Violet Evergarden Episode 5
( ホッジンズ ) 失礼 し ます
( 将官 )1 杯 やる か ね ?
( ホッジンズ ) いえ 今 は
( 将官 ) そう か
まあ 君 は もう 軍 の 人間 で は なく 民間 の 会社 経営 者 だ から な
だいぶ 繁盛 して る そう じゃ ない か
( ホッジンズ ) おかげ さま で
( 将官 ) だ が それ も 再び 戦争 が 始まったら ―
どう なる かな ?
( ホッジンズ ) 北側 と ? ( 将官 ) そうだ
ガルダリク 帝国 に 率い られた 北部 同盟 諸国 の 中 に は
和平 に 納得 でき ない 勢力 が いる
( 将官 ) ドロッセル の 公開 恋文 は 知っている な ?
( ホッジンズ ) ドロッセル は 我々 南部 連合 の 一員 でした ね
( 将官 ) そうだ
ドロッセル と フリューゲル
敵対 した 勢力 同士 が 幸せな 婚姻 を 結ぶ
これ は 戦争 が 終わった こと を 周辺 諸国 に 告げる ―
明確な 儀式 な のだ よ
( ヴァイオレット ) 社長
では 行って まいり ます
( ホッジンズ ) ヴァイオレット ちゃん
今回 の は 大変な 仕事 だ と 思う けど ―
ここ 数 カ月 で たくさんの 依頼 を こなして きた から ―
自信 を 持って行って おいで
( 兵士 ) こちら が 王宮 です
では
良い 手紙 を
( アルベルタ ) CH 郵便 社 ―
ヴァイオレット ・ エヴァーガーデン 様
シャルロッテ ・ エーベルフレイヤ ・ ドロッセル 王女 殿下 に ―
ご 謁見 で ございます
( ヴァイオレット ) お初 に お目にかかり ます
お 客 様 が お 望み なら どこ でも 駆けつけ ます
自動 手記 人形 サービス
ヴァイオレット ・ エヴァーガーデン です
姫 ( アルベルタ ) 姫 謁見 が ある と 先日 お 伝え した はずです
( シャルロッテ ) 何 ? 代筆 屋 が 来た の ?
お初 に お目にかかり ます
自動 手記 人形 サービス
ヴァイオレット ・ エヴァーガーデン です
わたくし は シャルロッテ ・ エーベルフレイヤ ・ ドロッセル
隣国 フリューゲル の 王子
ダミアン ・ バルドゥール ・ フリューゲル と 婚姻 する 予定 です
お前 に は 公開 恋文 の 代筆 を して もらい ます
姫 ! 格調 高く おっしゃって いて も ―
その お 姿 で は 台なしで ございます
( アルベルタ ) 公開 恋文 は ―
いかに 美しい 文章 で 恋 を つづる か
人々 に 2 人 の 婚姻 は すばらしい もの だ と ―
思わ せ られる の か
( シャルロッテ ) 代筆 屋
すべて は お前 の 腕 に かかって い ます
心得て おり ます
ご 期待 を 裏切ら ない 働き を いたし ます
何だか 人 と 話して いる 気 が し ない わ ね
お前 本当に 人形 みたいだ わ
時に 代筆 屋 年 は いく つ な の ?
( ヴァイオレット ) 申し訳 ございませ ん
孤児 な ので 自分 の 正しい 年齢 が 分かり ませ ん
ですが 大体 14 歳 ぐらい だろう と 聞か さ れて おり ます
悪かった わ
謝罪 を 受け入れて くれる かしら ? 代筆 屋
お 気遣い なく
年齢 に 何 か 問題 が あり ます でしょう か ?
( シャルロッテ ) いいえ 年 の 近い 者 の 感覚 が 知り たい の
その … 年上 の 男性 って 何 歳 まで あり だ と 思う ?
あり ?
