Shigatsu wa Kimi no Uso (YourLieinApril) Episode 4
( 早 希 ) 《 いい ? 公 生 》
《 繰り返し 繰り返し 楽譜 を 読み 込 ん で →
何度 も 何度 も 弾き 込む の よ 》
《 そう やって 完璧 に する の 》
《 譜面 の 指示 どおり 作曲 家 の 意図 どおり 》 →
《 完璧 に 正確 に 》 →
《 また ずれ た ! 何 度 言ったら 分かる の ! 》 →
《 そこ が 弾ける まで 寝 ちゃ 駄目 よ 。 よく 見 なさい ! 》 →
《 全て は 譜面 に 書 い て ある の よ 》
( 男性 ) 《 また 有馬 が トップ か 》 →
《 母親 が 橋本 先生 直系 だ から な 》
( 男の子 ) 《 眼鏡 に 譜面 でも 付い てん じゃ ね ? 》
( 男の子 ) 《 たたか れ た あざ 隠し に も なる し な 》
( 女性 ) 《 7 ~ 8 時間 レッスン な ん でしょ ? 毎日 》
( 女の子 ) 《 いつ 遊 ん でる の ? 》
( 女性 ) 《 そんな 生活 普通 耐えられ な いわ よ 》
( 女の子 ) 《 本当 に 機械 みたい 》
( 公 生 ) 《 みんな 勝手 な こと ばかり 》 →
《 僕 が たった 一人 母さん の 味方 な ん だ 》
♪♪~
(かをり )い っけ ~っ !
(椿 )でも 大丈夫 !?練習 は ?合わせた の ?
(かをり )平気 平気 。何とか なる って !
私 たち 最強 だ もん 。
(渡 )体育 会系 なめん なよ !合わせる 時間 くらい つくれ る ぜ 。
(公生 )てい うか お前 ら 学校 は !?この 自転車 誰 の !?
(渡 )つまんねえ 心配 する なって !
う お ~!ぎりぎり セーフ !
ギャ ~!( 椿 ) 公 生 !
到着 !間に合った !(渡 )やる ぞ !
二 人 とも ありがとう 。いって くる ね !
(渡 )こ …公生 その 靴 。スニーカー は まずい ぞ 。→
俺 の 履いて け 。まだ まし だろ 。
椿 。渡 。ありがとう 。
いって くる 。
早く 行け 。バカ 。
ほれ 。ぎりぎり 走れ ~。もっと ゆっくり 。
(椿 )急げ !
ちゃんと やれ ん の か なぁ 公生 の やつ 。
(椿 )もう すぐ 春 が 来る よ 。
(渡 )ん ?もう すぐ 5 月 。桜 が 散る ころ だ ぜ 。
(椿 )うん 。でも きっと …。
(椿 )春 が 来る よ 。
♪♪ ~
(スタッフ )次 12 番 の 梨田 さん 準備 を 。
(先生 )よ しっ 。目指す は 1 位 通過 よ 。
(梨田 )は …はい !
(スタッフ )あ ~あ プレッシャー かかっちゃ っ て 。
《 こんな の むちゃくちゃ だ よ 》
《 時間 かけ て 練習 し て 体 に 覚え 込ま せ て →
譜面 が いら なく なる くらい →
完璧 に 仕上げ なきゃ いけない のに 》
《 ほぼ 初 見 で人 に 合わせ なきゃ いけない なんて 》
《 しかも あんな … 》
《 あんな むちゃくちゃ な バイオリニスト に 》
準備 完了 。
テンポ どう する ?がんがん いっちゃう ?
《 無 茶 だ 。 無謀 だ 》
《 こんな 状態 で まとも に 演奏 できる わけない 》
この ドレス 似合う ?新調 し た の 。
《 潔く 辞退 し た 方 が 傷 は 浅く て 済む 》
《 こんな ん じゃ 恥 かく だけ だ 》
無視 … 。
( 一同 ) ん ?
(出場 者 )ん ?
(出場 者 たち )えー っ !?
どう か ね 。落ち着い た ?
いきなり 何 する ん だ よ ?
