Shoujo Shuumatsu Ryokou ( Girls ' Last Tour ) Episode 3
♪~
( エンジン 音 )
( チト ) ねえ ユー
( ユーリ ) 何 ?
( チト ) 人 は なぜ 生きる ん だ ろ う ね
( ユーリ ) や ~ っ N ( チト ) てっ
う わ あっ
フゥ …
なんで 殴った の ?
頭 が おかしく なった と 思って
なって ねえ よ
私 たち は さ ―
こう やって 食料 を 探し て さまよって いる でしょ
見つけ て 補給 し て また 移動 し て
そう やって 行き着く 先 に ―
何 が ある ん だ ろ う って
あ 寝 てる な これ …
( 寝息 )
( チト ) ハァ …
この 前 の 魚 が どこ から 来 た の かも ―
気 に なる し
あの 塔 が たぶん 上層 に 続 い て いる ん だ ろ う けど
( ユーリ ) ふ ぁ ~ う ぃっ …
( ユーリ の あくび )
どう ? 橋 あった ?
ムニャムニャムニャ …
( ユーリ ) ん … ない ねえ 橋
( チト ) 何とか し て 渡り たい ん だ けど なあ
ん ? ( におい を 嗅ぐ 音 )
( チト ) ん …
( ユーリ ) ん ?
( チト ) あ …
ど し た の ?
何 それ ?
( チト ) タバコ だ
まだ 火 が つい て いる
火 って 勝手 に つい たり する もの だ っけ ?
いや …
あっ … 誰 か いる !
う っ … ち ー ちゃん
足跡 が ある
ユー 弾 込め とけ
( チト ) ん …
( ユーリ ) ん …
( 爆発 音 ) ( チト ・ ユーリ ) ん ん っ !
う わ あっ くっ
い てっ !
( ユーリ ・ チト ) わ あ あっ …
( ビル が 倒壊 する 音 )
( 2 人 の せき込み )
ユー 大丈夫 ? ( チト の せき込み )
( ユーリ の せき込み )
( ユーリ ) たぶん
何 な ん だ ? あっ …
( ユーリ ) あっ !
お おい 止まれ !
( ユーリ ) ん っ
お いっ !
( 男性 ) ひ い … あ … う あ …
ん …
( 男性 ) あ … ああ … あ …
( ユーリ ・ チト ) う わ っ
( せき込み )
( 男性 ) おえ ~…
( チト ・ ユーリ ) ん …
( ユーリ ) 大丈夫 ?
ああ あっ …
( せきばらい )
ごめん 久しぶり すぎ て うまく しゃべれ なく て …
( チト ) あ … 起爆 装置 ?
ビル を 倒し た の は あんた か ?
( 男性 ) ああ 僕 が やった よ
橋 を 架けよ う と 思って ね
いや まさか 人 が いる と は
巻き込ま れ なく て よかった
( カナザワ ) 僕 は カナザワ
地図 を 作り ながら 旅 を し てる
あの … 銃 を 下ろし て もらえ ない か な
下ろし て いい ?
いい よ
ん ?
あの 溝 が どうしても 渡れ なく て ね
いい 案 だ ろ ?
これ の 上 を 登る
なるほど
私 たち は 死に かけ た けど ね
それ は …
( ユーリ ) よい しょ よい しょ
( チト ) よっ
( 服 を はたき 合う 音 )
( ユーリ ) こっち も ん …
( カナザワ ) あれ は … 君 たち の 車 か ?
( チト ) まあ
( カナザワ ) 行き先 は ?
( チト ) 溝 を 越え て 塔 まで 行って みよ うか と
( カナザワ ) 塔 ? ( チト ・ ユーリ ) あ …
( チト ) 上層 の 入り口 じゃ ない か な って
( カナザワ ) ああ それ なら …
少し 頼み を 聞い て ほしい ん だ が …
( ユーリ ) 頼み ?
