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CLANNAD -クラナド-, Clannad Episode 14

Clannad Episode 14

岡崎 さん

よう 、 おはよう

差し入れ

すま ん

あんた 、 もし かして 徹夜 ?

まさか 夜 に は 帰って る さ

あの 、 今日 は 私 たち も 学校 休 ん で 、 お 手伝い し よ う か と …

気持ち だけ もら っと く

E 組 と D 組 の 委員 長 が そろって サボったら 、 まずい だ ろ

こと み ぃ ちゃんと 寝 てる ー ?

ちゃんと 食べ てる ー ?

あさって の 誕生日 、 私 たち も 楽しみ に し てる から ね ー ッ

ホント に 、 大丈夫 な の か な … ; タイトル

じゃ 、 また 明日 ね

お 二 人 と も 、 あまり 無理 し ない で ください ね

わかって る

お 休み なさい

明日 中 に 、 作業 は 終わり そう です か ?

余裕 だ

実は 、 今夜 、 徹夜 する つもり な ん だ

あっ 、 それ なら ――

ダメ だっ

まだ 、 何も 言って ない です …

自分 も 付き合う って 言う ん だ ろ

ダメ だ

お前 が 熱 でも 出し たら 、 オッサン ぶち 切れ て 、 俺 の こと 出入り 禁止 に し かね ない から な

でも 、 岡崎 さん 、 夕べ も 遅く まで 働 い て た ん じゃ …

これ くらい 、 バスケ 部 の 特訓 に 比べりゃ どう って こと ない さ

分かり まし た

手伝い が 必要 な 時 は 、 いつ でも 言って ください

は ぁ 、 さすが に 疲れ た …

ことみ 、 みんな 心配 し てる ん だ ぞ

ちゃんと わかって る よ な

「 観測 できる 時空 だけ が 宇宙 で は ない 」

「 世界 が この 形 を 得る 過程 で 剥がれ 落ち 、 微細 に 封じ込め られ た 次元 、 『 隠さ れ た 世界 』 が 存在 する 」

隠さ れ た 世界 、 か …

どうやら 間に合った か …

構わ ない よ な 、 もう 読 ん で も

おととい は 兎 、 昨日 は 鹿

そう か 、 この 本 の 文章 だった の か

「 おととい は 兎 を 見 た の 」

「 きのう は 鹿 」

「 今日 は あなた 」

どこ だ ろ 、 ここ …

あなた は 、 だ あれ ?

どうして ここ に いる の ?

遊 ん で たら 迷い こ ん じゃ った

きみ は 、 だれ ?

ことみ

ひらがな みっ つ で 、 ことみ

呼ぶ とき は 、 ことみ ちゃん

あら あら っ かわいい お 客 さん ね

それ が 、 ことみ と の 出会い だった

いただき ま しょ う

… いただき ます

これ は ハナビシソウ 、 これ は サンシキスミレ …

へ ぇ ~

ことみ ちゃん 、 こんなに お 天気 が いい ん だ から 、 お 外 で 遊 ん でき だ ら ?

ここ 、 お 外 な の

お 外 は ね 、 あの 生け垣 の 向こう の こと

とっても とって も 広く て 、 ことみ ちゃん の 知ら ない もの が たくさん ある の よ

こわい から 、 や な の

おととい は 兎 を 見 た の

きのう は 鹿 、 今日 は あなた

ことみ は 、 あまり 外 に 出かけ た がら ない 子 だった

ほか の 友達 が 来 て いる の も 、 見 た こと が なかった

ねえ 、 今度 の お 誕生 会 、 僕 の 友達 も 呼 ん で き ちゃ だめ かな ?

え ?

みんな で ことみ ちゃん の お 誕生日 を お 祝い し たい ん だ

きっと 楽しい よ

うん …

え ー 、 知ら ない 子 の お 誕生 会 ?

女の子 の 誕生 会 に 行く なんて 、 恥ずかしく ねぇ ?

彼女 に 合わせる 顔 が なく て 、 俺 は 、 とうとう 庭 に 入れ なかった

やっと 決心 が つい た の は 、 真 夜中 に なって から だった

誕生 会 を す っぽ かし た こと を 、 謝ら なけ れ ば いけない と 思った

… あれ ?

ことみ ちゃん !

