宇崎 ちゃん は 遊びたい!01
( 鳥 の さえずり )
( 宇崎 ) あっ 。
( 桜井 ) フワァ …。
なんか ああいう の 見る と
春 が きた って 感じ だ な 。
桜井 先輩 。
ん っ ?
な っ …。
お前 … 宇崎 か ?
宇崎 花 今日 から また 後輩 っす !
よろしく お 願い し ます 先輩 !
えっ 先輩 大学 じゃ
水泳 やって ない ん す か !?
あぁ そもそも ここ 水泳 部 ねえ し 。
高校 で あんなに 頑張って た のに 。
なに 大学 って の も
意外 と やる こと が ある しな 。
先輩 …。
そ そう っす よ ね 。
< なんて 思って いた けれど >
あっ 先輩 。
あれっ ?
あれ れ ?
あれ れ れ れ ?
あれ れ れ れ れ ?
《 この 1 年
薄 々 そう じゃ ない か と は
思って いた けれど 》
フワァ …。 せ ~ ん ぱ ~ い ! う おっと ! 行き過ぎ たっす !
ヘヘッ 。
お前 … 宇崎 か ?
今日 も ぼ っち っす か ? 先輩 !
しかたない んで
私 が 遊んで あげ ます !
さ ぁ ぼっ ちい 大学 生活 は
今日 で 終わり っす !
お 昼 どう する ?
う ~ ん 学 食 で いい や 。
あっ 俺 ら も 一緒 して いい ?
休講 か …
午後 から 丸々 あい ち まった な 。
せ ~ ん ぱ ~ い !
《 今日 は バイト も ない し
どう する か な 》
ひ っ !
ひ っ !
目つき 悪 っ 。
こ 怖い …。
せ ~ ん ぱ ~ い !
たまに は 一 人
気ままに ぶらつく か 。
《 アイツ が 入って きて から
なかなか 静かな 時間 も
過ごせ なく なった から な 》
せ ん ぱ ~ い !
ハァ …。
いつも 言って んだろう が
いちいち デカ い 声 で …。
ど ~ ん !
ぐ わ っ !
呼んで る のに
気付く の 遅い んだ から も ~ う 。
で どこ 行 くん す か ? 先輩 。
うる せ え !
な に すんだ この バカ 宇崎 !
あっ も しか して 今日 は
外 で お 昼 っす か ?
でも 残念でした ~。
私 もう 友達 と
食べちゃ った ん すよ ね ~。
けど どうしても って 言う なら
食べて る とこ
見て て あげて も いい っす よ ?
午後 から 休講 な んだ よ 。
で ちょっと その辺
ぶらつく だけ だ じゃ あな 。
宇崎 お前 なんで ついて くん の ?
うわ 嫌 そうな 顔 。
いや ぁ 実は 私 も
急に 午後 が
休講 に なっちゃ い まして 。
先輩 そう やって す ~ ぐ
ぼ っち に なろう と する んだ から 。
ぼ っち より 2 人 の ほう が
絶対 楽しい っす よ !
大きな お 世話だ 。 そもそも 俺 は
一 人 静かに 過ごす ほう が
落ち着く って
もう 何度 も 言って る だろう が 。
またまた ~。
ぼ っち で いたって
楽しく ない っす よ 。
ぼ っち 言う な 。
そう っす ね ~。
私 が 構って あげる から
ぼ っち じゃ ない っす ね 。
あぁ もう ついて くん な ウゼ え 。
照れて ん す か ?
照れて ねえ !
それ で 結局 どこ 行 くん す か ?
教え ない 。
カラオケ ? ボウリング ?
教え ない 。
教えて ください よ ~。
嫌だ 。
もう ! 先輩 今日 は
なんで そんな 冷たい ん す か ?
気分 だ 。
気分 って !? む ぅぅ 。
なん す か ! この前 は
相手 して くれた じゃ ない っす か !
は ぁ ?
気分 で 扱い を 変える なんて !
私 の こと
遊び たい とき に だけ 遊ぶ
都合 の いい 女 扱い っす か !
