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ナルト, Naruto Episode 170

Naruto Episode 170

♪ ( オ ー プニングテ ー マ )

♪ ~

♪ はみだし た 風 を 集め て み たい な

♪ 波 の 先 つ たって 彼方 へ 駆け て く

♪ 覚悟 は 決まって る 道 は 遠く て も

♪ 描 い た 未来 へ 続 い てる

♪ 時 が 僕ら を 急か し て

♪ 鼓動 が スピード 上げ てった

♪ 夢 の 中 で 目覚め て も

♪ 同じ 光 を 探し た

♪ 輝く 星空 の 下

♪ 数え 切れ ない 星座 と 影

♪ その 先 に 君 は 何 を

♪ 何 を 見つめ て いる だ ろ う

♪ 何 を 見つめ て いる だ ろ う

♪ ~

( アンコ ) は ぁ ! ふ ぅ ~。

( シノ ) ナルト は ? ( アンコ ) ダメ 見つから ない わ 。

( シノ ) そう です か 。

( アンコ ) もう 近く に は い ない よう ね 。

流さ れ た か 脱出 し た の か 。

いずれ に して も この 霧 じゃ … 。

( アンコ ) これ 以上 ここ に とどまる わけ に も いか ない か 。

一 度 手近 な 岸 に 着け て 出直し ま しょ う 。

( シノ ) ええ 。

( 鼓動 )

ん ~ … 。

♪ ~

( アマチ ) お 久しゅう ござい ます 大 蛇 丸 様 。

( 大 蛇 丸 ) 本当 ね 。

足 が 向 い て 立ち寄って み れ ば

まさか まだ あんた が いよ う と は ね 。

( アマチ ) です が その おかげ で また こう し て

お 会い する こと が でき まし た 。

( 大 蛇 丸 ) フフ フフ … ねぇ ここ に いる って こと は

まだ あの 研究 を 続け て いる の ?

ええ いつか は 大 蛇 丸 様 の お 役 に 立つ 日 も ある か と … 。

( 大 蛇 丸 ) 本当 に そう かしら ?

( アマチ ) これ も すべて 私 の 忠誠 心 ゆえ に 。

( 大 蛇 丸 ) フッ ま ぁ せいぜい 好き に する が いい わ 。

恐れ入り ます ところ で その 方 が 以前 おっしゃって い た … 。

( 大 蛇 丸 ) そう 彼 が うち は イタチ の 弟 。

( アマチ ) なるほど 。 ( 大 蛇 丸 ) ええ 私 の … 。

( サスケ ) よけい な 話 は … 。

し ない で もらい たい 。

あっ は あ … 。

( 大 蛇 丸 ) フフ フフ … 。

フッフ フフ … 。

ハッハハハ … 。

( ナルト ) あ … 。

( 虫 の 羽音 )

( シノ ) ナルト は もう この 近く に は い ない よう だ 。

( いの ) ねぇ ナルト … きっと 無事 よ ね ?

( シノ ) そう 簡単 に やら れ は し ない だ ろ う 。

あいつ も 木 ノ 葉 の 忍 だ から な 。

( ヒトデ ) 御用 金 船 の 警備 を 担当 する

わが はい ヒトデ と 申す 。

事情 は 承知 し て おる お 仲間 が 行方 不明 と は

さぞや 心配 で あ ろ う 。

その 後 こちら に 何 か 情報 は 入って い ませ ん か ?

残念 ながら 今 の ところ 遭難 者 の 情報 は 入って おら ん の だ 。

( アンコ ) そう です か 。 ( ヒトデ ) しかし 困り まし た 。

( アンコ ) ん ? ( ヒトデ ) 言いだし にくい の だ が

御用 金 船 の 出港 が 早まって な 。

早まった ?

今 は 明朝 を 予定 し て おる 。

通達 が 遅れ て 申し訳ない 。

やはり 水 の 国 と の 関係 を 重視 する 声 が 多く

出発 を 前倒し せ ざる を え なく なった 次第 だ 。

分かり まし た 。

ただ こちら も 仲間 の 探索 と 調査 に 時間 を 頂き たい の です が … 。

( ヒトデ ) 結構 。 ( アンコ ) で は

われわれ は あす の 警護 当日 直接 港 に 伺い ま しょ う 。

( ヒトデ ) よろしく お 願い いたす 。

1 つ だけ 。 ( アンコ ) はい 。

( ヒトデ ) わが国 は 見 て の とおり さほど 裕福 な 国 で は ない 。

われわれ も 漁師 たち も

今回 の 海 魔 騒動 を 憂い て おる の だ 。

何とぞ わが国 を よろしく 頼む 。

分かり まし た 。

ん … 。

そ っか ぁ 俺 って ば … 。

( 戸 が 開く 音 )

( 漁火 ) 気付 い た の ? あ … ああ 。

あっ 姉ちゃん きのう の !

そう か ぁ 姉ちゃん が 助け て くれ た ん だ 。

あり が と な !

ただ の 成り行き よ 。

い や ぁ マ ~ ジ 助かった って ば よ 。

あぁ 俺 うずまき ナルト 姉ちゃん 名前 は ?

漁火 。 そんじゃ あ

命 の 恩人 の 漁火 姉ちゃん だ な !

ヘヘ ハハハハ … 。

こんな 辺境 に 何 を し に 来 た の ?

あぁ もちろん 任務 。

この 国 を 騒が す 海 魔 退治 だって ば よ 。

( 漁火 ) やめ た ほう が いい わ 。

海 魔 に 手 を 出す と タダ じゃ 済ま ない 。

あ ~ 心配 いら ねえ って ば よ まっ これ も 任務 だ か ん な 。

きのう は 油断 し た けど 次 こそ は

海 魔 の 野郎 を … 熱 ぃ !