“ 恋愛 対象 と して 見 られる か ” と 姫 様 は 聞いて おら れ ます
恋愛 は した こと が あり ませ ん
しかし 古今東西 の 文献 に あたり 統計 的に 分析 は して おり ます
それ から 判断 すれば
年 の 離れた 夫婦 や 恋人 は たくさん い ます
世間 的に いえば 特に 年齢 の 垣根 は ない ので は ?
( シャルロッテ )10 も 年上 でも ?
ダミアン 王子 は 24 歳 な のです
問題 ない と 思わ れ ます
愛 が なくて も ?
( シャルロッテ ) どう な の ?
“ 愛 ” と いう こと に ついて 考えて おり ます
愛 も 愛 が ない 結婚 も
現 時点 で は 十分な 情報 と 理解 が 足り ず
返答 でき ませ ん
何 な の ? お前 は !
今 まで どんなふうに 生きて きた の よ !
会話 が うまく 成り立た ない じゃ ない
わたくし より お前 の 今後 の ほう が 心配 よ
それ と もう 少し 表情 豊かに 話せ ない の ?
( ヴァイオレット ) 少々 お 待ち ください ませ
あっ …
( ヴァイオレット ) 書け ました
“ ダミアン ・ バルドゥール ・ フリューゲル 様 ”
“ わたくし が その お 名前 を 言葉 に する だけ でも ―”
“ こうして 文字 と して 表す だけ でも 心 が 震える と 言ったら ―”
“ あなた は どう 思う のでしょう か ?”
“ わたくし は この 花 の 都 から ―”
“ あらゆる 事柄 に あなた を 結びつけて ―”
“ ため息 を もらす 毎日 な のです ”
“ 例えば それ は 夜空 に 浮かぶ 月 を 見上げた とき ”
“ わたくし は 欠けた 月 を ―”
“ ひらり と 舞い 落ちる 花弁 の ようだ と 思い ます ”
“ そして 次に こう 考える のです ”
“ あなた は 同じ もの を 見て 何 を 思う の かしら と ”
指定 どおり 月 と 花 が 入って い ます ね
お前 恋文 うまい じゃ ない の
ねえ
はい
( ホッジンズ ) おお “ 両 国 の 婚姻 近し ” か
どうやら うまく いき そうだ な
( 伝令 兵 )“ 白 椿 ( しろ つばき ) の 城 で その 美し さ を たたえ られる ―”
“ シャルロッテ ・ エーベルフレイヤ ・ ドロッセル 様 ”
“ 私 の 恋 の 物語 であり ―”
“ 情熱 の 対象 である あなた に ついて は せる 思い は ―”
“ 情熱 の 対象 である あなた に ついて は せる 思い は ―”
( 人々 が ざわめく 音 )
( 人々 が ざわめく 音 )
( 人々 が ざわめく 音 )
“ あふれ ん ばかりです ”
“ あふれ ん ばかりです ”
“ 私 は 早く 私 の あなた に 触れ たい と 思って い ます ”
失礼 いたし ます
( ドア が 閉まる 音 )
うん さすが に 美麗 な 文章 です ね
ん っ !
( ドア が 閉まる 音 )
恥じらって いらっしゃる のでしょう か ?
( アルベルタ ) いいえ
あの 泣き 方 は そういう もの で は あり ませ ん ね
思いどおりに いか ない とき に 見せる 泣き顔 です
姫 の こと は
お 妃 ( きさき ) 様 の お腹 の 中 に いる ころ から 存じて おり ます
姫 お 隠れ に なって も どこ に いる の か すぐに 分かり ます よ
姫 わたくし が 嫁ぎ 先 の お 母 様 でしたら 今 の は 減点 です ね 姫 は 感情 的に なる と ご 自身 の 立場 を お 忘れ に なら れる
フリューゲル に 嫁が れれば この アルベルタ は い ない のです よ
( シャルロッテ ) どうして そんな こと 言う の ?
わたくし は 宮廷 女官 です
わたくし の 身 は 王宮 の もの であって
シャルロッテ 様 の もの で は ない のです
お前 は わたくし の もの よ !
