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勇者ヨシヒコと魔王の城, 勇者ヨシヒコと魔王の城#01

( オザル ) このまま で は この 村 の 人間 全員 →

この 恐ろしい 疫病 に 殺さ れて しまう だろう 。

幻 の 薬草 を 求めて 半年 前 に 旅立った →

勇者 テルヒコ は   いまだ 戻ら ぬ 。

我々 に は 次 なる 勇者 が 必要だ 。

今   ここ に 岩 に 突き刺さった まま →

何者 に も 抜く こと が でき ぬ と いう 剣 が ある 。

古 の 言い伝え に よれば →

この 剣 を 岩 から 抜き し 者 が 真 の 勇者 。

我 こそ は 勇者 と 思う 者 前 に 出よ 。

( ヨシヒコ ) よし   俺 も 行こう 。 ( ヒサ ) やめて ください   兄 様 。

兄 様 に   争い ごと は 向き ませ ん 。

向く も 向か ない も ない 村 が 苦しんで る んだ 。

でも   兄 様 は 少し おっちょこちょいだ し →

戦い で は 1 つ の おっちょこちょいで →

命 を 落とす のです よ 。

おっちょこちょい おっちょこちょい 言う な 。

村 の 男 たち は   みんな   やる 気 だ 。 嘘 です 。

みんな   行き たく ない 行き たく ない と 言って ました 。

そんな わけない だ ろ 。

あ …。 お前 は 違う !

次の 者 。

お前 も 違う ! ああ   次の 者 。

ああ …  嘆かわし や 。

最後 の 1 人 に なって しまった 。

この 村 に は 救世 主なる 勇者 は おら ぬ の か ?

まいり ます 。 抜く が よい 。

あ …。

ハハハ   勇者 の 誕生 じゃ !

( 歓声 )

あの …  抜く って いう より 倒れた 感じ …。

勇者 ヨシヒコ よ 我 が   カボイ の 村 の ため に →

旅立つ が よい ! あ   あの …。

勇者 です 。

私 が   勇者 ヨシヒコ です 。

( 一同 ) おお ~!

( 一同 ) おお !

あっ ち   こっち   どっち   そっち あっ ち   こっち   どっち   そっち 。

オザル 様   オザル 様 どう なされた ?

お 静かに 。

オザル じい は   私 の 行く べき 方角 を 占って くださって おり ます 。

あっ ち   こっち   どっち   そっち どっち も こっち 。

うわ ~! ( 一同 ) おお !

なんと 。

な ~ ん か   こっち の ほう 。

ありがとう ござ り ま する 。

馬   引け い !

( 馬 の 嘶き )

兄 様 本当に 行か れる のです か ?

もともと 私 が 行く さ だめな のだ 。

先 に たった   テルヒコ は 私 たち の 父 。 私 が 行く の が 当然だ 。

でも これ で 兄 様 が い なく なったら →

ヒサ は 一 人きり に なって しまい ます 。

待って る が よい   ヒサ 私 は 必ず 戻って くる 。

兄 様 。 信じて よろしい のです ね ?

ああ   は いや ~!

兄 様   行って しまわ れた 。

何者 だ ?

( スライム ) 何者 ? 俺 を 知ら ない って →

勇者 と して どう な の よ ? 知ら ん 。

待て   待て   待て 旅 に 出たら 最初 は 俺 でしょう よ 。

最初 は 俺 ? どういう こと だ ?

どういう こと って 戦う んだ よ   ドーン !

どう だ  1 ポイント くらい 痛い だ ろ ?

痛い 。 ヘイ   ヘイ   ヘイ   ヘーイ !

もう いっち ょ いく ぜ   ドーン ! やめ なさい って !

うわ ~ っ !

♪♪~

( ダンジョー ) 待て 。

はい 。

嫌な 時代 に なった もん だ 。

皆   人間 は 疫病 に 苦しみ 救い を 求める 。

人 が 話して る だ ろ !  聞く んだ 。

はい 。

嫌な 時代 に なった もん だ 。

皆   人間 は 疫病 に …。

聞こう よ   話 を !

な に 普通の 顔 して ス - ッ と 通り過ぎよう と して いる 。

長 そうな ので 。

これ だけ は 言わ せろ 。

これ を 全部 言ったら お前 の こと   サッと 殺す から 。

え   私 は 殺さ れる んです か ?

そう   俺 が   全部 かっこよく 語った のち に な 。

めいど の 土産 って ヤツ だ 。

私 は   勇者 だ 。 村 を 救わ なくて は なら ない 。

あなた に どんな 正義 が あろう と →

私 は   あなた に   ここ で 殺さ れる わけに は いか ない 。

フン   なかなか 骨 の ある 男 だ 。

しかし な   若 造 …。

お前 が   俺 の 話 を しっかり 聞く まで 逃がさ ん ぞ 。

俺 の 名 は   ダンジョー 。

お前 と 同じ   ある 人々 を 救う と いう 使命 を 持って 戦う 男 だ 。

待て   コラ !  おい   ちょっと 待て !

まだ 話 は 終わって ない ぞ 。

いつまで ついてくる つもりです か ?

えっ ?  俺 の 話 を すべて 聞く まで だ と 言った ろ 。

話 を 聞き すぎて 疲れた 頃 に 不意 を ついて 殺す 。

それ が   俺 の やり 方 だ 。

すごい 作戦 です ね 。

俺 は 頭 が いい から な 。

今 聞く か ? 今日 は   もう 寝 ます 。

そう か 。

この 剣 は …。

なんて ヤツ だ 。

ヨシヒコ   そろそろ   ひと休み しよう 。 足 が パンパンだ 。

そう です ね   休み ましょう 。

何者 !?