燃やし ちゃ った …

お 父さん と お 母さん の 論文 、 燃やし ちゃ った …

これ は 違う よ

君 は 泣か なく て いい ん だ

これ は 、 君 の ため の もの だ から …

その後 、 ことみ に 会う こと は なかった

俺 は 何度 か 行って み た が 、 ことみ の 姿 を 見る こと は でき なかった

ことみ と の 出会い も 、

あの 庭 で 過ごし た 時間 も 、

何もかも 夢 だった よう な 気 が し て …

そして いつしか 俺 は 、 何もかも 、 忘れ て しまった

あなた は 、 だ あれ ?

どうして ここ に いる の ?

目 が 覚め た ?

まだ 、 夢 を 見 てる の かも しれ ない

ずっと 、 憶 え て い た の

お 庭 に 迷い 込 ん で き た 、 男の子

私 、 その 男の子 の こと 、 とっても とって も 好き だった の

私 の 、 たった 一 人 の お 友達 だった から

だから …

ずっと 待って た の

ことみ …

おととい は 兎 を 見 た の

きのう は 鹿

今日 は 、 あなた …

あなた は 、 朋也 くん

迎え に 来 たっ

みんな お前 を 待って る ぞ っ

お 空 、 とっても きれい

ああ

来 まし たっ

お は よ 、 ことみ

おはよう です

おはよう ございます

おはよう 、 ことみ

みんな 、 おはよう な の

あ 、 私 を 待って て くれ た の ?

と ー ぜん

今日 は おまえ の 誕生日 だ ろ ?

あっ … そ っか

それ で ね 、 プレゼント な ん だ けど …

はい

ヴァイオリン プレゼント 券 ?

ことみ ちゃん が 好き な あの ヴァイオリン です

プレゼント する つもり だった ん です けど 、 壊れ て しまって

修理 は できる そう な ん です けど 、 今日 に は 間に合わ なかった ん です

直って き たら 、 改めて プレゼント する から 、 それ まで 待って て

ありがとう …

一ノ瀬 さん っ ?

よかった 、 学校 に 出 て くる 気 に なった の ね

先生 、 おはよう ございます

おはよう

あの ね 、 今日 、 あなた の 後見人 さん が 来 られる らしい の

渡し たい もの が ある から って

えっ …

心配 する な

あの 人 は 、 そんなに 悪い 人 じゃ ない

お前 も 分かって る ん だ ろ

演劇 部 の 部室 に 来 て もら お う

それ なら 、 リラックス できる でしょ う

わたし 達 も 一緒 に い ます

会って み ま しょ う 、 ことみ ちゃん

… うん

ことみ くん …

すいません 、 わざわざ 来 て いた だい て

い や ぁ 、 よかった よ 、 今日 会え て

はっ … お 父さん の 、 かばん … ; B

夕べ 遅く 研究 所 に 届 い た ん だ よ

私 が 中 を 開け て 、 一ノ瀬 博士 の もの だ と 確認 し た

どうして も 今日 、 君 に 渡さ なけ れ ば と 思った ん だ よ …

論文 が 、 入って る の ?

開け て ごらん

ことみ っ 、 俺 たち が ついて る

そう よ ファイト 、 ことみ っ

うん

… どういう 意味 な の っ ?

俺 に 訊 く な よ

えっ と … もし あなた が この す ー つけ ー す を …

スーツ ケース を 見つけ たら 、 どうか 娘 に 届け て ください

最後 の サイン は 、 一ノ瀬 鴻 太郎 と 一ノ瀬 水 恵 の 略

つまり 、 ことみ くん の ご 両親 の もの だ

共同 研究 の 論文 に は 、 いつも 手書き で こう サイン し て た の

その 鞄 は 、 一ノ瀬 夫妻 の もの だ

きっと 長い 時間 を かけ て 、 どこ か の 岸辺 に うち あげ られ た ん だ ろ う

誰 か が この 鞄 を 見つけ て 鍵 を あけ 、 手紙 に 気づ い た

そして 他の 誰 か に 託し た ん だ

そう やって 、 様々 な 国 の 人 から 人 へ 、 この 鞄 は 渡さ れ て き た …

ぬいぐるみ に も 鞄 に も 、 複数 の 人間 が 手入れ を し て くれ た 形跡 が ある

君 が 焼 い て しまった 封筒 に 、 何 が 入って い た か 、

君 は きっと 、 知ら なかった ろ う ね

お 父さん と お 母さん の 論文 …

論文 の 控え な ん か 、 最初 から 存在 し なかった ん だ

え … ! ?

