Yuu ☆ Yuu ☆ Hakusho ( Yu Yu Hakusho : Ghost Files ) Episode 95
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( バイク の エンジン 音 )
( ミュージック ホーン の 音 )
( バイク の エンジン 音 ) ( ミュージック ホーン の 音 )
( 暴走 族 A ) ヘヘヘ
( 暴走 族 B ) うりゃ あ ( 暴走 族 C ) おら !
( 幽助 ( ゆう すけ ) ) クッ
( 暴走 族 D ) や っち まえ おら ー !
( 暴走 族 たち の 叫び声 )
( 暴走 族 E ) う っ ( 暴走 族 F ) う あっ
( 暴走 族 G ) う っ う …
( 幽助 ) て … て め えら !
こん だけ ハンデ やって も その ザマ か よ !
( 目覚まし時計 の 音 )
チッ また こんな 夢見 ち まった
その わけ は 自分 でも わかって る つもり だ けど な
( 岩本 ( いわ もと ) ) 池田 ( いけ だ ) ( 池田 ) はい
( 岩本 ) 井上 ( い の うえ ) ( 井上 ) は ~ い
( 岩本 ) 上田 ( うえ だ ) ( 上田 ) はい
( 岩本 ) 浦 飯 ( うらめし ) 何 だ よ 浦 飯 は また 欠席 か
雪 村 ( ゆき むら ) 浦 飯 は どう し た ん だ ?
( 螢子 ( けいこ ) ) さあ
あたし 幽助 の 監視 役 じゃ あり ませ ん から
( 岩本 ) ほう そう か
( 岩本 ) 榎本 ( え の もと ) ( 榎本 ) はい
( 岩本 ) 大橋 ( おおはし ) ( 大橋 ) は ー い
( 桑原 ( くわばら ) ) あん に ゃ ろ どこ に フケ て や がん だ まったく
( 岩本 ) 桑原 桑原 は い ない の か ?
は ~ い 100 年 前 から ここ に い ま ~ す
幽助 …
( コエンマ ) どう し た ? ( 幽助 ) あっ いや …
コエンマ それ じゃあ お め え まだ 謹慎 処分 は 解か れ て ねえ の か
( コエンマ ) まあ な あれ だけ オヤジ に 逆らった ん だ
の この こ 霊 界 に 戻る わけ に は いかん だ ろ う
しばらく は こっち の 世界 に いる つもり だ
ぼたん が こっそり 教え て くれ た 話 だ が
オヤジ が かつて
わし の 部下 だった 霊 界 案内 人 を 集め て
あちこち に 飛ばし て いる らしい
ふ ~ ん
( コエンマ ) あの オヤジ の こと だ 何 か を 考え て いる
油断 する な よ 幽助
どう いう こった ?
( コエンマ ) オヤジ は お前 の 抹殺 命令 を まだ 取り消し て は い ない はず だ
エンマ 大王 が 一 度 下し た 命令 を そう 簡単 に 覆す はず は ない から な
これ だけ 言え ば もう わかる な
ケッ 霊 界 から の 刺客 か
面白 ( お も しれ ) え ちょうど 退屈 し て た とこ だ ぜ
お前 仙水 ( せんすい ) と あん だけ の 死闘 を 演じ て
まだ 懲り ん の か
あれ は … あの 戦い は … 俺 が ケリ を つけ た わけ じゃ ねえ
この 俺 に 乗り移った 野郎 が 勝手 な マネ を し た だけ だ
( コエンマ ) 後悔 し て ん の か ? ( 幽助 ) 何 を ?
人間 界 に 戻った こと を だ
( 幽助 ) ちょっと 物 足り ねえ だけ さ
要するに 無い 物 ねだり って やつ だ な
( コエンマ ) 無い 物 ねだり ?
( 幽助 ) こっち の 世界 じゃ
まとも に ケンカ できる 相手 が い なく な っち まっ た
だから って 魔 界 に 残って りゃ
こっち の 平和 と か おふくろ や 螢子 や
桑原 の アホ 面 ( づら ) なんか が 懐かしく なる に 決まって る し な
だから 無い 物 ねだり か
そう いう こと
結局 どっち に い た ところ で 足り ねえ もん ばっかり な ん だ よ
でも な なんか スッキリ し ねえ ん だ よ
あの 仙水 と の タイマン 勝負 に 割り込ま れ て から
ずっと 何 を やって も 中途半端 な 感じ が し て
しょう が ね え ん だ
幽助 一 度 幻 海 ( げんかい ) に 相談 し て みろ
彼女 なら 答え を 見つける 手助け を し て くれる だ ろ う
ばあさん に ?
