Yuu ☆ Yuu ☆ Hakusho ( Yu Yu Hakusho : Ghost Files ) Episode 110

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（ マイク : 小 兎 ( こと ) ） 驚き です

ブロック ごと の 差 が これほど ハッキリ 表れる と は

誰 が 想像 し た でしょ う か

（ 小 兎 ） NＣ ブロック で は 既に ４ 回 戦 全て の 試合 が

終了 し て いる に も かかわら ず

Ｄ ブロック で は まだ ３ 回 戦 第 ３ 試合 の 決着 が つい て おり ませ ん

その Ｄ ブロック

どう なって いる でしょ う か

おっと

よもや の 大 苦戦 です

（ 棗 ） ハッ ！

（ 小 兎 ） そして Ａ ブロック でも ４ 回 戦 第 ３ 試合 の 決着 が つか ない まま

異様 に 試合 時間 が 長引 い て おり ます

周 ( しゅう ) 選手 と 痩 傑 ( そう けつ ) 選手 の 戦い は なんと 既に 数 時間 を 経過

実力 が きっ抗 し た 強豪 同士 が

この よう に 消耗 を 重ね て いく と すれ ば

この トーナメント 最後 に 誰 が 勝ち残る の か

全く 予断 を 許し ませ ん

そして いよいよ Ｂ ブロック で は

４ 回 戦 最大 の 注目 カード が 今 まさに 始まら ん と し て おり ます

（ 歓声 ）

（ 小 兎 ） この 魔 界 統一 トーナメント の 提唱 者 で

今 は 亡き 魔 界 三 大 勢力 の １ 人

雷 禅 ( らい ぜん ) の 血 を ひく 男 浦 飯 幽助 ( うらめし ゆうす け ) ！

（ 妖怪 Ａ ） 浦 飯 ！ 負け ん な よ

（ 小 兎 ） そして 一方 は 魔 界 三 大 勢力 の １ 人 と し て

今なお 君臨 し 続ける 男 黄泉 ( よみ ) ！

予選 で は 実の 息子 の 修羅 ( しゅら ) 選手 に 対し て

親子 と は 思え ぬ 非情 な 戦い ぶり で 観客 の 度 胆 を 抜き まし た

（ 妖怪 Ｂ ） 黄泉 ！ そんな 人間 混じり の ガキ な ん ざ ひねり 潰せ ！

（ 衛兵 Ａ ） 黄泉 様 ！

（ 衛兵 Ｂ ） 理想 国家 の 再建 を ！

（ 妖怪 たち ） 浦 飯 ！ 浦 飯 ！ 浦 飯 ！ 浦 飯 ！

（ 凍 矢 ( とうや ) ） いよいよ だ な

（ 衛兵 たち ） 黄泉 ！ 黄泉 ！ 黄泉 ！ 黄泉 ！

（ 黄泉 コール と 浦 飯 コール ）

（ ジョルジュ 早乙女 ( さおとめ ) ） 浦 飯 ！ 浦 飯 ！

（ コエンマ ） うるさい ！ 静か に せ ん か ジョルジュ ！

（ 黄泉 コール と 浦 飯 コール ）

それでは ４ 回 戦 浦 飯 選手 対 黄泉 選手 始め ！

（ 幽助 ） さすが に 桁 が 違う

どう あが い て も 俺 の 強 さ は 黄泉 の 息子 修羅 と 同じ 程度 だ

黄泉 と は 大人 と 子供 ほど の 差 が ある って こと だ

ならば 小細工 は 無用 ！

（ 観客 たち ） おお …

（ ぼたん ） すごい 妖気 …

（ コエンマ ） ああ あいつ は もはや

我々 が 知 っと る 幽助 で は ない の かも しれ ん

（ 幽助 ） う う … う お ー ！

（ レフェリー ） キャー ！

（ 棗 ） あっ

（ 周 ） お ？ （ 痩 傑 ） う っ

（ 小 兎 ） おっと いきなり 両者 ものすごい 妖気 の ぶつかり合い ！

Ｂ ブロック の 億 年 樹 ( おく ねん じゅ ) の 上 に 大きな 妖気 の 柱 が 出来 て いる ！

浦 飯 … 始め た か

浦 飯 の 妖気 ？ この 離れ た 億 年 樹 に まで 気配 を …

こっち も 無駄 な 体力 の 削り 合い は やめ に し ない か

フン いい だ ろ う

ヘッ や っぱ ただ 者 ( もん ) じゃ ねえ な 雷 禅 の せがれ は よ

ああ 戦闘 中 の 俺 たち の 妖気 かい くぐって

背筋 に ビビ っと 来 た ぜ

（ 痩 傑 ） あんな 気合 の 入った 妖気 感じ たら

燃え ざる を え ねえ よ な 周 ？

（ 周 ） ああ て め え と マジ で やる の は 千 飛 ん で ８ 年 ぶり だ な

フン ほら 本気 で 来い よ