そう … じゃあ 体調 は もう いい の ね ?

ああ ! 姉ちゃん の おかげ でも う ばっ ちし だ って ば よ 。

じゃあ それ を 食べ たら 出 て って 。

えっ ? え ? え ?

( 戸 が 開く 音 )

待って くれよ 姉ちゃん !

なぁ 姉ちゃん って ば 待って くれ …

って な … 何 だ ?

何 だ ? こりゃ … 。

( 漁火 ) 村 の 悪 ガキ の 仕業 よ 。

気 に し て たら 切り が ない わ 。

あっ 漁火 姉ちゃん 。

ホント あん が と な 。

♪ ~

( 子ども 1 ) 出 た な 化け物 ! 何 だ ?

( 子ども 1 ) ど っか 行け ! ( 子ども 2 ) この 疫病 神 !

( 子ども 3 ) これ でも 食らえ ! ( 漁火 ) う っ !

姉ちゃん ! ? こら ! お前 ら !

( 子ども 4 ) 消え ちゃ え ! ( 子ども 5 ) ど っか 行け !

何とか 言え よ ! ( 漁火 ) はっ !

( 子ども たち ) あっ 。

おい こら お前 たち !

いたずらに し ちゃ ちょいと やり すぎ だって ば よ !

何 だ ? お前 ! この 化け物 の 仲間 か よ ?

化け物 ?

み ~ ん な 言って る ぞ 。 ( 子ども 3 ) ああ 。

漁火 は 神 隠し に 遭って 海 魔 の 仲間 に なった って な 。

そんな 適当 な こ と 言う ん じゃ ねえ !

( 子ども 6 ) 本当 だい ! 痛 っ 痛 っ !

( 子ども たち ) イエ ~ イ ! バーカ バカ … 。 あっ あっ … こら !

バカ って こら ! ( 漁火 ) やめ て !

でも … 。

( 漁火 ) いい の 。

あたし の こと は 放って おい て 。

放ってお け ねえ って ば よ 。

あいつ ら あの まん ま に し て たら … 。

よけい な お 世話 だって 言って る の !

私 は 神 隠し に 遭った 女 よ 。

気味 悪 がら れ て 当然 じゃ ない 。

でも … でも それ って

姉ちゃん の せい じゃ ねえ じゃ ねぇ か !

( 漁火 ) そんな の 関係ない 。

人間 は 決して 異質 な もの を 受け入れよ う と は し ない 。

だから … 。

( ナルト ・ 漁火 ) あっ 。

( いななき )

( 海女 ) 仲間 が 海 で 遭難 ね 。

( いの ) ゆうべ から 朝 に かけ て 漁 に 出 た 舟 が あれ ば

何 か 見 て ない か と 思って 。

( 海女 ) すま ない けど 力 に な れ そう も ない わ 。

海 魔 の せい で この 村 の 者 たち は その 時間 の 漁 を 控え てる の よ 。

( いの ) そう です か … 。

( 老婆 ) 神 隠し だ よ 。 ( いの ) えっ ?

( 老婆 ) また 海 魔 の ヤツ が 連れ て っち まっ た の さ 。

( 海女 ) お 母 さん めった な こ と 言わ ない で 。

神 隠し … 。 ( シノ ) 港 でも 聞い た な 。

その 神 隠し と やら に つい て 詳しく 話し て くれ ない か ?

話し た ところ で どう に か なる もの でも … 。

( いの ) でも … 。 ( 海女 ) 勘弁 し て ください 。

よそ の 方 に 教える よう な 話 で は ない ん です 。

そこ を 何とか お 願い し ます 。

あたし たち 海 魔 退治 の ため に ここ まで 来 た ん です 。

海 魔 退治 ?

( 海女 ) 分かり まし た 。

鬼 界 島 に は 古く から 漁師 の 間 で

ある 言い伝え が あり まし た 。 ( いの ) 言い伝え ?

はい 魔物 の すむ 島

鬼 界 島 に は 近づく な と いう 言い伝え です 。

もともと 鬼 界 島 は 魚 の 豊か な 漁場 で し た が

暗礁 も 多く 危険 な 海域 で も あり まし た 。

だから みんな 言い伝え を 守って い た の です が … 。

私 たち 夫婦 は しかたなく

その 危険 な 海域 へ と 足 を 踏み入れ た の です 。

( 海女 ) 大漁 で し た 。

しかし 喜び 海面 に 顔 を 出し た 私 が 見 た もの は

夫 の 姿 の 消え た 空 の 舟 だけ で し た 。

それ から です あの 島 に 近づ い た 者 が

次々 に 消え て いった の は 。

捜し に 行った 者 も 戻って こ なかった 。

以来 村人 は 神 隠し の 島 と し て 誰 も 近づか ない の です 。

誰 も 近づか ない 島 ? ( シノ ) 奇妙 な 話 だ な 。

そう いえ ば 港 で 神 隠し から 帰った 子 が いる って 聞い た わ 。

あぁ 漁火 … 。

( いの ) おばさん もう 一 つ お 願い その 子 の 住まい を 教え て 。

( シズネ ) 綱 手 様 。

綱 手 様 ! ( 綱 手 ) あ ?

( シズネ ) もう ! 頼ま れ て い た 資料 です 。

… って それ は 海 の 国 の ?

やはり 気 に なり ます か ?