私 を 見て 。
顔 を 上げて 私 を 見て 。
下 ばかり 向いてる から →
五 線 譜 の おり に 閉じ込め られ ちゃう ん だ 。
大丈夫 。君 なら できる よ 。
ずっと 昼 休み 聴い てた でしょ 。
譜面 は いつも 目 に 入る ところ に あった でしょ 。
私 たち なら できる 。
フフッ 。
モーツァルト が 空 から 言ってる よ 。
「旅 に 出ろ 」って 。
旅 の 恥 は かき 捨て 。思いっ切り 恥 か こう よ 。
2 人 で 。
14 番 の 宮園 かをり さん 。準備 お 願い し ます 。
行 こ う 。
( 早 希 ) 《 いい ? 公 生 。 譜面 の 指示 どおり 》 →
《 全て は 譜面 に 書 い て ある の よ 》
《 天真らんまん 。 奇想天外 》
《 ジェットコースター みたい に 僕 は 振り 回さ れ て ばかり 》
《 この人 自身 が 行き先 の 分からない 旅 の よ う 》
君 は 自由 そのもの だ 。
違う よ 。
音楽 が 自由 な ん だ よ 。
♪♪ ~
《 僕 たち の ため の 静寂 》
《 ここ に いる 全て の人 が →
僕 ら が 音 を 鳴らす の を 待って いる 》
さあ 旅 に 出よ う 。
サン サーンス が 私 たち を 待って る よ 。
(椿 )来た 。(渡 )俺 の かをり ちゃん 。
(観客 )伴奏者 も 子供 だ ぞ 。
( 観客 ) あれ ? ( 観客 ) も しか して あれって … 。
( 拍手 )
( 審査 員 ) 《 待って まし た 宮 園 かをり 》
《 ん ? 伴奏者 が 代わってる 。 しかも 子供 ? 》
何 やって ん の ?椅子 が 決まら ない ん だ 。
早く し て よ のろま 。両手 使って 調整 。
( 審査 員 ) 《 どっか で 見 た 顔 だ な 》
( 観客 ) 有馬 だ よ 。 ピアノ の 。( 観客 ) 有馬 君 ?
( 風間 ) そう か 。 あの 子供 有馬 公 生 か 。
《 そうだ 。 成長 し てる が あの 顔 は →
ピアノ の 有馬 。 有馬 公 生 》 →
《 知り合い だった の か 。 と いう か なぜ 伴奏 を ? 》
ふぅ …やっと 決まった 。もう …。
《 ふ ~ ん人工 と 天然 》
《 ずいぶん と ミスマッチ な カップル だ 》 →
《 どんな 演奏 する つもり だ ? 》
ハァ …ふ ぅ …。
エロイムエッサイム エロイムエッサイム われ は 求め 訴え たり 。
顔 が こわばって る よ 。
《 天才 バイオリニスト サラサーテ に 捧げられ た 曲 》
《 サンサーンス 。 『 序 奏 と ロンド ・ カプリチオーソ 』 》
♪♪『序奏 と ロンド ・カプリチオーソ 』
♪♪ ~
《 よ しっ。 うまく 入れ た 》
《 音 も 聞こえる 。 この 曲 で よかった 》
♪♪ ~
《 ずれ そう に なる 箇所 も ある けど バイオリン を よく 聴 い て →
譜面 さえ 確認 し て いけ ば 技術 的 に 難しい 曲 じゃない 》
《 あ ぁ 公 生 が また ピアノ を 弾 い てる 》
《 宮 園 かをり 。 前回 と は 打って変わって おとなしい な 》 →
《 有 馬 に 気 を 使って いる の か ? 》
♪♪ ~
《 本性 出し て き た な 》
♪♪ ~
すげ え 。
♪♪ ~
《 音符 が 消え て ゆく 》
♪♪ ~
《 ピアノ の 音 が 聞こえない ! 》
♪♪ ~
《 ん ? どう し た ? 》
( 観客 ) あれ ? 伴奏 が …。
《 音 が バラバラ 》
公 生 … 。
《 一 音 も 漏らさ ず 驚く ほど 正確 に 弾け て い た 伴奏者 が →
乱れ て き た 》
♪♪ ~
《 暗い 海 の 底 に いる よう に 何も 聞こえない 》
《 誰 も いない 。 暗い 暗い 暗い … 》
《 僕 は 暗い 海 の 底 で 独りぼっち に なる 》
♪♪ ~
( 観客 ) 《 音 ガンガン 出し てる けど こんな 伴奏 じゃ な いよ ね 》
( 観客 ) 《 伴奏 最悪 》 ( 観客 ) 《 バイオリン 好き だった のに 》
《 不慣れ ながら も バランス を 取って い た のに 》
《 急に どう し た ? 有 馬 》 →
《 ピアノ が この 演奏 を ぶち壊し て いる 》
♪♪ ~
《 くそっ! くそっくそっ! 》
《 こんなに たた い てる の に 何で だ よ ? 》
《 何で 僕 の ピアノ の 音 だけ 聞こえない ん だ ! 》
♪♪ ~
あっ。 ( 椿 ・ 渡 ) あっ。
♪♪ ~
《 賢明 かも な 》
《 減点 は 免れない が このまま 弾き 続け たら →
バイオリニスト に 影響 が 出 か ねん 》
♪♪ ~
( 観客 ) ピアノ 下手くそ 。 ( 観客 ) 邪魔 す ん な よ 。
(観客 )最初 から 弾か なきゃ いい のに 。
《 ごめん 。 このまま 弾き 続け たら … 》
《 僕 が 弾く と 君 に 迷惑 が 掛かる 》
♪♪ ~
( ざわめき )
(観客 )嘘 でしょ ?バイオリン まで 演奏 やめ ちゃった 。
ふ ぅ …ハァ …。
これ って 失格 ?(観客 )失格 じゃ ない けど …。
前代未聞 だ 。
終わった な 。
(観客 )何で やめ ちゃう ん だ ?
