K - Return of Kings Episode 8

迦 具 都 か|つぶさ|と

お前 は なんて こと を おまえ||||

生き て いる 者 が い たら 返事 を しろ いき|||もの||||へんじ||

誰 か 誰 か い ない の か だれ||だれ|||||

頼む 誰 か 返事 を たのむ|だれ||へんじ|

おい しっかり しろ 生き てる か |||いき||

ダメ か だめ|

こんな 子供 まで |こども|

これ が 俺 が 目指し た 理想 の 結末 だって いう の か ||おれ||まなざし||りそう||けつまつ||||

子供 一 人 救え ない 王 の 力 に こども|ひと|じん|すくえ||おう||ちから|

なんの 意味 が ある ん だ |いみ||||

どういう こと な ん でしょ う 伏見 さん ||||||ふしみ|

５ 本 目 の ダモクレス の 剣 が 出 て くる なんて ほん|め||||けん||だ|||

今 いる 王 は 四 人 じゃ なかった ん でしょ う か いま||おう||よっ|じん||||||

ち っ ろく で も ない 事態 だ な ||||||じたい||

あれ って 何 色 です か ね ||なん|いろ|||

黄金 でも 無色 で も ない おうごん||むしょく|||

って こと は 残り は １ つ だ ろ |||のこり||||

まさか と は 思った けど な |||おもった||

あっ 緑 が 消え ます |みどり||きえ|

第 五 王権 者 の ヴァイス マン 偏 差 急速 に 下降 中 だい|いつ|おうけん|もの|||まん|へん|さ|きゅうそく||かこう|なか

前 世紀 末 に 生じ た 最大 に し て 最悪 の 王権 暴発 事例 ぜん|せいき|すえ||しょうじ||さいだい||||さいあく||おうけん|ぼうはつ|じれい