お 父さん は 、 出発 の ぎりぎり まで 、 手直し を 続け て い た から 、

控え を 取る 暇 が なかった ん だ ろ う

それ じゃ 、 あの 封筒 に は …

あれ に は 、 君 に あげる クマ の ぬいぐるみ の カタログ が 、 入って いた ん だ よ

えっ

今日 まで の 君 なら 、 言って も 信じ て くれ なかった だ ろ う

でも 、 今 なら 信じ て もらえ る と 思う

今 でも 覚え て いる よ

「 娘 が 初めて 、 自分 から 欲しい 物 を 言って くれ た 」

そう 、 うれし そう に 話す 、 君 の お 父さん の 顔 を

でも この 鞄 に は 論文 が 入って い た はず でしょ ? お 父さん と お 母さん の 論文 っ

読 ん で ごらん

「 ことみ へ 」

「 世界 は 美しい 」

「 悲しみ と 涙 に 満ち て さえ 」

これ 、 お 父さん の 字 …

母さん …

お 父さん と お 母さん は 、 中 に 入って い た 荷物 も 、 論文 も 捨て て 、 かわり に この ぬいぐるみ と 手紙 を いれ た ん だ ろ う

君 の ご 両親 は 、 世界 の 成り立ち を 、 できる 限り 美しく 純粋 に 、 そして 簡潔 に 表現 しよ う と して い た

しかし 、 その 手紙 ほど 美しい 言葉 に 、 私 は かつて 触れ た こと が ない

君 の お 父さん と お 母さん は … N 最後 まで 、 君 の 幸せ だけ を … 祈って 、 いたん だ よ

お 父さん 、 お 母さん …

私 ね 、 ずっと 待って た の

お 家 の 中 で 、 ずっと ひと り で 泣 い て ばかり い た の

そう したら ね …

朋也 くん が 、 迎え に 来 て くれ た の

私 、 今 、 とっても しあわせ な の

とっても とって も しあわせ で …

だから … だ から ねっ …

お 父さん 、 お 母さん …

お かえり な さ いっ

その 鞄 は 、 世界中 を 旅 し て き た ん だ ろ う

砂漠 の 町 も 、 氷 の 島 も …

険しい 山 も 、 緑 の 大地 も …

たくさん の 人 の 手 から 手 へ 、

大切 に 託さ れ て き た …

「 この 鞄 を 見つけ たら 、 どうか 娘 に 届け て ください 。 」 ( 日本 語 )

「 If you find this suitcase , please take it to our daughter . 」 ( 英語 )

「 Als U deze koffer vlndt , breng ze dan nar onze dochter . 」 ( オランダ 語 )

「 Se trovi auesta borsa prego di portarla alla nostra figlia . 」 ( イタリア 語 )

「 Kalau anda menemukan las ini , mohon mengembalikan kepada pulti kami . 」 ( インドネシア 語 )

「 Se encontrar esta mala , por favor envie - a para nossa filha . 」 ( ポルトガル 語 )

「 Если вы находите этот чемодан , то пожалуйста примите его к нашей дочи 」 ( ロシア 語 )

「 ことみ へ 」

「 世界 は 美しい 」

「 悲しみ と 涙 に 満ち て さえ 」

「 瞳 を 開き なさい 」

「 やり たい 事 を し なさい 」

「 なり たい 者 に なり なさい 」

「 友達 を 見つけ なさい 」

「 焦ら ず に ゆっくり と 大人 に なり なさい 」

「 おみやげ も の 屋 さん で 見つけ たく ま さん です 」

「 たくさん たくさん 探し た けど 、 この 子 が いちばん 大きかった の 」

「 時間 が なく て 、 空港 から 送れ なかった から 」

「 かわいい ことみ 」

「 お たん じ ょ う び おめでとう 」

… うん

みんな 、 こんにちは

こんにちは

春原 や 、 宮沢 も 呼 ん でる ん だ

今 、 買出し に 行って くれ て る

わたし の お 父さん と お 母さん も 、 来 て くれる そう です よ

みんな が 揃ったら 、 贈呈 式 を 始め ま しょ う

うん 私 も お 菓子 作った から

どうせ また 作り すぎ た ん だ ろ ?