( ムラサキ ) 死ね !

ヨシヒコ   斬れ ! いえ   女 は 斬れ ませ ん !

甘い ぞ 。 できれば 男 も 斬り たく あり ませ ん 。

いい から 斬れ ! お前 の 剣 は   誘い の 剣 。

斬って も 死に は せ ん 。 眠る だけ だ 。

それ は 本当です か ?

平和 の 神 が 与える と いう 伝説 の 剣 だ 。

信じ ます 。

今 の 話   本当でしょう ね ?

本当だ   たぶん …。

たぶん って 何 です か ? 絶対   本当だ 。

たぶん 絶対 だ 。 どっち です か ?

父 の 仇 !

そら 見ろ   本当だったろう 。

そ なた   私 が 父 の 仇 と いう の は どういう こと だ ?

我が 名 は   ムラサキ 。 父 ヤシマル は   お前 に 殺さ れた のだ 。

私 は 自分 の 村 を 出た の は 初めて だし →

人 を あやめ たこ と など 一 度 も ない 。 往生 際 が 悪い ぞ !

ここ で 会った が 百 年 目 。

その 首   家族 の もと に 持ち帰る 。

ムラサキ と やら ヨシヒコ を 仇 と 思う   その 根拠 は 何 だ ?

これ ぞ 動か ぬ 証拠 。

父 が 殺さ れた 場 に いた 男 が 描いた 似顔絵 だ 。

見ろ !

う ~ ん …  どう だ   これ 。

私   です か ね ?

何とも   これ で は …。

そっくりだ !

もう 少し   うまい ヤツ に 描いて もらった ほう が →

よかった んじゃ ない の か ?

その 男 が   村 で いちばん うまい 。 すごい 村 だ な 。

見よう に よって は   私 です か ね 。

どう 見た んだ ? そっくりだ 。

これ で は 何とも な …。 くり そつ だ 。

他 に 何 か 伝え られた 手がかり は ない の か ?

わりと 目 が ぱっ ちり して いる 。

他 に は ? それ だけ だ 。

わりと 目 が ぱっ ちり して いる 男 は 結構 たくさん いる ぞ 。

ぱっ ちり なら ともかく わりと と なる と →

すごく   たくさん いる ぞ 。

それ を   すべて 殺して まわる の は 大変な こと だ 。

どれ も これ も   人違い   人違い …。

いったい 私 は 誰 を 殺せば いい んだ ?

どう だ   そ なた 私 たち の 仲間 に なら ない か ?

ずっと そば に いて →

私 が 父 の 仇 だ と 確信 する こと が あれば →

その とき は 私 を 殺せば いい 。

ヨシヒコ   お人よし も いいかげんに する んだ 。

私 も 父 を 救う ため に 旅 を して いる 。

そ なた と 同じだ 。

どう だ   私 に ついて こんか ?

私 の 勘 が   お前 だ と 言って いる 。

その 勘 が 確信 に 変われば →

いつでも 私 を 斬れ 。

そう さ せて もらおう 。

これ から は 安心 して 眠れ ぬ ぞ 。

覚悟 の 上 だ 。

よし   日 が 暮れる 前 に 森 を 抜けよう 。

行こう 。

みえた ぞ !

教祖 様 !

( 一同 ) 教祖 !  教祖 !  教祖 !  教祖 !

( メレブ ) さあ   施し の 時間 だ よ 。

はい   教祖 !  は ~ い !

こ   子供 が … 子供 が 蜂 に 刺さ れ ました 。

どう すれば いい でしょう ? 教祖 !

刺さ れた とこ 爪 と 爪 で こう   押す …。

押し出す 感じ で やって その あと …。

ツバ を つけよ 。

( 一同 ) おお !

おお   村 だ 。 あそこ で 食料 を 調達 する か 。

そう し ましょう 。

父 の 仇 !

何度   言わ せる んだ 。

もう 少し 確信 を もって から 刺し なさい 。

キリ が ない から 引っ込む やつ に 替えて おいた ぞ 。

いつの間に   引っ込む やつ に …。

う う ~!

メレブ 様 ! メレブ 様 !

何 じゃ   ありゃ ?

メレブ 様 !

メレブ 様 ! メレブ 様 !

見 ない 顔 だ な 。 外 の 話 が 聞き たい 。

のち に 私 の 屋敷 に 来る が いい 。

はい   教祖 。

何 だ   アイツ ? チョー 上 から 目線 じゃ ん 。

教祖 様 だ から な 。

さすが に 重い な   あの 岩 !

更に   で かくさ れちゃ った から な !

スパーン !

スタスタ …  スタスタスタ 。

クイッ …  スタスタ   スタスタ 。

パフー 。

ご 苦労だった 。 そ なた たち   どこ から 来た ?

カボイ の 村 です 。

カボイ か …  知ら ない 。

疫病 の 具合 は どう だ ?

何 人 も 死に ました 。

私 は   幻 の 薬草 を 探す ため 先 に 旅立った 父 と →

その 薬草 を 求め   旅 に 出 ました 。

それ は   ご 苦労であった 。 お前 は ?

俺 は   コイツ が 俺 の 話 を 全部 聞いて 俺 が   コイツ を 殺す まで →

一緒に 旅 を する こと に して る んだ 。

何 それ ? すごい わかり にくい ね   動機 。

仲間 です 。 仲間 じゃ ない でしょ 。

殺そう と して んだ よ   お前 の こと 。

で   女 は ?

女 と か 呼ぶ の   やめて くん ない ?

おっと   気強い 系 ?  いい よ   いい よ そういう の 嫌いじゃ ない …。

ごめん   ごめん ! 名 は 何と 申す ?

