Shokugeki no Souma : Ni no Sara (FoodWars!TheSecondPlate) Episode 13
(ナレーション )プロ の 現場 に おい て ―
実績 を 残す 課題 を クリア すべき ―
その 試練 は ―
今 まさに 熾烈 ( し れ つ ) を 極めて い た
( アベル ・ ブロンダン ) 違う 違う
スュエ の タイミング は そう じゃ ない
見て ろじっくり と 焦らず 野菜 に 汗 を かかせる イメージ で
( 幸平 創 真 ( ゆき ひ ら そう ま ) ) ああ …
(アベル )ここ だ
この 表面 の 状態 を 忘れる な
(創真 )うっす
いや あ フレンチ って ほんと 面白い っす ねえ
伝統 的 な 日本 料理 と は 全然 考え 方 が 違う って いう か …
確かに な
日本 料理 で は 素材 に 手 を 加え ず ―
できる だけ 生 の まま と いう 傾向 が 強い が ―
フランス 料理 で は 膨大 な 時間 と 手間 を かけて 素材 を 加工 する
だし 一 つ 取る に も 非常に 長く 時間 を かける から なぁ
和食 に おける カツオ 節 など と は 対極 の …
ん ?何 だ ?
(創真 )いや あ アベル さん って すげえ しっかり 教えて くれる ん すねえ
(アベル )フレンチ の 基礎 も おぼつかない 君 が 悪い ん だ 分かってる の か ?
(創真 )は あ (リュシ ・ ユゴー )幸平
今日 出す 魚 料理 の ルセット しっかり 頭 に 入ってる な ?
う っす 大丈夫 っす
(リュシ )で 幸平 ?どう よ ?
今夜 の コンペ 何 作る か 決めた か ?
ああ 大体 の イメージ は ある ん すけど …
詰め きれ て はい な いっ つ う か
( 四 宮 小 次郎 ( し のみ や こじ ろ う ) ) 準備 は でき てる な ?
最終 日 も 気 を 抜く な よ
いく ぞ !
( 3人 ) ウィ シェフ !
(創真 )俺 の 俺 に しか でき ない Nスペシャリテ …
今夜 絶対 に たどり着い て みせる !
♪~
~ ♪
(カメラ の シャッター 音 )
(リポーター A )四宮 シェフ
SHINO ' S ( シノズ ) TOKYO の プレ オープン は 大 成功 です ね
(リポーター B )3 店舗 目 の 予定 は ?
アハハ ハハ 気 が 早すぎます よ
この SHINO 'S TOKYO を パリ の 本店 と 並ぶ 名店 に する
まずは そこ から です
幸平 次 3 番 卓 急げ
う っす
幸平 こっち も お 願い
( 高 唯 ( カオ ウェイ ) ) 6 番 卓 の お 客 様 ご 来店 遅れる そう です
じゃあ 5 番 卓 の 魚 料理 先 に やり ます
ありがとう ございました
どうぞ お 気 を つけて お 帰り ください
(創真 )いや あ ~終わった っす ね プレ オープン
最 終日 だけ こんな 早く 閉める ん す ねえ
まだ 店 は 閉め ない
もう 1 組 貸し切り で ゲスト を 招い て いる
(ドア の 開く 音 )(創真 )あっ …
( 乾 日向 子 ( い ぬ い ひな こ ) ) こんばんは ~
あれ 幸平 君 ?どうして ここ に ?