お前 が 母上 の 腹 から わたくし を 取り上げて
お前 が わたくし を 育てた の よ !
少なくとも …
わたくし は お前 の もの だ わ !
もう イヤ …
手紙 も お前 も 何もかも …
出て 行って !
出て 行って よ !
いいえ お そば に おり ます
( シャルロッテ の 泣き声 )
( ヴァイオレット ) シャルロッテ 様
次の 手紙 は いかが いたし ます か ?
( シャルロッテ ) 何 か もう どう で も いい わ
いい から 好きな こと 書いて おいて
どうせ あっ ち も ドール が 書いて る んだ し
ダミアン 王子 は お 忙しい 方 だ から ―
手紙 を 読んで すら いらっしゃら ない わ よ
何 を 書いた って 同じだ わ
シャルロッテ 様 は
あちら の お 返事 に 満足 さ れて い ない ようです ね
そう いう わけじゃ ない わ ただ …
わたくし が 一 度 だけ お 会い した ダミアン 様 は ―
あんな 言葉 を 使う 方 で は ない の
ねえ
今 だけ ドロッセル の 王女 を やめて も いい かしら ?
ヴァイオレット あなた も 今 だけ は ドール を やめて ―
ありのままの 姿 で 私 の 話 を 聞いて
ただ 聞いて くれる だけ で いい の
はい
( シャルロッテ ) わたくし が 10 歳 に なる 日 ―
ドロッセル で は 盛大な 宴 ( うた げ ) が 開か れた の
王族 は 10 歳 に なれば もう 結婚 の 対象
会う 相手 会う 相手 すべて が 見合い の 相手
誕生日 を 祝わ れて る 気 が 全く し なかった わ
わたくし の 気持ち なんて どう で も いい
そう 思わ れて る みたいだった
( シャルロッテ の 泣き声 )
( 足音 )
( ダミアン ) よう
誰 も 見つけて くれ なかった の か ?
泣け 泣け もっと 泣いて いい
わたくし は 泣きやみ たい の
そんな こと 言わ ないで
ハハハッ …
宴 で 見た とき
何て 小 生意気な 子供 な んだ と 思った
こうして 泣いて いて 安心 した よ
あんな 誕生 会 最悪だ
俺 で すら 逃げ出して きた んだ
当の 本人 なら 泣き たく も なる さ
じゃあ な
( シャルロッテ ) あの 方 は ―
ありのまま で わたくし に 話しかけて くれた
たった それ だけ
だけど わたくし は …
わたくし に は それ が …
とても うれしかった の
その後 戦争 が 悪化 して ―
わたくし の 結婚 どころ で は なくなった の
ところが 戦争 が 終わって すぐに 縁談 が 持ち込ま れて 驚いた わ
だから わたくし この 機会 を 逃して は なら ない と ―
両 国 が つながれば 国益 と なり 得る 情報 を 調べ 上げた わ
父上 や 議会 に も それ と なく 根回し を して
その せい か は 分から ない けど ―
ドロッセル は フリューゲル を 選んだ
わたくし この 婚姻 が うれしくて しかたない の
だけど あの 方 は どう な の かしら ?
本当 は 心 に 決めた 方 が いら した ので は ない かしら ?
年 だって 10 も 離れて いる わ
お 話 が 合わ ない かも しれ ない
だって …
わたくし なんて ただ の 泣き虫 な 娘 よ
アルベルタ も い ない 異国 で もし 嫌わ れて しまったら …
あんな 手紙 の 内容 は 全部 ウソ
本心 が 見え ない わ
わたくし は
あの 方 の 本当の 気持ち が 知り たい の
“ 本当の 気持ち が 知り たい ”?
( シャルロッテ の 泣き声 )
( ヴァイオレット ) シャルロッテ 様
ヴァイオレット ?
