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この素晴らしい世界に祝福を! あぁ、駄女神さま (KonoSuba), この素晴らしい世界に祝福を! あぁ、駄女神さま (14)

この素晴らしい世界に祝福を! あぁ、駄女神さま (14)

3.

「 カズマ 、 早速 討伐 に 行きましょう ! それ も 、 沢山の 雑魚 モンスター が いる ヤツ です ! 新調 した 杖 の 威力 を 試す のです ! 突然 、 めぐみ ん が そんな 事 を 言い出した 。

ふむ 。

「 まあ 俺 も 、 ゾンビメーカー 討伐 じゃ 、 結局 覚え たて の スキル を 試す 暇 も なかった し な 。 安全で 無難な クエスト でも こなし に いく か 」

「 いいえ 、 お 金 に なる クエスト を やりましょう ! ツケ を 払った から 今日 の ご飯 代 も 無い の ! 「 いや 、 ここ は 強敵 を 狙う べきだ ! 一撃 が 重くて 気持ち いい 、 凄く 強い モンスター を ……! まとまり が 無い に も 程 が ある だろう 。

「 とりあえず 、 掲示板 の 依頼 を 見て から 決めよう ぜ 」

俺 の 意見 に 、 全員 が ゾロゾロ と 掲示板 に 移動 する 。

そして ……。

「…… あれ ? 何 だ これ 、 依頼 が 殆ど 無い じゃ ない か 」

そう 、 普段 は 所 狭し と 大量に 貼られて いる 依頼 の 紙 。 それ が 、 今 は 数 枚 しか 貼られて いない 。 しかも ……。

「 カズマ ! これ だ 、 これ に しよう で は ない か ! 山 に 出没 する ブラックファング と 呼ば れる 巨大 熊 を ……」

「 却下 だ 却下 ! おい 、 何 だ よ これ ! 高 難易 度 の クエスト しか 残って ない ぞ ! そう 、 残されて いる の は どれ も が 、 今 の 俺 達 に は 手 に 余る もの ばかり 。 そんな 俺 達 の もと に 、 ギルド 職員 が やって 来た 。

「 ええ と …… 申し訳 ありません 。 最近 、 魔 王 の 幹部 らしき 者 が 、 街 の 近く の 小城 に 住み着き まして ……。 その 魔 王 の 幹部 の 影響 か 、 この 近辺 の 弱い モンスター は 隠れて しまい 、 仕事 が 激減 して おります 。 来月 に は 、 国 の 首都 から 幹部 討伐 の ため の 騎士 団 が 派遣 さ れる ので 、 それ まで は 、 そこ に 残って いる 高 難易 度 の お 仕事 しか ……」

申し訳無 さ そうな 職員 の 言葉 に 、 文無し の アクア が 悲鳴 を 上げた 。

「 な 、 なんで よ おお おお おっ!?」 …… コレ ばっかり は 流石 に アクア に 同情 した 。 「 全く ……! 何で この タイミング で 引っ越して 来る の よ ! 幹部 だ か 何だか 知ら ない けど 、 もし アンデッド なら 見て なさい よ ! アクア が 涙 目 で 愚痴り ながら 、 バイト 雑誌 を めくって いた 。

他の 冒険 者 達 も みんな 思い は 同じな ようで 、 やって られ ない と ばかり に 普段 より 多く の 人間 が 、 昼間 から 飲んだ くれて いる 。

魔 王 の 幹部 は 、 一体 何の 目的 で こんな 所 に 来た の やら 。

ハッキリ 言って 、 この 街 の 冒険 者 達 の 実力 は 俺 達 と それ 程 変わら ない 。

俺 達 より 強い 冒険 者 パーティー は もちろん たくさん ある だろう が 、 それ に したって たかが 知れて いる 。

ここ は 、 駆け出し 冒険 者 が 最初に 訪れる 、 初心 者 の ため の 修行 の 街 。

魔 王 の 幹部 なんて 、 ゲーム で 言えば ラスト の 方 で 出て くる もの だ 。

カエル 相手 に 苦戦 する 俺 達 が 、 どれ だけ 集まって も 勝負 に すら なら ない だろう 。

4.