あ …ええ と 俺 は スタジエール で
も お ~私 を 差し置いて 幸平 君 を 呼ぶ なんて
どうして お 手伝い させて くれない ん ですか
お前 は 自分 の 店 が ある だろ バカ
( 乾 ) ギャーギャー ギャーギャー
(創真 )いや あ 皆さん 久しぶり っす
( ローラン ・ シャ ペル ) 幸平 創 真
そう か
君 の 研修 先 は ここ だった か
( 関 守 平 ( せき もり ひとし ) ) ほほ う
( ドナート 梧桐 田 ( ご とう だ ) ) 俺 は 宿泊 研修 以来 です ね ~
( 水 原 冬 美 ( み ず はら ふゆ み ) ) 秋 の 選抜 ご 苦労 だった な
あざ っす
シャ ペル 先生 は ―
私 たち が 遠 月 ( と お つき ) の 生徒 だった 頃 に ―
赴任 して きた んです よ
へえ ~
(四宮 )ご無沙汰 して おります シャペル 先生
(四宮 )ご無沙汰 して おります シャ ペル 先生
(梧桐 田 )君 の 瞳 に 乾杯 ~
(梧桐 田 )君 の 瞳 に 乾杯 ~
四宮 小次郎
(梧桐 田 )君 の 瞳 に 乾杯 ~
四宮 小次郎
四宮 小次郎
(高 )フフッ ありがとう ございます
(高 )フフッ ありがとう ございます
君 は 昔 から バイタリティー に あふれた 生徒 だった
(高 )フフッ ありがとう ございます
君 は 昔 から バイタリティー に あふれた 生徒 だった
あの 頃 は 危うさ も 持ち合わせて い た が ―
今 は その 影 も 見え ない
君 を 誇り に 思う
躍進 し たまえ
(四宮 )はい
( 梧桐 田 ) おお ~ N ( 高 ) どうぞ 奥 へ
( アベル ) NSHINO ' S TOKYO の 料理 長 を 任さ れ て います
(アベル ) NSHINO 'S TOKYO の 料理 長 を 任さ れ て い ます
(ドア の 開く 音 )
( アベル ) NSHINO ' S TOKYO の 料理 長 を 任さ れ て います
(四宮 )ん ?
ようこそ マダム
(四宮 の 母 )誰 が マダム ね ~
もう からかう ん じゃ なか と よ
小 次郎
(創真 )四宮 先輩 の …N(乾 )お母さん !
つくづく あんた は 勝手 ばい
何 年 も 実家 に 顔 出さん で から ―
いきなり 東京 に 来い って ど げんこつ ね ?
悪かった と 思っとる けえ こうして 招待 しとっと よ
こげん とこ 来る の 慣れ とらん け こそばゆ か
肩 肘 張ら ん で 楽 に せん ね
(アベル )あれ は 日本 語 だ よ ね ?
(創真 )すげ ~N四宮 先輩 じゃない み て え だ
ん ~
おい しか ~
( 創 真 ) あの … 四 宮 先輩
(四宮 )ん ?
一 度 聞い て み た い と 思って たんすけど ―
四 宮 先輩って 何で フランス 料理 を 選 ん だん す か
(四宮 )ん っ …
(四宮 )俺 が 小学校 へ 入学 する お 祝い だった
両親 と たった 一 度 だけ ―
地元 に ある フレンチ レストラン で 食事 を した こと が ある
精一杯 の 一 張 羅 を 着込んで ―
ナイフ と フォーク の 使い方 を 家 で 練習 し て
今 思え ば それほど 大した 店 で も なかった
( 四 宮 の 母 ) 小 次郎 おいし か ねえ ( 四 宮 ) んっ…
お 母さん こげん おい しかも ん 食べた って 生まれて 初めて ばい
フレンチ って すご か ねえ
ヒヒヒッ
(少年 の 四宮 )俺 が フレンチ の 料理人 に なれたら ―
お 母さん の ことば ずーっと 笑顔 に し て あげられる
( 四 宮 ) お …
お前 に 教え なきゃ いけない 理由 が ある の か よ ?ああ ?
そう 言う と 思った
(四宮 )来い デザート の 準備 だ
(創真 )ああ …う っす
(四宮 )初日 に 作って やった キッシュ だ が な …
ん ?
何 の 話 っす か ?