ああ
そう は 思え ねえ けど な
( 幻 海 ) 甘ったれ ん じゃ ない よ
( 幻 海 ) 自分 の ケツ ぐらい 自分 で 拭き な
( 幽助 ) ほら な 思った とおり だ
ハッ ! か … か っ や べ
( 幻 海 ) お前 が これ から 何 を しよ う と 勝手 だ よ
仮に お前 が この世 の 全て が 嫌 に なって
ぶ っ 壊 そ う と 思って も もはや あたし に は 止める 力 は ない
な … 何 言いだす ん だ いきなり
ハッ か ー ! ちょっと あー !
また 負け た
( 幻 海 ) 人 は 自分 の 気分 しだい で 壊 せる もの を 持って いる
おもちゃ だったり ペット だったり
家族 だったり 国 だったり 人 それぞれ だ
お前 は それ が 人 より デカ い それ だけ だ
壊し たく なったら その 前 に ここ に 来 な
まず 私 の 命 を くれ て やる
( 幽助 ) アホ らし ( 幻 海 ) そう 願う
( 幻 海 ) 持っていき な ( 幽助 ) ん ?
何 の 住所 だ ?
佐藤 黒 呼 ( さとう くろ こ ) が 住 ん で いる 場所 だ
( 幽助 ) 佐藤 黒 呼 ? 誰 だ それ
旧姓 真田 ( さ なだ ) 黒 呼 初代 霊 界 探偵 だった 女 さ
初代 の 霊 界 探偵 だった ?
あたし より は お前 に 近い 世間話 だけ でも 参考 に なる だ ろ う
( 岩本 ) 浦 飯 浦 飯 チッ 今日 も 欠席 か
“ 1 個 の リンゴ が 腐って いる と ”
“ 箱 の 中 の リンゴ が 全て 腐る ” と 言った 者 が いる
しかし 諸君 は リンゴ で は ない 人間 だ
諸君 が クラス の クズ を 教訓 と し
“ 私 は ああ は なら ない ” と 思う 人間 で ある こと を 願う
( 桑原 ) ケッ 何にも わかっちゃ い ねえ な
あんな キラキラ 輝 い た クズ が どこ に いる ん だ よ
だけど 何 やって ん だ あいつ は …
せっかく 平和 に 戻った ん だ から 学校 生活 を 楽しみゃ いい じゃ ねえ か
( 岩本 ) よし 余分 な 話 は これ で 終わり だ
さあ 授業 授業 授業 に 戻る ぞ
おい 教科 書 を ちゃんと 開 い とる か ?
ハァ … クソ !
何 か たらい回し に さ れ てる よう な 気 が し て き た ぜ
“ 猛犬 注意 ” ?
った く こんな へん ぴ な 所 に 誰 も 来 や し ねえ よ
う … あっ 何 だ こりゃ
何 だ この 気持ち 悪 ( わり ) い 骨 は ?
殺気 が 2 つ
う っ クッ
う っ
( 快晴 ( かいせい ) ) ハアー !
( 風 吹 ( ふぶき ) ) て えー ハッ !
あっ ガ … ガキ ?
( 快晴 ) また 性懲り も なく 母ちゃん を 狙い に 来 た な
妖怪 変化 め
( 風 吹 ) お前 なんか 母ちゃん が 相手 する まで も ない よ
こら こら 子供 たち
正義 マン ごっこ は ほか で やり なさい
( 風 吹 ・ 快晴 ) 問答 無用 !
( 幽助 ) おお お …
は ー !
( 風 吹 ) タアー
( 快晴 ) う あー !
( 風 吹 ) それ ー !
あっ !
( 風 吹 ) ちき しょ う ( 快晴 ) あ 痛 ( い て ) て て て …
( 幽助 ) や ~ い バーカ ここ まで おいで
( 風 吹 ) クソ ! なかなか ( 快晴 ) なら こっち も
本気 で いく ぞ !
ハアー ハッ !