迦 具 都 事件 か|つぶさ|と|じけん

その 巻き添え に なり 死 ん だ と 思わ れ て い た |まきぞえ|||し||||おもわ||||

第 六 王権 者 灰色 の 王 鳳 聖 悟 だい|むっ|おうけん|もの|はいいろ||おう|おおとり|せい|さとし

その 男 が 生き延び 緑 の クラン の 黒幕 と なって い た と は |おとこ||いきのび|みどり||||くろまく||||||

さすが に 驚 い た と 言わ ざる を え ませ ん ね ||おどろ||||いわ||||||

いい や 宗像 ||むなかた

鳳 聖 悟 と か いう 男 は 確かに あの とき 死 ん だ の さ おおとり|せい|さとし||||おとこ||たしかに|||し||||

今 お前 の 目の前 に いる の は いま|おまえ||めのまえ||||

緑 の 王 比 水流 の 親 代わり に し て みどり||おう|ひ|すいりゅう||おや|かわり|||

JUNGLE の 居候 磐 舟 天 鶏 ||いそうろう|いわお|ふね|てん|にわとり

飛べ ない 鶏 さ とべ||にわとり|

黒幕 なんて 大層 な もん じゃ ねぇ くろまく||たいそう||||

ただ の お っ さん だ よ

絶対 守護 の 属性 を 持つ 霧 の サンクトゥム ぜったい|しゅご||ぞくせい||もつ|きり||

その 力 を こうして 展開 し ながら |ちから|||てんかい||

よく ぬけぬけ と ただ の 男 など と 言え た もの です |||||おとこ|||いえ|||

俺 の 勝ち です 宗像 礼司 おれ||かち||むなかた|れいじ

なんか も わ っと し て き た よ

これ は …

ダメ 止め なきゃ だめ|とどめ|

アンナ

シロ シロ

シロ

クロ ネコ を 頼む そこ から 離れろ |ねこ||たのむ|||はなれろ

シロ シロ

宗像 さん むなかた|

おいおい どこ 狙って ん だ ||ねらって||

クラン を 失い 名 を 変え ||うしない|な||かえ

地 に 潜って 一 人 おめおめ と 生き延び た 男 に ふさわしい ち||くぐって|ひと|じん|||いきのび||おとこ||

卑小 な 戦い 方 です ね ひしょう||たたかい|かた||

なんと でも 言 や ぁ いい ||げん|||

プライド なんて もの は とっくに 捨て ち まった んで ね ぷらいど|||||すて||||

痛く も かゆ くも ねぇ よ いたく|||||

灰色 の クラン カテドラル はいいろ|||

全 盛期 は 黄金 の クラン 非時 院 に 次ぐ 勢力 を 誇って い た ぜん|せいき||おうごん|||ひじ|いん||つぐ|せいりょく||ほこって||

強大 な クラン きょうだい||

その カテドラル を 率い て い た の が 灰色 の 王 鳳 聖 悟 |||ひきい||||||はいいろ||おう|おおとり|せい|さとし

力 と 徳 を 備え ちから||とく||そなえ

クランズマン のみ なら ず

一般 市民 から も 広く 慕わ れ て い た 傑 物 と いわ れ て いる いっぱん|しみん|||ひろく|したわ|||||すぐる|ぶつ|||||

だから そんな ご 立派 な もん じゃ ねぇ って |||りっぱ|||||

１４ 年 前 とし|ぜん

赤 の 王 迦 具 都 玄 示 の ダモクレス ダウン を 阻止 しよ う と あか||おう|か|つぶさ|と|げん|しめ|||だうん||そし|||

クランズマン を 率い て 乗り込む も ||ひきい||のりこむ|

迦 具 都 を 止める こと は でき ず か|つぶさ|と||とどめる||||

クラン は 全滅 ||ぜんめつ

一般 市民 を 含め ７０ 万 の 死者 が 出る 未曽有 の 大 惨事 と なった いっぱん|しみん||ふくめ|よろず||ししゃ||でる|みぞう||だい|さんじ||

あの とき 救う こと が でき なかった 人々 と 共に ||すくう|||||ひとびと||ともに

昔 の 自分 を あの 時間 に 置 い て き た むかし||じぶん|||じかん||お||||

と いう わけ です か

さあ どう だ ろ う なぁ

何 しろ 昔 の 話 だ から な なん||むかし||はなし|||

それ が なぜ 今頃 比 水流 に 加担 し て |||いまごろ|ひ|すいりゅう||かたん||

表 舞台 に 出 て くる 気 に なった の です ひょう|ぶたい||だ|||き||||

比 水流 の 提言 どおり の 世界 が 仮に 実現 すれ ば ひ|すいりゅう||ていげん|||せかい||かりに|じつげん||

社会 は 混迷 に 陥り しゃかい||こんめい||おちいり

間違い なく 多数 の 死傷 者 が 出る まちがい||たすう||ししょう|もの||でる

その よう な 蛮行 に 賛同 する と は |||ばんこう||さんどう|||

人類 を 救済 し 理想 の 楽園 を 作り上げよ う と して い た じんるい||きゅうさい||りそう||らくえん||つくりあげよ|||||

あなた の 考え と は 思え ませ ん ね ||かんがえ|||おもえ|||

迦 具 都 の 事件 が そこ まで あなた を 落ちぶれ させ まし た か か|つぶさ|と||じけん||||||おちぶれ|さ せ|||

理想 の 楽園 ねぇ りそう||らくえん|

王 に そんな もん を 作る 力 は ねぇ よ おう|||||つくる|ちから|||

俺 も お前 も おれ||おまえ|

この 意地 の 悪い 石 盤 の 上 で 転がさ れ てる だけ な の さ |いじ||わるい|いし|ばん||うえ||ころがさ||||||

石 盤 を 転 がそ う と して る あいつ 以外 は な いし|ばん||てん|||||||いがい||

アンナ 大丈夫 |だいじょうぶ

寒い の ？ さむい|

なんて 寒い 霧 これ が この 人 の 絶望 の 深 さ |さむい|きり||||じん||ぜつぼう||ふか|

灰色 の 王 鳳 聖 悟 はいいろ||おう|おおとり|せい|さとし

争い を 憎む 平和 主義 者 で あり ながら あらそい||にくむ|へいわ|しゅぎ|もの|||

いざ 戦え ば |たたかえ|

同 世代 の 青 の 王 羽 張 迅 赤 の 王 迦 具 都 玄 示 と 肩 を 並べる 強 さ だった って どう|せだい||あお||おう|はね|ちょう|じん|あか||おう|か|つぶさ|と|げん|しめ||かた||ならべる|つよ|||