( 綱 手 ) うん ま ぁ な … 。

海 の 国 は 大 蛇 丸 に 見捨て られ た アンコ が

発見 さ れ た 場所 だ から ね 。

( アンコ ) < ハァ ハァ ハァ … 。

ハァ ハァ ハァ … >

( 暗部 ) < おい 大丈夫 か ? >

< ダメ です 思い出 せ ませ ん 。

知って た はず な の に … 暗く て 寒く て

私 ずっと 苦しく て … でも … >

( 忍 ) < 落ち着 い て もっと 時間 を かけ て みよ う >

( アンコ ) < この 変 な 模様 だって きっと そこ で … >

( 忍 ) < 暗示 が 深い 恐らく すべて の 記憶 は もう … >

( アンコ の 泣き声 )

( 猿 飛 ) < もう いい ずいぶん と つらい 思い を し た な >

< 大丈夫 じゃ 。

今 は お前 を むしばむ この 呪 印 の 治療 を 先 に せ ね ば のう >

< 火影 様 … あたし … >

( 綱 手 ) 結局 記憶 は 戻ら ず

アンコ の 記憶 の 一部 は 今 でも 欠け た まま 。

( シズネ ) そう だった ん です か 。

じゃあ アンコ が 海 の 国 に 行く の は

その 事件 以来 初めて に なる ん です ね 。

( 綱 手 ) ああ そう だ 。

( 綱 手 ) その 記憶 を 取り戻す きっかけ に なれ ば いい ん だ が … 。

え ぇ ~ ! 入れ違い ! ?

あいつ ら ここ に 来 た の か … 。

( 男性 ) ああ すぐ 追っかけ た ほう が いい ぞ 。

ほん で どっち 行った って ?

あっ ち 。 え ?

… って 俺 が 来 た 方向 じゃ ねえ か !

くそ ! みんな 待て って ば よ !

( 漁火 ) 《 御用 金 船 が 動く 》

なるほど たった 1 人 神 隠し から 帰って き た 娘 ね 。

一応 当たって おこ う と 思って 。

( シノ ) 鬼 界 島 の 情報 を 持って いる かも しれ ない から な 。

( アンコ ) 止まれ 。

♪ ~

あっ ! あの 子 !

先生 !

どこ へ 行く 気 かしら ?

♪ ~

( シノ ) 慎重 だ な 。

気付か れ ない よう に 追う わ よ 。

♪ ~

お ~ い みんな ~ ! あぁ もう … 。

この まん ま 行く と

また 姉ちゃん ち ま で 戻 っち まう って ば よ 。

♪ ~

♪ ~

( 足音 ) はっ !

その 姿 … まさか あなた 海 魔 ! ?

( いの ) あっ !

( アンコ ) 《 何 ! ? 》

( 鼓動 ) あっ … う っ !

♪ ~

逃がさ ない !

♪ ~

< 大 蛇 丸 様 … これ は ? >

( 大 蛇 丸 ) < 特別 に 教え て あげる わ 。

ここ は 私 の 術 開発 室 の 一 つ 。

お前 に も 手伝って もら お う と 思って >

< でも こんな こと が 里 に 知れ たら … >

< なかなか うまく いか なく て ね 。

あと 一 歩 な ん だ けど … 。

バカ ね 恐れる こと なんか 何も ない の よ 。

本当 に 恐ろしい の は

真理 の 追究 を おろそか に する こと >

♪ ~

あの 子 まさか … 。

( いの ) フッ !

あ ?

う っ !

( シノ ) 諦めろ 逃げ られ は し ない 。

あなた が 海 魔 だった の ね !

お ~ い ! みんな ~ ! はっ !

お ~ い ! ハッ ハハ ~ ハァ … 。

やっと 見つけ た って ば よ 。

ナルト ! あんた 無事 だった の ね 。

( シノ ) しかし ナルト お前 は 遅 すぎ た 。 遅 すぎ た ?

海 魔 を 捕まえ た の よ ほら あれ が そう よ !

お ? お ぉ 。

は ぁ ~ これ が 海 魔 。

あっ 。

姉ちゃん … 。 えっ ?

なぁ 姉ちゃん ! 漁火 姉ちゃん だ よ な ?

ナルト ! あんた 何 言って ん の ?

いい から ! 姉ちゃん !

漁火 姉ちゃん 返事 を し て くれよ !

( シノ ) しまった ! ( いの ) 待ち なさい !

待て ! 乱暴 す ん なって ば よ !

( シノ ) 事情 は 後 だ ここ で 逃がし て は マズ い !

♪ ~

ハァ ハァ … 。

( ヨロイ ) ハハハハ … 。

誰 だ ! ? て め ぇ ! 姉ちゃん を 返せ !

( ヨロイ ) そう は いく か こいつ は 大事 な モルモット 。

失う よう な こと が あれ ば 俺 の 責任 に な っち まう 。

♪ ~

この 野郎 !

深追い は する な ! きのう の 二の舞 だ !

でも よ !

( ヨロイ ) ハッハハハ … 。

く っそ ~ !

♪ ~

間違い ない 。

あの 子 … う っ !

う あっ ! あ ~ !

先生 !

( シノ ) あっ !

一体 どう なって る ん だって ば よ 。

♪ ( エンディングテ ー マ )

♪ ~

♪ 風 が 吹 い て 痛い

♪ 消え ない 想い

♪ 何 を 持って行 こ う か

♪ 集め て ひと つ

♪ 二 度 と ない 二 度 と ない

♪ 捨てる なんて 馬鹿 みたい

♪ 無邪気 に なって イメージ

♪ ~

♪ きっと それ は 終わら ない

♪ ~

♪ きっと それ は 終わら ない

♪ ~

♪ 愛 の 胸 焦がせ

♪ 千 の 夢 渡れ

♪ 縦横無尽 駆け て

♪ 手 に 掴む 世界

♪ 雲 が ちぎれ て

♪ 日 が また 落ち て

♪ ひと り の パレ ー ド が 動きだす

♪ 冒険 吉日 心拍 上昇

♪ 明暗 遭遇 生命 相愛

( いの ) 〈 あ ~ ! もう ! 何 考え て ん の よ 一体 !

