Hokuto no Ken ( Fist of the North Star ) Episode 109
( ナレーター ) 運命 を 切り開く 男 が いる
天 に 背く 男 が いる
それ は 北斗 神 拳 ( ほ く と しんけん ) 2000 年 の 宿命
見よ 今 その 長き 血 の 歴史 に 終止符 が 打た れる
♪ ~
~ ♪
( ナレーター ) 伝説 の 暗殺 拳 北斗 神 拳 は 2 千 年 に わたる 一子 相 伝 の 秘 拳
だが 男児 に 恵まれ なかった 先代 リュウ ケン は ―
4 人 の 男 を 養子 に 迎え た
すなわち 長男 ラオウ 次男 トキ 三男 ジャギ
そして 末 弟 の ケンシロウ
( ケンシロウ ) は ああ !
( ナレーター ) 中国 より 伝わる 恐るべき 暗殺 拳 北斗 神 拳
一 拳 に 全 エネルギー を 集中 し
肉体 の 経 絡 秘 孔 ( ひこう ) に 衝撃 を 与え
表面 の 破壊 より むしろ 内部 の 破壊 を 極意 と し た ―
一撃 必殺 の 拳法
普通 の 人 間 は ―
潜在 能力 の 30 パーセント を 使う こと しか でき ない が
北斗 神 拳 は 残り 70 パーセント を も 使い切る
その 継承 者 が 先代 リュウ ケン
そして ある 日 ―
北斗 神 拳 の 道場 北斗 練 気 闘 座 ( れんき と う ざ ) に 1 人 の 少女 が 現れ た
( リハク ) 北斗 と 南 斗 ( なんと ) は 表裏 一体 陰 と 陽
その 宿命 を 信じる なら ば ―
ここ へ お 連れ すれ ば ユリア 様 に 何らか の 変化 が あ ろ う と …
まあ それ で こう し て ここ に
( ラオウ ) おりゃ あ !
( ケンシロウ ) ウウッ アアッ
( リュウ ケン ) うん っ
( ケンシロウ ) ほら
ユリア 様 どう なさ れ まし た ?
( ケンシロウ ) はい
( ユリア ) ウフッ
戻った ユリア 様 に 感情 が
うん
ラオウ が いざ ない ケンシロウ が 心 を 開け放った
北斗 の 宿命 を 持つ 男
ラオウ と ケンシロウ
そして 南 斗 の 将 と なる ユリア
だが 北斗 2 人 に 南 斗 1 人
いつ の 日 か 天 を 二 分 し て 戦う とき が くる で あ ろ う
( ジャギ ) 兄 者 ! 兄 者 たち は なぜ 何 も 言わ ん !
やつ は 俺 たち の 弟
しかも 一 番 下 の 未熟 者 な ん だ
そんな やつ に 伝承 者 の 座 を 奪わ れ て
悔しく ない の か ?
覚悟 は でき て いる よう だ な
一子 相 伝 が 北斗 神 拳 の 掟 ( おきて )
お前 の 拳 を 封じ なけ れ ば なる まい
( ラオウ ) フッ
では 恩師 リュウ ケン を 倒し 俺 が 最強 の 男 と な ろ う
クックッ こ … こんな とき に
フフフフフ
フハハハハッ
神 は 俺 に 運 を 与え た
やはり 神 は この 俺 と 戦い た がって いる の だ
か … 神 よ 今 しばし の 命 を
死ね !
( 暴徒 たち ) フフ フフ
( ケンシロウ ) シン
( シン ) ますます 好き に なる
おれ は そう いう 気 が 強く て 美しい 女 が 好き だ
ケン
ユリア は 俺 が もらった ぞ
バカ な ! ユリア は 俺 の 大事 な 人 だ
それ なら ば 力 で 奪う だけ だ どけ !
( シン ) ふん
( ケンシロウ ) グアアア !
ユ … ユリア
ユリ … ユリア
ユリア !