うん

今日 だけ は いくら あって も 大丈夫 よ

コンサート の 時 み たい に 、 大勢 招集 かけ とい た から

えっ

って おまえ それ 、 すごい 数 に なる だ ろ ?

ここ に 入り きれ る の か ?

だいじょうぶ な の

私 の お 庭 は 、 広い から ; 次回 予告

バスケットボール

どっち か って いう と 、 岡崎 の 管轄 だ ね

何 か 意味 あん の ?

わかった 本当の こと を 言 お う

はい ?

すみません …

泣く つもり じゃ ない のに …

春原 …

くっ

それ で 、 どう する の ? 渚

まさか 、 ここ で 引く つもり じゃ ない でしょ う ね ?


Clannad Episode 14 clannad|episode Clannad Episode 14

岡崎 さん おかざき|

よう 、 おはよう

差し入れ さしいれ Insert

すま ん

あんた 、 もし かして 徹夜 ? |||てつや

まさか   夜 に は 帰って る さ |よ|||かえって||

あの 、 今日 は 私 たち も 学校 休 ん で 、 お 手伝い し よ う か と … |きょう||わたくし|||がっこう|きゅう||||てつだい|||||

気持ち だけ もら っと く きもち||||

E 組 と D 組 の 委員 長 が そろって サボったら 、 まずい だ ろ e|くみ||d|くみ||いいん|ちょう|||さぼったら|||

こと み ぃ   ちゃんと 寝 てる ー ? ||||ね||-

ちゃんと 食べ てる ー ? |たべ||-

あさって の 誕生日 、 私 たち も 楽しみ に し てる から ね ー ッ ||たんじょうび|わたくし|||たのしみ||||||-|

ホント に 、 大丈夫 な の か な … ; タイトル ほんと||だいじょうぶ|||||たいとる

じゃ 、 また 明日 ね ||あした|

お 二 人 と も 、 あまり 無理 し ない で ください ね |ふた|じん||||むり|||||

わかって る

お 休み なさい |やすみ|

明日 中 に 、 作業 は 終わり そう です か ? あした|なか||さぎょう||おわり|||

余裕 だ よゆう|

実は 、 今夜 、 徹夜 する つもり な ん だ じつは|こんや|てつや|||||

あっ 、 それ なら ――

ダメ だっ だめ|

まだ 、 何も 言って ない です … |なにも|いって||

自分 も 付き合う って 言う ん だ ろ じぶん||つきあう||いう|||

ダメ だ だめ|

お前 が 熱 でも 出し たら 、 オッサン ぶち 切れ て 、 俺 の こと 出入り 禁止 に し かね ない から な おまえ||ねつ||だし||||きれ||おれ|||でいり|きんし||||||

でも 、 岡崎 さん 、 夕べ も 遅く まで 働 い て た ん じゃ … |おかざき||ゆうべ||おそく||はたら|||||

これ くらい 、 バスケ 部 の 特訓 に 比べりゃ どう って こと ない さ |||ぶ||とっくん||くらべりゃ|||||

分かり まし た わかり||

手伝い が 必要 な 時 は 、 いつ でも 言って ください てつだい||ひつよう||じ||||いって|

は ぁ 、 さすが に 疲れ た … ||||つかれ|

ことみ 、 みんな 心配 し てる ん だ ぞ ||しんぱい|||||

ちゃんと わかって る よ な

「 観測 できる 時空 だけ が 宇宙 で は ない 」 かんそく||じくう|||うちゅう|||

「 世界 が この 形 を 得る 過程 で 剥がれ 落ち 、 微細 に 封じ込め られ た 次元 、 『 隠さ れ た 世界 』 が 存在 する 」 せかい|||かた||える|かてい||はがれ|おち|びさい||ふうじこめ|||じげん|かくさ|||せかい||そんざい|

隠さ れ た 世界 、 か … かくさ|||せかい|

どうやら 間に合った か … |まにあった|

構わ ない よ な 、 もう 読 ん で も かまわ|||||よ|||

おととい は 兎 、 昨日 は 鹿 ||うさぎ|きのう||しか

そう か 、 この 本 の 文章 だった の か |||ほん||ぶんしょう|||

「 おととい は 兎 を 見 た の 」 ||うさぎ||み||

「 きのう は 鹿 」 ||しか

「 今日 は あなた 」 きょう||

どこ だ ろ 、 ここ …

あなた は 、 だ あれ ?