う っ あ …
( 快晴 ・ 風 吹 ) 双 龍 砲 ( そう りゅうほ う )
( 黒 呼 ) 快晴 風 吹 やめ なさい
あ ?
( 快晴 ) 母ちゃん ( 風 吹 ) はい 風 吹 やめ ます
( 黒 呼 ) 君 が 幽助 君 ね
あんた が 初代 霊 界 探偵 黒 呼 さ ん か
( 黒 呼 ) 幻 海 師範 から 連絡 受け て いる よ
元気 の いい ヤツ が 来る って ね
( 黒 呼 ) ごめん ね
妖気 を 感じ たら とりあえず 襲え って
仕込 ん で ある から さ
安心 し て いい よ 一 度 顔 を 覚え れ ば もう 攻撃 し ない から
じゃあ 入り口 の 猛犬 って …
( 黒 呼 ) そう こいつ ら よ 犬 より タチ が 悪い けど
( 幽助 ) って こと は 来る 途 中 に あった あの 骨 は …
こいつ ら が 退治 し た 妖怪 の でしょ たぶん
お っ ああ …
( 晶 吾 ( しょうご ) ) よう こそ 黒 呼 の 夫 で 佐藤 晶 吾 と いい ます
( 黒 呼 ) これ でも 小説 家 な の よ
( 幽助 ) どう も 浦 飯 幽助 です
( 快晴 ) なあ なあ お前 の 名前 って 変 だ な
( 風 吹 ) 浦 飯 幽助 だ なんて … アハハ うらめしい だって …
( 幽助 ) じゃあ お め えら は どう な ん だ よ
( 快晴 ) 俺 たちゃ かっこいい 名前 だ よ な
うん
ほら 2 人 と も 自己 紹介 し なさい よ
( 快晴 ・ 風 吹 ) うん
真田 快晴 9 歳 です 好き な もの は テレビ です
真田 風 吹 8 歳 です 好き な もの は 萩原 聖人 ( はぎ わら まさ と ) 君 です
真田 ? 佐藤 じゃ ねえ の ?
だって 真田 の ほう が かっこいい ん だ もん
佐藤 なんて どこ に も いる じゃ ん な
なんか 甘 そう だ し さ
( 晶 吾 ) そんな こと 言う な よ 2 人 と も
( 黒 呼 ) 気 に し ない 気 に し ない 子供 の 言って る こと な ん だ から
( コエンマ ) そう か 黒 呼 の 所 へ 行か せ た の か
( 幻 海 ) ああ いけ なかった かい ?
( コエンマ ) いや 黒 呼 なら 心配な い だ ろ う
なんか ある って 感じ だ な
オヤジ の 幽助 抹殺 命令 が いろんな 所 に 依頼 さ れ て いる
何 ?
今 の 幽助 を 倒す と し たら
霊 界 と 人間 界 を 含め て も ごく 一部 の ヤツ ら に 限ら れ て くる
かつて 霊 界 探偵 を 務め た ヤツ ら か
( コエンマ ) そう いう こと だ
オヤジ 殿 も 酷 な マネ を する ね
( 幽助 ) あ ?
なあ これ あんた ?
真ん中
ウハハハハ 当時 14 歳
その 後 霊 界 探偵 に なって
3 年 間 で 身長 だけ 40 センチ も 伸び て
体重 は 変わら なかった から ね
( 妖怪 たち の 雄 たけ び )
( 黒 呼 ) ハアー アッ タアー
ウフ フフ
( 快晴 ) 俺 も あと 3 年 し たら 霊 界 探偵 に なる ん だ
( 風 吹 ) あんた は 無理 よ 女 に 弱い もん
( 快晴 ) え ? ( 風 吹 ) アハ ハハ
さて と 何 か 飲 も う か ブランデー で いい ?
おお いい の ? 話せる ね
( 快晴 ) 俺 たち も 飲む ( 風 吹 ) 飲む
は いはい
( 幽助 ) おいおい こんな チビ ども に 酒 飲ま し て いい の か ?
いい わ よ これ だ もん
ゲッ ウイスキー ボンボン か って こと は 俺 も ?
