Hokuto no Ken ( Fist of the North Star ) Episode 41
( ナレーション ) 2000 年 の 歴史 を 刻み 受け継が れ て き た
恐るべき 暗殺 拳 が あった
その 名 を 北斗 神 拳 ( ほ く と しんけん ) !
天空 に 連なる 七 つ の 星 の もと ―
一子 相 伝 の 北斗 神 拳 を 巡って 悲劇 は 繰り返さ れる
♪ ~
~ ♪
( ナレーション ) 199 X 年
世界 は 核 の 炎 に 包ま れ た
海 は 枯れ 地 は 裂け ―
あらゆる 生命 体 は 絶滅 し た か に 見え た
だが 人類 は 死に 絶え て は い なかった
人々 は 待った
この 荒れ果て た 世紀 末 の 世 に ―
光 を 呼び戻し て くれる で あ ろ う 救世 主 を …
「 北斗 2000 年 の 悲劇 拳 王 ( けん おう ) の 足 音 が 聞こえる 」
( 子 犬 の 鳴き声 )
( リン ) あ あっ
ま あっ ペル ったら
フフ フッ …
( 子 犬 の 鳴き声 )
( バット ) わ っ ! ( リン ) あ あっ う う …
( バット ) フフ フフッ …
もう バット
ごめん ごめん
お前 が ボーッ と し て 水 なんか やって る から つい
ヒヒヒ ハハッ …
ちょっと 考え 事 し て た の
また ケン の こと か
うん ケン と 初めて 会った 時 の こと
ああ あの ころ の こと か
あの 時 は たしか お前 が ジード に 捕まって …
( ジード ) 抵抗 を やめろ っ !
さもなくば この 小 娘 の 首 を 引きちぎる ぞ っ !
分かったら ありったけ の 食料 を 持って こ ー い !
( リン ) ケン !
来 ちゃ … ダメー っ !
しゃ しゃべった ! リン が …
な っ 何者 な ん だ ? あいつ は …
( ケンシロウ ) その 子 を すぐ に 放す ん だ
貴 様 か 俺 の 仲間 を やった の は !
こんな ガキ ひねり 潰し て やる !
あー っ
う わ ー っ
あ た ー っ !
あた た た たた た た …
あ た ー っ !
あー っ !
( ケンシロウ ) 北斗 百 裂 拳 ( ひ ゃ くれ つ けん ) !
( バット ) 世 の 中 に あんな 強 ( つえ ) え 男 が いる と は な
それ から ケン と 俺 と リン 俺 たち の 3 人 旅 が 始まった ん だ
ケン は 婚約 者 の ユリア さん と ―
ユリア さん を ケン から 奪った シン と いう 人 を 捜し て い た の よ ね
( バット ) ああ シン って 奴 は 南 斗 聖 拳 ( なんと せいけん ) の 使い 手 で ―
俺 たち も 何度 死に そう に なった か
( リン ) で も とうとう …
( シン ) ハハハハ ハハッ ハハハ … お っ ! ?
( ケンシロウ ) ぬう う …
あー っ
ケ ケンシロウ …
シン ! 貴 様 だけ は 殺す !
死ね い !
ほ あた あ ああ !
お おお おお ー っ
あた っ あた っ あた っ あ たっ
あた っ あた っ あた っ あた っ あた っ あ たっ
ほ わ たっ
北斗 十字 斬 ( じゅうじ ざん ) !
( シン ) ご わ っ
ご ふ っ
な っ なぜ …
貴 様 の 奥義 を 破った の は 怒り !
執念 に 勝る 俺 の 怒り だ
( 子 犬 の 鳴き声 )
そう ケン は 勝った ん だ で も …
( ユリア ) あなた は また 同じ こと を 繰り返す の です か …
今 まで より も もっと ひどい こと を …
あなた は 私 ( わたくし ) の 心 が 変わら ない 限り 同じ こと を 続ける の です ね
また 罪 も ない 人々 が 何 人 も … 死 ん で ゆく
そんな こと もう 私 ( わたくし ) に は …
ユリア な っ 何 を ! ?
ケン …
あなた と の 約束 … 守 れ なかった
あの 後 の ケン 見 て い られ なかった
( バット ) で も ユリア さん は 今 でも ケン の 心 の 中 に 生き てる さ
( リン ) うん そう ね
( バット ) そして 村 の 女 リーダー マミヤ さん に 出会った ん だ
それ から もう 1 人 謎 の 男 レイ
( リン ) 私 初めて あの 人 を 見 た 時 すごく 怖かった
ふ っ ふざけ や がって
誰 だ て め え は ?