「 つまり 、 国 の 首都 から 腕利き の 冒険 者 や 騎士 達 が ここ に 来る 来月 まで は 、 まともな 仕事 が でき ないって 事 か 」 「 そういう 事 です 。 …… と なる と 、 クエスト の 無い 間 は しばらく 私 に 付き合って 貰う 事 に なり そうです が ……」

俺 は めぐみ ん と 共に 、 街 の 外 へ と 出て いた 。

現在 、 街 の 近く に は 危険な モンスター は いない 。 魔 王 の 幹部 の 出現 に より 、 弱い モンスター は 怯えて 身 を 隠して いる から 。

俺 は 、 クエスト が 請け られ ない 事 で 爆裂 魔法 が 撃て ず 、 悶々 と して いる め ぐみん に 付き合い 、 散歩 して いた 。

こいつ は 、 一 日 に 一 度 、 必ず 爆裂 魔法 を 放つ 事 を 日課 に して いる らしい 。

ひょっとして 、 俺 は これ から 毎日 、 来月 まで ずっと これ に 付き 合わさ れる のだろう か ?

めぐみ んに 一 人 で 行け と 突き放し たら 、 帰り は 一体 誰 が おぶって 連れ帰って くれる んです か と 開き直られた のだ が 。

「 もう その辺 で いい だ ろ 。 適当に 魔法 撃って 帰ろう ぜ 」

街 から ちょっと 出た 所 で 、 俺 は めぐみ んに 魔法 を 放つ よう 促した 。

だが め ぐみん が 首 を 振る 。

「 駄目な のです 。 街 から 離れた 所 じゃ ない と 、 また 守衛 さん に 叱られます 」 「 今 お前 、 またって 言った な 。 音 が うるさい と か 迷惑 だって 怒ら れた の か 」

俺 の 言葉 に めぐみ ん が コクリ と 頷く 。

しょうがない 、 丸 腰 で ちょっと 不安だ が 、 どうせ モンスター は いない のだ 。 たまに は 遠出 して みる 事 に した 。

思えば 、 この 世界 に 来て から 、 こうして 外 を ぶらぶら する 事 は あまり 無かった 。

出歩く と して も 、 それ は モンスター 討伐 の クエスト 絡み 。

こうして 、 のどかに 散歩 する なんて 事 は ……。

「……? あれ は 何 でしょう か 。 廃 城 ? 遠く 離れた 丘 の 上 。

そこ に 、 ぽつんと 佇む 、 朽ち果てた 古い 城 。

それ は 、 まるで お化け 屋敷 みたいな ……。

「 薄気味悪い なあ ……。 お化け でも 住んで そうな ……」

俺 の 呟き に 、

「 アレ に しましょう ! あの 廃 城 なら 、 盛大に 破壊 して も 誰 も 文句 は 言わ ない でしょう 」

そう 言って 、 ウキウキ と 魔法 の 準備 を 始める めぐみ ん 。

心地よい 風 が 吹く 丘 の 上 。

のどかな 雰囲気 に は 場違いな 、 爆裂 魔法 の 詠 唱 が 風 に 乗った ……!

