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アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者, Outbreak Company Episode 12

Outbreak Company Episode 12

( メイド A ) フフッ

( 隊員 ) な ッ …

お 帰り なさい ませ ご 主人 様

バ バカ な サーモグラフィー に は 何 も

( メイド B ) ウフフフ

( 隊員 ) な 何 を 言って … N ウフッ

ハーッ !

排除 !

[ スピ ー カ ] ( ペトラルカ ) フフッ アッハッハ …

[ スピ ー カ ] 案の定 シン イチ を 始末 し に 来 おった な →

じゃ が 妾 の 直属 の メイド が 精鋭 部隊 と は

思って も み なかった じゃ ろ う

( ミュセル ) まさか 本当 に 旦那 様 を 暗殺 し に 来る なんて

( 美 埜 里 ) ホント なら 私 の 役目 だった か も

♪♪~

≪ ( 的場 ) 本当 に 何と 申し上げ たら よい か →

とにもかくにも あり 得 ない こと が 起き →

まずは 深く お 詫び いたし ます

詫び より も 説明 が 先 じゃ

それ 次第 で は 妾 も 大きな 決断 を せ ね ば なら ぬ

( 的場 ) 恐れ ながら 皇帝 陛下

今回 の こと は 一部 の 急進 的 な 者 達 の

勝手 な 暴走 で し て

( ペトラルカ ) 何 じゃ と ? ( 的場 ) 加納 君 を →

国益 に 反 する 存在 と して →

排除 しよ う と し た と 思わ れ ます が →

我々 に とって も 青天 の 霹靂 →

詳細 は 今後 しっかり と 内部 調査 を し て →

二 度 と こんな 事態 が 起き ぬ よう 努め ます ので →

どう か ご 容赦 ください

加納 君 君 に 対 し て も だ

本当 に 申し訳なかった

≪ ( 的場 ) 騒ぎ を 起こし た 者 達 は 日本 へ 強制 送還 し まし た →

直ちに 処分 が 下さ れる でしょ う →

どう か 寛大 な ご 対応 を →

日本 政府 は エル ダント 帝国 と の 友好 を →

一層 深め て いく こと を →

願って おり ます

( 慎一 ) これ で もう 何も し て こ ない

… なんて こと な いよ ね

ニッポン 政府 に とって そ なた が 邪魔 と いう 事実 に 変わり は ない から の

( ザハール ) です が 大胆 な こと は でき ます まい

( ガリウス ) 再び シン イチ に 手 を かけ れ ば 今度 こそ 国交 は 断絶 です

あれ で みんな が 信じる と 思って る ん です か

信じる も 信じ ない も …

でも これ で もう 事件 は 起こり ませ ん よ ね

当然 だ よ もう 絶対 に 起こら ない

< それ から 平穏 な 日々 が 過ぎ た >

今日 は なぜ 「 コンプティークル 」 の 10 月 号 が 超 レア な の か を 教え ます

< 本当 に 平穏 な 日々 だった >

< とにかく 平穏 な 日々 だった ので >

< 近衛 兵 は …>

あ ッ

[ スピ ー カ ] ( ペトラルカ ) そろそろ 戻って こい

< 帰る こと に なった >

それ 新しい 教材 ?

資料 の 調達 も 希望 どおり すぎ て 怖い くらい です

これ なんて なかなか 手 に 入ら ない 雑誌 です よ

さて 今日 は 一緒 に 帰れ ない から 気 を つけ て ね

ああ 月 イチ の ? うん

報告 なんて 特に ない ん だ けど ね

は あ ~ ッ 何だか 退屈 じゃ な

あるべき 日常 です

そう じゃ な

何事 じゃ ?

報告 北 の 壁 が 攻撃 さ れ まし た ≪ ( ペトラルカ ) 何 !

≪ ( メイド A ) 現場 に バハイ ラム の 紋章 が

何 じゃ と 攻撃 の 手段 は ?

駆逐 する 炎 に よる もの です

何 ッ

ガリウス 確か ベイ ドゥナ の 事件 の 時 の 駆逐 する 炎 は ?

回収 さ れ ず や つら が 隠滅 し た と さ れ て い まし た が

ふくろう を 連れ て こい !

お 城 の 外壁 が 破壊 さ れ た ?

[ スピ ー カ ] ( ペトラルカ ) そちら は 大事 ない か ?

はい あ ッ 煙 が 上がって い ます

[ スピ ー カ ] どこ から じゃ ?

あれ は 学校 の 方角 です !

[ スピ ー カ ] 何 じゃ と ? 気 を つけよ

[ スピ ー カ ] ニッポン 政府 が 絡 ん で おる かも しれ ぬ

待って おれ 直ちに 部隊 を …

報告 今度 は 中央 広場 から

[ スピ ー カ ] ( ペトラルカ ) 何 じゃ と ? 陛下

( 足音 )

旦那 様 行って は ダメ です !

< 急が なきゃ あそこ に は あそこ に は >

< 「 コンプティークル 」 の 10 月 号 が ある ん だ >

< 絶対 に 諦め ない ! >

あ ッ ( ブルーク ) どう し た ?

お 二 人 と も 手 を 貸し て ください

( エル ビア ) ほえ ?