金物 臭 ( くせ ) え メタル 族 の 小僧 ！

前 から 言って やろ う と 思って た が よ

て め え その 帽子 全然 似合って ねえ ぞ

おら ー ！

（ 棗 ） うわ ー ！

（ 小 兎 ） なんと Ｂ ブロック の 浦 飯 選手 と 黄泉 選手 の 妖気 に

共鳴 する よう に 残り の ブロック の 選手 の 妖気 も

とどまる ところ を 知ら ず どんどん 上がって いる ！

（ 陣 ( じん ) ） う っ しゃ ー ！ すげ え ず ら

う っ あっ う わ っ

（ 蔵 馬 ( くらま ) ） まずい 幽助 が 黄泉 の 気 に 押さ れ だし た

う わ っ う …

う っ おわ っ

な っ … どう し た こと か 黄泉 選手

優勢 に 押し て い た 妖気 の 放出 を 突如 止め まし た

どう し た ん だ ？

あの まま 押し て いけ ば 先制 の ダメージ を 与え られ た のに

（ コエンマ ） 黄泉 は 肉 弾 戦 を 誘って おる

（ ぼたん ） え ？

幽助 は そう いう 挑発 が 何より 好き な ん だ

いくら 何でも 真 正面 から ぶつかる の は 無謀 すぎる

いつ だって ヤツ は … そう し て き た さ

ヘッ 上等 だ ！

おら ー ！

う お ー ！

う お ー ！

（ 蔵 馬 ） あっ

（ コエンマ ） 何 ！ （ 飛 影 ） あ …

あ ？

浦 飯 選手 先制 の ストレート 黄泉 選手 の 顔面 に 見事 に さく裂

あ … あれ ？ 当た っち まっ た

黄泉 選手 ダウン ！

（ ざわめき ）

（ ３ 人 ） ああ …

（ 妖怪 Ｃ ） マ … マジ か よ え ？

（ 妖怪 Ｄ ） まさか たった 一 発 で 黄泉 を …

（ 修羅 ） ウソ だ ！ 何 やって ん だ よ パパ

あんな パンチ よけ られ ない わけない だ ろ

おい て め え 悪ふざけ も 大概 に し や がれ

もう 一 度 ワザ と 殴ら れ や が ったら 金 玉 蹴 っち まう ぞ

（ 黄泉 ） フッ

どう も お前 と 対する と ペース が 乱れる

自分 の 新しい 一面 を 発見 さ せ られ て な …

パンチ を 真っ向 から 受け て み たい と 思った の は 初めて だ

ヘッ その うち 病みつき に なる ぜ

（ 黄泉 ） フフフ … 冗談 に 聞こえ ん から 怖い な

さて … やろ う か

いく ぜ

う お ー ！

おお ー ！

で や ー ！

何 ！

う っ

ハアー ！

そりゃ ー ！

う っ

（ 幽助 ） す … すげ え 桁違い …

（ 幽助 ） う お … だっ … が あ ！

そりゃ ー ！

（ 幽助 ） う わ あー ！

浦 飯 選手 ダウン ！

（ 観客 の ざわめき ）

何 だ ？ 力 が 入ら ねえ

体 の 重み が 全部 スーッ と 抜け ち まった み て え だ

ど … どう し た ん だ ？ 今度 は 浦 飯 が 起き上がら ん

す っ げ え 妖気 弾 だった けど あの ぐらい じゃあ …

（ 黄泉 ） どう し た ？

今度 は 貴 様 が 悪ふざけ か ？

どう いう つもり だ 貴 様

あれ ぐらい の 妖気 球 を 食らって もう 終わり な の か ？

俺 よ … なんで 戦って ん の か な

何 ？ ふざける な ！

ぬ お っ

貴 様 が 言いだし た トーナメント だ ろ う

異様 な 対戦 に なって まいり まし た

それにしても 浦 飯 選手 何 か 様子 が 変 です

どう だ ？ 戦う 気 に なった か ？

何 か よ … 急に 疲れ ち まった ぜ

むっ

か ー っ ！ と お ！

俺 は 全て を なげうって 今 戦う こと だけ を 考え て いる

お前 が 俺 を そう さ せ た ん だ ぞ

ハアー ！

（ 幽助 ） いつ だって 俺 は こんな ふう に 戦い 続け て き た

だけど … 戸 愚 呂 ( とぐろ ) … 仙水 ( せんすい ) …

お前 ら の 戦い の 目的 は

結局 自分 を 倒し て くれる ヤツ を 探し て いた ん だ ろ

俺 の 戦い の 目的 は 一体 何 だ ？

俺 も 誰 か に 倒さ れる ため に …

（ 雷 禅 ） 情け ねえ ぞ ガキ （ 幽助 ） あっ オヤジ …