ムラサキ 。 ほほ う   ムラサキ 。

お前 は   どういう 関係 だ ?

コイツ が 父 の 仇 。  いつか 殺し ます 。

2 人 と も   コイツ の こと 殺そう と して ん の ?

仲間 です 。 仲間 じゃ ない でしょ   だ から 。

殺そう と して んだ よ 2 人 と も   お前 の こと 。

旅 して て も   気 が 気 じゃ ない よ ね ! だって   歩いて たって →

その …  ど っ から でも 刺して くる よ ね !

ムラサキ の は 引っ込む やつ です から 。

何 よ   引っ込む ? 何 が 引っ込む んだ よ 。

わかん ない   お前   や だ 。 もう いい   乾杯 しよう   乾杯 。

今日 は   外 の 話 でも 聞いて 盛り上がろう 。

逆に   何 か 受け たい 施し は ある か ?

ときに 教祖 。 何 だ ?

教祖 が 大きな 岩 を 浮か せて る の を 見 ました 。

お っ   あれ 見て くれた ?

あれ   布 の 裏側 で 人 が 持ち上げて ます よ ね ?

は ぁ ?  何 言って ん の 。 違う よ   は ぁ ?

布 の 前 に   板 の 台座 が あって それ が 布 の 裏側 と 繋がって いて →

それ を 3 人 ぐらい の 人 が 持ち上げて ます よ ね ?

違う …  何 言って る んだろう ね ? あの お 兄ちゃん ね   ハハハ !

何 言って んだ ? おかしい ね   おかしい ね   ハハハハ !

こぼれた   こぼれた …  食べる ?

わかり やすく   キョド って んじゃ ん 。

キョド って ませ ん ! キョド って ませ ん けど   ハハハ 。

最近   岩 が 重く なって きた と 話して る 人 たち が い ました 。

たぶん 彼ら が 持ち上げて る んでしょう 。

誰 だ よ   それ ? 一気に 万事 休す じゃ ん 。

何 だ よ   うる せ え な !

何 な んだ よ   楽しく 飲 も うって いって ん のに →

来て 早々   イチャモン つけ や がって よ ! 逆 ギレ だ よ 。

いえ   私 は 教祖 を 怒ら せよう と 思って →

言った わけで は あり ませ ん 。

私 は   村 で 大工 を やって いた もの で →

よく できた 装置 だ な と 思った んです 。

そう な んだ よ ! よく できて る だ ろ   あれ ?

あれ   一 度 も   バレ たこ と ない の 。 結構   何 回 も やって る …。

違う !  何   バレ る って   や だ ! 違う   バレ る って   何 だ よ   それ ?

もう や だ   気分 悪い   帰る …。

待って くれ ! おい   待って くれ !

どうした の ?  インチキ 教祖 。 インチキ って 言う な 。

じゃ   嘘 め っちゃ つく 教祖 。 更に 悪意 を 感じる ぞ 。

昨日 は   すみません でした 。 失礼な 質問 を して 。

いい んだ   本当の 話 だ から 。

ほ ~ ら ! そういう 言い 方   やめて 。

ほ ~ ら 。 お っ さん も   そういう の   やめて 。

お っ さん   言う な 。

どうした ん です か ? こんな 朝 早く 。

一緒に 旅 を さ せて くれ 。

( みんな ) えっ ?

教祖   疲れた 。

もう   誰 か に バレ たら やめよう と 思って た んだ よ ね 。

もう 村人 の 思い   引き受ける の もう   まっぴら だ 。

しかし   教祖 が い なく なって は 村人 たち は   路頭 に 迷い ます 。

い なく なったら   なった で 何とか する 連中 。

退屈しのぎ に する ような 甘い 旅 で は ない ぞ 。

外 の 世界 が 見 たい んだ 。 あっ   魔法 を 使える の は 本当だ ぞ 。

岩   浮かす と か 無理だ けど …。

な ?  ほら   見ろ 。

あ …  何 が 変わった んだ ?

よく 見ろ   ムラサキ の 鼻 が 豚 っ 鼻 に なって いる 。

本当だ …。 ちょ っ …  何 す んだ よ 。

人 の 鼻 の 穴 を 上 に 向ける ハナブー と いう 呪文 だ 。

いつ   どこ で 使う んだ ?

すごい …。

すごい ?  絶対   使わ ん ぞ   この先 。

ちょっと …  もう   人 の 鼻 の 穴 いつまで 上げて んだ よ ?

早く 戻せよ 。

戻して ほしい ? うん 。

戻して ほしかったら ブヒブヒ って 言え 。

ブヒブヒ …。

よく でき ました 。

ハア …。

私 に も   ハナブー を かけて ください 。 か からんで いい 。

すま ん 。 1 日  1 回 だ 。 使え ねえ …。

どう だ ?  俺 は   魔法使い だ 。

ああ   他 に どんな 魔法   使え んだ ?

今 の ところ   ハナブー だけ だ 。

使え ねえ …。

これ から 旅 を して いく うち   次々 と →

呪文 を 覚えて いく かも しん ない 。

覚える 呪文 も 使え な さ そう …。

何 だ ?  お前 …  や っぱ 態度   悪い な   じゃ   何 だ よ ?

お前   何   使え んだ よ ?

私 は   父 の 仇 とれれば それ で   いい んだ よ 。

行き ましょう   メレブ さん 。

おう   連れて って くれる か 。

こちら こそ   お 手伝い くださって ありがたい です 。

ヨシヒコ   何 か 欲しい もの は ある か ?