ゴボウ って の は 欧米人 に は 木 の 根 に しか 見えない らしい
“日本 人 は こんな 物 を 食べる の か ”って 驚かれる こと も 多い
へえ ~
(四宮 )それ に 他の 根菜類 ニンジン や 根 パセリ なんかも ―
戦時 中 の 貧しい 食事 を 思い出させる から ―
長い こと 食材 として 敬遠 さ れて きた そうだ
そう なん す か ~
“忘れ られ た 野菜 たち ”
“ レギューム ・ ウー ブリエ ”
あの キッシュ に 名前 を つける なら ―
キッシュ ・ ドゥ ・―
レギューム ・ ウー ブリエって ところ か
(四宮 )フランス の 文化 に も ―
日本 の 文化 に も 触れ て いる 俺 に しか 作れ ない 料理 は ―
必ず ある
前 に 言って た な
“なぜ この 時期 に 日本 へ の 出店 を 決め た の か ”と
はい
(四宮 )自分 の 料理 の 土台 ルーツ を 再 確認 する ため だ
ルーツ ?
(四宮 )もう 一 度 自分 の 生まれた 国 で 料理 と 向き合う
今 の 俺 が 三ツ星 を 取る ために どうしても 必要 な こと なんだ
(創真 )ん っ …
(四宮 )1 人 で ホテル まで 帰れ る か ?
大丈夫 たい 母ちゃん を バカ に する ん や なか と よ
気 を つけて な
(四宮 の 母 )小次郎
おいしかった ばい
フッ
さて …
新作 コンペ !
それ は 見逃せ ない です ね
今日 来れて ほんとに ラッキー です
いや だ から もう 帰れ って 話 し て ん だ よ
そんな 話 聞か さ れ て 帰れ る わけない じゃない ですか ~
日向 子 の 気持ち は もっとも です よ 四宮 さ ~ん
幸平 が 参加 する と 聞い て は なぁ
(水原 )私 も 見 たい (四宮 )なっ …
でしょ ~これ は 言う なれば 幸平 君 と 四宮 先輩 の 初 の 直接 対決
合宿 で の 食 戟 ( しょ く げき ) の リベンジ マッチ です よ
ん ?
今 “合宿 で の 食 戟 ”と 聞こえた が
あっ…
何 の こ と か 私 に は 分かり ませ ん シャ ペル 先生
乾 は 多分 …N酔って いる の でしょ う なぁ
ワイン の 飲みすぎ です ね ~
( 梧桐 田 ・ 関 守 の 笑い声 )
( 梧桐 田 ・ 関 守 の 笑い声 )
( 乾 ) あ あ ~
( 乾 ) あ あ ~
( 乾 ) あ あ ~
うむ そう か
あっ…
遠 月 の 視察 員
今夜 幸平 創 真 が 出す 料理 で ―
この 店 で の スタジエール の 合否 が 決まる ん です ね
なるほど しかし 状況 は いささか 厳しい な
うむ
遠 月 の 生徒 たち は 本来 ―
中等 部 にて フランス 料理 など の 基礎 を 学ぶ が ―
彼 に は その 経験 が ない
私 の 授業 や 合宿 で の 四宮 の 課題 の ように ―
既に ある フレンチ レシピ の 再現 は 問題 なく こなせる ようだ が …
一 ( いち ) から の メニュー 開発 と なる と 話 は 全く 変わる だ ろ う
しかも 審査 する の は あの 男 だ
あれ ?
唯 さん も コンペ 出す ん す か ?
ええ
SHINO 'S 本店 の 肉 料理 担当 は ―
半年 前 まで 唯 だった から な
そう だった ん す か
何で また サービス 担当 に ?