( ヴァイオレット ) 我々 自動 手記 人形 は ―
お 客 様 に とって の 代筆 の ドール
役割 以外 の 仕事 は いたし ませ ん
ですから これ から する こと は 私 の 出 すぎた 行為 です
弊社 CH 郵便 社 と は 無関係だ と ご 承知 ください
何 を する 気 な の ?
あなた の 涙 を 止めて さしあげ たい
( ヴァイオレット ) 実は ―
あちら の ドール が 書く 文章 に 少し 覚え が あり ます
ヴァイオレット
何 を する 気 な の かしら ?
( アルベルタ ) 姫
( 伝令 兵 )“ シャルロッテ ・ エーベルフレイヤ ・ ドロッセル 様 ”
“ あの 月 の 夜 白 椿 の 庭 で の 俺 の こと を 覚えて い ます か ?”
( 女性 ) あの 手紙 手書き よ
( 女性 ) 中身 も あれ だけ で 一体 何 な の ?
( 女性 ) 歴史 上 初 の 事態 よ どういう こと ?
( シャルロッテ ) ヴァイオレット
相手方 の ドール と 今後 の 手紙 の 協議 を して まいり ました
次 は あなた が 手紙 を 書いて ください
あなた 自身 の 言葉 で
( シャルロッテ ) “ ダミアン ・ バルドゥール ・ フリューゲル 様 ”
“ 覚えて い ます ”
“ あなた わたくし の 泣き顔 を 見て 笑い ました ね ”
“ わたくし とても 腹 が 立ち ました ”
“ けれど あなた が 泣いて いい と 言って くれた 声 を ”
“ その とき の 優し さ を いつまでも 覚えて い ます ”
( ダミアン ) “ 年 相応 の 君 が 可愛くて 笑った んだ ”
“ 悪気 が あった わけじゃ ない ごめん よ ”
“ 俺 は 肩書 は 王子 だ けど みんな が 望む ような 性格 じゃ ない ”
“ 大人 の 男 を 期待 し ないで くれ ”
“ あの 夜 一 度 しか 会って ない けど 君 は どんな 子 な の ?”
( 女性 ) ステキ ( 女性 ) 本気 の 恋文 みたい
( シャルロッテ ) “ わたくし は 泣き虫 で かんしゃく 持ち です ”
“ きっと あなた を 夢中に さ せる ような ―”
“ 女性 で は あり ませ ん ”
( 兵士 ) そんな こと ない よ
( 兵士 ) 姫 様 を 安心 さ せて やれよ 王子 様
( ダミアン )“ 妹 が いる から 泣き虫 な 女の子 は 慣れて いる よ ”
“ でも 俺 も 大層な 人間 じゃ ない ”
“ 君 を 夢中に さ せる ような 男 じゃ ない さ ”
( 兵士 ) 何 言って んだ よ !
( 兵士 ) 男 なら “ 俺 に ついてこい ” だ ろ
( シャルロッテ ) “ いいえ わたくし は もう すでに あなた に 夢中な のです ”
( ダミアン ) “ 最初の 手紙 の せいかい ?”
“ あれ は 腕 の いい ドール が 書いて くれた んだ ”
( シャルロッテ ) “ 手紙 の あなた で は あり ませ ん ”
“4 年 前 わたくし の 頭 を なでて くれた ―”
“ 月下 の あなた です ”
( ダミアン ) “ たった 一 度 泣いて いる の を なぐさめた だけ だ よ ”
( シャルロッテ )“ わたくし は その たった 一 度 を ―”
“ ずっと 宝石 の ように 大切に して きた のです ”
( ダミアン )“ 俺 は ガサツ で 女心 も 分から ない ”
“ 君 を 置いて 狩り に 出かけたり する と 思う ”
“ きっと 君 を ガッカリ さ せる と 思う よ ”
“ 君 は 大人 に なる 過程 で もっと ステキな 人 に 出会う と 思う ”
( シャルロッテ ) “ お 言葉 です が ―”
“ ステキな 男性 と は どのような 方 です か ?”
“ お 顔 ? お 金 ?”
