Shokugeki no Souma : Ni no Sara (FoodWars!TheSecondPlate) Episode 3
( 田所 恵 ( た どころ めぐみ ) ) ホタ ホタ ホタ ホタ ホタ ホタ ホタ ホタ …
( 黒 木場 ( くろ きば ) リョウ ) エビ エビ エビ エビ エビ …
( 黒 木場 ) エビ エビ エビ エビ エビ エビ …
( 恵 ) ホタ ホタ ホタ ホタ ホタ ホタ ホタ ホタ ホタ ホタ …
( 恵 ) ホタ ホタ ホタ ホタ ホタ ホタホタホタホタッ !
( 黒 木場 ) エビ エビ エビエビエビッ !
( 榊 涼子 ( さかき りょう こ ) ) 総帥 ( そう すい ) が 筆 を …
( 丸井 善 二 ( まるい ぜ ん じ ) ) 勝者 は ?
( 吉野 悠 姫 ( よし の ゆうき ) ) どっち な の ぉ ~ ?
( 川島 麗 ( かわ しまう ら ら ) ) 勝者 は 黒 木場 リョウ 選手 !
(観客 の 歓声 )
( 青木 ( あお き ) 大 吾 ( だ いご ) ) 田所 の 品 で は 総帥 が …
( 水戸 ( み と ) 郁 魅 ( いく み ) ) ああ はだけ て なかった
(麗 )ご 来場 の 皆様 本日 の 予定 は 全て 終了 いたし まし た
第 三 ・ 第 四 試合 は 明日 の 開催 と なります
どうぞ お 気 を 付けて お 帰り ください
( 幸平 創 真 ( ゆき ひ ら そう ま ) ) 田所 を 迎え に 行く か
そう ね
あれ ?悠 姫 ?
恵 ぃ ~!うえ っ ?
黒 木場 君 …怖かった ぁ
(恵 )あ あ ~ん (悠姫 )うん うん 分かる よ
(恵 の 泣き声 )
(悠姫 )もう 恵 野犬 に 襲われる ウサギ みたい に なってた もん
( 悠 姫 ) う うっ…
( 拍手 )
( 拍手 )
( 2人 ) あっ?
( 北条 美代子 ( ほうじ ょ う みよ こ ) ) お 疲れ さま
田所 恵
北条 さん
(男子 学生 A )すごかった よ
(男子 学生 B )黒 木場 と あれ だけ 渡り合え る なんて
(女子 学生 A )大 健闘 だった ね
(男子 学生 C )予選 通過 は まぐれ なんか じゃ なかった な
あっ… えっと …
( 薙 切 ( な きり ) えり な ) 皆様 本日 の 審査 お 疲れ さま で し た
車 の 手配 が でき て おり ます どうぞ あちら へ
( 薙 切 ( な きり ) 仙 左 衛 門 ( せ ん ざ え もん ) ) む むっ!
(えり な )おじい様 何か ?
( 仙 左 衛 門 ) いや 何でもない ち と 厠 ( かわ や ) へ
ん …?
(仙 左 衛 門 )ふむ …
田所 恵 と いった か
まだ 計り 知れ ぬ 潜在 能力 が ―
あの 娘 に は 秘め られ て いる と いう こと か
気付か ぬ うち に はだけ て おった
第 92 期 ―
“ 玉 ( ぎょ く ) の 世代 ”
♪~
~ ♪
(虫 の 鳴き声 )
( 汐見 潤 ( し お み じゅん ) ) 葉山 君
( 葉山 ( は やま ) アキラ ) ん ?
どう した の こんな 所 で ?
(葉山 )別に …
少し 夜風 に 当たり たかった だけ だ よ
(汐見 )ねえ 葉山 君
あんまり “勝た なきゃ ”って 気 を 張ら ない で ね
予選 を 通過 し て くれた だけ で 私 ―
ものすごく 鼻 が 高い ん だ から
せっかく の 大舞台 な ん だ し 楽しん できて よ
ね ?