本店 で も この コンペ は 月 に 何度 か 行わ れ て い た の よ
でも 私 の 品 が 採用 さ れ た の は 2 年間 で たった の 一 度 だけ
あっ…
(高 )このまま じゃ ダメ だ と 思った の
私 が サービス 担当 に 移った の は ―
お客様 と じかに 接する こと で 見え てくる もの が ある と 思った から
でも 料理人 と して の 功 夫 ( クンフー ) を 怠った 日 は 1 日 もない わ
(リュシ )私 も ―
唯 の お こぼれ で 肉 料理 担当 に なれた わけ じゃない って ―
ちゃんと 示さ なきゃ な
みんな それ くらい 本気 で 臨んでる んだ
この 新作 コンペ に な
お前 に それ ほど の 覚悟 が ある の か
( 創 真 ) さっき 四 宮 先輩 の 話 聞い て 俺 なり に 見え た もの が ある ん す よ
今 は それ を 形 に する こと しか 考え て ない っす
覚悟 だ とか そういう の は 全部 ―
今 から 皿 の 上 に 置きます んで
(四宮 )さあ 時間 だ
調理 を 始めろ !
( 4人 ) ウィ シェフ !
(創真 )蜂蜜 と 砂糖 を 火 に かけ 濃い アメ 色 に なったら ―
マデラ 酒 と 赤 ワイン
さらに フォン ・ ド ・ ヴォー を 加え て 煮 詰める
その 間 に バター で 鶏 ミンチ を 炒め ―
たまねぎ を スュエ する
(創真 )なあ 親父 何で そ やって 魚 焼く ん だ ?
( 幸平 城 一郎 ( ゆき ひら じ ょ う い ち ろ う ) ) ん ?
こう すっと 皮 が バリッ と 焼きあがる から な
へえ ~そんな 技 が ある の か
やっぱ 定食 屋 って 奥 が 深い な ~
(城 一郎 )ん ~
(創真 )何 ?
(城 一郎 )ま 今 は それ で いい ん じゃ ねえ か
( 一色 慧 ( いっしき さとし ) ) 教え て もらえ る か な 創 真 君
なぜ 君 が フランス 料理 の 技法 を 知って いる ん だい ?
いや あ この 焼き 方 は うち の 親父 に 習った ん です よ
魚 を バリッ と 仕上げる に は もってこい だって ね
(創真 )今 なら 分かる
親父 が 積み上げて きた こと が
親父 は 集約 させて いった ん だ
出会って き た 全て の 経験 全て の 文化 ―
全て の 技術 全て の 感動 を
親父 が 思い描く 理想 の 定食屋 として の 技 に
だったら 俺 が 今 やる べき こと は …
ポワレ スュエ
アリュメット エスカロッペ デグラッセ シズレ
ロティ ブレゼ
今 まで の 俺 を ―
ブチ 破る !
(乾 )これ で 3 人 の 品 の 実食 が 終了
リュシ さん 唯 さん アベル さん
幸平 最後 は お前 だ
料理 は まだ か
(創真 )お 待たせ し や し た
ん ん っ ?
( 梧桐 田 ・ 乾 ) あ あっ!
( 3人 ) んっ…
(乾 )ウズラ が 丸々 ?
ん ~香ばしい
幸平 創 真 その 品 は 一体 ?
えっ と です ね あ こいつ は 親子丼 なん す
は あ ?
親子 …丼 …?
へ っ ?
( 創 真 ) ああ 言わ れ て み れ ば 丼 ( どんぶり ) に 入って な いっす も ん ね これ
でも まあ 味わって み て ください よ
こいつ が 今 の 俺 が 出せる 最高 の フレンチ です
(水原 )ウズラ 肉
フランス や イタリア で は レストラン は もちろん ―
家庭 でも 愛さ れ る 定番 の 食材
(アベル )確かに 見た目 は フランス 料理 だが …
(関守 )親子 丼 だ と ?
(高 )ウズラ と ポーチド エッグ の 組み合わせ が 親子 という わけ ?
(リュシ )何 を 仕掛けた ?幸平
(四宮 )で は 味わわ せて もら お う
(シャペル )あの 皿 に 全て が 懸かって いる
四 宮 小 次郎 を 唸 ( う な ) ら せる こと が できる の か
(乾 )スタジエール 制度 の 真 の 意図
幸平 君 が そこ まで 到達 できる か どう か
( 7人 ) ん んっ… あ あっ…
(四宮 )あ あっ …
私 も 食べます !
