Hokuto no Ken ( Fist of the North Star ) Episode 94
( ナレーター ) 運命 を 切り開く 男 が いる
天 に 背く 男 が いる
それ は 北斗 神 拳 ( ほ く と しんけん ) 2000 年 の 宿命
見よ 今 その 長き 血 の 歴史 に 終止符 が 打た れる
♪ ~
~ ♪
「 フドウ 絶体絶命 急げ ケン 男 は 友 を 見捨て ない 」
( ザク ) 拳 王 ( けん おう ) 様
新しい 甲 冑 ( か っ ちゅう ) が 出来上がり まし た
うん
拳 王様 車 が 1 台 助かって おり ます
どう か それ に お 乗り ください ませ
( ラオウ ) いら ぬ !
この 拳 王 が 体 を 預ける の は 黒 王 ( こく おう ) 号 のみ
案ずる な 戻って くる
必ず ジュウザ は この 俺 の 前 に な
は は あっ
( ラオウ ) ザク よ ケンシロウ は どう し た ?
いまだ 何 の 報告 も あり ませ ん
ザク お前 が 指揮 を 執れ
はっ ?
ケンシロウ の 足 を 止め て み せい
は はっ
( バット の 鼻歌 )
( 鼻歌 )
( バット ) うん ?
うん ?
何 だ ? ありゃ
あ あっ ああ …
け け け … 拳 王 の 大群 !
う わ あっ ケン !
あ … 新手 だ ! 新手 の 拳 王 の 部隊 が こっち へ 来る
( ケンシロウ ) 何 っ ?
( リン ) ケン
( フドウ ) 拳 王 め
どう し て も 我々 を 止めよ う と 今度 は 数 に 任せ て き た か
( バット ) ケン どう す ん だ よ ?
( フドウ ) 拳 王 の 狙い は あなた の 足 を 止める こと
ケンシロウ さん ここ は 私 に 任せ て ください
あなた は 一刻 も 早く 将 ( しょう ) の 居城 へ
さっ 早く 事 は 一刻 を 争い ます
なぜ だ ?
なぜ そう まで し て この 俺 を 将 に 会わ せよ う と する ?
言った はず です
我が 南 斗 六 聖 拳 ( なんと ろく せいけん ) 最後 の 将 永遠 の 光 の ため に
あなた に 会え ば あの お方 の 悲しみ に 打ち沈 ん だ お 顔 が ―
温かい ほほ笑み に 変わり ま しょ う
その ため なら ば 我ら 五 車 星 ( ご しゃせい ) の 血 など ―
最後 の 1 滴 まで 流れ て 本望
ぬ う っ !
む お お っ !
う う っ !
ぐ おお !
そして あなた の 宿命 の 旅 も ―
そこ で 終止符 が 打た れる かも しれ ませ ん
何 ?
俺 の 宿命 の 旅 の 終止符
さっ 早く
リン と バット の こと は 心配 いり ませ ん
この 山 の フドウ 命 に 代え て も 必ず 守って みせ ます
ケン !
ケン
ケン !
行って
リン
私 と バット は 大丈夫
フドウ さん が こんなに 一生懸命 言って る ん だ から ―
きっと 深い 訳 が ある の よ
お 願い ケン
お 願い フドウ さん の 言う こと を 聞い て あげ て
頼む フドウ
( フドウ ) は いっ
ありがとう リン ちゃん
フフ フッ
それにしても ―
あなた の 目 は 我 が 将 の 目 に よく 似 て いる
ええ ?
ああ … フドウ の オッサン 来 や がった ぜ !
( フドウ ) うん
よ ー し !
む ん っ !
この 山 の フドウ 思う存分 働 い て みせる わ
と あっ !
あ あっ !
( 拳 王 軍兵 たち ) う あっ !
さあ 2 人 と も こっち へ 来 なさい
( リン ・ バット ) あ あっ
( バット ) う う っ
そこ で ゆっくり 見物 し て な
アッハ ここ なら 安全 だ
うん !
( 2 人 ) アハハッ
う わ あ !
あ あっ ああ !
( フドウ ) うりゃ あ !
う お お っ
クソッ 何て 化け もん だ
ひるむ な ! 四方 から 攻撃 しろ !
む う っ
ぐ わ あっ !
すげ え ! 強 え な フドウ の オッサン
やれやれ もっと やれ !
危ない わ よ バット
平気 さ ああ !
( ジュウザ の 弟 分 たち ) 乾杯 !
( ジュウザ の 弟 分 A ) 兄貴 が 二 度 と 戦闘 服 を 着る こと など ない よう に
( ジュウザ の 弟 分 たち ) おう ! ハハハハ
( ジュウザ の 弟 分 B ) ええ いっ こら ! おとなしく しろ
こいつ おとなしく し や がれ !
