Hokuto no Ken ( Fist of the North Star ) Episode 57
( ナレーション ) 2000 年 の 歴史 を 刻み 受け継が れ て き た
恐るべき 暗殺 拳 が あった
その 名 を 北斗 神 拳 ( ほ く と しんけん ) !
天空 に 連なる 七 つ の 星 の もと ―
一子 相 伝 の 北斗 神 拳 を 巡って 悲劇 は 繰り返さ れる
♪ ~
~ ♪
( レイ ) 俺 は 南 斗 六 聖 拳 ( なんと ろく せいけん ) 義 の 星 の 男
人 の ため に 生き 人 の ため に 死ぬ
( レイ ) 俺 は この 不幸 な 時代 に 飢え た 狼 の よう な 心 で 生き て き た
しょ ー お っ
しゃ お ー っ !
本物 だ な 南 斗 水鳥 拳 ( すい ちょう けん )
( レイ ) ひ ょ ー お っ
オラオラ オラオラ オラ … あん が っ
うん ? な な な っ …
あっ あー っ
忘れ物 だ
あ あー っ
俺 の 動き を 捉える こと は でき ん
ない !
おい 胸 に 七 つ の 傷 を 持つ 男 を 知ら ん か ?
しし し 知ら ん っ !
そう か で は お前 に 用 は ない
お前 の 食料 は 俺 が 始末 し て やる
しゃ お っ !
ほ げい
( レイ ) 俺 の 生きる 目的 は ただ 1 つ
たった 1 人 の 妹 アイリ
あいつ を 連れ 去った 七 つ の 傷 の 男 を 倒す こと
( 男 ) ハハハハ ハハ …
そんな 時 俺 は ケンシロウ に 会った
( リン ) あ … ハッ !
( ケンシロウ ) どう し た リン ?
( バット ) あっ ( ケンシロウ ) ん ?
俺 の 名 は レイ お前 の 名 は ?
う ぐ っ あ あっ
( 苦しむ 声 )
マミヤ
美しく 気丈 な 女 …
( マミヤ ) 誰 ?
フフ フフ フッ
出 て って 出 て いき なさい
近寄ら ない で ケガ する わ よ
どう いう つもり ? 出 てって よ 人 を 呼ぶ わ よ
呼ぶ が いい 死ぬ だけ だ
( マミヤ ) ふ っ ! ふ っ !
あっ ああ …
ハッ …
( 2 人 ) あっ
ハッ ! ?
あ あっ ああ
あ あっ
は あっ
アイリ !
そして ケンシロウ と 共に ―
アイリ を 牙 一族 ( きば いち ぞ く ) から 救い出す こと も でき た
治 せる の か ? 本当 に
む ん っ
建 明 ( けん み ょ う ) と いう 秘 孔 ( ひこう ) を 押し た
もう すぐ 兄さん の 顔 を 見る こと が できる
( アイリ ) 本当 ? 本当 に また 元 の よう に …
大丈夫 必ず 見える よう に なる
( リン ) ハハ ハハ ! アイリ さん ( バット ) よかった なあ
神様
兄さん
アッ アイリ お前 …
見える の
まだ ボーッ と だ けど 兄さん の 顔 も 見える
ケン
兄さん
( レイ ) アッ アイリ
俺 は ケンシロウ に なぜ か 安らぎ を 感じ た
俺 と 同じ 心 を 持つ 男
しかし 奴 は 宿命 を 負って い た
俺 など および も つか ぬ 血 の 宿命 を
( ジャギ ) お前 ら ー っ ! 俺 の 名 を 言って みろ !
( レイ ) 三男 ジャギ
ケンシロウ へ の 憎しみ だけ で 生き て い た 男
奴 は また ―
アイリ を 奪った 偽 の 七 つ の 傷 の 男 だった
次男 トキ
病 に 侵さ れ ながら も 強く 心 優しき 男
う あ あっ あっ
( 苦しむ 声 )
( ラオウ の 声 ) フッ フッフッフ ハハハハ …
( レイ ) ラオウ … 世紀 末 覇者 を 名乗る 長兄 ラオウ
あ あー っ
う っ
見切った わ
貴 様 は 死 兆 星 ( しちょう せい ) を 見 た 男 だ
ど りゃ ー っ
( レイ ) あ う っ !
レイ !
兄さん !
ああ う っ ぐ ふ っ …
お あっ …
レッ レイ
( ラオウ ) どう ど ー う っ どう
うん ?
来 た か ケンシロウ
ラオウ
ケッ ケン !
レイ
ケンシロウ その 甘い 性格 で よく 今日 まで 生き延び て き た
それ だけ は 褒め て やろ う
だが 情 に 流さ れる 者 は いずれ 必ず こう いう 運命 を たどる
レッ レイ !
( ラオウ ) フフ フッ その 男 に は 3 日間 の 命 を 与え た
何 っ ?
俺 に 逆らった 武芸 者 たち ―
その 達人 たち は すぐ に は 殺さ ん なぜ か 分かる か ?
すぐ に 殺し て は 俺 の 恐怖 は 伝わら ん
だが 3 日間 命 を 与え られ た 者 は ―
死 の 恐怖 に おびえ 嘆き そして 悲しみ 抜く の だ
その 恐怖 は やがて 伝説 と なり そして この 拳 王 ( けん おう ) の 名 を 絶大 に する
その 男 秘 孔 新 血 愁 ( しん けっしゅう ) を 突 い て ある
3 日 後 全身 から 血 を 吹き出し て 死ぬ こと に なる
その 間 存分に 迫り 来る 死 の 恐怖 を 味わう が いい
( レイ ) う お っ !
