フランダース の 犬 (日本語 版 )/ADOGOFFLANDERS(JAPANESE)アニメ 世界 の 名作 童話 /日本語 学習
ベルギー の フランダース ちほう の お はなし です 。
ふうしゃ の 見える うつくしい ふうけい の なか に 小さな こや が ありました 。
そこ に は 、ダース じいさん と ネロ と いう 名 の 金色 の かみ の 男の子 が すんで い ました 。
ネロ が 小さな ときに おとうさん と おかあさん が しんで しまい 、おさない ネロ は 、
ダース じいさん に ひきとられ 、この 村 へ やってきました 。
二 人 は 毎日 、5 キロ ほど はなれた アントワープ の 町 まで
ミルク を はこぶ しごと を して い ました が ・・・・
どんなに がんばって も 、ミルク と パン だけ の まずしい くらし でした 。
そんな ある 日 ・・・・・・。草むら に 犬 が たおれて い ました 。
うち へ つれて かえって かんびょう して あげよう ・・・・
やさしい ダース じいさん と ネロ は 、じぶん たち の ミルク と パン を わけて あげて 、
やわらかい かれ 草 の 上 に ねかせて あげました 。
その 犬 の 名 まえ は パトラッシュ と いいました 。
パトラッシュ の まえ の かいぬし は いじわる な かなもの や でした 。
とても おもい にぐるま を パトラッシュ に ひか せて かなもの を うり あるく のです 。
ムチ で うち 、あし で けり ました 。
そして 、パトラッシュ が うごけ なく なる と 、そのまま 、みちばた に すてて しまった のです 。
やがて 、二人 の かんびょう の おかげ で 、パトラッシュ は 、すっかり 元気 に なり ました 。
そして おれい の しるし に 、せっせと お じいさん の しごと を
てつだい はじめた のです 。
たのしい 日 び は 、あっというまに すぎて ・・・
やがて 、ダース じいさん は 、びょうき に なって しまい ました 。
おじいさん 、しんぱい しないで !
パトラッシュ が いっしょ だ から だいじょうぶ だ よ !
その 日 から 、ミルク はこび は 、ネロ と パトラッシュ の しごと に なり ました 。
ときどき ネロ は 、きょうかい の 中 へ はいって いきます 。
そして ためいき を つき ながら きょうかい から でて くる のです 。
そんな 日 は 、パトラッシュ と あそぶ ところ か 、口 も きき ませ ん 。
この きょうかい に は 、うつくしい え が なん まい も 、かざって あり ます 。
ネロ が いちばん みたい の は 、 ルーベンス と いう ゆうめいな が か の え です 。
ところが 、ルーベンス の え は 、カーテン で かくして あり 、
お 金 を はらわない と 、みせて もらえない のです 。
あの え が み られたら ・・・・
ネロ に は 、アロア と いう ともだち が い ました 。
ぼく は ね 、ルーベンス の ような えかき に なり たい んだ !
アロア は 、村 一番 の お金もち で 、こなや の コゼツ だんな の 1人 むすめ でした 。
アロア !
ネロ に ちかづく んじゃ ないっ !
アロア の おとうさん は 、まずしい ネロ と あそぶ の を きらい ました 。
くやしい ・・
りっぱな えかき に なれば 、こんなに バカ に さ れ ずに すむ のに ・・・・
アロア の たんじょう パーティー に は 、
村 じゅう の 子ども たち が よばれた のに 、ネロ だけ は 、よばれません 。
さみしくて たまらない ネロ の こころ を しっている の は パトラッシュ だけ です 。
そんな とき 、
きょうかい の けいじばん を 見た ネロ は 、目 を かがやかせました 。
クリスマス ・イブ の 日 に
アントワープ で わかい 人 たち の え の コンクール が ひらかれる ことに なった のです 。
にゅうせん する と 、しょうきん が もらえる のです 。
ネロ は 、ミルク はこび の しごと を おえる と ・・・よる おそく まで え を かきました 。
やがて 、きせつ は 、なつ から ふゆ へ と うつり かわり 、ゆき が ふり はじめる ころ ・・・・
火事 だ ぁ 〜〜!! コゼツ だ ん な の なや が もえて いる ぞ ぉ 〜〜!!!
たいへん だ ぁ !
さいわい 火事 は 村 の 人びと の おかげ で けしとめられました 。
どうして ・・・こんな こと に !
きっと だれ か が 火 を つけた に ちがいない !そうだ !ネロ の しわざ だ !