どうして ここ に いる の ?

遊 ん で たら 迷い こ ん じゃ った あそ||||まよい||||

きみ は 、 だれ ?

ことみ

ひらがな みっ つ で 、 ことみ

呼ぶ とき は 、 ことみ ちゃん よぶ||||

あら あら っ   かわいい お 客 さん ね |||||きゃく||

それ が 、 ことみ と の 出会い だった |||||であい|

いただき ま しょ う

… いただき ます

これ は ハナビシソウ 、 これ は サンシキスミレ … |||||さんしきすみれ

へ ぇ ~

ことみ ちゃん 、 こんなに お 天気 が いい ん だ から 、 お 外 で 遊 ん でき だ ら ? ||||てんき|||||||がい||あそ||||

ここ 、 お 外 な の ||がい||

お 外 は ね 、 あの 生け垣 の 向こう の こと |がい||||いけがき||むこう||

とっても とって も 広く て 、 ことみ ちゃん の 知ら ない もの が たくさん ある の よ |||ひろく|||||しら|||||||

こわい から 、 や な の

おととい は 兎 を 見 た の ||うさぎ||み||

きのう は 鹿 、 今日 は あなた ||しか|きょう||

ことみ は 、 あまり 外 に 出かけ た がら ない 子 だった |||がい||でかけ||||こ|

ほか の 友達 が 来 て いる の も 、 見 た こと が なかった ||ともだち||らい|||||み||||

ねえ 、 今度 の お 誕生 会 、 僕 の 友達 も 呼 ん で き ちゃ だめ かな ? |こんど|||たんじょう|かい|ぼく||ともだち||よ||||||

え ?

みんな で ことみ ちゃん の お 誕生日 を お 祝い し たい ん だ ||||||たんじょうび|||いわい||||

きっと 楽しい よ |たのしい|

うん …

え ー 、 知ら ない 子 の お 誕生 会 ? |-|しら||こ|||たんじょう|かい

女の子 の 誕生 会 に 行く なんて 、 恥ずかしく ねぇ ? おんなのこ||たんじょう|かい||いく||はずかしく|

彼女 に 合わせる 顔 が なく て 、 俺 は 、 とうとう 庭 に 入れ なかった かのじょ||あわせる|かお||||おれ|||にわ||いれ|

やっと 決心 が つい た の は 、 真 夜中 に なって から だった |けっしん||||||まこと|よなか||||

誕生 会 を す っぽ かし た こと を 、 謝ら なけ れ ば いけない と 思った たんじょう|かい||||||||あやまら||||||おもった

… あれ ?

ことみ ちゃん !

燃やし ちゃ った … もやし||

お 父さん と お 母さん の 論文 、 燃やし ちゃ った … |とうさん|||かあさん||ろんぶん|もやし||

これ は 違う よ ||ちがう|

君 は 泣か なく て いい ん だ きみ||なか|||||

これ は 、 君 の ため の もの だ から … ||きみ||||||

その後 、 ことみ に 会う こと は なかった そのご|||あう|||

俺 は 何度 か 行って み た が 、 ことみ の 姿 を 見る こと は でき なかった おれ||なんど||おこなって||||||すがた||みる||||

ことみ と の 出会い も 、 |||であい|

あの 庭 で 過ごし た 時間 も 、 |にわ||すごし||じかん|

何もかも 夢 だった よう な 気 が し て … なにもかも|ゆめ||||き|||

そして いつしか 俺 は 、 何もかも 、 忘れ て しまった ||おれ||なにもかも|わすれ||

あなた は 、 だ あれ ?

どうして ここ に いる の ?