中尉 から 聞い た ちゅうい||ききい|

宗像 さん むなかた|

しまった 空 か |から|

何 十万 と いう 人々 が 訳 が 分から ねぇ まま なん|じゅうまん|||ひとびと||やく||わから||

何も でき ねぇ まま ただ 死ぬ しか なかった なにも|||||しぬ||

一人一人 が 力 を 持て ば ひとりひとり||ちから||もて|

無抵抗 に 死 を 突きつけ られる だけ じゃ ねぇ むていこう||し||つきつけ||||

て め ぇ の 責任 で あらがう こと が できる ||||せきにん|||||

流 が ぶち上げよ う と して ん の は そういう 世界 さ りゅう||ぶちあげよ||||||||せかい|

戯言 を たわごと|

身 に 余る 力 を 突然 手 に 入れた 人間 たち が み||あまる|ちから||とつぜん|て||いれた|にんげん||

力 を 誇示 し て 殺し 合う ちから||こじ|||ころし|あう

愚か しい 混迷 の 世 が 来る だけ です おろか||こんめい||よ||くる||

社会 に は 秩序 と それ を 管理 する 者 が 必要 だ しゃかい|||ちつじょ||||かんり||もの||ひつよう|

秩序 と 知性 ある 世界 こそ が 美しい 理想 の 世界 です ちつじょ||ちせい||せかい|||うつくしい|りそう||せかい|

青臭い ねぇ まったく あおくさい||

おっと 青 の 王 だけ に って か |あお||おう||||

理想 の 世界 なんて もん を 自分 の 力 で 作 れる と 本気 で 思って ん の は りそう||せかい||||じぶん||ちから||さく|||ほんき||おもって|||