≪ ( 的場 ) そう か タカ は 飛び立った か →

悲しい こと だ が もう 不幸 な 事故 は 止め られ ない ね

あなた 達 ッ

( 的場 ) 君 の 行き先 は 私 の 部屋 の はず だ

余計 な こと は し ない 方 が いい

身寄り の ない 君 は 彼 と 同じ ように

いつ い なく なって も 構わ ない 存在 な の だ から ね

< あの 雑誌 は もう 増刷 さ れ ない >

< 貴重 な もの な ん だ ! >

< 旦那 様 旦那 様 >

< 旦那 様 ッ >

あ ッ ああ ッ

一応 武器 を 持って き た

う ッ

< 図書 室 まで は 火 が 回って な さ そう だ >

10 月 号 !

よかった

10 月 号 …

悪く 思う な 日本 の ため だ

一体 どこ に …

きっと 2 階 の 図書 室 です

ここ は 無理 だ

う う ッ 大丈夫 です か ?

ああ こっち っす →

この 辺り は →

それほど 燃え て な さ そう っす

この 壁 の 向こう は ? 廊下 です

よし 離れ て な

よし 行く ぞ

図書 室 の 下 で 待って て ください

そう っす 熱 に 弱い ん す から

ここ で 何 を し て いる ?

今 っす は はい

≪ ( 隊員 ) ま 待て !

旦那 様 ッ

旦那 様 !

旦那 様 旦那 様

死な せ ませ ん 絶対 に

旦那 様 は エル ダント に 必要 な 方 です

旦那 様 旦那 様

旦那 様 ッ

各自 警戒 を 怠る な !

( ペトラルカ ) く ッ

シン イチ を 頼 ん だ ぞ

皆 の 者

旦那 様

旦那 様 目 を 開け て

いつも の よう に 笑って ください

ハーフ エルフ で

いつも おどおど し て い た 私 に

旦那 様 は 光 を 下さ い まし た

振り向け ば そこ に

旦那 様 の 優し さ が あり まし た

それ が それ が なくなっちゃ う なんて

絶対 に 嫌 です

旦那 様

う う ~ ッ

魔力 が 落ち てる

う ッ また か

旦那 様

旦那 様 ~ !

く ッ

( 隊員 ) う わ ッ

あ あ ~ ッ →

ミノリ 様 ~

バカ だ から 来 ちゃ った

どこまでも

お供 し ます ね

学校 でも

アキバ で も

たとえ 天国 でも

( 足音 )

あれ ? 旦那 様 !

ミュセル …

よかった です

みんな が 助け て くれ た ん だ ね

《 ( 大きな 音 ) 》

《 入り口 が 塞が れ た 》

《 エル ビア 窓 を 破って 》

《 任せる っす ちょうど 試し たい 技 が あった っす 》

《 大丈夫 ? 》 《 えっ と 》

《 通 背 拳 … エイッ 》

《 戦って た 時 使い なさい よ ~ ! 》

エルビア さん が 開け て くれ た 窓 から 飛び降り て

下 で 待って て くれ た ブルーク さん に 受け止め て もらった ん です

そ っか

学校 燃え ちゃ った ね

そう です ね

( 的場 ) やって くれ た ね 古賀 沼 君 →

おかげ で もう 全て 終わり だ

この 事実 が 分かれ ば エル ダント は 国交 断絶 する だ ろ う

そんな じゃあ 旦那 様 と は もう …

まだ 終わり じゃ ない よ ミュセル

え ッ ? そう は さ せ ませ ん から ね

的場 さん うん ?

上 の 人 と 話 を さ せ て ください

僕 が アミュ テック の 活動 を

続け た がって る って ≪ ( 的場 ) う ~ ん

おお … ああ ッ

本当 は 交信 でき た ん です ね アハハッ

[ テレビ ] で は お 願い し ます

[ テレビ ] 初め まして 僕 が アミュ テック を 任さ れ て いる 加納 慎一 です

[ テレビ ] まあ 「 今 は まだ 」 って いう ただし書き が つき ます けど

[ テレビ ] それなり の 自覚 は ある よう だ な

[ テレビ ] なら 話 は 早い

[ テレビ ] 君 の 暴走 行為 は 憂慮 す べき もの で あり

[ テレビ ] 我々 は あくまで 穏便 な 形 で の 帰還 を 願って いる

「 穏便 に 」 ね

さすが 政治 家 の 方 は 言い回し が 絶妙 です ね

[ テレビ ] 支配人 と して の 仕事 を

[ テレビ ] 続け た がって いる よう だ が

[ テレビ ] 君 に は 慣れ ない 環境 に

[ テレビ ] さらさ れ た こと に よる 心 神 喪失 の 疑い が ある

[ テレビ ] ひとまず 帰国 し て 専門 の 医師 の 治療 と ケア を 受け たまえ

そして 病院 へ 行く 途中 で 不慮 の 事故 です か

[ テレビ ] あくまで 疑う か

臆病 者 な ん で

[ テレビ ] いい だ ろ う 自分 の 立場 だけ は 正確 に 分かって いる 証拠 だ

どうも [ テレビ ] 支配人 と して の 活動 を

[ テレビ ] 続け たい なら 許し て やって も いい

[ テレビ ] だが 今 まで の 言動 を 反省 し 改めろ

図星 を 指さ れる と キレ る

いかにも お 役人 です ね [ テレビ ] 何 だ と ?