目 が 覚め た ? め||さめ|

まだ 、 夢 を 見 てる の かも しれ ない |ゆめ||み|||||

ずっと 、 憶 え て い た の |おく|||||

お 庭 に 迷い 込 ん で き た 、 男の子 |にわ||まよい|こみ|||||おとこのこ

私 、 その 男の子 の こと 、 とっても とって も 好き だった の わたくし||おとこのこ||||||すき||

私 の 、 たった 一 人 の お 友達 だった から わたくし|||ひと|じん|||ともだち||

だから …

ずっと 待って た の |まって||

ことみ …

おととい は 兎 を 見 た の ||うさぎ||み||

きのう は 鹿 ||しか

今日 は 、 あなた … きょう||

あなた は 、 朋也 くん ||ともや|

迎え に 来 たっ むかえ||らい|

みんな お前 を 待って る ぞ っ |おまえ||まって|||

お 空 、 とっても きれい |から||

ああ

来 まし たっ らい||

お は よ 、 ことみ

おはよう です

おはよう ございます

おはよう 、 ことみ

みんな 、 おはよう な の

あ 、 私 を 待って て くれ た の ? |わたくし||まって||||

と ー ぜん |-|

今日 は おまえ の 誕生日 だ ろ ? きょう||||たんじょうび||

あっ … そ っか

それ で ね 、 プレゼント な ん だ けど … |||ぷれぜんと||||

はい

ヴァイオリン プレゼント 券 ? ヴぁいおりん|ぷれぜんと|けん

ことみ ちゃん が 好き な あの ヴァイオリン です |||すき|||ヴぁいおりん|

プレゼント する つもり だった ん です けど 、 壊れ て しまって ぷれぜんと|||||||こぼれ||

修理 は できる そう な ん です けど 、 今日 に は 間に合わ なかった ん です しゅうり||||||||きょう|||まにあわ|||

直って き たら 、 改めて プレゼント する から 、 それ まで 待って て なおって|||あらためて|ぷれぜんと|||||まって|

ありがとう …

一ノ瀬 さん っ ? いちのせ||

よかった 、 学校 に 出 て くる 気 に なった の ね |がっこう||だ|||き||||

先生 、 おはよう ございます せんせい||

おはよう

あの ね 、 今日 、 あなた の 後見人 さん が 来 られる らしい の ||きょう|||こうけんにん|||らい|||

渡し たい もの が ある から って わたし||||||

えっ …

心配 する な しんぱい||

あの 人 は 、 そんなに 悪い 人 じゃ ない |じん|||わるい|じん||

お前 も 分かって る ん だ ろ おまえ||わかって||||

演劇 部 の 部室 に 来 て もら お う えんげき|ぶ||ぶしつ||らい||||

それ なら 、 リラックス できる でしょ う ||りらっくす|||

わたし 達 も 一緒 に い ます |さとる||いっしょ|||

会って み ま しょ う 、 ことみ ちゃん あって||||||

… うん

ことみ くん …

すいません 、 わざわざ 来 て いた だい て ||らい||||

い や ぁ 、 よかった よ 、 今日 会え て |||||きょう|あえ|

はっ …   お 父さん の 、 かばん … ; B ||とうさん|||b

夕べ 遅く 研究 所 に 届 い た ん だ よ ゆうべ|おそく|けんきゅう|しょ||とどけ|||||

私 が 中 を 開け て 、 一ノ瀬 博士 の もの だ と 確認 し た わたくし||なか||あけ||いちのせ|はかせ|||||かくにん||

どうして も 今日 、 君 に 渡さ なけ れ ば と 思った ん だ よ … ||きょう|きみ||わたさ|||||おもった|||

論文 が 、 入って る の ? ろんぶん||はいって||

開け て ごらん あけ||

ことみ っ 、 俺 たち が ついて る ||おれ||||

そう よ   ファイト 、 ことみ っ ||ふぁいと||

うん

… どういう 意味 な の っ ? |いみ|||

俺 に 訊 く な よ おれ||じん|||

えっ と … もし あなた が この す ー つけ ー す を … |||||||-||-|| 嗯...如果你穿上...

スーツ ケース を 見つけ たら 、 どうか 娘 に 届け て ください すーつ|けーす||みつけ|||むすめ||とどけ||

最後 の サイン は 、 一ノ瀬 鴻 太郎 と 一ノ瀬 水 恵 の 略 さいご||さいん||いちのせ|ひろし|たろう||いちのせ|すい|けい||りゃく

つまり 、 ことみ くん の ご 両親 の もの だ |||||りょうしん|||

共同 研究 の 論文 に は 、 いつも 手書き で こう サイン し て た の きょうどう|けんきゅう||ろんぶん||||てがき|||さいん||||

その 鞄 は 、 一ノ瀬 夫妻 の もの だ |かばん||いちのせ|ふさい|||

きっと 長い 時間 を かけ て 、 どこ か の 岸辺 に うち あげ られ た ん だ ろ う |ながい|じかん|||||||きしべ|||||||||

誰 か が この 鞄 を 見つけ て 鍵 を あけ 、 手紙 に 気づ い た だれ||||かばん||みつけ||かぎ|||てがみ||きづ||

そして 他の 誰 か に 託し た ん だ |たの|だれ|||たくし|||

そう やって 、 様々 な 国 の 人 から 人 へ 、 この 鞄 は 渡さ れ て き た … ||さまざま||くに||じん||じん|||かばん||わたさ||||