宗像 お前 が まだ 挫折 を 味わった こと が ねぇ 青二才 だ から さ むなかた|おまえ|||ざせつ||あじわった||||あおにさい|||

青 の 王 だけ に って か あお||おう||||

ちょっと タンマ な

そんなに がつがつ 突っ込み 過ぎる ん じゃ ねぇ よ ||つっこみ|すぎる||||

青二才 これ は お っ さん から の アドバイス だ あおにさい||||||||あどばいす|

理想 を 高く 持ち 過ぎる と 挫折 も で かく なる ぜ りそう||たかく|もち|すぎる||ざせつ|||||

何事 も ほどほど に 力 を 抜 い とく の が いい って こった なにごと||||ちから||ぬき|||||||

無駄 な おしゃべり に つきあう 気 は あり ませ ん むだ|||||き||||

かくれんぼ の 再開 です か ||さいかい||

やすやす と その 手 は 使わ せ ませ ん |||て||つかわ|||

無理 す ん な よ 調子 悪 ぃ ん だ ろ むり|||||ちょうし|あく||||

弱って る 相手 に 全力 使う の も だせ ぇ けど な よわって||あいて||ぜんりょく|つかう||||||

こっち も そろそろ 潮時 だ |||しおどき|

悪 ぃ な 宗像 あく|||むなかた

お前 に つきあって ちょ ろ っと チャンバラ 演じ て やった の も おまえ||||||ちゃんばら|えんじ||||

こいつ を 運び出す 時間 稼ぎ だった わけ だ ||はこびだす|じかん|かせぎ|||

ああ 泥棒 |どろぼう

返せ かえせ

不覚 を 取った か ふかく||とった|

モニター まだ 回復 し ない の か もにたー||かいふく||||

室長 の 無事 を 確認 しろ しつちょう||ぶじ||かくにん|

は はい 石 盤 の 間 に 至急 人員 を 回し ます ||いし|ばん||あいだ||しきゅう|じんいん||まわし|

保険 は 掛け と くもん だ な ほけん||かけ||||

負傷 者 の 搬出 を 優先 しろ ふしょう|もの||はんしゅつ||ゆうせん|

タワー 内 に まだ 残って いる 負傷 者 は い ない か たわー|うち|||のこって||ふしょう|もの||||

内部 の 崩落 の 危険 性 が ある ないぶ||ほうらく||きけん|せい||

救出 班 は 注意 し て 作業 に 当たれ きゅうしゅつ|はん||ちゅうい|||さぎょう||あたれ

あの ヘリ の 行方 は |へり||ゆくえ|

それ が 例の 霧 は 目 視 だけ で なく ||れいの|きり||め|し|||

レーダー も 妨害 する よう で 追跡 不能 と の こと です れーだー||ぼうがい||||ついせき|ふのう||||

そう か とにかく 全力 で 捜索 を 続けろ |||ぜんりょく||そうさく||つづけろ

はっ

情報 班 は 映像 分析 急げ じょうほう|はん||えいぞう|ぶんせき|いそげ

報告 は 伏見 に 集約 しろ ほうこく||ふしみ||しゅうやく|

シロ 元 気 ない |もと|き|

シロ これ から どう する

どう し よっ か なぁ

実は 僕 も ちょっと 途方 に 暮れ ちゃ って る じつは|ぼく|||とほう||くれ|||

まさか あっ ち が あんな ジョーカー を 持って る と は 思わ なかった よ |||||||もって||||おもわ||

僕 の 失策 だ ぼく||しっさく|

頼りない こと を 言う な シロ たよりない|||いう||

落ち込 ん で いる 暇 は ない ぞ おちこ||||いとま|||

もちろん 石 盤 を 奪い 返す の だ ろ う |いし|ばん||うばい|かえす||||

奪い 返す か うばい|かえす|

中尉 が 身 を 賭 し て 半 世紀 以上 ちゅうい||み||かけ|||はん|せいき|いじょう

そして 中尉 の 死後 は 宗像 さん が 引き継 い で 制御 し て い た 石 盤 の 力 が |ちゅうい||しご||むなかた|||ひきつ|||せいぎょ|||||いし|ばん||ちから|