(観客 )下手 な 伴奏 に 付き合う こと ない のに 。
(観客 )カッコ 良かった のに 。
《 大丈夫 。 私 たち なら できる 》
《 私 の 伴奏者 に 任命 します 》
《 弾か なきゃ 駄目 な の 》
《 でも 君 が いい の 》
《 私 は 全力 で 弾く 》
《 聴 い て くれ た人 が 私 を 忘れない よう に 》
《 私 は 演奏 家 だ もの 》
アゲイン 。
《 この先 は 暗い 夜道 だけ かも しれない 》
《 それ でも 信じ て 進む ん だ 》
《 星 が その道 を 少し でも 照らし て くれる の を 》
《 さあ 旅 に 出よ う 》
♪♪『序奏 と ロンド ・カプリチオーソ 』
♪♪ ~
(観客 )弾き 直し って あり な の ?
(観客 )時間 内 で は 認め られ てる けど →
中断 し た 時点 で 無 評価 。→
あの 子 の コンクール は もう 終わった ん だ 。
(観客 )じゃあ あの 子 は 何の ため に 弾く の ?
何 やって ん だ ?公生 。
かをり ちゃん を 一人 で 弾かせる 気 か よ ?
( 椿 ) 《 公 生 … 》
《 君 の ため … 君 の ため … 》
《 僕 は また 言い訳 を 探し て いる 》
《 私 たち なら できる 》
《 君 の 目 に は 覚悟 が あった 。 なら その 目 に 映った 僕 に は ? 》
《 私 が いる じゃ ん 。 顔 を 上げ て 私 を 見 て 》
《 私 を 見 て 》
《 覚悟 を 決めろ ! 》
よっしゃ !( 椿 ) 公 生 !
弾き 始め た 。
《 だが まだ 音 は バラバラ だ 。 どう する ? 有 馬 》
《 集中 ! 集中 ! 集中 ! 》
《 音 も 音符 も 景気 よく 消え て くれ て いる 》
《 この 一 週間 いつも 譜面 は 目 に 入る ところ に あった 》
《 ずっと 昼 休み に 聴 い て い た 》
《 僕 の 中 に ある もの を 引っ張り出せ ! 》
《 集中 ! 集中 ! 集中 ! 集中 ! 》
( 早 希 ) 《 いい ? 公 生 》 →
《 そんなに 乱暴 に 弾 い ちゃ 駄目 よ 》 →
《 ピアノ は あなた な の 》 →
《 優しく 触れ れ ば 笑って くれる 》 →
《 強く たたけ ば 怒り だす 》 →
《 赤ちゃん の 頭 を なでる よう に 》 →
《 さあ もう 一 度 》 →
《 ♪♪ 「 きらきら ひかる おそ ら の ほし よ 」 》 →
《 ♪♪ 「 まばたき し て は みんな を み てる 」 》 →
《 ♪♪ 「 きらきら ひかる おそ ら の ほし よ 」 》
♪♪『序奏 と ロンド ・カプリチオーソ 』
《 音 が 聞こえない なら →
イメージ しろ ! 体 中 で 鳴らせ ! 》
《 母さん が 僕 に 残し た もの を 引っ張り出せ ! 》
♪♪ ~
《 こら こら 友人 A 》
《 主役 を 食 お う と する ん じゃ な いわ よ ! 》
♪♪ ~
《 マジ か よ … 》
キャ ~公生 か を ちゃ ん すごい ! (観客 )し ーっ し ーっ 。
奇麗 だ 。
《 とんでもない な 。 両者 めちゃくちゃ 》
《 まるで 殴り合い だ 》 →
《 その 殴り合い に 会場 が のみ 込ま れ て いく 》
♪♪ ~
《 慣れ てない の も 当然 だ 》
《 彼 は 伴奏者 じゃない 。 彼女 と 同じ ソリスト だ 》
《 僕 を 突き動かす 力強く 鼓動 の よう に 》
《 君 の 音 が 聞こえる 》
《 君 が いる ! 》
♪♪ ~
《 もう すぐ 4 月 が 終わる 》
( 歓声 )
( 観客 ) ブラボー ! ( 観客 ) いい ぞ ! 中学生 コンビ !
( 観客 ) 最高 !( 観客 ) アンコール !
厳粛 な コンクール で !
《 乾 い た 冷房 。 ほこり の に おい 》
《 僕 は 旅 に 出る 》
( 歓声 )
(倒れる 音 )
♪♪ ~