じぶん だけ あいて に さ れ ない と おもって ワシ の なや に 火 を つけた んだ !!!
もちろん 、ネロ は 、そんな こと は 、して いません 。
なのに 、コゼツ だんな は 、火事 は ネロ の しわざ だ と いいふらし ました 。
その うわさ は 、すぐ に 、村中 に ひろまって しまい ました 。
村 の 人 たち は 、だんだん ネロ に つめたく なり 、
しごと を たのむ 人 も すくなく なり ました 。
だいじょうぶ だ よ ・・・パトラッシュ ・・・村 の 人 たち も 、きっと わかって くれる よ ・・・
ぼく が りっぱな えかき に なれば 、きっと 、みんな も 、わかって くれる !
ネロ は いっしょうけんめい に え を かきました 。
クリスマス ・イブ が ちかづいた ころ 、
ネロ は できあがった え を きょうかい へ もって いきました 。
いいえ が かけた よ 、パトラッシュ !クリスマス ・イブ が たのしみだ ね !
ただいま ・・・!お じいさん !いま 、ミルク を あたためる から ね !
すごく 、いいえ が できあがった んだ !
ぼく 、じしん が ある んだ よ !
ことし の クリスマス ・イブ は 、三人 で うんと おいわい しよう よ !
すこし くらい なら 、ぜいたく して も 、いい よね ?
おじいさん ?・・・まだ 、ねてる の ?・・・・
お じいさん ? お じいさん ?!
しごと が おわる と かならず いえ の まえ で 、かえり を まっていて くれた
あの やさしい おじいさん は 、もう いません ・・・・。
お じいさん ・・・、
ぼく たち は 、これ から どう したら いいん だろう ・・・。
もし 、ぼく の え が 、にゅうせん し なかったら 、もう 、おおやさん に はらう お金 も ないし 、
たべもの を かう お かね も なくなって しまう ・・・。
いよいよ 、クリスマス ・イブ が やって きました 。
その 日 は 、あさ から ゆき が ふって いま した が 、
ネロ は むね を ドキドキ させ ながら 、きょうかい へ と いきました 。
ごめん ね ・・・・パトラッシュ ・・・ぼく の 力 が たりなかった んだ 。
ネロ と パトラッシュ は 、トボトボ と あるきました 。
どうした の ?パトラッシュ ・・・なに か みつけた の ?
これ は 、アロア の おとうさん の さいふ だ !
アロア の いえ で は 、おとうさん が 、
お 金 を おとして しまって おおさわぎ です 。
こんな 大金 ・・・・。きっと こまって いる に ちがいない よ ・・・
とどけて あげ なくっちゃ ・・・・・
あ ぁ 、ネロ ・・・・だった の ・・・。
いま 、うち は 、たいへん な の 。
あなた に は 、なにも 、やって あげ られ ない わ ・・・。
いえ ・・・ちがう んです 。
じつは 、パトラッシュ が みち で 、サイフ を みつけた んです !
お ねがい です 。パトラッシュ は 、とても おなか を すかせて い ます 。
どう か 、めんどう を みて やって ください 。おねがいし ます !!
そう いい のこして 、ネロ は 、ふぶき の 中 へ かけ だして いきました 。
だめ だ !みつから ない !
きっと だれ か が ひろって いった んだ !もう わがや は 、はめつ だ !
お とうさん !ネロ が ね !
ネロ が 、お さいふ を とどけて くれた んだ よ !たすかった んだ よ !あたし たち !!
ネロ が ?! ネロ が ワシ を すくって くれた と いう の か !
そう よ !おとうさん !
ネロ が あたし たち を たすけて くれた んだ よ !
なんと いう こと だ !
あんなに 、ネロ を さげすみ 、わるい うわさ を ながした と いう のに ・・・・
ネロ を なかま はずれ に し 、ついほう しよう と した ・・・そんな 、この ワシ を ・・・・
お かあさん !パトラッシュ が いなく なってる わ !
さがせ !村 の 人たち に こえ を かけて 、ネロ と パトラッシュ を さがせ !
ゆめ も きぼう も なくした ネロ は 、せめて さいごに 、ルーベンス の え を 見 たい と おもった のです 。
こおり つく ような さむさ の 中 、
いつしか 二人 は 、ねむる ように ・・・・・。
クリスマス ・イブ の こと でした 。
ネロ と パトラッシュ の たましい は 、一 つ に なって
天 へ と たかく 、たかく 、のぼって いった のです 。
知って いた
ぼく は ね 、ルーベンス の ような えかき に なり たい んだ !