この 村 に ある もの だったら 何でも 持っていって いい ぞ 。

私 は …。

私 は   父上 と 薬草 を 探し たい だけ です 。

その ため だけ に   旅 を 続け ます 。

無欲な ヤツ だ 。

バカな だけ だ よ 。

手伝う ぞ   その 願い 。

俺 も だ   それ が どんなに 長い 旅 に なろう と も な 。

ああ 。

どんなに 長く かかろう と も 。

じゃあ   私 も 仇 は   しばらく 我慢 する か 。

( 笑い声 )

行き ましょう !

ああ ! ああ !

♪♪~

霧   晴れ ました ね 。

晴れる もん だ ね 。 あれ ?  ヨシヒコ !

ヨシヒコ じゃ ねえ か ! 誰 ?

父上 ! ( メレブ / ムラサキ ) えっ !?

どうした よ ? お前   こんな とこ で 。

父上 こそ 薬草 を 取り に 行って 半年 …。

ああ   行った   行った 。 幻 の 薬草 な 。

いかが さ れた んです か ?

志 半ば で やむなく 戻ら れた のです か ?

う うん   あった   あった 。

( メレブ / ムラサキ ) え ぇ …。

もう   メチャクチャ たくさん 取って きた よ 。

では   なぜ 村 へ 戻ら ず に ?

ああ   それ が さ …。

つきあって ます 。

えっ !

これ が   連れ 子 で さ 。

名前   言い なさい 。 はい   リン です 。

でも って   これ が   これ なん す 。

帰り づらく なっちゃ って さ …。

あっ !  そうだ !

お前 が   持って 帰れ !  薬草 !

疫病   ピタッ と 治る わ ! これ   な っ !

あっ   皆さん   旅 の お 仲間 。

ヨシヒコ が   お 世話に なって ま ~ す 。 父 です 。

ヒサ は 元気 ? はい 。

と いう こと で   ごめん な   ヨシヒコ 。

もう   この世 に   父 は い ない と 思って くれて いい から 。

じゃ 。

小さな 幸せ   つかもう な 。

お やおや …。

と いう こと は   旅 …  終了 ?

そう です ね …。

お ぉ …  え ?

じゃあ   これ …  解散 ?

そう です ね 。

お ぉ …  お ぉ …。

なんか   すみません 。

こんなに も 早く 願い が 叶う と は …。

いや …  いい よ 。

願い は ね 早く 叶う ほう が   あれ だ から 。

じゃ   あの …  お 疲れ 。

お 疲れ さ まで した 。 お 疲れ っす 。

あの …  今度   よかったら   メシ と か 。 あ …  そうです ね 。

家 飲み と かしよう 。 はい 。

何 これ …。

ヨシヒコ !

なんだ ?  この 声 は 。

ヨシヒコ !

あれ は !

仏 様 …。 ( 仏 ) ヨシヒコ よ …  よく 聞く のだ 。

ヨシヒコ ?  仏 様 に 返事 し な よ 。

え ?  全然   見え ないで す   仏 様 。

ヨシヒコ よ   お前 の 使命 は 父上 を 探す こと でも →

薬草 …  おいおい どっち 見て んだ   ヨシヒコ 。

あそこ だ よ   あそこ !

えっ !?  待って   待って ! 何 ?  何 ?

ちょっと   待って ! 私 の こと   見え ない の ?

なんで ? あんな   はっきり 見える よ 。

すみません 。 おい   おい !  お ~ い !!

私 の こと   マジ …  何 ?  見え ない の ?

おい   なんだ よ !? 主人公 に 見え ない って   お前 …。

しゃべった って しよう が ねえ じゃ ん よ !

ちょっと   お前   これ   かけて みろ 。 ちょっと   かけて み 。

うわ っ !  見える 。  仏 様 だ !!

見えた   見えた ? いい じゃ ん   いい じゃ ん 。

じゃあ   お告げ   いく よ 。 すごい !  飛び出して 見える 。

別に   飛び出して 見える 必要 は ない んだ けど ね 。

顔 が 大きい …。

お前   なんで   そんな 真顔 で 言う の ?  それ   ねぇ ?

そりゃ   大きい よ 確かに 大きい けれども →

俺   よく 言わ れる の が   体 の わりに 顔 が で か いって いう の は   よく …。

ほっとけ よ !

仏 だけ に   ほっとけ よ !

はい   じゃあ   いく よ 。 お告げ   いくよ   お告げ   いく よ 。

ヨシヒコ よ   誘い の 剣 を 手 に した お前 の 使命 は →

下界 に 降り立った 魔 王 を 倒す こと だ 。

魔 王 ?

彼 は   かつて   下界 に 降り立ち 地中 深く に 眠った が →

今   その 眠り を 解き   地上 に 現れた 。

疫病 は   彼 の しわざ な のだ 。

彼 は   人々 の 心 を 操り →

下界 を …  が   を …  我が もの に あの …  しよう と して いる 。

ねっ ?

魔 王 の 手 に よって   あの … 人々 は   あれ を 宿し …  あれ   あれ 。

あの …  あれ !  あの …。

邪悪な 気 を 宿し 魔物 が は こびる …。

は こびる って   なんだ よ ! は こびる って   なんだ よ !

はびこる …  え ~  う ぅ …。

う ぅ …  ふ ぅ …。

えっ ?  あぁ   いや   え ~ っと …。

魔 王 の 手 から   下界 を 救う のだ !

それ が   お前 の 使命 で … 使命 で って   なんだ よ !

使命 で って   なんだ よ !

と   いう こと です 。

なるほど   やはり 長い 旅 は 続く と いう こと だ な 。

その ようだ な 。

なんか   面倒くさい …。

ともに   行って くれ ます か ?