こちら は 今回 の よう な やり 方 で いつ でも 君 を 始末 できる ん だ

出 すぎ た マネ を すれ ば 損 を する の は 君 だ ぞ

… だって さ

[ スピ ー カ ] ( ペトラルカ ) フフッ アッハッハ …

[ スピ ー カ ] ついに 本音 が 出 た か

[ スピ ー カ ] ニッポン 政府 の 高官 と いう の は

[ スピ ー カ ] まるで 時代 劇 の 悪 代官 の よう じゃ のう

[ テレビ ] だ 誰 だ ? 誰 だ と 思い ます ?

[ テレビ ] 的場 君 !

神聖 エル ダント 帝国 皇帝

ペトラルカ ・ アン ・ エル ダント 三 世 陛下 に ござい ます

[ テレビ ] バカ な まるで 日本 人 の よう に 流暢 な 日本 語 だった ぞ

これ は 申し訳 あり ませ ん

報告 書 に 入れ 忘れ まし た が

皇帝 の 日本 語 は 既に 超 高校 級 で し て

[ テレビ ] 何 だ と 入れ 忘れ た って 君 …

色々 あって 今 まで の 会話 は 全部 陛下 に 聞い て いただき まし た から

[ テレビ ] ま 的場 君 !

誠に 遺憾 に 存じ ます

[ テレビ ] な 何 だ ?

[ テレビ ] マトバ 殿 から 聞い て おろ う

[ テレビ ] 妾 が 神聖 エル ダント 帝国 皇帝 じゃ

う ッ …→

[ テレビ ] こ これ は 陛下 直々 に 恐縮 で ござい ます

面倒 な 挨拶 は 抜き に し て 単 刀 直入 に 言う →

[ テレビ ] 今回 の シン イチ に 対 する 危機 は バハイ ラム の 仕業 で あった が

今後 もし シン イチ が

エル ダント から い なく なる よう な こと が あれ ば

妾 は 直ちに 国交 を 断絶 する

う ッ →

[ テレビ ] う ッ か …

[ テレビ ] か 加納 慎一 君 は 実に 優秀 な 支配人 です

[ テレビ ] エル ダント 帝国 から 帰還 さ せる 理由 など 毛 ほど も あり ませ ん

… だって さ

早く 再開 できる と いい です ね

うん

旦那 様 一 つ 聞い て いい です か ?

うん ? 皇帝 陛下 に ご 提案 を さ れ た 時

お 覚悟 の 上 だった の です か ?

命 を 狙わ れる こと まで

ああ まあ 最悪 は ね

怖く は なかった の です か ?

「 全然 」 って 言え ば カッコイイ けど 本当 は 怖く て 潰れ そう だった

では どうして ?

大好き だ から え ッ ?

日本 の アニメ や マンガ や ゲーム が 大好き だ から

政府 の やり 方 が どうして も 許せ なかった ん だ

あ ッ …

後悔 は し て ませ ん か ?

し て ない よ

だって

僕 は

僕 は ね

僕 は ミュセル の こと …

シン イチ 様 お 城 に 行く 時間 み たい っす よ

うん すぐ 行く よ

あれ ッ 的場 さん 左遷 さ れ た ん じゃ ?

よし て くれ 人 聞き の 悪い

事 の 顛末 を 詳細 に 報告 する ため に 一 度 日本 に 戻った だけ だ よ

両 サイド に お 二 人 が いる と

メイド 喫茶 に 呼び込ま れ た オッサン に しか 見え ませ ん よ

この 子 達 は 監視 役 だ いい こと は 何も し て くれ ない よ

で 日本 政府 の 意向 だ けど ね

はい

君 の 活動 が 将来 的 に 日本 に 対 し て 莫大 な 利益 を 生み出す 可能 性 は

相変わらず 無視 でき ない と 判断 さ れ た

じゃあ とりあえず 安全 な 状況 で 活動 を 続け られる ん です ね

( 的場 ) タカ 派 の 総理 の 気分 が →

いつ 変わる か は 分から ない が →

一 国 の 政府 が 一 個人 に 対 する もの と して は →

異例 な くらい の 譲歩 だ →

もちろん 君 に 拒む こと も できる けど →

その 場合 は 予算 申請 が 通ら ない から →

新しい アニメ も マンガ も ゲーム も 輸入 でき ない

そう き まし た か

予算 を 締めつけ て 手綱 を 取る の は 政治 の 基本 だ よ

やれやれ

( 的場 ) ところ で 加納 君 は い ?

ひょっとして 私 が 陛下 の 日本 語 に つい て

報告 し て い ない こと まで 読 ん で い た の かい ?

何 か の カード は 持って いる と 思って まし た

的場 さん なら 共倒れ に なって 損 を する より

うまく 振る舞って 身 を 守る だ ろ う と

やはり 侮れ ない 引きこもり だ よ 君 は

おう 来 た か シン イチ

今回 の こと は 本当 に 感謝 し て おり ます

ここ に 来 た から と いって かしこまる な

お前 は 唯一 名前 で 呼び 合う の を 許し た 仲 で は ない か

いや まあ そう だ けど 一応 …

< あ ッ そう か >

< これ は 的場 さん へ の 牽制 だ な >

< 僕 を 気 に 入って いる 様子 を 殊更 見せつけ て >

< シン イチ を どうにか しよ う と すれ ば >

< 妾 は 本気 で 怒る から な と いう 威圧 の 一種 だ >

< 見た目 は 幼女 でも 侮れ ない ぜ >

< これ は 僕 と して も 乗って おか なく ちゃ >

じゃあ ペトラルカ 今度

二 人 っきり で いっぱい マンガ と か 読 も う ね

え ッ ? え ッ !

