Hokuto no Ken ( Fist of the North Star ) Episode 82
( ナレーション ) 2000 年 の 歴史 を 刻み 受け継が れ て き た
恐るべき 暗殺 拳 が あった
その 名 を 北斗 神 拳 ( ほ く と しんけん ) !
天空 に 連なる 七 つ の 星 の もと ―
一子 相 伝 の 北斗 神 拳 を 巡って 悲劇 は 繰り返さ れる
♪ ~
~ ♪
「 聖 帝 ( せいてい ) サウザー お前 は 愛 深き ゆえ に 愛 に 溺れる 」
( ナレーション ) その 昔 皇帝 の 居 城 を 守る 6 つ の 門 の 衛 将 ( えい しょう ) が い た
南 斗 聖 拳 ( なんと せいけん ) 百八 派 の 頂点 に 立つ 拳 士 たち
その 名 は 南 斗 六 聖 拳 ( ろく せいけん )
しかし 核 戦争 の 後 ―
南 斗 六 聖 拳 は 平和 を 望む 者 と 覇権 を 目指す 者 と に 分裂 し た
南 斗 六 聖 拳 に 崩壊 を もたらし た の は ―
妖星 ( ようせい ) の 男 ユダ
一星 乱れる 時
残る 五 星 も また 乱れ この世 に 多く の 悲劇 を 生 ん だ
殉 星 ( じゅん せい ) の 男 シン
義 星 ( ぎ せい ) の 男 レイ
妖星 の 男 ユダ
仁 星 ( じんせい ) の 男 シュウ
そして ユダ を 陰 で 操り 南 斗 六 聖 拳 を 真に 崩壊 さ せ た 男 ―
将 星 ( しょうせい ) の サウザー
うら ー っ 心 を 込め て 引く ん だ
あ あっ
心 を 込め ん か !
う あ あっ
( サウザー ) 我 が 聖 帝 十字 陵 ( じゅう じ りょう ) 完成 も 間近 だ
( 部下 ) サウザー 様
ウル の 町 が 落ち まし た
既に D 地区 一帯 は 聖 帝 様 の 支配 下 に
フフ フフ ご 苦労
だが 俺 の 望み は そんな ちっぽけ な もの で は ない
この 世紀 末 の 世 の すべて を この 手 に 握り しめる こと
俺 は 聖 帝 サウザー
あの 拳 王 ( けん おう ) ラオウ で さえ 俺 と の 戦い を 避け た
俺 は 聖 帝 サウザー
兵 を 進めよ 大地 を 奪い 尽くせ
我が 聖 帝 の 旗 を すべて の 地 に なびかせ よ !
( シュウ ) お前 たち 子供 は これ から 輝 こ う と する 光 だ
強く 生きよ
強く 生きよ
シュウ 様
シュウ 様
う あー っ !
う う う …
( バット ) あいつ …
なんて こと を
あの ガキ
ひ ゃ あ !
う っ え えっ !
見る が いい
この 子供 を
シュウ へ の 思い が こんな 子供 を すら 血迷わ せる
( サウザー ) 愛 ゆえ に 人 は 苦しま ね ば なら ん
愛 ゆえ に 人 は 悲しま ね ば なら ん
愛 ゆえ に …
愛 ゆえ に …
愛 ゆえ に …
愛 ゆえ に …
みなしご だった 俺 は ―
南 斗 鳳凰 拳 ( ほうおう けん ) の 先代 継承 者 オウガイ に 拾わ れ た
( ヤギ の 鳴き声 )
( サウザー ) 子 の なかった オウガイ は 俺 を 実の 子 の よう に 育て た
( オウガイ ) おお ホッホッホ
( 幼い サウザー ) 先生
うむ
いい ぞ サウザー
アハ ハハ …
( サウザー ) 厳しい 修行 の 日々 で は あった が
それ を つらい と 思った こと は 一 度 も なかった
はっ !
は ー っ !
た あー っ !
先生 !
うむ よく やった サウザー
( サウザー ) 俺 は どんな 厳しい 修行 に も 耐え た
1 つ の 技 を 体得 し た あと ―
あの 大きな 手
大きな ぬくもり に 抱 ( い だ ) かれる 喜び の ため に
そして …
( 雷鳴 )
( サウザー ) 俺 が 15 歳 に なった 時
( オウガイ ) よい か サウザー これ から 襲いかかる 敵 を 倒せ
これ は お前 に とって 初めて の 真剣 勝負
しかも お前 は 目 を 塞 い で 戦わ ね ば なら ぬ
手加減 を する な これ こそ 継承 者 へ の 試練 だ
は ー っ !