いい よ 。

行き ましょう 。

兄 様 …  ヒサ は 心配です 。



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( オザル ) このまま で は この 村 の 人間 全員 →

この 恐ろしい 疫病 に 殺さ れて しまう だろう 。

幻 の 薬草 を 求めて 半年 前 に 旅立った →

勇者 テルヒコ は   いまだ 戻ら ぬ 。

我々 に は 次 なる 勇者 が 必要だ 。

今   ここ に 岩 に 突き刺さった まま →

何者 に も 抜く こと が でき ぬ と いう 剣 が ある 。

古 の 言い伝え に よれば →

この 剣 を 岩 から 抜き し 者 が 真 の 勇者 。

我 こそ は 勇者 と 思う 者 前 に 出よ 。

( ヨシヒコ ) よし   俺 も 行こう 。 ( ヒサ ) やめて ください   兄 様 。

兄 様 に   争い ごと は 向き ませ ん 。

向く も 向か ない も ない 村 が 苦しんで る んだ 。

でも   兄 様 は 少し おっちょこちょいだ し →

戦い で は 1 つ の おっちょこちょいで →

命 を 落とす のです よ 。

おっちょこちょい おっちょこちょい 言う な 。

村 の 男 たち は   みんな   やる 気 だ 。 嘘 です 。

みんな   行き たく ない 行き たく ない と 言って ました 。

そんな わけない だ ろ 。

あ …。 お前 は 違う !

次の 者 。

お前 も 違う ! ああ   次の 者 。

ああ …  嘆かわし や 。

最後 の 1 人 に なって しまった 。

この 村 に は 救世 主なる 勇者 は おら ぬ の か ?

まいり ます 。 抜く が よい 。

あ …。

ハハハ   勇者 の 誕生 じゃ !

( 歓声 )

あの …  抜く って いう より 倒れた 感じ …。

勇者 ヨシヒコ よ 我 が   カボイ の 村 の ため に →

旅立つ が よい ! あ   あの …。

勇者 です 。

私 が   勇者 ヨシヒコ です 。

( 一同 ) おお ~!

( 一同 ) おお !

あっ ち   こっち   どっち   そっち あっ ち   こっち   どっち   そっち 。

オザル 様   オザル 様 どう なされた ?

お 静かに 。

オザル じい は   私 の 行く べき 方角 を 占って くださって おり ます 。

あっ ち   こっち   どっち   そっち どっち も こっち 。

うわ ~! ( 一同 ) おお !

なんと 。

な ~ ん か   こっち の ほう 。

ありがとう ござ り ま する 。

馬   引け い !

( 馬 の 嘶き )

兄 様 本当に 行か れる のです か ?

もともと 私 が 行く さ だめな のだ 。

先 に たった   テルヒコ は 私 たち の 父 。 私 が 行く の が 当然だ 。

でも これ で 兄 様 が い なく なったら →

ヒサ は 一 人きり に なって しまい ます 。

待って る が よい   ヒサ 私 は 必ず 戻って くる 。

兄 様 。 信じて よろしい のです ね ?

ああ   は いや ~!

兄 様   行って しまわ れた 。

何者 だ ?

( スライム ) 何者 ? 俺 を 知ら ない って →

勇者 と して どう な の よ ? 知ら ん 。

待て   待て   待て 旅 に 出たら 最初 は 俺 でしょう よ 。

最初 は 俺 ? どういう こと だ ?

どういう こと って 戦う んだ よ   ドーン !

どう だ  1 ポイント くらい 痛い だ ろ ?

痛い 。 ヘイ   ヘイ   ヘイ   ヘーイ !

もう いっち ょ いく ぜ   ドーン ! やめ なさい って !

うわ ~ っ !

♪♪~

( ダンジョー ) 待て 。

はい 。

嫌な 時代 に なった もん だ 。

皆   人間 は 疫病 に 苦しみ 救い を 求める 。

人 が 話して る だ ろ !  聞く んだ 。

はい 。

嫌な 時代 に なった もん だ 。

皆   人間 は 疫病 に …。

聞こう よ   話 を !

な に 普通の 顔 して ス - ッ と 通り過ぎよう と して いる 。

長 そうな ので 。

これ だけ は 言わ せろ 。

これ を 全部 言ったら お前 の こと   サッと 殺す から 。

え   私 は 殺さ れる んです か ?

そう   俺 が   全部 かっこよく 語った のち に な 。

めいど の 土産 って ヤツ だ 。

私 は   勇者 だ 。 村 を 救わ なくて は なら ない 。

あなた に どんな 正義 が あろう と →

私 は   あなた に   ここ で 殺さ れる わけに は いか ない 。

フン   なかなか 骨 の ある 男 だ 。

しかし な   若 造 …。

お前 が   俺 の 話 を しっかり 聞く まで 逃がさ ん ぞ 。

俺 の 名 は   ダンジョー 。

お前 と 同じ   ある 人々 を 救う と いう 使命 を 持って 戦う 男 だ 。

待て   コラ !  おい   ちょっと 待て !

まだ 話 は 終わって ない ぞ 。

いつまで ついてくる つもりです か ?

えっ ?  俺 の 話 を すべて 聞く まで だ と 言った ろ 。

話 を 聞き すぎて 疲れた 頃 に 不意 を ついて 殺す 。

それ が   俺 の やり 方 だ 。

すごい 作戦 です ね 。

俺 は 頭 が いい から な 。

今 聞く か ? 今日 は   もう 寝 ます 。

そう か 。

この 剣 は …。

なんて ヤツ だ 。

ヨシヒコ   そろそろ   ひと休み しよう 。 足 が パンパンだ 。

そう です ね   休み ましょう 。

何者 !?