< しばらく し て 学校 も 再開 し た >

< 生徒 達 も 今 まで どおり >

え ~ 今日 は スフィンクス の …

< なんだか んだ あった けれど >

< 僕 は これ から も 日本 の 文化 を 教え て いく ん だ >

≪ ( ロミルダ ) 先生 は い ロミルダ 君

≪ ( ロミルダ ) 「 ワサビ 」 って →

漢字 違い ます よ

あ ッ すいません

♪♪~


Outbreak Company Episode 12

( メイド A ) フフッ

( 隊員 ) な ッ … たいいん||

お 帰り なさい ませ ご 主人 様 |かえり||||あるじ|さま

バ バカ な サーモグラフィー に は 何 も |ばか|||||なん|

( メイド B ) ウフフフ

( 隊員 ) な 何 を 言って …\ N ウフッ たいいん||なん||いって||

ハーッ !

排除 ! はいじょ

[ スピ ー カ ] ( ペトラルカ ) フフッ アッハッハ …

[ スピ ー カ ] 案の定 シン イチ を 始末 し に 来 おった な → |||あんのじょう||いち||しまつ|||らい||

じゃ が 妾 の 直属 の メイド が 精鋭 部隊 と は ||めかけ||ちょくぞく||||せいえい|ぶたい||

思って も み なかった じゃ ろ う おもって||||||

( ミュセル ) まさか 本当 に 旦那 様 を 暗殺 し に 来る なんて ||ほんとう||だんな|さま||あんさつ|||くる|

( 美 埜 里 ) ホント なら 私 の 役目 だった か も び|の|さと|ほんと||わたくし||やくめ|||

♪♪~

≪ ( 的場 ) 本当 に 何と 申し上げ たら よい か → まとば|ほんとう||なんと|もうしあげ|||

とにもかくにも あり 得 ない こと が 起き → ||とく||||おき

まずは 深く お 詫び いたし ます |ふかく||わび||

詫び より も 説明 が 先 じゃ わび|||せつめい||さき|

それ 次第 で は 妾 も 大きな 決断 を せ ね ば なら ぬ |しだい|||めかけ||おおきな|けつだん||||||

( 的場 ) 恐れ ながら 皇帝 陛下 まとば|おそれ||こうてい|へいか

今回 の こと は 一部 の 急進 的 な 者 達 の こんかい||||いちぶ||きゅうしん|てき||もの|さとる|

勝手 な 暴走 で し て かって||ぼうそう|||

( ペトラルカ ) 何 じゃ と ? ( 的場 ) 加納 君 を → |なん|||まとば|かのう|きみ|

国益 に 反 する 存在 と して → こくえき||はん||そんざい||

排除 しよ う と し た と 思わ れ ます が → はいじょ|||||||おもわ|||

我々 に とって も 青天 の 霹靂 → われわれ||||せいてん||へきれき

詳細 は 今後 しっかり と 内部 調査 を し て → しょうさい||こんご|||ないぶ|ちょうさ|||

二 度 と こんな 事態 が 起き ぬ よう 努め ます ので → ふた|たび|||じたい||おき|||つとめ||

どう か ご 容赦 ください |||ようしゃ|

加納 君 君 に 対 し て も だ かのう|きみ|きみ||たい||||

本当 に 申し訳なかった ほんとう||もうし わけなかった

≪ ( 的場 ) 騒ぎ を 起こし た 者 達 は 日本 へ 強制 送還 し まし た → まとば|さわぎ||おこし||もの|さとる||にっぽん||きょうせい|そうかん|||

直ちに 処分 が 下さ れる でしょ う → ただちに|しょぶん||くださ|||

どう か 寛大 な ご 対応 を → ||かんだい|||たいおう|

日本 政府 は エル ダント 帝国 と の 友好 を → にっぽん|せいふ||||ていこく|||ゆうこう|

一層 深め て いく こと を → いっそう|ふかめ||||

願って おり ます ねがって||

( 慎一 ) これ で もう 何も し て こ ない しんいち||||なにも||||

… なんて こと な いよ ね

ニッポン 政府 に とって そ なた が 邪魔 と いう 事実 に 変わり は ない から の にっぽん|せいふ||||||じゃま|||じじつ||かわり||||

( ザハール ) です が 大胆 な こと は でき ます まい |||だいたん||||||

( ガリウス ) 再び シン イチ に 手 を かけ れ ば 今度 こそ 国交 は 断絶 です |ふたたび||いち||て|||||こんど||こっこう||だんぜつ|

