Bokurano Episode 20
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~♪
( カンジ ) 誰 だ ? こいつ ら
“ 支配 者 ” か ?
遠く て 大き すぎる
ヤツ ら に は 勝て ない
( タイピング 音 )
( カンジ ) ヤツ ら は 白い 服 を 着 て 並 ん で こっち を 見 て や がった
そして 俺 の こと を 笑った ん だ
( 吉川 ) 記録 さ れ て ない わ
どうして ? 見 た もの は 再現 できる ん じゃ なかった の か ?
あなた の 思 念 が ジアース の 戦い を 仕組 ん で いる 存在 に ―
アクセス し た の は 確か よ
( 吉川 ) その 宇宙 の どこ か に ある 中枢 システム に ―
アクセス する プログラム が ジアース の 中 に 組み込ま れ て い た の
( 吉川 ) その プログラム が 確かに あなた の チップ に コピー さ れ て い て
この 認知 研 の システム に コピー さ れ た わ
今 その 謎 の 存在 に アクセス を かけ て いる ところ な ん だ けれど
ダメ な の か ?
( エラー 音 ) ええ …
拒否 さ れ て ばかり 固く ガード さ れ て いる
あなた の 見 た イメージ が 記録 さ れ なかった の も その せい よ
やっぱり あいつ ら に は 届か ない の か よ
アクセス でき れ ば あなた の 契約 を 解く こと も ―
できる と 思った けれど ね ( カンジ ) 母さん …
( マチ ) ムダ だ よ
あなた 確か 契約 し て なかった 子
( 関 ( せき ) ) 知って る こと を 全て 話し て くれる そう です
( マチ ) 契約 を 解く こと は 不可能 よ
この 戦い から 逃 ( の が ) れる こと なんて でき ない ん だ から
( ウシロ ) 何 を 根拠 に そう 言い 切れる ん だ ?
( マチ ) 見 て き た から
たくさん の 子 たち が 戦って 死 ん で いった の を
あなた 何 を …
( マチ ) 直接 見 た ほう が 早い でしょ う
あっ … N ( ウシロ ) お前 何 な ん だ ?
気 に し ない で 私 の 地球 で は 普通 の こと だ から
どこ から 話せ ば いい かな
やっぱり 初め から だ ね
( ノイズ )
( マチ ) あれ は ―
私 が 育った 地球 の ―
“ 未来 開発 セミナー ” って 呼ば れる 合宿 所 から だった
( シロウ ) ゲーム ? ( 講師 助手 ) そう
巨大 ロボット に 乗って 15 体 の 敵 と 戦う ゲーム な ん だ けど
( シロウ ) やる やる ! す っげ え 面白 そう じゃ ん
ちょうど 1 5 人 いる し よ ( マチ ) お 兄ちゃん 私 も
お前 に は ムリ だって
( マチ ) できる もん ( シロウ ) え ~ っ ?
私 も やる もん ! できる もん !
ハァ … しょうが ねえ な
すいません こいつ お マメ って こと で いい ッス か ?
( 電子 音 )
( マチ ) 結局 私 は 契約 でき なかった けれど
16 人 目 の 余分 な メンバー と して ―
お 兄ちゃん に ついていく こと が でき た の
そして 私 たち の 前 に あれ が 現れ た
講師 の おじさん は 私 たち に 戦い 方 を 教える と ―
どこ か へ 姿 を 消し ちゃ った
そこ へ …
( 黒 コエムシ ) この ぬいぐるみ は 人 の 生命 力 で 動く ん です
ウ … ウソ だ ろ う
ここ から 先 は 詳しく 見せる 必要 な いよ ね
私 たち は 勝ち 続け 1 人 また 1 人 と 死 ん で いった ん だ
そんな 中 お 兄ちゃん は …
( シロウ ) 連れ て き まし た よ ( 黒 コエムシ ) うん ?
( 黒 コエムシ ) そんな こと 頼 ん で い ませ ん が
でも お 忙しい でしょ う ? これ ぐらい お 手伝い し ます よ
て め え 逃げ て ん じゃ ねえ よ !
選ば れ た ん なら 戦って 死 ねっ つ うん だ よ
( 委員 長 ) やめ なさい よ ! ( シロウ ) えっ ?
( 委員 長 ) もう いい でしょ う 洋子 ( よう こ ) ちゃん が 見 てる の よ
ああ ?
