狸 固 」 を 仕掛けて 来た 時 → くに|うち||めいじん|いくさ||あいて||きつね|きつね|たぬき|かた||しかけて|きた|じ

この 手 に 気付いて すまった んです 。 |て||きづいて||ん です

勝負 に は 勝ち ました が それ 以降   この コ は → しょうぶ|||かち||||いこう|||

公式 戦 や 書物 から は 姿 を 消す ます た 。 こうしき|いくさ||しょもつ|||すがた||けす||

総帥 様 が   ワダ す と 全く 同じ 戦法 を 考え 出した こと は → そうすい|さま|||||まったく|おなじ|せんぽう||かんがえ|だした||

すごく …  光栄で 感動 で → |こうえいで|かんどう|

心 が 震え ました 。 こころ||ふるえ|

まるで …。

( コムギ )  一 度   死んだ 我が 子 が 生き返った ような …。 |ひと|たび|しんだ|わが|こ||いきかえった|

( コムギ )  そんな 気 が すた んです 。 ||き|||ん です

だから   もう 一 度   この コ の → ||ひと|たび|||

命 を 消す の が 忍びなくて …。 いのち||けす|||しのびなくて

少 す …  迷い ます た 。 しょう||まよい||

( 王 )  フン   くだら ぬ 。 おう|ふん||

興 が そが れた   しばし 休め 。 きょう|||||やすめ

あっ …。

( 王 )  次に 始めたら → おう|つぎに|はじめたら

休憩 は   一切 なし だ   覚悟 して おけ 。 きゅうけい||いっさい|||かくご||

( コムギ )  はっ   はい !

《 王様 が   あれほど 長い 間 黙って 人 の 話 を 聞いた の は → おうさま|||ながい|あいだ|だまって|じん||はなし||きいた||

初めて です ね …  ま ぁ → はじめて||||

それ だけ の こと 》

《4 時間 経った か 》 じかん|たった|

( ヂートゥ )  ハハハ …!

( モラウ )《 フフ … 結局   飽きて 読書 だ もん な 》 ||けっきょく|あきて|どくしょ|||

《 分かり やす 過ぎて 張り合い が ねえ ぜ 》 わかり||すぎて|はりあい|||

ハハハ …!

あっ 。

お っ   始める ? もう 5 時間 経った の か ? ||はじめる||じかん|たった||

あれ ?  まだ 半分 くらい じゃ ん 。 ||はんぶん|||

ハハハ !  や っぱ 少し 焦って 来た ? |||すこし|あせって|きた

ニャハハ …  ん っ ?

( モラウ )  気付いた か ? |きづいた|

始め んじゃ ねえ   終わって んだ 。 はじめ|||おわって|

自分 の 足首   見て み な 。 じぶん||あしくび|みて||

( ヂートゥ )《 煙 の ロープ !?》 |けむり||ろーぷ

かなり   気   使った ぜ ? |き|つかった|

絶対   見つから ない ように 遠回り さ せた から → ぜったい|みつから||よう に|とおまわり|||

相当 長い ロープ に な っち まった が な 。 そうとう|ながい|ろーぷ||||||

何しろ あと は   この ロープ を たぐる だけ 。 なにしろ||||ろーぷ|||

時間 の 問題 だ な 。 じかん||もんだい||

くっ !

フフ っ …  今度 は お前 が   いろいろ 試す 番 だ な 。 ||こんど||おまえ|||ためす|ばん||

ムダ だ が ね 。 むだ|||

うわ !

煙 だ と 思って   ナメ ちゃ いけ ねえ 。 けむり|||おもって||||

切断 不可能 の 綱 だ と 思い な 。 せつだん|ふかのう||つな|||おもい|

せいぜい   あがき な よ 。

う ~!