あれ で みんな が 信じる と 思って る ん です か ||||しんじる||おもって||||

信じる も 信じ ない も … しんじる||しんじ||

でも これ で もう 事件 は 起こり ませ ん よ ね ||||じけん||おこり||||

当然 だ よ もう 絶対 に 起こら ない とうぜん||||ぜったい||おこら|

< それ から 平穏 な 日々 が 過ぎ た > ||へいおん||ひび||すぎ|

今日 は なぜ 「 コンプティークル 」 の 10 月 号 が 超 レア な の か を 教え ます きょう|||||つき|ごう||ちょう||||||おしえ|

< 本当 に 平穏 な 日々 だった > ほんとう||へいおん||ひび|

< とにかく 平穏 な 日々 だった ので > |へいおん||ひび||

< 近衛 兵 は …> このえ|つわもの|

あ ッ

[ スピ ー カ ] ( ペトラルカ ) そろそろ 戻って こい |||||もどって|

< 帰る こと に なった > かえる|||

それ 新しい 教材 ? |あたらしい|きょうざい

資料 の 調達 も 希望 どおり すぎ て 怖い くらい です しりょう||ちょうたつ||きぼう||||こわい||

これ なんて なかなか 手 に 入ら ない 雑誌 です よ |||て||はいら||ざっし||

さて 今日 は 一緒 に 帰れ ない から 気 を つけ て ね |きょう||いっしょ||かえれ|||き||||

ああ 月 イチ の ? うん |つき|いち||

報告 なんて 特に ない ん だ けど ね ほうこく||とくに|||||

は あ ~ ッ 何だか 退屈 じゃ な |||なんだか|たいくつ||

あるべき 日常 です |にちじょう|

そう じゃ な

何事 じゃ ? なにごと|

報告 北 の 壁 が 攻撃 さ れ まし た ≪ ( ペトラルカ ) 何 ! ほうこく|きた||かべ||こうげき||||||なん

≪ ( メイド A ) 現場 に バハイ ラム の 紋章 が ||げんば|||||もんしょう|

何 じゃ と 攻撃 の 手段 は ? なん|||こうげき||しゅだん|

駆逐 する 炎 に よる もの です くちく||えん||||

何 ッ なん|

ガリウス 確か ベイ ドゥナ の 事件 の 時 の 駆逐 する 炎 は ? |たしか|べい|||じけん||じ||くちく||えん|

回収 さ れ ず や つら が 隠滅 し た と さ れ て い まし た が かいしゅう|||||||いんめつ||||||||||

ふくろう を 連れ て こい ! ||つれ||

お 城 の 外壁 が 破壊 さ れ た ? |しろ||がいへき||はかい|||

[ スピ ー カ ] ( ペトラルカ ) そちら は 大事 ない か ? ||||||だいじ||

はい あ ッ 煙 が 上がって い ます |||けむり||あがって||

[ スピ ー カ ] どこ から じゃ ?

あれ は 学校 の 方角 です ! ||がっこう||ほうがく|

[ スピ ー カ ] 何 じゃ と ? 気 を つけよ |||なん|||き||

[ スピ ー カ ] ニッポン 政府 が 絡 ん で おる かも しれ ぬ |||にっぽん|せいふ||から||||||

待って おれ 直ちに 部隊 を … まって||ただちに|ぶたい|

報告 今度 は 中央 広場 から ほうこく|こんど||ちゅうおう|ひろば|

[ スピ ー カ ] ( ペトラルカ ) 何 じゃ と ? 陛下 ||||なん|||へいか

( 足音 ) あしおと

旦那 様 行って は ダメ です ! だんな|さま|おこなって||だめ|

< 急が なきゃ あそこ に は あそこ に は > いそが|||||||

< 「 コンプティークル 」 の 10 月 号 が ある ん だ > ||つき|ごう||||

< 絶対 に 諦め ない ! > ぜったい||あきらめ|

あ ッ ( ブルーク ) どう し た ?

お 二 人 と も 手 を 貸し て ください |ふた|じん|||て||かし||

( エル ビア ) ほえ ?