あんた 1 人 で どう する 気 ! ? 〉 〈 でも 俺

姉ちゃん を ほっと け ねえ ん だって ば よ 〉

( いの ) 〈 大体 ね 後 を 追う った って 手がかり も ない し … 〉

( シノ ) 〈 いや そう で も ない 〉 ( ナルト ・ いの ) 〈 えっ ? 〉

( シノ ) 〈 この 国 の 神 隠し に は 中心 に なって いる 島 が ある そう だ 〉

( いの ) 〈 そ っか 鬼 界 島 ! 〉 〈 追っかける ぜ ! 俺 って ば

姉ちゃん を ほっとく わけ に は いか ねえ ん だって ば よ ! 〉

♪ ~

( 金田一 一 ) < 行方 不明 の 天才 物理 学 者

絵 崎 蔵 人 の 館 「 錬金術 館 」 で 俺 と 美雪 は

恐るべき 連続 殺人 に 巻き込ま れ た >


Naruto Episode 170

♪ ( オ ー プニングテ ー マ )

♪ ~

♪ はみだし た 風 を 集め て み たい な ||かぜ||あつめ||||

♪ 波 の 先 つ たって 彼方 へ 駆け て く なみ||さき|||かなた||かけ||

♪ 覚悟 は 決まって る 道 は 遠く て も かくご||きまって||どう||とおく||

♪ 描 い た 未来 へ 続 い てる えが|||みらい||つづ||

♪ 時 が 僕ら を 急か し て じ||ぼくら||せか||

♪ 鼓動 が スピード 上げ てった こどう||すぴーど|あげ|

♪ 夢 の 中 で 目覚め て も ゆめ||なか||めざめ||

♪ 同じ 光 を 探し た おなじ|ひかり||さがし|

♪ 輝く 星空 の 下 かがやく|ほしぞら||した

♪ 数え 切れ ない 星座 と 影 かぞえ|きれ||せいざ||かげ

♪ その 先 に 君 は 何 を |さき||きみ||なん|

♪ 何 を 見つめ て いる だ ろ う なん||みつめ|||||

♪ 何 を 見つめ て いる だ ろ う なん||みつめ|||||

♪ ~

( アンコ ) は ぁ ! ふ ぅ ~。

( シノ ) ナルト は ? ( アンコ ) ダメ 見つから ない わ 。 しの||||だめ|みつから||

( シノ ) そう です か 。 しの|||

( アンコ ) もう 近く に は い ない よう ね 。 ||ちかく||||||

流さ れ た か 脱出 し た の か 。 ながさ||||だっしゅつ||||

いずれ に して も この 霧 じゃ … 。 |||||きり|

( アンコ ) これ 以上 ここ に とどまる わけ に も いか ない か 。 ||いじょう|||||||||

一 度 手近 な 岸 に 着け て 出直し ま しょ う 。 ひと|たび|てぢか||きし||つけ||でなおし|||

( シノ ) ええ 。 しの|

( 鼓動 ) こどう

ん ~ … 。

♪ ~

( アマチ ) お 久しゅう ござい ます 大 蛇 丸 様 。 ||ひさしゅう|||だい|へび|まる|さま

( 大 蛇 丸 ) 本当 ね 。 だい|へび|まる|ほんとう|

足 が 向 い て 立ち寄って み れ ば あし||むかい|||たちよって|||

まさか まだ あんた が いよ う と は ね 。

( アマチ ) です が その おかげ で また こう し て

お 会い する こと が でき まし た 。 |あい||||||

( 大 蛇 丸 ) フフ フフ … ねぇ ここ に いる って こと は だい|へび|まる|||||||||

まだ あの 研究 を 続け て いる の ? ||けんきゅう||つづけ|||

ええ いつか は 大 蛇 丸 様 の お 役 に 立つ 日 も ある か と … 。 |||だい|へび|まる|さま|||やく||たつ|ひ||||

( 大 蛇 丸 ) 本当 に そう かしら ? だい|へび|まる|ほんとう|||

( アマチ ) これ も すべて 私 の 忠誠 心 ゆえ に 。 ||||わたくし||ちゅうせい|こころ||

( 大 蛇 丸 ) フッ ま ぁ せいぜい 好き に する が いい わ 。 だい|へび|まる|||||すき|||||

恐れ入り ます ところ で その 方 が 以前 おっしゃって い た … 。 おそれいり|||||かた||いぜん|||

( 大 蛇 丸 ) そう 彼 が うち は イタチ の 弟 。 だい|へび|まる||かれ||||いたち||おとうと

( アマチ ) なるほど 。 ( 大 蛇 丸 ) ええ 私 の … 。 ||だい|へび|まる||わたくし|

( サスケ ) よけい な 話 は … 。 |||はなし|

し ない で もらい たい 。

あっ は あ … 。

( 大 蛇 丸 ) フフ フフ … 。 だい|へび|まる||

フッフ フフ … 。

ハッハハハ … 。

( ナルト ) あ … 。

( 虫 の 羽音 ) ちゅう||はおと

( シノ ) ナルト は もう この 近く に は い ない よう だ 。 しの|||||ちかく||||||

( いの ) ねぇ ナルト … きっと 無事 よ ね ? ||||ぶじ||

( シノ ) そう 簡単 に やら れ は し ない だ ろ う 。 しの||かんたん|||||||||

あいつ も 木 ノ 葉 の 忍 だ から な 。 ||き||は||おし|||

( ヒトデ ) 御用 金 船 の 警備 を 担当 する |ごよう|きむ|せん||けいび||たんとう|

わが はい ヒトデ と 申す 。 ||ひとで||もうす

事情 は 承知 し て おる お 仲間 が 行方 不明 と は じじょう||しょうち|||||なかま||ゆくえ|ふめい||