そんな 笑い 方 さ れ たら ムキ に なる に 決まってる
頂点 まで たどり着く
絶対 に
( イサミ ・ アルディーニ ) 兄ちゃん ちゃん と 必要 な 物 カバン に 入れ た ?
あっ 僕 が あげた 必勝 の お守り も ちゃんと 持ってる ?
( タクミ ・ アルディーニ ) 持ってる よ
これ 昨日 買って きた 安眠 枕 だ よ
リラックス できる ように アロマ も たこ うね
(タクミ )少し 落ち着け イサミ
( イサミ ) は ぁ … は ぁ …
( イサミ ) あっ…
明日 兄ちゃん が 全力 を 出せる よう ―
祈って る から ね
心配 する な 弟 よ
本 戦 を 勝ち抜き ―
幸平 と の 再戦 の ため に 腕 を 磨い て きたんだ
見て いろ イサミ
俺 たち の イタリアン は 決して 負け ない
( 新 戸 ( あら と ) 緋 沙 子 ( ひ さ こ ) ) 見て い て ください えり な 様
必ずや 勝利 を この 手 に し て まいり ます
(えり な )いい 子 ね 緋 沙 子
期待 して い ます
(葉山 )潤 の ため に …
(タクミ )イサミ の ため に …
(緋沙子 )えりな 様 の ため に …
( 緋 沙 子 ・ タクミ ・ 葉山 ) 負けられない !
(麗 )さあ 秋 の 選抜 本 戦 は 2 日 目 を 迎え まし た
本日 行わ れる 第 三 ・ 第 四 試合 で ―
準 決勝 に 進出 する 4 人 が 出そろう こと に なり ます
どんな 熱戦 が 繰り広げ られる の でしょう か ?
創 真 君 遅い ね
もう !次に 備え て ちゃんと 試合 見 とか なきゃ なのに ぃ
( 恵 ) あわ わ わ … N あわ わ わ …
( 恵 ) あわ わ わ … N あわ わ わ …
全然 起き なく て …
( 恵 ) あわ わ わ … N あわ わ わ …
( 恵 ) あわ わ わ … N あわ わ わ …
無理やり に でも 引っ張って くれ ば よかった かなぁ ?
無理やり に でも 引っ張って くれ ば よかった か なぁ ?
あわ わ わ ~ N わ あわ あ わ あ あ ~
無理やり に でも 引っ張って くれ ば よかった か なぁ ?
その 前 が ほぼ 徹夜 だ も の
あっ でも もう 寮 は 出 た そう だ から ―
(鳥 の 鳴き声 )
大丈夫 よ
(鳥 の 鳴き声 )
ふ わ ぁ ~
(バイク の 音 )
ふ わ ぁ ~
(バイク の 音 )
あっ ?
( 美作 昴 ( み まさか すばる ) ) よう ! また 会った な 幸平 創 真
お前 は 予選 の 時 の …
( 佐々木 ( さ さき ) 由 愛 ( ゆ あ ) ) 93 !
幸平 選手 93 点
2 位 に ランク イン し まし た
(観客 の 歓声 )
(ぶつかる 音 )
(創真 )なっ …
(美作 )悪い ね 編入 生
見え なかった よ
まあ そう にらむ な や
幸平 創 真
会場 の 中 まで ご 一緒 し よう ぜ って だけ なん だ から よ ぉ
ああ まあ …N別に いい けど
(美作 )よし ちょっと 待って ろ
(創真 )なん っつう いかつい バイク
いかにも “ワイルド 野郎 ”って 感じ
あっ ?