ぐ っ …。

( モラウ )《 やっぱり だ 》

《 直接   俺 を 攻撃 して 来 ない の は → ちょくせつ|おれ||こうげき||らい|||

鬼ごっこ   だ から 》 おにごっこ||

《 奴 の 体 に   直接   俺 が 触れれば → やつ||からだ||ちょくせつ|おれ||ふれれば

能力 が 解除 さ れて しまう んだろう 》 のうりょく||かいじょ||||

《 大して 集中 力 も ない くせ に → たいして|しゅうちゅう|ちから||||

8 時間 なんて 長丁場 の 設定 と いい → じかん||ながちょうば||せってい||

お前 を 追い詰めて ん の は 俺 じゃ   ねえ 》 おまえ||おいつめて||||おれ||

《 お前 自身 だ !》 おまえ|じしん|

< ヂートゥ の 能力 は まさに 発展 途上 > ||のうりょく|||はってん|とじょう

< ギリギリ に 追い込ま れた こと で → ぎりぎり||おいこま|||

この 困難な 現状 を 何とか 打破 す べく …> |こんなんな|げんじょう||なんとか|だは||

あっ ?

< 新たな 能力 を 生み出した !> あらたな|のうりょく||うみだした

ボーガン と クロウ 。

( モラウ ) 《 相手 が   近づいて も 離れて も 対応 が できる って こと か 》 |あいて||ちかづいて||はなれて||たいおう|||||

ヒャ ~ ハハハ っ !  あり が とよ !

お前 の おかげ で   す っげ ぇ 能力 手 に 入っちゃ った ! おまえ|||||||のうりょく|て||はいっちゃ|

おいおい … これ   何 か 分かって る ? ||なん||わかって|

弓 !  弓 だ よ ? ゆみ|ゆみ||

うかつに 寄って 来て   いい の か よ ! |よって|きて||||

おら !

いい んだ よ 。

お前 なぁ → おまえ|

自分 の 足 より 遅い もん を 能力 に して   どう すんだ よ 。 じぶん||あし||おそい|||のうりょく|||||

あっ 。

そっち の 爪 も 試して み ねえ か ? ||つめ||ためして|||

俺 の ほう から 近づく 手間 が 省ける んだ が な 。 おれ||||ちかづく|てま||はぶける|||

敗因 を 教えて やる よ 。 はいいん||おしえて||

お前 …→ おまえ

バカだ から 。 ばかだ|

ヘッ   ヘヘヘ …。

う っせ ぇ ~!

ヒャハハハハ !  死ねよ ! |しねよ

そう すりゃ 俺 に 触る も   クソ も ねえ ! ||おれ||さわる||くそ||

あっ !

《 この 手応え 》 |てごたえ

《 まさか →

煙 ?  まさか !?》 けむり|

捕まえた 。 つかまえた

えっ   いつの間に …。 |いつのまに

お前 が 漫画 読んで ばか 笑い して いる 間 。 おまえ||まんが|よんで||わらい|||あいだ

( モラウ の 声 )  まず   自分 の すぐ 前 に 煙 で コピー を 制作 。 ||こえ||じぶん|||ぜん||けむり||こぴー||せいさく

自分 の 体 を 草 に   模した 煙 で 覆い → じぶん||からだ||くさ||もした|けむり||おおい

コピー と は 反対 側 から 接近 。 こぴー|||はんたい|がわ||せっきん

寝て いる 時 も 戦闘 中 だ ぜ 。 ねて||じ||せんとう|なか||

俺 から 目 離しちゃ   ダメ 。 おれ||め|はなしちゃ|だめ

( モラウ )  無事   帰還 か さて   まだ やる かい ? |ぶじ|きかん|||||

いや   もう いい や 。

( モラウ )  うん   それ が 賢明だ な 。 ||||けんめいだ|

じゃ   もう 教えて くれて も いい んじゃ ねえ か ? ||おしえて||||||

俺 が   もしも 時間 内 に お前 を 捕まえ られ なかったら → おれ|||じかん|うち||おまえ||つかまえ||

どう なって た んだ よ ? ( ヂートゥ )  聞いて も 意味 ない ぜ 。 ||||||きいて||いみ||

一 度 でも   俺 が 捕まっちゃ えば もう   あの 能力 は 二度と 使え ない 。 ひと|たび||おれ||つかまっちゃ||||のうりょく||にどと|つかえ|