そう 紅茶 に ブランデー を 一 垂 らし
ああ … やっ ぱし …
anx
iety
anxiety 心配
h e s i t a t …
hesitation ためらい
ハァ …
pati … patience
我慢 … 我慢 …
ウハハハハ
ハハハハ …
こら 快晴 に 風 吹
チョコレート の 1 つ や 2 つ で だ らし が ない ぞ アハハ ハハ
( 風 吹 ) うるさい やい
母ちゃん こそ ビール 1 杯 で 酔っ払って っ ぞ
( 幽助 ) 苦労 が 絶え ない ね ( 晶 吾 ) わかって くれる ?
( 風 吹 ) こら 幽助 お前 の 必殺 技 を 見せ て みろ
( 風 吹 ) 受け て やる ぞ ( 幽助 ) クハハハハ
10 年 早 ( はえ ) え …
( 快晴 ) に ゃ は ~ ん ( 幽助 ) え ?
ねえ あの 夜 の こと が 忘れ られ ない の よ
( 幽助 ) これ も あんた が 仕込 ん だ の か ?
わかる ?
黒 呼 さ ん なんで 霊 界 探偵 辞め た ん だ ?
結婚 退職 よ
切った 張った の 世界 より 愛 に 生きる こと に し た の
相変わらず 懲り ない 妖怪 たち が 襲って きたり も する けど ね
平凡 で 退屈 な 毎日 かも しれ ない けど それ は それ で 幸せ よ
ふ ~ ん そう いう もん かね
結婚 する 少し 前 忍 ( しのぶ ) 君 に も 会った よ
彼 の 霊 的 な 力 の 強 さ は 一目 で わかった けど
すごく はかな そう に も 見え た な
おお な … 何 だ よ ?
その 点 君 は 全然 大丈夫 あと 10 年 は 霊 界 探偵 を やって い ける
この あたし が 保証 する よ
もう クビ に な っち まっ た けど な
( 黒 呼 ) ねえ 晶 吾 見 て や ったら ? この 子 の 未来
彼 趣味 で 占い を やる の よ プロ も 顔負け
( 晶 吾 ) じゃあ
幽助 君 ちょっと 手 を 貸し て くれる かな
( 幽助 ) ああ
今度 は 顔 を こちら に 向け て まっすぐ に
そう
君 は 今 身 の 回り に 何 の 不満 も ない しか し …
心 の どこ か で いつも 危険 の 中 に 身 を 置き たい と 思って いる
ピンポーン ご 名答
もし 君 が 自分 の 気持ち を 第 一 に 考える なら
迷って いる とき ほど 動か ない ほう が いい
どう いう こと だ よ
( 晶 吾 ) 君 が 望む 望ま ない に 関わら ず
危険 は どこ から か 君 に 近づ い て くる
ん ?
こんな 夜中 に 客 来 ん の ?
( 晶 吾 ) さて …
編集 者 と の 打ち合わせ は あした の はず だ が …
あっ ああ …
誰 ?
あっ
( 黒 呼 ) あなた たち どちら さん ?
( 東 王 ( とう おう ) ) お前 に 用 は ない そっち の 男 に 話 が ある
( 北 神 ( ほ くしん ) ) 東 王
( 北 神 ) 夜分 に 恐れ入り ます
なにぶん 時間 が 限ら れ て いる ので
用件 だけ 手短 に お 話 さ せ て いただき ます
幽助 君 に 用 ?
よく ここ が わかった わ ね
妖気 を つけ まし た
( 幽助 ) で ? て め えら の 用件 って 何 だ ?
( 北 神 ) 我々 は 魔 界 から やって 来 た の です
な …
魔 界 ?
ああ …
浦 飯 幽助 さん あなた の 運命 を お 話し し ま しょ う
俺 の 運命 だ と ?
ええ これ は 逃れ られ ない 宿命 です
( ナレーション ) 幽助 の 前 に 現れ た 魔 界 から の 訪問 者
この 3 人 が 語ろ う と する 幽助 の 宿命 と は 果たし て …
( 幽助 ) 魔 界 で 俺 を 待って る ヤツ が いる
そう ヤツ ら は 言い や がった
けど どう も いまいち 素直 に 信用 でき ねえ
大体 あいつ ら 坊主 み て え な 格好 を し てる 割 に は 妙に 生臭 すぎる ぜ
おい お め えら 俺 に 何 か 隠し てん だ ろ え ?
次回 「 闇 の 訪問 者 ・ 深まる 謎 」
白状 し や がれ この 生臭 坊主
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