これ は … !
中 から 卵 が それ に リゾット も
あ むっ
(乾 )ほ わ ぁ ~
おい ひ ぃ ~
とろ ~り 卵 と ウズラ の お肉 そして ご飯 が 豪快 に 絡み合い ます
(歯ごたえ の 音 )
(乾 )この 歯ごたえ は …
親子 丼 の 基本的 な 要素 は 5 つ
鶏肉 卵 ご飯 タマネギ 割 り 下
ウズラ 肉 は 油 で 焼い て から ―
オーブン で じっくり ロティ し てる んで ―
表面 は カリッ と 肉 は もっちり ジューシー です
卵 は 塩 と ブラック ペッパー で ピリッ と 味つけ
更に 生 クリーム を 加える こと で とろっと ろ かつ 濃厚 に
親子 丼 は 半熟 の とろみ 加減 が 命 っす から ね
リゾット は 牛乳 で まろやか に 仕上げ ―
バター で 炒めた 鶏 ミンチ と ―
スュエ し て コク と 甘み の 増し た たまねぎ を 加え て ます
ソース は ―
砂糖 や 蜂蜜 で ほんのり 甘く 仕上げた マデラソース に ―
しょうゆ を 加え まし た
これ が 割り下 の ように 食材 同士 を つなげます
つまり この 品 は ―
親子 丼 て 概念 を フレンチ の 技 で 再構築 し た もの なんす
(アベル )しかし ウズラ の 詰め 物 と して リゾット の ような もの を 使う と ―
どうして も 液体 が 染み出し て しまう はず
幸平 それ を どう やって 詰め た ?
( 乾 ) あっ! さっき の 歯ごたえ ( シャ ペル ) んっ?
(創真 )フッ
キャベツ っす
さっと 塩 ゆで し た キャベツ で 包み込んで から ―
ウズラ の 中 に 詰めた ん です
それ って 合宿 の 食 戟 の 時 の !
(シャ ペル )ん ん っ ?
(乾 )ぬ ぉ ~
( 水 原 ) 四 宮 が 作った シュー ・ ファルシ
(四宮 )キャベツ の ゆで 加減 も 絶妙
シャキッ と し た 歯ごたえ を 保ち つつ 甘み を 出し ―
それ が ウズラ 肉 の 香ばしさ と 中身 の 具 の 風味 を ―
優しく 結びつけ て いる
(シャ ペル )スタジエール で 学園 が 生徒 たち に 求める こと
それ は 現場 に 何 を 与えられる か だが ―
本当 の 目的 は その 先 に ある
戦後 フレンチ の プロ を 志す 若き 料理 人 たち は ―
続々 と フランス へ 渡った
彼ら は 修行 先 を 渡り歩き ―
伝説 級 の 達人 たち を 間近 で 見 て その 技 を 学び 盗み 抽出し て ―
やがて 自分 の 料理 を 構築 し て いった の だ
今 の 日本 に 本物 の フランス 料理 が 花 開い た の は ―
彼ら の 血 の にじむ ような 努力 が あった から こそ
スタジエール の 真 の 意図 は ―
かつて の 若人 たち が 繰り返し て きた こと と 同じ
プロ から 何 を 奪え る か
やり や がった な 幸平
四 宮 先輩 は ―
“フランス 料理 で ―”
“もっと 上 を 目指す ため に 日本 に 帰ってきた ”―
って 言って まし た よ ね
だったら 今 俺 が やる べき こと は ―
きっと その 逆 な ん す
生まれ育った 環境 の 中 だけ で やってきた 料理 を ブチ 破る こと
これ は 俺 が 初めて 作った 新しい “ゆき ひら ”の 料理 っす
(シャ ペル )さあ 判定 だ
幸平 創 真 の 皿 ―
SHINO'Sの メニュー に その 名 を 刻める か
ダメ だ な クオリティー が 低い
このまま だったら … な
あっ…
(四宮 )将来 お前 が 持つ チンケ な 店 に なら 置い て も 構わない が ―
四宮 小次郎 の 店 で 出す に は 少々 お粗末 って こと だ
だが まあ ―
俺 だったら こう する って の を 叩き込む こと は できる が ―
どう する ?