( ムラサキ ) 死ね !

ヨシヒコ   斬れ ! いえ   女 は 斬れ ませ ん !

甘い ぞ 。 できれば 男 も 斬り たく あり ませ ん 。

いい から 斬れ ! お前 の 剣 は   誘い の 剣 。

斬って も 死に は せ ん 。 眠る だけ だ 。

それ は 本当です か ?

平和 の 神 が 与える と いう 伝説 の 剣 だ 。

信じ ます 。

今 の 話   本当でしょう ね ?

本当だ   たぶん …。

たぶん って 何 です か ? 絶対   本当だ 。

たぶん 絶対 だ 。 どっち です か ?

父 の 仇 !

そら 見ろ   本当だったろう 。

そ なた   私 が 父 の 仇 と いう の は どういう こと だ ?

我が 名 は   ムラサキ 。 父 ヤシマル は   お前 に 殺さ れた のだ 。

私 は 自分 の 村 を 出た の は 初めて だし →

人 を あやめ たこ と など 一 度 も ない 。 往生 際 が 悪い ぞ !

ここ で 会った が 百 年 目 。

その 首   家族 の もと に 持ち帰る 。

ムラサキ と やら ヨシヒコ を 仇 と 思う   その 根拠 は 何 だ ?

これ ぞ 動か ぬ 証拠 。

父 が 殺さ れた 場 に いた 男 が 描いた 似顔絵 だ 。

見ろ !

う ~ ん …  どう だ   これ 。

私   です か ね ?

何とも   これ で は …。

そっくりだ !

もう 少し   うまい ヤツ に 描いて もらった ほう が →

よかった んじゃ ない の か ?

その 男 が   村 で いちばん うまい 。 すごい 村 だ な 。

見よう に よって は   私 です か ね 。

どう 見た んだ ? そっくりだ 。

これ で は 何とも な …。 くり そつ だ 。

他 に 何 か 伝え られた 手がかり は ない の か ?

わりと 目 が ぱっ ちり して いる 。

他 に は ? それ だけ だ 。

わりと 目 が ぱっ ちり して いる 男 は 結構 たくさん いる ぞ 。

ぱっ ちり なら ともかく わりと と なる と →

すごく   たくさん いる ぞ 。

それ を   すべて 殺して まわる の は 大変な こと だ 。

どれ も これ も   人違い   人違い …。

いったい 私 は 誰 を 殺せば いい んだ ?

どう だ   そ なた 私 たち の 仲間 に なら ない か ?

ずっと そば に いて →

私 が 父 の 仇 だ と 確信 する こと が あれば →

その とき は 私 を 殺せば いい 。

ヨシヒコ   お人よし も いいかげんに する んだ 。

私 も 父 を 救う ため に 旅 を して いる 。

そ なた と 同じだ 。

どう だ   私 に ついて こんか ?

私 の 勘 が   お前 だ と 言って いる 。

その 勘 が 確信 に 変われば →

いつでも 私 を 斬れ 。

そう さ せて もらおう 。

これ から は 安心 して 眠れ ぬ ぞ 。

覚悟 の 上 だ 。

よし   日 が 暮れる 前 に 森 を 抜けよう 。

行こう 。

みえた ぞ !

教祖 様 !

( 一同 ) 教祖 !  教祖 !  教祖 !  教祖 !

( メレブ ) さあ   施し の 時間 だ よ 。

はい   教祖 !  は ~ い !

こ   子供 が … 子供 が 蜂 に 刺さ れ ました 。

どう すれば いい でしょう ? 教祖 !

刺さ れた とこ 爪 と 爪 で こう   押す …。

押し出す 感じ で やって その あと …。

ツバ を つけよ 。

( 一同 ) おお !

おお   村 だ 。 あそこ で 食料 を 調達 する か 。

そう し ましょう 。

父 の 仇 !

何度   言わ せる んだ 。

もう 少し 確信 を もって から 刺し なさい 。

キリ が ない から 引っ込む やつ に 替えて おいた ぞ 。

いつの間に   引っ込む やつ に …。

う う ~!

メレブ 様 ! メレブ 様 !

何 じゃ   ありゃ ?

メレブ 様 !

メレブ 様 ! メレブ 様 !

見 ない 顔 だ な 。 外 の 話 が 聞き たい 。

のち に 私 の 屋敷 に 来る が いい 。

はい   教祖 。

何 だ   アイツ ? チョー 上 から 目線 じゃ ん 。

教祖 様 だ から な 。

さすが に 重い な   あの 岩 !

更に   で かくさ れちゃ った から な !

スパーン !

スタスタ …  スタスタスタ 。

クイッ …  スタスタ   スタスタ 。

パフー 。

ご 苦労だった 。 そ なた たち   どこ から 来た ?

カボイ の 村 です 。

カボイ か …  知ら ない 。

疫病 の 具合 は どう だ ?

何 人 も 死に ました 。

私 は   幻 の 薬草 を 探す ため 先 に 旅立った 父 と →

その 薬草 を 求め   旅 に 出 ました 。

それ は   ご 苦労であった 。 お前 は ?

俺 は   コイツ が 俺 の 話 を 全部 聞いて 俺 が   コイツ を 殺す まで →

一緒に 旅 を する こと に して る んだ 。

何 それ ? すごい わかり にくい ね   動機 。

仲間 です 。 仲間 じゃ ない でしょ 。

殺そう と して んだ よ   お前 の こと 。

で   女 は ?

女 と か 呼ぶ の   やめて くん ない ?

おっと   気強い 系 ?  いい よ   いい よ そういう の 嫌いじゃ ない …。

ごめん   ごめん ! 名 は 何と 申す ?