(創真 の ため 息 )
(鳥 の 鳴き声 )
(鳥 の 鳴き声 )
待た せ た な
いや ほんと に 待った よ
まさか カバー に ひも まで 巻く と は 思わ なかった
これ ぐらい の 用心 は 当然 だろう が
防犯 登録 は もちろん ―
GPSサービス に も 加入 し てる から ―
盗難 に あって も 場所 が すぐ 分かる ん だ ぜ ぇ
そんな こと すごま れ て も …
“ 微 に 入 ( い ) り 細 を 穿 ( う が ) つ ” が 俺 の 信条 だ から な
料理 も それ 以外 も
ほほ う …
(創真 )意外 と 繊細 な 野郎 だ な
(美作 )クチャ クチャ …
(美作 )クチャ クチャ …
(創真 )で かい 図体 の わりに
(美作 )クチャ クチャ …
(美作 )まだ 名乗って なかった な
俺 の 名 は ―
美作 昴 だ
覚え とき な
(創真 )8 人 目 の 本戦 出場 者 …
すんげえ キレイ な 名前 だ な !
( 美作 ) だ ろ ? ちなみに この 刺繍 ( ししゅう ) は …
もし かして ?
もちろん 自分 で こ さえ た
ハッ すっげえ な !
(麗 )さあ 第 三 試合 が 始まり ます
今回 の お題 は ファストフード の 域 を 超え て 進化 し 続ける ―
アメリカ 生まれ の 憎い 奴 ―
ハンバーガー です
定義 は 焼き上げた パティ を バンズ で 挟み込んだ もの
使用 する 食材 や バンズ の 種類 は 自由 と なり ます
では いよいよ 選手 の 入場 です
もう 始まっちゃ う じゃん 幸平 ~
わ 私 外 を 捜し て くる
( 足音 )
( 葉山 ) よう
お前 の 主 ( あるじ ) に 伝え て くれよ
次 世代 の 十 傑 ( じゅっけ つ ) の 座 は 譲って もらう
そして その先 に ある 遠 月 ( と お つき ) の 頂点 も な
ざ れ 言 は この 場 だけ に し て おきなさい
えり な 様 に 続き 十 傑 入り を 果たす の は この 私 だ
(観客 の 歓声 )
(麗 )数々 の スパイス を 自在 に 操り ―
A ブロック 1 位 を 獲得 し た 葉山 アキラ 選手
対 する は 薬膳 カレー で 高 評価 を 得て ―
Bブロック を 2 位 で 通過 し た 新 戸 緋 沙 子 選手 です
(男子 学生 D)スパイス使いと薬膳使いの勝負か
(男子 学生 E )ジャンル は 違う けど 何 か 似た 方向性 の 2人 だ な
(男子 学生 F )葉っぱ 対 決 っつ ーか …
調理 開始 !
( 銅 鑼 ( どら ) の 音 )
( 郁 魅 ) あれ は ―
ケバブ だ
葉山 の 奴 ドネル ケバブ で 来 やがった
トルコ 料理 か
そう “ドネル ”は “回す ”
“ケバブ ”は “焼く ”と いう 意味 だ
回転 させ ながら じん わり と 火 を 入れる こと で ―
脂身 や スパイス の 旨味 が 溶け合う ように 焼き上がって いく
う っ ほ ~!香ばしい 脂 の におい
( 佐藤 昭二 ( さとう しょ うじ ) ) 超 うま そう だ ぁ ~
(佐藤 )秘書 子 の ほう は どう だ ?
(男子 学生 G )あっ ?
(青木 )何 だ おい ?
あの ペール 缶 …
(佐藤 )動 い てる ぞ !
えっ ?ス …
(悠姫 )スッポン だ ぁ !
秘書 子 が 作る の は …
スッポン バーガー って こと か
スッポン を さばく に は ―
“四つ おろし ”と いう 技術 が 使わ れ る
スッポン を 裏返し て 首 を 出し た ところ を 逃さ ず に …
ためらい なく いった
(観客 の ざわめき )
(涼子 )血 抜き し た 後 に 何 か 注ぎ込んでる けど ―
あれ は お酒 ?