そういう 条件 で つくった 能力 だ から 。 |じょうけん|||のうりょく||

そうかい   悪い こと した か ねぇ 。 |わるい||||

ハッ !  どう って こと ない ね 。

また   シャウ 様 に 新しい 能力 を もらう さ ! ||さま||あたらしい|のうりょく|||

次 は 絶対 に 負け ない から な ! 覚悟 し とけよ ~!! つぎ||ぜったい||まけ||||かくご||

《 奴 の 上 → やつ||うえ

恐らく 直属 護衛 軍 の シャウ って 奴 が → おそらく|ちょくぞく|ごえい|ぐん||||やつ|

他人 の 能力 開花 を 助ける 力 が ある って こと だ 》 たにん||のうりょく|かいか||たすける|ちから|||||

《 そう なる と   選別 が 終わったら → |||せんべつ||おわったら

いよいよ   こっち に 勝ち目 が なくなる な 》 |||かちめ|||

《 ゴン と キルア の 選択 は 大 正解 だった って か 》 ||||せんたく||だい|せいかい|||

[ TEL ]( 着信 音 ) tel|ちゃくしん|おと

[ TEL ]( ノヴ ) 合流 し たい   中 で 話そう 。 tel||ごうりゅう|||なか||はなそう

( ノヴ )  新手 が 来た ザリガニ と オオカミ だ 。 |あらて||きた|ざりがに||おおかみ|

( モラウ ) 強い の か ? ( ノヴ ) それ が 分かれば 苦労 し ない 。 |つよい||||||わかれば|くろう||

今 は   互いに 間合い を はかって る 感じ だ な 。 いま||たがいに|まあい||||かんじ||

( モラウ )  膠着 状態 か 。 |こうちゃく|じょうたい|

時間 を 稼ぎ たい 俺 達 に とったら 願ったり だ な 。 じかん||かせぎ||おれ|さとる|||ねがったり||

恐らく   俺 が あいつ を 仕留めた から だ 。 おそらく|おれ||||しとめた||

あの トンボ が   監視 カメラ の 役割 を 果たして いた らしい 。 |とんぼ||かんし|かめら||やくわり||はたして||

テレパシー   ( レオル )  フラッタ !  応答 しろ ! てれぱしー|||おうとう|

( ブロヴーダ )  いくら 待って も 来 ねえ な 。 ||まって||らい||

作戦 変更 だ な 。 さくせん|へんこう||

( ウェルフィン )  フラッタ 抜き じゃ 敵 の 位置 を 把握 でき ない んだ ろ ? ||ぬき||てき||いち||はあく||||

クソ 。 くそ

《 肝心な 時 に 使え ねえ 野郎 だ 》 かんじんな|じ||つかえ||やろう|

《 中止 か ?  いや   ダメだ !》 ちゅうし|||だめだ

《 ピトー の 評価 を 下げる わけに は 絶対 いか ねえ !》 ||ひょうか||さげる|||ぜったい||

じゃ   俺 達   戻る ぜ 。 |おれ|さとる|もどる|

あっ   待って くれ ! |まって|

分かった   俺 が 何とか する 。 わかった|おれ||なんとか|

それ が   お前 の 能力 か ? ||おまえ||のうりょく|

ああ   探索 能力 が ある 他 に は 黙って ろ よ 。 |たんさく|のうりょく|||た|||だまって||

お前 ら だ から 見せた んだ 。 おまえ||||みせた|

《 バ ~ カ 誰 が 本当の こと 話す か よ 》 ||だれ||ほんとうの||はなす||

< レオル の 「 レンタルポッド 」 は 対象 者 に 恩 を 売り → ||||たいしょう|もの||おん||うり

その 見返り と して 対象 者 の 特殊 能力 を → |みかえり|||たいしょう|もの||とくしゅ|のうりょく|

一時的に 借りる こと が できる 能力 であり → いちじてきに|かりる||||のうりょく|

2 段階 の 条件 を クリア し なければ   なら ない > だんかい||じょうけん||くりあ||||