ハッ …
ケッ …
そう だ ! 次 は この 委員 長 に し ま しょ う よ
えっ ?
こういう 女 が 鼻水 垂らし ながら 死ぬ の 好き です よ ね ? ねっ ?
あなた も 随分 いい 性格 を し て い ます ね
い や ぁ それほど で も ない ッス よ ハハハッ …
( マチ ) 必死 の 努力 って いう の か な
生き残る ため に は なりふり かまわ なかった よ
オラ ! ( 蹴る 音 )
そんな 努力 が 実った の か 分から ない けど
お 兄ちゃん は 最後 の 戦い まで 生き残る こと が でき た ん だ
でも …
( 黒 コエムシ ) 突然 です が 2 人 の うち どちら か に ―
戦い の 引き継ぎ を し て もらい ます
えっ ? ( 委員 長 ) 引き継ぎ ?
( 黒 コエムシ ) そうです
別 の 地球 に 行って 操縦 者 を 集め 契約 さ せ て ください
その代わり …
役目 を 果たし て くれる 見返り と して その方 の 命 を 助け て あげ ま しょ う
えっ ? そんな こと 今 まで 一 度 も …
教える わけない よ
この 戦い で 生き残る たった ひと つ の 方法 な ん だ から
( シロウ ) はい ! はい ! それ なら 俺 が …
( 黒 コエムシ ) … と いう こと で お 願い いたし ます
( シロウ ) えっ ? ( 委員 長 ) わ … 私 が ?
ち ょ … ちょっと 冗談 キツイ っす よ これ
( 黒 コエムシ ) 私 は 冗談 は 嫌い です
えっ ?
そ …
そん なぁ
( 黒 コエムシ ) よろしい です ね ?
もっとも 彼 が 最後 の 戦い に 勝て ば の 話 です けど ね
( シロウ ) ふざけ ん な ( 委員 長 ) えっ ?
ふざけ ん な よ ! て め え 何 さま の つもり だ !
俺 は や ん ねえ かんな
( 泣き声 )
戦い なんて し ねえ から な !
( 泣き声 )
くそ ! 死 ん じまえ !
( シロウ ) みんな 死 ん じまえ ! ( 泣き声 )
( 黒 コエムシ ) なるほど
あなた と いう 人 が よく 分かり まし た
では 戦い に 勝ったら それなり の 配慮 を いたし ます よ
( シロウ ) ホ … ホント っす か ?
( 黒 コエムシ ) ええ 任せ て おき なさい
( シロウ ) わ … 分かり まし た それ なら 俺 頑張り ます よ
( マチ ) そして 最後 の 戦い の 日
( シロウ ) やった ! 勝った ぞ ! 勝った ん だ !
俺 は 生き残った ぞ !
( スパーク 音 )
( シロウ ) あ … あれ ? ( 黒 コエムシ ) 何 か ?
( シロウ ) ち ょ … ちょっと 待って ください よ
( シロウ ) これ って 一体 …
( 黒 コエムシ ) 今後 は 私 の 代わり を やって ください
( シロウ ) そういう こと だった ん です か
( 黒 コエムシ ) 満足 でしょ う ?
( シロウ ) もちろん です よ ! 安心 し て お 任せ ください !
俺 は やり ます よ ビシビシ と ね !
( カンジ ) どこ まで ふざけりゃ 気 が 済む ん だ この クソ ゲーム は よ
コエムシ は 本当 に 洋子 ちゃん の お 兄さん だった の か
それ から すぐ ―
お 兄ちゃん と 委員 長 の おね え ちゃん は ―
次 の 地球 へ 向かった
そして 私 も
( 委員 長 ) 洋子 ちゃん ご 両親 い ない の よ ね ?
私 の 所 に 来 ない ?
シロウ 君 は もう …
それ でも 私 の たった 1 人 の お 兄ちゃん だ から
そう …
じゃ これ で お 別れ ね
( 委員 長 ) ごめん ね 私 だけ 戻って
( マチ ) それ から は ―
私 は お 兄ちゃん と 協力 し て 戦い を 演出 し て いった
そして 最後 に 彼ら の 中 から 戦い を 引き継ぐ 人間 を 選び 出す の
次 の 地球 でも その 次 の 地球 でも
何度 も 同じ こと を 繰り返し た ん だ
たとえ 負け て も ―
また 新しい ロボット を 与え られ て 戦い を 続け た の
そして 何度 目 の 地球 だった かな
みんな が 知って る あの 人 に 出会った の は
ココ ペリ … N ( 関 ) 知って る の か ?