さぞや 心配 で あ ろ う 。 |しんぱい||||

その 後 こちら に 何 か 情報 は 入って い ませ ん か ? |あと|||なん||じょうほう||はいって||||

残念 ながら 今 の ところ 遭難 者 の 情報 は 入って おら ん の だ 。 ざんねん||いま|||そうなん|もの||じょうほう||はいって||||

( アンコ ) そう です か 。 ( ヒトデ ) しかし 困り まし た 。 ||||||こまり||

( アンコ ) ん ? ( ヒトデ ) 言いだし にくい の だ が |||いいだし||||

御用 金 船 の 出港 が 早まって な 。 ごよう|きむ|せん||しゅっこう||はやまって|

早まった ? はやまった

今 は 明朝 を 予定 し て おる 。 いま||みょうちょう||よてい|||

通達 が 遅れ て 申し訳ない 。 つうたつ||おくれ||もうし わけない

やはり 水 の 国 と の 関係 を 重視 する 声 が 多く |すい||くに|||かんけい||じゅうし||こえ||おおく

出発 を 前倒し せ ざる を え なく なった 次第 だ 。 しゅっぱつ||まえだおし|||||||しだい|

分かり まし た 。 わかり||

ただ こちら も 仲間 の 探索 と 調査 に 時間 を 頂き たい の です が … 。 |||なかま||たんさく||ちょうさ||じかん||いただき||||

( ヒトデ ) 結構 。 ( アンコ ) で は |けっこう|||

われわれ は あす の 警護 当日 直接 港 に 伺い ま しょ う 。 ||||けいご|とうじつ|ちょくせつ|こう||うかがい|||

( ヒトデ ) よろしく お 願い いたす 。 |||ねがい|

1 つ だけ 。 ( アンコ ) はい 。

( ヒトデ ) わが国 は 見 て の とおり さほど 裕福 な 国 で は ない 。 |わがくに||み|||||ゆうふく||くに|||

われわれ も 漁師 たち も ||りょうし||

今回 の 海 魔 騒動 を 憂い て おる の だ 。 こんかい||うみ|ま|そうどう||うれい||||

何とぞ わが国 を よろしく 頼む 。 なにとぞ|わがくに|||たのむ

分かり まし た 。 わかり||

ん … 。

そ っか ぁ 俺 って ば … 。 |||おれ||

( 戸 が 開く 音 ) と||あく|おと

( 漁火 ) 気付 い た の ? あ … ああ 。 いさりび|きづ|||||

あっ 姉ちゃん きのう の ! |ねえちゃん||

そう か ぁ 姉ちゃん が 助け て くれ た ん だ 。 |||ねえちゃん||たすけ|||||

あり が と な !

ただ の 成り行き よ 。 ||なりゆき|

い や ぁ マ ~ ジ 助かった って ば よ 。 |||||たすかった|||

あぁ 俺 うずまき ナルト 姉ちゃん 名前 は ? |おれ|||ねえちゃん|なまえ|

漁火 。 そんじゃ あ いさりび||

命 の 恩人 の 漁火 姉ちゃん だ な ! いのち||おんじん||いさりび|ねえちゃん||

ヘヘ ハハハハ … 。

こんな 辺境 に 何 を し に 来 た の ? |へんきょう||なん||||らい||

あぁ もちろん 任務 。 ||にんむ

この 国 を 騒が す 海 魔 退治 だって ば よ 。 |くに||さわが||うみ|ま|たいじ|||

( 漁火 ) やめ た ほう が いい わ 。 いさりび||||||

海 魔 に 手 を 出す と タダ じゃ 済ま ない 。 うみ|ま||て||だす||ただ||すま|

あ ~ 心配 いら ねえ って ば よ まっ これ も 任務 だ か ん な 。 |しんぱい|||||||||にんむ||||

きのう は 油断 し た けど 次 こそ は ||ゆだん||||つぎ||

海 魔 の 野郎 を … 熱 ぃ ! うみ|ま||やろう||ねつ|

そう … じゃあ 体調 は もう いい の ね ? ||たいちょう|||||

ああ ! 姉ちゃん の おかげ でも う ばっ ちし だ って ば よ 。 |ねえちゃん||||||||||

じゃあ それ を 食べ たら 出 て って 。 |||たべ||だ||

えっ ? え ? え ?

( 戸 が 開く 音 ) と||あく|おと

待って くれよ 姉ちゃん ! まって||ねえちゃん

なぁ 姉ちゃん って ば 待って くれ … |ねえちゃん|||まって|

って な … 何 だ ? ||なん|

何 だ ? こりゃ … 。 なん||

( 漁火 ) 村 の 悪 ガキ の 仕業 よ 。 いさりび|むら||あく|がき||しわざ|

気 に し て たら 切り が ない わ 。 き|||||きり|||

あっ 漁火 姉ちゃん 。 |いさりび|ねえちゃん

ホント あん が と な 。 ほんと||||

♪ ~

( 子ども 1 ) 出 た な 化け物 ! 何 だ ? こども|だ|||ばけもの|なん|

( 子ども 1 ) ど っか 行け ! ( 子ども 2 ) この 疫病 神 ! こども|||いけ|こども||えきびょう|かみ

( 子ども 3 ) これ でも 食らえ ! ( 漁火 ) う っ ! こども|||くらえ|いさりび||

姉ちゃん ! ? こら ! お前 ら ! ねえちゃん||おまえ|

( 子ども 4 ) 消え ちゃ え ! ( 子ども 5 ) ど っか 行け ! こども|きえ|||こども|||いけ

何とか 言え よ ! ( 漁火 ) はっ ! なんとか|いえ||いさりび|

( 子ども たち ) あっ 。 こども||

おい こら お前 たち ! ||おまえ|

いたずらに し ちゃ ちょいと やり すぎ だって ば よ !