………… こうして 、 俺 と めぐみ ん の 新しい 日課 が 始まった 。

文無し の アクア は 、 毎日 アルバイト に 励んで いる 。

ダクネス は 、 しばらく は 実家 で 筋トレ して くる と 言って いた 。

特に やる 事 の ない め ぐみん は 、 その 廃 城 の 傍 へ と 毎日 通い 、 爆裂 魔法 を 放ち 続けた 。

それ は 、 寒い 氷雨 が 降る 夕方 。

それ は 、 穏やかな 食後 の 昼下がり 。

それ は 、 早朝 の 爽やかな 散歩 の ついで に 。

どんな 時 でも めぐみ ん は 、 毎日 その 廃 城 に 魔法 を 放ち ……。

めぐみ ん の 傍 で 魔法 を 見 続けて いた 俺 は 、 その 日 の 爆裂 魔法 の 出来 が 分かる まで に なって いた 。

「『 エクスプロージョン 』 ッッッ ! 「 おっ、 今日 の は 良い 感じ だ な 。 爆裂 の 衝撃 波 が 、 ズン と 骨身 に 浸透 する か の 如く 響き 、 それでいて 肌 を 撫でる か の ように 空気 の 振動 が 遅れて くる 。 相変わらず 、 不思議 と あの 廃 城 は 無事な 様 だ が 、 それ でも 。 ナイス 爆裂 ! 「 ナイス 爆裂 ! ふ ふっ、 カズマ も 爆裂 道 が 段々 分かって 来 ました ね 。 今日 の 評価 は なかなか に 間遠いで いて 詩人 でした よ 。 …… どう です ? カズマ も 、 冗談 で は なく 、 いっそ 本当に 爆裂 魔法 を 覚える 事 を 考えて みて は 」

「 うーん 、 爆裂 道 も 面白 そうだ が なぁ 、 今 の パーティー 編制 だ と 魔法使い が 二 人って の も な 。 でも 冒険 者 稼業 を 引退 する 際 に は 、 余裕 が あったら 最後に 爆裂 魔法 を 習得 して みる の も 面白 そうだ な 」

俺 と めぐみ ん は 、 そんな 事 を 言い ながら 笑い合う 。

今日 の 爆裂 魔法 の 音 は 何 点 だった 、 いや 、 音量 は 小さかった が 音色 が 良かった 等 、 そんな 事 を 語り ながら 。

5.

日課 の 爆裂 散歩 を 続け 、 一 週間 が 経った 、 その 日 の 朝 。

『 緊急 ! 緊急 ! 全 冒険 者 の 皆さん は 、 直ちに 武装 し 、 戦闘 態勢 で 街 の 正門 に 集まって くださいっっ! 街 中 に 、 お 馴染み の 緊急 アナウンス が 響き渡った 。

その アナウンス を 聞いて 、 俺 達 も しっかり と 装備 を 調え 、 現場 へ 向かう 。

街 の 正門 前 に 多く の 冒険 者 が 集まる 中 、 そこ に 着いた 俺 達 は 、 凄ま じい 威圧 感 を 放つ その モンスター の 前 に 、 呆然と 立ち尽くした 。

デュラハン 。

それ は 人 に 死 の 宣告 を 行い 、 絶望 を 与える 首 無し 騎士 。

アンデッド と なり 、 生前 を 凌駕 する 肉体 と 特殊 能力 を 手 に 入れた モンスター 。

正門 前 に 立つ 漆黒 の 鎧 を 着た 騎士 は 、 左 脇 に 己 の 首 を 抱え 、 街 中 の 冒険 者 達 が 見守る 中 、 フルフェイス の 兜 で 覆われた 自分 の 首 を 目の前 に 差し出した 。

差し出された 首 から 、 くぐもった 声 が 放たれる 。

「…… 俺 は 、 つい 先日 、 この 近く の 城 に 越して きた 魔 王 軍 の 幹部 の 者 だ が ……」

やがて 、 首 が プルプル と 小刻みに 震え 出し …………!

「 まま まま 、 毎日 毎日 毎日 毎日っっ!! おお 、 俺 の 城 に 、 毎日 欠かさず 爆裂 魔法 撃ち込んで く 頭 の おかしい 大 馬鹿 は 、 誰 だ ああ ああ ああ あー !!」 魔 王 の 幹部 は 、 それ は もう お 怒り だった 。 ずっと 何 か に 耐えて いた が 、 とうとう 我慢 でき ず に 切れて しまった と いう ような デュラハン の 叫び に 、 俺 の 周り の 冒険 者 達 が ざわついた 。

と いう か 、 その 場 の だれ も が 、 一体 何 が 起こって いる の か の 理解 が 追いついて いない 。 とりあえず 、 俺 達 が 急に 呼び出された の は 、 目の前 に いる 怒り狂った デュラハン が 原因 の ようだった 。