人 聞き の 悪い 言い 方 を する な !
ハッ 。
女 の 敵 。
ゴミ ね 。
クズ が 。
クッ …。
フフン 。
あぁ もう わかった よ !
勝手に ついてこい !
やった !
あっ そうだ 用事 終わったら
ごはん 行き ましょう ごはん 。
夕 ごはん なら
つきあって あげ られ ます よ !
奢 ら ねえ ぞ 。
え ~ ケチ 。
たかる 気 だった の か お前 !
もし かして 先輩
今日 は 一 人 で
映画 見る 気 だった ん す か ?
あっ ? そう だ けど 。
ププ ー ッ 一 人 映画 !
クッ 何 が おかしい !?
一 人 映画 と か ! グフフ アハハハ !
一 人 焼き肉 や
一 人 回転 寿司 に 匹敵 する
ぼ っち プレ ー の 最たる もの の
ひと つ じゃ ない っす か ~!
アイタタタ アハハハ !
ちょっと 1 回 黙れ 。
お前 は いろんな 層 に
敵 を 作り そうだ 。
せめて もう ちょっと
小さい 声 で しゃべれ 。
ハァ ハァ …。
いい か ? 今 は 「 人 は 人 」 の 時代 だ 。
みんな 日々 の
忙しい 時間 を 割いて
好きな 映画 を
好きな ように 見 たい んだ よ 。
フムフム 。
趣味 の 時間 なんか
それぞれ 自由に
過ごしゃ いい じゃ ねえ か 。
あん ま お前 の 基準 で
人 の 趣味 を 笑ったり す んな 。
ホムホム …。
趣味 「 映画 鑑賞 」 って 人 も
たくさん いる けど
いつ 誰 と 何 人 で 見る と は
明言 して ないだ ろ 。
そういう こと だ 。
な ~ る ほど ~。
ぼ っち の 理論 っす ね 。
《 コイツ ホント 1 回 しば こうかな 》
一 人 映画 は 気 が 向いた とき
気軽に 行けて いい んだ よ 。
頭 数 増える と
日時 決める だけ でも 手間 だ ろ 。
な ~ る ほど ~。
でも 一 人 映画 は 上映 後 に 友達 と
大声 で ネタバレ 感想 と か
言い 合え ない っす よ ?
お前 こそ それ
人 と して 最低 最悪の
悪行 の ひと つ だ から な !
大丈夫 わかって る っす よ 。
寂しくて も 先輩 は
一 人 で 強く 生きて る ん すね 。
慈愛 に 満ちた 目 で 見 ん な !
った く や っぱ
連れて くんじゃ なかった 。
ま ぁ その とき は その とき で
こっそり
後 を つける つもりでした けど 。
なぁ な んな の お前 ?
そういう こと して
なんか 楽しい の ?
あっ ?
だって もし 先輩 が
変な お 店 と か に 入る とこ
見 られたり したら
おもしろ そうじゃ ない っす か 。
エッチ な DVD と か 買う
現場 なんか 見 られたら
超 笑える だろう なって アハハハハ !
痛い 痛 ~ い ! イタタタタ !
イダダダ 先輩 これ ! 先輩 ! ギブギブギブ !
大学生 は もう いい 大人 な んだ から
人 の 趣味 を バカ に したり
人 の プライバシ ー を
探ったり し ない ように !
す ん ませ ん ! す ん ませ ん っ した !
った く … お前 が 絡んで くる から
何 見る か
まだ 決め られ ない だろう が 。
あう ぅ … って
決め ず に 来た ん っす か ?
急に 時間 が あいた から な 。
それ に 来て から 決める の も
一 人 映画 の 醍醐味 だ 。
そういう もん っす か 。
宇崎 。
はい ?
見 たい やつ ある なら 奢 って やる ぞ 。
えっ ! い い ん っす か !?
一 人 映画 は ?