や あー っ
ハッ !
先生 !
見事 だ サウザー
( サウザー ) なぜ ? 身 を 引け ば 引け た はず
身 を 引け ば 私 の 拳 を かわ せ た もの を
いい や
お前 の 拳 の 鋭 さ に かわす に も かわ せ なかった の だ
先生 ! オウガイ 先生 !
もう お前 に 教える こと は 何も ない
先生 …
泣く で ない
南 斗 極 星 ( きょく せい ) の 拳 南 斗 鳳凰 拳 も また 一子 相 伝
新た なる 継承 者 に 倒さ れ て ゆく の も ―
我ら が 宿命
真 の 継承 者 へ の 道 に 情け は ない の だ
先生 !
( オウガイ ) わし に 悔い は ない
わし は お前 の 瞳 の 中 に ―
極 星 南 斗 十字 星 ( じゅうじ せい ) を 見 て い た の だ
( サウザー ) 先生 …
先生 !
先生 ー っ !
なぜ …
なぜ !
ああ ああ あっ !
こんなに … こんなに 悲しい の なら …
こんなに 苦しい の なら …
愛 など …
愛 など 要ら ぬ ー っ !
( シュウ ) 聖 帝 に つい て 話し て おか ね ば なる まい
南 斗 六 聖 拳 の 崩壊 は 妖星 の ユダ の 野望 で 始まった が ―
妖星 を 動かし た の は サウザー
( ケンシロウ ) サウザー ?
サウザー は この 世紀 末 の 世 を 待って い た
( 爆発 音 )
( シュウ ) サウザー の 星 は 極 星 南 斗 十字 星
また の 名 を 将 星 独裁 の 星
肉親 も 友 も ない ある の は 己 独り 生まれ つい て の 帝王 の 星 な の だ
( サウザー の 笑い声 )
( シュウ ) 他 の 五 星 は 将 星 の 衛星 に すぎ ん
南 斗 聖 拳 で は サウザー を 倒す こと は でき ん の だ
( サウザー ) むっ う っ … おお っ …
お っ 俺 の 体 の 謎 を …
お前 の 鼓動 と 血 の 流れ が 俺 に 謎 を 解か せ た
ぬう う っ …
くっ 何 を たわ言 を …
ぐ っ
く あっ
おお っ ? う お おお っ !
( 部下 たち ) ああ …
聖 帝 様 の 右 肩 が …
( サウザー ) ぐ っ …
あ あっ …
ん ん っ …
( 鼓動 )
う お ああ あっ !
あ あっ …
心臓 の 位置 も 逆 そして 秘 孔 ( ひこう ) の 位置 も 表裏 ( ひょう り ) 逆
ぬう う
それ が お前 の 体 の 謎
ぐ っ ぐ う っ くく っ くっ …
ぬう う っ
う う っ
フッ そう かな ? ケンシロウ
は ー っ
フフ フッ さすが に 北斗 神 拳 伝承 者 だ な ケンシロウ
だが それ だけ で 俺 の 謎 を つか ん だ こと に は なら ん
ならば こちら も 南 斗 極 星 の 拳 の 伝承 者 と し て ―
奥義 を 尽くさ ね ば なる まい
( 息 を 吸う 音 )
は ー っ
( 子供 たち ) わ あ あっ …
おお っ 聖 帝 様 の 姿 が !
( ラオウ ) むっ … 南 斗 鳳凰 拳
南 斗 鳳凰 拳 奥義 天 翔 十字 鳳 ( てん しょう じゅう じほう ) !
フフ フフ フッ 帝王 の 拳 南 斗 鳳凰 拳 に 構え は ない
敵 は おのずから ひざまずく
だが 対等 の 敵 が 現れ た 時 ―
帝王 自ら 虚 を 捨て 立ち向かわ ね ば なら ん
すなわち 天 翔 十字 鳳
帝王 の 誇り を 懸け た 不敗 の 拳
ならば その 礼 に 応え て やろ う
ん ー っ
は ああ ああ あっ
は あ ああ ああ …
う ぬ っ
これ は 北斗 神 拳 秘 奥義 天 破 ( てん は ) の 構え
( トキ ) 天 破 の 構え 北斗 七 星 ( ほ く と し ちせい ) は 天 の 守護 神
天 乱れ た 時 ―
天 を も 破る と 言わ れる 北斗 神 拳 究極 の 秘 奥義
( バット ・ リン ) ああ
( 部下 たち の どよめき )
な っ 何 だ これ は ?