( 創 真 ) お 願い し や すっ! ( 西 園 和音 ( に し ぞ のか ず ね ) ) んっ?
いい か この 場合 は シェリー ビネガー だ
赤 ワイン は ビネガー で デグラッセ し た 後 だ
う っす
シェリー ビネガー って Nスペイン 産 なん すね
(四宮 )あく 取り も 忘れる な
(創真 )うっす
( 西 園 ) は い
幸平 創 真 ―
合格 です
(創真 )いや あ ―
すみません 朝 まで 教え て もらっちゃっ て
(四宮 )ハッ
お前 の 覚え が 悪かった から な
ありがとう ございました
四宮 師匠 !
やめろ !誰 が 師匠 だ
(乾 )師匠 ?(リシュ )師匠 だって ~
師匠 と 呼ばせる なんて 思い上がり も いい とこ ね
うる せ え !こいつ が 勝手 に 呼んだ んだ !
(乾 )素直 じゃ ない です ねえ (リュシ )ほんと は うれしい くせに
( 乾 ・ リシュ ) あ あ ~
( 創 真 ) あっ…
( 乾 ・ リシュ ) あ あ ~
( 乾 ・ リシュ ) あ あ ~
(四宮 )幸平
ん ?
(四宮 )取れよ
遠 月 十 傑 ( じゅっけ つ ) ―
第 一 席
う っす !
(講師 A )さて 今年 の スタジエール は どれ だけ 生き残り ます か
(講師 B )宿泊 研修 に 続き 大量 の 生徒 が ふるい落とさ れる 行事 です から なあ
( 薙 切 仙 左 衛 門 ( な きり せ ん ざ え もん ) ) 自分 の 限界 と 向き合い ながら も ―
それ を 乗り越えよ う と する 者 だけ が “成長 ”と いう 名 の 果実 を 手に する
“ 玉 ( ぎょ く ) ” の 世代
( 黒 木場 ( くろ きば ) リョウ ) あ あ ~ 次 だ 止まる な 動き や がれ ~ !
(青年 )はい !黒 木場 さん !
(店主 A)不良 だった 息子 が あんな 真面目 に
(店主 A)不良 だった 息子 が あんな 真面目 に
(ドア の 開く 音 )
(ドア の 開く 音 )
いらっしゃい ませ ~
お前 ら も 行儀 よく しろ 他の 客 に 迷惑 かけ ん な
(客 たち )はい 黒 木場 さん
(シェフ )アルディーニ 君
今期 の メニュー 開発 君 も 参加 し たまえ
( イサミ ・ アルディーニ ) はい ありがとう ございます
(イサミ )兄ちゃん の 後ろ を ついて いく だけ じゃ ダメ だ
( 川島 麗 ( かわ しまう ら ら ) ) キュン キュン ドキドキ
( タクミ ・ アルディーニ ) キュン キュン ドキドキ
ワクワク キラキラ
ワクワク キラキラ
おいしく な あれ ~
おいしく な あれ ~
お 召し上がり ください お嬢様
お 召し上がり ください お嬢様
(客 たち の 歓声 )
(客 たち の 歓声 )
( 薙 切 ( な きり ) アリス ) 3 番 さん ネギ 抜き 油 多 め 8 番 さん 大盛り 味 薄め
9 番 さん 普通 半 ライス キャベツ チャーシュー 乗せ
11 番 さん 麺 固め もやし 増し 増し
12 番 さん 替え玉 急いで !