血 が 固まら なく なる ん だ よ ね
きっと あの 血 も パティ に 使う つもり な ん だ
(観客 の ざわめき )
( 佐藤 ) えっええ ~っ N あ あ ~ あ あ ~っ!
(青木 )スッポン の 内臓 …グロい
(悠姫 )うん うん
(青木 )スッポン の 内臓 …グロい
( 貞 塚 ( さ だ つか ) ナオ ) 鮮血 に まみれ て も なお 凛と し た その 表情 …
緋 沙 子 お 姉様 すてき
( 早乙女 星 周 ( さ お とめ せい しゅう ) ) 五味 子 ( ごみ し ) ・ 金 針 菜 ( きん し ん さい ) など の 生薬 と ―
ショウガ に 紹興 酒 ( しょうこ うし ゅ ) か
(早乙女 )ふむ
甲羅 ( こうら ) まで 煮 込み ―
コク が たっぷり と 溶け込んだ だし を 取る 気 だ
(恵 )創 真 君 急いで
もう 葉山 君 と 新 戸 さん の 調理 始まってる よ
悪 ( わり ) い 悪い
で 誰 だ “新 戸 ”って ?
(恵 )薙 切 さん の 秘書 の 人 だ よ
ああ 秘書 子 か
(恵 )ん も う !創真 君 は 一体 何 し てた んだ べ さ ?
( 創 真 ) まあ …
ちょっと 変 な 奴 と 会って さ …
幸平 創 真
実家 は 定食 屋
その 経験 に 基づく 豊富 な 発想力 を 料理 に 生かす
自分 の 店 の 名 に 強い 誇り を 持って いる
合宿 で 作った 品 は ―
イワナ の お かき揚げ に スフレ オムレツ
身長 は 171 センチ 体重 57 キロ
血液型 B 型
靴 の サイズ は 26,5 センチ
ここ 1 カ月 の 睡眠 時間 は 平均 6 時間 14 分
中学 で の クラス は 1 年 5 組 2 年 2 組 3 年 7 組
微 に 入り 細 を 穿つ
( 美作 ) タクミ ・ アルディーニ
トスカーナ に ある トラットリア の 跡取り 息子
日本 人 の 父 と イタリア 人 の 母 を もつ ハーフ で ―
身長 168 センチ 体重 54 キロ
血液型 A 型
幸平 創 真 に 強烈 な ライバル 意識 を 抱い て いる
弟 の イサミ と 二人 暮らし
月 に 2 回 実家 に 電話 する
遠 月 学園 内 に ファンクラブ が 存在 し て いる
高い 所 が 苦手
日本 の 食品 サンプル に 興味 が ある
目覚まし は 2 つ セット し て 寝る
左 肩 に ほくろ が ある
どちら か と いう と シャワー 派
トランプ が 弱い
持って いる 下着 の 柄 で 一番 多い のは チェック 柄
そして 一 番 大切 な もの は …
( 恵 ) え … えっと …
現在 地 が ここ だ から …
あ あ ~っごめんなさい 創 真 君 私 の せい で …
ドンマイ
(美作 )何 だ 道 に 迷った の か ?
( 恵 ・ 創 真 ) あっ?
(美作 )それ なら 俺 の 控室 の モニター で 見りゃ あい い
すぐ そこ だ から よ ぉ
幸平 ?
田所 さん も
(タクミ )やれやれ
どうして 俺 まで …
(美作 )まあ いい じゃ ねえ か
食材 の 確認 は もう 済んだ んだ ろ ?
茶 菓子 は 自由 に 選んで くれ や
( 恵 ) お … お 構い なく
幸平 は どう 見る この 試合 ?
さあ どう か ねぇ ?
俺 秘書 子 の 料理 見 た こと ねえ しな
田所 は どう 思う よ ?