フフ フッ 天 も 宿命 の 対決 に 興奮 し て おる わ
互いに 拳 の 秘 奥義 を 出し た
あと は 2 人 の 能力 が 勝敗 を 分ける のみ
は あー っ
天空 に 2 つ の 極 星 は 要ら ん !
北斗 神 拳 奥義 ―
天 破 活 殺 ( てん は か っさ つ ) !
( サウザー ) ふ お っ
ぐ は っ …
( 2 人 ) あ あっ …
( 部下 たち ) おお っ …
( サウザー ) こ っ これ は …
ぐ わ ああ あっ
天 破 活 殺 の 奥義 は 闘 気 ( とうき )
すなわち 戦う 気迫 を もって 触れ ず し て 秘 孔 を 突く こと に ある
将 星 落ちる べし
勝負 あった な
そう か 鎧 ( よろい ) を 剥がれ 翼 まで もが れ た と いう わけ か
だが ―
俺 は 聖 帝 サウザー
南 斗 六 星 ( なんと ろく せい ) の 帝王
ひ … 退 ( ひ ) か ぬ
媚 ( こ ) び ぬ ! 省み ぬ !
う お ー っ !
帝王 に 敗北 は な いっ !
とりゃ あっ
は あー っ !
は あ あっ
ああ あー っ !
あた た たた た た …
( 一同 ) あ あっ …
( ケンシロウ ) あた た たた た た たた っ …
ぐ っ ぐ はっ
ほ わった あっ
う ぐ あっ あ あっ
( ケンシロウ ) 北斗 有 情 猛 翔 破 ( う じょう もう しょう は ) !
( 人々 の どよめき )
( サウザー ) くっ … は あっ … あっ …
きっ 貴 様 … 苦痛 を 生ま ぬ 有 情 拳 ( う じょう けん ) を …
こ っ この 俺 の 死 で さえ 情け で 見送る の か
フッ
鳳凰 の … 聖 帝 の 夢 は ついえ た か …
う っ う ぐ っ …
か は っ …
( 荒い 息 )
さっ 最後 に お前 に 聞き たい こと が ある
愛 や 情け は 悲しみ しか 生ま ぬ
なのに なぜ 悲しみ を 背負 お う と する
なぜ 苦しみ を 背負 お う と する
悲しみ や 苦しみ だけ で は ない
お前 も ぬくもり を 覚え て いる はず だ
ぬくもり …
( ケンシロウ ) お前 の 命 は もはや これ まで
一 番 死に たい 所 で 死ぬ が いい
フッフ … フフ フフ フッ …
負け だ 完全 に 俺 の 負け だ
北斗 神 拳 伝承 者 相手 に 不足 は なかった
ぶ ほっ
( 子供 たち ) あ あっ …
( バット ・ リン ) あ あっ …
あ あっ 見 て 聖 帝 の 顔 まるで 子供 の 顔 みたい
うん
オウガイ 先生 …
う っ う う っ …
せ っ 先生 …
昔 の よう に ―
もう 一 度 ぬくもり を …
う う っ … う う っ …
悲しい 男 よ 誰 より も 愛 深き ゆえ に …
サウザー 愛 深き ゆえ に 愛 を 絶った 男
殉 星 の シン
義 星 の レイ
妖星 の ユダ
仁 星 の シュウ
そして 将 星 の 男 サウザー
残る 星 は 1 つ
( ナレーション ) 南 斗 六 聖 拳 最後 の 星 と は ?
そして 北斗 神 拳 伝承 者 ケンシロウ を 待ち受ける 運命 と は ?
世紀 末 の 覇道 を 巡り 北斗 と 南 斗 の 宿命 は 入り乱れる
( ケンシロウ ) 悲し み を 怒り に …
♪ ~
~ ♪
( ナレーション ) 南 斗 六 聖 拳 最後 の 男 が ケンシロウ を 待つ
いよいよ ラスト シリーズ 突入
次回 北斗 の 拳 第 4 部 最終 章
「 ラオウ 死 す べし 伝説 が 恐怖 に 変わる 」
( ケンシロウ ) 北斗 の 掟 は 俺 が 守る