何 だ ? お前 ! この 化け物 の 仲間 か よ ? なん||おまえ||ばけもの||なかま||

化け物 ? ばけもの

み ~ ん な 言って る ぞ 。 ( 子ども 3 ) ああ 。 |||いって|||こども|

漁火 は 神 隠し に 遭って 海 魔 の 仲間 に なった って な 。 いさりび||かみ|かくし||あって|うみ|ま||なかま||||

そんな 適当 な こ と 言う ん じゃ ねえ ! |てきとう||||いう|||

( 子ども 6 ) 本当 だい ! 痛 っ 痛 っ ! こども|ほんとう||つう||つう|

( 子ども たち ) イエ ~ イ ! バーカ バカ … 。 あっ あっ … こら ! こども|||||ばか|||

バカ って こら ! ( 漁火 ) やめ て ! ばか|||いさりび||

でも … 。

( 漁火 ) いい の 。 いさりび||

あたし の こと は 放って おい て 。 ||||はなって||

放ってお け ねえ って ば よ 。 ほうってお|||||

あいつ ら あの まん ま に し て たら … 。

よけい な お 世話 だって 言って る の ! |||せわ||いって||

私 は 神 隠し に 遭った 女 よ 。 わたくし||かみ|かくし||あった|おんな|

気味 悪 がら れ て 当然 じゃ ない 。 きみ|あく||||とうぜん||

でも … でも それ って

姉ちゃん の せい じゃ ねえ じゃ ねぇ か ! ねえちゃん|||||||

( 漁火 ) そんな の 関係ない 。 いさりび|||かんけいない

人間 は 決して 異質 な もの を 受け入れよ う と は し ない 。 にんげん||けっして|いしつ||||うけいれよ|||||

だから … 。

( ナルト ・ 漁火 ) あっ 。 |いさりび|

( いななき )

( 海女 ) 仲間 が 海 で 遭難 ね 。 あま|なかま||うみ||そうなん|

( いの ) ゆうべ から 朝 に かけ て 漁 に 出 た 舟 が あれ ば |||あさ||||りょう||だ||ふね|||

何 か 見 て ない か と 思って 。 なん||み|||||おもって

( 海女 ) すま ない けど 力 に な れ そう も ない わ 。 あま||||ちから|||||||

海 魔 の せい で この 村 の 者 たち は その 時間 の 漁 を 控え てる の よ 。 うみ|ま|||||むら||もの||||じかん||りょう||ひかえ|||