( レイ ) 俺 か ? 俺 の 名 は … レイ
南 斗 水鳥 拳 ( すい ちょう けん ) の レイ だ
その レイ に も 悲しい 過去 が あった の よ ね
ああ
これ は … 妹 の …
妹 の アイリ が 結婚 式 に 着ける はず の もの だった
あれ は アイリ の 結婚 式 の 前 の 晩 …
親父 ( おやじ ) が 息 を 引き取る 前 に “ 胸 に 七 つ の 傷 の 男 ” と だけ …
もはや アイリ は 殺さ れ た かも しれ ん
だが 俺 に は そう は 思え ない
俺 に は 見える アイリ の 泣き顔 が …
俺 を 呼ぶ アイリ の 声 が 今 も 聞こえる ん だ
( バット ) その アイリ さん は マミヤ さん の 村 を 狙う 盗賊
牙 一族 ( きば いち ぞ く ) に 捕らわれ て いた ん だ
でも ケン は !
( 牙 大王 ( きば だいおう ) ) あ ああ あー っ
痛く ねえ や どう し た ん だ これ は
お前 の 肉体 は 既に 死に 始め て いる
確実 な 死 は 5 つ 数え 終わった 時 だ
念仏 でも 唱えろ
ぬう
4 …
3 …
2 …
1 …
う お あ あー っ !
岩山 両 斬 波 ( がん ざん りょう ざん は ) !
う っ う お おお !
う わ ああ
た ー っ
べ ー っ
治 せる の か ? 本当 に
( バット ) こう し て 牙 一族 は 滅び
アイリ さん は 無事 助け出さ れ た ん だ けど …
む ん っ
( リン ) 本当 あの 時 は ビックリ し た わ
ハッ !
こ っ これ は …
ケン たとえ お前 が アイリ を 連れ 去った 本人 だ と 言って も ―
俺 は 信じ ない
それ ぐらい 俺 に は 分かる
あれ ー っ ? マミヤ さん どう し た の ?
ドレス なんか 着 ち まって さあ
( マミヤ ) えっ えっ ? もう バカ !
( バット ・ リン ) フフフ …
( バット ) 普通 なら ―
これ で めでたし めでたし って とこ な ん だ けど なあ
( リン ) アイリ さん を さらった 偽者 の 七 つ の 傷 の 男 ね
そう そこ から 北斗 神 拳 の 新しい 悲劇 が 始まった ん だ
( 2 人 ) ハア …
( バット ) でも さ ケン は 絶対 帰って くる よ
俺 それ まで に バギー 直し と か なくっちゃ
じゃあ な
( ジャギ ) お前 ら 俺 の 名 を 言って みろ
どう し た ? 俺 の 名 を 言って みろ
ケン の 名前 を 使って 胸 に 七 つ の 傷 まで つけ て ―
次々 に 罪 の ない 人 を 苦しめ 抜 い て …
( 村人 A ) ひ えー っ ( 村人 B ) 逃げろ
( ジャギ ) ゲヘヘヘヘッ …
おりゃ !
( うめき声 )
( ジャギ ) フフ フフッ
ハハ ハハハッ …
( バット ) ジャギ か …
ひで え 奴 だった な
そして 俺 の 名 を かたり 多く の 人々 を 犠牲 に し て き た の か
この 俺 を おびき寄せる ただ それ だけ の ため に
( ジャギ ) そんな クズ ども の 命 など この 傷 の 痛み の 比 で は ない わ
見る が いい
ハッ …
この 傷 が 痛む たび に ―
貴 様 へ の 憎悪 を 燃やし 募ら せ て 生き て き た の だ
( バット ) ハア …
最後 に これ は ―
貴 様 に よって すべて を 失った 俺 の …
ぎ ゃ ー っ !
( ケンシロウ ) 俺 の …
( ジャギ ) ひ ええ …
う あー っ !
( ケンシロウ ) む む む !
この 俺 の 怒り だ ー っ !
う ー わ た ー っ !
( ジャギ ) が あっ !
( 荒い 息 )
ぶ わ ぐ っく が ー っ !
貴 様 に は その 醜い 死 に ざま が ふさわしい
あと 数 秒 で 貴 様 の 肉体 は 地上 から 消えうせる
終わり だ
終わり だ と ? バカ 言え
これ が 貴 様 の 地獄 行き の 始まり よ
貴 様 に は まだ 2 人 の 兄 が いる こと を 忘れ た か
貴 様 の 地獄 が 目 に 見える わ
は あ ば ふ ぎ ゃ ふ が ふ が ー っ !
ば わ っ !
ハア …
( バット ) ジャギ は 死 ん だ けど ―
ケン に は まだ 2 人 の 兄弟 が いる ん だ よ な
( ケンシロウ ・ ユリア ) あっ
( ケンシロウ ) な … 何 を !