別に 一 人 じゃ なきゃ
見 られ な いって わけで も ない し
一緒に 来て おいて
わざわざ 違う の を 見る の も な 。
まっ ポイント 払い で
2 人 ぐらい 見 られる 。
マジ っす か ! じゃあ
お 言葉 に 甘えて 奢 られる っす !
あざ っす !
え ~ っと …。
じゃあ これ !
右 見て も 左 見て も ヒ ー ロ ー ばっ か の
お 得 感 が たま んな いっす !
お ぉ 最高だ ぞ それ は 。
1 回 見た けど
もう 1 回 見 たい と 思って た 。
へ ぇ ~。
大学生 2 枚 ポイント で お 願い し ます 。
はい 少々 お 待ち ください 。
《 ま ぁ いくら こんな の でも
顔 に 手 を 出す の は な …。
喜んで る みたいだ し この くらい は
して やって も いい だろう 》
ところで 先輩 。
ん っ ?
人 に 映画 奢 れる ポイント たまる くらい
一 人 映画 して る ん すね 。
さすが に ちょっと 引き ました わ ~。
クッ …。
《 支払い 終わって から
言う んだ もん な コイツ 》
まさに ぼ っち 上級 者 っす ね !
えっ ? あっ ちょ ちょ … 先輩 ?
ギャ ー ウソ っす
す ん ませ ん ごめんなさい !
《 さっき から うる せ ぇな
あの カップル 》
先輩 おもしろかった っす ね 。
あぁ
いい 映画 は なんべん 見て も …。
先輩 が コツコツ 一 人 映画 で ためて きた
ポイント を 崩せた か と 思う と !
おもしろい 基準 そこ か ?
クソ もう 二度と
仏心 なんか 出 さ ねえ ぞ 。
あっ 先輩 ちょっと
電器 屋 寄って いい っす か ?
新しい イヤホン 探して て 。
ん っ いい ぞ 。
そういう とこ っす よ 先輩 。
はっ ?
《 この 電器 屋 来た とき の
「 せっかく 来た んだ から なんか
買わ なきゃ 」 って 気 に なる
現象 は なんだろう …
お っ いい な これ 》 せ ん ぱ ~ い ! あっ ?
こっち こっち こっち っす ~。
お前 イヤホン は ?
ほら ほら 先輩
隣 あいて る っす よ 。
話 聞けよ 。
フワァ ー 。
ま ぁ 映画 の あと だ し
ちょうど いい か 。
そう そう いい っす よ ~
効き ます よ ~。
ん っ いい な 本当に 。
でしょう ?
ま ぁ 私 は いつも
腰 より 肩 っす けど ね 。
肩 ?
う っ …。
な っ … お前 なに を いきなり …。
あっ … すみません …。
ん っ ! 私 マッサ ー ジ と かさ れる と
つい 声 出ちゃ って …。
その … 昔 から
肩こり ひどくて … あっ 。
そりゃ ま ぁ …
そんな それ を あれ して たら …。
あっ あぁ … お 金 あったら
すぐ 買って 帰る のに ぃ …。
だって これ … すごく … あっ 。
気持ち … よく って ~。
あっ ああ っ ! あっ あっ …。
あっ ! ああ っ ! ハァ …。
もう 行こう か !
まだ 5 分 も やって なかった のに 。
やかましい !
そ っ そういう の は あれ だ …。
家 で やれ 。
なに が っす か ?
ん っ ?
まったく この バカ は 。
公共 の 場 で 変な 声 出し や が って 。
ねぇ ねぇ せ ん ぱ ~ い !
なんだ よ 今度 は …。
これ ~ 10 分間 立って る だけ で
すごい 運動 量 に
なる らしい っす よ ~。
どう っす か ~ 先輩 も ~。
も ~ う ! もう ~ アホ ー お前 ~!
あっ 見て ください 先輩 !
今度 は な んだ よ …。
ほら ! VR っす よ VR !
へ ぇ これ が VR か 。
試さ れて み ます か ? お 客 様 。
はい ! 私 やり たい っす !
お っ … お ぉ お ~ っ !