あ あっ …
えっ と …N新 戸 さん の 得意 技 は 薬膳
ハンバーガー と の 相性 は 良く ない ん じゃ ない か な
(美作 )どうやら 先 に 完成 させる の は ―
新 戸 緋 沙 子 の ようだ ぜ
(郁 魅 )ほぐし た スッポン の 身 と 内臓 を 豚 ひき肉 と ―
合わせ 練り上げ てる
塩 コショウ で 下味 を つけて パティ に する の ね
豚 の 内臓 を 覆って る 脂 の 膜 ―
クレピーヌ に 包んで 型崩れ しない ように 焼いてる
( えり な ) 緋 沙 子 ~ !
ほら 緋 沙 子 !
こんなに 桜 が キレイ !
(緋沙子 )“神 の 舌 ”の 持ち主
私 の 望み は 常に その お そば に 仕える こと
少し 後ろ から あの 方 に 寄り添い 歩く こと
その 望み の ため に ―
この 選抜 に も 必ず 勝ち 残って みせる
人間 の 本能 を 揺さぶる 品 を 披露 いたし ましょう
スッポン バーガー です
(麗 )さ ~て 審査 員 の 評価 は ―
月 と 出る か スッポン と 出る か ?
うむ …は むっ
蒸し パン ならでは の ほのか な 甘さ と ―
押し 返さ れる よう な 弾力
(緋 沙 子 )ウフ …
( 大泉 柿 之 進 ( お おい ずみ かき の しん ) ) は むっ
全身 の 産毛 が 逆 立つ ~ !
(審査 員 A )体 が …
燃える よう だ
( 2人 ) ぶ は ~っ!
おお っ ?
老人 と は 思え ない ツヤ ツヤ 感
あれ が スッポン の パワー か
(審査員 B )とろける ような 肉 厚 の パティ
スッポン の 旨味 が あふれ出し よ る
ソース は スッポン だ し に とろみ を 加え ―
あん かけ 状 に し た もの
それ が パティ に 絡みつき コク を 作り出す
パティ に 加え た 生き 血 が 体 を 内側 から 温めて くれます
そして ―
土 鼈甲 ( ど べっこう ) の 粉末 も パティ に 練り 込み まし た
スッポン の 甲羅 を 乾燥 させた 物 で ―
漢方 で は 精力 剤 と して 使わ れ て い ます
(佐藤 )タレ も パティ も スッポン 尽くし
(青木 )審査員 が 満足げ な の も 納得 だ ぜ
(観客 の ざわめき )
否 ( いな )
この 品 の 神髄 は 口 に し た 者 に しか 分かる まい
スッポン 由来 の ゼラチン 質 その 粘り気 に 答え が ある の だ
その とおり で ござい ます
粘り気 は 料理 の コク に 大きな 影響 を 与え ます
そして この パティ は だし と 共に 溶け 出た ゼラチン 質 を ―
豊富 に 含んで い ます
人体 の 中 でも 物理的 な 刺激 に 最も 敏感 な 場所
上あご の 内側 軟 口 蓋 ( なん こ うがい )
その 場所 を とろとろ と 粘る パティ と あん かけ が ―
なまめかしく 刺激 する
つまり これ は 味覚 のみ ならず ―
人 の 触覚 を 激しく 刺激 する 一品 な の です
(仙 左 衛門 )スッポン の 官能的 な すごみ が 迫りくる ようだ
(緋沙子 )ガオーッ !
(仙 左 衛門 )その うまさ モンスター 級 !
あっ…
思わず 陶酔 し て しまった か
す す す … すごい
ハンバーガー 対決 で あそこ まで 薬膳 を 生かし きる なんて
ああ
もし 彼女 と 当たる と し たら ―
あの 知識 量 は 脅威 と なる だろう な
だが ―
この 勝負 は 葉山 アキラ だ
えっ ?
(観客 の どよめき )
(郁 魅 )あ あっ …
何 だ ?葉山 が パティ を 焼き 始め た 途端 に ―
客 の 表情 が 変わった
(観客 の 歓声 )
(葉山 )口 の 中 だけ じゃない だろ ?