「…… 爆裂 魔法 ? 「 爆裂 魔法 を 使える 奴って 言ったら ……」 「 爆裂 魔法って 言ったら ……」 俺 の 隣 に 立つ め ぐみん へ 、 自然 と 周り の 視線 が 集まった 。 …… 周囲 の 視線 を 寄せられた めぐみん は 、 フイッ と 自分 の 隣 に いた 魔法使い の 女の子 を 見る 。

それ に 釣られて 俺 も その 子 を 見る と 、 周り の みんな も 同じく 釣られ 、 その 子 に 視線 を ……。

「 え えっ!? あ 、 あたしっ!? なんで あたし が 見 られて ん のっ!? 爆裂 魔法 なんて 使え ない よっ! 突然 濡れ衣 を なすり つけられ 、 慌てる 魔法使い の 女の子 。

……って 、 もし かして 。 …… 毎日 魔法 ぶっ放して た あの 廃 城 ! あれ は ……。

俺 は 隣 を チラッ と 見る と 、 めぐみ ん が 冷や汗 を 垂らして いた 。

どうやら こいつ も 気づいた ようだ 。

やがて めぐみ ん が ため息 を 吐き 、 嫌 そうな 顔 で 前 に 出た 。

それ に 伴い 、 冒険 者 達 が デュラハン へ の 道 を 空けて くれる 。

街 の 正門 の 前 に 佇む デュラハン 。

その デュラハン から 十 メートル ほど 離れた 場所 に めぐみ ん が 対峙 した 。

俺 を はじめ 、 ダクネス や アクア も めぐみ ん の 後 に つき 従う 。

アンデッド を 見つける と 、 まるで 親 の 敵 の ように 襲いかかった アクア も 、 これほど まで に 怒り狂う デュラハン は 珍しい の か 、 興味 津々 で 事 の 成り行き を 見守って いた 。

「 お前 が ……! お前 が 、 毎日 毎日 俺 の 城 に 爆裂 魔法 ぶち 込んで 行く 大 馬鹿 者 か ! 俺 が 魔 王 軍 幹部 だ と 知っていて 喧嘩 を 売って いる なら 、 堂々と 城 に 攻めて くる が いい ! その 気 が 無い の なら 、 街 で 震えて いる が いい ! 何故 こんな 陰湿な 嫌がらせ を する !? この 街 に は 低 レベル の 冒険 者 しか いない 事 は 知っている ! どうせ 雑魚 しか いない 街 だ と 放置 して おれば 、 調子 に 乗って 毎日 毎日 ポンポン ポンポン 撃ち込み に きおって ……っ!! 頭 おかしい んじゃ ない の か 、 貴 様っ! 連日 の 爆裂 魔法 が よほど 応えた の か 、 デュラハン の 兜 が 激しい 怒り で プルプル と 震えた 。

流石 に 気圧され 、 めぐみ ん は 若干 怯む も 、 肩 の マント を バサッ と ひるがえし ……!

「 我が 名 は めぐみ ん 。 アークウィザード に して 、 爆裂 魔法 を 操る 者 ……! 「…… め ぐみんって 何 だ 。 バカに して ん の か ? 「 ちっ、 違わい ! 名乗り を 受けた デュラハン に 突っこまれる が 、 めぐみ ん は 気 を 取り直す と 。

「 我 は 紅 魔 族 の 者 に して 、 この 街 随一 の 魔法使い 。 我が 爆裂 魔法 を 放ち 続けて いた の は 、 魔 王 軍 幹部 の あなた を おびき出す ため の 作戦 ……! こうして まんまと この 街 に 、 一 人 で 出て 来た の が 運 の 尽き です ! ノリ ノリ で デュラハン に 杖 を 突きつける め ぐみん を 後ろ で 見守り ながら 、 俺 は ダクネス と アクア に ぼそぼそ と 囁いた 。

「…… おい 、 あいつ あんな 事 言って る ぞ 。 毎日 爆裂 魔法 撃た なきゃ 死ぬ と か 駄々 こねる から 、 仕方なく あの 城 の 近く まで 連れてって やった のに 。 いつの間に 作戦 に なった んだ 」

「…… うむ 、 しかも さらっと 、 この 街 随一 の 魔法使い と か 言い張って いる な 」

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