（ 雷 禅 ） お め え 何 か 忘れ ちゃ い ねえ か ？

（ 幽助 ） 忘れ てる ？ 何 だ ？

（ 雷 禅 ） お め え 何 の ため に ここ まで 来 た ん だ

人間 界 に 大事 な 女 を 残し て まで …

ハッ

あれ は 俺 自身 の 戦い じゃ ねえ

このまま じゃ 俺 の 気 が 済ま ねえ ん だ よ

（ 螢子 ( けいこ ) ） ３ 年 ね ？

（ 幽助 ） そう きっちり ３ 年 だけ

（ 螢子 ） どう なる か わかん ない わ ね そんな 先 の こと

お前 に は 俺 の 血 が 流れ てる ん だ ぞ

そい つ に まだ 勝って ねえ はず だ ろ

（ 幽助 ） 俺 カタ を つけ なきゃ 帰 れ ねえ よ な

て … て め え ！

（ 幽助 ） おら ー ！ （ 黄泉 ） う っ

（ 蔵 馬 ） あ … （ コエンマ ） う お っ

おっと これ は 驚き ！

全く 一方的 な 黄泉 選手 の 攻撃 から 一転 ！

猛烈 な 反撃 に 出 た 浦 飯 選手

なんと その 体 に は 魔 族 の 証し が 浮か ん で いる

フッ 悲しい 血 だ ぜ て め え が あんまり せがむ から

俺 の 中 の 雷 禅 の 血 が スッカリ 目覚め ち まった じゃ ねえ か

それ は 光栄 だ

もともと 俺 が 倒し たかった の は 貴 様 で は なく 雷 禅 だ

（ 幽助 ） て め え 後悔 する ぞ

俺 は な 戦って る うち に どんどん 強く なる ん だ

望む ところ だ

いく ぜ ！

何 ？

う お っ

（ 歓声 ）

浦 飯 選手 至近 距離 から の 霊 丸 ( れい がん ) ！

いや 妖気 を 放った わけ です から 妖 丸 ( よう がん ) と でも いう の でしょ う か

黄泉 選手 これ は かなり 大きな ダメージ ！

あっ

な … なんと 黄泉 選手 あの 至近 距離 から の 霊 丸 を

妖気 膜 ( ようき まく ) で 一瞬 の うち に ブロック し て い まし た

煉 破 反 衝 壁 ( れんぱ はんしょう へ き )

修羅 と の 戦い を 見 た はず だ 俺 の 防御 は 完璧 だ

て め え ！

無駄 だ

うる せ え ！

浦 飯 選手 すさまじい 連 射 ！

しかし ことごとく 黄泉 選手 の 妖気 膜 に はじか れ て いる

相手 は 黄泉 だ いくら 幽助 でも あの 程度 の 妖気 弾 で は …

う お ー ！

何度 やって も 結果 は 同じ

（ 黄泉 ） 何 ？ （ コエンマ ） 貫 い た ？

う っ なぜ だ ？

霊 気 だ ！ 妖気 の 中 に 幽助 の 霊 気 が 混じって いる

幽助 だけ に 使える 妖気 と 霊 気 の 混合 弾 だ

なんて 野郎 だ …

う っ

う お ー ！

体 から 魔 族 の 印 が 消え て いく

霊 気 から も 妖気 が 消え て いく

（ うめき声 ）

う お ー ！

ハッ

ぐ わ ー ！

（ 小 兎 ） これ は すさまじい 浦 飯 選手 の 超 巨大 霊 丸 が

黄泉 選手 の 煉 破 反 衝 壁 を 突破 し 内側 で 大 爆発 ！

パパ ！

な … なんと 両者 共に 健在 です

（ 歓声 ）

あ … ああ …

幽助 …

悪 ( わり ) いな 手間 取 らし ち まって よ

今 の が お前 の 本当 の 力 か

もしかしたら 俺 は お前 を 楽 に し て や れ ない かも しれ ん な

俺 も 何だか そんな 気 が し て き た ぜ

調子 に 乗る な から かった だけ だ

ど わ っ

う お ー ！

お ー ！

（ ナレーション ） 互い の 生命 力 を 削り 合い ながら 戦い 続ける 幽助 と 黄泉

この 死闘 の 果て に ２ 人 が 見る もの は 一体 何 か …

（ 幽助 ） 殴って も 殴って も あいつ は 倒れ ねえ

クソ ！ これ が 魔 界 の 頂点 を 目指し た 男 の

本当 の 実力 だって いう の か よ

けど な お め え が 攻撃 を 繰り出す かぎり

俺 も 絶対 ( ぜ って え ) 返し て み せる

今 の 俺 に は 負け は ねえ

次回 …

い や ー ！

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