( カナザワ ) ああ ああ … アハッ …
( エンジン 音 )
( チト ) 乗せる の は いい けど さ
橋 も 作って もらった し
オー ラーイ
( チト ) これ を 登る の は 苦労 する な
ストップ
( ガレキ の 崩れる 音 ) ( ユーリ ・ チト ) あっ
( カナザワ ) ふん っ ん っ うん っ くく っ …
よっ と
( ユーリ ) あ …
( カナザワ ) う っ フゥ …
( ユーリ ) あ …
う っ フゥ …
( ユーリ ) あ …
( ガレキ を 動かす 音 )
( カナザワ ) うん っ ん ん っ !
( ユーリ ) よっ !
( カナザワ ) よい しょ ん しょ っと ( ユーリ ) ん っ ん ん っ
よい しょ ( カナザワ ) う う っ ふん っ …
( ユーリ ・ カナザワ ) よっ と
( ユーリ ) ち ー ちゃん
どう かな ?
( チト ) ん …
( チト ) 何とか 登れ る けど …
一応 これ でも 登り やすい よう に は 壊し た ん だ けど ね … くっ !
( ユーリ ) ハァ …
かなり きつい …
よ っこ ら
フゥ …
( チト ) こい つ が なけ れ ば もっと 楽 に 登れ る ん だ けど
こんな の 初めて 見 た よ
( チト ) カナザワ の 車両 は ?
バイク が あった ん だ けど …
壊れ た
( チト ) それ で 乗せ て ほしい って …
( カナザワ ) ん ん っ ん ~ っ !
ん ~ っ ! ( ユーリ ) あ う ~ っ !
上層 の 入り口 まで で いい ん だ
そこ から 先 は 何とか する よ
( ユーリ ) う ~ っ !
( カナザワ と ユーリ の 力む 声 )
う わ っ ! ! ( カナザワ ) お っ
おお っ 登り 切った ね
( ユーリ ) 疲れ た ~
久しぶり に 汗 を 流す と ―
生き てる って 感じ が する ね ~
( カナザワ ) 生き てる …
( ユーリ ) ち ー ちゃん が さっき ―
生き てる か どう か 分から ない と か 言う から さあ
( チト ) そんな こと は 言って ない
ん ?
あ …
ありがとう
そう いえ ば 君 たち の 名前 を まだ 聞い て なかった ね
( チト ) 私 が チト で そっち が ユーリ
( カナザワ ) そう か よろしく
( ユーリ ) よろしく
( ユーリ ) ホント に あった ね ~
( カナザワ ) この 辺 じゃ 最後 の 1 か所 の はず だ よ
( チト ) 立派 な 給油 設備 だ
えっ と …
これ かな ?
ホース は …
ない か
ユー ここ に 持って き て
( ユーリ ) あ ~ い
( チト ) もう ちょっと 右
( ユーリ ) ん …
この 辺 ?
よし
( ユーリ ) いい よ ~
( チト ) ふん っ ん ~ ん っ
お っ 出る な
( ユーリ ) おっと と と …
ん っ
器用 だ なあ
( ユーリ ) 本体 に 移し て
もう 一 度 くん だ ら 出発 だ
( ユーリ ) 足 上げ て ~
あ ごめん
狭く て 悪い ね
いや あ 乗せ て もらって る 身 だ から ね
( ユーリ ) フゥ …
( チト ) でも カナザワ の 地図 の おかげ で ―
給油 できる 場所 も すぐ 分かった し ―
お互い ありがたい って やつ だ
( ユーリ ) この 辺り は 住宅 型 の 建物 が 多い ね
( カナザワ ) 上層 に 続く 連絡 塔 の 周り は ―
かつて の 人口 密集 地 だ から ね
今 じゃ 誰 も い ない が …
じゃあ ここ に 住 ん で た 人 たち が 塔 を 作った の か な ?
( カナザワ ) いや 違う ん じゃ ない か な
この 階層 型 の 都市 を 作った の は もっと 古い 人間 だ よ
僕たち の 祖先 は ―
その 古代 人 の 作った インフラ に 住み つい た に すぎ ない と ―
僕 は 思う けど
( チト ) なるほど
( カナザワ ) あっ そこ を 左
( チト ) 了解
なかなか 近づか ない ねえ 塔
( チト ) ずっと 見え てる のに な
( カナザワ ) この 辺り は 入り組 ん で て 複雑 だ から ね
だいぶ 回り道 が 必要 な ん だ
( ユーリ ) ちゃん と 合って る の ? その 地図
( カナザワ ) 合って る さ
給油 設備 の 位置 だって 間違え なかった だ ろ ?