≪ ( 的場 ) そう か タカ は 飛び立った か → まとば|||たか||とびたった|

悲しい こと だ が もう 不幸 な 事故 は 止め られ ない ね かなしい|||||ふこう||じこ||とどめ|||

あなた 達 ッ |さとる|

( 的場 ) 君 の 行き先 は 私 の 部屋 の はず だ まとば|きみ||いきさき||わたくし||へや|||

余計 な こと は し ない 方 が いい よけい||||||かた||

身寄り の ない 君 は 彼 と 同じ ように みより|||きみ||かれ||おなじ|よう に

いつ い なく なって も 構わ ない 存在 な の だ から ね |||||かまわ||そんざい|||||

< あの 雑誌 は もう 増刷 さ れ ない > |ざっし|||ぞうさつ|||

< 貴重 な もの な ん だ ! > きちょう|||||

< 旦那 様 旦那 様 > だんな|さま|だんな|さま

< 旦那 様 ッ > だんな|さま|

あ ッ ああ ッ

一応 武器 を 持って き た いちおう|ぶき||もって||

う ッ

< 図書 室 まで は 火 が 回って な さ そう だ > としょ|しつ|||ひ||まわって||||

10 月 号 ! つき|ごう

よかった

10 月 号 … つき|ごう

悪く 思う な 日本 の ため だ わるく|おもう||にっぽん|||

一体 どこ に … いったい||

きっと 2 階 の 図書 室 です |かい||としょ|しつ|

ここ は 無理 だ ||むり|

う う ッ 大丈夫 です か ? |||だいじょうぶ||

ああ こっち っす →

この 辺り は → |あたり|

それほど 燃え て な さ そう っす |もえ|||||

この 壁 の 向こう は ? 廊下 です |かべ||むこう||ろうか|

よし 離れ て な |はなれ||

よし 行く ぞ |いく|

図書 室 の 下 で 待って て ください としょ|しつ||した||まって||

そう っす 熱 に 弱い ん す から ||ねつ||よわい|||

ここ で 何 を し て いる ? ||なん||||

今 っす は はい いま|||

≪ ( 隊員 ) ま 待て ! たいいん||まて

旦那 様 ッ だんな|さま|

旦那 様 ! だんな|さま

旦那 様 旦那 様 だんな|さま|だんな|さま

死な せ ませ ん 絶対 に しな||||ぜったい|

旦那 様 は エル ダント に 必要 な 方 です だんな|さま|||||ひつよう||かた|

旦那 様 旦那 様 だんな|さま|だんな|さま

旦那 様 ッ だんな|さま|

各自 警戒 を 怠る な ! かくじ|けいかい||おこたる|

( ペトラルカ ) く ッ

シン イチ を 頼 ん だ ぞ |いち||たの|||

皆 の 者 みな||もの

旦那 様 だんな|さま

旦那 様 目 を 開け て だんな|さま|め||あけ|

いつも の よう に 笑って ください ||||わらって|

ハーフ エルフ で はーふ||

いつも おどおど し て い た 私 に ||||||わたくし|

旦那 様 は 光 を 下さ い まし た だんな|さま||ひかり||くださ|||

振り向け ば そこ に ふりむけ|||

旦那 様 の 優し さ が あり まし た だんな|さま||やさし|||||

それ が それ が なくなっちゃ う なんて

絶対 に 嫌 です ぜったい||いや|

旦那 様 だんな|さま

う う ~ ッ

魔力 が 落ち てる まりょく||おち|

う ッ また か

旦那 様 だんな|さま

旦那 様 ~ ! だんな|さま

く ッ

( 隊員 ) う わ ッ たいいん|||

あ あ ~ ッ →

ミノリ 様 ~ |さま

バカ だ から 来 ちゃ った ばか|||らい||

どこまでも

お供 し ます ね おとも|||

学校 でも がっこう|

アキバ で も

たとえ 天国 でも |てんごく|

( 足音 ) あしおと

あれ ? 旦那 様 ! |だんな|さま

ミュセル …

よかった です

みんな が 助け て くれ た ん だ ね ||たすけ||||||

《 ( 大きな 音 ) 》 おおきな|おと

《 入り口 が 塞が れ た 》 いりぐち||ふさが||

《 エル ビア 窓 を 破って 》 ||まど||やぶって

《 任せる っす ちょうど 試し たい 技 が あった っす 》 まかせる|||ためし||わざ|||

《 大丈夫 ? 》 《 えっ と 》 だいじょうぶ||

《 通 背 拳 … エイッ 》 つう|せ|けん|

《 戦って た 時 使い なさい よ ~ ! 》 たたかって||じ|つかい||

エルビア さん が 開け て くれ た 窓 から 飛び降り て |||あけ||||まど||とびおり|

下 で 待って て くれ た ブルーク さん に 受け止め て もらった ん です した||まって|||||||うけとめ||||

そ っか

学校 燃え ちゃ った ね がっこう|もえ|||

そう です ね

( 的場 ) やって くれ た ね 古賀 沼 君 → まとば|||||こが|ぬま|きみ

おかげ で もう 全て 終わり だ |||すべて|おわり|

この 事実 が 分かれ ば エル ダント は 国交 断絶 する だ ろ う |じじつ||わかれ|||||こっこう|だんぜつ||||

そんな じゃあ 旦那 様 と は もう … ||だんな|さま|||

まだ 終わり じゃ ない よ ミュセル |おわり||||

え ッ ? そう は さ せ ませ ん から ね

的場 さん うん ? まとば||

上 の 人 と 話 を さ せ て ください うえ||じん||はなし|||||

僕 が アミュ テック の 活動 を ぼく|||||かつどう|

続け た がって る って ≪ ( 的場 ) う ~ ん つづけ|||||まとば||

おお … ああ ッ

本当 は 交信 でき た ん です ね アハハッ ほんとう||こうしん||||||

[ テレビ ] で は お 願い し ます ||||ねがい||

[ テレビ ] 初め まして 僕 が アミュ テック を 任さ れ て いる 加納 慎一 です |はじめ||ぼく|||||まかさ||||かのう|しんいち|

[ テレビ ] まあ 「 今 は まだ 」 って いう ただし書き が つき ます けど ||いま|||||ただしがき||||

[ テレビ ] それなり の 自覚 は ある よう だ な |||じかく|||||

[ テレビ ] なら 話 は 早い ||はなし||はやい

[ テレビ ] 君 の 暴走 行為 は 憂慮 す べき もの で あり |きみ||ぼうそう|こうい||ゆうりょ|||||

[ テレビ ] 我々 は あくまで 穏便 な 形 で の 帰還 を 願って いる |われわれ|||おんびん||かた|||きかん||ねがって|

「 穏便 に 」 ね おんびん||

さすが 政治 家 の 方 は 言い回し が 絶妙 です ね |せいじ|いえ||かた||いいまわし||ぜつみょう||

[ テレビ ] 支配人 と して の 仕事 を |しはいにん||||しごと|

[ テレビ ] 続け た がって いる よう だ が |つづけ||||||

[ テレビ ] 君 に は 慣れ ない 環境 に |きみ|||なれ||かんきょう|

[ テレビ ] さらさ れ た こと に よる 心 神 喪失 の 疑い が ある |||||||こころ|かみ|そうしつ||うたがい||

[ テレビ ] ひとまず 帰国 し て 専門 の 医師 の 治療 と ケア を 受け たまえ ||きこく|||せんもん||いし||ちりょう||けあ||うけ|

そして 病院 へ 行く 途中 で 不慮 の 事故 です か |びょういん||いく|とちゅう||ふりょ||じこ||

[ テレビ ] あくまで 疑う か ||うたがう|

臆病 者 な ん で おくびょう|もの|||

[ テレビ ] いい だ ろ う 自分 の 立場 だけ は 正確 に 分かって いる 証拠 だ |||||じぶん||たちば|||せいかく||わかって||しょうこ|