ムラサキ 。 ほほ う   ムラサキ 。

お前 は   どういう 関係 だ ?

コイツ が 父 の 仇 。  いつか 殺し ます 。

2 人 と も   コイツ の こと 殺そう と して ん の ?

仲間 です 。 仲間 じゃ ない でしょ   だ から 。

殺そう と して んだ よ 2 人 と も   お前 の こと 。

旅 して て も   気 が 気 じゃ ない よ ね ! だって   歩いて たって →

その …  ど っ から でも 刺して くる よ ね !

ムラサキ の は 引っ込む やつ です から 。

何 よ   引っ込む ? 何 が 引っ込む んだ よ 。

わかん ない   お前   や だ 。 もう いい   乾杯 しよう   乾杯 。

今日 は   外 の 話 でも 聞いて 盛り上がろう 。

逆に   何 か 受け たい 施し は ある か ?

ときに 教祖 。 何 だ ?

教祖 が 大きな 岩 を 浮か せて る の を 見 ました 。

お っ   あれ 見て くれた ?

あれ   布 の 裏側 で 人 が 持ち上げて ます よ ね ?

は ぁ ?  何 言って ん の 。 違う よ   は ぁ ?

布 の 前 に   板 の 台座 が あって それ が 布 の 裏側 と 繋がって いて →

それ を 3 人 ぐらい の 人 が 持ち上げて ます よ ね ?

違う …  何 言って る んだろう ね ? あの お 兄ちゃん ね   ハハハ !

何 言って んだ ? おかしい ね   おかしい ね   ハハハハ !

こぼれた   こぼれた …  食べる ?

わかり やすく   キョド って んじゃ ん 。

キョド って ませ ん ! キョド って ませ ん けど   ハハハ 。

最近   岩 が 重く なって きた と 話して る 人 たち が い ました 。

たぶん 彼ら が 持ち上げて る んでしょう 。

誰 だ よ   それ ? 一気に 万事 休す じゃ ん 。

何 だ よ   うる せ え な !

何 な んだ よ   楽しく 飲 も うって いって ん のに →

来て 早々   イチャモン つけ や がって よ ! 逆 ギレ だ よ 。

いえ   私 は 教祖 を 怒ら せよう と 思って →

言った わけで は あり ませ ん 。

私 は   村 で 大工 を やって いた もの で →

よく できた 装置 だ な と 思った んです 。

そう な んだ よ ! よく できて る だ ろ   あれ ?

あれ   一 度 も   バレ たこ と ない の 。 結構   何 回 も やって る …。

違う !  何   バレ る って   や だ ! 違う   バレ る って   何 だ よ   それ ?

もう や だ   気分 悪い   帰る …。

待って くれ ! おい   待って くれ !

どうした の ?  インチキ 教祖 。 インチキ って 言う な 。

じゃ   嘘 め っちゃ つく 教祖 。 更に 悪意 を 感じる ぞ 。

昨日 は   すみません でした 。 失礼な 質問 を して 。

いい んだ   本当の 話 だ から 。

ほ ~ ら ! そういう 言い 方   やめて 。

ほ ~ ら 。 お っ さん も   そういう の   やめて 。

お っ さん   言う な 。

どうした ん です か ? こんな 朝 早く 。

一緒に 旅 を さ せて くれ 。

( みんな ) えっ ?

教祖   疲れた 。

もう   誰 か に バレ たら やめよう と 思って た んだ よ ね 。

もう 村人 の 思い   引き受ける の もう   まっぴら だ 。

しかし   教祖 が い なく なって は 村人 たち は   路頭 に 迷い ます 。

い なく なったら   なった で 何とか する 連中 。

退屈しのぎ に する ような 甘い 旅 で は ない ぞ 。

外 の 世界 が 見 たい んだ 。 あっ   魔法 を 使える の は 本当だ ぞ 。

岩   浮かす と か 無理だ けど …。

な ?  ほら   見ろ 。

あ …  何 が 変わった んだ ?

よく 見ろ   ムラサキ の 鼻 が 豚 っ 鼻 に なって いる 。

本当だ …。 ちょ っ …  何 す んだ よ 。

人 の 鼻 の 穴 を 上 に 向ける ハナブー と いう 呪文 だ 。

いつ   どこ で 使う んだ ?

すごい …。

すごい ?  絶対   使わ ん ぞ   この先 。

ちょっと …  もう   人 の 鼻 の 穴 いつまで 上げて んだ よ ?

早く 戻せよ 。

戻して ほしい ? うん 。

戻して ほしかったら ブヒブヒ って 言え 。

ブヒブヒ …。

よく でき ました 。

ハア …。

私 に も   ハナブー を かけて ください 。 か からんで いい 。

すま ん 。 1 日  1 回 だ 。 使え ねえ …。

どう だ ?  俺 は   魔法使い だ 。

ああ   他 に どんな 魔法   使え んだ ?

今 の ところ   ハナブー だけ だ 。

使え ねえ …。

これ から 旅 を して いく うち   次々 と →

呪文 を 覚えて いく かも しん ない 。

覚える 呪文 も 使え な さ そう …。

何 だ ?  お前 …  や っぱ 態度   悪い な   じゃ   何 だ よ ?

お前   何   使え んだ よ ?

私 は   父 の 仇 とれれば それ で   いい んだ よ 。

行き ましょう   メレブ さん 。

おう   連れて って くれる か 。

こちら こそ   お 手伝い くださって ありがたい です 。

ヨシヒコ   何 か 欲しい もの は ある か ?