その 地図 って さ どう やって 作った の ?
バイク で あちこち 走り回って ―
高い 所 に 登って 確認 し たり し て ね
じゃあ この 辺 も 来 た こと ある ん だ ?
ああ あの 溝 に まだ 橋 が 架かって た ころ に ね
この 階層 は ほとんど 地図 に し た よ
( ユーリ ) すげ え 見 し て 見 し て !
( カナザワ ) いい けど 大切 に 扱って くれよ
気 を つけろ よ
そい つ は 他人 の 本 を 燃やし た り する ぞ
( カナザワ ) ん …
ん ん っ
燃やしゃ し ない よ ( カナザワ ) ん ?
( ユーリ ) そんなに 大事 な の ?
( カナザワ ) 生きがい だ よ
生きがい …
めったに 人 に 会う こと も ない 世界 じゃ ―
他 に す べき こと も ない
こいつ を なく し たら 僕 は ―
きっと 死 ん で しまう よ
よし 燃や そ う
や やめ て くれ ! と いう か なぜ ! ?
なく し たら ホント に 死ぬ の か な と 思って
( チト ) 鬼 か お前 は
ハァ …
君 たち に も ある だ ろ う ? 大切 な 物 が
大切 な 物 か ~
( チト ) ん …
( ユーリ ) ち ー ちゃん は 日記 と か ?
( チト ) まあ 大事 だ な
でも 死ぬ ほど じゃ ない けど
ユー は 自分 の 食料 は 死 ん で も 離さ ない だ ろ
そんな こと は ない
こと は ない
ん ?
ない って
( カナザワ ) あっ そこ を 右 に
( チト ) 了解
( ユーリ ) あ …
( カナザワ ) もう すぐ の はず だ よ
( チト ) う わ ~
( ユーリ ) で かい な
( チト ) で かい
( カナザワ ) ん …
ねえ これ 登ったら さ 上 の 階 も また 地図 に する の ?
ああ
( ユーリ ) 何 か カナザワ うれし そう だ ね
生き生き し てる
そう かな
( カナザワ ) 本来 の 昇降 機 は ―
塔 内部 に 組み込ま れ て いる と 言わ れる が ―
どう やって 動かす の か 誰 に も 分から なかった らしい
代わり に こいつ を 作った と いう わけ さ
( スイッチ の 操作 音 )
( カナザワ ) それ も 恐らく 100 年 以上 前 の こと らしい けど ね
古い な
古い な
( スイッチ の 操作 音 )
( 機械 の 作動 音 )
( カナザワ ) 大丈夫 動き そう だ
オ ~ ライ オ ~ ライ
昇る 途中 で 壊れ たり し ない だ ろ う な
( カナザワ ) どう だ ろ う ?
大丈夫 でしょ う
楽観 的 な ん だ ね
( チト ) こいつ は 楽観 の 行き過ぎ で ネジ が 飛 ん でる
ウヒヒヒ …
( スイッチ の 操作 音 )
( チト ) う わ っ …
( チト ) う わ …
でも さ 上 に 行ったら 案外 食料 も あって ―
人 も いっぱい 楽しく 暮らし て たり … N する かも ね
( チト ) お ~ っ
( ユーリ ) すご ~ い !
♪~
( シャッター 音 )
う わ ああ … N ( ユーリ ) 高い ね
う わ ああ … N ( ユーリ ) 高い ね
さっき の 話 だ けど …
確かに ここ の 階層 は ―
食料 を 調達 できる 場所 が ほとんど 残って い ない
燃料 や 水 の 出る 場所 も どんどん なくなって る
( チト ) ハァ … ああ … ハァ …
( カナザワ ) もしかすると 上 の 新しい 階層 ほど ―
都市 機能 が 残って いる 可能 性 も ある
これ も 憶測 だ けど ね
( ライター で 火 を つける 音 )
( カナザワ ) フゥ …
ち ー ちゃん ど し た の ? う わ っ
何でもない …
無理 し て 立た なく て も
いや 大丈夫
いや 大丈夫
( 昇降 機 の 揺れる 音 )
( 昇降 機 の 揺れる 音 )
( 昇降 機 の 揺れる 音 )
う っ ひえ ~ う う っ
う っ ひえ ~ う う っ
( カナザワ ) 高い 所 が 苦手 な の かい ?