ぬいぐるみ に も 鞄 に も 、 複数 の 人間 が 手入れ を し て くれ た 形跡 が ある |||かばん|||ふくすう||にんげん||ていれ||||||けいせき||

君 が 焼 い て しまった 封筒 に 、 何 が 入って い た か 、 きみ||や||||ふうとう||なん||はいって|||

君 は きっと 、 知ら なかった ろ う ね きみ|||しら||||

お 父さん と お 母さん の 論文 … |とうさん|||かあさん||ろんぶん

論文 の 控え な ん か 、 最初 から 存在 し なかった ん だ ろんぶん||ひかえ||||さいしょ||そんざい||||

え … ! ?

お 父さん は 、 出発 の ぎりぎり まで 、 手直し を 続け て い た から 、 |とうさん||しゅっぱつ||||てなおし||つづけ||||

控え を 取る 暇 が なかった ん だ ろ う ひかえ||とる|いとま||||||

それ じゃ 、 あの 封筒 に は … |||ふうとう||

あれ に は 、 君 に あげる クマ の ぬいぐるみ の カタログ が 、 入って いた ん だ よ |||きみ|||くま||||かたろぐ||はいって||||

えっ

今日 まで の 君 なら 、 言って も 信じ て くれ なかった だ ろ う きょう|||きみ||いって||しんじ||||||

でも 、 今 なら 信じ て もらえ る と 思う |いま||しんじ|||||おもう

今 でも 覚え て いる よ いま||おぼえ|||

「 娘 が 初めて 、 自分 から 欲しい 物 を 言って くれ た 」 むすめ||はじめて|じぶん||ほしい|ぶつ||いって||

そう 、 うれし そう に 話す 、 君 の お 父さん の 顔 を ||||はなす|きみ|||とうさん||かお|

でも この 鞄 に は 論文 が 入って い た はず でしょ ? お 父さん と お 母さん の 論文 っ ||かばん|||ろんぶん||はいって||||||とうさん|||かあさん||ろんぶん|

読 ん で ごらん よ|||

「 ことみ へ 」

「 世界 は 美しい 」 せかい||うつくしい

「 悲しみ と 涙 に 満ち て さえ 」 かなしみ||なみだ||みち||

これ 、 お 父さん の 字 … ||とうさん||あざ

母さん … かあさん

お 父さん と お 母さん は 、 中 に 入って い た 荷物 も 、 論文 も 捨て て 、 かわり に この ぬいぐるみ と 手紙 を いれ た ん だ ろ う |とうさん|||かあさん||なか||はいって|||にもつ||ろんぶん||すて|||||||てがみ|||||||

君 の ご 両親 は 、 世界 の 成り立ち を 、 できる 限り 美しく 純粋 に 、 そして 簡潔 に 表現 しよ う と して い た きみ|||りょうしん||せかい||なりたち|||かぎり|うつくしく|じゅんすい|||かんけつ||ひょうげん||||||

しかし 、 その 手紙 ほど 美しい 言葉 に 、 私 は かつて 触れ た こと が ない ||てがみ||うつくしい|ことば||わたくし|||ふれ||||

君 の お 父さん と お 母さん は …\ N 最後 まで 、 君 の 幸せ だけ を … 祈って 、 いたん だ よ きみ|||とうさん|||かあさん||n|さいご||きみ||しあわせ|||いのって|||