この 村 に ある もの だったら 何でも 持っていって いい ぞ 。

私 は …。

私 は   父上 と 薬草 を 探し たい だけ です 。

その ため だけ に   旅 を 続け ます 。

無欲な ヤツ だ 。

バカな だけ だ よ 。

手伝う ぞ   その 願い 。

俺 も だ   それ が どんなに 長い 旅 に なろう と も な 。

ああ 。

どんなに 長く かかろう と も 。

じゃあ   私 も 仇 は   しばらく 我慢 する か 。

( 笑い声 )

行き ましょう !

ああ ! ああ !

♪♪~

霧   晴れ ました ね 。

晴れる もん だ ね 。 あれ ?  ヨシヒコ !

ヨシヒコ じゃ ねえ か ! 誰 ?

父上 ! ( メレブ / ムラサキ ) えっ !?

どうした よ ? お前   こんな とこ で 。

父上 こそ 薬草 を 取り に 行って 半年 …。

ああ   行った   行った 。 幻 の 薬草 な 。

いかが さ れた んです か ?

志 半ば で やむなく 戻ら れた のです か ?

う うん   あった   あった 。

( メレブ / ムラサキ ) え ぇ …。

もう   メチャクチャ たくさん 取って きた よ 。

では   なぜ 村 へ 戻ら ず に ?

ああ   それ が さ …。

つきあって ます 。

えっ !

これ が   連れ 子 で さ 。

名前   言い なさい 。 はい   リン です 。

でも って   これ が   これ なん す 。

帰り づらく なっちゃ って さ …。

あっ !  そうだ !

お前 が   持って 帰れ !  薬草 !

疫病   ピタッ と 治る わ ! これ   な っ !

あっ   皆さん   旅 の お 仲間 。

ヨシヒコ が   お 世話に なって ま ~ す 。 父 です 。

ヒサ は 元気 ? はい 。

と いう こと で   ごめん な   ヨシヒコ 。

もう   この世 に   父 は い ない と 思って くれて いい から 。

じゃ 。

小さな 幸せ   つかもう な 。

お やおや …。

と いう こと は   旅 …  終了 ?

そう です ね …。

お ぉ …  え ?

じゃあ   これ …  解散 ?

そう です ね 。

お ぉ …  お ぉ …。

なんか   すみません 。

こんなに も 早く 願い が 叶う と は …。

いや …  いい よ 。

願い は ね 早く 叶う ほう が   あれ だ から 。

じゃ   あの …  お 疲れ 。

お 疲れ さ まで した 。 お 疲れ っす 。

あの …  今度   よかったら   メシ と か 。 あ …  そうです ね 。

家 飲み と かしよう 。 はい 。

何 これ …。

ヨシヒコ !

なんだ ?  この 声 は 。

ヨシヒコ !

あれ は !

仏 様 …。 ( 仏 ) ヨシヒコ よ …  よく 聞く のだ 。

ヨシヒコ ?  仏 様 に 返事 し な よ 。

え ?  全然   見え ないで す   仏 様 。

ヨシヒコ よ   お前 の 使命 は 父上 を 探す こと でも →

薬草 …  おいおい どっち 見て んだ   ヨシヒコ 。

あそこ だ よ   あそこ !

えっ !?  待って   待って ! 何 ?  何 ?

ちょっと   待って ! 私 の こと   見え ない の ?

なんで ? あんな   はっきり 見える よ 。

すみません 。 おい   おい !  お ~ い !!

私 の こと   マジ …  何 ?  見え ない の ?

おい   なんだ よ !? 主人公 に 見え ない って   お前 …。

しゃべった って しよう が ねえ じゃ ん よ !

ちょっと   お前   これ   かけて みろ 。 ちょっと   かけて み 。

うわ っ !  見える 。  仏 様 だ !!

見えた   見えた ? いい じゃ ん   いい じゃ ん 。

じゃあ   お告げ   いく よ 。 すごい !  飛び出して 見える 。

別に   飛び出して 見える 必要 は ない んだ けど ね 。

顔 が 大きい …。

お前   なんで   そんな 真顔 で 言う の ?  それ   ねぇ ?

そりゃ   大きい よ 確かに 大きい けれども →

俺   よく 言わ れる の が   体 の わりに 顔 が で か いって いう の は   よく …。

ほっとけ よ !

仏 だけ に   ほっとけ よ !

はい   じゃあ   いく よ 。 お告げ   いくよ   お告げ   いく よ 。

ヨシヒコ よ   誘い の 剣 を 手 に した お前 の 使命 は →

下界 に 降り立った 魔 王 を 倒す こと だ 。

魔 王 ?

彼 は   かつて   下界 に 降り立ち 地中 深く に 眠った が →

今   その 眠り を 解き   地上 に 現れた 。

疫病 は   彼 の しわざ な のだ 。

彼 は   人々 の 心 を 操り →

下界 を …  が   を …  我が もの に あの …  しよう と して いる 。

ねっ ?

魔 王 の 手 に よって   あの … 人々 は   あれ を 宿し …  あれ   あれ 。

あの …  あれ !  あの …。

邪悪な 気 を 宿し 魔物 が は こびる …。

は こびる って   なんだ よ ! は こびる って   なんだ よ !

はびこる …  え ~  う ぅ …。

う ぅ …  ふ ぅ …。

えっ ?  あぁ   いや   え ~ っと …。

魔 王 の 手 から   下界 を 救う のだ !

それ が   お前 の 使命 で … 使命 で って   なんだ よ !

使命 で って   なんだ よ !

と   いう こと です 。

なるほど   やはり 長い 旅 は 続く と いう こと だ な 。

その ようだ な 。

なんか   面倒くさい …。

ともに   行って くれ ます か ?

いい よ 。

行き ましょう 。

兄 様 …  ヒサ は 心配です 。


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