( ナレーター ) そして 199 X 年
世界 は 核 の 炎 に 包ま れ た
海 は 枯れ 地 は 裂け
あらゆる 生命 体 が 絶滅 し た か に 見え た
だが 人類 は 死滅 し て い なかった
( ジード ) ホウッ !
( 男 A ) う わ あ ! ( 男 B ) ジード だ
( 女 ) もっと スピード 上げ て !
フフ フッ
( ナレーター ) 世 は 再び 暴力 が 支配 する 時代 に なって い た
人々 は 待った
救世 主 を
( ケンシロウ ) う うん …
う うん …
う うん …
う うん …
うん っ
( ジード ) 抵抗 を やめろ
さもなくば この 小 娘 の 首 を 引きちぎる ぞ
分かったら ありったけ の 食料 を 持ってこい
( リン ) う っ
ケン !
来 ちゃ ダメ !
( バット ) しゃ … しゃべった リン が !
な … 何者 な ん だ ? あいつ は
おお お !
う お おお !
アター アタタタタッ
アター !
貴 様 の 拳 など 蚊 ほど に も 効か ん わ い !
お前 は もう 死 ん で いる
なに !
ウオッ ざ くび じじ ぜ ぶ っ
ああ ああ あ あっ あ う っ
( ナレーター ) ケンシロウ は よみがえった
( シン ) フフ フフッ
( ケンシロウ ) う う う …
う あ ああ !
あ あっ
シン 貴 様 に 会う ため に 地獄 の 底 から はい上がって き た ぜ
フフ フッ ケンシロウ
お前 は 俺 に 敗れ た 男 何度 やって も 同じ こと だ
だが 己 の 愛し た 女 の 前 で 切り 刻ま れる の も 面白 か ろ う
ありゃ あ !
う あ ああ !
アター アター !
アター アター !
アター アター !
アター アター オワター !
( シン ) ドワッ !
( ナレーター ) ケンシロウ が シン を 倒し た とき ユリア の 姿 は すでに なかった
ケンシロウ の 新た な 旅 が 始まり
さまざま な 拳 士 と の 出会い と 別れ が あった
ケンシロウ は その 度 に ―
悲し み を ひとつひとつ 背負って いった
( リン ) ケン !
ケン
ケン !
ケン !
( ラオウ ) グアッ !
( リン ) レイ ( アイリ ) 兄さん !
( ナレーター ) 義 の 星 の 男 南 斗 水鳥 拳 ( すい ちょう けん ) レイ
なぜ … なぜ 俺 を 待た なかった ?
レイ は ケン に 借り を 返す ため って 言って …
ケン ダメ だ よ あの 男 だけ は !
( ナレーター ) 南 斗 紅 鶴 拳 ( こう かく けん ) 妖 かし の 星 の 男 ユダ
( レイ ) ユダ
( ユダ ) レイ
俺 が ただ 一 人 認め た 男
この世 で 最も 強く 美しい 男
ウウッ
ハアッ アアッ
せめて その 胸 の 中 で 死に たい
ユ … ユダ
( シュウ ) ウッ もはや 悔い は ない
私 の … 仁 の 星 の 血 は 間違って い なかった
シュウ
行け ケンシロウ
そして 時代 を 開け
私 は いつも お前 を 見 て いる ぞ
さらば だ ケンシロウ
( ナレーター ) 南 斗 白鷺 拳 ( はく ろう けん ) 仁 星 の 男 シュウ
( ケンシロウ ) アアッ
( ナレーター ) 南 斗 鳳凰 拳 ( ほうおう けん ) 将 ( しょう ) 星 の 男 サウザー
( サウザー ) アッ アアッ
アアッ
さ … 最後 に お前 に 聞き たい こと が ある
愛 や 情け は 悲しみ しか 生ま ぬ
なのに なぜ 悲しみ を 背負 お う と する ?
なぜ 苦しみ を 背負 お う と する ?