<1 つ 目 は   相手 の 特殊 能力 を 実際 に 見る か → |め||あいて||とくしゅ|のうりょく||じっさい||みる|

能力 名 を 知る > のうりょく|な||しる

<2 つ 目 は   その後 相手 に 恩 を 売り → |め||そのご|あいて||おん||うり

「 これ は 貸し だ から な 」 と か 「 タダ じゃ ない ぜ 」 など と 確認 し → ||かし||||||ただ||||||かくにん|

それ に 対して 相手 が 同意 した 場合 に 限り → ||たいして|あいて||どうい||ばあい||かぎり

能力 の 発動 条件 が 整う > のうりょく||はつどう|じょうけん||ととのう

《 あった !》

< 条件 が 整う と   自動 的に → じょうけん||ととのう||じどう|てきに

レオル の 発行 機 に データ が 記憶 さ れ → ||はっこう|き||でーた||きおく||

いつでも 確認 できる ように なる > |かくにん||よう に|

< ただし   相手 が 死亡 した 場合 → |あいて||しぼう||ばあい

データ は 削除 さ れる > でーた||さくじょ||

( レオル )  フラッタ は 無事だ 。 ( ウェルフィン )  チッ 。 |||ぶじだ||

《 連絡 が 来 ない の は 気絶 して いる から か → れんらく||らい||||きぜつ||||

相当   遠く に いる から か 》 そうとう|とおく||||

< レンタル は  1 回 1 時間 > れんたる||かい|じかん

< レンタル 期間 中   貸した 相手 は その 能力 を 使え ない > れんたる|きかん|なか|かした|あいて|||のうりょく||つかえ|

《 とにかく まだ フラッタ は 死んで ねえ 》 ||||しんで|

何とか 連絡 も 取れ そうだ 。 なんとか|れんらく||とれ|そう だ

フラッタ の 「 サテライトンボ 」 が 黒 メガネ の 位置 を 確認 したら → ||||くろ|めがね||いち||かくにん|

作戦 スタート だ 。 さくせん|すたーと|

( ブロヴーダ ) 俺 達 が 周り の ザコ 共 を 遠ざけて お前 が 黒 メガネ と タイマン 。 |おれ|さとる||まわり|||とも||とおざけて|おまえ||くろ|めがね||

( ウェルフィン )  一 人 で 大丈夫 か よ ? |ひと|じん||だいじょうぶ||

任せ とけよ ヤバ い 役目 は   回さ ねえ さ 。 まかせ||||やくめ||まわさ||

《… って いう か   お前 ら に 能力   見 られ たく ねえ んだ よ 》 |||おまえ|||のうりょく|み|||||

《 どんな 手   使って も ミッション は 成功 さ せる ぜ 》 |て|つかって||みっしょん||せいこう|||

《 OK …  と 》 ok|

《 こんな とこ で 足踏み は でき ねえ 》 |||あしぶみ|||

《 王 に 恩 を 売る まで は !》 おう||おん||うる||

< 発行 さ れた 券 を 手 に 取り   破る こと で → はっこう|||けん||て||とり|やぶる||

能力 が 発動 する !> のうりょく||はつどう|

( レオル )  来た ぜ 。 |きた|

探索 開始 だ 。 たんさく|かいし|

( 王 )《 分から ぬ 》 おう|わから|

《 不愉快だ 》 ふゆかいだ

《 呼吸 を 乱さ れて いる の は 終始   余 の ほう 》 こきゅう||みださ|||||しゅうし|よ||

《 本来 ならば → ほんらい|

心身 湯 立つ ほど 受け入れ がたい 屈辱 !》 しんしん|ゆ|たつ||うけいれ||くつじょく

《 だが …  苛立ち ながら も → |いらだち||

それ を 楽しんで いる 自分 が 一方 に ある 》 ||たのしんで||じぶん||いっぽう||

《 その 源泉 が 分から ぬ …》 |げんせん||わから|

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