俺 を 乗せろ !
う わ っ ああ !
動く な っ ちゅう に !
う わ っと おわ っ
( ジュウザ ) 止まれ ! 黒 王 号
( 3 人 ) ふう …
静まれ 黒 王 よ
何 だった ん だ ? いったい
分から ん
黒 王 よ
ラオウ が 恋しい か ?
( 馬 の 鳴き声 )
もう すぐ 会わ せ て やろ う
だが その 前 に 行く 所 が ある
( リハク の 部下 ) ジュウザ 様 !
ジュウザ 様 !
ケンシロウ 様 が 単独 にて 城 に 向かって いる と いう 情報 が
このまま なら 拳 王 より 一 歩 先 に
そう か
ならば 行って ケンシロウ を 城 まで 案内 する が いい
もはや 俺 に つい て いる 必要 は ない
( リハク の 部下 ) はい !
( ジュウザ ) これ で
もう 一 度 戦闘 服 に 身 を 包ま ね ば なら なく なった か
ザク 様
我が 部隊 は ほとんど 全滅
拳 王様 に は どの よう に 報告 いたし ま しょ う か ?
バカ 野郎 ! 報告 など できる か
クソッ 山 の フドウ め
( ヒルカ ) フッフ フフ
( ザク ) うん ?
( ヒルカ ) 私 の 出番 の よう です な
おお ヒルカ で は ない か
( ヒルカ ) 私 に いい 考え が あり ます お 任せ を
いい 考え ?
フドウ の 弱点 は 情け
やつ は 親 に 捨て られ た 子供 たち を 養って いる そう です
フフ フッ
なるほど
フフ フッ
( フドウ の いびき )
( 子供 たち ) う わ あ !
う が っ ああ …
ああ ?
ああ … ご み ん よ
みんな 大丈夫 か ?
( 子供 たち ) う うん ? うん …
( フドウ ) あー あ ご み ん よ
( 子供 たち の 笑い声 )
ワハハッ これ で 5 度 目 だ
アハハ ハハ
あ あっ
どう だ 面白い か ?
うん
面白い
もっと 走って ねえ 走って よ
フドウ の 父さん もっと 走って よ
うん よ ー し !
( 子供 たち の 歓声 )
( タンジ ) さあ みんな
フドウ の 父さん が もう すぐ 帰って くる ぞ
キレイ に 掃除 し て 父さん を ビックリ さ せ て やろ う
( 子供 たち ) お ー !
それ ー !
ふ っ ふ っ ふ ああ …
こう 何も ない と 眠たく て 眠たく て …
ひ いっ
( ヒルカ ) 泰山 妖 拳 ( たいざん ようけん ) 蛇 咬 帯 ( じゃ こう たい )
異常 なし
異常 なし
( 2 人 ) おお ?
ひ ゃ あ !
( ヒルカ ) 異常 あり
ウハハハ !
( ジロ ) アハハッ
( 子供 たち ) ハハハッ
( カン ) タンジ 兄ちゃん 笑って ない で 助け て よ
だって ベッド に つかえ て 出 られ ない なんて
ん もう !
ごめん ごめん 今 助け て やる から
ほら よい しょ よい しょ
( ドア が 開く 音 ) ( 子供 たち ) ああ ?
フッ フフ フフ
お前 たち か
フドウ が 養って いる と いう ガキ ども は
( 子供 たち ) ああ ああ …
俺 と 一緒に 来 て もら お う か
( 子供 たち ) う わ あっ 助け て !
う わ あ 離せ 離し て よ !
う う う っ ああ …
ハア ハア
さあ 急 い で ケンシロウ さん に 追いつ こ う
いい って ば よ
自分 の 足 で 歩 ける から 言って ん だ ろ う が オッサン
俺 は こう やって 歩く の が 好き な ん だ から 勝 手 に さ せ て くれ
( リン ) フフ フッ ( バット ) フンッ
( フドウ ) アハハ ハッ
はっ
うん ?
フドウ さん どう し た の ?
何 か 踏んづけ た の か ?
ああ …
あっ
( フドウ ) 隠れ て いる の は 分かって いる 出 て こい !
( ヒルカ ) ハハハッ 山 の フドウ さん
あんた は 捨て られ た 子供 たち を 養って いる そう だ な
ガキ ども の 命 が 惜しかったら 一刻 も 早く 流 砂 地 まで 来る こった
アハハ ハッ
何 っ ?
はっ !
タンジ !
ジロ !