( チト ) なんで 金網 と か ない ん だ ?
( ユーリ ) いい 景色 じゃ ん
きっと 資材 の 無駄 だ と 判断 し た ん だ ろ う
( チト ) くう …
傾 い て 落ち たら どう する ん だ ! ?
こんな 手すり だけ じゃ …
そんな 簡単 に 傾く わけな い じゃ ん
( チト ) う う っ
( 3 人 ) う わ っ 傾 い たっ ! !
カナザワ 止め てっ ! ( カナザワ ) あっ !
( ユーリ ・ チト ) う う っ !
( 昇降 機 の きしむ 音 )
( チト ) 止まった …
レール に 何 か 引っ掛かった の かも しれ ない
ケガ は ?
大丈夫
あ …
( カナザワ ) ん ?
地図 が っ ! ! ( チト ) あ … あっ
あ あっ !
( チト ) バカッ ! ! ( ユーリ ) あっ
( カナザワ ) う っ ! !
( ユーリ ・ チト ) ふん っ !
( カナザワ ) あ あっ ! !
( ユーリ ・ チト ) ん ん っ い い っ !
( カナザワ ) う … くっ … う う …
フゥ … 離し て くれ
僕 も 落ちる よ …
( ユーリ ・ チト ) ん ん …
そんな わけ に いく か っ !
せ ~ の ! よっ ! よっ !
ぐ ぐ ぐ っ …
( カナザワ ) なんで 金網 と か ない ん だ …
ハァ …
きっと 資材 の 無駄 だ と 判断 し た ん だ よ
( チト ) う う っ …
どうせ みんな 死ぬ ん だ …
生きる 意味 も ない …
( ユーリ ・ チト ) ん …
( ユーリ ) とにかく レール を 見 て み なきゃ ね
( チト ) 直 せる かな …
( ユーリ ) ちゃん と 動 い て よかった ねえ
( チト ) あの まま ずっと 動か なかったら ―
どう しよ う か と 思った よ
( ユーリ ) だいぶ 暗く なった ね ~
まだ 落ち込 ん でる
ねえ カナザワ ~
( ユーリ ・ チト ) あっ あ …
あ あっ
( チト ) 街灯 が …
( ユーリ ) 生き てる ん だ …
あの 一 番 明るい 場所 何 が ある ん だ ろ う ?
( チト ・ ユーリ ) う わ あ …
( 物音 )
( チト ・ ユーリ ) ん ? ん …
( ユーリ ) カナザワ
これ あげる
フルーツ 味
( チト ) あ …
意味 なんか なく て も さ ―
たまに は いい こと ある よ
( カナザワ ) こんな 世界 でも ?
( ユーリ ) たぶん
だって こんなに 景色 が キレイ だ し
ん っ … うまい
でしょ ?
( カナザワ の 食べる 音 )
ありがとう
( カナザワ ) そうだ 食料 を 分け て もらった お礼 と いう か …
写真 機 だ よ
( チト ) カメラ って やつ ?
( カナザワ ) そう と も 言う ね
まあ 好き に 使って くれ
( チト ) ありがとう
じゃあ
どこ へ 行く の ?
( カナザワ ) 北 に 向か お う と 思う ん だ
そ っか
また 地図 で も 作る よ
( ユーリ ) また 会え たり し ない か な
( チト ) どう だ ろ う
さあ 私 たち も 行 こ う か
( チト ) また 荷台 が 広く なった な
( ユーリ ) 3 人 も 悪く なかった けど ね
ひとまず ―
あの 一 番 光って る 所 を 目指し て みる か
( ユーリ ) 何 が ある ん だ ろ う ねえ
( チト ) さあ な
♪~
( カナザワ ) 歩き で どこ まで 行ける かな …