世界 に 解放 さ れる の も せかい||かいほう||||

これ で 時間 の 問題 に なった ||じかん||もんだい||

解放 さ れる と どう なる の かいほう||||||

みんな 裸 に なっちゃ う |はだか|||

バカ 者 真面目 な 話 を し て いる ん だ ばか|もの|まじめ||はなし||||||

シロ に 元気 に なって もら お う と し た ん だ もん ||げんき|||||||||||

シロ さん 俺 たち は 一旦 引き揚げ ます わ ||おれ|||いったん|ひきあげ||

こっち も 負傷 者 が おり ます んで ||ふしょう|もの||||

うん ご苦労さま で し た |ごくろうさま|||

まだ 終わって ない |おわって|

まだ できる こと は ある はず

私 たち は 諦め て い ない わたくし|||あきらめ|||

うん そう だ ね

まだ 手段 は ある よ |しゅだん|||

白銀 の 王 に さんざん こき使わ れ て しろがね||おう|||こきつかわ||

結局 作戦 失敗 って こと か よ けっきょく|さくせん|しっぱい||||

それ 言ったら 身 も 蓋 も ない って さん ちゃん |いったら|み||ふた|||||

そう そう 緑 の 王 を 止め られ なかった 俺 たち に も 責任 は ある ん だ ぜ ||みどり||おう||とどめ|||おれ||||せきにん|||||

これ から どう なる ん だ ろ う な

緑 の 連中 が 石 盤 を 手 に 入れ た ら みどり||れんちゅう||いし|ばん||て||いれ||

つまり 何 が 起きる って こと なん す か ね 八田 さん |なん||おきる|||||||はった|

お … おう お 疲れ |||つかれ

同盟 なんて 仰々しい もん ぶち上げ て どうめい||ぎょうぎょうしい||ぶちあげ|

バカバカしい なれ合い を 演じ た あげく に 負け た ん じゃ ばかばかしい|なれあい||えんじ||||まけ|||

目 も 当てられ ねぇ な め||あてられ||

そういう 言い 方 する ん じゃ ねぇ よ |いい|かた|||||

みんな 全力 で 戦った ん じゃ ねぇ か |ぜんりょく||たたかった||||

全力 で やって この ザマ か よ ぜんりょく||||||

車 ん 中 で パソコン たた い て た だけ の お前 が 言う な くるま||なか||ぱそこん|||||||おまえ||いう|

だいたい お前 ん と この 王 が |おまえ||||おう|

灰色 の 王 に 勝って れ ば よかった ん じゃ ねぇ の か はいいろ||おう||かって||||||||

その とおり だ な

俺 も がっかり だ よ おれ||||

って おい 自分 と この 王 だ ろ ||じぶん|||おう||

もっと 違う 言い 方 ねぇ の か よ |ちがう|いい|かた||||

なあ やっと 面白く なる かも しれ ない ぜ ||おもしろく|||||

俺 を 追っかけ て こい よ おれ||おっかけ|||

猿 比 古 さる|ひ|ふる

灰色 の 王 が 生存 し て い た と は はいいろ||おう||せいぞん||||||

しかも 比 水 に 付い て いる と は 想定 外 で し た |ひ|すい||つけい|||||そうてい|がい|||

想定 外 いいえ 違い ます ね そうてい|がい||ちがい||

未然 に 防げ た ミス です みぜん||ふせげ||みす|

灰色 の 王 の 影 を 少しも 疑わ なかった の は はいいろ||おう||かげ||すこしも|うたがわ|||

明らか に 王 で ある あんた と 伊 佐 那 社 の 落ち度 です あきらか||おう|||||い|たすく|な|しゃ||おちど|

石 盤 の 取り合い だけ に 夢中 に なって て いし|ばん||とりあい|||むちゅう|||

王 が 王 の 存在 に まったく 感づか ない なんて ね おう||おう||そんざい|||かんづか|||

今更 言って も しかた の ない 批判 を しに 来 た だけ なら 下がり なさい いまさら|いって|||||ひはん|||らい||||さがり|

疲れ て いる ん です よ つかれ|||||

これ から の 指示 も 出さ ない ん です か |||しじ||ださ||||

今後 の こと は 伊 佐 那 社 が 考える でしょ う こんご||||い|たすく|な|しゃ||かんがえる||

彼 の 指示 に 従い なさい かれ||しじ||したがい|

私 は 敗者 です から しばらく 自粛 し ます よ わたくし||はいしゃ||||じしゅく|||

１ 対 １ で こ てんぱん に やら れ た から って たい|||||||||

何 すね てる ん です か なん|||||

黄金 の 王 が 死 ん で おうごん||おう||し||

目 の 上 の たん こぶ が これ で 全員 あんた の 目の前 から 退場 し て め||うえ|||||||ぜんいん|||めのまえ||たいじょう||

これ から 世の中 が 思いどおり に なる って ところ だった のに ||よのなか||おもいどおり||||||

厄介 な 年寄り が まだ 生き残って た って わけ だ やっかい||としより|||いきのこって||||

そりゃ 嫌気 も 差す でしょう ね |いやき||さす||

君 の 方 は この 結果 に なって 気 が 晴れ まし た か きみ||かた|||けっか|||き||はれ|||

もともと 君 は 今回 の 同盟 に 不服 だった ん でしょ う から ね |きみ||こんかい||どうめい||ふふく||||||

作戦 が 失敗 し て ざま ぁ みろ と いった ところ です か さくせん||しっぱい||||||||||

ついでに あんた が 負け て ざま ぁ みろ と 思って ます よ |||まけ||||||おもって||

伏見 さん 言い過ぎ っす ふしみ||いいすぎ|

あんた が ここ で 放り出す って いう なら ||||ほうりだす|||

俺 は 降り ます よ おれ||ふり||

では 降り なさい |ふり|

私 に 文句 が ある なら 出 て いって 結構 わたくし||もんく||||だ|||けっこう

もともと 君 は 裏切り者 じゃ ない です か |きみ||うらぎりもの||||

気 に 入ら なけ れ ば すぐ 辞める き||はいら|||||やめる

君 は 昔 から そういう 人間 でしょ う きみ||むかし|||にんげん||

そう やって どの 王 に も 心 から は 従え ず |||おう|||こころ|||したがえ|

それでいて 石 盤 の 歯車 から 外れる こと も でき ず |いし|ばん||はぐるま||はずれる||||

狭い 範囲 を うろうろ し てる だけ の 小物 です よ せまい|はんい|||||||こもの||

君 は きみ|

伏見 さん ふしみ|

室長 いい ん です か しつちょう||||

放っておき なさい ほうっておき|

は いはい 世 理 ちゃん ど ない した ん ||よ|り|||||

今後 の 方針 の こと かい な こんご||ほうしん||||

ん 伏見 ？ |ふしみ

いや うち に は 来 て へん けど ||||らい|||

伏見 が なん や て ふしみ||||

八田 はった

伏見 と 連絡 なんか 取って へん よ な ふしみ||れんらく||とって|||

取って る わけない じゃ ない っす か とって||||||

って あいつ が どう かし たんす か

うん いや な セプター ４ で なん やもめ て

飛び出し た っきり 音信 不通 らしい ん や とびだし|||おんしん|ふつう|||

室長 と 言い合った らしい ん だ けど しつちょう||いいあった||||

正直 仕事 が 回ら なく て 困って る の よ しょうじき|しごと||まわら|||こまって|||

伏見 君 個人 の スキル で 回し て た こと が 山ほど あった から ふしみ|きみ|こじん||||まわし|||||やまほど||

どこ で 何 を し てる ん だ か ||なん||||||

寝る 場所 ある の かしら ねる|ばしょ|||

もともと 君 は 裏切り者 じゃ ない です か |きみ||うらぎりもの||||

だったら 裏切り者 に なって やる よ |うらぎりもの||||

咲き誇る 緑 の 大樹 と こぼれ落ちる 青 の かけら さきほこる|みどり||たいじゅ||こぼれおちる|あお||

次回 K RETURN OF KINGS じかい||||

第 九 話 KID ' S ROOM だい|ここの|はなし|||

いびつ な 心 が 迷い ながら 転がって いく ||こころ||まよい||ころがって|