味 の 世界 は
(緋 沙 子 )ん っ …
(葉山 )完成 だ
(麗 )葉山 アキラ 選手 の ハンバーガー
圧倒 的 な 肉 の 香り が 肉々 っと 場内 に 充満 し て い ます
(観客 の ざわめき )
(佐藤 )ハッハ ~ッ !すげえ !
(青木 )肉 厚 ハンバーグ の 上 に 熱々 の ケバブ まで
( 審査 員 たち ) は ぁ は ぁ は ぁ …
( 審査 員 たち ) は ぁ は ぁ は ぁ …
( 大泉 ) は よ … 早 ( は よ ) う くれ
(犬 の 鳴き声 )
審査 員 が もれなく 犬 化 し てる ~ !
(犬 の 鳴き声 )
審査 員 が もれなく 犬 化 し てる ~ !
(葉山 )お 待たせ し まし た
(緋沙子 )何 の つもり だ 葉山 アキラ ?
あれ で は ただ くどい 味 に なる こと 必至
いくら 香り で 引き付けよ う と ―
いくら 香り で 引き付けよ う と ―
(大泉 )は むっ
味 そのもの に 品位 が なけれ ば …
味 そのもの に 品位 が なけれ ば …
(審査 員 B)はむっ
( 2人 ) んっ!
思わず 夢中 に …
もう 食べ き って し も うた
(緋 沙子 )なっ …
(仙 左 衛門 )バンズ に は ピタ を 選択 し た か
(汐見 )ピタパン
高温 で 焼い て 膨らませた ポケット状 の 空洞 に ―
食材 を 挟み込んで 食べる 中東 の パン
(仙 左 衛 門 )この ケバブ は ―
自家製 ヨーグルト ソース で 臭み を 取り ―
スパイス の 風味 を 引き立てて いる
そして ―
ハンバーグ パティ は “キョフテ ”だ
羊肉 と 牛肉 を 合わせ ―
香辛料 たっぷり に 仕上げる トルコ の ハンバーグ
これ が 鼻 に くる の だ
( 緋 沙 子 ) どう なって いる ? あんな 重い パティ を …
(葉山 )講義 を して やろ う (緋 沙 子 )あっ …
ハンバーガー に 欠かせ ない 要素 は 4 つ ある
バンズ に パティ ソース そして ピクルス
その ツンと 刺す 香り と 酸味 が あって こそ ―
肉 の 旨味 は 際立つ
ピクルス こそ が 陰 の 主役
あんた は その 役目 に 針 ショウガ を 使った よう だ が ―
俺 に 言わ せれ ば それ が 甘い
何 っ …で は お前 は 何 を ?
俺 が ピクルス と して 選んだ の は ―
“アチャール ”だ
( 緋 沙 子 ) ハッ
アチャール と は 野菜 や 果実 を マスタード オイル に 漬け込んだ ―
強い 酸味 の ある 保存 食
これ は 玉ねぎ で 作った アチャール
マスタード オイル の ピリリ と し た 香り が ―
ハンバーグ の 旨味 を 引き立てる
酸味 の 主役 未熟 な マンゴー を ―
乾燥 させた 香辛料 “アム チュール ”
さらに 酸味 を 補強 する レモン 果汁 ―
鼻 を くすぐる ニンニク チリ ペッパー
クローブ クミン シード
ブラック ペッパー パプリカ パウダー
甘い 風味 を 足す ため 蜂蜜 も 加えた
ジンジャー も 少々
( 仙 左 衛 門 ) 類い まれ なる 嗅覚 ( きゅう かく ) に よって ―
繊細 に 築き上げられた ピクルス の 香り
重厚 な 脂身 も 羊肉 の 臭み も ―
全て クセ に なる 風味 へ と 逆転 させ ―
人 の 食欲 を …N本能 を 爆発 させた の だ !