振り向いたら 視点 も 一緒に !
VR すげ ぇ !
これ すげ ぇっ すよ 先輩 !
う ぉ ~ ちょ いや ~!
わかった から
あん ま 大きい 声 出す な 。
うわ っ ! ぶ 武器 !
あっ これ 違 っ … 弾 ! 弾 ない !
おいおい 後ろ 大丈夫 か ?
えっ 後ろ ? うわ ~ 来 てる !
むっ ちゃ 来 てる ! うわ ぁ !
ハハッ 。
ハハハ … いい リアクション する な お前 。
この 姿 は かっこうの 宣伝 に …。
ウヒャ ー !
ギャ ー !
あ ~ やられた っす !
いや VR すげ ぇ !
あ あの 大丈夫です か ?
大丈夫です …。
う ぎ ゅう …。
なんで しゅ か 先輩 ~。
あ あの …。
彼 氏 さん も よかったら 。
彼 氏 で は ないで す 。
あ … じゃあ …。
なんか 危なく ない やつで 。
あ … お ぉ !
海 の グラフィック マジ すげ ぇな !
先輩 ゴ ー グル で 悪人 顔 が 隠さ れて
普通の 人 み たい っす よ 。
黙って ろ ボケ !
うわ っ … デカ … サメ デカ っ !
あれ ? サメ こっち 来て ませ ん ?
えっ マジ か 。
うわ ~ っ ! ちょ … 噛んで る !
め っちゃ 噛んで きて る コイツ !
わ ぁ 来た っ !
アハハハ !
先輩 ビビ り すぎ っす よ !
お前 に 言わ れた か ねえ よ !
ああ っ ! 離せ コラ !
ここ は 先輩 の 醜態 を
バッチリ 動画 に 収め
後日 いじり まくって やる っす 。
お 客 様 プレ ー 中 の 方 に
あまり 近づいて は …。
め っちゃ デカ い …。
えっ … なんだ これ …。
えっ …。
クラゲ ? タコ ? マンボウ ?
デカ っ ! やわらか ! なんか 怖 っ !
ヒ ー ッ …。
正直 VR 侮って た けど すごい わ !
迫力 は すげ ぇし
感触 まで 再現 する の か !
大丈夫です か ?
いえ いい っす … 平気 っす …。
アハハハ !
( バット を 振る 音 )
アハハハ …。
ア ー ハッハ !
「 VR やったら
体 動かし たく なった ぜ キリッ 」
と か 言って
意気揚々と バット を 振り
三振 の 山 を 築く 先輩 しっかり ~!
うる せ ぇ 黙って ろ 。
ほら 先輩 次 きた 次 !
頑張れ か っと ば せ ホ ー ムラン !
あぁ もう やかましい !
アハハハ ! 全然 前 に 飛ば ねえ !
ハァ … ハァ … クソ …。
先輩 経験 者 って 言った のに
全然 じゃ ない っす か !
あぁ クソ 腹 立つ な コイツ 。
中学 の とき に
1 年 だけ やって た んだ よ 。
はい ! 私 も やって み たい っす !
ほれ カ ー ド 残り やる よ 。
あざ っす !
近づき すぎて
ボ ー ル に 当たら ない ように な 。
ウッス ! ホ ー ムラン 打ったら
ごはん 奢 って ください ね !
前 見ろ 危 ねえ から 。
よ ~ し … 足 を 踏み込んで
腰 を 回して …。
いっち ょ まえ に ま ぁ …。
ん っ ちょっと 待て お前 …。
う ぉぉ !
柔軟 体操 は …。
あっ …。
あ … う お ぉ …。
いっ … いった ぁ …。
バカ か お前 !
いきなり なに
思いっきり フルスイング して んだ !
すぐ そこ に 横 に なれ !
ミシッ て いった …。
いう よ そりゃ !
先輩 の マネ したら
えらい 目 に あった …。
素人 が いきなり
腰 使った スイング なんか できる か !
痛めて 当たり前だ アホ !