( いの ) そう です か … 。

( 老婆 ) 神 隠し だ よ 。 ( いの ) えっ ? ろうば|かみ|かくし||||

( 老婆 ) また 海 魔 の ヤツ が 連れ て っち まっ た の さ 。 ろうば||うみ|ま||やつ||つれ||||||

( 海女 ) お 母 さん めった な こ と 言わ ない で 。 あま||はは||||||いわ||

神 隠し … 。 ( シノ ) 港 でも 聞い た な 。 かみ|かくし|しの|こう||ききい||

その 神 隠し と やら に つい て 詳しく 話し て くれ ない か ? |かみ|かくし||||||くわしく|はなし||||

話し た ところ で どう に か なる もの でも … 。 はなし|||||||||

( いの ) でも … 。 ( 海女 ) 勘弁 し て ください 。 ||あま|かんべん|||

よそ の 方 に 教える よう な 話 で は ない ん です 。 ||かた||おしえる|||はなし|||||

そこ を 何とか お 願い し ます 。 ||なんとか||ねがい||

あたし たち 海 魔 退治 の ため に ここ まで 来 た ん です 。 ||うみ|ま|たいじ||||||らい|||

海 魔 退治 ? うみ|ま|たいじ

( 海女 ) 分かり まし た 。 あま|わかり||

鬼 界 島 に は 古く から 漁師 の 間 で おに|かい|しま|||ふるく||りょうし||あいだ|

ある 言い伝え が あり まし た 。 ( いの ) 言い伝え ? |いいつたえ||||||いいつたえ

はい 魔物 の すむ 島 |まもの|||しま

鬼 界 島 に は 近づく な と いう 言い伝え です 。 おに|かい|しま|||ちかづく||||いいつたえ|

もともと 鬼 界 島 は 魚 の 豊か な 漁場 で し た が |おに|かい|しま||ぎょ||ゆたか||ぎょじょう||||

暗礁 も 多く 危険 な 海域 で も あり まし た 。 あんしょう||おおく|きけん||かいいき|||||

だから みんな 言い伝え を 守って い た の です が … 。 ||いいつたえ||まもって|||||

私 たち 夫婦 は しかたなく わたくし||ふうふ||

その 危険 な 海域 へ と 足 を 踏み入れ た の です 。 |きけん||かいいき|||あし||ふみいれ|||

( 海女 ) 大漁 で し た 。 あま|たいりょう|||

しかし 喜び 海面 に 顔 を 出し た 私 が 見 た もの は |よろこび|かいめん||かお||だし||わたくし||み|||

夫 の 姿 の 消え た 空 の 舟 だけ で し た 。 おっと||すがた||きえ||から||ふね||||

それ から です あの 島 に 近づ い た 者 が ||||しま||ちかづ|||もの|

次々 に 消え て いった の は 。 つぎつぎ||きえ||||

捜し に 行った 者 も 戻って こ なかった 。 さがし||おこなった|もの||もどって||

以来 村人 は 神 隠し の 島 と し て 誰 も 近づか ない の です 。 いらい|むらびと||かみ|かくし||しま||||だれ||ちかづか|||

誰 も 近づか ない 島 ? ( シノ ) 奇妙 な 話 だ な 。 だれ||ちかづか||しま|しの|きみょう||はなし||

そう いえ ば 港 で 神 隠し から 帰った 子 が いる って 聞い た わ 。 |||こう||かみ|かくし||かえった|こ||||ききい||

あぁ 漁火 … 。 |いさりび

( いの ) おばさん もう 一 つ お 願い その 子 の 住まい を 教え て 。 |||ひと|||ねがい||こ||すまい||おしえ|

( シズネ ) 綱 手 様 。 |つな|て|さま

綱 手 様 ! ( 綱 手 ) あ ? つな|て|さま|つな|て|

( シズネ ) もう ! 頼ま れ て い た 資料 です 。 ||たのま|||||しりょう|

… って それ は 海 の 国 の ? |||うみ||くに|

やはり 気 に なり ます か ? |き||||

( 綱 手 ) うん ま ぁ な … 。 つな|て||||

海 の 国 は 大 蛇 丸 に 見捨て られ た アンコ が うみ||くに||だい|へび|まる||みすて||||

発見 さ れ た 場所 だ から ね 。 はっけん||||ばしょ|||

( アンコ ) < ハァ ハァ ハァ … 。

ハァ ハァ ハァ … >

( 暗部 ) < おい 大丈夫 か ? > あんぶ||だいじょうぶ|

< ダメ です 思い出 せ ませ ん 。 だめ||おもいで|||

知って た はず な の に … 暗く て 寒く て しって||||||くらく||さむく|

私 ずっと 苦しく て … でも … > わたくし||くるしく||

( 忍 ) < 落ち着 い て もっと 時間 を かけ て みよ う > おし|おちつ||||じかん|||||

( アンコ ) < この 変 な 模様 だって きっと そこ で … > ||へん||もよう||||

( 忍 ) < 暗示 が 深い 恐らく すべて の 記憶 は もう … > おし|あんじ||ふかい|おそらく|||きおく||

( アンコ の 泣き声 ) ||なきごえ

( 猿 飛 ) < もう いい ずいぶん と つらい 思い を し た な > さる|と||||||おもい||||

< 大丈夫 じゃ 。 だいじょうぶ|

今 は お前 を むしばむ この 呪 印 の 治療 を 先 に せ ね ば のう > いま||おまえ||||まじない|いん||ちりょう||さき|||||

< 火影 様 … あたし … > ほかげ|さま|

( 綱 手 ) 結局 記憶 は 戻ら ず つな|て|けっきょく|きおく||もどら|

アンコ の 記憶 の 一部 は 今 でも 欠け た まま 。 ||きおく||いちぶ||いま||かけ||

( シズネ ) そう だった ん です か 。

じゃあ アンコ が 海 の 国 に 行く の は |||うみ||くに||いく||

その 事件 以来 初めて に なる ん です ね 。 |じけん|いらい|はじめて|||||

( 綱 手 ) ああ そう だ 。 つな|て|||

( 綱 手 ) その 記憶 を 取り戻す きっかけ に なれ ば いい ん だ が … 。 つな|て||きおく||とりもどす||||||||

え ぇ ~ ! 入れ違い ! ? ||いれちがい

あいつ ら ここ に 来 た の か … 。 ||||らい|||

( 男性 ) ああ すぐ 追っかけ た ほう が いい ぞ 。 だんせい|||おっかけ|||||

ほん で どっち 行った って ? |||おこなった|

あっ ち 。 え ?

… って 俺 が 来 た 方向 じゃ ねえ か ! |おれ||らい||ほうこう|||

くそ ! みんな 待て って ば よ ! ||まて|||

( 漁火 ) 《 御用 金 船 が 動く 》 いさりび|ごよう|きむ|せん||うごく

なるほど たった 1 人 神 隠し から 帰って き た 娘 ね 。 ||じん|かみ|かくし||かえって|||むすめ|

一応 当たって おこ う と 思って 。 いちおう|あたって||||おもって

( シノ ) 鬼 界 島 の 情報 を 持って いる かも しれ ない から な 。 しの|おに|かい|しま||じょうほう||もって||||||

( アンコ ) 止まれ 。 |とどまれ

♪ ~

あっ ! あの 子 ! ||こ

先生 ! せんせい

どこ へ 行く 気 かしら ? ||いく|き|

♪ ~

( シノ ) 慎重 だ な 。 しの|しんちょう||

気付か れ ない よう に 追う わ よ 。 きづか|||||おう||

♪ ~

お ~ い みんな ~ ! あぁ もう … 。

この まん ま 行く と |||いく|

また 姉ちゃん ち ま で 戻 っち まう って ば よ 。 |ねえちゃん||||もど|||||

♪ ~

♪ ~

( 足音 ) はっ ! あしおと|

その 姿 … まさか あなた 海 魔 ! ? |すがた|||うみ|ま

( いの ) あっ !

( アンコ ) 《 何 ! ? 》 |なん

( 鼓動 ) あっ … う っ ! こどう|||

♪ ~

逃がさ ない ! にがさ|

♪ ~

< 大 蛇 丸 様 … これ は ? > だい|へび|まる|さま||

( 大 蛇 丸 ) < 特別 に 教え て あげる わ 。 だい|へび|まる|とくべつ||おしえ|||

ここ は 私 の 術 開発 室 の 一 つ 。 ||わたくし||じゅつ|かいはつ|しつ||ひと|

お前 に も 手伝って もら お う と 思って > おまえ|||てつだって|||||おもって

< でも こんな こと が 里 に 知れ たら … > ||||さと||しれ|

< なかなか うまく いか なく て ね 。

あと 一 歩 な ん だ けど … 。 |ひと|ふ||||

バカ ね 恐れる こと なんか 何も ない の よ 。 ばか||おそれる|||なにも|||

本当 に 恐ろしい の は ほんとう||おそろしい||

真理 の 追究 を おろそか に する こと > しんり||ついきゅう|||||

♪ ~

あの 子 まさか … 。 |こ|

( いの ) フッ !