“ わたくし が 思う ステキな 方 と いう の は ―”
“ 自分 を 偽ら ず 接して くれる 方 です ”
“ うわべ だけ の 人々 の 中 で ―”
“ 自分 は いい 男 で は ない と おっしゃる の は ―”
“ わたくし の 知る かぎり あなた だけ ”
“ それ で いい んです それ が いい んです ”
“ あなた が 狩り に 行く の なら わたくし も 行き ます ”
“ ドロッセル の 王女 を ナメ ないで ください ”
“ どんな 殿 方 に も 嫁げ る ように 教育 さ れて い ます ”
“ 遠乗り なら わたくし の ほう が 速い わ ”
( シャルロッテ ) ああ ー !
あんな こと 書か なければ よかった !
きっと 可愛く ない 生意気な 女 と 思わ れて いる に 違いない わ !
あー !
こんな こと なら ヴァイオレット に すべて 任せて おけば よかった
アルベルタ も 止めて くれれば よかった のに
シャルロッテ 様
シャルロッテ 様
( ドア が 開く 音 )
お 返事 です
お 返事 は 何と ?
( アルベルタ ) “ こ よい 月下 の 庭園 で 待つ ” と
( ダミアン ) おう
ダミアン 様
返事 を 持ってきた
俺 の 未来 の 花嫁 は ―
賢くて 気 が 強くて 面白い 人 らしい
いい 妃 に なる
結婚 しよう シャルロッテ
はっ ...
結婚 して くれ ない か ?
はい
( ヴァイオレット ) 恋 が 実り ました
姫 様
お 支度 の 時間 です
お 目覚め に なって ください
( シャルロッテ ) ウフフッ ( アルベルタ ) 姫 ?
( シャルロッテ ) アルベルタ
ウフッ
わたくし は ここ よ アルベルタ
おはよう
姫 大人 を からかう もの で は あり ませ ん よ
あら わたくし だって もう 立派な 大人 だ わ
ウフフッ
さあ お 支度 を シャルロッテ 様
( シャルロッテ ) ねえ アルベルタ
ヴァイオレット は 今頃 どこ に いる の かしら ?
( アルベルタ ) もう 国 を 出て いる ころ でしょう
( アルベルタ ) お キレイ です
ヴァイオレット に も
婚礼 衣装 を 見て ほしかった わ
♪~
もう 不安で は あり ませ ん か ?
不安 よ 不安だ わ
今 も 本当 は 泣き そうな の
( アルベルタ ) 泣いて は いけ ませ ん せっかく の 門出 に
( シャルロッテ ) ダミアン 様 の もと へ 嫁ぎ たい
( アルベルタ ) はい
でも 国 を 離れる の は イヤ
はい
( シャルロッテ ) でも 本当に イヤな の は
ほか の 誰 でも なく お前 と 離れる こと な の よ
アルベルタ
姫 幸せに お なり なさい シャルロッテ 姫
アルベルタ
~♪
( カトレア ) ヴァイオレット あなた 私 に 借り が できた わ ね
ダミアン 王子 説得 する の 大変だった んだ から
感謝 し ます
私 お 肉 食べ たい
( ヴァイオレット ) それ が 借り の 代償 と いう こと でしょう か ?
( カトレア ) その とおり
( ヴァイオレット ) 了解 し ました
ねえ 今日 本当に いい 日 ね
そう 思わ ない ?
( ヴァイオレット ) はい
良い 結婚 日和 です
( ディートフリート ) 貴 様
( ヴァイオレット ) ディートフリート ・ ブーゲンビリア 海軍 大佐
( ディートフリート ) ウワサ に は 聞いて いた が
本当に 自動 手記 人形 に なった んだ な
貴 様 が …
俺 の 仲間 を 何 人 も 殺した 貴 様 が …
手紙 か ?
多く の 命 を 奪った その 手 で …
( ディートフリート ) 人 を 結ぶ 手紙 を 書く の か ?