( 伊 武 崎 峻 ( いぶさ き しゅん ) ) 諦め て たまる か よ !
(店主 B)しか し 伊武崎 君 この 店 は もう …
もう 一 度 厨房 ( ちゅう ぼう ) を 貸し て くれ
俺 が 絶対 に ひっくり返す !
(女将 )本気 かい ?仲居 の 仕事 まで やる って
あんた 体力 持た ない よ
( 田所 恵 ( た どころ めぐみ ) ) お 願い します やら せ て ください
厨房 以外 の 場所 でも 戦力 に なり たい ん です
(老人 )そうだ な お 主 なら 授ける に ふさわしい だろう
この 私 が 研ぎ澄まし て き た 火入れ の 奥義 を
( 水戸 ( み と ) 郁 魅 ( いく み ) ) おう !
(板前 )ほ …ほっ うまい !ぱっと 見 脇 キャラ か と 思う たが ―
実力 は 確か じゃ
( 佐藤 昭二 ( さとう しょ うじ ) ) なめ ん な よ
( 青木 大 吾 ( あお き だ いご ) ) こ ち と ら 泣く 子 も 黙る …
( 佐藤 ・ 青木 ) 極 星 ( き ょ くせ い ) 勢 !
(スタッフ )まあ ~
ちょっと 調味料 変え た だけ で 残り物 が こんなに 減る なんて
( 葉山 ( は やま ) アキラ ) そう … それ が スパイス の 力 です
(客 )シェフ
もう ひと 品 欲し い ん だ が 何 か 面白い 品 は ある か な ?
(アベル )はい 自信 を もって お 薦め できる 料理 が 1 つ ございます
“ ウズラ の 詰め 物 リゾット と 卵 ~ 生意気 小僧 風 ~ ” です
♪~
(創真 )ただ いま ~
( 大 御 堂 ( だい み どう ) ふみ 緒 ( お ) ) 幸平 あんた が 一番乗り かい
(創真 )おおっ ふみ 緒 さん 久しぶり
ハッ なかなか いい 面構え に なった ねえ
これ あんた 宛て に たくさん 来てる よ
ん ぁ ?
(創真 )ど わっ あ 何 だ こりゃ ?
全部 食 戟 の 申し込み だ ね
(ドア の 開く 音 )
( 甲 山 鉄 次 ( かぶと や ま てつ じ ) ) 失礼 する ( 創 真 ) ん ?
戻った な 幸平 創 真
高等 部 2 年 甲山 鉄次 だ
俺 と 食戟 を 交わし て くれ
すでに 君 たち 1 年生 は ―
我々 上級 生 と 同じ フィールド に 立って いる
だから …
(創真 )いい っす よ
ん ん っ ?
今 から やろう よ
( 新 戸 ( あら と ) 緋 沙 子 ( ひ さ こ ) ) えり な 様
( 薙 切 ( な きり ) えり な ) あっ…
ん っ …
お 帰り なさい 緋 沙 子
(タブレット 端末 の 着信 音 )
(タブレット 端末 の 着信 音 )
あっ…
( えり な ・ 緋 沙 子 ) 幸平 創 真 !
(創真 )俺 技 と 知識 を ―
ため 込める だけ ため込 ん で ―
学園 で 勝負 し たい
(創真 )自分 の 力 を ―
ぶつけ まくって み たい っす
(四宮 )成長 する ため の 餌 なら ―
お あつらえ向き な の が ゴロゴロ 転がって る
それ が あの 場所 遠 月 学園 だ
~ ♪
~ ♪
御粗末 !
~ ♪
~ ♪
(生徒 たち の 歓声 )
(創真 )なあ お 集まり の 皆さん
俺 は です ね ―
いつ 何 どき 誰 から の 勝負 でも 受け ます んで ―
お 好き に かかって きて ください
めん どくさい こと 抜き で 今 すぐ に でも ―
やろう ぜ 食戟 !