お 父さん 、 お 母さん … |とうさん||かあさん

私 ね 、 ずっと 待って た の わたくし|||まって||

お 家 の 中 で 、 ずっと ひと り で 泣 い て ばかり い た の |いえ||なか||||||なき||||||

そう したら ね …

朋也 くん が 、 迎え に 来 て くれ た の ともや|||むかえ||らい||||

私 、 今 、 とっても しあわせ な の わたくし|いま||||

とっても とって も しあわせ で …

だから … だ から ねっ …

お 父さん 、 お 母さん … |とうさん||かあさん

お かえり な さ いっ

その 鞄 は 、 世界中 を 旅 し て き た ん だ ろ う |かばん||せかいじゅう||たび||||||||

砂漠 の 町 も 、 氷 の 島 も … さばく||まち||こおり||しま|

険しい 山 も 、 緑 の 大地 も … けわしい|やま||みどり||だいち|

たくさん の 人 の 手 から 手 へ 、 ||じん||て||て|

大切 に 託さ れ て き た … たいせつ||たくさ||||

「 この 鞄 を 見つけ たら 、 どうか 娘 に 届け て ください 。 」 ( 日本 語 ) |かばん||みつけ|||むすめ||とどけ|||にっぽん|ご

「 If you find this suitcase , please take it to our daughter . 」 ( 英語 ) if|||||||||||えいご

「 Als U deze koffer vlndt , breng ze dan nar onze dochter . 」 ( オランダ 語 ) als|u||||||||||おらんだ|ご

「 Se trovi auesta borsa prego di portarla alla nostra figlia . 」 ( イタリア 語 ) se||||||||||いたりあ|ご

「 Kalau anda menemukan las ini , mohon mengembalikan kepada pulti kami . 」 ( インドネシア 語 ) kalau||||||||||いんどねしあ|ご

「 Se encontrar esta mala , por favor envie - a para nossa filha . 」 ( ポルトガル 語 ) se|||||||||||ぽるとがる|ご

「 Если вы находите этот чемодан , то пожалуйста примите его к нашей дочи 」 ( ロシア 語 ) если||||||||||||ろしあ|ご

「 ことみ へ 」

「 世界 は 美しい 」 せかい||うつくしい

「 悲しみ と 涙 に 満ち て さえ 」 かなしみ||なみだ||みち||

「 瞳 を 開き なさい 」 ひとみ||あき|

「 やり たい 事 を し なさい 」 ||こと|||

「 なり たい 者 に なり なさい 」 ||もの|||

「 友達 を 見つけ なさい 」 ともだち||みつけ|

「 焦ら ず に ゆっくり と 大人 に なり なさい 」 あせら|||||おとな|||

「 おみやげ も の 屋 さん で 見つけ たく ま さん です 」 |||や|||みつけ||||

「 たくさん たくさん 探し た けど 、 この 子 が いちばん 大きかった の 」 ||さがし||||こ|||おおきかった|

「 時間 が なく て 、 空港 から 送れ なかった から 」 じかん||||くうこう||おくれ||

「 かわいい ことみ 」

「 お たん じ ょ う び おめでとう 」

… うん

みんな 、 こんにちは

こんにちは

春原 や 、 宮沢 も 呼 ん でる ん だ すのはら||みやさわ||よ||||

今 、 買出し に 行って くれ て る いま|かいだし||おこなって|||

わたし の お 父さん と お 母さん も 、 来 て くれる そう です よ |||とうさん|||かあさん||らい|||||

みんな が 揃ったら 、 贈呈 式 を 始め ま しょ う ||そろったら|ぞうてい|しき||はじめ|||

うん   私 も お 菓子 作った から |わたくし|||かし|つくった|

どうせ また 作り すぎ た ん だ ろ ? ||つくり|||||

うん

今日 だけ は いくら あって も 大丈夫 よ きょう||||||だいじょうぶ|

コンサート の 時 み たい に 、 大勢 招集 かけ とい た から こんさーと||じ||||おおぜい|しょうしゅう||||

えっ

って おまえ それ 、 すごい 数 に なる だ ろ ? ||||すう||||

ここ に 入り きれ る の か ? ||はいり||||

だいじょうぶ な の

私 の お 庭 は 、 広い から ; 次回 予告 わたくし|||にわ||ひろい||じかい|よこく

バスケットボール ばすけっとぼーる

どっち か って いう と 、 岡崎 の 管轄 だ ね |||||おかざき||かんかつ||

何 か 意味 あん の ? なん||いみ||

わかった   本当の こと を 言 お う |ほんとうの|||げん||

はい ?

すみません …

泣く つもり じゃ ない のに … なく||||

春原 … すのはら

くっ

それ で 、 どう する の ?   渚 |||||なぎさ

まさか 、 ここ で 引く つもり じゃ ない でしょ う ね ? |||ひく||||||