( ヒルカ ) で は 流 砂 地 で お 待ち いたし て おり ます
アハハ ハッ
( リン ) フドウ さん どう いう こと ?
( バット ) 流 砂 地 って 何 だ よ ?
ああ …
はっ
流 砂 地 !
( カン ) ハア ハア
あっ う う っ
う う …
は … 早く 誰 か に 知らせ ない と
ハア ハア ハア
あ あっ
う う っ
( 車 の エンジン 音 )
あ あっ
( 拳 王 軍兵 たち ) ウヘヘヘヘヘ
オラオラ どう し た ? ボウズ
早く 逃げ ない と 捕まっちゃ う ぞ
あっ あ あっ
ヒ へ へ ッ そら 走れ !
あ あっ !
( 拳 王 軍兵 たち ) ウハハハッ
( カン ) タンジ 兄ちゃん ジロ
僕 は もう …
だけど 僕 が 知らせ なきゃ 誰 が …
う ぐ っ
おお ? 起き上がった な 偉い 偉い
ハハッ ほれ い !
ぬ お っ … ああ
な … 何 だ ? て め え は
な っ !
クソ この 野郎 俺 たち に 盾突く 気 か ?
ふん っ
おわ っ う っ
う あ ああ !
あ た ー !
え ぎ い !
ぬ ああ …
( 拳 王 軍兵 たち ) う おお …
我々 は 拳 王 先遣 隊 なる ぞ !
我々 に 逆らえ ば 拳 王様 に 逆らう こと に なる ん だ ぞ
わ … 我々 は 拳 王様 の …
な … 何 を する 気 か ? お いっ
( ケンシロウ ) う うん !
ふ が っ !
すごい
息 が … 苦しい
ぐ あ あっ た た … 助け て くれ 助け て くれ !
も … もう 真面目 に なり ます
悪い こと など 何一つ いたし ませ ん から
ねえ アハハ ハハ ねえ きこ … 聞こえ て ます か ?
少し 遅かった な この 足 を 離し たら お前 は 死ぬ
えっ そ … そんな 冗談 でしょ ?
お … 俺 独身 の まま 死ぬ なんて
イヤ だ !
大丈夫 か ?
お … お 願い 助け て
お 兄ちゃん たち が ―
拳 王 の 奴 ら に …
拳 王
( フドウ の 荒い 息 )
( フドウ ) はっ
ここ が 底なし の 流 砂 地 だ
( ヒルカ ) 来 た か フドウ
お お っ
ヒルカ
ヒッヒヒヒ
( ジロ ・ タンジ ) フドウ の 父さん
タンジ ジロ !
( ヒルカ ) フドウ よ
この 底 なし の 流 砂 の 恐怖 は お前 も よく 知って いよ う
まさか … バ … バカ な こと は やめろ !
フッフ フフ やめる わけ なか ろ う
ヒルカ
その タンジ と ジロ は ―
お前 と 同じ 一族 の 子供 たち な ん だ ぞ
何 ?
( ジロ ・ タンジ ) 父さん 助け て !
フンッ それ が どう し た ?
何 ?
( ヒルカ ) この 時代 に 血 の つながり など 何 の 意味 も ない わ !
やれ
おら あ !
お あ あっ !
( タンジ ・ ジロ ) う わ あ !
あ あっ !
な … 何て こと し や がる
( タンジ ) う あ あっ 助け て ! ( ジロ ) 父さん !
う う …
フッフ フフ
さあ どう 出る ? フドウ
怖い よ !
ダ … ダメ だ 助かり っこ ねえ
助け て !
う う う …
う ああ !
( リン ) フドウ さん !
( フドウ ) う おお !
タンジ !
ジロ !
やはり そう 動 い た か フドウ
その 甘 さ が 貴 様 の 最大 の 欠点 よ
いかに 貴 様 が 一騎当千 の 力 を 持って いよ う と も ―
その 情け に よって すべて の 力 を 失う
しっかり つかま れ 父さん は ここ に いる ぞ
お前 たち を 見捨て は せ ん
未来 ある お前 たち を !
( フドウ ) すま ぬ 将 よ 俺 は もはや ここ まで
しかし 誰 か が この 子 ら に 愛 を 信じ させ て やら なけ れ ば
もう 大丈夫 だ
♪ ~
~ ♪
( ナレーター ) 南 斗 の 将 が ケンシロウ を 待ち望む 時
フドウ に 最後 の 時 が 迫る
次回 北斗 の 拳
「 非情 の 砂 地獄 」
「 死 する フドウ に 救い の 手 は 届く の か 」
( ケンシロウ ) 北斗 の 掟 ( おきて ) は 俺 が 守る