トキ … 兄さん 待って
う あっ
兄さん !
( バット の 鼻歌 )
( ザコル ) よ … 寄る な 寄る と こいつ を 殺す ぞ
殺し て みろ 次 の 瞬間 貴 様 も 死 ん で いる
ええ … 強 がる ん じゃ ねえ
ケン トキ の 居場所 が 分かった わ
トキ は カサンドラ と いう 所 に 捕らわれ て いる わ
カサンドラ ?
( バット ) マミヤ さん の 必死 の 活躍 で トキ の 居場所 は 分かった けど …
( ナレーション ) カサンドラ 収容 所
拳 王 の 行った 拳法 狩り すなわち 己 の 力 を 強 大 に する ため ―
核 戦争 を 生き残った 多く の 拳法 家 武道 家 を 捕らえ て 封じ込め た ―
恐怖 の 監獄 で ある
苦しむ 人々 の うめき声 や 叫び が 鬼 の 哭 ( な ) く よ う に 聞こえる と 言う
( リン ) この 世紀 末 の 時代 の 恐ろしい 支配 者 拳 王
一体 どんな 人 な ん だ ろ う
拳 王 … そして トキ か
( ナレーション ) ケンシロウ レイ マミヤ の 3 人 は
獄中 の トキ を 救出 す べく カサンドラ へ 向かった
だが カサンドラ に は 伝説 が あった
あらゆる 敵 の 攻撃 を 退け た カサンドラ 不滅 の 伝説 が …
( ライガ ) カサンドラ 最強 の 戦士 ライガ
( フウガ ) そして フウガ
道 を 空け ん と 死ぬ ぞ
フッ
この 門 を 開けよ う と する 者 に は …
死 ある のみ
ハーッ
アタタタタッ アターッ !
バ バカ な ! 俺 たち の 拳 が …
破ら れる と は …
終わり だ
( フウガ ) な 何 っ ?
( ライガ ) ま まさか
敵意 より 悲しみ
( ライガ ) 瞬時 の 戦い で 俺 たち の 心 まで 見抜く と は
もしかしたら 俺 たち は この 男 を 待って い た の かも しれ ない
待ち望 ん で い た 救世 主
カサンドラ 伝説 を 破る ため
そして ここ に 生きる すべて の 者 に 再び 光 と 命 を
この 門 は 開け て おけ もはや 二 度 と 閉ざさ れる こと は ない
あ ああ ああ あー っ
あた あっ
あと お っ
う わ ー っ
あた た たた た た たた た た た た た たっ
う あー たた た た たた た た た た た たっ
あた あっ
北斗 百 裂 拳 ( ひ ゃ くれ つ けん ) !
( トキ の 声 ) よく やった ケンシロウ
だが これ は 地獄 の ほん の 入り口 に すぎ ぬ ぞ
おまじない し てる の よ
( エンジン の かかり 始め の 音 )
( エンジン が かかる 音 )
あっ やった やった ー っ !
俺 って 天才 ! アハハ ハッ …
ケン
お っ 俺 たち は 助かった の か
ああ
夢 じゃ ない よ な
( 囚人 ) お っ 俺 たち に 再び 光 が よみがえった
この 太陽 も 大地 も すべて 自由 だ
俺 たち は 絶望 の ふち から 救わ れ た ん だ
( 兵士 ) 不 落 の カサンドラ 伝説 が 落ち た
もう 拳 王 の 言いなり に なら なく て いい ん だ
俺 たち も あの 救世 主 と 一緒に 戦 お う
ああ …
ああ あっ !
なん っ …
( 拳 王 親 衛 隊 A ) 鬼 たち の 哭 き 声 が 喜び に 変わった か
( 親 衛 隊 B ) だ が すぐ に 恐怖 の 泣き声 に 変わる
( 親 衛 隊 たち の 笑い声 )
( 笑い声 )
けっ 拳 王 親 衛 隊 !
( ナレーション ) カサンドラ の 伝説 は 落ち た
だが 既に この 世紀 末 の 支配 者 拳 王 の 手 が 伸び て いる
ケンシロウ と トキ
この 2 つ の 巨星 に 忍び寄る 運命 と は ?
そして 拳 王 と は 一体 何者 な の か ?
2000 年 の 永き に わたる 北斗 神 拳 の 運命 の 戦い は いつ 終わる の か ?
♪ ~
~ ♪
( ナレーション ) トキ を 救出 す べく 地獄 の 監獄 塔 へ 踏み込 ん だ ケンシロウ に
悪魔 の 手 が 迫る !
次回 北斗 の 拳
「 明日 なき 世紀 末 ケン お前 を 待って い た 」
トキ あなた に は 会わ ね ば なら ぬ