どうも [ テレビ ] 支配人 と して の 活動 を ||しはいにん||||かつどう|

[ テレビ ] 続け たい なら 許し て やって も いい |つづけ|||ゆるし||||

[ テレビ ] だが 今 まで の 言動 を 反省 し 改めろ ||いま|||げんどう||はんせい||あらためろ

図星 を 指さ れる と キレ る ずぼし||ささ|||きれ|

いかにも お 役人 です ね [ テレビ ] 何 だ と ? ||やくにん||||なん||

こちら は 今回 の よう な やり 方 で いつ でも 君 を 始末 できる ん だ ||こんかい|||||かた||||きみ||しまつ|||

出 すぎ た マネ を すれ ば 損 を する の は 君 だ ぞ だ|||まね||||そん|||||きみ||

… だって さ

[ スピ ー カ ] ( ペトラルカ ) フフッ アッハッハ …

[ スピ ー カ ] ついに 本音 が 出 た か ||||ほんね||だ||

[ スピ ー カ ] ニッポン 政府 の 高官 と いう の は |||にっぽん|せいふ||こうかん||||

[ スピ ー カ ] まるで 時代 劇 の 悪 代官 の よう じゃ のう ||||じだい|げき||あく|だいかん||||

[ テレビ ] だ 誰 だ ? 誰 だ と 思い ます ? ||だれ||だれ|||おもい|

[ テレビ ] 的場 君 ! |まとば|きみ

神聖 エル ダント 帝国 皇帝 しんせい|||ていこく|こうてい

ペトラルカ ・ アン ・ エル ダント 三 世 陛下 に ござい ます ||||みっ|よ|へいか|||

[ テレビ ] バカ な まるで 日本 人 の よう に 流暢 な 日本 語 だった ぞ |ばか|||にっぽん|じん||||りゅうちょう||にっぽん|ご||

これ は 申し訳 あり ませ ん ||もうし わけ|||

報告 書 に 入れ 忘れ まし た が ほうこく|しょ||いれ|わすれ|||

皇帝 の 日本 語 は 既に 超 高校 級 で し て こうてい||にっぽん|ご||すでに|ちょう|こうこう|きゅう|||

[ テレビ ] 何 だ と 入れ 忘れ た って 君 … |なん|||いれ|わすれ|||きみ

色々 あって 今 まで の 会話 は 全部 陛下 に 聞い て いただき まし た から いろいろ||いま|||かいわ||ぜんぶ|へいか||ききい|||||

[ テレビ ] ま 的場 君 ! ||まとば|きみ

誠に 遺憾 に 存じ ます まことに|いかん||ぞんじ|

[ テレビ ] な 何 だ ? ||なん|

[ テレビ ] マトバ 殿 から 聞い て おろ う ||しんがり||ききい|||

[ テレビ ] 妾 が 神聖 エル ダント 帝国 皇帝 じゃ |めかけ||しんせい|||ていこく|こうてい|

う ッ …→

[ テレビ ] こ これ は 陛下 直々 に 恐縮 で ござい ます ||||へいか|じきじき||きょうしゅく|||

面倒 な 挨拶 は 抜き に し て 単 刀 直入 に 言う → めんどう||あいさつ||ぬき||||ひとえ|かたな|なおいり||いう

[ テレビ ] 今回 の シン イチ に 対 する 危機 は バハイ ラム の 仕業 で あった が |こんかい|||いち||たい||きき|||||しわざ|||

今後 もし シン イチ が こんご|||いち|

エル ダント から い なく なる よう な こと が あれ ば

妾 は 直ちに 国交 を 断絶 する めかけ||ただちに|こっこう||だんぜつ|

う ッ →

[ テレビ ] う ッ か …

[ テレビ ] か 加納 慎一 君 は 実に 優秀 な 支配人 です ||かのう|しんいち|きみ||じつに|ゆうしゅう||しはいにん|

[ テレビ ] エル ダント 帝国 から 帰還 さ せる 理由 など 毛 ほど も あり ませ ん |||ていこく||きかん|||りゆう||け|||||

… だって さ

早く 再開 できる と いい です ね はやく|さいかい|||||

うん

旦那 様 一 つ 聞い て いい です か ? だんな|さま|ひと||ききい||||

うん ? 皇帝 陛下 に ご 提案 を さ れ た 時 |こうてい|へいか|||ていあん|||||じ

お 覚悟 の 上 だった の です か ? |かくご||うえ||||

命 を 狙わ れる こと まで いのち||ねらわ|||

ああ まあ 最悪 は ね ||さいあく||

怖く は なかった の です か ? こわく|||||

「 全然 」 って 言え ば カッコイイ けど 本当 は 怖く て 潰れ そう だった ぜんぜん||いえ||||ほんとう||こわく||つぶれ||

では どうして ?

