金 太郎
昔々 、あしがら山 に 金太郎 という 優しく 、力の強い 男の子 が いました 。 金太郎 は 小さい ころ から 力持ち で 、いつも 山 の 中 で 動物たち と 遊んでいました 。
ある 日 、動物 たち の 中 で 一番 強い クマ と すもう を する こと に なりました 。
「はっけよーい 、のこった !」
「 うん ー 、 それ ー 」 ドッターン
なんと 、金太郎 は クマ も 投げ飛ばして しまいました 。 動物 達 と 綱引き を して も 金 太郎 に かなう 相手 は いません 。
ある 日 、金太郎 は 母親 から まさかり を もらいました 。 その まさかり で 薪割り を して 母親 の 手伝い を しました 。
せっせと 薪割り を して いる 金太郎 に 動物たち は 森 の 中 の 果物 を とり に 行こう と さそいました 。
「よし 、行こう か 」
金太郎 は 動物 たち と 元気 よく 出かけました 。
しばらく 行く と 「あれっ 、橋 が おちてる !」 がけ に やってきた 金 太郎 たち は 困って しまいました 。
「 よし 、 見て ろ 、 それ ー 」
なんと 、金太郎 は 木 を 倒して 橋 に して しまいました 。
そんな 金太郎 の 噂 を 聞きつけた 都 の 武士 が 金太郎 を たずねて あしがら山 まで やってきました 。
「あなた の 力 の 強さ に は 驚いた 。きっと 立派な ぶし に なれる でしょう 。」
「どうか ね 、私 と 一緒に 都 へ 来ない か 」 と 都 の 武士 に 言われた 金太郎 は 武士 に なる ため に 、都 へ 行く こと に 決めました 。
「僕 は 都 で 立派な ぶし に なります 。」 金太郎 は そう 母親 に 告げる と 、あしがら 山 の 動物 たち に お別れ を 言い 、都 へ 行きました 。
そして 金太郎 は 心 優しく 立派な ぶし に なりました 。
おしまい 。