この 痛み は …。
先輩 の せい っす から ね 。
なんで だ よ !
ハァ … お前 今日 は もう 帰って 寝ろ 。
で 明日 病院 行け 。
病院 … で すって ?
ごはん 行き ましょう よ !
なんだ よ その 執念 !?
(2 人 ) いただき ます 。
とりあえず
自分 で 普通に 歩ける ようだ し
大変な ケガ じゃ ない だろう けど な 。
明日 に なって も 痛む よう なら
病院 行けよ 。
今 だって ホント は 帰って
寝た ほう が いい んだ ぞ 。
大丈夫 っす よ … うん うまう ま 。
お前 運動 不足 気味だろう ?
ああ なる の は
ふだん から 運動 して ない 証拠 だ 。
グッ … しかたない じゃ ない っす か 。
初心 者 な ん すよ !?
初心 者 なら
なおさら 準備 運動 ぐらい しろ 。
腰 の ケガ は 大変な んだ ぞ 。
ん っ … う っす 。
そもそも
無理に ついてこ なけりゃ
そんな 目 に あう こと も
なかった って の わか っ … あれ ?
俺 の … から 揚げ … おい 。
なんで お前 が 食って ん の ?
へ っ ?
お前 全部 食った の ?
えっ ?
シェ … シェア か と …。
ち げ ぇよ アホ !
そもそも 全部 食って
シェア も クソ も ある か っ !
いや いら ねえ よ !
アッハッハ 兄ちゃん そんなに 怒っちゃ
彼女 が かわいそうだ よ 。
彼女 じゃ ない んです けど …。
すみません
から 揚げ もう 一 皿 ください 。
まいど 。
いや ぁ
大将 の から 揚げ が おいしくて
箸 が 止まら なかった ん すよ 。
アハハ 嬢 ちゃん 上手だ なぁ 。
得な 性格 して んな コイツ 。
よっ しゃ オマケ だ 2 人 で 食い な 。
わ ぁ いいん す か !
いやいや 悪い で すよ 。
ガハハハ いい って いい って 。
うまい っ !
った く …。
先輩 せっかく の 厚意 は
受け取ら なきゃ 失礼 っす よ 。
ん っ … ま ぁ それ も そう か 。
じゃあ いただき ま …。
だから なんで 全部 食う の お前 !
ごめんなさい ! つい !
ほ い から 揚げ あがった ぜ 。
また かよ !
ん っ …。 せ ん ぱ ~ い ! ん っ 。
おはよう ございます !
お ぉ 。
昨日 は 楽しかった っす ね 。
は ぁ ?
お前 腰 痛めた だけ だ ろ 。
えっ ?
先輩 ぼっ ちな 一 日 を
過ごさ ず に すんで
楽しかった でしょう ?
俺 は 最初 から
一 人 で 過ごす つもり だって
ずっと 言って たよ な !?
も ~ う うれしい くせ に
強 がっちゃ って ~。
言って ろ 。
でも バッティングセンタ ー なんか は
女の子 の 友達 と も
行った こと なくて 新鮮だった っす 。
次 は パカ ー ン と 飛ばして み たい んで
バット の 振り 方 教えて ください ね 。
あっ いっそ
今日 も 行っちゃ い ます ?
今日 は バイト だ 。
え ~ っ 。
じゃあ また 今度 っす ね 。
《「 また 今度 」… ねぇ 。
まったく この アホ は
少々 痛い 目 見て も
めげ ず に 楽し そうに しや が って 。
いつ から こう なった の か
わかん ねえ けど 》
こう ? こう っす か ね 。
《 ま ぁ 退屈 は し ない し
少し ぐらい 我慢 して やる か 》
あぁ また 今度 な 。
あの … 先輩 。
ん っ ?
昨日 の アレ の せい か
や っぱ まだ 腰 が 痛い ん すよ 。
先輩 の せい っす から ね 。
言い 方 ~ っ !
歩く の つらい んで
おんぶ して ください よ 。
ほら 先輩 の せいなん す から 。
黙れ ~ っ !