悲しみ や 苦しみ だけ で は ない
お前 も ぬくもり を 覚え て いる はず だ
オウガイ 先生
う っ う う …
せ … 先生
昔 の よう に ―
もう 一 度 ぬくもり を …
う う っ
あ あっ
悲しい 男 よ
誰 より も 愛 深き ゆえ に …
( ナレーター ) そして 北斗 四 兄弟 の 次兄 トキ
( トキ ) あ あっ ああ あ !
と ああ !
( ラオウ ) ウウウウッ
この 一撃 は お前 の 悲しき 宿命 へ の 兄 の 恨み の 一撃 と 思え
残る 余生 安らか に 暮らす が よい
泣き たく ば 泣く が よい
もう 責め は せ ぬ
兄さん
( ラオウ ) 体 を いとえ よ トキ
( ラオウ ) ケンシロウ
拳 王 恐怖 の 伝説 は 今 より 始まる
この 命 奪い たく ば いつ でも 来る が よい
( ナレーター ) 悲し み を 背負う 度 に
ケンシロウ の 拳 は 力 を 増し て いった
ユリア が 南 斗 最後 の 将 と し て 再び 姿 を 現し た
( ユリア ) ケンシロウ
( ラオウ ) ウウッ
あと 一 歩 で ケンシロウ を 倒 せ た もの を
お お っ
あっ ユ … ユリア
( ユリア ) ああ …
フッ フハハハハ
アッハハハハ
ラ … ラオウ
( 部下 たち ) ええ い !
アハハ ハハ
運 は 我 に あり
やはり 天 は この ラオウ を 望 ん で いる の だ
アッハハハハ
ハイヤー !
ユリア 様 !
グオッ
うん ?
あ あっ
こ … これ は
なんという 悲しい 目 だ
おお !
ま … まさか
これ が リュウ ケン が 最後 に 言った ―
北斗 神 拳 究極 奥義 無 想 転生 ( むそう てんせい )
( ラオウ ) う う っ
お ぬ は その 悲し み を 背負い
北斗 2 千 年 の 中 で 最強 の 男 に なった と いう の か ?
ウウッ
うりゃ あ !
すでに 見切って おった か
我が 拳 に は ―
もはや お前 を 砕く 力 など 残って おら ぬ こと を
ラオウ
今 こそ 悟った
お前 は 今日 まで 死 を 見切って 生き て き た の だ と
凄 絶 ( せい ぜ つ ) なる 友 たち と の 戦い の 中 で 生 と 死 の はざま を 見切った の だ と
友 …
フッ
友 か …
思え ば 俺 に は 友 と 呼 べ る 男 は トキ しか い なかった
アアッ
見せ て くれ
この ラオウ を 倒し た 男 の 顔 を
フッ
見事 だ
我が 弟 よ
兄さん
あっ 目 が !
ユリア さん
ケン !
ユリア さん が … ユリア さん が 生き て いる
なに !
( ラオウ ) フッ
行け !
ケ … ケン
ユリア
ケン
ウッ アッ
アッ アア …
我が 生涯 に 一片 の 悔い なし !
うりゃ あ !
ラオウ
トキ と 共に 眠れ
俺 は あなた の 生き ざま を 胸 に 北斗 神 拳 伝承 者 と し て 生きる
( ナレーター ) 2 千 年 の 歴史 を もつ 必殺 拳 北斗 神 拳
その 継承 者 ケンシロウ は ―
愛する ユリア と 共に 人々 の 前 から 姿 を 消し た
その 行方 は 誰 も 知ら ない
でも いつか … いつか きっと ケン は 帰って くる
きっと …
♪ ~
~ ♪
( ナレーター ) 男 たち は 戦い 歴史 の かなた へ と 去って いった
時 は 移り 再び 巻き起こる 動乱 の 中 で ―
今 始まる 新た なる 北斗 の 伝説
次回 北斗 の 拳 2
「 時 は 流れ また 時代 が 動 い た … ! ! 」