僕たち を 契約 さ せ た 人 です
えっ ? 彼 が …
私 たち は 笛吹 ( うすい ) 先生 って 呼 ん で た けど ね
“ ココ ペリ ” って いう の は ―
大地 に 実り を もたらす 精霊 の こと な ん だ って
授業 そっちのけ で そんな 話 ばかり し て くれ た っけ
( 笛吹 ) へえ ロボット シミュレーター か
いい な … いい 面白 そう だ
( マチ ) 先生 私 たち やって いい です か ?
うん ? そうだ ね そう しよ う
( 笛吹 ) お ~ い みんな ! ちょっと 集まって くれ !
( マチ ) その 日 は ―
私 が 転校 生 と して 入り込 ん だ 学校 の 自由 研究 の 日 だった
場所 は 郊外 に ある 科学 技術 館
展示 室 に ある ロボット シミュレーター の 前 に ―
契約 板 を 置 い た
そして いつも の よう に ―
前 の 地球 の 生き残り と 協力 し て パイロット を 契約 さ せ た の
この 地球 で は クラスメート を
ただ いつも と ちょっと 違って い た の は
その 中 に 先生 の 一 人 娘 優 ( ゆう ) って 子 が い た こと
どう し た の ? ( 優 ) なんか イヤ な 感じ が する の
ハハハハッ … 優 は 臆病 だ な
ただ の ゲーム な ん だ から 心配 する 必要 なんか ない さ
さあ
うん
( マチ ) アア …
( 電子 音 )
胸 が 張り裂け そう だった
優 ちゃん は 私 の 友達 だった の
それ から すぐ みんな は 気づ い た
大 変な こと に 巻き込ま れ た って
( ざわめき )
そして 先生 は …
( コエムシ ) 本気 で 言って る の か よ ?
ああ 俺 も 契約 を … 契約 を し たい
その代わり 子供 たち の 契約 を 解 い て くれ ない か ?
“ 娘 の 契約 を ” だ ろ う ? ほか の は 所詮 他人 だ から な
( 笛吹 ) 違う !
( コエムシ ) じゃ お前 の 代わり に 助かる ヤツ を 選ば せ て やる よ
どれ に する ん だ ? なあ
( マチ ) 結局 先生 は 優 ちゃん を 選ば なかった
( 笛吹 ) ただいま
( 笛吹 の 妻 ) あっ お かえり なさい
どこ に も ケガ は ない ? ( 優 ) うん
心配 し た の よ
今回 の は 強 そう だった し ホント 良かった わ
仲良し の 子 が 死 ん だ ん だ そういう 言い 方 は …
( 妻 ) そう … 残念 だった わ ね でも その 子 に は 運 が なかった の よ
そう だ 子供 の 敵 ( かたき ) を 取り たい って 親 も いる はず よ ね
( 妻 ) 今度 の お 葬式 で 契約 する よう 勧誘 し て み ない ?
えっ …
ママ …
それ より お なか すい た でしょ う 優 の 好き な 物 作って ある わ
さあ
( うめき声 )
ハァ ハァ …
( マチ ) 先生 は よく やった と 思う よ
待って ください !
( マチ ) 生徒 を 救い たい 一 心 で 政治 家 の 力 を 借りよ う と し たり
アア … お 願い し ます !
( マチ ) でも 結局 は ―
優 ちゃん と 先生 以外 みんな 死 ん で しまった の
( コエムシ ) さあ 選べ よ
戦って 死ぬ の と 引き継 い で 生き残る の と
どっち が どっち だ ?
どちら も 僕 に … 僕 に やらせ て くれ
ハッ … パパ ?
お前 バカ か ? そんな の ダメ に 決まって ん だ ろ う
頼む ! 娘 に は どちら も やら せ たく ない !
わがまま 言う ん じゃ ねえ よ !
最後 の 戦い を やったら お前 ( め え ) は 死ぬ ん だ ぜ
どう やって 引き継ぎ す ん だ よ ?
( マチ ) 先 に 引き継ぎ を し て … N ( コエムシ ) えっ ?
先 に 引き継ぎ を し て それ から 最後 の 戦い を やれ ば いい じゃ ない
( コエムシ ) な っ … お前 は 黙って ろ !
( マチ ) お 願い お 兄ちゃん !
許し て あげて
お 兄ちゃん !