(早乙女 )カレー や スパイス だけ で は 到底 収まら ぬ 才能
葉山 アキラ
その ポテンシャル 神 の 舌 に 届き 得る ぞ !
この 対決 勝敗 は 決 し た !
(葉山 )俺 が 目指す の は 頂点 だ
ナンバー 2 で 居 続ける こと に 必死 な 奴 が ―
俺 の 相手 に なる わけ が ない
何 だ と ?
何もかも 狭い ん だ お前 は
( 緋 沙 子 ) ハッ
志 も 料理 の 世界 も
(緋 沙子 )認め たく ない
だが 確かに 奴 の 料理 の 香り を 嗅いだ 瞬間 ―
内 なる 食欲 を 丸裸 に さ れ た ~!
第 三 試合 勝者 は 葉山 アキラ で ある !
(観客 の 歓声 )
(緋沙子 )負け …た
緋 沙 子
申し訳 ござい ません
( えり な ) あっ…
( 足音 )
( 叡山 ( えい ざん ) 枝 津 也 ( え つや ) ) 失礼
まもなく 第 四 試合 が 始まる
選手 以外 は 客席 へ 行って もらおう
あっ はい すみません
叡山 先輩
(タクミ )幸平 (創真 )ん っ ?
この 選抜 で 必ず 合宿 初日 の あの 勝負 の ケリ を つける ぞ
乾 ( い ぬ い ) 先輩 が 華麗 に 預かってった 勝負 な ?
ありゃ 懐 ( なつ ) い な ぁ
と … とにかく 俺 は 必ず 君 を 打ち 倒す !
食 戟 ( しょ く げき ) を いずれ 君 に 申し込む
その 時 こそ 君 を ペシャンコ に する
(創真 )俺 と 同い年 で ここ まで やれる 奴 が いる
ゆき ひらに こもって い たら 知ら ない まま だった
そう だ な タクミ
だから ぜ って え 負け ん な よ
どっち が ペシャンコ に する か 決着 を つけよう ぜ
ああ !
ああ もちろん だ
幸平 !
( 足音 )
(恵 )それにしても 美作 君
新 戸 さん の あんな すごい 品 の 後 に “ 葉山 君 が 勝つ ”って ―
言い切る なんて …
奴 は 逸材 だ ぜ
美作 昴 に とって 遠月 という 庭 は ―
格好 の 遊び場 な ん だ
(タクミ )おい
俺 の 道具 から 手 を 離し て もらおう
この 数 日間 君 が 俺 を 嗅ぎ 回って た の は 知って いる
(美作 )クチャ クチャ …
何 の つもり か 答えろ
(美作 )そんなに いい か ぁ ?
こんな 古ぼけ た 道具 が ?
カス み て え な 料理 しか 作れ ねえ だろ ?
挑発 の つもり か ?見え透い てる
(美作 )聞き たい こと が あった ん だ
お前 の 弟 に つい て な
子供 の 頃 から センス は いま一つ
料理 人 として 二流 な の は 明らか だ
兄貴 の 後 を ついて いく だけ で 精一杯 の …
ペッ !
能 無し の 弟 を 持った 気持ち は どんな だ よ ?
貴 様 …
ああ …なあ イタリア 野郎
せっかく 一 対 一 で 勝負 する ん だ
最高 に 楽しま なきゃ な
タクミ ・ アルディーニ
♪~
~ ♪
( 足音 )
( 足音 )
(由愛 )麗 ちゃ ~ん !
大変 です ぅ !
どう した の 由 愛 ちゃん ?
( 由 愛 ) 今 通達 が 来 て …
あっ!
( 麗 ) か … 会場 の … N 会場 の 皆様 に ―
お 知らせ いたし ます
次 の 美作 昴 選手 と ―
タクミ ・ アルディーニ 選手 の 対戦 に おき まし て ―
食戟 が 行われる と の こと です
食 戟 ?