う お お っ
まだ … まだ だ
ラオウ は 去った
だが ラオウ の 拳 は 俺 の 命 を 徐々に ―
しかし 確実 に 削って いった
( レイ ) ぐ っ …
う う … ぐ わ あ !
( アイリ ) 兄さん !
( レイ ) ぐう …
ぐ わ ー っ !
マミヤ 俺 が 生まれ て 初めて 愛し た 女
しかし マミヤ に は …
こ この 肩 の 紋章 は …
ハッ ! ? イヤ …
マミヤ
あれ はっ !
まさか …
“ U D ” ユダ だ
あ あの 女 の 人 は ユダ の 女 だった の か
かわいそう に あの 人 も 地獄 を 見 て き た の か
マミヤ どう し て お前 の 肩 に ユダ の 紋章 が ?
あの 男 は 私 の 未来 を 奪い 私 に 戦い 続ける こと を 宿命 づけ た
この 傷 は … この 傷 は 一生 消え ない
( レイ ) 南 斗 六 聖 拳 妖 かし の 星 ユダ
( ユダ ) そう 俺 は この世 で 誰 より も 強く ―
そして ―
美しい
( レイ ) 俺 の 残り 少ない 命 を 懸ける 目的 が でき た
それ は ユダ を 倒す こと
死 兆 星 ?
マミヤ お前 に は 教え て い なかった
北斗 七 星 ( ほ く と し ちせい ) の 脇 に 輝く 小さな 蒼 星 ( そう せい ) の こと だ
あの 星 が 見える 者 は じき に 死 を 迎える と いう
えっ
どう し た ? マミヤ
わ 私 に も …
私 に も 死 兆 星 が 見える
( レイ ) 何 ?
( マミヤ ) レイ
マミヤ
運命 ( さ だめ ) に 縛ら れ た どこまでも 哀しい 女
俺 の 命 ―
お前 に ささげよ う
そして 運命 の 時 は 来 た
( ケンシロウ ) ほ ー っ !
( 部下 たち ) う わ ー っ !
( ユダ ) ハハハハハ …
どう だ ? 動 け まい
南 斗 水鳥 拳 の 奥義 は その 華麗 な 足 の 動き に ある
その 下半身 の 動き を 封じ られ た 今 ―
貴 様 は 羽 を もが れ た 水鳥
この 俺 の 手 で 醜く 死ぬ の だ
あっ …
( ユダ ) た あっ !
ああ …
ハハハ … ようやく 貴 様 を 醜く 切り 刻む 時 が 来 た
俺 が 1 歩 近づく ごと に 深く 切り裂く
た あっ !
切れろ 切れろ 切れろ 切れろ !
ハハハ … 南 の 空 に 輝く は 妖 かし の 星
とどめ だ 南 斗 紅 鶴 拳 ( こう かく けん ) 奥義 血 粧 嘴 ( けっしょう し ) !
あー っ !
な っ !
( レイ ) ひ ゃ お ー っ !
ああ あ あっ
しゃ お っ !
( レイ ) 南 斗 水鳥 拳 奥義 飛翔 白 麗 ( ひ しょ う は くれ い ) !
( ユダ ) う あっ !
う う っ う っ 不覚
またしても 俺 は 貴 様 の 拳 に 魂 を 奪わ れ て しまった
だが …
フフフ 俺 は こんな 死に 方 は せ ん
こんな 死に 方 は な !
う あっ !
レ … レイ
俺 の 心 の 中 に は いつも お前 が い た
俺 は ずっと 幻影 を 追って い た
お前 を … そして 美しい 南 斗 水鳥 拳 の 舞 を
ユダ …
せめて その 胸 の 中 で 死に たい
ユ … ユダ
マミ … う っ …
お あっ !
レイ !
レイ
フッ
とうとう 俺 に も 最期 の 時 が 来 た らしい
レイ …
マミヤ
いい か 死 兆 星 が 頭上 に 落ちる 日 まで 精一杯 生きろ
たとえ 一瞬 で も いい 女 と し て 生きろ
女 の 幸せ を 求める の だ
さらば だ
レイ !
来る な !
来 て は なら ん
俺 は …
お前 に だけ は 俺 の 砕け て いく ぶざま な 死に 方 を 見せ たく ない
レイ …
( レイ ) う っ !
マミヤ 幸せ に な
レーイ !
( レイ ) なす べき こと は すべて な し た
俺 は 南 斗 六 聖 拳 義 の 星 の 男
あ あっ ぐう う
う あ あっ !
あ あっ ハァ ハァ
( 荒い 息 )
義 の 星 は 人 の ため に 生き 人 の ため に 死ぬ
悔い は ない
ケン
リン
バット
トキ
アイリ
マミヤ
( 泣き声 )
( アイリ ) 兄さん う う う う
( バット ) う っ
チク ショウ
( 泣き声 )
( 泣き声 )
レイ
( 泣き声 )
レイ
お前 の 生き ざま 忘れ は せ ぬ
お前 も また シン と 同じ ように 俺 の 中 に 生き 続ける
さよう なら レイ
あ あっ
( トキ ) どう し た ? マミヤ さん
星 が … 輔 星 ( ほせい ) が 見え ない
死 兆 星 が 消え た
レイ の … レイ の 愛 が 奇跡 を 起こし たん だ わ
南 斗 六 聖 拳 義 の 星 の 男 レイ
お前 の 伝説 は ―
永遠 に 消え ない
さらば レイ
♪ ~
~ ♪
( ナレーション ) 世紀 末 支配 を 目指す 南 斗 の 蒼 星 帝王 の 星 が 不気味 に 輝き 始め た
次回 北斗 の 拳
第 3 部 開始 乱世 覇道 編
「 南 斗 乱 る る 時 北斗 現れ り 」
( ケンシロウ ) 北斗 の 掟 は 俺 が 守る