大好き だ から え ッ ? だいすき||||

日本 の アニメ や マンガ や ゲーム が 大好き だ から にっぽん||あにめ||まんが||げーむ||だいすき||

政府 の やり 方 が どうして も 許せ なかった ん だ せいふ|||かた||||ゆるせ|||

あ ッ …

後悔 は し て ませ ん か ? こうかい||||||

し て ない よ

だって

僕 は ぼく|

僕 は ね ぼく||

僕 は ミュセル の こと … ぼく||||

シン イチ 様 お 城 に 行く 時間 み たい っす よ |いち|さま||しろ||いく|じかん||||

うん すぐ 行く よ ||いく|

あれ ッ 的場 さん 左遷 さ れ た ん じゃ ? ||まとば||させん|||||

よし て くれ 人 聞き の 悪い |||じん|きき||わるい

事 の 顛末 を 詳細 に 報告 する ため に 一 度 日本 に 戻った だけ だ よ こと||てんまつ||しょうさい||ほうこく||||ひと|たび|にっぽん||もどった|||

両 サイド に お 二 人 が いる と りょう|さいど|||ふた|じん|||

メイド 喫茶 に 呼び込ま れ た オッサン に しか 見え ませ ん よ |きっさ||よびこま||||||みえ|||

この 子 達 は 監視 役 だ いい こと は 何も し て くれ ない よ |こ|さとる||かんし|やく|||||なにも|||||

で 日本 政府 の 意向 だ けど ね |にっぽん|せいふ||いこう|||

はい

君 の 活動 が 将来 的 に 日本 に 対 し て 莫大 な 利益 を 生み出す 可能 性 は きみ||かつどう||しょうらい|てき||にっぽん||たい|||ばくだい||りえき||うみだす|かのう|せい|

相変わらず 無視 でき ない と 判断 さ れ た あいかわらず|むし||||はんだん|||

じゃあ とりあえず 安全 な 状況 で 活動 を 続け られる ん です ね ||あんぜん||じょうきょう||かつどう||つづけ||||

( 的場 ) タカ 派 の 総理 の 気分 が → まとば|たか|は||そうり||きぶん|

いつ 変わる か は 分から ない が → |かわる|||わから||

一 国 の 政府 が 一 個人 に 対 する もの と して は → ひと|くに||せいふ||ひと|こじん||たい|||||

異例 な くらい の 譲歩 だ → いれい||||じょうほ|

もちろん 君 に 拒む こと も できる けど → |きみ||こばむ||||

その 場合 は 予算 申請 が 通ら ない から → |ばあい||よさん|しんせい||とおら||

新しい アニメ も マンガ も ゲーム も 輸入 でき ない あたらしい|あにめ||まんが||げーむ||ゆにゅう||

そう き まし た か

予算 を 締めつけ て 手綱 を 取る の は 政治 の 基本 だ よ よさん||しめつけ||たづな||とる|||せいじ||きほん||

やれやれ

( 的場 ) ところ で 加納 君 は い ? まとば|||かのう|きみ||

ひょっとして 私 が 陛下 の 日本 語 に つい て |わたくし||へいか||にっぽん|ご|||

報告 し て い ない こと まで 読 ん で い た の かい ? ほうこく|||||||よ||||||

何 か の カード は 持って いる と 思って まし た なん|||かーど||もって|||おもって||

的場 さん なら 共倒れ に なって 損 を する より まとば|||ともだおれ|||そん|||

うまく 振る舞って 身 を 守る だ ろ う と |ふるまって|み||まもる||||

やはり 侮れ ない 引きこもり だ よ 君 は |あなどれ||ひきこもり|||きみ|

おう 来 た か シン イチ |らい||||いち

今回 の こと は 本当 に 感謝 し て おり ます こんかい||||ほんとう||かんしゃ||||

ここ に 来 た から と いって かしこまる な ||らい||||||

お前 は 唯一 名前 で 呼び 合う の を 許し た 仲 で は ない か おまえ||ゆいいつ|なまえ||よび|あう|||ゆるし||なか||||

いや まあ そう だ けど 一応 … |||||いちおう

< あ ッ そう か >

< これ は 的場 さん へ の 牽制 だ な > ||まとば||||けんせい||

< 僕 を 気 に 入って いる 様子 を 殊更 見せつけ て > ぼく||き||はいって||ようす||ことさら|みせつけ|

< シン イチ を どうにか しよ う と すれ ば > |いち|||||||

< 妾 は 本気 で 怒る から な と いう 威圧 の 一種 だ > めかけ||ほんき||いかる|||||いあつ||いっしゅ|

< 見た目 は 幼女 でも 侮れ ない ぜ > みため||ようじょ||あなどれ||

< これ は 僕 と して も 乗って おか なく ちゃ > ||ぼく||||のって|||

じゃあ ペトラルカ 今度 ||こんど

二 人 っきり で いっぱい マンガ と か 読 も う ね ふた|じん||||まんが|||よ|||

え ッ ? え ッ !

< しばらく し て 学校 も 再開 し た > |||がっこう||さいかい||

< 生徒 達 も 今 まで どおり > せいと|さとる||いま||

え ~ 今日 は スフィンクス の … |きょう|||

< なんだか んだ あった けれど >

< 僕 は これ から も 日本 の 文化 を 教え て いく ん だ > ぼく|||||にっぽん||ぶんか||おしえ||||

≪ ( ロミルダ ) 先生 は い ロミルダ 君 |せんせい||||きみ

≪ ( ロミルダ ) 「 ワサビ 」 って → |わさび|

漢字 違い ます よ かんじ|ちがい||

あ ッ すいません

♪♪~