英語 と 日本語 、翻訳 の むずかしさ
こんにち は チューター の ひとみ です 。
私 は 最近 、劇 の 台本 を 翻訳 して い ます 。
英語 劇 を 日本 で 上演 する ので 、日本語 字幕 を 作る ため です 。
もちろん 辞書 を 引けば 単語 の 意味 も わかり ます し
文章 も むずかしい もの で は あり ませ ん 。
問題 なの は 文化 の 違い です 。
お 話 の 舞台 は アメリカ で 、作者 も アメリカ人 です 。
日本 で は なじみ の 薄い 聖書 から の 引用 や
アメリカ で は 有名 らしい コメディアン の 名前
また 洗剤 の 商品 名 など が 出てきます 。
韻 を 踏んだり と いった 言葉 あそび も 。
これ ら を 日本語 で わかりやすく 、簡潔に 表現する の は 骨 が 折れる 作業 です 。
日本 の 有名な 俳句 ( は いく 、5 文字 、7 文字 、5 文字 で 表わさ れる 歌 )
の 英語 訳 を 見た こと が あり ます 。
意味 は 正しく 訳さ れて い ました が 、日本語 ならでは の 微妙な ニュアンス と か
味わい と いった もの が 、すっかり 消え去って い ました 。
イギリス 滞在 中 、テレビ に 日本 の コメディアン が 出てきた こと が ありました 。
日本語 で 面白い こと を 言って いた ので 私 は 大笑い でした が 、
一緒に 見て いた イギリス人 は 「?
」 顔 。
それ も その はず 、出て いた 英語 字幕 を 読んだら
ちっとも おかしく なかった んです 。
でも 翻訳 は 語学 の 勉強 に すごく いい と 思い ます 。
なぜなら 、文章 に 隠さ れた 文化的 背景 や 歴史 まで
じっくり 考える ように なる から 。
そう する こと で 、単純な 言葉 の 理解 だけ で は なく
本当の 意味 で その 言語 が 自分 の 物 に なる ので は ない か と
私 は 思い ます 。