チェッ …
( コエムシ ) 今回 は 特別 だ から な
( マチ ) そして 私 と 先生 は この 地球 に やって 来 た ん だ
( マチ ) あ あっ ! ( ワク ) どう し た ?
( マチ ) こんな 所 に 置 い た の 誰 ?
( マチ ) 私 は 罪 の 意識 に 迷って た
行って み ない ?
( マチ ) 町 ( まち ) 洋子 …
( マチ ) 自分 も 契約 す べき な ん じゃ な いか って
( マキ ) ほら カナ ちゃん
( コエムシ ) お前 なに 手心 加え て ん だ よ ?
人数 足り ねえ じゃ ねえ か よ !
( 投げつける 音 ) ( 笛吹 ) ウッ …
ウッ … ウウ …
( 優 ) パ … パパ ( 笛吹 ) ハッ …
アア …
パパ …
ゆ … 優 !
( コエムシ ) お前 が 手抜き する から だ ぜ
ンンッ …
( 笛吹 ) 貴 様 !
ハッ … お 兄ちゃん もう やめ て !
( コエムシ ) うる せ え ! お前 も なに 契約 し て ん だ よ !
私 も 戦う べき な ん じゃ な いか って 思って
( コエムシ ) 契約 は 記録 し なかった お前 は お マメ で いい ん だ よ
( 優 ) パパ !
パパ ! パパ ! パパ !
( 優 ・ マチ ) ハッ … N ( コエムシ ) うん ?
フッ … 来 た ぜ
ハッ … N な … なに ? これ 冗談 でしょ う ?
( コエムシ ) せっかく 呼 ん で やった ん だ
娘 の 死に っぷり を よ ~ く 見 て おけ よ
( 妻 ) ハッ …
( 優 の 悲鳴 )
ウオーッ !
( 刺す 音 )
死 ん じゃ え !
( 刺す 音 )
( 優 ) 死 ん じゃ え ! 死 ん じゃ え ! 死 ん じゃ え !
( 刺す 音 )
あなた ( 笛吹 ) アア …
行き ま しょ う 優 の 所 へ ( 笛吹 ) えっ ?
( 笛吹 ) ウワッ !
は … 離せ !
離し て くれ !
一緒 に 行き ま しょ う あなた
イヤ だ ! 死に たく ない !
死に たく ない !
へ ヘヘヘッ … N やっぱり 死に たく ねえ よ な
て め え が 無力 な 猿 だって こと 認める か ?
ああ 認める
( 笛吹 ) 僕 は 死ぬ こと すら 選べ ない ただ の ゲーム の コマ だ
( マチ ) これ が 私 の 知って る 全て
( コエムシ ) しゃべり すぎ だ ぜ
( 一同 ) ハッ …
聞い て た の ?
ああ 猿 ども の 反応 が いちいち おかしく って な
て め え も 元 は 人間 だった と は な それ も 最低 の
( コエムシ ) 吉川 ( よし か わ ) お前 よっぽど 死に て え み て え だ な
あっ …
あっ … 寬 治 ( かんじ )
母さん ?
寬 治 ! あと 少し だった のに …
母さん ?
ハハハハッ … 今更 母親 ヅラ か よ
吉川 いい こと 教え て やる ぜ
そい つ は な 政府 機関 に お前 ら の 情報 流し て た ん だ ぜ
えっ ? ウソ だ ろ う ? ( 吉川 ) 違う !
( コエムシ ) 古 茂 田 ( こも だ ) の 親父 ( おやじ ) が 財界 に 狙わ れ て た こと も 知って た ん だ ぜ
ウソ よ ! 情報 が 入って き た だけ
あっ …
クッ …
アア … 寬 治
( アナウンサー ) 次 の ニュース です
長谷川 豊治 ( は せ がわ と よ はる ) 氏 が 国連 会議 の 席上 で ―
無人 兵器 の 限定 解除 に
理解 を 求める 演説 を 行い まし た
それ に 対 し 中国 ロシア が 賛成 の 意 を 表明
アメリカ は 態度 を 保留 し て い ます が
日本 は 引き続き 説得 に 当たる もよう です
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( カンジ ) なぜ か 沖 天 楼 ( ちゅう てん ろう ) の 目の前 に 敵 が 現れ た
母さん が 再現 し た ジアース プログラム の 秘密 と は ?
次回 「 ぼくら の 」 “ 真相 ”
もう 俺 たち は ダマ さ れ ない