あ ?

う っ !

( シノ ) 諦めろ 逃げ られ は し ない 。 しの|あきらめろ|にげ||||

あなた が 海 魔 だった の ね ! ||うみ|ま|||

お ~ い ! みんな ~ ! はっ !

お ~ い ! ハッ ハハ ~ ハァ … 。

やっと 見つけ た って ば よ 。 |みつけ||||

ナルト ! あんた 無事 だった の ね 。 ||ぶじ|||

( シノ ) しかし ナルト お前 は 遅 すぎ た 。 遅 すぎ た ? しの|||おまえ||おそ|||おそ||

海 魔 を 捕まえ た の よ ほら あれ が そう よ ! うみ|ま||つかまえ||||||||

お ? お ぉ 。

は ぁ ~ これ が 海 魔 。 ||||うみ|ま

あっ 。

姉ちゃん … 。 えっ ? ねえちゃん|

なぁ 姉ちゃん ! 漁火 姉ちゃん だ よ な ? |ねえちゃん|いさりび|ねえちゃん|||

ナルト ! あんた 何 言って ん の ? ||なん|いって||

いい から ! 姉ちゃん ! ||ねえちゃん

漁火 姉ちゃん 返事 を し て くれよ ! いさりび|ねえちゃん|へんじ||||

( シノ ) しまった ! ( いの ) 待ち なさい ! しの|||まち|

待て ! 乱暴 す ん なって ば よ ! まて|らんぼう|||||

( シノ ) 事情 は 後 だ ここ で 逃がし て は マズ い ! しの|じじょう||あと||||にがし||||

♪ ~

ハァ ハァ … 。

( ヨロイ ) ハハハハ … 。

誰 だ ! ? て め ぇ ! 姉ちゃん を 返せ ! だれ|||||ねえちゃん||かえせ

( ヨロイ ) そう は いく か こいつ は 大事 な モルモット 。 |||||||だいじ||もるもっと

失う よう な こと が あれ ば 俺 の 責任 に な っち まう 。 うしなう|||||||おれ||せきにん||||

♪ ~

この 野郎 ! |やろう

深追い は する な ! きのう の 二の舞 だ ! ふかおい||||||にのまい|

でも よ !

( ヨロイ ) ハッハハハ … 。

く っそ ~ !

♪ ~

間違い ない 。 まちがい|

あの 子 … う っ ! |こ||

う あっ ! あ ~ !

先生 ! せんせい

( シノ ) あっ ! しの|

一体 どう なって る ん だって ば よ 。 いったい|||||||

♪ ( エンディングテ ー マ )

♪ ~

♪ 風 が 吹 い て 痛い かぜ||ふ|||いたい

♪ 消え ない 想い きえ||おもい

♪ 何 を 持って行 こ う か なん||もってい|||

♪ 集め て ひと つ あつめ|||

♪ 二 度 と ない 二 度 と ない ふた|たび|||ふた|たび||

♪ 捨てる なんて 馬鹿 みたい すてる||ばか|

♪ 無邪気 に なって イメージ むじゃき|||いめーじ

♪ ~

♪ きっと それ は 終わら ない |||おわら|

♪ ~

♪ きっと それ は 終わら ない |||おわら|

♪ ~

♪ 愛 の 胸 焦がせ あい||むね|こがせ

♪ 千 の 夢 渡れ せん||ゆめ|わたれ

♪ 縦横無尽 駆け て じゅうおうむじん|かけ|

♪ 手 に 掴む 世界 て||つかむ|せかい

♪ 雲 が ちぎれ て くも|||

♪ 日 が また 落ち て ひ|||おち|

♪ ひと り の パレ ー ド が 動きだす |||||||うごきだす

♪ 冒険 吉日 心拍 上昇 ぼうけん|きちじつ|しんぱく|じょうしょう

♪ 明暗 遭遇 生命 相愛 めいあん|そうぐう|せいめい|そうあい

( いの ) 〈 あ ~ ! もう ! 何 考え て ん の よ 一体 ! |||なん|かんがえ|||||いったい

あんた 1 人 で どう する 気 ! ? 〉 〈 でも 俺 |じん||||き||おれ

姉ちゃん を ほっと け ねえ ん だって ば よ 〉 ねえちゃん||||||||

( いの ) 〈 大体 ね 後 を 追う った って 手がかり も ない し … 〉 |だいたい||あと||おう|||てがかり|||

( シノ ) 〈 いや そう で も ない 〉 ( ナルト ・ いの ) 〈 えっ ? 〉 しの||||||||

( シノ ) 〈 この 国 の 神 隠し に は 中心 に なって いる 島 が ある そう だ 〉 しの||くに||かみ|かくし|||ちゅうしん||||しま||||

( いの ) 〈 そ っか 鬼 界 島 ! 〉 〈 追っかける ぜ ! 俺 って ば |||おに|かい|しま|おっかける||おれ||

姉ちゃん を ほっとく わけ に は いか ねえ ん だって ば よ ! 〉 ねえちゃん|||||||||||

♪ ~

( 金田一 一 ) < 行方 不明 の 天才 物理 学 者 きんたいち|ひと|ゆくえ|ふめい||てんさい|ぶつり|まな|もの

絵 崎 蔵 人 の 館 「 錬金術 館 」 で 俺 と 美雪 は え|さき|くら|じん||かん|れんきんじゅつ|かん||おれ||みゆき|

恐るべき 連続 殺人 に 巻き込ま れ た > おそるべき|れんぞく|さつじん||まきこま||